加藤 陽子(かとう ようこ、1960年10月 - )は、日本の歴史学者東京大学教授。専攻は日本近現代史[1]博士(文学)。戸籍名は野島陽子だが、論文等では旧姓の加藤に統一している。『文藝春秋』をはじめとする逐次刊行物への寄稿も多い。新しいものはウェブサイトで公開している。埼玉県大宮市出身。

略歴編集

関係者・主張編集

大学院では、伊藤隆の指導を受ける。福田和也と対談や座談会を共にすることが多い。

東京大学入学と同時に、1学年上の野島博之の勧誘で、「祖国と学問のために」を発行する「体制的学生運動組織」=日本民主青年同盟(民青)に加入した。外国語はロシア語選択[2]

保守的歴史学者の重鎮である師匠の伊藤隆とは正反対の政治的スタンスで、安倍晋三首相の歴史認識を批判し[3][4]特定秘密保護法に反対し[5][6]、「安倍政権を特に危険だ」とみなして集団的自衛権に反対する「立憲デモクラシーの会」呼びかけ人となっている[7]

著書編集

単著編集

  • 『模索する1930年代――日米関係と陸軍中堅層』山川出版社、1993年、新装版2012年
  • 『徴兵制と近代日本――1868-1945』吉川弘文館、1996年
  • 『戦争の日本近現代史――東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで』講談社現代新書、2002年
  • 『戦争の論理――日露戦争から太平洋戦争まで』勁草書房、2005年
  • 『戦争を読む』勁草書房、2007年
  • 『シリーズ日本近現代史(5) 満州事変から日中戦争へ』岩波新書、2007年
  • 『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』朝日出版社、2009年。新潮文庫、2016年 解説橋本治
    (第9回小林秀雄賞受賞)、胡適日本切腹中国介錯論を紹介している。
  • NHK さかのぼり日本史(2)――昭和 とめられなかった戦争』NHK出版、2011年
  • 『天皇の歴史 08巻 昭和天皇と戦争の世紀』講談社、2011年。講談社学術文庫、2018年
  • 『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』朝日出版社、2016年(第7回紀伊國屋じんぶん大賞受賞)
  • 『天皇と軍隊の近代史』 勁草書房〈けいそうブックス〉、2019年10月。ISBN 978-4326248506 

共著編集

共編著編集

訳書編集

  • 川島真・高光佳絵・千葉功・古市大輔)ルイーズ・ヤング著『総動員帝国――満洲と戦時帝国主義の文化』(岩波書店, 2001年)

脚注・出典編集

  1. ^ 加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』朝日出版社、2009年、著者紹介
  2. ^ Never Ending Profile. 日本史近代を楽しむ野島研究室のページ
  3. ^ 視点・論点 「"終戦の日"と歴史家の役割」 視点・論点 解説委員室:NHK
  4. ^ 安倍首相の挑戦を正面から受けて立った歴史家・加藤陽子(天木 直人) - 個人 - Yahoo!ニュース
  5. ^ (異議あり 特定秘密保護法案ワイド)軍事機密、何を招いた 加藤陽子さん:朝日新聞デジタル
  6. ^ 特定秘密保護法への学者の会からの抗議声明 (内田樹の研究室)
  7. ^ 立憲デモクラシーの会 呼びかけ人

外部リンク編集