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岐阜県第4区(ぎふけんだい4く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

日本の旗岐阜県第4区
衆議院小選挙区 岐阜県2.svg衆議院小選挙区 凡例.svg
行政区域 高山市美濃加茂市可児市飛騨市郡上市下呂市加茂郡可児郡大野郡
(2017年7月16日現在)
比例区 東海ブロック
設置年 1994年
選出議員 金子俊平
有権者数 339,848人
1.43 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2018年9月登録日)
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目次

区域編集

歴史編集

本区単独で、長野県を除く全隣接県(愛知県福井県石川県富山県の4県)よりも面積が広いという広大な選挙区(岩手2区に次いで本州で2番目に広い)。岐阜県は全体的に自民党が盤石の地盤を築いているが、中選挙区時代の名残から、小選挙区制導入から20年経過する現在においてもこの地域は自民党代議士の同士討ちに非自民勢力が加わり複雑な政治状況が出来上がっているのが、他の岐阜県内の4選挙区と相違がみられる。

この地域は中選挙区時代は旧岐阜2区にあたる。旧岐阜2区は高山市など飛騨地方は金子一平金子一義親子が、美濃加茂市など加茂地域は藤井孝男が、東濃地域は古屋圭司がそれぞれに強固な保守地盤を築きあげ自民党代議士の地盤が併存していた選挙区であった。非自民勢力も山下八洲夫日本社会党)らが毎回議席を獲得するなど一定の勢力も持った。1993年第40回衆議院議員総選挙では、金子一義(以下「一義」)・藤井・古屋・山下が当選したが4候補と次点に終わった高井和伸日本新党・元参議院議員)の獲得票は伯仲していた。

選挙方式が小選挙区制に移行した1996年第41回衆議院議員総選挙では、飛騨地方・加茂地域が岐阜4区、東濃地域が岐阜5区に分離され、古屋・山下は岐阜5区で立候補したのに対し、岐阜4区は一義と藤井との選挙区調整は難航し、高井(新進党に鞍替え)に一本化した非自民勢力の前に共倒れの危機が生じた。自民党岐阜県連はコスタリカ方式により2人が小選挙区と比例区を交互に立候補することを決めた。移行後初の選挙では、藤井が小選挙区、一義が比例東海ブロックの単独候補に回った。これが功を奏し、藤井が高井を破り、一義も比例代表で当選を果たした。両陣営の協力体制は第43回衆議院議員総選挙まで続き、全国のモデルケースとなった。

2000年第42回衆議院議員総選挙では、一義が小選挙区候補となり高井に代わり非自民候補となった山田良司民主党)を下し当選。藤井は比例東海ブロックで当選。

2003年第43回衆議院議員総選挙では、藤井が小選挙区候補となり山田を下し当選。一義は比例東海ブロックで当選。

2005年第44回衆議院議員総選挙では、本来は一義が小選挙区、藤井が比例東海ブロックでの立候補であった。しかし藤井が郵政民営化法案に反対票を投じたため党の公認が得られず自民党を離党し無所属で小選挙区に立候補した。これによりコスタリカ方式が解消され、大臣経験者である両者が直接対決をすることになり、小泉純一郎首相ら大物政治家らが応援に来るなど全国的な注目区となった。いわゆる「小泉旋風」の影響もあり一義が藤井を下す結果となり、藤井は議席を失った。民主党は山田に代わり新人候補を擁立したが惨敗。

2007年参議院選挙で藤井は国政復帰したため、2009年第45回衆議院議員総選挙では自民系は一義で一本化され、民主党は今井雅人に候補者を差し替え事実上の一騎打ちとなったが、民主党への追い風の影響もあり結果として小選挙区は一義が死守したが、今井は重複立候補していた比例東海ブロックで比例復活当選し、小選挙区制導入後初めて非自民系候補が議席を獲得とした。

2012年第46回衆議院議員総選挙では、自民系は現職の一義が出馬したのに対し、民主党を除籍され日本維新の会に移った今井と民主党から新人が立候補し非自民系が分裂した。一方、藤井も日本維新の会に合流し参議院議員を辞職して比例東海ブロックから立候補したので小選挙区は今井と藤井との協調体制で臨むことになった。民主党への逆風もあり選挙は一義が圧勝したが、比例での名簿登載順位が1位であった藤井に次ぐ2位で優遇されていた今井は得票数を前回の半分以下に減らしたこともあり小選挙区では敗れたが、比例復活当選した。

2014年第47回衆議院議員総選挙では、自民系は一義が出馬したのに対し、今井は維新の党に移籍して立候補した。民主党が候補を立てず実質的に今井支援で選挙協力が成立したため、小選挙区では一義が10選したが、今井は前回減らした票を回復し善戦を見せ、重複立候補していた比例東海ブロックで比例復活当選した。一方、日本維新の会から次世代の党に移籍し比例東海ブロックに単独立候補した藤井は、次世代の党が比例での議席を獲得することが出来ず、再び議席を失った。

2017年第48回衆議院議員総選挙では、衆議院解散直後に一義が立候補を取りやめ政界引退を表明したため、一義の長男・金子俊平が自民党公認で出馬。一方、今井は任期中に維新の党から民進党に移籍、第24回参議院議員通常選挙以降は県内唯一の非自民系議員となっていた。今井は衆議院解散直後民進党から分裂した希望の党に移籍して同党公認で出馬。共産党も元飛騨市議を擁立して3つどもえの闘いとなったが、俊平は一義からの厚い保守地盤を受け継ぎ初当選。今井も藤井地盤で俊平より多く得票し重複立候補していた比例東海ブロックで比例復活当選し県内唯一の非自民系議員としての立場を守った。なお、藤井は次世代の党から自民党に復党し比例東海ブロックから比例単独で出馬したが議席を獲得することが出来なかった。

小選挙区選出議員編集

選挙結果編集

解散日:2017年9月28日 投票日:2017年(平成29年)10月22日
当日有権者数:341,541人 最終投票率:65.36%(前回比:+4.30ポイント)

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
金子俊平39自由民主党107,473票
49.2%
――公明党推薦
比当今井雅人55希望の党92,370票
42.3%
85.9%
籠山恵美子63日本共産党18,634票
8.5%
17.3%

解散日:2014年11月21日 投票日:2014年(平成26年)12月14日
当日有権者数:339,586人 最終投票率:61.06%(前回比:-7.6ポイント)

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
金子一義71自由民主党104,139票
51.4%
――公明党
比当今井雅人52維新の党80,042票
39.5%
76.9%
伊嶌明博63日本共産党18,325票
9.0%
17.6%

解散日:2012年11月16日 投票日:2012年(平成24年)12月16日
当日有権者数:344,214人 最終投票率:68.66%

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
金子一義69自由民主党121,761票
53.1%
――公明党
比当今井雅人50日本維新の会59,449票
25.9%
48.8%
熊崎陽一25民主党32,403票
14.1%
26.6%国民新党
日下部俊雄64日本共産党15,808票
6.9%
13.0%

解散日:2009年7月21日 投票日:2009年(平成21年)8月30日
当日有権者数:347,362人 最終投票率:78.32%

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
金子一義66自由民主党141,679票
52.9%
――
比当今井雅人47民主党120,525票
45.0%
85.1%
川合剛弘47幸福実現党5,666票
2.1%
4.0%

解散日:2005年8月8日 投票日:2005年(平成17年)9月11日
当日有権者数:350,092人 最終投票率:79.04%

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
金子一義62自由民主党126,921票
46.3%
――
藤井孝男62無所属98,419票
35.9%
77.5%×
熊谷正慶32民主党39,165票
14.3%
30.9%
籠山佐敏53日本共産党9,412票
3.4%
7.4%

解散日:2003年10月10日 投票日:2003年(平成15年)11月9日 最終投票率:71.52%

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
藤井孝男60自由民主党156,179票
63.8%
――
山田良司43民主党75,240票
30.7%
48.2%
吾郷武日58日本共産党13,312票
5.4%
8.5%
  • 山田はこの選挙後民主党を離党して下呂市長選挙に立候補し、当選。1期務めたのちに民主党に復党、第45回で比例東海ブロックから比例単独候補として当選。

解散日:2000年6月2日 投票日:2000年(平成12年)6月25日

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
金子一義57自由民主党157,761票
62.5%
――
山田良司39民主党72,675票
28.8%
46.1%
白川光雄64日本共産党22,078票
8.7%
14.0%

解散日:1996年9月27日 投票日:1996年(平成8年)10月20日

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
藤井孝男53自由民主党131,976票
58.1%
――
高井和伸55新進党67,082票
29.5%
50.8%
白川光雄61日本共産党28,115票
12.4%
21.3%
  • 参議院議員である高井和伸はこの選挙後、政界引退を表明した。

関連項目編集