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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はマーティン第二姓(母方の)はタパネスです。
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  • レオネス・マーティン
  • レオニス・マーティン

レオニス・マーティン・タパネスLeonys Martín Tapanes , 1988年3月6日 - )は、キューバビジャ・クララ州コラリージョ英語版出身のキューバアメリカ人のプロ野球選手外野手)。右投左打。現在は、NPB千葉ロッテマリーンズ所属。NPBでの登録名は「レオネス・マーティン」。愛称は「イカディ」(Ikadi)[2]

レオネス・マーティン
Leonys Martín
千葉ロッテマリーンズ #79
Leonys Martín on July 1, 2015.jpg
レンジャーズ時代(2015年7月1日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地  キューバ
ビジャ・クララ州コラリージョ英語版
生年月日 (1988-03-06) 1988年3月6日(31歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2011年 アマチュアFA
初出場 NLB / 2011年9月2日
NPB / 2019年7月26日
年俸 $1,750,000(2018年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム キューバの旗 キューバ
WBC 2009年

経歴編集

キューバ時代編集

キューバでは2005-2006シーズンから国内リーグ"セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル"のナランハス・デ・ビジャ・クララに所属していた。

2007-2008シーズンに飛躍し、このシーズンの首位打者であるヨアンディ・ガルロボとわずか5毛差の打率.398を記録した。

2009年3月に、第2回WBCキューバ代表に選出された[3]。この大会では、第4の外野手として存在感をアピールした。

 
世界大学野球選手権でのマーティン
(2010年)

2010年9月に東京で開催された第5回世界大学野球選手権大会にも出場。チームは優勝し、決勝戦終了直後に亡命した。メキシコで居住権を確立した。

レンジャーズ時代編集

2011年5月3日にMLBテキサス・レンジャーズと5年総額1500万ドルの契約を結び[4]、入団した。9月2日の対 ボストン・レッドソックス戦でMLB初出場。

2012年6月15日、上原浩治故障者リスト入りしたために再昇格した[5]

2013年クレイグ・ジェントリーとのツープラトンで起用されていたが、5月以降は中堅手の定位置を獲得した。最終的には147試合に出場し、規定打席に達して打率.260、8本塁打、49打点、出塁率.313という打撃成績をマークした。また、メジャートップの11バント安打、アリーグ5位の36盗塁を記録した[6]。シーズンオフには、自身の亡命を手助けした事を口実に金銭をゆすり取っていたメキシコの組織相手に訴訟を起こした[6]

2014年、引き続き中堅のレギュラーを務めて155試合に出場。打率は.274、7本塁打、40打点、31盗塁(リーグ5位)だった。バント安打では、リーグトップの17本を記録した[7]。野球以外では、前年に起こした訴訟で勝利し、主犯格の人物に懲役刑が課された[7]

2015年は95試合に出場したが、打撃不振に陥り打率.219に終わった。出場試合数の減少もあって、30盗塁以上は2年連続でストップして14盗塁に終わった。

マリナーズ時代編集

2015年11月16日にトム・ウィルヘルムセンジェームズ・ジョーンズ後日発表選手パトリック・キブルハン英語版とのトレードで、アンソニー・バスと共にシアトル・マリナーズへ移籍した[8]

2016年、マリナーズではセンターのレギュラーに抜擢された。143試合に出場し、打率.247、キャリアハイの15本塁打を記録したが、149三振を喫した。また24盗塁を決めて通算100盗塁を達成した。

2017年も開幕よりアクティブ・ロースター入りしたが、15試合の出場で54打数6安打、打率.111に留まり[9]、4月23日に戦力外、27日にマイナー契約で傘下のAAA級タコマ・レイニアーズへ配属された。7月30日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]。8月23日に再び戦力外となり[11]、25日にマイナー契約でAAA級タコマへ配属された[12]

カブス時代編集

2017年8月31日に後日発表選手または金銭とのトレードで、シカゴ・カブスへ移籍した[13]。この年は2球団合計で49試合に出場して打率.172・3本塁打・9打点・7盗塁の成績を残した。オフの11月6日に40人枠を外れる形で傘下のAAA級アイオワ・カブスへ配属された後、翌7日にFAとなった[12]

タイガース時代編集

2017年12月5日にデトロイト・タイガースと1年175万ドルで契約を結んだ[14][1]

インディアンス時代編集

2018年7月31日にウィリ・カストロ英語版とのトレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した[15]。また、アメリカ合衆国の市民権を取得した。

2019年6月22日にDFAとなり[16]、27日にFAとなった[12]

ロッテ時代編集

2019年7月14日にNPB千葉ロッテマリーンズが獲得を発表した。7月26日に入団会見を行い、背番号は79、ユニフォームの背ネームは「L.MARTIN」になることが発表された。

同日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦でデビュー後、翌日の同対戦では来日初となる決勝の2点本塁打を放つなど、6試合で3度のお立ち台に上がる活躍を見せた[17][18]。8月1日の対オリックス・バファローズ戦ではサヨナラ勝ちとなる押し出し四球を選び[19]、9月11日の同対戦では1試合2本塁打を記録[18]。52試合で14本塁打の長打力はチームの後半戦の起爆剤となった[18][20]。また、外野の守備では強肩を武器に5つの捕殺を記録するなど、何度もファンを沸かせた[20][21]

選手としての特徴編集

中堅手としての守備は堅実で、内野(主に二塁手)も守れ、一塁到達まで3.57秒を記録する俊足[22]と強肩を備えている。ヒットエンドランドラッグバントのような小技も得意としている[23]

人物編集

ロッテでの背番号79は、空き番号の中から、同じキューバ出身でシカゴ・ホワイトソックスの主砲、ホセ・アブレイユと同じものを選んだ。また、同じくキューバ出身のアルフレド・デスパイネとは常に連絡を取り合う仲だと言う[24]

詳細情報編集

年度別打撃成績編集


















































O
P
S
2005-2006 VCL 53 89 73 25 18 2 1 1 25 9 3 1 2 0 12 0 2 14 2 .247 .368 .342 .710
2006-2007 78 244 200 35 51 4 2 4 71 22 4 3 7 1 27 0 9 42 2 .255 .367 .355 .722
2007-2008 77 326 264 63 105 14 9 4 149 34 13 5 8 0 42 3 12 49 1 .398 .500 .564 1.064
2008-2009 77 337 244 83 76 11 0 11 120 43 17 7 5 1 78 2 9 48 3 .311 .491 .492 .982
2009-2010 82 392 322 82 105 23 1 10 160 48 30 13 4 1 52 5 13 44 2 .326 .438 .497 .935
2011 TEX 8 8 8 2 3 1 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .375 .375 .500 .875
2012 24 52 46 6 8 5 2 0 17 6 3 0 1 1 4 0 0 12 2 .174 .235 .370 .605
2013 147 508 457 66 119 21 6 8 176 49 36 9 12 3 28 0 8 104 6 .260 .313 .385 .698
2014 155 583 533 68 146 13 7 7 194 40 31 12 7 2 39 3 2 114 4 .274 .325 .364 .689
2015 95 310 288 26 63 12 0 5 90 25 14 5 3 1 16 1 2 69 5 .219 .264 .313 .576
2016 SEA 143 576 518 72 128 17 3 15 196 47 24 6 4 7 44 0 3 149 10 .247 .306 .378 .684
2017 34 122 115 12 20 2 1 3 33 8 6 4 0 0 5 1 2 29 2 .174 .221 .287 .508
CHC 15 16 13 2 2 1 0 0 3 1 1 0 0 0 3 0 0 4 0 .154 .313 .231 .543
'17計 49 138 128 14 22 3 1 3 36 9 7 4 0 0 8 1 2 33 2 .172 .232 .281 .513
2018 DET 78 336 303 45 76 15 3 9 124 29 7 3 0 1 29 1 3 75 1 .251 .321 .409 .731
CLE 6 17 15 3 5 0 0 2 11 4 0 1 0 1 1 0 0 2 1 .333 .353 .733 1.086
'18計 84 353 318 48 81 15 3 11 135 33 7 4 0 2 30 1 3 77 2 .255 .323 .425 .747
2019 65 264 236 32 47 7 0 9 81 19 4 5 3 0 21 0 4 78 1 .199 .276 .343 .619
ロッテ 52 228 194 32 45 9 0 14 96 39 3 3 0 1 26 1 7 57 4 .232 .342 .495 .837
CNS:5年 367 1388 1103 288 355 54 13 30 525 156 67 29 26 3 211 10 45 197 10 .322 .449 .476 .925
MLB:9年 770 2792 2532 334 617 94 22 58 929 228 126 45 30 16 190 6 24 637 32 .244 .301 .367 .668
NPB:1年 52 228 194 32 45 9 0 14 96 39 3 3 0 1 26 1 7 57 4 .232 .342 .495 .837
  • 2019年度シーズン終了時
  • キューバで通常用いられる個人通算成績は、プレーオフや選抜リーグなども合算するため、この表の合計とは一致しない[25]

年度別投手成績編集





















































W
H
I
P
2017 CHC 1 0 0 0 0 0 0 0 0 .--- 5 0.2 3 1 0 0 0 0 0 0 2 2 27.00 4.50
MLB:1年 1 0 0 0 0 0 0 0 0 .--- 5 0.2 3 1 0 0 0 0 0 0 2 2 27.00 4.50
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績編集



中堅(CF) 左翼(LF) 右翼(RF) 外野(OF)
















































2011 TEX 8 7 0 0 0 1.000 - - 8 7 0 0 0 1.000
2012 14 32 1 0 1 1.000 4 7 0 0 0 1.000 - 17 39 1 0 1 1.000
2013 127 287 11 5 1 .983 6 9 1 0 0 1.000 21 21 2 0 0 1.000 142 317 14 5 1 .985
2014 152 415 11 8 3 .982 - - 152 415 11 8 3 .982
2015 92 218 13 1 0 .996 - - 92 218 13 1 0 .996
2016 SEA 143 353 11 3 3 .992 - - 143 353 11 3 3 .992
2017 15 39 0 1 0 .975 - 15 36 1 0 1 1.000 30 75 1 1 1 .987
CHC 5 7 0 0 0 1.000 4 0 0 0 0 .--- 4 1 0 0 0 1.000 12 8 0 0 0 1.000
'17計 20 46 0 1 0 .979 4 0 0 0 0 .--- 19 37 1 0 1 1.000 42 83 1 1 1 .988
2018 DET 74 228 9 2 1 .992 - - 74 228 9 2 1 .992
CLE 5 10 0 0 0 1.000 - 1 0 0 0 0 .--- 6 10 0 0 0 1.000
'18計 79 238 9 2 1 .992 - 1 0 0 0 0 .--- 77 238 9 2 1 .992
2019 65 148 3 1 0 .993 - - 65 148 3 1 0 .993
ロッテ - - - 51 80 5 3 1 .966
MLB 700 1744 59 21 9 .988 14 16 1 0 0 1.000 41 58 3 0 1 1.000 741 1818 63 21 10 .989
NPB - - - 51 80 5 3 1 .966
  • 2019年度シーズン終了時

NPB記録編集

背番号編集

  • 27(2011年 - 2012年)
  • 2(2013年 - 2015年、2019年)
  • 12(2016年 - 2017年8月22日、2018年 - 同年7月30日)
  • 24(2017年9月2日 - 同年終了)
  • 13(2018年8月1日 - 同年終了)
  • 79(2019年7月26日 - )

代表歴編集

脚注編集

  1. ^ a b Leonys Martin Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2017年12月6日閲覧。
  2. ^ ロッテ「マーティン丼」発売 補殺完成で100円引きの「強肩割」” (日本語). スポニチアネックス (2019年7月30日). 2019年9月8日閲覧。
  3. ^ 2009 Tournament Roster” (英語). MLB Advanced Media, L.P.. 2015年2月19日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年11月17日閲覧。
  4. ^ Rangers Sign Leonys Martin” (英語). MLB Trade Rumors. 2015年11月17日閲覧。
  5. ^ C. Trent Rosecrans. “Rangers call up Leonys Martin, Koji Uehara goes to DL” (英語). CBS Sports. 2015年11月17日閲覧。
  6. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、212頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  7. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、249頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  8. ^ GregJohns (2015年11月16日). “Mariners acquire Martin from Rangers” (英語). MLB.com. 2015年11月17日閲覧。
  9. ^ Baseball-Reference参照。2017年4月24日閲覧。
  10. ^ Josh Horton (2017年7月30日). “Martin makes immediate impact after callup” (英語). MLB.com. 2017年7月31日閲覧。
  11. ^ Mariners reinstate Phelps, DFA Martin” (英語). MLB.com (2017年8月23日). 2017年8月24日閲覧。
  12. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2019年6月28日閲覧。
  13. ^ Carrie Muskat (2017年9月1日). “Surging Cubs add OF Martin for stretch run” (英語). MLB.com. 2017年9月3日閲覧。
  14. ^ Jason Beck (2017年12月5日). “Tigers ink center fielder Martin to one-year deal” (英語). MLB.com. 2017年12月6日閲覧。
  15. ^ Jordan Bastian (2018年7月31日). “Indians bolster outfield with Martin from Tigers” (英語). MLB.com. 2018年8月6日閲覧。
  16. ^ Mandy Bell (2019年6月22日). “Civale called up to face Tigers; Martin DFA'd” (英語). MLB.com. 2019年6月23日閲覧。
  17. ^ “ロッテ・マーティンV弾、レアードの助言仰ぎ結果”. 日刊スポーツ. (2019年7月27日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201907270001221.html 2019年10月10日閲覧。 
  18. ^ a b c ロッテ・マーティン 想像以上の打のパワーを見せつける/助っ人通信簿”. ベースボール・マガジン社 (2019年9月28日). 2019年10月10日閲覧。
  19. ^ “ロッテ東妻プロ初勝利「益田さんのような抑えに”. 日刊スポーツ. (2019年8月2日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201908010001284.html 2019年10月10日閲覧。 
  20. ^ a b “荻野貴司、鈴木大地、マーティン、種市篤暉ら若手投手…CS出場を狙うロッテの魅力に迫る”. full-count. (2019年9月20日). https://full-count.jp/2019/09/21/post546176/2/ 2019年10月10日閲覧。 
  21. ^ “ロッテ・マーティン、また“弾丸送球” パTV動画にファン脱帽「エグい」「刺し過ぎ」”. full-count. (2019年9月5日). https://full-count.jp/2019/09/05/post526772/ 2019年10月10日閲覧。 
  22. ^ 小関順二『WBC日本代表はなぜ世界一になれたのか?』ぴあ株式会社、2009年、15-17頁。ISBN 978-4-8356-1740-4
  23. ^ Sizing Up Cuban Defector Leonys Martin” (英語). Baseball America. The Enthusiast Network. 2015年11月17日閲覧。
  24. ^ ロッテ、新外国人マーティンが入団会見→即スタメン「頑張りマーティン!!」” (日本語). サンケイスポーツ (2019年7月26日). 2019年7月30日閲覧。
  25. ^ Serie_Nacional Archived 2013年11月1日, at the Wayback Machine. - キューバ国内リーグのシーズン成績

関連項目編集

外部リンク編集