メインメニューを開く

木月 (川崎市)

神奈川県川崎市中原区の町名

木月(きづき)は、神奈川県川崎市中原区町名。現行行政地名は木月一丁目から木月四丁目で、2004年平成16年)から2006年(平成18年)にかけて住居表示が施行され[5]、同時に丁目が設定された。郵便番号は211-0025[3]2010年国勢調査時点での面積は92.7 ha[1]

木月
元住吉駅西口(2015年7月19日)
元住吉駅西口(2015年7月19日)
木月の位置(神奈川県内)
木月
木月
木月の位置
北緯35度33分56.03秒 東経139度39分10.07秒 / 北緯35.5655639度 東経139.6527972度 / 35.5655639; 139.6527972
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Kanagawa Prefecture.svg 神奈川県
市町村 Flag of Kawasaki, Kanagawa.svg 川崎市
中原区
面積
 • 合計 0.927km2
人口
2017年(平成29年)12月31日現在)[2]
 • 合計 18,376人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
211-0025[3]
市外局番 044 (川崎MA)[4]
ナンバープレート 川崎

なお、「木月」を冠した町(木月伊勢町木月大町木月祇園町木月住吉町)が木月の近隣にあるが、これらは木月から分離されて設置された(後述)。

目次

地理編集

中原区の南東部に所在し[6]矢上川と、二ヶ領用水の支流である渋川に接している。東急東横線目黒線元住吉駅周囲は駅を中心として東西に商店街の伸びる商業地となっているほか、綱島街道(東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線)と尻手黒川道路という幹線道路が当地で交差している。

木月は北端で木月祗園町木月伊勢町と、東端では渋川を境として木月住吉町西加瀬幸区矢上と、南端では矢上川を境界として横浜市港北区日吉と、西端では井田井田中ノ町と接する(特記のない町域は川崎市中原区)。

地価編集

住宅地の地価は、2014年平成26年)1月1日公示地価によれば、木月1-8-25の地点で43万4000円/m2となっている。[7]

歴史編集

当地には鎌倉公方足利基氏に納めた租税の帳簿が残されていたと「新編武蔵風土記稿」が伝えているが[8]、当時の記録として現在に残っているものとしては、連歌師宗長が著した「東路の津登」に、1509年永正6年)に本人が当地に宿泊したことが残されている[8]小田原衆所領役帳には「稲毛庄木月郷 今井屋けへ方」という記述があるが、「屋けへ」は新城村の「焼部」に比定されており、木月郷は広範囲であったと考えられている[6]

江戸時代の当地は旗本領であり、森川氏・三宅氏・内藤2氏の四給となっていた[9]。「木月千石」と称された水田地帯であり[6]、実際の村も、正保年間の「武蔵田園簿」で715、「元禄郷帳」では987石5斗、「天保郷帳」では1003石8斗、幕末の「旧高旧領取調帳」では935石と、1000石前後で推移していた[10]。ただし、旱魃洪水、森川氏の横暴などに苦しめられながらの生活であった[6]。農間には紙漉き、縄作りが行われたほか、天明期から素麺作りも行われ、「木月素麺」として江戸へ出荷されていた[6]

明治時代には町村制の施行により周辺の村と合併して住吉村が成立し、当地に村役場が置かれた[10]。明治末期にはの栽培も行われたが[10]大正末期に東京横浜電鉄(現・東急東横線)が開通して元住吉駅が設置されたことにより、駅周辺に商店街が形成されていったほか、周辺の宅地化も起き始めた[6]1940年昭和15年)には耕地整理の結果、木月伊勢町木月大町・木月祇園町(現木月祗園町)が分立し、2年後には木月住吉町も分立した[11]。残りの木月は11のを含む大きな区域で、1丁目~4丁目という通称がついていたが[6]平成に入ってから住居表示が行われ、正式に丁目が設定された。

地名の由来編集

「木月」という地名の由来についてははっきりしていないが、古代の屯倉に関連する地名だとする説[6]、矢上川沿いの低湿地を突き固め「築いた」ことに由来するという説[8]などが考えられている。いずれにせよ、「木月」という表記は後に当てられたものである[8]

沿革編集

町名の変遷編集

木月で住居表示が施行される前のは、以下のようになっていた(特記のない字はその一部)。

現町丁 設定年月日 設定前の字・町 出典
木月一丁目 2004年10月12日 木月字稲荷町・字二ツ塚・字矢倉 [12]
木月二丁目 2006年2月12日 木月字稲荷町・字矢倉・字八幡町 [13]
木月三丁目 木月字上ノ町・字小沼・字天王森の各全部、木月字稲荷町・字中ノ町・字二ツ塚
木月四丁目 2006年11月4日 木月字諏訪町・字中山道の各全部・木月字稲荷町・字八幡町 [14]

世帯数と人口編集

2017年(平成29年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

丁目 世帯数 人口
木月一丁目 1,750世帯 2,607人
木月二丁目 2,004世帯 2,940人
木月三丁目 3,626世帯 6,069人
木月四丁目 3,742世帯 6,760人
11,122世帯 18,376人

小・中学校の学区編集

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[15][16]

丁目 番地 小学校 中学校
木月一丁目 全域 川崎市立住吉小学校 川崎市立今井中学校
木月二丁目 全域 川崎市立木月小学校 川崎市立住吉中学校
木月三丁目 全域 川崎市立住吉小学校 川崎市立井田中学校
木月四丁目 全域 川崎市立木月小学校 川崎市立住吉中学校

交通編集

鉄道編集

道路編集

路線バス編集

川崎市交通局川崎鶴見臨港バスによって、川崎駅武蔵小杉駅新川崎駅などを結ぶバスが当地を経由して運行されている。

施設編集

金融機関編集

なお、これらはすべてブレーメン通り沿いにある。

教育施設編集

脚注編集

[ヘルプ]
  1. ^ a b 町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”. 川崎市 (2015年10月26日). 2018年2月15日閲覧。
  2. ^ a b 町丁別世帯数・人口”. 川崎市 (2018年1月25日). 2018年2月15日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年2月15日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年2月15日閲覧。
  5. ^ 区別町名一覧表(中原区)”. 川崎市 (2016年2月16日). 2016年6月15日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年8月2日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h 日本地名研究所編「川崎の町名」川崎市発行、1991年、P139~141。
  7. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  8. ^ a b c d 川崎市(2004)、P223。
  9. ^ a b c 竹内理三編「角川日本地名大辞典 14 神奈川県」角川書店、1984年、P327。
  10. ^ a b c d 川崎市(2004)、P224。
  11. ^ 川崎市(2004)、P225。
  12. ^ 住居表示新旧対照案内図 No.80 (PDF) 川崎市、2011年10月23日閲覧。
  13. ^ 住居表示新旧対照案内図 No.81 (PDF) 川崎市、2011年10月23日閲覧。
  14. ^ 住居表示新旧対照案内図 No.85 (PDF) 川崎市、2011年10月23日閲覧。
  15. ^ 川崎市立小学校の通学区域”. 川崎市 (2015年4月1日). 2018年2月15日閲覧。
  16. ^ 川崎市立中学校の通学区域”. 川崎市 (2015年4月1日). 2018年2月15日閲覧。

参考文献編集

  • 日本地名研究所編「川崎地名辞典(上)」川崎市、2004年。