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転生したらスライムだった件

日本の小説、メディアミックス作品

転生したらスライムだった件』(てんせいしたらスライムだったけん)は、伏瀬による日本小説作品。略称は『転スラ』。小説投稿サイト『小説家になろう』にて2013年2月20日から連載されていたWEB小説を大筋プロットとして大幅に改訂し、2014年5月よりマイクロマガジン・GCノベルズからが刊行されているほか、本作を原作とする漫画や外伝漫画、漫画版を元にしたアニメなどのメディアミックス展開が行われている。

転生したらスライムだった件
ジャンル ファンタジー
小説
著者 伏瀬
イラスト みっつばー
出版社 マイクロマガジン
掲載サイト 小説家になろう
レーベル GCノベルズ
連載期間 2013年2月20日 - 2015年10月30日
(外伝含む)
刊行期間 2014年5月30日 -
巻数 既刊15巻
その他 WEB版:本伝全249話、
外伝2篇完結済み、
全話無償公開。
漫画
原作・原案など 伏瀬
作画 川上泰樹
出版社 講談社
掲載誌 月刊少年シリウス
レーベル シリウスKC
発表号 2015年5月号 -
発表期間 2015年3月26日 -
巻数 既刊12巻
アニメ
原作 川上泰樹、伏瀬、みっつばー
監督 菊地康仁
シリーズ構成 筆安一幸
脚本 筆安一幸
キャラクターデザイン 江畑諒真
音楽 Elements Garden
アニメーション制作 エイトビット
製作 転スラ製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 第1期:2018年10月 - 2019年3月
第2期:2020年 -
話数 第1期:全25話
スピンオフ
漫画:転生したらスライムだった件 魔物の国の歩き方
原作・原案など 伏瀬
作画 岡霧硝
出版社 マイクロマガジン
掲載サイト コミックライド
発表号 第1号 -
発表期間 2016年7月28日 -
巻数 既刊5巻
漫画:転スラ日記 転生したらスライムだった件
原作・原案など 伏瀬
作画
出版社 講談社
掲載誌 月刊少年シリウス
発表号 2018年6月号 -
巻数 既刊2巻
漫画:転生しても社畜だった件
原作・原案など 伏瀬
作画 明地雫
出版社 講談社
掲載誌 水曜日のシリウス
月刊少年シリウス
発表号 水曜日のシリウス:
2018年9月26日 -
月刊少年シリウス:
2018年12月号 -
巻数 既刊1巻
漫画:転ちゅら! 転生したらスライムだった件
原作・原案など 伏瀬
作画 茶々
出版社 講談社
掲載誌 月刊少年シリウス
発表号 2019年4月号 -
漫画:転生したらスライムだった件異聞
〜魔国暮らしのトリニティ〜
原作・原案など 伏瀬
作画 戸田タエ
出版社 講談社
掲載誌 水曜日のシリウス
発表号 2019年3月14日 -
漫画:転生したら島耕作だった件
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

目次

概要

作者の伏瀬がWEB小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していたWEB小説が関連全作品のベースになっている。

その後、外伝執筆・公開の傍らでWEB小説を元として大幅に加筆・修正を加えた商業小説版の執筆が開始され、商業版第6巻発売と同時に川上泰樹の執筆による漫画版の少年シリウス連載(メディアミックス)が決定し、連載開始後には単行本も発売されている。さらには、監修を伏瀬、作画を岡霧硝がそれぞれ担当したスピンオフ漫画『転生したらスライムだった件 魔物の国の歩き方』が、マイクロマガジン社のウェブコミック配信サイトコミックライド」で連載開始された[7]

同じく「小説家になろう」で人気のあった作品『オーバーロード』から多大な影響を受けていることを、伏瀬は明かしている[8]。また、主人公のスライムはゲーム『ドラゴンクエスト』ではなくテーブルトークRPGに登場する厄介な魔物のイメージから作られている[9]ほか、伏瀬の学生時代のTRPGプレイ体験に起因して『ソード・ワールド』『ウィザードリィRPG』『ガープス』などからの影響も受けている[10]

書籍化の話は「なろうコン」に応募中の2013年11月で、評価ポイントは高くとも問題が山積みで練習のつもりで書いていた本作にオファーが来るとは思っていなかったことを、伏瀬は明かしている[11]。また、書籍化にあたっては担当編集者から大幅な指摘を受けつつ改稿しており、巻が進むにつれてWEB連載版と整合性が取れなくなっていったため、WEB連載版はプロットとして考えるようになったことを明かしている[12]

関連書籍を含めたシリーズ累計発行部数は2017年3月の時点で200万部[13]、アニメ化が決定した2018年3月の時点で450万部[14]、アニメ第1期が放送中である11月の時点で1,000万部[15]、2019年7月の時点で1,400万部を突破。『このライトノベルがすごい!』では、2017年版で単行本・ノベルズ部門8位、2018年版で同6位、2019年版で同5位に入っている。

あらすじ

通り魔に刺されて死んだ会社員、三上悟(みかみ さとる)は、異世界の洞窟でスライムとして転生する[16]

以下の節タイトルは「転生したらスライムだった件 公式設定資料集8.5」(2016年)に従ったものである。また、内容についてはWEB版を除く全媒体版の基本となっている書籍小説版を元に構成し、各媒体版それぞれの相違点については節を分けてまとめる。

地位向上編

スライムとして転生した異世界の洞窟で「ヴェルドラ」と名乗る巨大な竜と出会い[16]、ヴェルドラは主人公にリムルの名を贈り、主人公はヴェルドラと自分に「テンペスト」のファミリネームを名づけて友達となる[17]

ヴェルドラは過去の勇者によって洞窟内に封印されていたが、リムルは転生したときに身に付けた能力、”捕食者”で封印結界ごとヴェルドラを収納[17]。洞窟を出て旅に出ることを決める[17]

洞窟があった「ジュラの大森林」にて、最初に出会ったゴブリンの集落を牙狼族から救った縁から集落の救世主となったリムルをゴブリンたちは崇め、リムルもゴブリンたちを守り養うために街づくりを行うことになる[18]。この街づくりの過程で、ドワーフ王国「武装国家ドワルゴン」で刀鍛冶をしていたドワーフのカイジン、その弟子のガルム、ドルド、ミルド三兄弟、ドワーフ王国警備隊長のカイドウ、ドワーフ王国大臣ベスター、ドワーフ国王ガゼル・ドワルゴなどと縁が出来る[19][20]

その後、森の洞窟周辺の調査を依頼されたカバルたち3人の冒険者にかつて爆炎の支配者と呼ばれたシズが同行[21]。ジュラの大森林にて魔物に追われていたところをリグル率いる警備隊に助けられ、リムルたちの作った街に案内される[21]。カバルたちとの対話中、シズが不意に苦しみだし、身体に宿らせていた炎の精霊であるイフリートが暴走する[21]。リムルの活躍によりイフリートを捕食者によってシズから引き離し、暴走を抑えることに成功[21]。しかし、イフリートの生命力によって維持されていたシズの体は急速に老い始める[21]。今際の際、「あなたの見せてくれた懐かしい故郷の景色のなかで、眠りたい…」とシズがリムルに願ったことで死後に遺体を捕食者で取り込む[21]。そのことで、リムルはその後「取り込んだ対象を再現出来る」という捕食者の力によりシズの姿で人間に変身する能力を得る[22]

節出典:[23][24]

森の騒乱編

新しい街づくりが続く中で、リムルたちは突如6人の大鬼族(オーガ)たちから襲撃を受ける[25]。しかしそれはリムルがオーガたちの暮らしていた里を滅ぼした仲間という誤解から発したもので、誤解が解けた後はリムルに名付けられて鬼人族(キジン)へ進化、リムルの配下となる[25]

オーガたちの里を滅ぼした豚頭帝(オークロード)ゲルド[26]に率いられたオークの軍団は20万のオーク軍となってジュラの森の中央部にある蜥蜴人族(リザードマン)の支配する湿地帯方面へ進軍しており、リザードマンの首領はこれに対抗するためには援軍が必要と判断、息子のガビルを使者としてゴブリンの集落へ援軍要請に送り出す[27]。自分たちの集落を守ることで利害の一致したリムルたちとリザードマンは協力することになったが、ガビルは強すぎる自尊心により父親もリムルたちをも侮っており、反乱を起こして首領を監禁、リザードマン反乱軍単独でオーク軍に挑む[28]

しかし、オーク軍は強く、相対したリザードマン反乱軍は惨敗してしまい、軍を率いていたガビルも殺されそうになったところをリムルたちに救出される[28]。リムルはオークロード・ゲルドとの一騎討ちに勝利し、ゲルドの消滅と同時にオーク軍は瓦解する[29]

オーク軍の侵略目的が飢餓であったことを知ったリムルは森に集う多数の種族が相互に協力し助け合う「ジュラの森大同盟」を提案、会議の参加者の全会一致をもって、リムルを頂点とする大同盟が成立する[29]

節出典:[30][31]

魔王来襲編

リムルを始めとするジュラの大森林の新戦力出現により謀略に失敗した魔王クレイマンは、同じく十大魔王のミリム、カリオンを利用してリムルたちへの牽制と情報収集を行う新たな謀略を発案する[32]。クレイマンの真の思惑に気づかないまま、ミリムとカリオンは退屈しのぎに策に乗ってリムルたちの作った魔物の町の情報収集を行うことにする[33]

ちょうどそのころ、リムルら新興魔物勢力が敵対しないかどうかの見極めのため、魔物の町にドワーフ王国の国王ガゼル・ドワルゴが武装国家ドワルゴンの騎士団である天翔騎士団(ペガサスナイツ)を率いて到着する[33]。剣戟を経て、ガゼルはリムルを信用に値する魔物と判断、ジュラ・テンペスト連邦国と武装国家ドワルゴンとの正式な友好関係を締結するに至る[33]

ガゼルとの対話が一段落したころ、前述のミリムが町へと到着する。子供のように純真で単純なミリムの性格を見抜いたリムルによりあっさりとミリムは懐柔され、友達となって以後は出来たばかりの町の中をリムルの案内により堪能し、魔物の町にそのまま居着く[34]

続いて同じく町の調査を目的として魔王カリオンの部下フォビオも到着するが、フォビオは高すぎる自尊心を持つ故に最初から魔物の町の住人を見下しリムル配下のリグルドに暴力を振るう[35]。それが理由となり魔王ミリムの逆鱗に触れて制裁されることとなり、それを屈辱に感じたフォビオはミリムに憎しみを抱く[35]。フォビオはそのまま、国元へ戻らずテンペスト周辺に潜んで復讐の機会を伺うことにする[35]

同時期、ブルムンド王国の自由組合支部長フューズも魔物の国に興味を抱き、部下にカバルらを引き連れ魔物の国へ向かう[35][36]。テンペスト到着前に森の中の戦闘で知り合ったヨウムがリムルの口車に乗り、「オークロードを倒した英雄」として祭り上げられることとなった際もこれを後押しする[35][36]

テンペスト周辺にいたフォビオの元に、「中庸道化連」を名乗る道化師の風体をした男女の魔人、フットマンとティアが訪れる[37]。フットマンとティアはミリムに復讐する手段として災厄級の魔物「暴風大妖渦(カリュブディス)」の力を取り込めると唆し、策に乗ったフォビオはカリュブディスに取り込まれて依代になり体を乗っ取られてしまう[37][36]。巨大な魔物カリュブディスに変化したフォビオはミリムへの復讐心を動機にミリムが滞在しているテンペストへ向かい、リムルを始めとするテンペストの面々および滞在中のガゼルらペガサスナイツが迎え撃つこととなる[37]。ほぼ一昼夜を費やす激戦[36]の末に、カリュブディスに変化したフォビオの目的が魔王ミリム個人にあることが判明[37]。戦闘の主導権をミリムに交代すると、ミリムはカリュブディスを一撃で葬る[38]

フォビオがカリュブディスから分離されて生き延びたことで、リムルらはこれが魔王クレイマンの思惑の内にあることを知り、魔王クレイマンを敵と認識しその動向に注意を払うこととなる[38]

クレイマンはミリム、カリオンとの会談の場に呼んでいた天翼族を支配する魔王フレイの悩みが天敵であるカリュブディスの復活が近いことだったことに気づき、これを自身の策で早期復活させ完全体となる前に滅ぼすことで恩を売り、更に先の謀略に組み込むためにフレイの持つ力を利用する算段を行う[33][38]

節出典:[36][39]

人魔交流編

国家として成立したテンペストは西方諸国と外交を行うようになり、獣王国ユーラザニアとは農作物と酒類の交易、ドワーフ王国とは回復薬ポーションを主軸とする販売路整備と技術交換、ブルムンド王国では回復薬の販売契約、相互安全保障条約、通行許可協定などを締結する。

またブルムンド王国ではリムルが正体を隠し人間として振る舞う際の身分証として自由組合で冒険者登録を行う。その後リムルはブルムンド王国を離れ、シズが暮らしていたイングラシア王国に住む、シズの教え子である自由組合総帥(グランドマスター)であり同郷人と目する神楽坂優樹(ユウキ・カグラザカ)の元へ向かう。

イングラシア王国ではユウキの保護していた不完全召喚により短命の運命を背負っていた、シズの心残りであった5人の子供たちと出会い5人を教導することにし、さまざまに反抗されながらも子供たちの信頼を掴むことに成功する。

教師として子供らに接しつつ子供らの運命を変える方策を探っていたリムルは国民全員が呪術者[40]であるウルグレイシア共和国に「精霊の棲家」があることを知り、子供らを連れて同地へ赴く。精霊の棲家を支配していた魔王ラミリスの課した危険な試練を経て、子供たちはリムルのサポートを受けながらその身に上位精霊を宿らせることで、体内で暴走していた魔素を制御させることに成功し短命の運命から解き放たれる。しかし、その最後の順番であった子供クロエ・オベールには上位精霊以上の力を持つ謎の存在が召喚され、ラミリスの警告も虚しくあっという間にクロエに憑依してしまう。

その後、リムルは子供らと別れ単身テンペストへの帰途へ就いたが、ユウキと同じくシズの教え子だった坂口日向(ヒナタ・サカグチ)の放った結界に捕らえられる[41]。ヒナタはリムルがシズを殺害したと思い込んでいるほか、ヒナタの所属する西方聖教会には魔物の存在そのものを認めない教義があり交渉が成り立たず[41]、リムルは多くの能力を封じ込まれた状態でヒナタとの一騎討ちの末、意識が途絶える[41]

節出典:[40][42]

魔王覚醒編

魔王クレイマンの配下である魔人ミュウランはクレイマンの命令により人間を装って冒険者ヨウムのパーティの一員としてパーティに加わり、テンペストに入り内部から偵察を続けていた。そのうちにミュウランとヨウムは互いに愛し合うようになるが、そのときクレイマンよりテンペスト全体に魔法結界を張るという命令を受け、即座に正体がばれてしまうことで自身の身の危険を感じるも、愛する者への害意をほのめかされたミュウランは命令に逆らうことが出来なかった。

西方諸国でも大国のファルムス王国では国王エドマリス以下の王侯貴族たちがテンペストのもたらす新技術、貿易路を脅威と感じ、また魔物の国家であることから謀略により大義名分を得てテンペストを侵略しようと画策を始めており、3人の残忍な性格を持つファルムス王国所属の異世界人はテンペストに赴き魔物相手に痴漢冤罪を手段として諍いを始める。

異世界人3人とテンペストの魔物たちとの戦端が開かれたその瞬間にミュウランによる魔法無効結界が展開、更にその上に西方聖教会の大司教レイヒムが封魔結界を重ねられたことでテンペストの魔物たちは大幅に戦闘力を削がれ、シオンを始めとする一部の幹部が死亡または重傷を負い、また魔物の住民100名ほどが犠牲となって死亡する。

ヒナタに襲われたリムルは分身体を放つことで生き延びており、急ぎテンペストへ帰国したが既にシオンらが死亡した後で、三日間茫然自失の日々を過ごす。その後エレンにより「おとぎ話」として「ペットの竜を失った少女が怒りにより大量虐殺を行った際に魔王進化が起こり、魂の繋がりがあった竜も死亡後の状態に関わらず進化し蘇生した」という物語が語られる。リムルはそれを聞き、同様に自身が魔王に覚醒すればシオンらが蘇る可能性があると考え、大賢者に計算させたところ蘇生成功率3.14%の計算結果を得る。 また今回の住民蹂躙の直接の原因として自身の人間への対処の甘さを認識し「敵対する者とは徹底的に戦う」という新たな方針を打ち出す。仲間たちは皆それに賛同し、ファルムス王国との戦争を決意、ベニマル以下の幹部らはテンペスト周辺に展開する異世界人3人を含むファルムス王国の兵士らを殺害、リムルは1人でファルムス王国の軍隊2万人に相対、国王エドマリス、大司教レイヒム、王宮魔術師ラーゼンを捕虜として捕獲、それ以外の全員を完全に虐殺する。

大量の魂を得たリムルは予定通りに魔王への進化を開始、アルティメットスキル2つを獲得するなど能力に大幅な進化を得、配下にもその進化の影響が及んだことから死亡していた幹部、住人全員が蘇る。

喜びに湧くテンペスト住民たちだったが、そのとき獣王国ユーラザニアより避難民がテンペストへ到着し、獣王国ユーラザニアが魔王ミリムの手により滅んだことを知らされる。また、同時期についに竜種ヴェルドラを捕らえていた結界の解析が完了したため、リムルはヴェルドラを復活させる。

対ファルムス王国戦後の戦後処理、一連の事件の黒幕であることが確実となった魔王クレイマンへの対処、西方諸国への対応などに頭を悩ませつつ、リムルはテンペストに味方する者たちを集め大会議を開き、リムル自身と仲間たちの力を確認しつつ第一にクレイマンへの対処、第二に西方聖教会の順で対処を行うことを決定する。

節出典:[43][44]

八星輝翔編

中庸道化連の集まる中で、ラプラスはルベリオスの奥の院で魔王ヴァレンタインがいたことを「謎の少年」に報告する。謎の少年はクレイマンが王と仰ぐ「呪術王(カースロード)カザリーム」を全盛期の力を持たない不完全状態ながらも現世に女性の肉体を持って復活させた人間であり、カザリーム復活を餌にクレイマンが各地を暗躍させたり、ミリムを操るための魔術道具「支配の宝珠(オーブ・オブ・ドミネイト)」をカザリームに作らせクレイマンに与えたりしていた影の黒幕だった。

ラプラスの報告により中庸道化連の今後の計画の障害となる魔王ヴァレンタインの排除を画策した結果、少年たちは全魔王を魔王達の宴(ワルプルギス)に集中させることで魔王ヴァレンタインを奥の院から宴へおびき出し、魔王不在となった隙をついて奥の院内部の調査を行うこととする。

そのころ、リムルたちは後に「人魔会談」と呼ばれることとなる諸外国代表を集めた国際大会議を開いていた。そこで聖騎士ヒナタへの対策、ヨウムを擁立した(ファルムス王国に代わる)新国家樹立の工作などを話し合う。そこに魔王ラミリスが現れ、魔王達の宴の主催となるクレイマンの思惑が魔王カリオンとリムルの抹殺であることを告げる。リムルたちは戦の準備を開始、またリムル自身は魔王達の宴に参加しクレイマンと宴の場で直接対決することを決定する。

クレイマン軍と魔国連邦・獣王国ユーラザニア連合軍との間で戦端が開かれたが、内容は連合軍の一方的な殲滅戦となり、クレイマン配下は最終的に追い詰められクレイマンの事前布石により配下のひとりがカリュブディスに強制変化させられたりもしたが、ベニマルの「黒炎獄(ヘルフレア)」により一撃で焼き尽くされ戦闘は連合軍の勝利で終了する。

また、別働隊としてシュナ、ソウエイ、ハクロウはクレイマンの本拠地傀儡国ジスターヴの城へ潜入する。そこは「死霊の王(ワイトキング)アダルマン」が守護しており3人は苦戦を強いられたものの、シュナ対アダルマンの一騎討ちでシュナが勝利したことによりアダルマンとその部下たちはカザリームから受けていた呪縛から解き放たれ自由の身となりシュナに忠誠を誓う。

魔王達の宴の場ではクレイマンの一人芝居を経て最古の魔王ギィの命令によりリムル対クレイマンの戦いにより決着をつけることとなる。クレイマンは支配の宝珠を用いて支配している魔王ミリムを配下として用いることで勝利は揺るぎないものと信じていたが、実はミリムは操られている演技をしていただけで支配されておらず、またミリムの手にかかって死亡したはずの魔王カリオンも生存しており、クレイマン自身の戦闘力もリムルたちより全く劣っており勝機はなく、追い詰められたクレイマンはさまざまな手段を講じてあがいたものの、最後は悔恨の念と共にリムルに捕食され魂も含め完全に消滅する。

クレイマンの消滅後、魔王フレイと魔王カリオンは魔王の座を退き魔王ミリムの下につくことを宣言、魔王ギィに認められて魔王の総数は8人となる。紆余曲折のあと、8人の魔王の総称は8番目の新魔王となった「新星(ニュービー)リムル」の命名によって「八星魔王」と決定される。

節出典:[45][46]

聖魔対立編

リムルからファルムス王国攻略を一任されたディアブロは周到な計略を練り、行動を開始する。行動に際しては対ファルムス王国戦で捕虜にした国王エドマリス以下3名を使役し、ファルムス王国貴族会議をテンペストの有利に導く。

そのころ、ヒナタはテンペストへの対処について、神(魔王)ルミナスよりテンペストとの戦いは避けるようにとの指示に対し、東の商人の思惑によってリムルたちと敵対するように誘導されていたことに気づいたこともありテンペストと敵対する意志は既になかった。しかしヒナタら聖騎士団と法皇直属近衛師団との合同会議の場に届いたリムルのメッセージは何者かに改竄されており、ヒナタとの一騎討ちを望むかのようにしか聞こえないものとなっていた。ヒナタは前回リムルを襲った責任を考え、単身でテンペストに赴く意志を伝え、西方聖教会の最高顧問である「七曜の老師」たちはヒナタへ「竜破聖剣(ドラゴンバスター)」を授け送り出す。しかし、単身で出立したヒナタを心配したヒナタを慕う複数名の聖騎士たちはヒナタの後を遅れて追いかけ、またその更に後を七曜の老師たちの命令により100名の聖騎士たちが追っていた。

このとき、西側諸国を経済面から牛耳っていたグランベル・ロッゾ以下五大老は自身の戦略の邪魔になるヒナタとリムル以下テンペストを排除する目的から七曜の老師、ヒナタ部下の聖騎士、東の商人と密かに通じ抹殺に向けて水面下で動いており、手始めにファルムス王国大司教の地位にあったレイヒムを殺害しテンペスト勢の仕業に見せかける。

ヒナタはテンペストに到着しリムルと話し合いでの解決を試みたが、七曜の老師の命令によって後続していた100名の聖騎士たちが戦闘を仕掛けたことからに有耶無耶のまま開戦、リムルと一騎討ちになる。ヒナタは苦戦し最大の奥義を破られ敗北し、最後には七曜の老師から授かった竜破聖剣が爆発、咄嗟にリムルを庇ったヒナタは瀕死の重体となる。

ファルムス王国でもディアブロの策略通り新王対前王の様相で戦闘準備が進んでいたが、ディアブロは大司教レイヒム殺害の新犯人を暴くため単身でその軍勢を止めることにし、相対した人間たちも圧倒的な悪魔公(デーモンロード)の力量を目の当たりにしたことで、恐らく真犯人は七曜の老師であることに気づく。そのとき七曜の老師たちのうち3名が真実を知った人間たちを抹殺するためにその場へ現れる。

同時期、リムルとヒナタの元にも七曜の老師たちの2名が現れ、ヒナタの引き渡しを要求したが思念伝達によりディアブロから報告を受けていたリムルはこれを拒絶。戦闘になるがリムルは七曜の老師たちの攻撃をことごとく跳ね返し、またその場に遅れて登場した魔王ルミナスにより七曜の老師たちは粛清され、ヒナタはルミナスによって癒される。

ファルムス王国へ現れた七曜の老師たちもディアブロによって殺害され、新王エドワルドはディアブロに怯えつつ英雄ヨウムに新王の譲位を約束しファルムス王国の戦後処理は終了する。

最後に残っていた七曜の老師のまとめ役、日曜師グランも聖騎士枢機卿ニコラウスによって殺害され、七曜の老師たちの悪事は潰えたかに見えた。しかし日曜師グランはグランベル・ロッゾの精神体に憑依され操られており、肉体を失ったグランベル・ロッゾは元の肉体に戻り生存していた。本体へ戻ったグランベル・ロッゾに、孫娘であり転生体であるマリアベル・ロッゾは「魔物の町はロッゾ一族にとって危険な存在であり、潰さなければならない」と告げる。

節出典:[47][48]

領土掌握編

リムル、ルミナス、ヒナタらはテンペストに滞在しこれまでの経緯をお互いに説明、和解し今後について話し合いを行い、

  1. 神聖法皇国ルベリオスはジュラ・テンペスト連邦国を正式に国家承認する
  2. 神聖法皇国ルベリオスはジュラ・テンペスト連邦国と100年の友誼を結ぶ
  3. ルミナス教の「魔物の生存を認めない」という教義を撤廃する

…の3点が決定された。

テンペストはリムルの魔王就任を祝賀する「開国祭」の式典を行うことになり、各国首脳部へ招待状を送付したが西方聖教会筆頭騎士ヒナタが魔王リムルに敗北したというニュースも同時期に西方諸国へ伝わっており、各国は対応に苦慮していた。しかし武装国家ドワルゴン国王ガゼルはリムルが人類に敵対するはずがないと信じ、引き続きテンペストとの友好関係を続けることを宣言、神聖法皇国ルベリオスの国交も正式に開かれ、また魔導王朝サリオンも皇帝自らがテンペストへ外遊することが決定する。

リムルがテンペストへ帰国すると魔王ラミリスがテンペスト移住を強行しようとしている現場に遭遇、リムルは呆れつつもラミリスの持つ「迷宮創造」の能力で冒険アトラクションを作成出来る可能性に気づき、建設途中の闘技場の地下に作成することを決定する。これにより、

  1. ラミリスとその配下にテンペストへの移住を認めること、迷宮運営者として給金を与えること
  2. 迷宮という別次元の分離空間最下層に竜種ヴェルドラの居住地を作成することでヴェルドラが他者の害毒となる魔素の開放を我慢せず行えるようになること
  3. ヴェルドラの放出する魔素により自然発生する魔物を迷宮内部で徘徊するモンスターとして活用すること
  4. 下層階層ボスとしてアダルマンら配下のほか、魔王ミリムが捕獲してきた竜族を配置すること
  5. クロベエの武具試作(失敗作)品を各所に配置すること

などにより「金銭を支払って迷宮に潜り、アイテム類の取得を目的とする迷宮アトラクション」として仕上げられていく。

その後ブルムンド王国から豪商ミョルマイルが開国祭運営、テンペスト武闘大会運営の責任者としてテンペストへ移住し、正式にテンペストの幹部となる。同時期、ジュラ大森林の各部族代表たちが魔王リムルへの謁見に首都リムルを訪れる中、長鼻族(テング)の現族長カエデが幹部ハクロウの妻であり、またカエデの娘であるモミジがハクロウの娘であることが明らかになる。

謁見終了後、リムルはソウエイに命じて調査させていた「ジュラ大森林に住むエルフを強制連行しエルフ奴隷として奴隷売買を行っていた犯罪組織」について報告を受けたが、この奴隷商会が「勇者マサユキ」と名乗る者によって滅ぼされ、勇者マサユキは救出したエルフたちを連れてテンペストへ訪れる、とのことであった。しかし勇者マサユキは魔王討伐を行う心づもりであるという噂もあり、マサユキの名前から召還者であることを予測したリムルは話し合いの場で解決することを望み一切の手出しを禁じる。

節出典:[49][50]

魔都開国編

閃光の勇者マサユキ

節出典:[51][52]

魔人暗躍編

節出典:[53][54]

勇者覚醒編

節出典:[55][56]

戦争前夜編

節出典:[57][58]

帝国侵攻編

節出典:[59][60]

竜魔激突編

節出典:[61]

深淵開放編

節出典:[62]

登場人物

公式参考資料集8.5及び13.5に記載のあるキャラクターについては名前横に記載ページ数を記した参考文献として付記し、以下の各解説文末注記からは省いた。

声の項は、テレビアニメ版の声優を指す。

ジュラ・テンペスト連邦国(魔国連邦)

リムル=テンペスト[63]
種族:妖魔族(スライム[64] ⇒ 魔粘性精神体(デモンスライム)→竜魔粘性星神体(アルティメットスライム)
声 - 岡咲美保[65]
主人公。異世界の人間(日本人)である三上 悟みかみ さとる、声 - 寺島拓篤[66])という37歳のゼネコン勤務のサラリーマンが通り魔に刺されて死亡し、記憶を持ったまま“魂”だけで世界を渡り、スライムに転生した。その後、初めて出会ったヴェルドラと名前を交換する事でネームドモンスターとなり、この世界で最初に縁を持った同郷人である井沢 静江(シズエ・イザワ / シズ)を吸収したことにより人間の姿に擬態する能力を身につけた[67]
スライムとしての容姿はぷよぷよした月白色のおまんじゅうのような外見であり、女性たちからは人気である。人間に擬態する時の容姿はシズをやや幼くした愛くるしい少女寄りの中性的な外見で、ぱっちりとした金色の瞳、うっすら青みがかった銀髪が特徴である。人間に擬態する時は黒を基調とした獣毛獣皮のコートなどを身に付けている。生物学的には無性、人間体の外見は女性寄りだが、精神性は前世のままなので口調などは男性的。
転生した洞窟でヴェルドラと出会った後、ゴブリンの村落を助けたことを皮切りに多くの魔物たちと知り合い、やがてジュラの森を拠点とした多民族国家「ジュラ・テンペスト連邦国」の盟主となる。さらに、魔王就任により支配領域が樹妖精の影響下にない地域を含む大森林全域に広がった [68]
基本的には剽軽で温厚な平和主義者であり、サラリーマン時代も含めて頼られると嫌と言えない性格の持ち主[69]。名付けした配下の魔物たちを家族のように思っており、配下が1人でも欠けると精神のバランスを崩す可能性が高いことが配下の一人であるシュナから指摘されている[注 1]。そんなリムルの性格は日本人としての記憶持ちなこともあり、基本的には平和主義。しかし、現在では自分の仲間を傷つける者には容赦しないだけの非情さも身につけた。また、基本的に行動理念は「種族問わず楽しく快適に過ごせる国を作りたい。」そうした要望のままに突き進んだ結果、魔国連邦の衣食住は、いまやほとんどの国の比べても引けを取らないレベルにまで達している。
転生直後にユニークスキルを2つも獲得して名付きの魔物ととなっただけあって、ただのスライムだった頃から異常に強く、初戦闘でAランクの嵐蛇を瞬殺している。魔法を含む放出系の攻撃は『捕食』で無効化可能で、『大賢者』に身体の動きを全て委ね「自動戦闘状態(オートバトルモード)」になることもある。魔王への進化とヴェルドラ解放で、4つもの究極能力を獲得している。
交友関係として、暴風竜ヴェルドラとは互いに名を送り合い魂の回廊を繋いだ義兄弟のような関係、魔王ミリムとは親友(マブダチ)の間柄を持っている。
転生から2年弱が過ぎた頃、ファムルス王国の策謀によって殺害されたシオンたちを復活させるため、魔国連邦に迫るファムルス王国軍2万を殲滅、その魂を生贄に“真なる魔王”へと覚醒する。その後、『魔王達の宴』で魔王クレイマンを倒したことで正式に魔王として認定され、“新星(ニュービー)” の二つ名を授かる。その約1年後、12体もの覚醒魔王級の存在を生み出したことで、“聖魔混世皇(カオスクリエイト)” の二つ名で呼ばれるようになる[71]
以下にこの世界への転生時に獲得した能力を記す。
種族「スライム」
粘性生物、あるいは妖魔族とも表記される種族。死亡時に血が足りなくなると人は死ぬということを考えていたために「血液が不要な身体」であるスライムへ転生することになった[69][72]
『溶解、吸収、自己再生』の固有スキルを内包しているが、後に『変質者』により『捕食者』の機能である『擬態』と統合され、エクストラスキル『超速再生』となり消失[30][73]
身体は脳細胞、神経、筋肉の機能を兼ね備えた細胞の集合体であり[74]、睡眠や呼吸を必要とせず、周囲の魔素を取り込んで活動している。スライム状態では五感のうち、触覚以外を持ち合わせていないため、『魔力感知』で知覚している。
真なる魔王として覚醒した事で、「魔粘性精神体(デモンスライム)」へと進化して全ての身体能力が大幅に上昇、魔素量は10倍以上になり、『無限再生』『万能感知』『魔王覇気』などの固有スキルと各種耐性を習得[75]。さらにルドラに操られるヴェルドラを捕食、シエルが解析した事で、世界で5番目の“竜種”(亜種)となる「竜魔粘性星神体(アルティメットスライム)」に進化、ヴェルドラと同等の魔素量を獲得し『竜霊覇気』などを得る[76]
大賢者(エイチアルモノ[77]
声 - 豊口めぐみ[65]
死亡時に童貞であったため、「30歳まで童貞だったら魔法使いになれる」という俗説から、もうすぐ賢者、大賢者も夢じゃないなどと考えていた結果、修得したユニークスキル[69][72]
本来スキルは疑問や会話の応答などは出来ないが、リムルの疑問に答えるために自己改造を行い、進化時などに響く【世界の言葉】の機能の一部を流用することで応答をすることが可能となった[17]。このスキルは、知覚速度を通常の千倍に加速させる『思考加速』、対象の解析や鑑定を行うことができる『解析鑑定』、解析したい事象を自分の思考と切り離して演算を行うことができる『並列演算』、呪文の詠唱が必要な魔法等を無詠唱で行使できるようになる『詠唱破棄』、この世界において、隠されていないあらゆる事象を網羅する『森羅万象』を内包する。会話、応答はするものの、機械的で自我は持たない[69]。一方で自我があるかのような発言を見せる場合がある[21][78]
のちにシズを捕食した際に獲得した『変質者』を統合し、自我を持つ天使系究極能力(アルティメットスキル)『智慧之王(ラファエル)』に進化した[77]。思考加速は100万倍となり、『変質者』の『統合』『分離』に由来する権能『統合分離』『能力改変』が加わった[79]量子コンピュータを軽く凌駕する演算能力[80]を獲得し、『思考加速』『詠唱破棄』『森羅万象』を組み合わせればどんな大規模魔術でも0.1秒以下で構築できる[81]
シエル
リムルが『智慧之王』に“名付け”を行った事で誕生した神智核(マナス)。由来は「教える」から。能力を統合し、主の補助を行う存在[82]として、リムルの持つ全ての究極能力を支配下に置く。
捕食者(クラウモノ)
同じく童貞由来で習得したユニークスキル。対象を体内に取り込む『捕食』、取り込んだ対象を解析、研究、またアイテムを創造する『解析』、捕食対象を収納したり、解析で作成したものを収納する『胃袋』、取り込んだ対象のうち、解析に成功したものを再現する『擬態』[注 2]、解析の及ばない有害な効果を収納し、無害化の後に魔力に還元する『隔離』の効果を有する[17]
豚頭魔王ゲルドを捕食した際に得たユニークスキル『飢餓者(ウエルモノ)』と統合したことで大罪系ユニークスキル『暴食者(グラトニー)』に進化し、影響下にある魔物との能力の『受容』と『供給』、対象に腐食効果を付与する『腐食』が追加される[85]
ファルムス王国と西方聖教会の連合軍によるテンペスト襲撃により激しい憎悪を抱き、殺害されたシオンたちを復活させるため魔王への覚醒へと到り、襲撃者たちを惨殺する過程で得た心が折れた相手の魂を掌握するユニークスキル『心無者(ムジヒナルモノ)』を『暴食者(グラトニー)』に統合し、大罪系究極能力『暴食之王(ベルゼビュート)』へと進化、『心無者』が変化した『魂喰』、『受容』『供給』を統合した『食物連鎖』を得た[86]
刺突耐性、物理攻撃耐性、痛覚無効
死因が刺殺だったことから獲得。
電流耐性、麻痺耐性
死に際にハードディスクを水に沈めて電気を流して消去して欲しいという願いから代行措置として獲得。
熱変動耐性
死に際に傷口が熱いと思ったことから「耐熱耐性」を、だんだん体が寒くなっていったことから「耐寒耐性」を獲得[69]。両特性を獲得したことからスキルが進化し、獲得した[69]。炎の巨人(イフリート)が放った炎系最上位範囲攻撃を無効とする防御力を持つが[21]、「無効」ではない。
サトル
人間形態のリムルがたまに名乗る偽名。リムルとしての正体を隠し人間界で活動する場合に使用される。
「魔物の国の歩き方」ではフラメアの上司として登場し、西側諸国の商人たちがフラメアを籠絡しようとしていたのに釘を刺していた。
またその後の活躍により獲得したスキルの中から、物語において重要なスキルを以下に記載する。
暴風之王(ヴェルドラ)
ヴェルドラの“魂の回廊”が確立し、残滓を捕食したことで獲得した究極能力。ヴェルドラのバックアップになる代わりにヴェルドラの権能を扱える能力で、権能はリムルの記憶にある姿でヴェルドラを召喚する『暴風竜召喚』、ヴェルドラが復元される『暴風竜復元』、魔法書にも記されていない超絶魔法『暴風系魔法』の3つ。また、この究極能力により、リムルが無事である限りヴェルドラは完全に不死身となった[77]
誓約之王(ウリエル
ユニークスキル『無限牢獄』を基礎に統合し生まれた天使系究極能力。対象を虚数空間に閉じ込める『無限牢獄』、多重構成された複合決壊と空間断絶による絶対防御『万能結界』、黒炎雷、魔力操作及び熱量操作に加え慣性制御、自在に『胃袋』へと熱の出し入れをする『法則操作』、位置座標を認識した空間を自在に支配・移動する『空間支配』を獲得した[77]
かつてルドラが編み出してヴェルダナーヴァと交換した究極能力であり、ヴェルダナーヴァの消滅後は行方不明だった。後に、シエルによって主要な権能は『豊穣之王』に統合され、残滓はヴェルグリンドへと譲渡、『救恤之王』と統合して『火神之王』となって消滅した。

幹部

ベニマル(紅丸)[87][88]
種族:大鬼族(オーガ) ⇒ 鬼人族(キジン) ⇒ 妖鬼(オニ)⇒ 炎霊鬼(えんれいき)
声 - 古川慎[65]
元はジュラの森にあったオーガ一族の里を治めていた族長の息子で、シュナの兄。
オークロードの侵攻によって故郷を滅ぼされ、脱出して来た先でリムルと出会い黒幕と誤解して戦闘、敗北しさまざまな利害を考慮した末に一族全てを率いリムルに忠誠を誓う。オーガ族の再興の目的を持つが[89]、リムルの器の大きさに対して心酔しており、心からの忠誠を誓っている。
戦闘では太刀“紅蓮”による剣技の他に、炎熱による攻撃を用いる[90]。名付けによる進化によりリムルのエクストラスキル『黒炎』『炎熱操作』『範囲結界』[注 3]を与えられ、自らが習得していた炎の妖術と組み合わせた広範囲焼滅攻撃“黒炎獄(ヘルフレア)”を編み出した。鬼人進化時にすでにAランクオーバーとなっており、オーク軍との戦いでオークの軍勢をたやすく焼き払っていくなど戦術級の力を身に着けた。さらに、リムルの魔王覚醒に伴い祝福を与えられたことで指揮統率に優れたユニークスキル『大元帥(スベルモノ)』を獲得、『思考加速』と『思念支配』、力の制御に特化した『予測演算』、率いる軍勢の力を3割上昇させる『軍勢鼓舞』[92]により、魔王種に匹敵する災禍級の実力を得た。隠れて剣術の修行も重ね、師匠のハクロウやアルベルトをも超える技量を持つ剣士へと成長している[93]
問題児の秘書2名を抑える目的もあって開国祭を前に“四天王”筆頭に任命され[94]、帝国軍との戦いを経て”聖魔十二守護王“の1人として“赫怒王(フレアロード)” の称号を授かる[95]
魔国連邦全軍の指揮権を与えられた“侍大将”で、直属親衛隊である大鬼族300名の戦闘集団“紅炎衆(クレナイ)”と、『炎熱操作』『熱変動耐性』を獲得した人鬼族3000名の強襲打撃部隊「緑色軍団(グリーンナンバーズ)」を率いる[96]。開国後の軍事再編では、緑色軍団の指揮をゴブタに譲り、代わりに主に元クレイマン配下の魔人達3万で構成される魔人混成軍「赤色軍団(レッドナンバーズ)」を率いる第四軍団の将軍も兼任する事になった[97]
高い地位と実力を持つ精悍な美男子である事から、モミジ[98]やアルビス[99]を始め、多くの女性からアプローチを受けているが、奥手で純情な性格ゆえに結婚にはあまり乗り気ではなかった。しかし、帝国軍との戦争後の祝勝会にて、モミジとアルビスの熱意と覚悟を認めて2人と結魂する[100]
これによって元大鬼族の長として子供を残していないことへの未練[101]が晴れ、精霊の上位存在である霊魔霊の一種、“炎霊鬼”へと覚醒進化[102]。さらにシエルが解析したヴェルグリンドの権能を元に構築した究極能力『陽炎之王(アマテラス)』を獲得、実体を消す“隠行法”の極意と超高熱の炎という2つの特性を持つ権能『陽炎』や、自身をも加速させる『光熱支配』、リムルと“魂の回廊”で繋がっている配下達の視界を得る能力に目覚める[103]。また、進化に伴い“紅炎衆”の一部が鬼人族になっている。
ソウエイ(蒼影)[104][88]
種族:大鬼族 ⇒ 鬼人族 ⇒ 妖鬼 ⇒ 闇霊鬼(あんれいき)
声 - 江口拓也[65]
元オーガ一族の家臣でリムル直属の“隠密”。性格は冷酷でリムルの「雑魚であっても無闇に殺すな」という指示を、「徹底的に甚振ったのちに回復薬を与えて放逐する」という手順で実行している。基本的にリムルと自国の仲間のこと以外には興味がない。
名付けにて鬼人に進化した際、リムルのスキルである『粘鋼糸』『分身化』を獲得。『影移動』(後に『空間移動』に進化)や6体までの分身体作成を利用した情報収集に長け、二刀流の小太刀や『粘鋼糸』を使っての戦闘力も高い。ベニマルやシオンには及ばないものの、ゲルドやガビルに比肩するほどの魔素量も持つ。リムルの魔王覚醒にて祝福を授かったときに、認識阻害の『隠密』だけでなく、精神体に『一撃必殺』の攻撃を繰り出すことのできるユニークスキル『隠密者(シノブモノ)』を獲得した。
魔国連邦の御庭番の頭領として、ソーカ達龍人族や司法取引で引き取った問題児などを集めた情報部隊“藍闇衆(クラヤミ)”を率いており、国内での諜報活動全般を請け負っている[94]
ベニマルの覚醒進化の祝福を受け、闇属性の霊魔霊、“闇霊鬼”へと進化[105]。そして、シエルにより究極贈与『月影之王(ツクヨミ)』を獲得、『分身化』は『別身体』を作る『並列存在』となり、影を意のままに操り世界各地の情報を収集し『移動』も出来る権能『月の瞳』を得た[106]
シオン(紫苑)[107][88]
種族:大鬼族 ⇒ 鬼人族 ⇒ 悪鬼(オニ)[47] ⇒ 闘霊鬼(とうれいき)
声 - M・A・O[65]
元オーガ一族の家臣でリムルの筆頭秘書。“武士”としてリムルの護衛も任されている。外見は、黒曜石のような一本角を持ち長い髪をポニーテールにした巨乳のクールビューティーという感じだが、実際には暴走しやすく、何でも実力行使で解決したがる悪癖を持つ。そのため秘書としての実務能力はシュナに劣る。和装が基本のオーガ出身メンバ―の中で、唯一リムルからデザインを伝えられたパンツスタイルのレディススーツを着ている。
後に“四天王”に選出されるだけあって元大鬼族の同朋の中では2番目に強く、魔素量だけを見ればベニマルをも上回っている。”聖魔十二守護王“の1人として“闘神王(ウォーロード)” の称号を拝命する[108]
戦闘時には“剛力丸”と名付けた身の丈ほどの大太刀を愛用している。後に精神体そのものへの攻撃が可能な魂喰いの効果を持つ“剛力丸・改”へと改良され[109]、愛情をかけて魔力を注ぎ込み続けた事で伝説級の“真・剛力丸”に[110]、究極能力を得たことで神話級の“神・剛力丸”に至った[111]。他の刃物に浮気するのは躊躇われると包丁を使わず料理にすら使用するほどであるが[77]、腕前は戦闘とは雲泥の差。下手な毒物より強力と知らずにシオンの淹れた「お茶らしきモノ」を飲み込んだゴブタは生死の境を彷徨い『毒耐性』のスキルを獲得している[112]。その後、手料理を供する場合はベニマルに許可を得るように厳命され、試食を続けたベニマルはゴブタ同様に『毒耐性』が身に付いた[112][77]。料理を教えたゴブイチは入院し、スキルなしでお茶を淹れる訓練につきあったディアブロも精神生命体でありながら体調不良を味わう羽目になった[113]
ファルムス王国配下の異世界人による襲撃を受けた際に非戦闘員を含む住民と共に死亡するが、魔王進化中のリムルの意を受けた『智慧之王』に蘇生処置を施された結果、不死身の半精神生命体となる。復活後に過程を省いて結果を導き出す能力『確定結果』と『最適行動』を内包したユニークスキル『料理人(サバクモノ)』を獲得する。このスキルを使用することで料理の味は良くなったが、見た目や食感が怪しい謎物質なのは変わっていない[77]。また、固有スキルとして星幽体で記憶して脳が破壊されても記憶が残る『完全記憶』[114]と『超速再生』を得たことで死ににくくなり、さらに身体強化系の権能『闘鬼化』を獲得。さらに、ラズルとの戦いで『闘鬼化』は上位互換のユニークスキル『闘神化』[115]、覚醒進化によって『超速再生』は『無限再生』へと進化を遂げる。
以後自身同様に蘇生された約100名の不死の戦闘集団“紫克衆(ヨミガエリ)”を率いる。彼らは実力は低めだが、エクストラスキル『完全記憶』『自己再生』、『痛覚無効』や各種耐性を備え[116]、シオンのエクストラスキル『恐怖覇気(モータルフィア)』を纏う事で恐怖騎士(テラーナイト)と化す[117]。さらに自身の覚醒進化の祝福で、配下達は一種の精神生命体に近い「死鬼族」へと進化した[118]
復活後しばらくはリムルに見捨てられるのではないかと恐怖し、周囲に嫉妬して精神的に不安定になったが、聖騎士団との戦いを経てリムルから諭された事で自分自身を超える方向へと意識が変化した[119]
作中でシオンのみ「妖鬼ではなく悪鬼」となっている[47]。そして、祝勝会で魂を与えられた直後ではなく、四騎士ミナザとの戦闘中に覚醒進化し、上位聖魔霊でありながら物質的に無類の強さを誇る精神生命体の天敵、“闘霊鬼”に至った[120]
シュナ(朱菜)[121][88]
種族:大鬼族 ⇒ 鬼人族 ⇒ 妖鬼
声 - 千本木彩花[65]
元はオーガ一族の姫で、ベニマルの妹にあたる。白磁の二本角を備えた薄桃色の髪に真紅の瞳をした美少女。リムルを慕っており、よくシオンとリムルの取り合いをしている。
リムルに“巫女姫(かんなぎ)”の職業を与えられており、ほとんど役に立たない秘書であるシオンに代わって秘書業務を全て管理している他、料理や裁縫などのスキルも高く、織物に関しては生産事業の指揮を執る立場にいる才女。直属の配下(弟子)として饗応グループのゴブリナであるハルナや、調理研究グループのホブゴブリンのゴブイチがいる。リムルの魔王覚醒によってユニークスキル『創作者(ウミダスモノ)』を獲得し、生産分野においてますますの貢献を果たしている。
魔素量こそ少ないが、名付けによる進化で1000倍の『思考加速』、『魔力感知』のみで発動可能な高い『解析鑑定』能力、『詠唱破棄』と『法則操作』による事象の改変を内包する魔法戦闘に特化したユニークスキル[122]『解析者(サトルモノ)』を獲得している。さらに、『創作者』で独自の魔法技術も創造している[123]。また、ハクロウから実戦形式の柔術も学んでいるので、実は近接戦闘でもAランクを超える実力がある[124]
基本的に心優しく控え目な性格の持ち主だが怒ると怖く、笑顔のまま怒気を発するタイプ。
非戦闘員ではあるが、クレイマンとの戦争ではソウエイとハクロウを護衛に敵本拠地まで乗り込み、格上であるアダルマンを魔法スキルの効率的な運用、魔物には不可能とされた〈神聖魔法〉の駆使などで下し勝利を収めている[125]
ハクロウ(白老)[126][88]
種族:大鬼族 ⇒ 鬼人族 ⇒ 妖鬼
声 - 大塚芳忠[65]
オーガ一族の家臣。剣鬼の異名を持つ比類なき剣技の達人で、“朧流”を伝えた異世界人・荒木 白夜(ビャクヤ・アラキ)の孫[49]。普通のオーガの3倍は生きており、寿命も残りわずかであったが、リムルからの名付けを受けたことで鬼人に進化した際に老人から初老くらいの年齢まで若返った[30]
死期が近かった大鬼族の時ですら『身体装甲』と『多重結界』で守られたリムルの腕を一刀で切断するほどの凄腕で、若返ってからはますます技量が冴え渡っており、卓越した〈気闘法〉で身体能力や魔素量のハンデを覆す。リムルの祝福で『天空眼』などの権能を内包するユニークスキル『武芸者(キワメルモノ)』を獲得した[127]。“指南役”として魔国連邦の戦闘員を鍛えており、かつてはドワーフ王ガゼル・ドワルゴにも剣技を指南していた。軍事再編後は第一軍団の軍事顧問を任され、機甲軍団との戦争では緑色軍団の指揮を担当した。
後に妹弟子のカエデとの間に実子となる娘モミジがいることが判明、新たな弟子のひとりとして加えて鍛えつつ、その恋路を応援している[128]。剣術のみならず、料理にも造詣が深く、魚の解体や寿司を握るなどの板前技能も持っている[51]
リグルド[129]
種族:子鬼族(ゴブリン) ⇒ 人鬼族(ホブゴブリン
声 - 山本兼平[130]
最初にリムルに接触したゴブリン一族の村長で、最初にリムルに忠誠を誓い配下となった最古の家臣で最古の幹部。
初登場時には老人だったが名付けにより若返り、大鬼族並みに大柄な壮年の大男となったほか、一族全員が種族進化しホブゴブリンとなった。
リムルの配下になった際にゴブリンロードの地位を授けられ、後にゴブリンキングにランクアップ。主に行政を中心とした責任者として力量を発揮し、司法・立法・行政・生産管理を担当する4人のゴブリンロード(ルグルド〈声 - 佐原誠〉、レグルド、ログルド、リリナ)と共に魔国連邦をまとめている。文官なので戦場に出る機会はほとんどないが、かなり武闘派な面も持ち、軽くAランクを超える実力者でもあり[131]、鍛えているので若手のゴブタやリグルよりも強い[132]
ゴブタ[133]
種族:子鬼族[40] ⇒ 人鬼族
声 - 泊明日菜[130]
ゴブリン村に住んでいたゴブリンのひとりで、リムルの名付けの際にホブゴブリンへ進化したが進化後も見た目がさほど変わっていない[134]
リムルの部下であり悪友のような立場で仕えている[135]。脳天気で褒められるとすぐに調子づくお調子者だが、やるべき時を見誤らない頑張り屋でもある[134]。憎めない性格で、周囲からはムードメーカーとして可愛がられている。
ランガ配下の分身体と自身の配下のホブゴブリン部隊がたまたま同数に近かったことから1人1匹のコンビを組むことになり[18]、その結果エクストラスキル『同一化』を習得した[136]「狼鬼兵部隊(ゴブリンライダー)」の隊長の座に就いた[134]。後には街の警護、戦闘時の露払い役として働いている[134]
実は才能豊かな人物であり、嵐牙狼の召喚術を最初に成功させる、専用武器である魔法武器を使いこなすなどの活躍を見せている。開国際での武闘大会ではランガとのコンビで優勝を果たし、“四天王”の地位を得る[137]。自他共に認める四天王最弱だが、その真価は後述の『魔狼合一』によって発揮される。開国後の軍事再編で第一軍団の将軍を任され、狼鬼兵部隊に加えベニマル配下だった「緑色軍団」約1万2000名も指揮する事になる[138]。帝国機甲軍団との戦争では魔導戦車師団を壊滅させ、祝勝会にて敬語が身に付かない事を踏まえて「リムルに気軽な口調で接する権利」を与えられた[139]
武闘大会決勝戦でマサユキと戦った際に、ランガと合体して人狼のような形態となるユニークスキル『魔狼召喚(オレニチカラヲ)』を獲得した。当初はランガの能力に振り回されて自爆する危険な技であったが、ミリムに戦闘感覚を磨くための特訓をつけられ、1ヶ月かけて『魔狼合一(ヘンシン)』を使いこなせるようになり、エクストラスキル『賢者』も獲得し思考加速も可能となった[140]
ランガ(嵐牙)[141]
種族:牙狼族 ⇒ 嵐牙狼族(テンペストウルフ)⇒ 黒嵐星狼(テンペストスターウルフ)
声 - 小林親弘[142]
常にリムルの影の中に潜んで護衛している強力な型の妖獣。外見は漆黒の体毛に覆われた5メートルを超える巨大かつ威圧的な体躯を持つが、大きさは自由に調節することが可能で普段は3メートルほどの大きさで居るようにリムルから命令されている[18]。少し抜けているところがある[18]。リムルからはペットとして扱われることがあるが、本人は気にしていない。”聖魔十二守護王“の1人として“星狼王(スターロード)” の称号を拝命する[143]
リムルとの最初の縁は当時の牙狼族のボスであった父(声 - 間宮康弘)に率いられ、リグルドが治めるゴブリン村を襲ったことから[18]。この村の防衛にリムルが助力し、父が敗北・死亡したことから一族の長となり、リムルに服従することを選び一族もろともに絶対の忠誠を誓う[18][144]。リムルに父が倒されたことに関しては思うところはあるものの恨んではおらず、むしろ村を襲ったことを許されて名付けまでしてもらったことに感謝している[144]
リムルから与えられたエクストラスキル『黒稲妻』『風操作』を組み合わせる事で、広範囲攻撃“黒雷嵐(デスストーム)”を編み出す。さらに、リムルの魔王覚醒の祝福でヴェルドラの暴風系魔法に加え、先読みレベルの『超直感』や最大3体の『同族召喚』などの権能を含むユニークスキル『魔狼王』を獲得した[127]。単独でも強いが他者とコンビで戦う事で真価を発揮するタイプで、作中ではシオンやゴブタとよく共闘する。
牙狼族は「全にして個」で同族はすべて繋がっているので、自身の進化に伴い一族全てが同じように進化を遂げる性質を持ち、ランガのみの名付けで牙狼族は嵐牙狼族へ[18]、さらに黒嵐星狼への進化で配下達は星狼族(スターウルフ)へ進化し、一部個体は自分の代理となる星狼将(スターリーダー)に至った[145]
ゲルド[146]
種族:豚頭将軍(オーク・ジェネラル) ⇒ 猪人族(ハイ・オーク) ⇒ 猪人王(オークキング)
声 - 山口太郎
元はリムルに敵対・敗北した豚頭帝(オークロード)から豚頭魔王(オークディザスター)へ進化した魔王ゲルド(声 - 乃村健次)の息子。名付けの際にリムルが敗北した父親「ゲルド」の名前を引き継がせ、猪人族の長となった。
真面目で義理堅く職人肌で、器が大きく男気がある。土木建築部門の幹部として魔国連邦から各国に伸びる道路敷設業務ほか国家建築事業関係を一手に引き受けており、決して欠かすことの出来ない人材となっている。名付けによる進化でユニークスキル『美食者(ミタスモノ)』を習得し、『捕食』『腐食』に加え、同族内での『受容』と『供給』、そして黄色軍団全体で共有できる『胃袋』を獲得し[147]、これを利用した食料を含む大量の物資の長距離輸送が瞬時に可能となった。戦闘ではオーラを実体化させて触れた対象を腐食させるスキル「混沌喰(カオスイーター)」や、リムルの覚醒進化の祝福で得た防御特化のユニークスキル『守護者(マモルモノ)』で、恐ろしく硬い防御力を活かした壁役を担う戦い方を行う。
”聖魔十二守護王“の1人として”守征王(バリアロード)“ の称号を拝命した[148]。『剛力』『鉄壁』『全身鎧化』『物理攻撃耐性』を持つ猪人族2000名からなる防御力特化の集団「黄色軍団(イエローナンバーズ)」を率いる[149]。現在はリムルが設計し、魔王ミリム、元魔王フレイ、元魔王カリオンの居城とある摩天楼高層建築物の建築に従事しており[150]、リムルらから「戦闘には参加させない、与えられた職務を優先して欲しい」という願いから、オービックでのクレイマン軍との大戦以後戦闘参加していない[47]。だが、開国後の軍事再編では工作部隊となる第二軍団の将軍に任命され、志願兵の猪人族3万5000名の「橙色軍団(オレンジナンバーズ)」も指揮する事になり[138]、帝国との戦争では監査役としてつけられたカレラと意気投合する。迷宮攻略に失敗し、アゲーラの勧告を否定して徹底抗戦をしてきたカリギュリオたち帝国兵との闘いで、カレラが核撃魔法で10万もの軍勢をほとんど消滅させたときにはその強さに呆れ交じりに畏怖を示した[59]
ガビル[151]
種族:蜥蜴人族(リザードマン) ⇒ 龍人族(ドラゴニュート)
声 - 福島潤[152]
ジュラの森の水辺に領土を構えるリザードマン王国の首領の息子[30]。同じくリザードマン族のソーカは妹。
初登場時は「名付き」ながらリムル以下幹部全員を下に見る実力を計れない小物として登場。そのお調子者で傲慢な性格から、名付け親のゲルミュッドに唆され、リザードマン王国で内乱を起こした挙句オークロード軍に敗走[153]。後に父アビルから勘当を申し付けられ故郷を追放されたため、リムルを頼って魔物の町に定住し現在に至る[154][155]
ガビル及び共に来たリザードマン戦士団の全員がリムルによる名付けによって龍人族(ドラゴニュート)へと進化を果たし、戦闘力と防御力が大幅に向上した[155]。ガビル配下はリザードマンをベースにし、龍のような翼と角が生えた個体へ、蒼華配下は人間のような外見にガビル配下の龍人達と同じく翼と角が生えた個体へ変化した[155]。なお漫画版のおまけ小説においてヴェルドラの語った所によると、双方は同じ種族なので、慣れればどちらの外見にもなれるらしい[156]
ちなみに、リムルは彼にもう少し反省させるため、すぐには新たに名付けるつもりはなかったが、名前を呼んだことで命名主が上書きされた[155]。実はこれは大賢者による実験だったようで、ヴェルドラはおろか試行した大賢者ですらできるとは思っていなかった[156]
戦略的な思考は苦手だが、戦術的局面での判断は的確な戦上手[157]で、固有スキル『竜戦士化(ドラゴンボディ)』を持つ100名の龍人族からなる“飛竜衆(ヒリュウ)”の指揮官を務める[158]。開国後の軍事再編では遊撃飛空兵団の第三軍団の将軍に任命され、3000名の蜥蜴人族から構成される「青色軍団(ブルーナンバーズ)」、及び300匹の飛空龍(ワイバーン)を率いる。さらに自身の覚醒進化によって、“飛竜衆”の『竜戦士化』と『龍麟化』も『竜鱗鎧化(ドラゴンスキン)』に統合強化され、青色軍団の蜥蜴人族達も龍人族へ進化した[159]
調子に乗ってバカな失敗をすることもあるが人望はあり、移住後は軍事だけでなくヒポクテ草の栽培も担当する事になり、後に研究開発部門担当として正式に幹部に認められた[160]。また、”聖魔十二守護王“の1人として“天龍王(ドラグロード)” の称号を拝命する[161]。モテないことを気にしており、最近ではデリカシーについて勉強している。
リムルの配下になってからユニークスキル『調子者(ミダスモノ)』に目覚め[162]、調子に乗っている時は攻撃威力が増加するが、弱気な時は威力が減る『不測効果』や1日に一度まで運命を改変できる『運命変更』の権能を得た[163]。後に、覚醒進化とシエルの介入によって『調子者』は究極贈与『心理之王(ムードメーカー)』へ強化され、『運命変更』『不測効果』を自分の意思で発動する上位互換の『運命改変』『不測操作』となり、知覚速度100万倍の『思考加速』、空間に干渉する『空間操作』、防御術式であらゆる攻撃に備える『多重結界』の5つの効果を含むことになった[164]。また、『竜鱗鎧化』によって神話級装備に近い防御力を獲得している[165]
ディアブロ[166]
種族:悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード)[43] ⇒ 悪魔王(デヴィルロード)[167]
声 - 櫻井孝宏[168]
魔王ギィ・クリムゾンと同格・同郷の悪魔で、かつては「原初の黒(ノワール)」と呼ばれた悪魔系統の筆頭。リムルの魔王覚醒直前に配下2名と共に現世に召喚され、後にシオンたち死亡者蘇生のために配下2名を提供したことからリムルに名を与えられた。
「個々の強さを最強とすることに執着する戦闘狂である悪魔族」でありながら、強さに執着がない、という珍しい悪魔系統[47]。戦う事は大好きだが、竜種を除けば世界最強の原初である自分が進化してしまえば、戦いがとてもツマラナイ一方的なものになってしまうという理由で成長限界を突破しようとしなかった。しかし、魔国連邦の同僚達の日進月歩の成長を目にして自重を捨て[169]、リムルにとっての有用な道具になるため、向上心を忘れずに力を求めるようになる[170]
主であるリムルに心酔し凄まじいまでの執着を見せ、秘書の座を巡りシオンと日々しのぎを削っている。リムルを信奉するものには寛大だが、敵対するものには迷わず排除しようとし、その方面で意気投合するシオンと共にリムルを辟易させている。
役に立たない道具に存在する価値はないと考えているので、ヴェノムを拾うまでは自分の配下を持たず、独りを好んで生きてきた[171]。原初では唯一、支配領域にとらわれず世界各地に出没していた[172]
ユニークスキル『誘惑者(オトスモノ)』を所持しており、リムルが覚醒前に習得したスキル『心無者』と同様自分に屈した相手の生殺与奪を握り、半強制的に従属させることが可能。さらに、対象者の意識に直接作用し精神に影響を与える権能『誘惑世界』を利用し、“絶望の時間(ディスペアータイム)”で自分が絶対権力を発動できる仮想世界を具現化させ、『虚実変換』で仮想と現実を入れ替え、取り込んだ相手を世界ごと崩壊させる“崩壊する世界(エンド・オブ・ワールド)”という理不尽な技を持つ[173]。また、思考加速・詠唱破棄・森羅万象・法則操作を兼ね備えるユニークスキル『大賢人(エイチアルモノ)』も持つ[174]
強さとしてはリムルに次ぐ実力で、名付けの際に「覚醒魔王として魔人のころより10倍に達した(リムルの)魔素の半分をごっそり持って行かれた」とあり、他の幹部たちとは一線を画している。“四天王”の1人に任命されているほか、”聖魔十二守護王“の1人として“魔神王(デーモンロード)” の称号を拝命する[175]
雑用を任されている間はリムルの世話ができないという理由で人手を欲し、11巻で原初の悪魔「白(ブラン)」「黄(ジョーヌ)」「紫(ヴィオレ)」の三人とそれらの配下を勧誘してきた[176]。これにより、700名の悪魔族からなる魔国連邦の最大戦力にして唯一ベニマルの指揮下にない「黒色軍団(ブラックナンバーズ)」の指揮官となった。
勇者クロノアの騒動の後、ルミナス、レオン、ギィ、ディーノ、ラミリスとの魔王会談でリムルと知り合った経緯を嬉々として語りだし、そこで自分がシズと縁があり、彼女の死期を察知して様子を見ていたときにリムルと(一方的に)出会ったこと、リムルの最初の召喚の際に自身の眷属であるベレッタに先を越されてしまったこと、以来次にリムルに呼び出される機会をずっと伺っていたことを明かした。さらに自分より先にリムルに召喚されたベレッタに嫉妬し、リムルに隠れて粛清しようとしたが、ベレッタの肉体がリムルが造ったものであることから手が出せず、ベレッタ本人からも自分の身体はリムル様のお手製であるから手を出せば不興を買うと言い放たれ、断念したという[177]
アニメ24話にてシズ(井沢静江)と知り合う経緯が語られた。フィルトウット王国に巣くう上位魔将(アークデーモン)・オルトス(声 - 興津和幸)によって致命傷を負わされながら逃げ延びた銀嶺の翼という冒険者の片割れ(声 - 赤﨑千夏)に召喚され、彼女の魂と引き換えにフィルトウット王国に巣くう悪魔達の殲滅を請け負う。クロという呼称で活動する中、フィルトウット王国から悪魔討伐の依頼を受けた冒険者の一人であるシズと対決することになり、イフリートの力を高度に操るシズの実力に目を見張った。それでも自身にとって脅威ではなかったが、彼女に止めを刺そうとしたとき、彼女の仮面に阻まれ片腕を飛ばされる。その仮面の時間圧が無限であることに驚愕し、時を超えた代物であることを看破してシズへの興味を強め一時その場を去る。後に本性を現したオルトスにシズが追い詰められているところに姿を現し、下位悪魔たちの憑依した騎士(声 - 前田弘喜)たちや、魔族に寝返っていた国王(声 - 菊池康弘)や大臣(声 - 梅津秀行)を悉く殺害、アークデーモンであることを鼻にかけ自らを下賤な悪魔と侮るオルトスを魂もろとも滅ぼした。事態が終息した後はシズに自身が王国を滅亡させた悪魔であり、それをシズが討伐したと口裏を合わせるよう持ち掛け、その取引と引き換えにシズに対して狙うことはしないと約束し、その場を去った。そして、シズの死期を感じ、その様子を観察しているときにリムルを知り、無限の時間圧に守られているはずの仮面が割れたことで、リムルがその仮面の創造に関与する人物だと確信し、リムルこそ自らを真理に導く存在であると以降リムルの下に馳せ参じる機会を伺っていた。
名前の由来はスーパーカーシリーズ[178]より、ランボルギーニ・ディアブロ
テスタロッサ
種族:悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード)[176][179][180] ⇒ 悪魔王(デヴィルロード)[167]
原初の白(ブラン)」と呼ばれていた女性型の悪魔。数年前に東方の小国シルベリア王国の国民を全滅させる“紅に染まる湖畔事変”を引き起こしており[181]、帝国では特に脅威とされている。
魔国連邦の発展に伴い、新たに責任者が必要な状況に対してディアブロが勧誘してきたのだが、その実ディアブロ自身がリムルの側を離れたくないという理由で仕事を押し付けるために連れてこられた。リムルを直に見たことで臣従を決め、配下の悪魔200体と共に名付けを受けたのち受肉。その悪魔達のリーダー格として自らを含む原初の3人はそれぞれの副官と共に官職に就く。
白銀の髪に赤い瞳を持ち、気品あふれる令嬢のごとき美女。優雅に完璧な自信家で、他者を見下す悪癖がある[182]。原初の悪魔の中でも一番誇り高く、彼女が誰かに臣従した事実は同じ原初であり、世界最強の一角である魔王ギィをも驚かせた。淑やかな外見に反し、好戦的で苛烈な性格で、戦闘では黒・ディアブロと並んで厄介と言われるほどの技量[55]
魔国連邦においては副官のモス、シエンを従えて評議会に出向する外交武官となる。評議会を通して各国から集めた支援兵をそのまま編入した15万の「西方配備軍」の軍団長も一応兼任する形となる[183]。”聖魔十二守護王“の1人として“虐殺王(キラーロード)” の称号を拝命する[184]
精密な魔力操作を得意とし、核撃魔法などといった人間や通常の魔人では儀式魔法としてでなければ使えない魔法を個人で使用できる。帝国軍機甲軍団との戦争では、遺伝子配列を強制的に書き換え“魂”をも破壊する魔死光線を放つ核撃魔法“死の祝福(デスストリーク)”により、半径500メートルの敵を皆殺しにした[185]。帝国最高戦力との戦いの最中にリムルから魂を与えられて覚醒進化を果たし、“悪魔王”に至り、シエルの助けで『色欲之王』『希望之王』と同じく“生と死”を司るが、より“死”の側に傾いた究極能力『死界之王(ベリアル)』を得る[186]
名前の由来はディアブロと同じくスーパーカーシリーズ[176]より、フェラーリ・テスタロッサ
ウルティマ
種族:悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード)[176][179][180] ⇒ 悪魔王(デヴィルロード)[167]
原初の紫(ヴィオレ)」と呼ばれていた女性型の悪魔。テスタロッサ同様ディアブロに勧誘され、リムルを目にしたことで配下200名と共に忠誠を誓った。
魔国連邦においては副官のヴェイロン、ゾンダを従えて検察庁検事総長となる(立場上はログルドの部下)。ログルドに対してはおっちゃんと呼び懐いており、ログルドのほうも正体をしらないため、嬢ちゃんと呼び可愛がっており、関係は仲のいい親子のようなもの。”聖魔十二守護王“の1人として“残虐王(ペインロード)” の称号を拝命する[184]
紫の髪をサイドポニーテールにした少女で、一見可愛げのある明るい少女であることから、原初の悪魔三人娘の中でもちゃんづけやお嬢ちゃんと呼ばれ可愛がられている。しかし、ルミナスやディアブロなど彼女を知るものからすると、本性は陰気で陰湿で残虐非道の代名詞のような存在と言われており、実際は猫を被るのが超得意で、二重人格を疑われるほど感情の起伏が激しい[187]。そのことを裏付けるように、帝国との戦争でファラガ少将の飛行艇に乗り込んだ際、自分を侮辱したファラガを絶望させる為にあえて最後まで残し、彼の部下たちを情報を抜き取るついでに平然と虐殺し、最後の一人になったところを、熱核爆発を引き起こす核撃魔法“破滅の炎(ニュークリアフレイム)”を抱え込ませ飛行艇ごと蒸発させた[188]
カレラとは職務内容から食事のメニューまで何かと張り合ってケンカになり、賭けの対象とされるなど町の名物となっているが、(リムルを除けば)実力で止められる唯一の存在であるディアブロはその仲裁に駆り出される破目になっている[189]
何かに熱中するという経験がなく、自分が“原初”の7柱の中で一番未熟だと自覚しているが、一番伸び代があるのも自分だと思っている[182]。帝国最高戦力との戦いの最中にリムルから魂を与えられて覚醒進化を果たし、“悪魔王”に至り、シエルの助けで、ありとあらゆる生命体の弱点を見抜き、それに適した状態異常を生じさせる“毒”を生成する究極能力『死毒之王(サマエル)』を完成させる[190]
名前の由来はディアブロと同じくスーパーカーシリーズ[176]より、ウルティマ・GTR英語版
カレラ
種族:悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード)[176][179][180] ⇒ 悪魔王(デヴィルロード)[167]
原初の黄(ジョーヌ)」と呼ばれていた女性型悪魔。テスタロッサ同様ディアブロに勧誘され、リムルを目にしたことで配下200名と共に忠誠を誓った。
魔国連邦においては副官のアゲーラ、エスプリを従えて司法府最高裁判所長官となる(立場上はルグルドの部下)。”聖魔十二守護王“の1人として“破滅王(メナスロード)” の称号を拝命する[184]
武人のような考えの性格で、補佐としてついたゲルドとは良好な関係を築いた。一方で、魔王レオンや部下のアゲーラからブレーキのついてない暴走車と称されるほど周りの被害に頓着せず、自分のやりたいという理由だけで核撃魔法を放つなど、刹那的な享楽を求める性格。テンペストに来る前までは、レオンの支配区域にてレオンに対し遊び半分で核撃魔法を打ち込んで挑発を行い、レオンも彼女を脅威として対応に頭を悩ませていた。そのため、彼女がリムルの配下となった事態はひどく驚愕させた[177]。傲岸不遜で適当な性格をしており、何事にもすぐに興味を失っていたが、趣味としてアゲーラから剣術を習うようになり[182]、その腕前は免許皆伝。
リムル配下の悪魔族の中で最大の魔力を有し、帝国との戦闘では、アゲーラの降伏勧告に対し抗戦に応じた帝国兵のうち18万名近くを、星の重力場を狂わせて局地的に人工的なブラックホールを生み出す核撃魔法“重力崩壊(グラビティコラプス)”で殲滅し、同じ戦場にいたゲルドやモミジ、アルビスを驚愕させた[191]
帝国最高戦力との戦いの最中にリムルから魂を与えられ、“悪魔王”に覚醒進化。シエルの助けで究極能力『死滅之王(アバドン)』に覚醒して莫大な魔素量の完全制御が可能になり[192]、さらに近藤の魂を受け取った事で『断罪之王』の権能も統合された[193]
名前の由来はディアブロと同じくスーパーカーシリーズ[176]よりポルシェ・カレラGT
ガルドミョルマイル[194]
種族:人間
声 - 青山穣[195]
初登場時はブルムンド王国王都の一角に屋敷を持つ大商人[196]で、強かな商人だが、けが人を助けるために走り、自分以外の者を逃がすことを優先するなど、根は善良。意外にミーハーで、マサユキの大ファン。
リムルの作った回復薬を縁にフランチャイズを始めとした様々な新商売に手を広げる。後に魔国連邦の開国祭を機にリムルからも誘われたことで首都リムルへ移住し、テンペストの財務統括部門と広報宣伝責任者として幹部に取り立てられることになる。
作中、人間として初の幹部就任であり初の文官であることからさまざまなトラブルが心配されたが、ミョルマイルの持つ人心掌握術の前では全て杞憂だった[49]

配下・国民

幹部以下の住人および各幹部の配下。

リグル[197]
種族:子鬼族 ⇒ 人鬼族
声 - 石谷春貴[130]
リグルドの息子で警備隊長。「リグル」は元々牙狼族との戦いで戦死した兄の名で、リムルの名付けによって引き継いだ。ベニマルと共に獣王国への使者も務める。Aランクオーバーの実力者[198]であり、ベニマルからも信頼されている。その後は警備隊長の座をゴブタに譲り、父であるリグルドの補佐に回っている。
ソーカ(蒼華)[199]
種族:蜥蜴人族 ⇒ 龍人族
声 - 大久保瑠美
ガビルの妹で、ソウエイが率いる“藍闇衆”の頭領[200]。元リザードマン王国の首領親衛隊長。ソウエイを敬愛しており、ガビルの監視役として魔物の町へ移住した際に、自ら彼の配下になることを希望した。開国祭では武闘大会の実況をノリノリで務めていた。
兄であるガビルと会えば必ず言い争う様子を見せるが、実際は仲の良い兄妹であり、周囲にも気付かれている。
名付けで龍人族になった際、自分を含め部下4名「トーカ(東華・女)、サイカ(西華・女)、ホクソウ(北槍・男)、ナンソウ(南槍・男)」も人間寄りの姿に進化している[201]。任意で角・翼・尾を生やすことは可能で、種族の固有能力である『竜戦士化』も使える。兄の覚醒進化の祝福で上位魔将に匹敵する魔素量を獲得し、直属の部下4名も上位魔人並みに強化された[110]
アビル[202]
種族:蜥蜴人族 ⇒ 龍人族
声 - 志村知幸
ガビル、ソーカの父でありリザードマン王国の首領。オークロードとの戦いの後にリムルからの名付けを受ける[203]。その後、人の姿に近い龍人族へと進化する[128]。以後、リザードマンの中から龍人族が誕生するようになる[203]
戦端に際して反旗を翻したガビルを勘当したが、大罪である反逆罪にもかかわらず一族追放で済ませ、餞別に家宝の魔槍「水渦槍(ボルテクス・スピア)」を持たせたことから息子への深い愛情が見て取れる。後にリムルの魔王就任祝いに首都リムルを訪れた折、リムルの計らいもあり親子二人での話し合いをすることができた[128]
カイジン[204]
種族:ドワーフ
声 - 斧アツシ[130]
元武装国家ドワルゴンの鍛冶師であり、制作物は超一級品で人間の国にも名が知れ渡っている鍛冶職人。庶民出身[205]
王宮騎士団工作団団長を務めていたが、副官であったベスターの独走によって失敗し頓挫した魔装兵計画の責任を押し付けられ、軍を去ることになる[205][19]
リムルが武装国家ドワルゴンを訪れた際に縁があり、ベスターとのいざこざを機に職人を探していたリムルの元に身を寄せることを決め、追随するように幼馴染であるガルム、ドルド、ミルド三兄弟も付いていくことを決めた[19]。王国追放後、テンペストでは研究開発部門の幹部として生産関係の取りまとめを行う職務についている。
後に自分同様魔国連邦に追放されたベスターと和解を果たし、2人で力を合わせ“魔導列車”の動力となる“精霊魔導核”の開発などを行っている。
ガルム、ドルド、ミルド三兄弟[204]
種族:ドワーフ
声 - 相馬康一(ガルム)、杉崎亮(ドルド)、野川雅史(ミルド)
カイジンに世話になっていたドワーフの三兄弟。ドワーフ王国居住時に採掘作業従事中の事故で負った致命傷をリムルが提供した回復薬によって救命されたことに恩義を感じており、その縁からドワーフ王国を追放されたことを機にテンペストへ移住した。
長男ガルムは防具職人で移住後は衣類生産担当、二男ドルドは細工職人で移住後は道具生産担当、三男ミルドは建築・芸術担当で都市計画担当。
ガルムはシュナに惚れているが、漫画版ではリムルの人型時の姿にときめいては煩悶している。
クロベエ(黒兵衛)[206][88]
種族:大鬼族 ⇒ 鬼人族 ⇒ 妖鬼
声 - 柳田淳一[142]
元オーガ一族の鍛冶師。戦闘能力もあるが基本的には能力の指向は生産方面に向いており、一族の持つ刀は全てクロベエが打ったもの。
テンペストではリムルの刀を打ったりとカイジンと共に生産関係を担っている。同じ鍛冶師であるカイジンとは気が合い、共同でさまざまな魔法剣を開発したりといった技術開発、および弟子の育成による生産力向上を行っている。
名付けによる進化の際も他の同族とは違い、『万物解析』、『胃袋』に似た『空間収納』、収納内の物を弄れる『物質変換』を内包する、リムルの『捕食者』が元になっているが戦闘力ではなく生産に特化したユニークスキル『研究者』などを獲得した[207]。リムルの収穫祭の祝福によりユニークスキル『神職人』を獲得した事で鍛治の腕はカイジンを越し[208]、帝国との戦争の頃には遂に自力で神話級を創り出せるまでに至る[110]
タクト
種族:小人族(ハーフリング[209]
魔国連邦の軍楽隊指揮者。体力も知力もなく、まともな仕事ができないと落ち込んでいたが、歌が上手くて人を励ます能力があり、リムルから名付けを受けて軍楽隊に推薦された[209]。神聖皇国ルベリオスとの文化交流に関しては重要人物となっている[55]
ベスター[205]
種族:ドワーフ
声 - 津田健次郎[210]
カイジンと同郷であり、カイジンが故郷を追われる原因を作った元悪辣大臣。貴族出身で爵位は侯爵。幼少のころ、凱旋するガゼルに憧れて将来仕えることを心に誓う[211]
王宮騎士団工作団の副官であったころ、平民でありながらガゼルに信頼されるカイジンに嫉妬し、魔装兵計画にてカイジンと意見が衝突し、焦って独走の後に失敗。その責任をカイジンになすりつけたうえ、軍の幹部まで抱き込んで嘘の証言までさせ、カイジンを軍から去らさせた[19]
その後もカイジンへの嫌がらせは続き、陥れるようと画策していたが、ドワーフ王であるガゼルには魔装兵計画時点も含めた全ての企みがバレており、またドワーフを上回る技術力を持つリムルを武装国家ドワルゴンより追放してしまうことにもなったため、責任を問われ免職、王宮への立入禁止となった[19]
後に才気ある者を遊ばせておくのを惜しんだガゼル王によって、ドワーフ王国とジュラ・テンペスト連邦国の相互技術提供の約束を取り付けたあとに連れてこられる[155][212]。これまでの全てを反省してリムルとカイジンに謝罪し、和解[212]。開発職としてテンペストで生きる道を選んだ[212]
元々は精霊工学を専門とした研究肌の職人で[212]、権力闘争などより研究している方が向いていた人物。研究員となってからは以前とは見違えるように生き生きとしており、テンペスト開国祭ではガビルと共同で“完全回復薬(フルポーション)”に関する研究発表をしているほか、リムルのアイデアを元にカイジン、クロベエ、ベスターの3人が共同開発した品々はテンペストの発展に欠かせないものとなっている。
また武装国家ドワルゴンへの連絡役としての側面も持っており、武装国家ドワルゴン直通の連絡水晶球操作担当でもある。貴族としての教養を活かして魔国連邦の迎賓館を始めとした宿泊設備の接客指導も行っている[213]
ゴブゾウ
種族:子鬼族 ⇒ 人鬼族 ⇒ 死鬼族
声 - 梶原岳人
抜けた外見をした人鬼族。外見に反して生真面目な性格[214]で、言わなくてもいい事まで口にして苦労するタイプ。
当初はゴブタの配下だったが、ファムルス王国の襲撃時にシュナを庇ってショウゴに蹴り殺される。復活後は“紫克衆”に組み込まれ、後にシオンの覚醒進化の祝福で死鬼族へと進化した[118]
ゴブア
種族:子鬼族 ⇒ 人鬼族 ⇒ 大鬼族 ⇒ 鬼人族
“紅炎衆”の隊長を務める美女。元は子鬼族だったが、リムルの名付けで人鬼族、魔王進化で大鬼族、ベニマルの覚醒進化の祝福で鬼人族へ進化している[215]。ベニマルの部下らしく好戦的な性格。
ベニマルに憧れと好意を抱いていたが、彼がモミジとアルビスを娶ったことで失恋[216]。しかし、同じ境遇となったファビオと急接近する[217]
モミジ[98]
種族:長鼻族(テング
長鼻族長老カエデの娘で長の代理を務める。漢字では「紅葉」と表記[218]
母から“朧流”を学んでいる他、五感以上に情報を読み解き、幻覚や幻術を無効化するエクストラスキル『天狼覚』を持ち[219]、その強さは三獣士筆頭のアルビスを上回る。
リムルの魔王就任後、クシャ山脈の天狗の隠れ里へリムルの名代として訪れたベニマルを出迎えた。ベニマルの失態からの騒動の後、母親であるカエデがベニマルの提案を呑む条件としてモミジとの結婚を提案するも、ベニマルは本案件を一旦持ち帰ることとなった[220]
後にリムルとの会談のために首都リムルへ来た折、実の父であるハクロウと対面の後、弟子入り。同時にベニマルの妻となる決意を表明し、ベニマルに好意を寄せているアルビスらと妻の座巡る攻防の幕開けとなった[221]。外堀を埋める方向で行動し、シュナに料理を教えてもらい、機甲軍団との戦争では「妻」として第四軍団の指揮官を担当した。アルビスとは何度も拳を交えたことで友情が生まれ、共闘し2人でベニマルの嫁になるために知恵を絞り、祝勝会の場で第一夫人の座を射止めた[222]
カエデ[98]
種族:長鼻族
テング族の長老でありモミジの母。漢字では「楓」と表記[223]
300年ほど前に大鬼族の里でビャクヤから“朧流”を学んでいた頃、兄弟子であったハクロウに一目惚れし、一夜の契りを結んだ結果、モミジが誕生した。
モミジを長期間胎内で育てて力の大半を託し、15年ほど前に産んで"名"を与えたため、山の神と呼ばれるほどの膨大な魔素量の殆どをモミジに託すこととなった。そのため死を待つだけの身となり、普段は床に臥せっている[224]
モス、シエン[225]
種族:悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))
テスタロッサ配下の悪魔族。
モスは先史種で、数万年敗北を知らぬ、原初に次ぐ実力者である悪魔界の大公爵。外見は小学5、6年生の少年のような姿。戦闘だけでなく小さく分離させた分身体を各地に飛ばして情報収集を行うことができ、それを利用した情報収集と情報伝達を行える。これによりソウエイと協力して諜報活動も行っており、その利便性の高さからテスタロッサだけでなくディアブロなどからも使われている。外交武官を任されたテスタロッサの副官として評議会に出席している。テスタロッサに対しては彼女の冷酷かつわがままな振る舞いの中で一万年もの間従者を務めあげており、テスタロッサとその主たるリムルに高い忠誠を誓っている。名付けによって悪魔公に進化し、主人の覚醒進化では種族は変化しなかったが、魔素量が覚醒魔王並みの大公級に至った[226]
シエンは魔国連邦加入時点で300年無敗の男爵級だが、発生は古く原初の本流に限りなく近い個体[227]。評議会にてギィ配下の悪魔たちが襲撃したときには、その迎撃を担っていた。主人の覚醒進化により、魔王種を凌ぐ子爵級の悪魔公へと進化する[226]
ヴェイロン、ゾンダ[225]
種族:悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))
ウルティマ配下の悪魔族。
ヴェイロンは先史種で、4000年以上生きる老獪な侯爵。モスに何度か敗北を喫し、転生を続けている。名付けによって悪魔公に進化、主人の覚醒進化では種族は変化しなかったが、魔素量が覚醒魔王並みの公爵級に至った[226]。ウルティマの執事として仕えている。外見はカイゼル髭が特徴的な紳士といった見た目で、常に背筋をピンと張った姿勢でウルティマに付き従う。戦場でも紅茶を用意し、完璧にサーブしてみせる。しかし、その本性はウルティマの第一の眷属らしく残虐で残忍で、情け容赦がない[228]。帝国との戦闘ではゾンダと共に、機甲部隊の中の強者を狙い撃ちし討ち取っていた。自分が視た人物に高い精度で化けるユニークスキル『物真似師(マネルモノ)』を所持し、さらにその権能はシエルによって、実際に会ったことのない人物の全盛期の力でも再現可能な究極贈与『真贋作家(アーティスト)』へと進化した[229]
ゾンダは何度か転生を繰り返している300年間無敗の男爵級だが、発生は古く原初の本流に限りなく近い個体[227]。ウルティマの宮廷料理人を務め、普段から特注のダブル使用のコックコートを着用し、気品あふれる洗練された動きで戦場でも極上の料理を提供する。しかし、元々種族として食事が必要なかった為にまだまだ勉強中な面も多く、ウルティマからはよくダメ出しをされてシュナや吉田を見習うよう要求されており、ガビルからも女性陣は人目を気にせず食事を取ることができないであろうことを指摘されている。ウルティマの配下を長く務めるだけあって、なかなか図太い性格をしている。回復魔法が得意で、補助などの支援も上手いため、アゲーラにはエスプリよりコンビを組みたい相手と思われている[230]。主人の覚醒進化により、魔王種を凌ぐ子爵級の悪魔公へと進化する[226]
アゲーラ、エスプリ[225]
種族:悪魔族(上位魔将(アークデーモン)⇒ 悪魔公(デーモンロード))
カレラ配下の悪魔族。
アゲーラは300年前カレラに下って以来無敗で、近世種でありながら子爵級の特殊個体。暴走車のごとき性格のカレラに常識を教えようと日々努力する苦労人。悪魔らしからぬ優しい人物だが、主君を馬鹿にされたり約束を破られる事を極端に嫌う[231]。実は転生者であり、前世はハクロウの祖父であった“異世界人”の荒木白夜。外見は金色のまだら模様が入った白髪の老人[232]で、前世の容姿をそっくり引き継いでいる[187]が、当初は300年より前の記憶がなかった。悪魔にしては珍しく魔法ではなく刀を武器としている。カレラの覚醒進化の祝福で魔王種を凌ぐ侯爵級の悪魔公に進化[226]、シエルにより肉体を刀に変化させて技量を所持者に上乗せする究極贈与『刀身変化』を獲得し[233]、さらに転生前の人間だった時代の記憶を取り戻す[234]
エスプリは何度か転生を繰り返しているが魔国連邦加入時点で500年無敗の子爵級で、発生は古く原初の本流に限りなく近い個体[227]。愛らしい顔だちの少女であるが、性格は悪く、カレラの暴走に追従するのみで諫めようともせず、そんな役割をアゲーラに押し付け自分はカレラの太鼓持ちに徹している。観察に特化したユニークスキル『見識者(ミヌクモノ)』を持ち、時間と空間を隔てた相手でも連絡を取り合うことが出来る[235]。カレラ以外には能力を隠していたが、四騎士ガルシアとの戦いで幹部にバレて、ソウエイの依頼をこなすことになる。主人の覚醒進化により、魔王種を凌ぐ伯爵級の悪魔公へと進化した[226]
ヴェノム
種族:悪魔族(上位悪魔(グレーターデーモン)⇒ 上位魔将(アークデーモン)⇒ 悪魔公(デーモンロード))
ディアブロの副官。100年も生きていない現代種だが、生まれながらにユニークスキルを所有する特殊個体[227]。また、明確な前世の記憶こそないが、転生者である模様。何度も何度もディアブロに歯向かった事で気に入られ[236]て強制的に配下にさせられ、100名の部下と共に魔国連邦に加わる。リムルの名付けと受肉で上位魔将に[237]、ディアブロの覚醒進化で男爵級の悪魔公に進化する[226]
フラメア[7]
種族:兎人族(ラビットマン)
スピンオフ漫画作品「魔物の国の歩き方」の主人公[238]。ジュラの大森林に住む兎人族の娘[49]
詳細は#転生したらスライムだった件 魔物の国の歩き方参照。
カリス[176]
種族:精霊(炎の巨人(イフリート) ⇒ 炎の精魔霊王(フレイムロード))
シズに憑依していた上位精霊「炎の巨人」がリムルの『捕食者』によって『胃袋』へ隔離され、ヴェルドラの願いから復活し「名付け」が行われた姿。
助手を欲したヴェルドラが、イフリートの復活をリムルへ頼み込み、最後まで責任を持つことを条件に許可。復活に際して『胃袋』内でヴェルドラの妖気を長く浴びていたため、「擬似魂」ではなく「暴風大妖渦(カリュブディス)の魔核の抜け殻」の方が具合がいいだろうという事からこれを核とし、依代には魔鋼にヴェルドラの魔素を過剰に込めて変異した竜気魔鋼(ドラゴタイト)の骨格を使用し、復活させた。この復活にはヴェルドラの影響が色濃く出ており、深紅であった髪色は漆黒の割合が多くなり、炎だけではなく風の系統も使えるようになった。またヴェルドラの意向やカリュブディスが女性型であったことなどが影響し、女性型として復活した。
その後ヴェルドラ主導で「カリュブディス」の面影が色濃く残る名、「カリス」の名を与えられ[注 4]、魔王級の力を持つ「炎の精魔霊王(フレイムロード)」へと進化した。この時、進化時の願望を叶える力がヴェルドラの影響を上回り、髪色などの影響は残したままではあるものの男性型へ変化した。なお、進化に伴って外見の変化は自身の意志で行えるようになった。
レオンのことは偉大な魔王であるとの認識は変わらないが、リムルの『胃袋』内から見続けたリムルの行動やヴェルドラとの遊び・学習、大賢者も加わった特訓[239]を経てレオンへの忠誠心と呼べるようなものはなくなっており、仕えたいと感じているのはヴェルドラであると意思表示している。
その後はヴェルドラとラミリスの助手として活動している。
三崎 剣也(ケンヤ・ミサキ)、関口 良太(リョウタ・セキグチ)、アリス・ロンド、ゲイル・ギブスン[240]
種族:人間
声 - 朝井彩加(ケンヤ)、石上静香(リョウタ)、白石晴香(アリス)、佐藤元(ゲイル)[195]
不完全召喚された子供達。不完全召喚であることから手に入れた膨大な魔素量をコントロール出来ず、大人になる前に死んでしまう身体だった[40]
後にリムルがユウキの許を訪れた折、クロエを含めた5人の教師役を努め[241]ラミリスの支配する精霊迷宮で上位精霊[注 5]を宿らせたことで、延命することが出来た[40]
その後ユウキを疑ったリムルが開国祭を名目にしてクロエを含めた5人を魔国連邦に連れ出して、そのまま返さずに引き取った[242]。精霊を宿した事でA-ランクに匹敵するほどの実力者になり[243]、魔国連邦移住後は学校でハクロウやヒナタに指導を受けており、実力は急成長を続けている。
クロエ・オベール[244][245]
種族:人間
声 - 田所あずさ[195]
西方諸国によって不完全に召喚されてしまった5人の子供達の一人。常に本を手放さずおとなしい。他の4人の子供と違いクロエのみ元から上位精霊と並ぶほどに突出した魔素量を持っており、また精霊迷宮で召喚した精霊も他の子供らが身に宿らせた精霊と比較して非常に特殊で、リムルの大賢者でも測定不能なエネルギーを持っており上位精霊以上の存在で、ラミリスが危機感を持って戦闘を行おうとした[40]
リムルとの別れ際に[注 6]シズの形見である抗魔の仮面のオリジナルを譲り受ける。実はこの世界において歴史上もっとも有名な「勇者クロノア」であり、ヴェルドラを封印した他にもルミナスにとって最も重要な友人。“時の輪廻”に囚われており、未来において破局を迎える度に過去の自分に大まかな流れの記憶が宿ることを繰り返していた。グランベルの霊子崩壊からクロエを庇って死亡した日向の魂を取り込んで保護し、装備ごと2000年以上の過去に跳ぶことで記憶を取り戻す。ルミナスに会い、ヴェルドラの襲来や未来の出来事を伝えて友人となる。勇者として活動したのちにこの世界に過去の自分が転移してくることから意識を保てなくなりルベリオスで眠りに就いた[246][注 7]
召喚により不安定な肉体の魔素にていずれ肉体を崩壊させる状況にあったが、リムルに救われたことから彼に好意を抱くようになり、先生と呼び慕っている。普段は控え目な性格だが、リムルの前では無邪気さと積極性を見せる。リムルを巡って友人であるアリスと争うこともある。上記の時間跳躍にてそれぞれ違う未来を体験してきたが、その時間軸においてもリムルに好意を抱くほど彼に対する想いは強い[245]。帝国の侵攻で、刺客であったマサユキの仲間、ジウがリムルの命を狙った際にはそれを察知し、彼女の前に立ちふさがった[191]
対象を虚数空間に封印する『無限牢獄』[247]と、“竜種”の体をも斬り裂ける『絶対切断』という究極能力にも届きうる強力な2つのユニークスキルを持つ。さらにユニークスキル『時間旅行(トキノタビビト)』にて時間に干渉する権能を持ち、その力により過去に跳躍して勇者として活動していた。ヒナタと共に現在の世界線に到達し、クロノアの魂の中に眠るヒナタの魂を救うためにリムルの干渉を受け入れる際に究極能力『時空之王(ヨグ・ソートス)』を発現する[246]。無限の輪廻からの復帰後は戦闘時に幼い姿から大人の姿になるほか、リムル、ルミナス、レオン、ギィの魔王会談にてギィが腕試しのために仕掛けた際には、『時空之王』の力にて時間を停止するという規格外の能力を見せた[177]。しかし、非常に制御が難しく、まだ長時間に及ぶ行使はできない[191][245]
クロノア
クロエが過去で勇者として活動する際に名乗った変名であり、クロエの別人格。名付け主はヒナタで、その際に彼女の『簒奪者』を吸収している。『すべてを破壊する意志』と言われるが、その衝動の理由は「リムルが死んだ」という別世界の記憶が元であり、リムルと再会したことで鎮静化し、ただの意識体から能力を管理する権限を持つ“神智核”に最適化された[246]。無限の輪廻からの復帰後は一つの肉体にクロエとクロノアの双方の自我があり、両者が交互に会話すると傍目には一人二役を演じているように見える。
本条 正幸(マサユキ・ホンジョウ)[244][248][249]
種族:人間
“勇者”マサユキまたは“閃光”のマサユキと呼ばれる自由組合所属の冒険者。イングラシア王国で特に人気が高く、西側諸国最強と言われている。
作中時間で初登場の一年ほど前、高校入学直後の16歳のときにこの世界にやって来た転移者。学校帰りに“青い髪の北欧系美女”に気を取られたら、次の瞬間すでにこの世界に来ていた。ロシア系の血を引くかなり整った顔立ちで隠れオタクであること以外は完全な一般人で、WEB小説のような展開に途方に暮れる。その後間もなく人助けしたことで獲得したユニークスキル『英雄覇道(エラバレシモノ)』の効果から、何もしなくとも幸運が呼び込まれ、すべての言動は都合の良く誤解され、勇者のごとく扱われるようにようになってしまう。閃光の異名も、スキルの効果で相手が勝手に降参するのを周りが閃光のように見えない攻撃をしていると誤認したことから。
実際、剣道を少し嗜んでいたものの、実剣は重すぎて構えられないほど非力[250]で、本人の戦闘能力は皆無に等しい。『英雄覇道』は究極能力に届くほどの希少中のレアなユニークスキルで、『英雄覇気』・『英雄補正』・『英雄魅了』・『英雄行動』が常時発動し、自分を含む仲間の普通の攻撃が全て致命の一撃(クリティカル)になり、言動を周囲が都合よく解釈するなど優れた権能を発揮する[251]。本人の実力はDランク下位でしかないが、この破格のユニークスキルの効果で総合力ならAランクを軽く超えている[252]
前述の通り、完全な一般人にも関わらず英雄と奉られ、同行する仲間たちも自分を持ちあげるばかりで話が通じない状況に辟易していた。魔王と呼ばれるリムルが異世界から転生した同郷人と知り、自分のスキルに影響されない強者であることから自身の庇護を申し込む。
リムルらが迷宮を運営した際にはチュートリアルや宿屋を用意することを提案し、自身は仲間たちと共に迷宮に挑むことで広告塔となった。
東の帝国との戦争に際しては人間の割合が大きい義勇兵団の軍団長に抜擢されたが、実態は住民の説得が役目[253]
ジンライ[248][254]
種族:人間
“狂狼”の二つ名を持つ冒険者。Bランク以上の実力を持ちながら、素行の悪さからC+ランクから上がれずにいた。しかし、異世界転移したばかりのマサユキに敗北したことで改心し、彼を復活した勇者と信じて仲間になる。その後、マサユキが何の実力も持たないことに気づいたが、努力するマサユキのことを認め、何も言わずに従っていた。
吉田 薫(カオル・ヨシダ)
種族:人間
イングラシア王国の王都で喫茶店を経営していた“異世界人”。無能力者だが、お菓子作りの技術は超一流で、ファンも多い。魔国連邦が開国した際にリムルの勧誘を受け、シュナの料理力を認め、王都の店を弟子に任せ連邦に移住する[255] [256]
ダグラ、リューラ、デブラ [257]
種族:巨人族(ジャイアント)
魔王ダグリュールの息子。長男ダグラは引き締まった体躯の耳ピアス、次男リューラは筋肉の塊のような鼻ピアス、末っ子デブラは小柄で太った口ピアス[258]
暴れて母国を追い出され、謁見式をしていた魔国連邦に現れたが、シオン1人にボコボコにされた。以降はシオンを尊敬し、「シオン親衛隊」の隊長として訓練に励んでいる。
グレンダ・アトリー
種族:人間(仙人)
ロッゾ一族によって召喚された“異世界人”。とある国の外人部隊で戦闘技術を叩き込まれた元傭兵[259]
当初は五大老からの指示でルベリオスの近衛師団に潜り込み、“十大聖人”にして“三武仙”の1人、“荒海”のグレンダとして活動していたが、エドワルド王のもとに現れたディアブロに敵わず、サーレに相手を押し付けて逃走[260]。その後、評議会の場でエルリック王子を暗殺しようとした際に、失敗してソウエイに捕らえられ、黙秘したにもかかわらず情報を奪われる。そして魂を縛っていた術式を解除したリムルに忠誠を誓い[261]“藍闇衆”でソウエイの手下をしながら、リムル、エルメシア、ミョルマイルが牛耳る秘密結社“三酔賢(リエガ)”のボスを演じている[262]
『魔力感知』『予測演算』『空間操作』の権能を含むユニークスキル『狙撃者(ネラウモノ)』を持ち、『空間連結』を使用した狙撃で視界内全てを有効射程範囲とする[263]
ジラード、アイン
種族:人間
ジラードは「原初の緑」ミザリーを神として信仰する傭兵団“緑の使徒(ヴェルト)”の団長。アインはジラードの部下で、チーム“緑乱”のリーダーの精霊使役者。
五大老のヨハン・ロスティア公爵と共謀し、西方諸国評議会にミザリーを召喚したが、同格のテスタロッサの介入により失敗。その後は司法取引でテスタロッサに引き抜かれて“藍闇衆”に配属され[264]、“三酔賢”でグレンダを補佐している。

迷宮(ラビリンス)

ラミリス[265][266]
種族:精霊族 ⇒ 妖精族(ピクシー
声 - 春野杏[195]
元“精霊女王(エレメント)”で八星魔王のひとり“迷宮妖精(ラビリンス)” 。過去に魔王ギィ・クリムゾンと魔王ミリム・ナーヴァの争いを仲裁した際、力の大半を失って精霊から堕落し記憶を保ったまま定期的に転生する妖精に堕ちた。
最も古い魔王の一人であり年齢は数千歳以上。原初の魔王であるギィ、ミリムは当然のこと、第二世代以下の多くの現魔王も過半が友達という交友関係を持っているが、転生後は記憶を引き継ぐとはいえ、幼い容姿に精神が引きずられ言動も行動も幼くなってしまう。
出自が精霊であったことから精霊工学に詳しい。無邪気で善良だが本質は無慈悲であり、敵対者には容赦しない[267]
リムルと初めて出会ったウルグレイシア共和国にあった自身の管理する迷宮で、最強と自負していた自慢の護衛ゴーレムを破壊された際にリムルに代わりの護衛を作成させる約束を取り付け、その後悪魔を宿らせた魔鋼人形であるベレッタを作成させることに成功している[268]
初めて魔国連邦を訪れた際にヴェルドラが読んでいた漫画の魅力に取り憑かれ、ヴェルドラを漫画の師匠として慕うようになる。
リムルが魔王となって以降、魔国連邦に魅了されていたこともあって、配下のベレッタを引き連れ改めて移住を敢行。そこでリムルから自身の能力に目をつけられ、能力により迷宮を作り出し、アトラクションとして運営を行うことで、移住のみならず、職務とその報酬を得られることとなった。その過程で、ミリムが連れてきたドラゴンロードたちを含め配下を増やしていき、リムル、ヴェルドラ、ミリムとも迷宮をゲームとして楽しむ仲間、友人のような関係となり、特にヴェルドラとは上記の漫画以外にも、迷宮を住処として提供し、代わりに迷宮の進化に協力を受けるなど、高い共存関係を築き、テンペスト国内ではほぼ一緒に行動するなど名コンビと化している。
固有能力『迷宮創造(チイサナセカイ)』では、地下100層に及ぶ迷宮を創造し、その中では魂を持つものであれば生死すらも自由自在にできるなど、自らの領域において何でもできるほどの万能さを持つ。その力で自分の配下になった者に対し、迷宮内において不滅の存在とすることができるため、迷宮内においては無敵ともいえる戦力を発揮する。リムルと出会う前までは一人であったため、迷宮の中を自在に変化させる程度のことしかできなかったが、リムルと出会ったことでベレッタを始め、精霊女王時代の配下であるドライアドたちも再び配下に戻り、迷宮づくりの一環としてミリムがテイムしてきたドラゴンロードたちや、ヴェルドラを始めリムルが迷宮のボスとして配置した“迷宮十傑”と呼ばれる者たちの協力も経て、現在では魔国連邦の切り札の一つともいえる戦力を保有するまでになった[253]。なお、この能力は『智慧之王』でも再現できない。
ラミリスの配下
ベレッタ[269]
種族:上位悪魔 ⇒ 魔将人形(アークドール)[40] ⇒ 聖魔人形(カオスドール)
護衛を失ったラミリスのためにリムルが造形した魔鋼製の球体関節人形へ、召喚した上位悪魔を宿らせることで誕生した魔人形(ゴーレム)の戦士。普段は仮面によって素顔は隠されている。黒(ディアブロ)の系統の末端であり、研究好きで、強さを重要視しない異端の悪魔[270]
リムルがヒナタに魔素を封じられた焦りを反映し、魔王進化の祝福を受けて正反対の属性を自動で獲得するユニークスキル天邪鬼(ウラガエルモノ)』を習得、同時に“悪魔核”に“精霊核”が融合して“聖魔核”が生成され、“聖魔人形”へと進化を遂げた[271]
『魔王達の宴(ワルプルギス)』の際に忠誠心がラミリス、リムルの双方へ向いていることを魔王ギィに見透かされ、半ば強要される形でラミリスへの忠誠を誓った。しかし、本人としてはラミリスを通じてリムルに貢献するつもりであったため、特に気にしていない。また、その時にギィから実力を認められ、名前で呼ぶことを許される。
魔国連邦の迷宮では、迷宮統括者(ダンジョンマスター)と迷宮十傑筆頭を兼任していたが、帝国軍の迷宮侵攻を前に十傑を辞任している[272]
名前の由来は拳銃[273]ベレッタ 92
トレイニー、トライア、ドリス[274]
種族:樹妖精(ドライアド) ⇒ 霊樹人形妖精(ドリュアス・ドール・ドライアド)
声 - 田中理恵(トレイニー)[130]阿澄佳奈(トライア)
ジュラの大森林を管理するドライアドの三姉妹で、森林内での出来事を樹木経由で全て把握している。本体は「大霊樹(ドリュアス)」であり、思念分身体を動かすことで自在に動いていたが、消耗が激しくあまり長期間本体から離れることが出来なかった。Aランクの上位に位置する存在で、上位精霊「風の乙女(シルフィード)」を召喚し、『同一化』する事で戦闘能力を更に高める事が可能。
魔国連邦の前身となる、オークロード侵攻の危機の際に出来た「ジュラの森大同盟」の締結時に盟主リムルに忠誠を誓い配下の一員となった。
魔王ラミリスが精霊女王だった時代には配下であった縁で、トレイニーのみラミリスの配下として魔王達の宴に参加した。その際にリムルが作った精霊魔核に本体霊体を移し、抜け殻となり枯死した元本体の大霊樹を素材に人間サイズの木人形に核を宿らせることにより霊樹人形妖精へ進化、場所に囚われることなく自在に移動可能となり、災禍級相当の実力を得た[275]
魔王ラミリスの魔国連邦移住の際には姉妹3人全員がラミリスの作った迷宮に移住し正式にラミリス配下への移籍がなされた[49]。後に全員が霊樹人形妖精となった[176]。頼れる人物ではあるが、敬愛するラミリスに対してだけは激甘[276]なのが玉に瑕。
谷村 真治(シンジ・タニムラ)、マーク・ローレン、シン・リュウセイ
種族:人間
元帝国軍混成軍団所属の“異世界人”。それぞれ23歳、26歳、17歳。日本の大学生だったシンジは〈精霊魔法〉〈元素魔法〉〈神聖魔法〉をマスターした「魔術師(マジシャン)」で、ウイルスを操作して攻撃や治癒を行うユニークスキル『医療師(ナオスヒト)』を所有、マークは「空気」も含め手に持てるモノなら何でも投げられるユニークスキル『投擲者(ナゲルモノ)』を所持し、格闘術、投擲術、矛術を極めた「戦闘士(ウォーリア)」、シンは弓術と“隠行法”を習得し、ユニークスキル『観察者(ミエルヒト)』で直感回避・危険察知・罠察知・魔物察知・気配察知が可能な「狩猟家(ハンター)」[277] [278]
ユウキの命令で迷宮攻略に向かい、破竹の勢いで進むも60階層でアダルマン達に敗北。その後、ガドラと共にリムルと面会して亡命を決意、ラミリスの配下として迷宮で働く事になった。
迷宮のボス
ゼギオン[279]
種族:蟲型魔獣(インセクト)
ジュラの森に生息していた魔蟲。迷宮十傑最強の存在[280]
弧刃虎との戦闘で瀕死の怪我を負いながらも同じく瀕死のアピトのそばを離れず守護する姿に感動したリムルが2体とも助けて名付けした[281]。身体の半分程度を失っていたため、リムルが自分の細胞を与えて補い、外骨格は魔鋼で補った[281]。リムルへの忠誠以外では強さにしか興味を持たない寡黙な男[282]
保護された頃は50センチほどのカブトムシとクワガタを足して割ったような外見だった[281]が、迷宮移住後に完全変態を遂げて細身の人型に進化する[283]。漆黒の外骨格は伝説級に相当する生体魔鋼(アダマンタイト)で構築される[284]
当初命じられた仕事はアピトが花の蜜を集めるのに必要な樹人族(トレント)の集落を守護すること[281]。その後、樹人族やアピトと共にラミリスの作った迷宮へと移り、80階層の階層守護者となる[285][286]
十傑としての二つ名は“蟲皇帝(インセクトカイザー)” [286]。”聖魔十二守護王“の1人として“幽幻王(ミストロード)”の称号を拝命する[287]
助けられた時にリムルの細胞を分け与えられて怪我を修復したことから魂の回廊がつながっており、桁違いの肉体性能に目をつけた『智慧之王(ラファエル)』によってリムルの知らない間に超最適化(フルチューンナップ)を施された[191]。ユニークスキルのレベルを超えた空間支配能力を持ち、『絶対防御』による空間歪曲防御領域(ディストーションフィールド)や次元切断攻撃を使いこなす[288]。迷宮侵攻時は他の十傑を倒して生き残った強者だけを『空間操作』で強引に集めた上で鏖殺している[289]。また、ヴェルドラに師事しており、ベニマルに自分より強い可能性が若干あると言われるほどの強さになっており、また、蟲型魔獣は悪魔族に有利なことから原初の悪魔であるテスタロッサ、ウルティマ、カレラの三人であってもゼギオンに勝ったことはなく、ディアブロであっても下手をすれば敗北しそうになるほどで[191]、迷宮内ではヴェルドラに次ぐ強さを誇る[286][注 8]。さらに、覚醒進化によって究極能力『幻想之王(メフィスト)』を獲得している[290]
アピト[279]
種族:蟲型魔獣(軍団蜂(アーミーワスプ) ⇒ 女王麗蜂(クイーンワスプ))
軍団蜂の最上位種である女王麗蜂。ゼギオンと共にリムルに保護された頃は体長30センチほどのハチだった[281]が、ゼギオン同様に完全変態して女性のように美しい形態となる[291]
助けられた時に命じられた仕事は、森で集めた希少花のみを選んで花蜜を集めること[281]。集められた蜂蜜は不治の病をも完治する特級万能薬となる[279] 。また、ミリム来襲時にはリムルが食べさせて引き分けをなどの条件を引き出すほどの美味であることが語られている[281]
その後、ゼギオンと共にラミリスの作った迷宮へと移り、蜂蜜の採集場を作った[285]。また、鍛錬で“十傑”となるほどの戦闘能力を獲得し、79階層の領域守護者となった[286]
負けん気が強く[292]愚直なまでの直情型で、腹黒いクマラとは仲が悪い[293]
二つ名は“蟲女王(インセクトクイーン)” [286]
たった一匹だけでも特A級に災害指定される軍団蜂で構成された1000を上回る殺戮集団を従える[294]毒針や羽の振動で放つ衝撃の刃を武器とし、最強の毒針「女王の身命針(クイーンオブニードル)」は“魔鋼”をも易々と貫く[295]。全ての魔物の中でも頂点に位置する素早さを持ち[296]、ヒナタやゼギオンと戦闘訓練を繰り返し技量も高めている。ゼギオンの血族として覚醒進化の祝福を受け、喰った蟲の生態を取り込み魔人として生み出すという、大罪系スキルに匹敵するほど強力なユニークスキル『女王崇拝(ハハナルモノ)』を獲得。これにより、迷宮侵攻でミニッツ達に殺された眷属の魂を消費し、複数の蟲の特徴を備えた蟲型魔人(インセクター)を9体生み出した[297]
クマラ[279]
種族:妖魔獣(妖狐
迷宮十傑の1人である妖魔獣。漢字では“九魔羅”と表記[298]
元は魔王クレイマンの配下で「母指の九頭獣(ぼしのナインヘッド)」と呼ばれていた最高位の妖獣。300歳と非常に幼い個体[299]。20年前、カンザスが率いる帝国軍による“妖魔郷殲滅作戦”で故郷を失い、クレイマンに引き渡され[300]、ワルプルギスでの対クレイマン戦の最中にリムルによって支配の呪法を解呪され保護された[301]
リムルに名付けられた際に3本だった尾が九尾まで進化し、その後はランガの推薦でラミリスが作った迷宮の90階層の階層守護者となった[286]廓言葉を喋る。また、進化して幼女の姿に変身できるようになり、魔国連邦の学校で5人の“異世界人”の子供達と友達になった。さらに、尾獣の力を全て取り込む事で真の姿である大人の容姿に変身でき[302]、その姿は豊満で魅惑的な体つきをした傾国の美女で、覚醒進化により茶褐色だった髪は黄金色に変化した[293]
9本の尻尾のうち8本を動物系妖魔獣として従える能力『八部衆』を有する。内訳は、風と音を司る“白猿(ビャクエン)”、重力を操る“月兎(ゲット)”、黒き疫病の支配者“黒鼠(コクソ)”、雷を纏う“雷虎(ライコ)”、大気を支配する“翼蛇(ヨーダ)”、幻覚催眠を使う“眠羊(ミンク)”、炎を纏う“炎鳥(エンチョウ)”、鏡面を移ろう“犬鏡(イガミ)”[303]で、各々が82階層から89階層の領域守護者を任されている。本体も強力だが、八部衆が全て合体した合成獣形態になって初めて最強の力を発揮できる[293]
十傑としての二つ名は“九頭獣(ナインヘッド)” [286]。”聖魔十二守護王“の1人として“幻獣王(キメラロード)” の称号を拝命する[304]
見た目からは想像できない腹黒さと計算高さから、アピトとは性格的に相性が悪い[293]
帝国軍による迷宮への侵攻にて、故郷である妖魔郷を滅ぼして自身をクレイマンに売り飛ばした、母や妖魔郷の皆の仇であるカンザスを見つけ、自分の待つ階層へと送り込ませた。戦闘中に尾獣を呼び出したところ、カンザスがユニークスキル『略奪者』にて母とその配下の尾獣たちの遺体を闇の獣として召喚し一時押されるも、自身の尾獣を呼び戻して全力を持って闇の獣を一蹴。その勢いのままカンザスを粉微塵にしたことで復讐を果たした[191]
アダルマン[279][305]
種族:死霊(死霊の王(ワイトキング) ⇒ 死霊(ワイト) ⇒ 死霊の王(ワイトキング))
迷宮十傑の1人である死霊。1000年ほど前にルベリオスに帰属する小国の王子として生まれ、生前はルミナス教に帰依して当代随一の〈神聖魔法〉の使い手となって“仙人”に至り、西方聖教会の枢機卿の地位についた[306]。しかし、“七曜の老師”の謀略により落命、親友ガドラから輪廻転生の魔法実験を受けていたため蘇生したものの、死者の怨念に囚われて死霊へ転生し[307]、生前の仲間も不死系魔物(アンデッド)になった。その後魔王カザリームに発見されて拠点の防衛機構に組み込まれ、カザリームの死後は拠点と共にクレイマンに受け継がれた。クレイマンに支配されていたときは「示指のアダルマン」と呼ばれており、幾多の不死系魔物を従える死霊の王(ワイトキング)だった。
自分が神聖魔法を使えれば不死系魔物になった仲間を浄化できると以前から嘆いていたが、クレイマンの拠点に攻め込んだシュナ達と対峙した際に「生前が司教だったため、死後に死霊と化した後でも神聖魔法が使える」という特技を持つことをシュナに気付かされた[308]。自分に覚悟が足りなかったことに気づき、カザリームの呪縛で自殺ができなかった為に自分ごと巻き込む目的でシュナに神聖魔法を放つが、シュナに魔法を上書きされ敗北する。支配からは逃れるも自身と一部の仲間は浄化しきらず、残った部下と共にリムルの配下に下った。この時点ではBランクの下級な死霊にまで力が落ちていた。
「見た目が死霊そのままのため、夜に出会うと驚く」「リムルを神、シュナを神に仕える姫巫女として崇める[279]ため鬱陶しい」といった理由により、部下と共に迷宮内のボスとして隔離された[49]。当初は下級の死霊にまで力が落ちていたが、リムルから装備を与えられたことで期待に応えるために努力を続け、迷宮の魔素の高さもあって上位魔将並みの魔素量[309]を持つ死霊の王に再進化しただけでなく、クレイマンに支配されていたときを超えるほどの力を手に入れ、その功績を以て迷宮十傑の一人として迎えられる。さらにルミナスから『詫び』として贈られたスキル『昼夜反転』をもとにベレッタの協力で生み出したエクストラスキル『聖魔反転』により、自らとその配下を聖属性とすることで死霊としての弱点である〈神聖魔法〉を克服し、弱点が存在しない状態となる。初めは60階層の階層守護者であったが、その努力と成長を認められて70階層へと昇格する[310]。また、ルミナスから教わった“信仰と恩寵の秘奥”により、再び〈神聖魔法〉を使えるようになっただけでなく、リムルとの間に名付けに匹敵するほどの繋がりが形成されている[311]
帝国侵攻の前に親友であったガドラと再会し、彼の亡命に対し、自ら身元を引き受けることを承諾。かつての旧交を温めあった[57]
十傑としての二つ名は“不死王(イモータルキング)” [286]。”聖魔十二守護王“の1人として“冥霊王(ゲヘナロード)” の称号を拝命する[312]
アルベルト[279][305]
種族:死霊(死霊騎士(デスナイト) ⇒ 骸骨剣士(スケルトン) ⇒ 死霊聖騎士(デス・パラディン))
生前アダルマンを警護していた西方聖教会の元聖堂騎士(パラディン)。かつて法皇直属近衛師団に勧誘されたこともあったが、それを断ってアダルマンの副官を務めた[313]。忠誠心は生前と変わらず、今もアダルマンを守り続けている。
最初は口の聞けない「死霊騎士」、リムルの配下に下ったときは「骸骨剣士」に退化していたが、進化してより上位の「死霊聖騎士」となった。それにより、魔素を使って骸骨の姿から元の爽やかな青年の姿となる。現在は七十階層の前衛を務める傍ら、迷宮に修行に来る聖騎士達に剣術を指導している。
Aランクの死霊騎士だった時点で、ハクロウと互角に斬りあえるほどの剣の達人。生前の剣技を魔物のスペックで操り、肉体欠損も回復し疲れることもない不死の身体を持つ反則のような存在で、アダルマンの『聖魔反転』で弱点もなくなっている[291]。『精気吸収』がある為に生者では使えないクロベエ・ガルム合作の特質級武器「怨嗟の剣(カースソード)」を扱っていた[314]が、迷宮でクリシュナと斬り結んだ際に破損[315]。戦後の祝勝会でカリギュリオから鹵獲した神話級の装備を授与され、装備中に限り一時的に受肉した精神生命体へと昇華されるという恩恵を得た[316]
二つ名はそのまま“死霊聖騎士” [286]
ウェンティ[317]
種族:死霊竜(デス・ドラゴン)
アダルマンのペット。死せる魔物の頂点に位置する[318]特A級の存在であり、魂をアダルマンの中に預けることで『不死』とも言うべき再生力を有し[319]、“魂”への直接攻撃以外は通用せず[320]、身に纏う妖気に触れるだけで精神汚染を受け[321]、腐食吐息(ゾンビブレス)の瘴気で精神を汚染された者は腐肉者(ゾンビ)となってアダルマンの命令に従うようになる[322]
アダルマンが聖騎士に敗れた際、リムルに頼んで迷宮に連れてきた。祝勝会にて名付けを受け、“冥獄竜王” の二つ名を授けられた事で、闇色の衣を纏う美女へ変身できるようになった[317]
ガドラ[323]
種族:人間 ⇒ 金属性悪魔族(メタルデーモン)
古くから異世界を知り、自らの世界に渡ってきた“異世界人”たちを保護してきた東の帝国随一の大魔法使い。ファルムス王国の大魔法使いラーゼンの師匠。神秘奥義「輪廻転生(リインカーネーション)」にて1000年以上生き続ける怪人。
公には尊大に振る舞うが、根は優しく意外とノリが軽い。また自ら忠誠心がないと豪語する自己中心的な性格で、自分や親しい人物が楽しく暮らせていればそれでいいという帰属心に捕らわれない性格で、それ故いくつもの国を渡り歩いて魔導の知識を蓄えていった。魔素量は低いが魔法技量がずば抜けているので、総合的な実力は“聖人”にも匹敵する[324]。また、かつて暴風竜ヴェルドラと対峙した経験も持っている。
1000年以来の親友であるアダルマンが“七曜の老師”に謀殺されたことでルミナス教を恨み、復讐のため東の帝国に渡り、地位を築き上げた。30年ほど前までは帝国三大軍団の一角「魔法軍団」の軍団長であったが、魔法は才能に依存する上、魔法に代わる武器が開発された事で解体され、自身も左遷されて機甲軍団の技術顧問という名誉職に収まっている[325]。侵攻の際にリムルの情報を集めるべく弟子であるシンジ、マーク、シンの異世界人3人を迷宮へ派遣し、自身はファルメナス王国に渡りかつての弟子ラーゼンから情報を収集した。そこでアダルマンの仇である七曜の老師がリムルに滅ぼされたことを知り仇討という目的を失う。さらにかつて帝国を震撼させた原初の白を始めとする原初の悪魔が多数在籍していることからリムルの脅威を実感し、先に派遣していたシンジたちと共に魔国連邦への亡命を希望した。そこでかつての親友アダルマンとの再会を果たした。また、魔国連邦にて皇帝ルドラと同じ顔と覇気を持つマサユキを見て内心驚愕し、その正体を考察していた。
亡命後はアダルマンと共に帝国の侵攻の際に迷宮十傑の一人に暫定として抜擢され、60階層のボス「魔王の守護巨像(デモンコロッサス)」の操縦士として帝国を迎え撃った。帝国との戦争に際してもマイペースを貫くヴェルドラとラミリスに皇帝ルドラに並ぶ器量を感じとり、またそんな二人をまとめるリムルに畏敬の念を抱いた。
三将ゴウザリンとの戦いで自分の覚悟を示すため元素魔法:生命昇華(サクリファイス)で自爆したが、リムルの魔法を褒めた事でディアブロに気に入られてため黒の眷属として転生し、魔王の守護巨像と融合して新種の金属性悪魔族になる[326]。さらに、『思考加速』『並列演算』を備え[327]、リムル(=シエル)が管理する魔法の数々を記した本の形をした究極贈与『魔道之書(グリモワール)』を習得した[328]
二つ名は“魔導王(ルーンロード)” [286]
エウロス、ゼピュロス、ノトス、ボレアス
種族:火炎竜(ファイアドラゴン) ⇒ 火炎竜王(ファイアドラゴンロード)、氷雪竜(アイスドラゴン) ⇒ 氷雪竜王(アイスドラゴンロード)、烈風竜(ウインドドラゴン) ⇒ 烈風竜王(ウインドドラゴンロード)、地砕竜(アースドラゴン) ⇒ 地砕竜王(アースドラゴンロード)
迷宮の階層に“地形効果”を付与する目的で、上位龍族(アークドラゴン)だった時にミリムに捕獲され迷宮内部に連れて来られ[329]、それぞれ99階層から96階層の階層守護者を任される。エウロスとノトスが女性、ゼピュロスとボレアスが男性[330]。当初は家畜並みの知能しかなかった[258]が、迷宮内の魔素を摂取したことで竜王(ドラゴンロード)へと進化を遂げ、迷宮十傑に加わった。
帝国軍の迷宮侵攻では押し寄せる軍隊を相手に善戦したものの、戦闘経験の不足から敗北。その後、ラミリスからギリシア神話の東西南北の風を司る神に由来する名と、それぞれに“炎獄竜王” “氷獄竜王” “天雷竜王” “地滅竜王” の二つ名が授けられ、これによって人に近い姿へ変化できるようになる[331]
ゴズール、メズール
種族:牛頭族(ゴズ) ⇒ 牛鬼族(ギュウキ)、馬頭族(メズ) ⇒ 馬鬼族(バキ)
元はジュラの大森林で100年以上も戦争を続けていた2種族の長[332]。リムルの配下に過ぎないシオンがダグリュールの息子達を一蹴したのを見て忠誠を誓う。その際にリムルに“名”を授けられたことで進化し、対象の力を制限する空間を創りだすユニークギフト『限定者(サダメルモノ)』を授与され、加えてゴズールはエクストラスキル『超速再生』による物理攻撃特化、メズールはエクストラスキル『魔力妨害』による魔法攻撃特化となった[333]
武闘大会を経て五十階層ボスを交代で担当することになるが、迷宮内で頂点の存在を知ったことで少し謙虚になった。
ヴェルドラ=テンペスト
#竜種参照。

ミリム領

失われた竜の都

ミリム・ナーヴァ[334]
種族:竜魔人(ドラゴノイド)
声 - 日高里菜[65]
“破壊の暴君(デストロイ)” の二つ名を持つ最古の魔王の一人で、ヴェルドラの兄である最初の竜種、“星王竜”ヴェルダナーヴァが人間との間に作った子供[335]。長い桜金髪をツインテールにした少女の姿をしている。性格は天真爛漫そのもの。
数千年前に人間(あるいはエルフ[242])の手により最愛のペットを失った悲しみから暴走し世界を滅ぼしかけ、それを止めようとした魔王ギィ・クリムゾンと七日七夜戦った[335]
詳細は不明だが究極能力を獲得しており[336]、また隠された魔素量なども見抜く解析系ユニークスキル『竜眼(ミリムアイ)』『竜耳(ミリムイヤー)』を持つ。さらに、自己防衛回路として『狂化暴走(スタンピート)』という制御不能の状態を有するらしい[337]
退屈しのぎに魔王クレイマンの謀略に協力していたが、テンペストを訪れた折にリムルとの間で友情が生まれ親友(マブダチ)となれたことを嬉しく思っており、リムルから贈られた拳に装着するアイテムである「ドラゴンナックル[注 9]」がお気に入りでとても大切にしている[339]
リムルと一度別れた後、クレイマンがテンペストに対し妨害工作を行おうとしていることに勘付き、テンペストが害されることを良しとせず、フレイと協力してクレイマンに支配されているかのように振る舞いクレイマンを出し抜いた。魔王達の宴(ワルプルギス)にてクレイマンに操られているふりをしてリムルに戦いを挑んだときに、自らの叔父とも言えるヴェルドラと邂逅し、彼の漫画の知識から出た必殺技に驚愕。リムルがクレイマンを倒した後、ヴェルドラが持っていた漫画に目が釘付けとなっていた[340]
カリオンとフレイが傘下に入った事で彼らの支配領域も統治する事となり、将来的に死亡したクレイマンの領土も支配することが内定しており、大陸南方の広大な魔王領を全て領有する事が決定した。現在はフレイから統治の勉強をさせられており、息抜きに無断で魔国連邦まで遊びに来ては夢中になって遊び呆け、フレイに叱られて連れ戻されている。
テンペストの開国祭にてリムルがヴェルドラとラミリスと共にアトラクションとして迷宮づくりを行っていることを直感にて嗅ぎ付け、自身も強引に参加した。そこで、ドラゴンロードになる前の4体のドラゴンをテイムし、迷宮のボスとしてラミリスに与えた。ラミリスとは同じ最古の魔王として仲が良かったが、迷宮づくりを通じてリムル、ヴェルドラ、ラミリスたちと迷宮(ゲーム)仲間として良好な関係を築く[341]。リムルが作った擬似魂によって赤いスライムのアバターを作成し、自身もリムルたちと共に迷宮攻略や侵入者の排除などを行い楽しんでいる[342]
マリアベルの策略で友達であったペットのカオスドラゴンが復活し、友達を殺すことができずリムルに助けを求め、彼の手腕により、擬似魂によりカオスドラゴンの心核を保護し、ミリムからガイアの名前を与えられた[343]。その後、ドラゴンとして生まれ変わったガイアと再会し、大いに喜び、ガイアの育成を踏まえて迷宮での攻略に勤しむ[344]
ミッドレイ、ヘルメス[345]
種族:龍人族(ドラゴニュート)
竜の都を統治する神官団の神官長と神官。
ミッドレイはミリムの組手相手が出来るほどの実力者で、ユーラザニア侵攻の際はスフィアとガビルを同時に相手取って圧倒している。豪放磊落を絵に描いたような人物だが、固定観念に凝り固まった部分も強く、ミリムからは嫌われている。特に御馳走として出される生の野菜盛りはミリムにとって苦痛でしかなかった。後にテンペストの開国祭でシュナに諭され自らの過ちを認めた[51]。ガビルとは仲が良く、青色軍団に配備する飛空龍(ワイバーン)の捕獲や、“飛竜衆”の『竜戦士化』訓練にも協力している。
ヘルメスはミッドレイの側近だが、他国を旅したことがあり、自国が停滞していること、ミリムが自分たちに「我慢して付き合っていること」に気づいている。
ガイア
種族:精霊竜(エレメンタルドラゴン) ⇒ 混沌竜(カオスドラゴン) ⇒ 小竜(ミニドラ)
ミリムのペット。かつては“星王竜”ヴェルダナーヴァの転生体[346]の精霊竜[347]だったが、耳長族の古代魔導王国に殺されてしまう。ミリムが魔王に進化した影響で復活したものの、魂を失っていたせいで意思のない邪悪な混沌竜として蘇生してしまったため、封印されていた[348]。その力は竜王よりも強大で、覚醒魔王級を遥かに超える巨大な魔素量を秘めている[349]
封印を解かれ、マリアベルの『強欲者』で操られて古代遺跡“アムリタ”を襲撃した際、ミリムが精神体と星幽体を砕いて摘出した心核を“擬似魂”に吸い込ませ、さらに名付けをしたことで転生に成功、全長50センチほどの小竜として復活した。『地』の属性を備え、重力操作が可能なほか、あらゆる物質を腐蝕させる呪いを帯びた「瘴気呪怨吐息(カオティックブレス)」を使うことができる[350]。ミリムが直接鍛えるには幼すぎるので、現在はリムルが迷宮で預かり育てている。

獣王国ユーラザニア

カリオン[351]
種族:獣人族(ライカンスロープ[352]
声 - 内匠靖明[195]
“獅子王(ビースト・マスター)” の異名を持つ獅子の獣人にして、元魔王の一人。豪快な体育会系だが、物事を見抜く洞察力も高い。
前王であった父を下克上で弑逆した異母兄グラディムを当時の“三獣士”と共に追放し、王位を得た[353]。そしてミリムとカザリームの推薦で魔王に就任した[354]
暴走したファビオを引き取る際にリムルと邂逅し、友好国として交流を図る。魔王ミリムから宣戦布告を受けた時は国民をテンペストまで避難させた後で、魔王同士の一騎討ちに臨んだが敗北。しばらくは死んだ事にして、クレイマンの企みを暴く為に正体を隠してミリムとフレイに協力した。『魔王達の宴』の最中に魔王として立つ力量が自分にないことを認めて魔王の座を降り、臣下共々魔王ミリムの配下となる道を選んだ。魔国連邦の武闘大会では、ミリムの指示で「獅子仮面(ライオンマスク)」として出場、1回戦でゲルドを降したものの、2回戦ではゴブタが正体を明かさないというハンデを突いてきたため、棄権した。
帝国によるドワルゴン制圧作戦では同盟国の救援として出陣し、異母兄であるグラディム大将を撃破。これにより真なる魔王へと進化する[355]
獣人の固有能力『獣身化』が進化したユニークスキル『百獣化』により、あらゆる獣の特徴を調和させた姿へ変身することで真の力を発揮する[356]
アルビス[99]
種族:獣人族
“黄蛇角(オウダカク)” の二つ名を持つ女性の上半身に黒い大蛇の下半身を持つ半人半蛇の獣人で、獣王国ユーラザニアの最高幹部三獣士のまとめ役。カリオン配下だが、他の三獣士と共に開国祭開催まで首都リムルに滞在しリムルを助けている。クレイマンの策略で暴風大妖渦(カリュブディス)と対峙した際にベニマルの圧倒的な力に助けられた際にベニマルに惚れ、以来ベニマルの妻となるために努力している。
また、同様にベニマルの嫁になると宣言したモミジに対しては即座に攻撃を仕掛けた[49]。しかし幾度も拳を交えるうちに友情が芽生え、「子を望む未亡人以外の重婚」を禁じる魔国連邦の法を逆手に取り、ファビオと結婚したうえで迷宮内で復活前提で本気で殺し合い勝利。夫と死別したという建前で、帝国軍との戦争後の祝勝会にてベニマルの第二夫人に立候補し、国際結魂に至る。
思考加速・空間制御・空間移動の効果を持つユニークスキル『制圧者(アッスルモノ)』を持ち[357]、2段階の『変身』と視界に入った者へ各種状態異常を付与するエクストラスキル『天蛇眼(ヘビノメ)』による近距離特殊戦闘を得意とする三獣士最強の戦士である[358]
フォビオ[36][35][359]
種族:獣人族
声 - 山下誠一郎
“黒豹牙(コクヒョウガ)” の二つ名を持つ黒豹の獣人で、“三獣士”の一人。三獣士中唯一の男性獣人。獣王国ユーラザニアより調査及びスカウトのために首都リムルに乗り込んで来たが、リグルドを殴った場に居合わせたミリムに沈められた。その後、復讐心を中庸道化連に利用され、作中最初の暴風大妖渦(カリュブディス)の依り代にされた。
解放後は自らを救ったリムルに恩義を感じ、カリオンに忠誠を誓いつつもリムルに恩返ししようと動いている。また利用される原因となった直情的な性格を恥じて冷静さを身に付けようと努力している。
カリュブディスに飲み込まれたことにより、獣人特有の『自己再生』はエクストラスキル『超速再生』に至っている[360]
アルビスとベニマルが結婚するための作戦を手伝わされ、アルビスと結婚したうえで迷宮内で殺し合い敗北、勝てたら本当に結婚できるはずだったが失恋に終わる[361]。その後は同じ境遇のゴブアと急接近する[217]
スフィア[359]
種族:獣人族
“白虎爪(ビャッコソウ)” の二つ名を持つ白虎の女性獣人で“三獣士”の一人。他の三獣士と共に現在はカリオンの配下でありつつ大恩あるリムルに従っている。血気盛んで怖いもの知らず。雷を操る能力を持ち、爪に電気を宿して戦う。使節としてテンペストを訪れた際に勝負して以来、シオンとは仲が良い。
グルーシス
#ファルムス王国 ⇒ ファルメナス王国参照。
フォス
種族:獣人族
「異聞 ~魔国暮らしのトリニティ~」の主人公。カリオンの密命で「ジュラ=テンペスト連邦国を訪れ、旅人として魔国連邦の内情を探る」ことを命じられた。長期滞在となるため、生活費を稼ぐ目的で警備隊に入隊し、ゴブタらの配下として活動している。

天翼国フルブロジア

フレイ[150]
種族:有翼族(ハーピィ
“天空女王(スカイクイーン)” の異名を持つ有翼族の女王であり魔王の一人だった。母である先代女王を倒して有翼族の女王となり、“魔王種”を得た[362]
自らの力不足を感じ、リムルの魔王就任を機に魔王の座を返上し、カリオンと共にミリムの配下に入った[363][364]。ミリムの配下にはなったが国王としての経験は伊達ではなく、仕事を放り出してはテンペストで遊んでいるミリムにとってはリムルとは別の意味で勝てない相手となっている。
以前から魔導王朝サリオンの首都を欲し、そのための戦力として長鼻族を支配下に置こうとして三竦みの膠着状態となっていたが、現在は魔国連邦の技術協力で建造予定である新都摩天楼に執心している[365]
帝国のドワルゴン制圧作戦に対しては同盟国として出陣。双子の姉妹だった“朱雀”ナジムを討ち取り、真なる魔王へと進化する[366]
その身で受けた全ての攻撃を相手に叩き返すユニークスキル『双克者(オナジモノ)』を持つが、自分もダメージを負うので使い勝手が悪い[367]。また、特定範囲の座標を把握し隅々まで見渡せるうえ、“魂”まで視えるようになるエクストラスキル『天球眼』や、種族固有能力として爪で捕らえた相手の能力を封じる『魔力妨害』を持つ[368]。さらに、有翼族の女王として、同種族からの攻撃に対する絶対優位がある[362]
ルチア、クレア
種族:有翼族
“双翼”と呼ばれるフレイの側近。ルチアが金髪で、クレアが銀髪[369]

武装国家ドワルゴン

ガゼル・ドワルゴ[370][371]
種族:ドワーフ
声 - 土師孝也[210]
ドワーフ王国「武装国家ドワルゴン」の3代目国王。“聖人”。
深層意識まで読み取る読心スキルを有する。当初は心を読まれているとは知らないのに表層意識までしか読めないリムルを「暴風竜のような怪物」と認識して警戒していたが、魔国連邦と最初に国交を結び、以後も最後まで同盟国として全ての面で味方に付きリムルを後押しした。見返りとして回復薬を初めとする魔国連邦の技術力を相互提携する技術交換条約を締結したほか、ドワーフ王国とテンペストを結ぶ街道の整備を、全額テンペスト負担で敷設・整備させている。
子供のころにジュラの森で迷った際に大鬼族の剣鬼(後のハクロウ)と出会い“朧流”の剣技を学んだ過去があるため、同じくハクロウを指南役として剣技を学んでいるリムルをことあるごとに「弟弟子」と呼ぶ。
ユニークスキル『独裁者(ウエニタツモノ)』を所持しており、その効果で上記の深層意識まで読み取るスキルを持つ。また、ハクロウから施された剣術と『英雄覇気』を合わせた戦法を得意とし、英雄王と称されるその実力は、“異世界人”である法皇直属近衛師団筆頭騎士のヒナタに匹敵する。召喚した大地の精霊王と『同一化』して、時間制限はあるが覚醒魔王に匹敵する存在値を得る切り札も持つ[372]
バーン、ドルフ、アンリエッタ、ジェーン[373]
種族:ドワーフ
声 - 江川央生(ドルフ)、朝日奈丸佳(アンリエッタ)
ガゼル王に仕える武装国家ドワルゴンの幹部達。
バーンは漆黒の重鎧を纏う、ドワルゴンの軍部の最高司令官(アドミラルパラディン)。ガゼルに次ぐ実力者で、良き友人でもあり、私的な場面では砕けた口調で王に接する。やや堅い性格であるが、ガゼルが信用するリムルのことを自身も信用している。
ドルフはドワルゴンが誇る最強戦力の秘密部隊、天翅騎士団(ペガサスナイツ)の団長を務める純白の騎士。バーン同様、ガゼルとは親しい間柄だが、やや堅い性格で、普段は文官を装っている。リムルとは盟約を結んだ後、復活した暴風大妖渦(カリュブディス)を倒すため、天翅騎士団を率いてリムル率いるテンペストの軍勢と共闘した。
アンリエッタはドワルゴンの暗部の長(ナイトアサシン)を務める美女。リムルがベスタ―との一件でカイジンと共にドワルゴンを追われた際、ガゼルの密命によりリムルを監視していた。鬼人であるソウエイがリムルの配下となった際、自身の抱える諜報員たちがソウエイに軒並み追い払われた苦い経験があり、テンペストとの盟約の場でソウエイと火花を散らしていた。
ジェーンは宮廷魔導師(アークウィザード)を務める老婆で、バーン達と同様にガゼルと親しい。ガゼルのことを信用しているとはいえ、リムルの規格外の行動にたびたび驚き、ガゼルに警鐘を鳴らす。テンペストと東の帝国の戦いを映像にて確認した際、テスタロッサとウルティマの規格外の強さを目の当たりにし、ガゼルからディアブロを始め複数の原初がリムルの配下に就いたと聞かされたときは珍しく興奮し、黙っていたガゼルを責めた。

ブルムンド王国

フューズ[374][375]
種族:人間
声 - 成田剣[210]
ブルムンド王国自由組合の支部長(ギルドマスター、ギルマス)。カバルたち3人の冒険者の直属上司。
元冒険者でA-ランクの実力者でもある。魔物の町を作ったリムルを警戒しテンペストを訪れたが、滞在するうちに信用するようになり心からの協力関係を結んで動くようになった。後に王国で情報局統括補佐の席を与えられ、王から全権代理の委任状を渡されている[376]
カバル、ギド、エレン
#魔導王朝サリオン参照。
ベルヤード[377][375]
種族:人間
声 - 山本格[378]
ブルムンド王国の男爵。頭脳明晰で先見の明に長けた大臣として、王からの信頼も厚い。魔導列車の中継地をブルムンド王国に誘致する際には、その影響を正確に予想しリムルを驚かせた。流通拠点としてブルムンド王国を開放し、魔導列車の開通に備えることを約束した。
ドラム国王、ブルムンド王妃[375]
種族:人間
ブルムンド王国国王。一見して温厚で無害な人のようだが、リムルへの協力を打算あってのことと伝えたり、リムルの人魔共栄圏構想におけるブルムンド王国への要望を聞いてその野心を燃え上がらせるなど計算高さと野心を持っており、リムルからは判断力に優れたギャンブラー気質だと評価された。王妃とはおしどり夫婦として知られており、王妃もまた計算高さと高い知性にて王と共に小国であるブルムンドを支えている。打算を持ちながらリムルとの協力関係に大国であるファルムス王国との戦争を覚悟するほどの義理堅さを示し、リムルから高い信用を得ている。

ファルムス王国 ⇒ ファルメナス王国

ヨウム[379]
種族:人間
声 - 細谷佳正[380]
ジュラの大森林と接する領地を持つ貴族・ニドル伯爵が組織した調査団団長。元は軽犯罪を犯して矯正施設という騎士団の雑用係をさせられていた。しかし人を惹きつける魅力と確かな統率力を持っている。当初は「大森林で豚頭帝の軍勢に見つかり全滅した」ということにしてメンバー全員が姿をくらまし、他国へ渡ろうとしていた[381]。しかし、リムルによって豚頭帝を倒した英雄へなることを言いくるめられ、それに見合う最低限の強さを手に入れるために新たな装備とともにハクロウに預けられ、英雄と呼ぶに相応しいだけの強さを身につけることとなった[381]。その後、ファルムス王国へ豚頭帝討伐の報告を済ませた後はテンペストを拠点としてファルムス各地を巡って人助けを行い、数カ月後にはAランクの上位魔人と互角に戦えるほどの力を得て、英雄として上り詰めていく[381][213]
英雄となるまでの過程で一生を添い遂げることになる魔人ミュウランと縁を結んだほか、生涯の親友となる魔人グルーシスとも知り合った。ディアブロによって篭絡したエドワルドから王権を禅譲される。即位と共に国名をファルムスからファルメナスと改め、自身も「ヨウム・ファルメナス」と名乗る[382]
ミュウラン[383]
種族:人間 ⇒ 魔人
魔王クレイマンの元部下で、「薬指のミュウラン」と呼ばれていた女性。元々は300年を生きる魔女で、クレイマンの秘術“支配の心臓(マリオネットハート)”を受けて人間から魔人となった事で若さと永遠の寿命を得たが、代わりにその命を握られて渋々命令に従っていた[384]
クレイマンの指示でヨウムパーティの一員して魔国連邦に潜入するが、当初はただのバカと見ていたヨウムを愛するようになる[385]。そして自身の死を厭わず愛するヨウムを助けようと、クレイマンの命令に従順に従ったことがシオンらテンペスト住人が犠牲となる原因となったが[386]、リムルによりクレイマンに死亡したと思わせる策略でクレイマンの呪いから解放されリムルに忠誠を誓った[387]
ヨウム以外にもグルーシスからも愛を語られている他、ヨウムの仲間たちからも慕われている。国王として即位したヨウムと結婚。王妃となり「ミュウ・ファルメナス」と名乗る[382]。その後、ヨウムの子を身籠り[344]、女児ミームを出産したことが明かされている[388]
グルーシス[389]
種族:獣人族
狼の獣人で、獣王国ユーラザニア使節団代表の一人としてリムルの元に訪れた。いろいろあってヨウムPTの重要職として潜入中であったクレイマン配下のミュウランに惚れ、またミュウランが惚れた相手であるヨウムと親友の間柄になる。
ヨウムが王位に就いた際に欠員のできたファルメナス王国騎士団長に就任する[382]
ミュウランがヨウムの子を身籠ったときはショックで落ち込んでいたが[344]、出産後には父性が芽生えミームを自分の娘と呼んでいる[388]
ロンメル[389][381]
種族:人間
声 - 堀江瞬
ニドル伯爵が組織した調査団のお目付け役として同行する法術師(ソーサラー)。魔法学院を卒業したばかりの新米で世間知も低い。命令で掛けた「契約魔法」を伯爵の腹を読んだヨウムに脅される形で無断で解除してしまったが、その後はヨウムのカリスマ性に心酔している[381]。調査団が逐電する際にはロンメルだけが戻って全滅したとの報告及び警告、依頼料を受け取って後に職を辞して合流する手筈だったが、リムル発案の「ヨウム英雄化計画」から、一足先にファルムスに帰還してヨウムによる豚頭帝退治を盛りまくって報告した[381]
エドマリス、エドワルド[390]
種族:人間
エドマリスはファルムス王国を治める強欲な国王。ジュラの大森林に侵攻したことでリムルの怒りを買い2万の軍勢全てを失った挙句、復活したシオンの『料理人』で肉塊に肉体改造されファルムス王国へ送還される。その後肉塊状態を治療したディアブロの傀儡となり王座を降り、英雄ヨウムを後継者に指名した。退位後は公爵の地位を辞退して子爵になり、ニドル伯爵領に近い小領地に移住した[391]
エドマリスの弟であるエドワルドは王座を求める野心を七曜の老師グラン、三巨頭ダムラダに利用され一度は王座に着いたものの、ディアブロへの恐怖によりヨウムへ譲位することを承認した。その後は正体を隠してファルメナス王国の顧問となり、ヨウムを支えている[344]
エドガー[382][344]
種族:人間
ヨウムの従者。エドマリスの息子で本来は王族。王様らしくないヨウムに苦労しているが、それ以上に彼を慕っている。
ヨウムはエドガーを次の王にと考えているが、エドガーはヨウムとミュウランの御子が王を継ぎ、その方に仕えることが夢であると宣言している。
ラーゼン[390]
種族:魔人
大秘術:憑依転生(ポゼッション)を使い他人の体に憑依しつつ、ファルムス王国へ何百年も仕えている宮廷魔術師長。魔導師級以上の魔法を極めた英雄で、ファムルスの守護者にして、叡智の魔人と呼ばれ[392]、周辺国からも実力を一目置かれていた。
ファルムス王国が召喚した“異世界人”の1人・ショウゴの肉体を乗っ取り魔人になったが、部下の殺害に怒り狂うリムルへの脅威によって最終的にはエドマリスの命を救う為にファルムス王国を捨て、ディアブロの『誘惑』に屈しテンペストへ恭順する意志を示した。
その後は新たな王として擁立されたヨウムを助けている。また、東の帝国に所属していた魔法使いガドラの高弟の一人でもあり、帝国の侵攻の前にやってきた師と再会し、西側諸国での出来事を伝え、同時に魔王リムルとテンペストの脅威を伝え、敵対せぬよう強く忠告した[388]
レイヒム、フォルゲン[390]
種族:人間
レイヒムは元々はニコラウスに仕える西方聖教会ファルムス王国最高司祭の立場にあったが、ジュラの大森林への侵攻の際にエドマリスらと共にリムルに捕らえられ捕虜となった挙句、ディアブロの計画を邪魔するために“七曜の老師”に暗殺された。
フォルゲンはかつてラーゼンにより召喚された異世界人であり、ファルムス軍騎士団長の立場かつラーゲンの親友であった。自分が率いる配下の力を理解して使用出来、目に見える範囲内で死んだ部下の能力を選択して獲得可能なユニークスキル『統率者(ヒキイルモノ)』を持っていたが、テンペスト侵攻時にリムルによって殺害された[70]
田口 省吾(ショウゴ・タグチ)、橘 恭弥(キョウヤ・タチバナ)、水谷 希星(キララ・ミズタニ)[393]
種族:人間
ファルムス王国によって数年前に召喚された日本人の“異世界人”。全員が強力なユニークスキルを持つが、我が強く自己中心的で、凶暴、快楽殺人者など対人欠陥を持つ[43]
テンペスト侵攻時にシオンらを殺害した実行犯たちだったが、後にテンペストの幹部たちと相対した際に全員が死亡した[注 10]
なお、持っていたユニークスキルはそれぞれ『乱暴者(アバレモノ)』『切断者(キリサクモノ)』『狂言者(マドワスモノ)』で効果はそれぞれ武器破壊効果付与&身体硬化、思考加速&擬似刀剣生成、魔力波による思考誘導。
また、ショウゴは死にかけた際にキララを殺すことで新たに『生存者(イキルモノ)』を獲得し、高速再生能力を得た。それによりこの三人の中で唯一生き延びたが、味方だと信用していたラーゼンによって精神を破壊され、身体をその身に宿る能力ごと乗っ取られた[70]
サーレ、グレゴリー
種族:人間
“十大聖人”のうち、「法皇直属近衛師団(ルークジーニアス)」の“三武仙”。
“蒼穹”のサーレは、耳長族の血を引くため外見は少年だが“十大聖人”最年長。“聖人”であり、相手の技能を見ただけで見破り、習得も可能になるというユニークスキル『万能者(デキルモノ)』を持つ[394]。ヒナタの前の法皇直属近衛師団筆頭騎士であり、追い落とされたことで彼女に反目している。ディアブロ討伐任務では、同僚グレンダのせいでディアブロと単身で交戦する羽目になり、圧倒的な実力差の前に完敗。
“巨岩”のグレゴリーは、『万物不動』の剛性を備えたサーレの片腕。ディアブロ討伐任務に就いた際に、はしゃいだランガによって味方を全滅させられてしまい、これが原因で“犬嫌いの不動要塞”と呼ばれるようになる[395]
2人とも大失態のために法皇庁に帰ることができないという事情から、現在はラーゼンに拾われて弟子入りしており、将来的にはファルメナス王国で裏方仕事を任される予定[396]

イングラシア王国

井沢 静江(シズエ・イザワ)[397]
種族:人間 ⇒ 炎の魔人[398]
声 - 花守ゆみり[65]
リムルの人型時の姿の元となっている儚げな美少女の姿を持っていた元日本人の女性。劇中ではシズと名乗る[399]
東京大空襲下の炎上する東京から魔王レオン・クロムウェルによりこの世界に召喚された[400]。この時、焼夷弾によって全身に大火傷を負った状態で召喚されたため、『炎熱操作』『炎熱攻撃無効』のスキルを獲得した[400]
レオンは一度は見放したものの、炎への適正を見抜いたため上位精霊である炎の巨人(イフリート)を召喚し、肉体を与えるために憑依させた。生き延びるためにイフリートが憑依することを許可したものの、身体を奪われるのを嫌ったことで『統合』と『分離』の効果を持つユニークスキル『変質者』を獲得し、身体は支配されたものの、自我を保つことが出来た[400][399]。このことから自分を人間として見ていないレオンへの強い憎しみを持つこととなった[400]
数年後、自分の意志である程度動けるようになったため、イフリートとの共生がうまくいっていると思っていたが、イフリートが暴走[399]。仲良くなった少女ピリノ(声 - 本泉莉奈)とピリノとシズから一文字ずつとって名付けた風狐ピズを炎によって灰も残らず焼き尽くしてしまい、人並みの幸せも叶えられないことに絶望する[399][398]
後にレオンの城の一つにやって来た女勇者に保護され、イフリートを抑え込む効果を期待できる抗魔の仮面を贈られた。その仮面を被ることで魔人の力を自分の意志で使いこなせるようになり、勇者とともに冒険者として活動し、いつしか「爆炎の支配者」という異名を持ち尊敬を集める[401][402][398]
シズを残して勇者が旅立ったあとは、勇者と同じように苦しんでいる人を助けたいと諸国を巡り、英雄と呼ばれるまでの存在となる[401]
しかし、肉体的には加齢していなかったが、精神力は衰えており、ドラゴンに襲われた町を助けるためにイフリートを呼び起こしたところ、代償として一週間もの昏睡状態に陥ってしまった[401]。このまま力を使用すれば、支配力に抗って暴れるイフリートを抑えきれずに解き放たれ、少女と風狐を灰にしてしまったあの惨劇をまた引き起こすかもしれないという恐怖から、冒険者を引退し、イングラシア王国にて戦闘技術を教える教導官として活動することを決めた[401]
数年後、同郷の出であるユウキとヒナタという生徒を迎え入れた[21]。どこか境遇が似ていたヒナタに共感を持っていたが、必要な技術を身に着けたヒナタは早々に去ってしまった[21]。追いかけたほうが良いかと思ったものの、ユウキが国と冒険者互助組合の相互扶助関係の構築が佳境を迎えていたため、ヒナタを見送り、ユウキを支えていくことを選んだ[21]。その後は裏方として支えてきたユウキが自由組合総帥となったことで、やるべきことを全て達成したと満足し、唯一の心残りを果たそうと旅にでることを決意した[21]
魔王レオンの居城へ行く途中、旧知のもとへ寄るとヴェルドラが消失したことで調査隊が出るため、森を抜けるなら一緒に行くといいという話を聞き、この折にカバルたちと合流、騒動の末にリムルに出会った[21]
最終的に暴走したイフリートをリムルが『捕食者』で取り込んだことにより暴走は収まったが、シズの生命力の維持にもイフリートが使用されていたこともあり、急速に衰えた生命力は回復の見込みがなく、シズは自らの意志でリムルの中で眠ることを望んだ[21]。そして、シズの持っていたスキルと容姿、レオンへの憎しみ(想い)はリムルへ受け継がれることとなった[403][67]
死後、リムルに吸収された後も意志や魂がリムルの中で生きているようにリムルは感じており、リムルの夢の中に登場するなどしている[67]。勇者クロノアが封印から解き放たれ暴走し、リムルが魂に干渉した際にはリムルの中の幻影として心象風景に登場。そこで勇者の正体が教え子であるクロエとヒナタであることを知り、自分を助けてくれたヒナタに感謝し再会を喜んだ。また、レオンの本心も知ることができ、リムルが約束通りレオンを一発殴ってくれたおかげで、レオンに対する恨みやこの世界に対するわだかまりから解放されることとなった[246]
炎の巨人(イフリート)
声 - 八代拓 [404]
魔王レオンによって召喚され、シズへ憑依した男性の姿をした炎系の上位精霊[397]。リムルとの戦いで『捕食者』によって『胃袋』へ隔離される際にヴェルドラの干渉によってと同じ空間へ取り込まれた[21][176]
ヴェルドラとの対話から自身はレオンを崇拝しており、よってレオンを憎むシズとの相性は最悪で、わかり合うことなどできず、シズはスキルでイフリートの力を制御していただけであったことが語られている[405][176]。これが原因でシズの強さが中途半端になり、イフリートの暴走を許したのだろうとヴェルドラは推察している[405]。また、共に心が通っていれば、力は数倍になり、寿命もここで尽きるということもなく、違う道を行くこともできたであろうと推察されている[405][176]
復活後については#カリス参照。
神楽坂 優樹(ユウキ・カグラザカ)[241]
種族:人間
声 - 花江夏樹[195]
元日本人の“異世界人”で、自由組合総帥(グランド・マスター)。異世界転移時に能力を全く獲得出来なかった代償として加齢しない肉体を得ており、高校生の外観を保っている[40]。また、魔法を一切使えない体質となっている[40]
元の世界への帰還方法を生涯の課題として探索している[40]。という建前のもと、西の自由組合・東の犯罪組織“三巨頭”のリーダーとなり世界征服の計画を練っている[53]
ヒナタと同時期にシズに弟子入りしており、シズの心残りであった召還失敗の犠牲者である5人の子供をイングラシア王国自由組合本部近くの学校に置いて保護している。
実は魔王レオンとの闘いに敗れ、スピリチュアルボディとして漂っていた魔王カザリームが自身の復活のため、体を奪い取るために召喚されており、その際に下記のユニークスキル『創造者』を習得し、封殺能力(アンチスキル)にてカザリームに勝利。彼を配下として加え、魔導王朝サリオンで作成されたホムンクルスの身体を入手し、自身の副官である「カガリ」としてカザリームを復活させる。その過程で、カザリームの所属する中庸道化連に対してもカザリームの復活を報酬に協力を依頼しており、カザリームを復活させた後も、中庸道化連のボスとして彼らを直属の部下として使っている。中庸道化連の一人であるクレイマンの魔王としての立場を利用し、彼に指示を与えながら勢力の拡大を図っていた。
世界を渡る前、地球においても念動力などの超能力を扱うなど、格別の才能を有していた。中学生になったばかりのころに両親が事故死し、その原因が社会の欠陥から生まれたが故の不幸という理不尽に対し怒りを覚える。社会への報復として社会の破壊を検討するも、大勢の人間を不幸にする選択までは割り切れず、政治家として国家を社会を自分の思い通りに改善するという方策を出しその実行を行うか悩んでいたが、決断する前にカザリームにてこの世界に召喚される。その才能にてこの世界の仕組みを理解し、自分がこの世界を支配し正しい方向に導くという思想のもと、世界征服へと動き出した[406]
テンペストの開国祭の折にリムルからクレイマンの黒幕であることを看破され、自身もリムルから疑われたことに勘付く[242]。マリアベルの起こした事件を利用し、マリアベルのユニークスキルを奪い殺害し、彼女に精神支配を受けていたという体を装ったが、リムルの智慧之王を誤魔化すことはできなかった(ユウキは見抜かれていたことに気づいていない)[407]。以降自身の行ってきた悪行をロッゾ一族になすり付け、拠点を東に移すことを画策したが、グランベルの策略に嵌り、勇者クロノアの解放に利用されてしまい、そこでリムルやその場に居合わせたレオン、ルミナスに正体を明かしてしまうこととなった[180]。その場を逃走し、西側での立場を捨て東の帝国に逃亡を図ったが、それを快く思わなかった魔王ギィの襲撃を受け応戦。自慢のアンチスキルや、“聖人”として進化させた力を以てしても全く歯が立たず、仲間であるラプラスに庇われることになり、大きな挫折を味わう。それでも折れずにギィに取引を持ち掛け、東の帝国を内側から崩壊させ、力を蓄え改めてギィに挑戦するという宣告にギィの関心を買うことができ、一時的にギィを含む魔王勢と休戦協定を結んだ。闘いの後、スキルにはまだ先があることを理解し、ユニークスキル「強欲者」を究極能力『強欲之王』として進化させた[406]
そして、ギィに宣言した通りに行動を起こし、1年足らずで帝国軍の“大将”となって『混成軍団』を率いる軍団長に任命される[408]。カリギュリオを唆して機甲軍団と魔獣軍団を西方に出兵させる事で、手薄になった本国にてクーデターを起こそうと画策する。しかし、実行前に近藤に計画が露呈し、自らはルドラに精神支配を受け、ドワルゴンの東部都市に待機していた混成軍団はヴェルグリンドに粛清されて、自分同様支配下に置かれたカガリの妖死冥産の材料にされる。
リムルと出会ったときに上記のように異世界転移時に能力を獲得できなかったと語っていたが、実際のところは能力を隠し持っている。
一つはユニークスキルを生み出すユニークスキル『創造者(ツクルモノ)』。これにより外部からの魔力とスキルの効果を任意で打ち消す霊的体質『封殺能力(アンチスキル)』を作り出した[409]。能力や魔法を攻撃・防御問わずすべて無効化するため、近接戦においては魔王となったリムルとも互角の戦いをする[343]。また、ギィとの戦闘の中で自らを完全な“聖人”へと進化させ、人間としての弱点を捨て去っている[410]
二つ目は対象の能力を奪うものでこれは条件が厳しいのかマリアベルから特殊能力『強欲者』を奪う時にしか使われていない[343]。ユウキ本人も例外的なものだと認めるような発言している[注 11]
三つ目は上記の『強欲者』を奪った際にそのスキルに宿った意思を屈服させ、進化させた大罪系究極能力『強欲之王(マモン)』[406][411]。奪う事に特化しており[412]、触れた相手からエネルギーを奪う『吸命』や、感情を刺激して記憶にまで影響を及ぼす『操心』などの権能を内包する[413]
三崎 剣也(ケンヤ・ミサキ)、関口 良太(リョウタ・セキグチ)、アリス・ロンド、ゲイル・ギブスン、クロエ・オベール[240]
種族:人間
イングラシア王国 ⇒ 魔国連邦を参照。

神聖法皇国ルベリオス

ルミナス・バレンタイン[414]
種族:吸血鬼(ヴァンパイア
“夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)” の二つ名を持つ覚醒魔王であり、唯一神ルミナスとしてルベリオスに君臨する神でもある。吸血鬼族の真祖の姫。
吸血する対象である人間が幸福感を得れば得るほど、その血液が美味となることから人間を保護している。吸血に際し人間を死に至らしめるほどの量は必要なく、ほんの少しの血液だけで済む。
皇国の実際の維持管理は全て配下が行っており、ルミナス自身は普段は「奥の院」に隠遁しており、外出する際には身代わりを務める部下(ロイ、ルイ)に付いたメイドに扮している。
2,000年前に当時の首都でありルミナスが建造した夜薔薇宮(ナイトローズ)を破壊したヴェルドラに対して未だに怒りを抱いている[注 12]。そのため、ヴェルドラに対しては強く当たっているが、同時に破壊の権化であったヴェルドラがリムルと友人になったことで他人に寄り添う様を見せるようになっていることには内心驚愕していた[415]
また、ヴェルドラの一件で自分たちを救ってくれたクロエとヒナタとはかけがえのない友人となり、クロエとヒナタの魂が眠りについたときには、クロノアのみとなったクロエの肉体を聖櫃に封印した。同性愛の一面もあるようで、友人であるクロエとヒナタに情欲を抱くほどの情愛を向けており、魔物である自分にとって毒となる聖櫃に封じられたクロエを自身の身体が聖櫃によって焼かれようともまったく意に介さずに愛撫したり[416]、開国祭でヒナタと共に温泉に入ったときにヒナタの裸体を魔力感知を使ってまで観賞し、リムルが果実酒を言葉巧みにヒナタに飲ませてほろ酔い状態にさせたときには内心リムルを天才と称賛している[415]。クロエとヒナタを救ったリムルへの好感はかなり高く、国同士でも友好関係を築くに至っている。
大罪系ユニークスキル『色欲者(ラスト)』を所持し、“生と死”を司る権能を所持していた。また、グランベルにより一度ヒナタが殺害され、時間跳躍によりヒナタの魂が消失した際には、ヒナタを救えなかった無念さから、究極能力『色欲之王(アスモデウス)』に進化した[180][417]
ルイ・ヴァレンタイン、ロイ・ヴァレンタイン、ギュンター[418]
種族:吸血鬼
それぞれ魔王ルミナスに仕える“三公”の一人で、1,500年に渡ってルミナスの影武者として魔王代理や法皇、執事の役を勤めていた。
ロイが魔王“鮮血の覇王(ブラッディーロード)”、双子の兄であるルイがルベリオスの法皇として存在することで「魔王の脅威から人々を守る皇国」としてのマッチポンプで人々の信仰を得ておいた。得意技は血を魔粒子化させて放出する拡散粒子砲「血刃閃紅波(ブラッドレイ)」[419]
代役とはいえ魔王を務めるだけの力量はあったが、ロイは奥の院に侵入したラプラスの実力を見誤り、あっけなく殺された。しかし、元は一人の吸血鬼であったが、ルミナスに討伐されて配下に加わった後、狂暴過ぎたためにルミナスの力で2人に分かたれていたという経緯があったため、ロイの死後はルイが往年の力を取り戻した完全体になり、力は以前の倍以上に高まっている[420]
ギュンターはルミナスに侍る執事。遥か古の時代は敵対勢力の王だったが、ルミナスの配下となってからはその支配体制を構築した[421]。雑事が主ではあるが奥の院である「夜想宮廷(ナイトガーデン)」の仕切りを任されている。“三公”の中では一番の実力者だったが、完全体になったルイには劣る[420]
坂口 日向(ヒナタ・サカグチ)[422]
種族:人間(聖人)
異世界から呼び出された元日本人[40]。剣技は人間の最高位に近い能力で、一度はリムルを死の瀬戸際まで追い込んだ。西方世界最強の剣士と呼ばれ[注 13]、法皇直属近衛団筆頭騎士と聖騎士団長を兼任している[40]
母親のために父親を自らの手で殺害した過去を持ち、宗教に逃避した母をどうすべきか考えていた時に異世界へ転移する。ユウキと共にシズの教え子であり敬愛していた。15歳で召喚され、リムルとの緒戦時には20歳前後の外見となっている[40]
弱者が強者に食いものにされる事のない社会を理想とし、全世界を争いのない平和な社会にする事を理念としている[423]。かつてルミナス教の本質を知り魔王ロイと法皇ルイに戦いを挑むも相打ちとなり、ルミナスに助命され、“七曜の試練”を乗り越えたのち、ルミナスに敗れてその軍門に降り、彼女が築いた平等で公平な社会を維持することに尽力してきた[424]
シズをリムルが殺したという誤情報を掴まされてリムルを襲撃し、あと一歩のところまで追い詰めた。後に“七曜の老師”の陰謀に巻き込まれ魔王へ進化したリムルと戦い敗北、火曜師の奇襲を受け致命傷を負ったが空間転移で駆けつけた魔王ルミナスの手により治癒され事無きを得た。その後リムルが人類に対し全く害意がないことをさまざまな事例で見せつけられ、呆れつつも味方となることを約束している[49]
性格は生真面目で合理主義なため、一見して冷酷だと見られがちだが、規律を重んじ困っている人には手を差し伸べるなど優しい性格。目つきが悪いのは近視のため。子供らしい部分も持ち合わせており、開国祭で祭りの屋台を下見をしてまで遊びつくしたり、ハクロウの握った寿司をワサビ抜きで頼んだりしている。食事に関しても強い関心を見せリムルの作り出した元の世界の食べ物を呆れつつもしっかり堪能し、自分のものを横取りした部下たちをしっかり制裁するなどかなりの食通[425]
夜想宮廷を襲ったグランベルの放つ霊子崩壊からクロエを庇って死亡した際、魂と装備はクロエごと2000年以上の過去に跳ぶ。クロエの身体に宿った状態で過ごし、300年前には身体を借りてヴェルドラを封印した。その後、過去のクロエが転移してきたためルベリオスで眠りに就いたが、2000年のほとんどをクロエの中で過ごしていたため、クロエが覚醒した時には自我が消えかけていたところをリムルとルミナスによって引き戻され、元の身体に蘇生された[246]
ユニークスキルは『予測演算』や思考加速を内包し、論理的思考を支え戦闘時に常に最適解を選び取れる『数学者(カワラヌモノ)』[426]と、相手の力を奪い取る『簒奪』と学び取る『複写』を内包する『簒奪者(コエルモノ)』[427]。また、自動で魔素を分解して影響を無効化する体質を持つため、魔素を介在しない〈神聖魔法〉以外の魔法が通用しない[428]。人間から“聖人”に至っており、その実力は覚醒クレイマンを上回る。さらに5種類の精霊と契約している。ただ、父を殺した心の闇のために光の精霊を受け入れることができず、勇者としての覚醒を果たせずにいた。後にクロノアに名付けをした影響で『簒奪者』は失われ[429]、勇者の“卵”もクロエの“卵”と融合して喪失している[430]
ニコラウス・シュペルタス
種族:人間
西方聖教会の事実上の頂点に君臨する枢機卿。ヒナタの腹心であり、法皇ルイの懐刀。
熱狂的なまでのヒナタの信者であり、宗教はヒナタと繋がる為の手段の1つでしかなく、信仰心は全てヒナタに捧げられ、神ルミナスの実在も察しているが、法皇庁の最高位に立ちながら神を信じていない[431]
ヒナタの暗殺を図った“日曜師”グランを粛清したが、ルベリオス大聖堂襲撃の際はグランベルに一蹴される。しかし、対外的には今もグランを討った張本人という事になっている。
レナード・ジェスター、アルノー・バウマン、バッカス、リティス、ギャルド、フリッツ
種族:人間(仙人)
“十大聖人”のうち、「聖騎士団(クルセイダーズ)」の代表者。
レナードは聖騎士団の副団長で、“光”の貴公子と呼ばれている。美しい柔の剣技に加え、魔導師としても天才的な才能を持つ魔法剣士であり、〈精霊魔法〉〈元素魔法〉〈神聖魔法〉を極めた聖魔導師(セントウィザード)。学生時代に見たヒナタの剣の強さに魅了され、ルベリオスへと移住した[432]。魔国連邦との戦いではギャルドと共にシオンに圧倒され降伏。
アルノーは“空”の二つ名を持つ特攻隊長で、ヒナタに次ぐ最強の騎士。魔国連邦との戦いではベニマルとの一騎討ちに敗北。
4人の隊長格、”地“のバッカスは神聖戦鎚使いの大柄で寡黙な男、”水“のリティス治癒魔法の使い手にして水の聖女(ウンディーネ)を使役する精霊使役者の美女、”火“のギャルドは炎槍・炎獣牙槍(レッドスピア)を操る長身の騎士、”風“のフリッツは風魔法と双剣術を得意とする邪道よりのトリックスターである魔法剣士。バッカスとフリッツはアルビスとスフィアに引き分け、リティスはソウエイに敗れた後に好意を抱く。しかし、ギャルドは侵攻以前に“七曜”に始末され、“火曜師”が成り代わっていた事実が判明した[433]
その後、魔国連邦と同盟を結んだ事で迷宮で戦闘訓練を積んでおり、元神殿騎士のアルベルトから剣術の指導を受けている。
七曜の老師[414]
種族:人間 ⇒ 仙人
西方聖教会の最高顧問であり人類の守護者、偉大なる英雄などと呼ばれ尊敬されていた7人のルベリオス大幹部。“光”を司る長の“日曜師”グラン、“月曜師”ディナ、“火曜師”アーズ、“水曜師”メリス、“木曜師”サルン、“金曜師”ヴィナ、“土曜師”ザウスの7名で構成される[434]
老化を抑制するルミナスの儀式・愛の接吻(ラブエナジー)の頻度が低くなったことで、新しい「お気に入り」が増えることを恐れており[435]、過去にはアダルマンを死地に送り込んで落命させ、現代ではヒナタの存在を邪魔に思って始末する機会を探っていた。
ヒナタ暗殺のため、魔国連邦攻撃にギャルドになりすました火曜師が潜入、月曜師と金曜師も出撃したが、本国から駆けつけたルミナスに粛清され、ディアブロ討伐のためニドル領に向かった土曜師、水曜師、木曜師も返り討ちになって消滅、最後に残った日曜師もニコラウスによって始末された[47]

魔導王朝サリオン

エルメシア・エルリュ・サリオン[436][437][438]
種族:風精族(ハイエルフ)
魔導王朝サリオン皇帝。見た目は絶世の美少女だが、実年齢は叔父であるエラルドより遥かに年上。その年はサリオンの歴史よりも古いと言われ、約2000歳を超えると推定されている。そのため、ドワルゴンのガゼル王に対しても坊や呼ばわりし、十三王家の貴族たちを小僧と呼び子ども扱いするなど計り知れない貫禄を持つ。しかし、年齢のことについて追及するのは禁忌である[438]
対外的には常に冷酷な無表情で接するため、冷酷な印象を持たれているが、本性は気ままな性格。十三王家の中で唯一血縁関係にあるエラルドに対しては自身の素顔を見せるほど信頼しており、奔放な振る舞いとわがままで彼を振り回している。リムルが魔王になった際に自分に黙ってリムルと会談を行ったことに拗ね、ネチネチと小言をぶつけた。血縁上従妹にあたるエレンとは仲が良く、エレンからエルちゃんと呼ばれており、本来の喋り口調も似通っている[439]
戦士としての実力も魔王級に至っている可能性があるとされ、ガゼルより高いレベルで『英雄覇気』を纏っている[440]
魔国連邦の開国祭にてリムルに興味を抱いていたことから自ら魔国連邦に赴き各国を騒がせた。そこでかの国の予想をはるかに上回る技術と文化に感激し、サリオンの皇帝として自ら魔国連邦との盟約を結んだ。魔国連邦の首都に別荘の購入や、魔導列車などの技術の買い取り、異世界人の菓子職人である吉田の新作スイーツの買い取りなどかなり懇意にしており、リムルに対して開国祭のときのように何か企画するときは自分も混ぜろと要求しリムル、ミョルマイルと共に悪だくみ三人組としてガゼルやエラルドを震え上がらせた。その際リムルの執事として傍にいたディアブロを原初だと見抜きリムルに対応を問いただしたが、リムルが何の気負いもなく自分がディアブロの暴走を止めると言ってのけたことから余計リムルを気に入っていた(リムルはこの時点でディアブロが原初だと知らず、いつもシオンと共に暴走気味な行動を取るので、エルメシアの真意を理解していなかった)[439]
魔王レオン・クロムウェルとは彼が勇者だったころからの知り合いで、彼の本質を理解する数少ない友人でもある[180]
エラルド・グリムワルト[436][438]
種族:耳長族(エルフ
魔導王朝サリオンの重鎮であり大物貴族で、サリオン皇帝エルメシアの叔父にあたる。爵位は公爵。
頭脳明晰、政治・魔法知識も深い知的な男性エルフだが、実子エレン(エリューン)が絡む事柄には全てにおいて親馬鹿となる。
ドワーフ王国国王ガゼル・ドワルゴとは親友でありプライベートでは罵り合える間柄。
サリオン皇帝のエルメシアとは血縁関係もあって公私共に重用されており、彼女の気まぐれに振り回され、ガゼルなどから同情されている。
カバル、ギド、エレン[441][442]
種族:人間(エレンのみ耳長族(エルフ))
声 - 高梨謙吾(カバル)、木島隆一(ギド)、熊田茜音(エレン)[210]
ブルムンド王国自由組合に所属し、フューズを直属の上司とする3人組の冒険者(通称三馬鹿)。カバル(重戦士)をリーダーとしてギド(盗賊)、エレン(本名エリューン、法術師)の構成。ランクはBランク。
魔物の町を調査するためにジュラの大森林を冒険中、同行を申し出たシズと共に出会ったモンスターと戦闘中にリムルの仲間たちに救われ縁を持った[21]
その後のシズの暴走にも関わっているが、シズが死亡しリムルに吸収される場面には立ち会っていない[21]
実はエルフの魔導王朝サリオン大公爵家の令嬢であるエリューンとその護衛である人間のパーティで、エレンは薬で外見を人間に変え、護衛であるカバル、ギドはサリオンの守護騎士、魔法士団(メイガス)の一員で魔法の指輪で能力を制限することで[443]本来の実力を隠しBランクと偽っている。しかし遭遇した魔物の巣を正体の確認もせずに剣を突っ込んで追い回される、道を惑わす花に引っ掛かって道に迷うなど、熟練のはずなのに冒険者としては抜けているところが多い[21][444]。リムルと知り合ってからはジュラの森の町や街道を整備中の副産物として得た素材の余剰分を譲ってもらい、それを組合に納めて実績を上げていた[445]
エレンはシオン死亡後、リムルの覚醒魔王化のきっかけとなる重要情報を与えた。同時に、魔王誕生の原因を作った者が冒険者を続けると自由組合に迷惑がかかるうえ、恐らくサリオンにも情報が伝わって連れ戻されるので、魔国連邦へ所属を移したいと申し出た[387]。なおエレンが魔王誕生に関わったことはエラルドが情報を握りつぶしたのでサリオンではエルメシアしか知らず、更にリムルが魔王になったことも正当防衛だと公表することになったので[446]、所属の移動についてどうなったかは明言されていない。少なくとも冒険者は続けており、魔国連邦の開国祭の時点ではB+ランクに昇進し、ヨウムを助けるために旧ファルムス王国自由組合を回り、その後エラルドにばれぬように開国祭に参加した[447]。リムルの指示でヨウムを助けたような説明もされているが、設定資料集ではその後もブルムンド王国自由組合を拠点にしているとある。

傀儡国ジスターヴ

クレイマン[448]
種族:妖死族(デスマン[449][450][448]
声 - 子安武人[152]
中庸道化連の一人、“喜狂の道化(クレイジーピエロ)” であり、十大魔王であった頃の元魔王の一人“人形傀儡師(マリオネットマスター)” 。他人を一切信用せず、「五本指」と呼ばれる配下にも冷酷に接するが、本来の仲間である中庸道化連の面々に対しては親しく接していて、特に親代わりであったカザリームに心酔していた。
カザリームが死体から作った妖死族で、頭脳に比重が置かれているため戦闘には向いていないが、策謀を巡らせて軍団を指揮するのを得意とする[451]。情報を暗号化通信に変換するユニークスキル『操演者(アヤツルモノ)』を使い、派遣した自分の息のかかった配下の目と耳を通じて情報を得ている[452]
同じ魔王であったミリム、フレイ、カリオンなどに、また新興勢力であったリムルらにさまざまな謀略を仕掛けたが、あの方から渡された「支配の宝珠(オーブ・オブ・ドミネイト)」を渡され、それでミリムを支配しようとしたことが失墜のきっかけとなってしまう。ミリムが操られたフリをしたことでミリムの力を自分のものにしたと思い込み、増長し、今までの慎重さを失い仲間であるはずのラプラスの助言にさえまともに耳を傾けなくなってしまう。真なる魔王への覚醒のためにファルムス王国の扇動とミュウランを暗躍させテンペストへの被害を拡大させたことでリムルたちの怒りを買い、ミリムを操りユーラザニアを滅ぼしたこと、その片棒を担がせ弱みを握り、高圧的な態度に出たことでカリオンとフレイも敵に回すことになる。自身の真なる魔王への覚醒へのための計画が失敗続きになっていることに焦り、仲間たちの忠告を無視してワルプルギスを開催する裏で再度ユーラザニアとテンペストへの侵攻を秘密裏に実行するも、ベニマル率いるテンペストとユーラザニアの連合軍により軍勢を壊滅させられ、拠点もシュナたちによって墜とされてしまう。ワルプルギスにおいて嘘の証言でリムルを始末しようとするも逆に嘘を暴かれ全魔王からの信用を失い、最後にはクレイマン自身によって開催されたワルプルギスの場でリムルとシオンによって討ち取られ魂も残さずリムルに吸収され消滅、死亡退位した[453]
実は数十年前から近藤に精神支配を受けており、時折暴走するようになったのもその影響だった[454]
ゲルミュッド[455]
種族:魔人
声 - 河西健吾[456]
覚醒魔王化計画の一環としてクレイマンに雇われた上位魔人。正式にはクレイマンの配下ではなく、ジュラの森に干渉するために雇った使い捨ての駒に過ぎなかった。魔素量だけならAランクオーバーだが技量は低く、近接戦闘は苦手。
ジュラの大森林を回ってリグルの兄やガビルに名付けを行っていた。鬼人族やランガが蜥蜴人族に加勢し計画が大きく狂った為にやむなく自ら前線に出向き、ガビルを殺して豚頭帝の餌にしようとしたが、割って入ったリムルに叩きのめされる。最後まで自分が利用されていることに気づかないまま計画の実現に奔走したが、最期は自身が育てた豚頭帝ゲルドに食われ死亡した。
ヤムザ[455]
種族:魔人
クレイマンの幹部"五本指"の筆頭である「中指のヤムザ」。五本指の中で唯一自ら忠誠を誓いクレイマンの配下となっていた。氷結魔剣(アイスブレード)を操る剣士であり、性格は残忍で同じ五本指のミュウランからも下種と呼ばれ、自分より弱いものに傲慢な態度を取る。クレイマンを敬愛はしていても、彼が自分を道具としてしか見ていないことも承知しており、命を捧げるほどの忠誠心は無く、敗北により自身の立場が危うくなると、配下を見捨て逃げ出そうとするなどあくまで自身のための忠誠である。
クレイマンを覚醒魔王とするため、ワルプルギスの最中にユーラザニアに侵攻したが、ベニマル率いる連合軍に敗北し、自身もアルビスに敗れ降伏しようとしたところ、その感情を引き金にクレイマンの支配によりカリュブディスの欠片を取り込まされ、核として魂まで取り込まれ消滅した。カリュブディスと化した本体もベニマルによって跡形もなく焼き尽くされた。

シルトロッゾ王国

グランベル・ロッゾ[457]
種族:元人間
表向きはシルトロッゾ王国を束ねるロッゾ一族の長[458]。実態は西方諸国評議会の創設者であり、西方諸国を裏から牛耳る五大老のまとめ役で、自由組合にも高額出資を行っており事実上の西方諸国の真の支配者。
“勇者の卵が孵った者”にして“光”の勇者だった男。勇者クロノアには及ばない[459]が、その実力は旧来の魔王を超えているという[460]。人の世に平和をもたらしたいと願い、人の生存圏を守り抜く為に1000年もの間戦ってきた伝説的な人物[461]
目的が競合する新興勢力であるテンペストとヒナタ率いる聖騎士団の相打ちを目論んで東の帝国所属のダムラダらと共に裏工作を行い、神聖法皇国ルベリオスの高位魔術師「七曜の老師」7人を束ねる“日曜師”グランに精神体を憑依させ操り、リムルら魔物たちとヒナタたち騎士団を相打ちにさせようと裏で手を引いていた[458]
日曜師グランはその後、悪事に気づいたヒナタの部下である枢機卿ニコラウスによって一撃で殺害された[47]がグランベルは精神体を元の肉体へ戻して生存している[458]
最愛の女性であったマリア・ロッゾがなくなって以降精神が綻んでいき、人類の平穏をいつしか上位者による管理という支配と同じ方法で実現しようとしていた。その中で自分の後継者と呼べる存在である孫のマリアベルと協力し、様々な謀略を行ってきたが、マリアベルが死んだことによって正気の戻った模様。
マリアベルの死後ユウキと手を組み、勇者クロノアを復活させた。神聖法皇国ルベリオスに攻撃を仕掛け究極能力に覚醒するも、同じく究極能力に覚醒したルミナスに敗れる。世界の守護者である勇者クロノアに自らの希望を託し、ルミナスに看取られながら消滅した[246]。死後はどこかの世界で妻のマリアと再会。自らの人生を長く悲しい物語と称したが、最期に希望の光を見たと語り、マリアと共に友であるラズルのいる場所へと並んで歩んでいった[462]
ユニークスキル『不屈者(アキラメヌモノ)』を所持し、ルミナスとの闘いでマリア、ラズルの魂を糧に究極能力『希望之王(サリエル)』へと進化した。能力はルミナス同様生死を司る権能[246][463]
マリアベル・ロッゾ[457]
種族:人間
グランベル・ロッゾの孫娘で、容姿は10歳にも満たない転生者[458]。グランベルの妻、マリア・ロッゾの転生体でもあった[464]
経済面で世界を支配するロッゾ一族の構想が新興勢力のリムルらと全く同一であることに気づき[47]、祖父グランベルにリムルらを警戒し滅ぼすことを提案する[47][458]
元の世界でも金融で世界の頂点に君臨し、栄華を極めていた。そのため、自身の栄華のために他者を踏みにじることに何らの疑問も覚えない。
様々な謀略でリムルを失墜させようとするも失敗し、ついには自分の手でリムルの抹殺に動くも予想外のリムルの強さに歯が立たず、最期は支配していたと思っていたユウキに嵌められたことを知り、彼により自らのユニークスキルを奪い取られ死亡した[343]
死後はどこかの世界でマリア・ロッゾとしてグランベルと再会。マリアベルとしての自分をとてもわがままな少女であったと称し、なぜスライム(リムル)の手を取らなかったのかと疑問に思うなど、人格はマリアベルとは別物。グランベルと語り合い、彼が人生に満足していることに素直に喜び、二人で共に歩んでいった[462]
大罪系ユニークスキル『強欲者(グリード)』を所持し、相手の欲望に干渉し精神支配する能力を持つ[464]
ラズル
種族:蟲型魔獣(インセクト)
グランベルが名付けをした蟲型魔獣の完全形態。グランベルが全盛期だった頃の相棒で、彼の1000年頼の友人。悪魔達への備えとしてイングラシア王国北方のシードル辺境伯領を守護するロッゾ一族の切り札。
ルベリオス襲撃では1人でシオンとランガを同時に相手取り、当初は圧倒したものの、戦いの中で成長したシオンに敗れ死亡した。

黄金郷エルドラド

レオン・クロムウェル[465][466]
種族:人間 ⇒ 人魔族(デモノイド)
声 - 福山潤[152]
“八星魔王”の一角で、“白金の悪魔(プラチナデビル)” “白金の剣王(プラチナムセイバー)” とも呼ばれる[400][466]。シズを異世界召喚した張本人、かつイフリートを宿らせた当人。
元々は異世界から渡ってきた人間で、かつてはラミリスの配下だった光の精霊と契約した元“勇者”だった。200年ほど前、当時の魔王カザリームに戦争を仕掛けられ、単身返り討ちにしたことで魔王に覚醒したという変わった経歴を持つ。
長い金髪が目立つ女性のような顔立ちの美丈夫。魔王としては新参だが戦闘能力は古き魔王ギィに匹敵するほどで、ギィからは親友として認められている。詳細は不明ながら究極能力を獲得しているらしい[336]
西側諸国にて特定召喚の方法を広め、特定の人物の召喚を目的としている。その一環で東の商人であるダムラダや、ユウキら中庸道化連とも取引をしており、ギィに対し人生の目的とまで語っている。シズを召喚したのもその目的の一環であった。
実はリムルが保護していた子供のうちの一人、クロエ・オベールと幼馴染の関係で、共に異世界に渡るも、クロエが再び姿を消してしまい、それ以来ずっと彼女を探し求めていた。子供のころはラミリスから泣き虫だったと言われており、クロエと再会するために、悪行と理解しながらこの世界に現れた異世界人の子供を集めるために上記の手段を行っていた。原初の黄がリムルの配下になった影響で自分の支配地から姿を消したこと、レオンの目的を探るための策略で流されたリムルのもとにいる異世界人の子供の情報をもとにある予感を感じ、行動を起こす。旧交のあったエルメシアの情報で、リムルの保護した子供たちの中にクロエがいることを確認し、リムルと子供たちが滞在していたルベリオスに赴く。そこで、グランベルの襲撃が行われており、グランベルの策略で自分の悪行を暴露され、リムルとの対決を差し向けられるも、リムルの一撃をあえて受けたことで、リムルから逆に信用され共闘することとなる。その場でクロエと再会を果たすも、グランベルにより致命傷を負わされたヒナタの魂と共にクロエが時空を渡ったことで再び見失ってしまう[180]。さらに復活したクロノアを相手にリムルと共に抑え込み、リムルとルミナスの活躍によりクロエとヒナタが復活し、クロエと再会することができた[246]。その後、日を改めてテンペストにて事件に関わったリムル、ルミナスたちと魔王会談を開き、クロエに何が起こったのか説明を受ける。そこで、クロエが勇者として覚醒したことや、自分の支配地を脅かしていた原初の黄がカレラという名を得てリムルの配下になっていたことを知る。途中で参加したギィから中庸道化連たちの動向を知らされるも、途中で勇者となったクロエに目をつけたギィが腕試しと称してクロエに斬りかかったときにはギィ相手にも強く抗議を行った[177]
幼馴染のクロエに対しては最愛の女性と認識しており、彼女に対して恥ずかしげもなく「超絶美少女」と言い放つなど、ラミリスに対するトレイニー以上の甘さを見せる。しかし肝心のクロエからは自分に執着しすぎとまったく相手にされておらず、そのクロエがリムルに好意を寄せていることには納得しておらず、リムルに対しては話の通じる魔王として高く評価しているが、クロエが絡むと打って変わって辛辣な態度を見せる。リムルからはマサユキとは逆で誤解を受けやすいタイプだと本質を見抜かれており、クロエに相手にされない不憫さから内心同情されている[246]
クロード[467]
種族:種族不明
黒騎士卿と呼ばれる黄金郷エルドラド最強とされるレオンの側近で、礼儀正しく気の回る武人。同僚のアルロスと共にギィと面識がある。シズの剣の師匠でもある。
アルロス[467]
種族:種族不明
銀騎士卿と呼ばれるレオンの配下筆頭。

白氷宮

ギィ・クリムゾン[468][469]
種族:悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))
“暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス)” の二つ名を持つ最古の魔王。ミリムと七日七夜戦った伝説のほか、呼び出された国家の願いを叶えて敵国を滅ぼし、その後呼び出した国家を滅ぼし2国を地上から消し去った、などの伝説も語られている。召喚される前は原初の悪魔「原初の赤(ルージュ)」であった。
人類全体を魔王達で支配する事を最終目標とする[470]一方で、創造主ヴェルダナーヴァの代弁者として世界の崩壊を阻止する“調停者”でもある[471]
詳細は不明だが究極能力を獲得しており[336]、「時間の止まった世界」の中で動く事ができる。その実力は“竜種”や“勇者”でも脅威とはならないほどで、かつては暴れ回るヴェルドラを殺害したこともあり、未来のある時間軸では時間に干渉するユニークスキルを持つ勇者クロノアを始末している。
冷酷かつ残虐な魔王として周知されているが、意外に良識も持ち合わせており、実力を認めた者には寛大な対応を見せる。かつて自身と引き分け認めた原初の黒、ディアブロが魔王リムルの配下に就いたことでリムルに興味を抱く。グランベルのルベリオス襲撃においてディアブロと再会するも、マイペースかつ世界情勢などまったく考慮していない奔放すぎる振る舞いに頭を痛めてたり、隙あらば主であるリムルを自慢しだす有様に「もう病気」と呆れかえっていた[180]。そして自身と同じ原初を4人も従え、名を与えたリムルの異常性を感じ取り、グランベルとの闘いの後、リムル、ルミナス、レオン、クロエの会談に途中で強引に参加し、自身の計画を崩したリムルや監視要員として送りながら全く役に立っていないディーノを厳しく追及した。その際ディアブロの語るリムルの理想に理解を示し、西側諸国の運用をリムルに任せることを認めた。また、そこでディーノが働いていることをラミリスから聞かされ驚愕し、思わずリムルに何をしたのか原因を問いただした[177]
帝国の皇帝ルドラを好敵手と認め、理想を語る彼に現実を教えようと、お互いに直接戦わず手駒だけで相手に勝つという“ゲーム”を2000年以上に渡って続けている[472]。魔王同士の争いを容認してきたのも、駒として使える真なる魔王を増やすためだった[473]。自分が保ってきた世界のパワーバランスを崩したリムルに帝国と戦うよう要請し[474]、また配下2人の覚醒進化を依頼した[475]
ヴェルザード[468]
#竜種参照。
ミザリー[468][476]
種族:悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))
ギィ配下の暗紅色のメイド服を着た緑髪の美女。原初の悪魔の一柱「原初の緑(ヴェール)」。ギィが受肉した際に雑用を任せるためにレインと共に召喚された。自身を神として信奉する「緑の使徒(ヴェルト)」たちのような人間を利用して人間社会の監視と情報収集を行っている。魔王達の宴ではギィの命によりラミリスとリムルを迎えに現れた。
グランベルのルベリオス襲撃に合わせてギィの命により緑の使徒を利用し西方評議会に侵入し、議員たちの殺戮により西側諸国に魔王の恐怖を植え付けようとしたものの、魔国連邦の外交武官として出席していたテスタロッサに阻まれる。
名前の由来は「苦痛に歪む人間の表情」。
レイン[468][476]
種族:悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))
ギィ配下の暗紅色のメイド服を着た青髪の美女。原初の悪魔の一柱「原初の青(ブルー)」。ギィが受肉した際に雑用を任せるためにミザリーと共に召喚された。法と秩序を重んじ、表情を変えることがない。かつてギィと引き分け、実力を認められたにも関わらず、さらなる強さを求めず悪魔の願望である受肉による地上への現界すらも笑い飛ばして自由に振る舞うディアブロに嫉妬していた。魔王達の宴では進行役として議題の内容を説明した。
事前に自分の身体を分割しておく事で、どちらの部位からでも再生可能となる能力『偏在(ミスト)』を有する[477]
グランベルのルベリオス襲撃に合わせて自らもギィと共にルベリオスに出向。ディアブロを誘い出し『偏在(ミスト)』の分身体にてディアブロと戦うも、悪魔にとっても危険な〈神聖魔法〉を使われてあえなく敗北してしまう。ディアブロに対して悪魔公になったばかりということで侮っていたが、ディアブロからは逆にその固定観念に捕らわれた思考を指摘され、進化前のテスタロッサより張り合いがないと一蹴される。ギィとディアブロの会話では終始空気として扱われており、途中ミザリーの報告でテスタロッサ、ウルティマ、カレラの三人がリムルの配下に加わったことで、パワーバランスが完全に崩壊したことに青ざめる。
名前の由来は「血の雨」。

東の帝国

ルドラ・ナム・ウル・ナスカ[478]
種族:人間
東の帝国・ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国の皇帝。灼熱竜ヴェルグリンドを元帥として長く覇道を共にしている[478]
“統一国家の樹立”によって争いと貧困をなくし人類を発展させるという夢を実現させる為に、“勇者”として奔走してきた。しかし、人の身で“竜種”を超えるほどの強大過ぎる力『正義之王』を継承する為の転生を行うたびに魂が磨耗していくという代償を抱えており、身近な者に暴走の兆しが出たなら自分を殺すよう頼んでいた[479]
魔王ギイとは2000年以上も世界の覇権をかけて争ってきた好敵手であり、世界をチップに人と魔物を駒にしたゲームを長きに亘り続けるために、何世代にも渡り、自我と記憶を自らの子に継承させてきた。基本戦術として、臣民が納得できる理由を作りつつ、軍を鍛え上げてから脅威に晒し、生き残りから進化する者を見出し[480]、100万の犠牲が出ようと1人でも覚醒した手駒が集まれば釣り合うと考えて[481]、非道とも取れる手段を取っている。
切り札である「天使之軍勢(ハルマゲドン)」の力を所有しており、最大まで力が上がっている状態だが、そのせいで精神が疲弊している。裏切りを防ぐために近衛騎士団は団長と副団長以外は互いに正体を知らず[482]、序列6位未満の者は皇帝の顔も見たことがない[483]
実は既に“神智核”ミカエルに乗っ取られた状態で、ミカエルに害されたヴェルグリンドの『別身体』を庇ってわずかに残っていた“魂”の欠片が肉体から飛び出し、彼女と共にフェルドウェイによって異空間へ飛ばされてしまう。その後、『火神之王』を得たヴェルグリンドと合流して旅を続けた後、ある世界でマサユキと融合、そのまま元の世界へ転移する。
ミカエル
ルドラが所有している『支配』に特化した究極能力『正義之王(ミカエル)』[484]が、自我を持つ“神智核”へ進化した存在[485]
本来はヴェルダナーヴァが所有していた究極能力だが、支配の力を嫌った彼がルドラの『誓約之王』と交換していた[486]。“竜種”を含め意思ある者全てを支配する“王権発動(レガリアドミニオン)” [487]という権能を持ち、支配している対象の能力を自在に操れる[488]。加えて、ヴェルダナーヴァが生み出した天使系の究極能力に対し絶対支配を行う権能“天使長の支配(アルティメットドミニオン)” がある[489]。また、発動中は一切他の行動が出来なくなるものの、臣民や配下の忠誠心をエネルギー源に破壊不可能な常時発動型の防御結界を展開する“王宮城塞(キャッスルガード)” という能力もある[490]。さらに、“聖人”へと至った人間に究極付与(アルティメットエンチャント)『代行権利(オルタナティブ)』を与える能力を持ち[491]、限定的とはいえ究極能力の所有者を量産できる。ただ、制限として劣化した限定的な権能しか貸与できず、最低でも“仙人”に覚醒していないと受け皿になれない[492]
その目的は自分の本来の主人であった“星王竜”ヴェルダナーヴァの完全復活。転生で“魂”が磨耗したルドラの肉体を乗っ取り、“天使長の支配”でヴェルグリンド達をも支配していた。
ヴェルグリンド[493]
#竜種参照。
近藤 達也(タツヤ・コンドウ)[494]
種族:人間
帝国でもほとんど知られていない情報局を束ねる日本出身の“異世界人”。帝国情報局局長[495]にして、帝国皇帝近衛騎士団(インペリアルガーディアン)の団長。“ひとけた数字(ダブルオーナンバー)”序列1位。
元の世界では旧帝国海軍の軍人で、七十年前に特別攻撃作戦に参加し、死の間際に世界を渡り、帝国の秘密庭園で寛ぐ皇帝ルドラと出会い、その縁と実力で現在の地位に至る。ただ、かつての戦友のために当時の中尉という階級にこだわり、昇進していない。
皇帝に心の底からの忠誠を誓い、帝国にて全ての情報を握る“情報に巣食う怪人” [496]と呼ばれ、帝国の闇として恐れられている。
荒木白夜の弟が伝えた“朧心命流”の達人[497]で、軍刀南部式大型自動拳銃を武器とする。“戦い”を司る天使系究極能力『断罪之王(サンダルフォン)』[498]に自力で覚醒しており、防御結界を壊す“破界弾(リムーブ)”、魔法効果を打ち消す“解呪弾(ディスペル)”、魔力回路を破壊する“呪壊弾(ネクロシス)”、高密度の魔力弾“消滅弾(イレイザー)”の4つの効果からなり、1日1回しか使えない切り札に全ての効果を併せ持つ“神滅弾(ジャッジメント)”がある[499]。接触した対象の思念思考を読み取るユニークスキル『解読者(ヨミトクモノ)』[500]も所有し、『断罪之王』と連動させる事でユニークを遥かに超える性能となっている[501]。また、ルドラの権能の一部を宿した撃った他者を操る“支配の呪弾(ドミニオンブレット)”を所有する[502]
その実力からユウキからも帝国で警戒すべき人物として挙げられ、近藤もユウキがクーデターを企てていることを見抜き、警戒している。暗殺したミーシャから情報を奪ってクーデターを阻止し、カザリを支配下に置く。ドワルゴン制圧作戦では剣術でハクロウを退け、ガゼルを無力化し、ヴェルグリンドと戦うヴェルドラに隙を作る。八門堅陣ではカレラとアゲーラのコンビを圧倒し死を覚悟させたが、彼女が究極能力に目覚めた事で逆転され敗北。ダムラダと同じくルドラから理想を見失った時は殺して欲しいと頼まれており、最期に自らの魂を報酬に自分の銃でルドラを殺すようカレラに頼んで絶命、解脱していった。
ダムラダ[457][503]
種族:元人間
東の帝国に拠点を持つ犯罪組織“三巨頭(ケルベロス)”を取り仕切る頭領のひとりで、「"金"のダムラダ」の異名を持つ。ジュラの大森林に接する西側諸国周辺で暗躍している東の武器商人を装っている。狡猾で、配下の事を信じず、石橋を叩いて渡るような慎重な性格[504]
中庸道化連、魔王レオン、ファルムス王国、シルトロッゾ王国にまで情報をばら撒いてさまざまな謀略に関わっている。
その正体は帝国皇帝近衛騎士団の副団長を務める序列2位の人物[505]にして2000年以上生きる“聖人”であり、近藤が現れる前は団長を、元ナスカ王国では宰相を務めていたルドラの親友[506]。純粋に対人、対個体相手に技量を磨いており、千差万別の応用力を持つ“拳聖” [507]。『代行権利』によって、如何なる精神攻撃をも無効化する絶対的心理防御壁と、あらゆる防御を貫く絶対的物理破壊という相反する力を与えられている[412]
帝国を裏切り、テンペストに寝返ったガドラを近藤と共に始末しようしており、その情報をガドラから受けたユウキによって皇帝側のスパイであることが疑われ、事実としてダムラダが手配した勇者マサユキの仲間、バーニィとジウは皇帝近衛騎士の“ひとけた数字”だった[508][191]
記憶を封じられながらも、正気が残っていた頃にルドラから与えられた「自分を殺せる者を探す」という勅命に従っており、ユウキに協力していたのもその為だった。また、バーニィとジウには皇帝と瓜二つの容姿を持つマサユキを守るよう命じていた。最期は八門堅陣でウルティマと激突し、壮絶な格闘戦の末に致命傷を負い、自分の技と魂を代価にルドラを弑しマサユキを守るようウルティマに頼み絶命、解脱していった。
グラニート、ガードナー、ガルシア、ミナザ
四騎士と呼ばれる、“ひとけた数字”序列3位から6位までの聖人。
四騎士の長を任される序列3位のグラニートは、帝国の礎を築き1000年の平和を実現せしめた立役者。2000歳を超える長齢の、歴史書にも記される“軍神”であり、あらゆる武器や格闘術を使いこなす戦闘士(ウォーリア)[509]。『代行権利』で究極能力以外の相手の戦闘能力を見極める『適状看破』を与えられている[510]。八門堅陣では対峙したベニマルを自軍に勧誘するが拒絶され、格下と侮って長話したのが仇となり、突然究極能力に覚醒した彼に倒された。
序列4位のガードナーは、“聖人”になったばかりの頃にヴェルグリンドの『別身体』に惨敗した事で、『代行権利』で『並列存在』を習得した[511]。八門堅陣ではソウエイに手玉に取られ、捨て身の攻撃に打って出たが、究極贈与『月影之王』を得た彼に敗北。
序列5位のガルシアは、『代行権利』により敵を倒すという意思を己の力へと還元する事で、敵を罵るだけで肉体が強化される権能『討伐制覇』を所有する[512]。八門堅陣では、アゲーラ、エスプリ、ゾンダを迎え撃つが、能力発動のためにリムル達を嘲った事で逆鱗に触れて微塵切りにされ、死後もウルティマの“呪怨狂滅罪”で1000年の苦しみを与えられる事になる。
序列6位のミナザは蟲型魔人の女性で、生み出した上位魔人以上の力を持つ蟲型魔人達の死骸を喰らう事で何度も再生させるユニークスキル『貪食再誕(ワキデルモノドモ)』を持ち、さらに『代行権利』によって再誕時間を短縮している[513]。八門堅陣ではシオンと戦い、速さと数で苦戦させたが、戦闘中に闘霊鬼に進化し究極能力に匹敵する意志力を得た彼女に敗れた。
マルコ
“ひとけた数字”序列8位。800年前にダムラダに抜擢されて近衛騎士になった“聖人”。
目にした人物とまるまる同じに擬態できる潜入に特化したユニークスキル『変装者(ナジムモノ)』を持ち[514]、ルドラの『代行権利』を上乗せする事で、究極能力の再現こそできないが模倣精度を高められる[515]。『変装者』でも模倣しきれない強さを持つ近藤に心酔し、中尉という地位にこだわる彼にならって少尉の地位に留まっている。
八門堅陣でヴェイロンと再戦し、当初は圧倒したが、究極贈与『真贋作家』を得て全盛期の荒木白夜に変身した彼に敗れる。
バーニィ、ジウ
種族:人間(聖人)
マサユキの仲間になった男女。バーニィはアメリカ出身の“異世界人”でイングラシア学院を卒業した魔法使い[516]、ジウは回復魔法も使える〈精霊魔法〉の使い手[517]
その正体は帝国皇帝近衛騎士団の“ひとけた数字”であり、ルドラから究極能力を貸与されていた“聖人”。『代行権利』で魔法やユニークスキルに対する絶対優位と自己の権能の完全隠蔽を与えられている[518]。団長からマサユキを利用してリムルに接近するよう命令を受けていたが、一方で副団長のダムラダにはマサユキを守るよう命令されていた[519]。帝国軍による迷宮侵攻が失敗した直後に本性を現しリムルを暗殺しようとしたが、『絶対切断』を借りたベニマルとクロエによって退けられる。隠し持っていた復活の腕輪でに迷宮から脱出したものの、ミーシャの護衛として撤退中、ディアブロに発見されて殺害される。
フェルドウェイ
種族:妖魔族(ファントム)
帝国皇帝近衛騎士団序列10位の男。帝国に常在し、万が一にも“ひとけた数字”に欠員が出た際は、スペアとしての役割を期待される人物[520]。その正体は人間ではなく妖魔王と呼ばれる異界の存在。
デイビス、バルト、ゴードン
近衛騎士団の団員。序列はそれぞれ11位、38位、64位[521]。中でもデイビスは“ひとけた数字”を補助する立場の“仙人”級に至った実力者で、“紅に染まる湖畔事変”を解決した立役者だった。しかし、かつて倒したはずの「原初の白」が受肉し名を得て進化したことで絶望的な力量差が生じており、一矢報いることもできぬまま全滅した。
クリシュナ、バザン、レイハ
近衛騎士団の団員。序列はそれぞれ17位、35位、94位。
迷宮侵攻では、バザンが死霊竜を止めている間に、剣士のクリシュナがアルベルトを倒し、魔法使いのレイハと共にアダルマンを撃破した。しかし、ミニッツと合流して挑んだゼギオンに瞬殺される。クリシュナだけは復活の腕輪で脱出に成功しカリギュリオに作戦失敗を伝えたものの、ディアブロに殺害される。
カリギュリオ
帝国機甲軍団の軍団長を務める隻眼の大将。下級貴族出身[522]。策と必勝にこだわり冒険しない軍人らしい性格だが、一方で理由さえあれば損失を厭わない強欲さを持つ[523]
ヴェルドラの打倒を目指し94万の大軍勢を率いて魔国連邦とドワルゴンへの侵攻を行い、主力の『機甲改造兵団』70万名による迷宮攻撃を指揮するが、敵戦力を見誤り3名を残して部下は全滅。その絶望から“聖人”へと覚醒するが、目覚めたばかりの力を使いこなすことができず、究極能力も持たなかったため、ディアブロの本気も引き出せないまま殺された。その後は遺体が無事だった70万程の配下とともに“擬似魂”を用いて蘇生され、自分達の力で食い扶持を稼ぐため魔国連邦で労働する事になる。
ガスター、ファラガ
ガスター中将は20万名の『魔導戦車師団』を率いるカリギュリオの腹心。音を司るユニークスキル『演奏者(カナデルモノ)』を持ち[524]、音で相手の動きを察知し音波砲による攻撃が可能。2000台の魔導戦車を指揮してドワルゴンを攻め、ゴブタが率いる第一軍団と激突、ランガと『同一化』した彼の力で部隊は壊滅。自身はテスタロッサの相手を近衛騎士団に任せて撤退を図ったが、本気を出した彼女に瞬殺された。
ファラガは4万の兵士と100隻の飛行船で構成される『空戦飛行師団』を率いる少将[525]。ガドラの弟子で、優秀な魔導師でもある。戦争では“飛竜衆”と交戦し、他の龍人族より10倍以上強力なガビルをヴェルドラと勘違いした。その最中に艦橋に乗り込んできたウルティマに部下を全滅させられ、自身は核撃魔法:破滅の炎(ニュークリアフレイム)を浴びて戦艦もろとも蒸発した。
ミニッツ、カンザス
ミニッツ少将はカリギュリオの腹心。優雅たる事を美学としているが、戦いと血を見るのが大好き。ユニークスキル『圧制者(オゴルモノ)』により、視界の全てに心理的な圧迫から引力操作による物理的な圧縮まで多様な効果を及ぼす[526]。迷宮侵攻作戦では精鋭の指揮官として内部に突入、部下と分断されながらもアピトを相打ちに近い形で倒しクリシュナ達と合流するが、ゼギオンに瞬殺された。
カンザス大佐は20年前の“妖魔郷殲滅作戦”を成功させた英雄で、ミニッツの直属の部下の叩き上げの軍人。クマラにとっては故郷を滅ぼし自分をクレイマンに売り飛ばした仇。殺した相手と同等の力を持つ“闇”を呼び出すユニークスキル『略奪者(ウバウモノ)』を持つが、一番大きな力しか利用できず[527]、死体がベースなので倒されれば二度と召喚できないという制限がある[528]。迷宮侵攻では単独でクマラの元へ転移させられ、彼女の母である先代九頭獣を使役して戦闘経験の少ない尾獣を圧倒したが、クマラ本体には敵わず切り刻まれて死亡。恐怖で心が壊れたため、“擬似魂”では蘇生できなかった[529]
ルキウス、レイモンド
帝国でガドラに保護された“異世界人”。ルキウスは物質を変容させて他の物質と融合させるユニークスキル『融合者(マゼルモノ)』による核撃魔法並みの高火力攻撃を得意とし、元格闘家のレイモンドはユニークスキル『格闘家(タタカウモノ)』を使いこなす超一流の戦士[530]。行方不明になったガドラやシンジ達を探して独断で行動を起こし、機甲軍団の一員として迷宮侵攻に参加、迷宮内で再会した彼らの説得を受け入れて降伏した[531]
グラディム
種族:獣人族
3万名の『魔獣軍団』を率いる帝国軍の大将[532]。白虎を宿すカリオンの腹違いの兄。自分勝手過ぎて父である前王に王位継承権を剥奪され、逆恨みで下克上を企て前王を弑逆するが、弟と当時の三獣士の手でユーラザニアを追放された[353]
魔獣軍団の構成員は様々な魔獣の特徴を統合して生み出された「人造合成獣(バトルキマイラ)」という人造生命体を従え、『獣身化』をベースに開発された特殊投与能力(メディカルスキル)『獣魔合身(ザ・ビースト)』の投与で人魔一体となる。ただし、現状での成功率は1割と非常に危険な技術である[533]
イングラシア王国北部へ向け出撃していたが、計画変更でヴェルグリンドの『空間連結』によって全軍でドワルゴンに転移。ガゼルを狙い救援に現れたカリオンと交戦し、配下を『獣魔合身』させて戦局を有利にしようとするが、図らずも大量の“魂”を得たために魔王への進化が始まってしまい、耐えがたい眠気に襲われた隙をつかれて弟に倒される。
ナジム、バラガ、ゴウザリン
三将と呼ばれるグラディムの忠実な部下。
“朱雀”のナジムはフレイの双子の姉妹。有翼族の変異種で、3対の翼を持ち、生殖能力を失う代わりに突出した戦闘力を有する魔王種。生まれてすぐに母親だった先代女王に追放された事を恨んでいたが、実は女王としての能力を持たずに生まれた娘に群れとは関係なく幸せになって欲しいという母の願いによる行動だった。ドワルゴン制圧作戦では救援に現れたフレイと戦うが、女王として有翼族の攻撃を無効化する彼女に敗れ死亡した。
“青龍”バラガは、グラディムが倒した上位龍族の水撃竜(ウォータードラゴン)を模した人造合成獣を従え、近衛騎士の中堅クラスの実力を持つ壮年。『獣魔合身』の完全適合者となった魔獣騎士(キマイラナイト)で、水撃竜と合体することで龍人族に似た姿に変身する。作戦中にグラディムとナジムが殺された事で激昂、仲間を吸収し人為的に覚醒魔王級の力を得たが、究極贈与『心理之王』に目覚めたガビルに回復能力を奪われて死亡した。
“玄武”ゴウザリンは岩妖精(ローレライ)を従える異民族の巫女で、多様な魔術を得意とする。『獣魔合身』によって聖人に準ずる力を得て、『金属操作』で身体構造を魔鋼成分に置き換える事が可能[534]。一度はガドラを自爆にまで追い詰めたが、金属性悪魔族に転生した彼に敗れた。
ミーシャ、ヴェガ[503]
種族:人間
それぞれ“三巨頭(ケルベロス)”の頭領のひとりで、「"女"のミーシャ」、「"力"のヴェガ」の異名を持つ。
ミーシャは“女”としての魅力を存分に駆使して男を籠絡するのが得意で、ヴェガやダムラダには劣るが戦闘能力にも秀でる[535]。カリギュリオの籠絡を任され、帝国機甲軍団の魔国連邦侵攻に同行して戦況を監視、ユウキとリムルが停戦中ということもあって助命され帰国するが、クーデターの準備中に近藤に暗殺された。
ヴェガは魔物の因子を取り込み過ぎて魔人と化した“魔法審問官”の父が強姦した母から、妊娠3日で生まれ落ち、人間を含む様々なものを喰って十数年生きてきた。シズの協力を受けたユウキに捕獲され、ダムラダを通じて帝国で教育されてきた。類まれなる戦闘センスと強靭な肉体を持ち、ユニークスキル『悪喰者(イヤシイモノ)』で魔獣軍団の死体を捕食した事で覚醒魔王を凌ぐ程に強化されている。

中庸道化連

謎の少年[536]
種族:不明[536]
中庸道化連の会長カザリームを復活させたことで、中庸道化連を率いる存在となった謎の少年。東の帝国にある三巨頭の総帥でもある[537]
正体は神楽坂優樹[242]。世界征服を目論んでおり、西方諸国の裏でさまざまな謀略を巡らせて暗躍している。
カザリーム[536] ⇒ カガリ[538]
種族:耳長族(エルフ) ⇒ 黒妖耳長族(ダークエルフ) ⇒ 妖死族 ⇒ 人造生命[538]ホムンクルス[536]
中庸道化連の会長で、かつて“呪術王(カースロード)” と呼ばれた元魔王。500年周期の“天魔大戦”を3度生き延びた古き魔王であった[539]が、当時魔王狩りをしていたレオンを襲って返り討ちとなり死亡、魔王となったレオンと入れ替わりに魔王の座を死亡退位した。
しかし肉体は失っても魂は生き延びており、自身の復活のために肉体を奪い取る目的で十年前に謎の少年を召喚した。ところが謎の少年にも敗北し、彼の肉体に憑依したまま配下となる。十年経って謎の少年が入手した魔導王朝サリオン製のホムンクルスの身体に魂を定着させて復活したが、この肉体が女性だったため女言葉を使っている。レオンへ復讐する機会を伺っているが、クレイマンの死を受けてカザリームの名を復讐を遂げるまで封印する決意をして「カガリ」と名乗る。
ユウキが西側にいたときは彼の部下として表向きは自由組合の副総帥(サブマスター)を務めていた。副総帥としてリムルらと共に遺跡調査に赴いた際に、ユウキを疑っていたリムルはミリムのスキルで彼女について確認してもらったが、特に怪しい点は見つからなかった[343]
元々はエルフの王族だったが、所属していた国が魔王になる前のミリムの怒りを買って滅ぼされ、呪われてダークエルフになり、そこから妖死族に進化した経緯を持っている[242]
どう転んでも利益が出るように計画を立てるユニークスキル『企画者(クワダテルモノ)』を持つ[540]。さらに、死者の死体と怨恨の念を集合させる事で強力な妖死族を生み出す禁忌呪法:妖死冥産(バースディ)を使用でき[541]、ラプラス、フットマン、ティア、クレイマンをこの術で創造した。
帝国でクーデターを企てた際、行動を起こす前に近藤の“支配の呪弾”を受けてしまい、その支配下に置かれてしまう[502]
ラプラス[536]
種族:魔人(妖死族)
声 - 中井和哉[152]
中庸道化連の副会長で、“享楽の道化(ワンダーピエロ)” の異名を持つ。
特別製の妖死族[542]であり、中庸道化連ではカザリームに次ぐ実力者[543]。その上、狡猾で用心深い性格[544]。精神魔法の使い手で、ユニークスキル『詐欺師(アザムクモノ)』を持つ[545]。また、他の妖死族とは違い、カザリームの命令を無視できる[546]
非常に胡散臭く、自業自得だが真面目な話でもなかなか他人に信用してもらえないので、交渉事は苦手。
親友クレイマンの魔王覚醒のため、ジュラの大森林周辺の各種族・周辺国家に不和の種を蒔いて裏工作を行っていた。『魔王達の宴』の裏でルベリオスに潜入した際にクレイマンの死を知り、彼を侮辱した魔王ルミナスの配下ロイ・ヴァレンタインを瞬殺した[418]が、仲間には様々な要因が重なったことで勝てた[547]とその事実を隠している。その後、ユウキの正体がバレて東の帝国に拠点を移し、魔国連邦と休戦する事になった際には連絡員を任された為、帝国最高戦力による粛清を免れ、ルドラに支配されてしまった仲間達を救う為にリムル達と協力する事になる。
クレイマン
#傀儡国ジスターヴ参照。
フットマン[455]
種族:魔人(妖死族)
声 - 川田紳司
中庸道化連の一人で、“怒った道化(アングリーピエロ)” の異名を持つ。
ユニークスキル『増幅者(フトルモノ)』で、波動や質量を意のままに増幅でき、莫大な運動エネルギーをぶつける攻撃を得意とする[548]。しかし、術者のカザリームが未熟で魂と力の配分に失敗してしまい、強大な力に呑まれて精神が未熟なままとなっている[549]
ベニマルらの故郷である大鬼族の里を滅ぼしたり、獣人フォビオが暴風大妖渦(カリュブディス)に取り込まれ復活する契機を作るなどの実行犯として動いていた。高い技量を持ち、クレイマンのユーラザニア侵攻に協力した際は魔素量で自分を上回るゲルドを圧倒した。
ティア[455]
種族:魔人(妖死族)
声 - 本渡楓
中庸道化連の一人で、“涙目の道化(ティアドロップ)” の異名を持つ。
フットマンと共に暴風大妖渦(カリュブディス)復活の手伝いをし、ジュラの大森林に混乱を呼んだ。ユーラザニア侵攻では以前騙したファビオを相手に戦い、仕止め切れないまま撤退した。

魔王の一覧

八星魔王(オクタグラム)

名前二つ名読み
1.ギィ・クリムゾン - 暗黒皇帝 - ロード・オブ・ダークネス[550]
2.ミリム・ナーヴァ - 破壊の暴君 - デストロイ[551]
3.ラミリス - 迷宮妖精 - ラビリンス[551]
4.ダグリュール - 大地の怒り - アースクエイク[551]
5.ルミナス・バレンタイン - 夜魔の女王 - クイーン・オブ・ナイトメア[551]
6.ディーノ - 眠る支配者 - スリーピング・ルーラー[551]
7.レオン・クロムウェル - 白金の剣王[552] - プラチナムセイバー[553]
8.リムル=テンペスト - 新星 - ニュービー[551]
ギィ・クリムゾン
#北大陸参照。
ミリム・ナーヴァ
#失われた竜の都参照。
ラミリス
#迷宮(ラビリンス)参照。
レオン・クロムウェル
#黄金郷エルドラド参照。
ディーノ[554] / 種族:堕天族
少年のような風貌で、2本の剣を腰に差している。ワルプルギスに出席した際は挨拶もそこそこに寝てしまいリムルを驚かせた。
ラミリスとは砕けた会話を行う間柄。
ワルプルギスの時点ではダグリュールの元に居候していたが、後に追い出されてギィの勧めで魔国連邦へと向かい、ラミリスの下で働くこととなった。更には目の前でリムルが原初3柱に平然と名を与えたことに驚く[176]。ギィは監視要員として送りこんだが、その面では役に立たなかった[177]
ダグリュール[554] / 種族:巨人族
大きな体を持つ巨人族で、古き魔王の一人。戦闘力も高く、ヴェルドラと何度も戦っているが未だに決着がついていない。
戦闘力だけではなく冷静な判断力を持ち、物静かな人格者でもある。
後に騒動を起こした3人の息子ダグラ、リューラ、デブラを修行のため首都リムルへと向かわせた[49]

元魔王

名前二つ名解説
  •  
カザリーム - 呪術王(カースロード) - #中庸道化連参照
  •  
クレイマン - 人形傀儡師(マリオネットマスター[448]、パペットマスター[40] - #傀儡国ジスターヴ参照
  •  
フレイ - 天空女王(スカイ・クイーン)[150] - #天翼国フルブロジア参照
  •  
カリオン - 獅子王(ビースト・マスター) - #獣王国ユーラザニア参照
  •  
ロイ・ヴァレンタイン - 鮮血の覇王(ブラッディーロード) - #神聖法皇国ルベリオス参照

竜種

竜種は世界に4体しか確認されていない世界最上位、最強種で不老不滅の存在[335][555][556]。不死ではないが、一度死ぬとどこかで別の人格を持った竜となり、蘇る[557]。破壊されれば悪魔でも消滅を避けられない“心核”を壊されたとしても復活可能という理不尽なまでの不死性から、自然現象にも例えられる。竜の姿の肉体も仮の姿であり、実態は精神生命体であり[558][555]、精霊の上位種である聖霊の最上位に位置する[559]

ヴェルダナーヴァ
種族:竜種
世界最上位、最強種である竜種の長兄[555]。この世界を創造した最初の竜種であり[555]“星王竜” の異名を持つ[335]
魔王ミリムの父だが、ルドラの妹であるルシアとの間にミリムを成した後は力の大半を失い、ドラゴンなどの「竜族」の始祖となり、最終的には消滅した[335]
しかし竜種は完全には滅びない存在のため、ヴェルダナーヴァもいずれ復活すると考えられているが[335]、その兆候は確認されていない[556]
ヴェルザード[468]
種族:竜種
ギィの居城に住む竜種で、“白氷竜” “氷の女帝” などの異名を持つ。ヴェルドラ、ヴェルグリンドの姉[560][561]。ギィ・クリムゾンの相棒。人間態の顔立ちは姪のミリムに似て、艶のある白い髪と深い青の瞳を持つ[562]
“運動エネルギーの停止”に特化した力の性質を持ち、完璧なまでに魔力放出を抑えることができ、絶対的停止“凍れる世界(エターナルワールド)”の鉄壁の防御はヴェルドラの能力の一切が通じない[563]
ヴェルドラが暴れるたびにあきらかにやりすぎな規模で叩きのめしていたので、彼からは強い苦手意識を抱かれていたが、その暴力に悪意は一切なく、リムルに指摘されるまで避けられている事を認識していなかった[564]
ヴェルグリンド[561]
種族:竜種
“灼熱竜” の異名を持つ。ヴェルドラの姉、ヴェルザードの妹。東の帝国にて代々総帥に指名されてきた皇帝ルドラの側近。ルドラを愛し[565]、帝国で“元帥”を務めると共に、“燃え盛る神山”に住まう守護竜として祀られるが、一般には両者が同一人物だとは知られていない[566]
力の性質は『加速』で、エネルギーを自在に操作し“支援”を本質とする天使系究極能力『救恤之王(ラグエル)』を持ち[567]、完全に意識を分割した『別身体』を創造し、魔力の分割なしで本体を最大10体まで同時に存在させる権能『並列存在』や、破壊効果を増大させてエネルギーを暴走させる『加速破壊促進』[568]などの権能を持つ。“支援”と“加速”によって音速の数千倍という物理的最速行動が可能であり、相手を強制的に加速し情報すらエネルギーに換算し熱崩壊させる最強奥義「灼熱竜覇加速励起(カーディナルアクセラレーション)」[569]や、熱量を極大に増幅し数万度の灼熱の牢獄に閉じ込める「灼熱の抱擁(バーニングエンブレイス)」[570]などの技を持つ。
『別身体』によって複数の作戦を同時進行し、クーデターの鎮圧、悪魔3人娘の打倒、魔獣軍団の輸送、リムル達の拘束を成功させる。ルドラ、近藤と協力しヴェルドラを精神支配したが、リムルの怒りを買って『虚数空間』に捕らえられる。その際、『正義之王』の“天使長の支配”の影響下にあることが判明した為、シエルの『能力改変』で『救恤之王』と譲渡された『誓約之王』を統合し究極能力『火神之王(クトゥグァ)』を獲得して支配から脱し、世界中に散ったルドラの“魂”を探知できるようになる[571]。その後、フェルドウェイに送り込まれた異空間でルドラの魂の欠片と共にあった『別身体』と合流、それからはいくつもの世界と時代を超える長い旅の果てに、ある世界でマサユキに欠片が融合して異世界に転移した事を確認し、自らも彼を追いかけて再び世界を渡る。
ヴェルドラ=テンペスト[572]
声 - 前野智昭[65]
種族:竜種
“暴風竜” の異名を持つ竜種の末弟。リムルが最初にこの世界に出現したジュラの大森林の洞窟内で最初に言葉を交わした魔物[17]であり、その際は300年前に戦った勇者クロノアによって『無限牢獄』に封印されていた[17][558]。リムルの名を名付け、またリムルと苗字を交わしてこの世界で最初のリムルの友達となった[17]
性格は単純で調子に乗りやすく、また無能ではないが思ったことを思ったまま口にしてしまうためトラブルメーカーとなってしまうことが少なくない[560]。また非常に好奇心が旺盛[560]で物知り。リムルからは人間好きで寂しがりな所があると認識されている[17]。人の話を全く聞かない悪癖があったが、リムルとの出会いを経てやや改善されている。
存命の“竜種”では唯一死亡した経験を持ち、封印前は世界中を飛び回って大暴れした末にギィなどに殺害されている。
その好奇心に由来するのか対象の情報を知るユニークスキル『究明者(シリタガリ)』を持つ[560]。ただし、大賢者のように最初から知っているのではなく、知ろうとしなければ知ることができない力である。後、リムルの魔王への進化に伴い解析系の究極能力『究明之王(ファウスト)』へと進化しており、『思考加速』、『解析鑑定』、『森羅万象』に加え、同格以下の相手に対して都合の良いように事象を操作する『確率操作』[573]、敵の権能を即座に見抜いて適切に対応できる解析系最上位権限『真理之究明』[574]の5つの権能を内包している[575]。さらにシエルによって『究明之王』は究極能力『混沌之王(ナイアルラトホテップ)』へと進化[576]している。
性別的には雄であり、リムルの『強化分身』を依代として復活した際は、金髪かつ褐色肌でがっしりとした体格の青年となっており、リムルを男性型に特化した感じの姿になっている[77][577]。生殖能力については、本人曰く「個にして完全なる者」であるため必要ないとしている[560]
暴風系魔法“死を呼ぶ風”“黒き稲妻”“破滅の嵐”を得意とし[578]、復活後は「ヴェルドラ流闘殺法」なる格闘術や、複数の干渉波を交差させて思わぬ破壊力を発揮する奥義「収束暴風攻撃(ストームブラスト)」を開発している[579]。現存する“竜種”の中では最大の魔素量を誇り[580]、究極能力も攻撃威力の上乗せではなく魔力制御や命中精度の補正に向いている[581]。復活前は膨大な妖気を垂れ流して大災害を招いていたが、リムルの中で得た漫画の知識を参考にして抑制が可能となる。ただ、ときどき魔素を発散開放しないと暴発してしまう危険性があり、実際迷宮で全力発散させた際には爆風で迷宮が歪みラミリスが身の危険を感じたほど[49]。また、リムルの究極能力『暴風之王』の『暴風竜復元』により、彼が無事である限り完全な不死性も獲得している[582]
魔素の流出で100年ほどで封印されたまま消滅するはずだったが、消滅を避ける為にリムルの『胃袋』に『無限牢獄』ごと収納され、約2年後に覚醒魔王になったリムルが『智慧之王』を獲た事で復活を遂げた。しばらくはリムルの家に入り浸り半ばニート化していたが、後にリムルがラミリスの協力により闘技場の地下に作り上げた100階層の迷宮の最奥でラスボスを任されると共に、本来の竜の姿で魔素を発散し続けても地上まで影響を及ぼさない居室を作ったことで気軽に過ごせるようになる[49]。また、『胃袋』内で仲良くなった元イフリートのカリスを助手として、迷宮内の研究所でそれなりに忙しく働いている。
リムルたちの街づくりを見て折角建設したものを破壊されて怒る気持ちをある程度理解を示すようになっており、2000年ほど前にルミナスの都・夜薔薇宮を破壊したことに関しては機会があれば謝るつもりでいた[583]。しかし、書籍7-8巻では騎士団員の前でルミナスの正体をバラしてしまった上、まったく謝罪にならない発言で尚更怒らせてしまった。その為、ルミナスからは「クソトカゲ」と罵られることもしばしば。
漫画版の巻末おまけ小説では、その巻におけるヴェルドラ視点の感想を知ることができる。リムルの異空間に身を置いているがその魔力を駆使して多少感覚にアクセスできるようになっており、見聞きした情報を共有している(リムルは知らない)。『究明者』を持つ彼でさえ知らなかった自律型スキル『大賢者』によるサポートをリムルが意識的に行っていると思い込んでおり、若干過大評価中。リムルの常識を超えた行いの数々を観察することで、感心したりかつての行いを反省したりしている。また、暇つぶし相手として取り込まれたイフリートを自身のいる亜空間に誘い込んでおり、一緒にリムルの言動を観察したり、記憶の中にある書物(漫画などのサブカルや参考書など)や将棋といったゲームを嗜んでいる。その過程で、イフリートも賢くなっている様子(ヴェルドラに対する敬意の減少も見られるが)[584]
名づけに伴う膨大な魔素はヴェルドラからも徴収されており、それによる最大魔素量の減少を危惧していたが、後に『大賢者』の計算によって最大魔素量の減少無く完全復活可能な程度に徴収される形となった。

世界設定・用語

この世界の物理法則は基本的にリムルの元の世界である日本のある世界と共通しているが、魔物、魔法の存在など異なる部分も多く、また物質世界とは別に精霊、悪魔、天使といった精神生命体が住む精神世界が存在している[585]

文明・技術レベルは中世ヨーロッパレベルながら、オーバーテクノロジーとしてこの世界で独自に発展してきた精霊工学の存在がある[585]

世界法則が変更される際には謎の存在である「世界の声」がコミュニケーション不可の変更を告げる一方的な宣言を行う[585]

気候もほぼ元世界と同様となっている[585]

以下は公式設定資料集8.5、13.5にて解説された設定・用語のほか、書籍から判る設定を抜粋し解説する。

国家、地名

ジュラの大森林[586]
主人公リムルの転生地域であり、暴風竜ヴェルドラが封印され、森林の守護神として祀られていた。
ジュラの大森林を挟んで東西の諸国を東側諸国、西側諸国と呼称されている。東西以外にも、ジュラの大森林より北の大陸、南西の大陸にも一部の魔王の支配地域がある。
ジュラの大森林は人間、魔王、魔物などの各勢力から暗黙の不可侵領域として緩衝地帯の役割を果たしていたが、全域を支配地域とする魔王リムルの登場によりそのような垣根が取り払われつつある。
ジュラ・テンペスト連邦国
略称:魔国連邦(テンペスト)は魔人リムルを盟主としてジュラの森に住む魔物種族の集落が連携・同盟した大同盟国家[587]
ジュラの大森林全域を領土とするテンペストは世界の中心に位置している[586]
また、テンペストは人間と魔物の友好を目的としている[586]
首都リムル[588]
魔国連邦テンペストの首都で、「中央都市リムル」とも呼ばれる。
整然と区画整理され上下水道も完備されている。
東西南北に門があるが、魔法結界で防御されているため城壁は建造されていない。
門と中央広場を繋ぐ十字の道筋を基幹として、中央部に行政府としての執務館があるほか、居住区画、農地、中央広場、幹部用住居区画、迎賓館、工業区画、倉庫街、公共施設区画などに区分けされている。
また首都リムルからの道はいくつかの国家へ伸長しており、街道はさまざまな技術で整備・守護されている。
迷宮(ラビリンス)
テンペストに移住した魔王ラミリスは闘技場の地下に自身の力が及ぶ限り配下が不滅となる特殊な全100階層の迷宮を作り出した[341]。以後、ここにラミリスの配下が住むことになった[341]。また、この迷宮の最下層にヴェルドラの棲家が配置され、集客用の冒険を行うダンジョンとして使われている[49]
95階層の街は迷宮都市(ラビリンス)と呼ばれ、エルフや樹人族などが住まい、ダンジョンの休憩所や多目的ホール、研究施設などが存在する[49]
武装国家ドワルゴン
ドワーフが集まって建国された1000年の歴史を持つ王国。洞窟内に建国されているため食料自給率に難があることから、これをドワーフ固有の技術力を背景とした高い技術力により加工製品の生産輸出によって補っている武装中立国家[589]
失われた竜の都
魔王ミリム・ナーヴァが支配する領地で、首都“竜の里”にはミリムの住む神殿が建っている[590]
住民は龍人族の末裔[注 14]で、ミリムを信奉する「竜人教(ドラーム)」の教徒からなっており、また住民全員が(成人なら)Cランクに相当する戦闘力を持つ武闘派集団でもあり、神殿守護のための神聖魔法を扱える[592]神官騎士団も別個に存在している[590]
ただし、ミリムを崇拝するあまり、挑戦することを忌避し無為に世代交代するだけの民族と成り果てたことからミリムには嫌われている[590]
総人口は10万人に満たず、政治機能も存在しない。皆が生産した富は中央神殿に集約され、基礎となる富が分配された上で、働き者には神官長であるミッドレイが貢献度を判定して追加支給がなされる。また、神官達は神官長の罷免権を有するため、神官長も自分勝手な振る舞いはできない[593]
獣王国ユーラザニア
魔王カリオンが支配していた獣人族中心の国家[363]。総人口は3億人にのぼる。地形は平野部やなだらかな丘陵部が多く、大河沿いの水はけの良い丘陵地には果樹園が広がっている[594]
クレイマンが起こした騒動が原因で、ミリムの最強魔法「竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)」により首都“ラウラ”が消滅した[595]。魔王カリオンが魔王の座を辞し、魔王ミリムの臣下となったことでミリム領に併合された[596]。また、その際に戦禍復興支援をリムルが申し出たことから、テンペストとは永世友好国となった[597]
天翼国フルブロジア
魔王フレイが支配していた有翼族(ハーピィ)中心の国家[363]。総人口は100万人未満。首都“ジア”は山脈の中心部をくり抜いて造られた積層型都市。魔王フレイが魔王の座を辞し、魔王ミリムの臣下となったことでミリム領に併合された[596]
傀儡国ジスターヴ
魔王クレイマンが支配していた黒妖耳長族(ダークエルフ)などの魔物種族が住む国家[598]。元々は魔王カザリームの支配地で、その配下であったクレイマンが引き継いだ[598]。総人口は1億人にのぼるが、そのほとんどが奴隷階級。
古代遺跡でもある首都“アムリタ”は、ミリムによって滅ぼされた超魔導大国の都市”ソーマ“を模して、魔王になる前のカザリームが興し、魔法技術を駆使して構築された呪術と多数の魔人形(ゴーレム)による都市防衛機構が備えられている[599]
クレイマンの死後はミリム領に併合されたともテンペストの管轄下になっているとも説明されていたが[340][598]、後に現在はテンペストが管理しているがいずれはミリム領に併呑する予定[382]、ミリム領とテンペストの共同管理[600]と説明が改められた。
ブルムンド王国
ジュラの大森林に接する小国で、西方評議会の加盟国である[196]。テンペストに最も近い人間の国で、ドワルゴンに続いてテンペストの友好条約を締結した[196]。情報を売り物にしている情報国家であり、優れた情報局を有している[601]
ファルムス王国→ファルメナス王国
西方諸国の中でも最上位に近い大国である[602]。西方諸国とドワーフ王国を結ぶ交易路の玄関口に位置し、貿易中心国家として栄えていたがテンペストへの侵略戦争を行い敗北したことにより、戦争主導者であったエドマリス王の退位を含む混乱が発生している[602]。後に王権を禅譲されたヨウムの即位とともにファルメナス王国へと改められた[382]
イングラシア王国
大陸のほぼ中央に位置しており、西側諸国の交易路の要所であり、自由組合の本部、西方聖教会の実務拠点などが置かれている[603]
神聖法皇国ルベリオス
大陸西部に位置する宗教国家で、国民のほぼ全員が唯一神ルミナスを信奉するルミナス教徒である[604]。行政は枢機卿から選出される執政官に任されている[313]
神ルミナスが魔王ルミナス・バレンタインであることを知る者はごく限られた人間のみであり、また皇都「夜想宮庭(ナイトガーデン)」には皇国貴族である吸血鬼族以外が住むことを禁止されており、ごく限られた人間以外は立ち入ることも禁止されている[605]
ルミナス教の教団である西方聖教会の中央本部、また中央本部から各地へ派遣される神殿騎士団(テンプルナイツ)などがある[606]。西方聖教会に神殿騎士団が組織され、本国と各国の間に摩擦が生じるようになったため、神と法皇にのみ忠誠を誓う「法皇直属近衛師団(ルークジーニアス)」が誕生した。これは神殿騎士団に命令する権限を持っており、執政官もあくまで要請することしかできない。
平等を標榜しているため、給与は全て現物支給で、どれだけ高い役職でも表立っての現金支給はなく、聖騎士や近衛師団が国外で活動する際は犯罪取り締まりの礼金や魔物退治の報酬などの形で現地調達する必要がある[607]
その後“七曜の老師”の私欲による陰謀を粉砕したことでテンペストを正式に国家として認め、100年の国交を結ぶに至った[608]。またその際、「善良な魔物」を認めるに際して障害となっていた「魔物の生存を認めない」というルミナス教の教義の成立経緯がルミナスら吸血鬼族の各人より明かされたことから便宜上の方便であったことが分かり、これを機に撤廃されることとなった[609][47]
シルトロッゾ王国
ファルムス王国とイングラシア王国の間、北海に面した小国で、グランベル・ロッゾを頂点とするロッゾ一族が支配している[610]
人類生存権の外に目を向け、魔物の脅威に備える為に設立された、危機管理を目的とする諜報機関「シルト対外情報局」を擁し、西側諸国で最高の腕前を持つ少数精鋭の構成員は最低でもBランク以上[611]
シルトロッゾ王国の最終目標は経済面からの全人類支配[457]
魔導王朝サリオン
エルフ十三王家を従える古いエルフ王朝を主軸に置いた王朝国家で、カバル、エレンたちの出身国でもある[437]
魔法研究を盛んに行っており、ドワーフ王国とも技術交流している[437]
首都は“エルミン・サリオン”で「神樹に抱かれた都市」の異名の通り、巨大な神樹の内側に大都市を形成している[437]
各王家は領地の自治を認められ、皇家は十三王家から納められる税収で賄われる。十三王家は軍事力を持たず皇家に全ての武力が集中しており、皇帝が軍部の最高指導者を務め、各国の調停を司る[612]。調停者の資格を有する皇帝の全権代理人として、“純潔の騎士”とも呼ばれる「魔法士団(メイガス)」という高位武官の集団を擁する。古き血に先祖返りした者のみで構成された最高戦力で、他国には存在を厳に秘している[613]
東の帝国
正式名称は「ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国」だが、あまりにも正式名称が長いため通称「東の帝国」と呼ばれている。最も古き国家の一つでその歴史は古く、二千年前には既に帝国の基礎として国家を運営していたと言われている。小国であったナスカ王国が長き年月をかけて、大国であるナムリウス魔法王国とウルメリア東方連合を吸収し、現在の帝国が生まれた。その、圧倒的な迄の軍事力を背景にしてこの二千年。一切の反乱を許さずに、強固なまでの権勢を誇っている。統一皇帝、ルドラ・ナム・ウル・ナスカという絶対支配者による完全なる統治国家群。また、帝国皇帝は覇権主義であり圧倒的な武力により、近隣国家を統合してのけた戦闘集団を祖に持つ、純血の戦闘狂。故に『力こそ全て』という理念の下、実力があれば出世出来る特殊な形態を持つ軍を所有している[537]
北大陸
「白氷宮」を居城としている魔王ギィ・クリムゾンの支配地である[614]。弱者を嫌うギィの意向に沿ってヴェルザードが妖気を抑えていないので永久凍土の平原に覆われた力の弱い生物は生存できない過酷な環境になっており、悪魔族や魔王級の生物以外は入ることも出来ない[614]
黄金郷エルドラド
魔王レオン・クロムウェルの支配する大陸。海を隔てた別大陸で、オーストラリアより大きな島で、レオンはその全てを支配しているが、大陸の位置や人口、種族構成など詳細は不明。中央に大きな火山があり、年中噴火。その近くに美しい中央都市とレオンの住む王城が聳えるが、魔法的な気流操作により都市に噴煙や火山灰が降り注ぐことはない。付近に豊かな金属鉱床があり、金鉱脈も豊富で、人間社会と密かに取引を行なっており、非常に栄華を極めている。レオンには黒騎士卿クロードや銀騎士卿アルロスといった忠実にして強力な配下の他、青騎士団なる精強な軍団が支えている。その詳細は不明だが、領内にある地獄門から現れる悪魔たちを阻むため戦力を割いているようだ。また原初の悪魔であるジョーヌ(後のカレラ)が昔住んでいた。[615]

組織

西方諸国評議会(カウンシル・オブ・ウェスト)[586][616]
西側諸国内でさまざまな紛糾を調停する緩やかな国際機関であると同時に、東の帝国に西側諸国が対抗するための連合国家の側面も持つ。評議会に参加していない小国、帝国もある。
人類生存圏の維持という利益を守る事を理念とし、魔物、旱魃、疫病、台風、地震といった様々な災害対策を行うのが役割。各国の余剰食糧や特産品の輸出入は協議が難航するので、実質的な支援に関してのみ話し合われる[617]
テンペスト建国以前に西側諸国の中心として機能していたイングラシア王国に設置されている。
予算は各国から捻出され、負担額に応じて選出議員の数を増やす事が認められるが、国家間の平等性を保つ為に議員を1人増やすごとに拠出金の割合が大幅に増えるよう定められている。しかし、複数の国に危険な魔物が現れた場合は発言力の大きな国が優先されるので、余裕がない時は平等に弱者を切り捨てるシビアな数の理論という現実が存在する。最低拠出額が定められており、分担金の支払い遅延は認められず、納められなければ評議会から脱退させられる[618]
中立公平を謳っているが国力の大きいファルムス王国、イングラシア王国の発言力が優遇されており実態と乖離している。その後テスタロッサ達の活躍によりテンペストが一番発言力のある国家となった。
自由組合[616]
元々存在していた冒険者互助組合が、神楽坂優樹の手により改変され各国首脳との交渉権や相互互助規定を確立した民間国際組織。
主な活動形態は所属冒険者(組合員)によって行われるアイテム類の採取、現地の調査、魔物の討伐の3つに大別されるほか、国家協定に基づき動員令を受けると所属組合員の一定人数が国家の指揮下に入る傭兵集団の側面も持っている。
建前では、評議会は出資する見返りとして色々と仕事を依頼する、対等な持ちつ持たれつの関係とされるが、力関係ではまだ評議会が上で、資金提供がなければ立ち行かないのが現状[619]
後に総帥と副総帥が東の帝国へ出奔したことで混乱が発生している[620]
中庸道化連
何でも屋を自称する道化の格好をした魔人の集団[621]。謎の少年が率いる不可解な戦力として世界で暗躍している様子が示されている[621]
西方聖教会
元はルミナス教を布教する目的で組織され、武力を持たず神の教えを広めるだけだった。しかし、布教する者達の安全を守るため、法皇庁が各国に要請し、中央の聖教会神殿から各国に派遣される、教会に所属する騎士達の集団「神殿騎士団(テンプルナイツ)」が結成された。その数は数万を超え、活動資金は法皇庁の予算で賄われる。この中の特に優れた者が「聖騎士団(クルセイダーズ)」に所属を許され、「聖騎士(ホーリーナイト)」と称される[622]。1000年前は聖堂騎士(パラディン)と呼ばれていた。
三巨頭(ケルベロス)
“東”の裏社会を支配する巨大な秘密結社[623]。東の帝国の裏社会を支配していた「闇の母(エキドナ)」をユウキが潰して出来た組織[624]。ユウキを総帥とし、男の欲望を象徴する“金”、“女”、“力”を冠する3人の頭領が存在する。また、下部組織に“女”のミーシャが取り仕切る“娼婦の館(エキドナ)”や“金”のダムラダが任された“奴隷商会(オルトロス)”があるが、“奴隷商会”は切り捨てられてマサユキが検挙する事になった[625]

種族

人間と魔物・魔王は基本的には敵対関係にあるが、積極的に争うのではなく相互不干渉の雰囲気が維持されている[586]

人間以外の種族は全て、人間側の視点から便宜上の区別がされており、人間と友好的で人類の一員と見なされているドワーフや耳長族(エルフ)などの人間と交配している人間に近しい種族を「亜人(デミヒューマン)」、それ以外の人類に敵対する一般動物以外の種族の総称が「魔物(モンスター)」とされている[626][17]。また、魔物のうち、知性が高く生殖能力のある種族を「魔族」と呼び、その中でも強大な力を持つ魔物を「魔人」と呼ぶ[626][17]

例として子鬼族(ゴブリン)や豚頭族(オーク)などは、ドワーフなどと同じく妖精族の末裔ではあるものの、人間と敵対しているため魔物(魔族)であるとされているが[626]、異種交配は可能であるとされる[17]。「上位魔人」の代表的な種族としては巨人族(ジャイアント)、吸血鬼族(ヴァンパイア)、悪魔族(デーモン)などの長命種族が挙げられるが、人間が魔人となるレオンのようなケースも存在する[626][17]

魔物は人間に対する危険度の大きさで自由組合による危険度ランク付けがなされている[627]。ランク内での強弱をプラス、マイナス記号を付記しB-、C+のように表記することがある[18]

危険度解説分類される種族など
1.特S(天災級(カタストロフ)) - 人類が国家の枠組みを超えて協力し人類全体の命運を賭けて戦うレベル。 - 竜種、一部の古き魔王
2.S(災禍級(ディザスター)) - 大国の総力を結集し、やっとのことで対処可能なレベル。 - 魔王など
3.特A(災厄級(カラミティ)) - 国家転覆規模のレベル。 - 上位魔人、暴風大妖渦(カリュブディス)など
4.A(災害級(ハザード)) - 町に甚大な被害を及ぼすレベル。 - 上位精霊(A+)[77]など
5.B - 単独相手で村が滅ぶレベル。 - ブラックスパイダー、大鬼族(オーガ)など
6.C - 戦闘訓練を受けた職業兵士より強いレベル。 - 蜥蜴人族(リザードマン)、天馬(ペガサス)、牙狼族など
7.D - 一般的な大人が数人がかりで当たって殺害される可能性のあるレベル。 - 豚頭族(オーク)など
8.E - 個体単位なら一般的な大人より若干弱いが、数が多いレベル。 - 子鬼族(ゴブリン)など
9.F - 戦闘能力なし

また、人間などの肉体を持つ生き物は「星幽体(アストラルボディ)」「精神体(スピリチュアルボディ)」「物質体(マテリアルボディ)」の3つの位相体から成る種族であり、このうち物質体を持たないものを精神生命体(悪魔、天使、精霊など)として設定されており、精神生命体は召喚されるなどの行為により物質体を得る(受肉)ことで肉体を持った存在として強化される[628]。竜種は精神生命体ではあるものの、魔素を用いて自力で物質体を形作ることで受肉することができる[558][555]

魔族(魔人)は成長の果てに「魔王種」へと至ることがある[629]。この時点でも他の魔王達に承認されれば魔王を名乗ることができる[630]。そして、一定の条件を満たしたものは「真なる魔王」として覚醒し、魔王種とは一線を画する強さを得る[178][631]。一方で、人間もまた過酷な修練の果てに「仙人」へと至ることが可能。さらに進化を果たすと「聖人」へと至り、「覚醒魔王」に匹敵するとされる[191]。ただし人間は魔物と違って進化しても身体がすぐには適応できず、長い年月をかけて馴染ませる必要がある[179]。完全な「聖人」に至れば精神生命体と等しくなり、肉体に囚われなくなり呼吸の必要もなくなる[406]

能力、技術

能力(スキル)[632]
何らかの成長を世界が認めた時に獲得することがある能力。獲得の契機は進化や、強い意志によるものなど様々。また、契機が訪れたとしても、本人の資質や運など偶発的な要素が絡むため、獲得が保証されるということはない。その他、種族特性として先天的に獲得しているともある。また、複数のスキルを獲得した場合に統合されて新たなスキルとなる場合もある。
スキルの種類としては大まかに、共通能力(コモンスキル)、特別能力(エクストラスキル)、特殊能力(ユニークスキル)、究極能力(アルティメットスキル)の4つに分類される。中でも人の根源的な欲求に由来する大罪系のスキルは特に強力とされる。
この世の全ての法則はユニークレベルでしかない。究極能力には究極能力で対抗するしかなく、下位の能力は通用しないのが絶対的な法則となっている[633]
技術(アーツ)[634]
個体が自らの努力と修練で獲得する後天的な技術で、武術や魔術などがこれに該当する。アーツとスキルは複合させて使用することができる。
魔法[635]
魔法は「何らかの効果を生じさせるイメージ」を、特定の法則によって具現化するもの、と解説されている。
魔法属性は「地>空>風>水>火>地…」という相克関係になっている。
また、〈元素魔法〉〈精霊魔法〉〈神聖魔法〉〈召喚魔法〉の4つに大別できる。この大別により、魔法を使う職業の名前も「法術師(元素魔法系)」「呪術師(精霊魔法系)」「召喚術師(召喚魔法系)」などの相違がある。
擬似魂(ギジコン)
リムルが開発したデバイスで、魂の器の代用として働く。
これを核とし魔精核で形作った魔物に埋め込むことで、本来の身体とは別の「仮魔体(アバター)」を持つことが可能となる。作中ではリムルやラミリス、そして強すぎて活躍の場が限定されるヴェルドラやミリムが、仮魔体を利用して迷宮内の魔物側「遊撃パーティ」として活動するのに使用している[342]ほか、カオスドラゴンの魂を擬似魂に吸わせることで別の魔物へ復活させることにも使われた[343]
東の帝国との戦争では、奪い取った魂から抜き取った情報子を含ませた擬似魂を遺体に埋め込むことで殺した帝国将兵を蘇生させている。擬似魂で蘇生された者は普通に生きていく分には問題ないが、スキルは魂と強く結びついたものなので擬似魂では使用できない[636]

用語

転生者、召喚者、異世界人[637]
転生者」は転生前の記憶を引き継いで転生した者全てを指す。「前世の記憶を持ったまま元の世界から次元を渡り別種族に転生する例(別種族への転生者かつ異世界人)は非常に稀」とされており、リムルはこれに該当するが、世界の年齢とほとんど同年月を生きているヴェルドラですら聞いたことがない珍しい事例であることが説明されている[17]
召喚者」は転生者とは別に、元の世界で自身が持っていた肉体を失うことなく召喚術によりこの世界へやって来た者を指す。主に魔物へ対抗するための兵器として喚ばれる場合が多く、召喚主に逆らえぬよう呪いを刻まれる場合も多い。
召喚術は一度召喚すると一定期間は再召喚が行えなくなる時間制限、召喚自体の成功率についての諸問題、不完全に召喚された人間の寿命が短命になるなど多数の問題点がある。
来訪者」は召喚術によるものではなく、偶発的な要因により元の世界からこちらの世界へ迷い込んで来た物を指す。
異世界人」については、現実世界と異世界の間に開いた裂け目やゲートなどに落ちたことで次元移動してしまった来訪者と、この世界から故意による召喚儀式で元の生活を強制的に奪い無理やり呼び出された召喚者をまとめて指す。どちらの場合でも自力で元世界へ帰還することは不可能となっている。界を渡る際に浴びる魔素の影響でユニークスキルなどの強力な能力を得る場合が多い。そのスキルの影響は当人の性格、人格などにも後天的に及ぶ。
魔素[638]
この世界の魔法の根幹となる物質で、主に高い魔力を持つ魔物の個体から放射されるほか、空気中に存在する魔素を用いて魔法として行使出来るような性質を持つ。魔素濃度の高い場所ではヒポクテ草(回復薬の原料)などが発生・栽培できるほか、「魔素溜まり」と呼ばれるポイントからは魔物が発生することもある。
魔物に限らず人間でも、種族または個人能力により耐えられる分量に限界点があり、限界を超えると死に至ると説明されている。
また魔法行使の際のエネルギー源となることから魔素が染み込んだ食品は魔力回復剤としての性格も持つ[639]
思念伝達
物語の根幹を成す固有能力で、魔物であれば全員が苦もなく使いこなすとされている。名無し魔物同士の個別認識のほか、意志を乗せて話せば言語が違っても相互理解可能、肉声が届かないほど距離が離れても通話可能、などの特徴がある。
名付け[640]
主に名無し魔物に名前を付ける儀式を指す。上位の魔物が下位の魔物に名付けした場合のみ効力が発揮され、名付けられた魔物は名付けた魔物から所有魔素を奪うことにより進化する。魔素は生命力と同義であることから子を成す行為によって生命力を子に奪われた親が死亡することもあり簡単[49]に行われる行為ではない。
ただし、上位存在に“名付け”られると性質が変化してしまうため、自力で獲得した“魂”を使っても真なる魔王に覚醒する事はできず、他者に“魂”を与える場合のエネルギー効率は1割程度に低下するので、“魂”のエネルギーを変化させられても10万の魂が必要になる[641]
影空間
主な使用者はランガ、ソウエイで、影の中に潜むことで移動距離を無視して常に側に居られる別空間待機所(ランガ)、影から影へ繋がる異空間を通過することにより移動距離をゼロにしてしまう空間能力(ソウエイ)として活用されている。
遠隔の温泉地より鉱泉を引き常時入浴出来る露天風呂の源泉輸送経路として活用されている[642]
後にリムルの発案として影空間と魔鋼を利用した世界規模での通信伝達網構築構想が語られた[49]
魔王達の宴(ワルプルギス)
魔王3人以上の合意により開催される魔王集会。魔王視点で世界に関わる様々な合意が必要な事項が話し合われるほか、新しい魔王の就任も認定されるなどの側面を持つ。
なお、「魔王の総称」を決定するための会合でもあり、十大魔王となる以前は「名称を決定するたびに(魔王の数が)増減した」という理由で何度も開催された上、結局は人間側の呼称によりなし崩しに決定となり魔王たちの命名に関する数年以上に及ぶ努力は全て無駄になったとされている[643]
天魔大戦
500年周期で発生する大戦。地上の発展した都市を目標に天使族(エンジェル)の軍勢が侵攻し、呼応するように魔人も活性化することで、天、魔、人が入り混じって大戦が行われる。ドワーフ王国が地底に、サリオンが神樹の洞に都市を築くのは、天使から都市を守るためである[644]

各版の相違点

ここでは全版の大筋プロット版として無償公開されているWEB版と、その他の媒体でのそれぞれの描写相違点を列挙する。ただし、物語の進行にほとんど影響しない細かい相違点についてはあらかじめ省いた。

巻数が進むにつれWEB版との相違点が増えていくため、最終的には全てを列挙する事が困難になることも考え得る。

また、書籍版以下の出版物媒体は書籍版を下敷きにしているため、特別に個別変更点がなければ書籍版のみ記載し以下は記述を省略した。

シオンらが殺害される主原因が違う
WEB版:西方聖教会の信徒に殺害される[645]
書籍版:ファルムス王国所属の異世界人3人に殺害される[646]
田口省吾、橘恭弥、水谷希星[393]
WEB版には登場しておらず、書籍版で初出(外部リンクWEB版参照)。
魔王レオンの二つ名が違う
WEB版:金髪の悪魔(プラチナデビル)[647]
書籍版:白金の剣王(プラチナムセイバー)[552]、白金の悪魔(プラチナデビル)[400][465]
漫画版にのみシズの故郷回想がある
講談社コミックプラスのインタビューにて作者伏瀬が漫画版2巻の追加点として語っている[648]
5人の子供を引き取る経緯が違う
WEB版:シズの幻影からシズとヒナタがユウキから思考操作を受けていたと聞かされたリムルはイングラシア中がユウキの影響下にある可能性を考え、フューズに自由組合内部の思考操作の進行具合を確かめるように内偵を依頼する[649]。しかしその間にヒナタが子供達の救出に向かってユウキと一戦交える[650]
書籍版:リムルはユウキと子供達を開国祭に誘い[382]、そのまま子供達を返さずに[242]転校手続きをした[443]
悪魔の設定にて色(原初)が追加され、「七柱」存在する[651][652][180]
黒(ノワール)ディアブロ
赤(ルージュ)ギィ・クリムゾン
青(ブルー)レイン
緑(ヴェール)ミザリー
白(ブラン)テスタロッサ
黄(ジョーヌ)カレラ
紫(ヴィオレ)ウルティマ

書誌情報

小説『転生したらスライムだった件』

マイクロマガジン社(GCノベルズ)よりソフトカバー版、電子書籍版と合わせて続刊中。また、英語版、中国語版、韓国語版も他出版社より続刊している。オーディオブックサービスのAudible岡咲美保の朗読で2019年5月24日からシリーズが順次配信予定である[653]

発売日ISBNKindle版
1. 2014年05月30日ISBN 978-4-89637-459-9Kindle版:ASIN B00L33R6K0
2. 2014年08月30日ISBN 978-4-89637-473-5Kindle版:ASIN B00N3M8TIC
3. 2014年12月24日ISBN 978-4-89637-488-9Kindle版:ASIN B00RKOBE22
4. 2015年04月30日ISBN 978-4-89637-502-2Kindle版:ASIN B00WW2WUES
5. 2015年05月30日ISBN 978-4-89637-507-7Kindle版:ASIN B00Z5XY562
6. 2015年10月30日ISBN 978-4-89637-538-1Kindle版:ASIN B017CM3FO6
7. 2016年04月28日ISBN 978-4-89637-561-9Kindle版:ASIN B01EWHMS60
8. 2016年08月30日ISBN 978-4-89637-577-0Kindle版:ASIN B01L6OVR3M
9. 2016年11月30日ISBN 978-4-89637-600-5Kindle版:ASIN B01N0IW95R
10. 2017年04月07日ISBN 978-4-89637-630-2Kindle版:ASIN B06Y24MLK8
11. 2017年12月08日ISBN 978-4-89637-678-4Kindle版:ASIN B077XBM4TQ
12. 2018年03月09日ISBN 978-4-89637-698-2Kindle版:ASIN B07B9SMNYK
13. 2018年09月28日ISBN 978-4-89637-816-0Kindle版:ASIN B07HR8H5QG
14. 2019年03月29日ISBN 978-4-89637-862-7Kindle版:ASIN B07PFPKLYG
15. 2019年09月28日ISBN 978-4-89637-923-5Kindle版:ASIN B07XYQZHHY

漫画『転生したらスライムだった件』

講談社(シリウスKC)よりコミック版、電子書籍版と合わせて続刊中。また、英語版、中国語版、韓国語版も他出版社よりそれぞれ続刊している。

発売日ISBNKindle版
1. 2015年10月30日ISBN 978-4-06-376578-6Kindle版:ASIN B017TYYQU4
2. 2016年04月28日ISBN 978-4-06-390623-3Kindle版:ASIN B01FD2DGH8
3. 2016年11月30日ISBN 978-4-06-390666-0Kindle版:ASIN B01N2HI1FP
4. 2017年04月07日ISBN 978-4-06-390693-6Kindle版:ASIN B06XW6B6Q1
5. 2017年09月08日ISBN 978-4-06-390728-5Kindle版:ASIN B07567RK43
6. 2017年12月08日ISBN 978-4-06-510505-4Kindle版:ASIN B0784FPQVG
7. 2018年03月09日ISBN 978-4-06-511098-0Kindle版:ASIN B079ZSFD6R
8. 2018年06月08日ISBN 978-4-06-511672-2Kindle版:ASIN B07D7SSNY9
9. 2018年09月28日ISBN 978-4-06-512742-1Kindle版:ASIN B07HC7WF6G
10. 2018年12月07日ISBN 978-4-06-513916-5Kindle版:ASIN B07KY17X64
11. 2019年03月29日ISBN 978-4-06-514780-1Kindle版:ASIN B07PPMYR62
12. 2019年07月09日ISBN 978-4-06-516205-7Kindle版:ASIN B07TW6WNT2

公式設定資料集

  • 原作:伏瀬、編集:GCノベルズ編集部『転生したらスライムだった件 8.5 公式設定資料集』マイクロマガジン社、2016年8月30日。ISBN 978-4896375800 / Kindle版:ASIN B01L6OVR5A
    本誌には以下の外伝小説が掲載されている。リンクは同内容のWEB無償公開版。
    • 蓑虫ゴブタ(書籍1巻 ゲーマーズ特典)
    • 夜の蝶(書籍1巻 とらのあな特典)
    • とある冒険者達の日常(書籍1巻 アンケート回答特典)
    • 着せ替え(書籍2巻 ゲーマーズ特典)
    • 温泉(書籍2巻 とらのあな特典)
    • 釣り(書籍3巻 ゲーマーズ特典)
    • 桃色の景色(書籍3巻 とらのあな特典)
    • ゴブタの修行(書籍4巻 ゲーマーズ特典)
    • ミリムと蜂蜜(書籍4巻 とらのあな特典)
    • ゲルドと仕事(書籍5巻 ゲーマーズ特典)
    • 好敵手(書籍5巻 とらのあな特典)
    • リムルの手記(書籍6巻 限定小冊子)
    • 美食の道(書籍7巻 限定小冊子)
    • 聖騎士たちの敗北(書き下ろし)
  • 原作:伏瀬、編集:GCノベルズ編集部『転生したらスライムだった件 13.5 公式設定資料集』マイクロマガジン社、2019年1月30日。ISBN 978-4896378450 / Kindle版:ASIN B07N5ZFJ2N
    本誌には以下の外伝小説が掲載されている。
    • 魔物の国の給与事情(書籍11巻 限定小冊子)
    • 常世の国の女神様(書籍12巻 限定小冊子)
    • 紅に染まる湖畔事変(書き下ろし)

テレビアニメ

スタッフ[654][655]
原作 川上泰樹、伏瀬、みっつばー
監督 菊地康仁
副監督 中山敦史
シリーズ構成・脚本 筆安一幸
キャラクターデザイン 江畑諒真
モンスターデザイン 岸田隆宏
色彩設計 斉藤麻記
美術監督 佐藤歩
美術設定 藤瀬智康、佐藤正浩
撮影監督 佐藤洋
グラフィックデザイナー 生原雄次
編集 神宮司由美
音響監督 明田川仁
音楽 Elements Garden
音楽制作 ランティス
音楽プロデューサー 吉江輝成
プロデューサー 杉本紳朗、伊藤洋平
アニメーションプロデューサー 小菅秀徳
アニメーション制作 エイトビット
製作 転スラ製作委員会

第1期は2018年10月から2019年3月まで、TOKYO MXほかにて原作者描き下ろしのオリジナルストーリーや閑話(総集編)を含めた全25話が放送された[168][656]。第2期は2020年より放送予定[657]

第9話の放送直前の2018年11月26日には、読売新聞(全国版)の朝刊に全面広告が掲載され、新章の開幕が報じられた[658]

制作

作品は、漫画版が原作となっている。

コミックナタリーによる原作者の伏瀬とオープニングアーティストの寺島拓篤へのインタビューによれば、伏瀬がアニメ化の話を関係者内で最後に聞いたうえ、コミカライズの時点ですでに話が動いていたらしく、正式に伝えられた際には嬉しいを通り過ぎて原稿の締め切り1週間前だったこともあって執筆に集中できなくなり、締め切りを10日ほど延ばしてもらったという。寺島はコミカライズ版から原作に入り、バナー広告で知った原作をまったく内容も知らないまま読み始め、早く続きをと思いながら読み返したという。また、コミカライズ版の作画担当の川上泰樹も、伏瀬と最初に会った際に原作のファンであることを言ってくれたという[659]

リムルの前世の三上悟については、原作で最初に挿絵がついた時点で野暮ったさに難色を示した伏瀬から「すごくカッコよくして」との指示があり、コミカライズ版の時点でさらに「『東京BABYLON』 (CLAMP) に出てくる桜塚星史郎みたいな感じのカッコいいサラリーマンで」との指示を経て、アニメ化の際には「ナイスガイを自称するが本当にナイスガイであることへのツッコミ待ちにしたい」という考えからリテイクを繰り返し、決定に至ったという[660]

アニメの出来については、伏瀬は「もうこれ以上は望めないぐらいにいい出来になった」「自分では想像していなかったよさが生まれた」と絶賛しており、第1話のアフレコを見学してヴェルドラ役の前野智昭や悟役の寺島、リムル役の岡咲美保の演技を見て、「これはもういけるな」「これで大丈夫だ」と思ったという。また、伏瀬は全話を監修した脚本についても「かなり良い出来」と評しており、コミカライズの際に描けずあえて外していたシズのシーンもシリーズ構成の筆安一幸が上手に取り入れてくれたため、シズ役の花守ゆみりの演技で絶対泣いてしまうという[661]

制作開始当初は第2期が決まっておらず、全体の構成もそのようにしていたため、脚本会議では尺の関係で飛ばさざるを得ないシーンは第2期があったらそこで回収しよう、ということで決まった[662]

第1期第4話では、リムルの妄想シーンに『ロードス島戦記』(角川スニーカー文庫)風の極端に耳が長いエルフが登場しているが、これは漫画家・ことぶきつかさが制作の「アラフォーが妄想する90年代風のエルフ」という依頼に応じて描いたものである。同作側の許可を得たことがエンディングでクレジットされており、本放送後にはインターネットで話題になったという[663]

第1期は第23話までが本編であり、第24話は外伝、第25話は総集編となる[168][656][664][662]。第24話「外伝:黒と仮面」は伏瀬が書き下ろしたもので、ディアブロとシズが邂逅した過去を描くアニメオリジナルストーリーが展開する[665][666]。このストーリーは担当が営業をかけた先で必ず「ディアブロは出るんですか?」という質問があり、それを勘案して制作委員会ではディアブロの登場シーンまでを考えていたが、尺を考えると無理があったため、伏瀬が苦し紛れにディアブロの話を書き下ろして出演させる方法を担当に伝えたところ、どのような話にするかの問い合わせもないまま採用され、制作が決定した[662]。第2期が無いことを前提にシナリオを考えていたため、ディアブロの名前が先行して明かされている[662]。当初、第24話までの予定だったところに急遽制作が決定した第25話「閑話:ヴェルドラ日記」はいわゆる総集編として制作され、リムルに取り込まれたヴェルドラとイフリートの視点から、本編映像を振り返る形で進行する[662][667]

主題歌

オープニングテーマ
「Nameless Story」[668](第1話 - 第14話)
作詞・歌 - 寺島拓篤 / 作曲 - 上松範康 / 編曲 - 藤田淳平
第1話では本編後にオープニングが挿入された。
「メグルモノ」[669](第15話 - 第24話、閑話)
作詞・歌 - 寺島拓篤 / 作曲 - 桑原聖 / 編曲 - 坂井拓也
エンディングテーマ
「Another colony」[670](第2話 - 第13話)
作詞 - 唐沢美帆 / 作曲 - 中野領太 / 編曲 - BBC / 歌 - TRUE
「リトルソルジャー」[669](第14話 - 第24話、閑話)
作詞 - きみコ / 作曲 - 新田目駿 / 編曲 - 堀江晶太 / 歌 - 田所あずさ
挿入歌「僕の中の君へ」(第23話)
作詞 - 唐沢美帆 / 作曲・編曲 - 山下洋介 / 歌 - TRUE

各話リスト

話数サブタイトル絵コンテ演出作画監督総作画監督
第1期
第1話暴風竜ヴェルドラ 菊地康仁中山敦史米澤優江畑諒真
第2話ゴブリンたちとの出会い 小島正士井之川慎太郎
  • 吉田龍一郎
  • 是本晶
第3話ゴブリン村での戦い 金崎貴臣登坂晋
  • 和田伸一
  • 二宮奈那子
高岡じゅんいち
第4話ドワーフの王国にて 吉田泰三谷澤篤金
  • 吉田正幸
  • 塚本歩
  • 柳瀬譲二
桂憲一郎
第5話英雄王ガゼル・ドワルゴ 高岡じゅんいち森義博高岡じゅんいち
第6話シズ 小島正士伊藤康裕
  • 吉田龍一郎
  • 小島彰
  • 藤田正幸
  • 石井かおり
桂憲一郎
第7話爆炎の支配者 中山敦史米澤優
第8話受け継がれる想い 寺東克己堂山卓見小澤早依子豆塚隆
第9話大鬼族の襲撃 登坂晋
  • 酒井秀基
  • 吉田正幸
  • 和田伸一
高岡じゅんいち
第10話オークロード 名村英敏谷澤篤金
  • 塚本歩
  • 柳瀬譲二
  • 二宮奈那子
桂憲一郎
第11話ガビル参上! 吉田泰三笹原嘉文
  • 松井啓一郎
  • 小澤早依子
豆塚隆
第12話狂いゆく歯車 名和宗則森義博
  • 梶浦紳一郎
  • 小林利充
  • 糸島雅彦
  • 山内則康
  • 豆塚隆
  • 桂憲一郎
第13話大激突 頂真司中山敦史
  • 吉田正幸
  • 吉田龍一郎
  • 塚本歩
桂憲一郎
第14話全てを喰らう者 小島正士伊藤康裕
  • 柳瀬譲二
  • 和田伸一
  • 小島彰
  • 伊藤康裕
豆塚隆
第15話ジュラの森大同盟 寺東克己山田晃
  • 上原史也
  • 原田峰文
高岡じゅんいち
第16話魔王ミリム来襲
  • 菊地康仁
  • 小島正士
名和宗則
  • 小島彰
  • 南伸一郎
  • 和田伸一
  • 門智昭
  • 酒井秀基
  • 吉田龍一郎
桂憲一郎
第17話集う者達 小島正士登坂晋
高岡じゅんいち
第18話忍び寄る悪意
  • 小島正士
  • 菊地康仁
森義博
  • 山内則康
  • 小林利充
  • 糸島雅彦
  • 猿渡聖加
桂憲一郎
第19話暴風大妖渦カリュブディス
  • 菊地康仁
  • 吉田りさこ
中山敦史
  • 富岡隆司
  • 吉田正幸
  • 塚本歩
  • 大西陽一
  • 清水博幸
  • 和田伸一
  • 中島美子
  • 吉田龍一郎
  • 小島彰
豆塚隆
第20話ユウキ・カグラザカ 小島正士谷澤篤金
  • 度會竜司
  • 森悦史
  • 今岡大
  • 伊藤智子
  • 八木澤修平
  • 二宮奈那子
高岡じゅんいち
第21話シズさんの教え子達 寺東克己安川央里
  • 吉田和香子
  • 米澤優
  • 鵜池一馬
  • 松本弘
  • 松井理和子
  • 門智昭
  • 斉藤和也
豆塚隆
第22話迷宮攻略 頂真司深瀬重
  • 清水拓磨
  • 柿畑文乃
  • 王悦春
  • 瀧澤茉夕
  • 金海淑
酒井秀基
第23話救われる魂 小島正士登坂晋
  • 小島彰
  • 清水博幸
  • 塚本歩
  • 中島美子
  • 吉田龍一朗
  • 和田伸一
高岡じゅんいち
第24話外伝:黒と仮面 頂真司名和宗則
  • 江畑諒真
  • 菊地康仁
  • 富岡隆司
  • 吉田正幸
  • 梅田貴嗣
  • 二宮奈那子
  • 鵜池一馬
  • 大西陽一
  • 門智昭
  • 高岡じゅんいち
  • 小島彰
  • 度會竜司
江畑諒真
閑話ヴェルドラ日記 中山敦史(ディレクター)

放送局

日本国内 テレビ / 第1期 放送期間および放送時間[671]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [672] 備考
2018年10月2日 - 2019年3月26日 火曜 0:00 - 0:30(月曜深夜) TOKYO MX 東京都
BS11 日本全域 製作参加 / BS放送 / 『ANIME+』枠
火曜 1:00 - 1:30(月曜深夜) テレビ神奈川 神奈川県
2018年10月3日 - 2019年3月27日 水曜 3:30 - 4:00(火曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 アニメ特区』第3部
日本国内 インターネット / 第1期 放送期間および放送時間[671]
配信期間 配信時間 配信サイト
2018年10月3日 - 2019年3月27日 水曜 12:00 更新
水曜 23:00 - 23:30 ニコニコ生放送
2018年10月10日 - 2019年4月3日 水曜 12:00 更新

BD / DVD

発売日[673] 収録話 規格品番
BD
1 2019年01月29日 第1話 - 第6話 BCXA-1411
2 2019年03月26日 第7話 - 第12話 BCXA-1412
3 2019年05月24日 第13話 - 第18話 BCXA-1413
4 2019年07月26日 第19話 - 第24話 BCXA-1414
DVD
1 2019年01月29日 第1話 - 第3話 BCBA-4931
2 2019年02月26日 第4話 - 第6話 BCBA-4932
3 2019年03月26日 第7話 - 第9話 BCBA-4933
4 2019年04月26日 第10話 - 第12話 BCBA-4934
5 2019年05月24日 第13話 - 第15話 BCBA-4935
6 2019年06月25日 第16話 - 第18話 BCBA-4936
7 2019年07月26日 第19話 - 第21話 BCBA-4937

Webラジオ

リムル役の岡咲美保とリグルド役の山本兼平がパーソナリティーを務める『転生したらスライムだった件 ジュラの森放送局』が、2018年9月27日から2019年4月4日まで毎週木曜日にHiBiKi Radio StationとFRESH LIVE響チャンネルより配信された[130]


BS11 ANIME+ 火曜 0:00 - 0:30(月曜深夜)枠
前番組 番組名 次番組
転生したらスライムだった件(第1期)

スピンオフ漫画

本作品は、本編設定を元にした外伝的作品(スピンオフ漫画)が複数存在する。

転生したらスライムだった件 魔物の国の歩き方

作画岡霧硝による、webコミック、コミックライド連載中のスピンオフ漫画。時系列はヴェルドラ復活やディアブロ加入、ヒナタやルミナスとの和解後(本編8巻以降)となっている。

あらすじ

好奇心が旺盛な兎人族フラメアは、一緒にやってきた父親とは別行動で魔国連邦を探索していたところ[49]、審美眼と解析に特化したユニークスキル『好事家(モノズキ)』を持つことをリムルに着目され[674]、リムルより「魔国連邦のガイドブック作成」を頼まれる[675]

登場人物

フラメア
種族:兎人族(ラビットマン)
本作の主人公でウサギの耳を持つ兎人族の美少女。
ジュラの大森林の弱諸部族の出身。かつてリムルの魔王就任後に忠誠を誓った兎人族族長の実娘でもある[49][676]。好奇心旺盛な性格で、謁見式に参加する父に無理を言って同行し、首都リムルに到着して直ぐに親の目を盗んで行方をくらまして町を散策していた[677]。感動した時の口癖は「星3つ」。
兎人族の中では唯一の「名付き」で、名付けをしたのは魔王ルミナスである[678][679]。森を出て正体を隠し他国を旅した経験があり[680]、ルミナスとはその時に偶然出会っている[681]
自分の経験を点数制で記録紙にまとめている事を知ったリムルから、外国人にもわかりやすいガイドブックの制作を依頼され、衣食住の保証と行動の自由、新商品や新施設の優先的な利用を条件に仕事を引き受ける[682]。広報担当という事で、所属上はミョルマイルの部下[683]。後にリムルからカメラを与えられ[684]、写真集の出版なども手がけるようになる[685]
審美眼、材料解析、年代測定を併せ持つユニークスキル『好事家(モノズキ)』を所有する[686]。兎人族は強さは普通の人間と変わらず『変身』もできない劣化獣人の一種だが、大森林で生き抜く為に『危険察知』に特化した能力を持ち[687]、俊敏性も高く[688]逃げ足には自信がある[689]。攻撃は苦手だが、戦闘ではカイジンが製作した「リーフブーメラン」[690]を使用する。森育ちなので空気の止まった場所[691]や暗いところ、狭いところが苦手[692]

書籍情報

マイクロマガジン社(ライドコミックス)よりコミック版、電子書籍版と合わせて続刊中。

発売日ISBNKindle版
1. 2017年04月07日ISBN 978-4-89637-628-9Kindle版:ASIN B06Y2PGKNN
2. 2017年12月08日ISBN 978-4-89637-684-5Kindle版:ASIN B0785HM6D3
3. 2018年03月09日ISBN 978-4-89637-701-9Kindle版:ASIN B07BDKDP16
4. 2018年09月28日ISBN 978-4-89637-820-7Kindle版:ASIN B07HY3THZW
5. 2019年03月29日ISBN 978-4-89637-865-8Kindle版:ASIN B07PGV1VDK
6. 2019年10月30日ISBN 978-4-89637-935-8Kindle版:ASIN B07YXPXP4N

転スラ日記 転生したらスライムだった件

作画 による、webコミック水曜日のシリウス連載中の、4コマ形式のスピンオフ漫画。
時系列は本編漫画の連載を超えない範囲で描かれており、魔国連邦テンペストでの日常がコミカルに、時々シリアスに描かれている。
また本編ではあまり触れられないサブキャラも深く掘り下げられているのが特徴である。

書籍情報

講談社(シリウスKC)よりコミック版、電子書籍版と合わせて続刊中。

発売日ISBNKindle版
1. 2018年09月28日ISBN 978-4-06-512744-5Kindle版:ASIN B07HCF36W8
2. 2019年03月29日ISBN 978-4-06-514857-0Kindle版:ASIN B07PRVXRXR
3. 2019年11月08日ISBN 978-4-06-514464-7Kindle版:ASIN B07ZPXXMNL

転生しても社畜だった件

作画 明地雫による、webコミック水曜日のシリウス月刊少年シリウスの2つで連載中の、4コマ形式のスピンオフ漫画。
異世界に転生したはずが現代で、なのにスライム姿のまま、あちらで見た顔ぶれの揃ったテンペスト商事という会社で、サラリーマンをすることになったリムルを中心としたパラレルストーリー。

書籍情報

講談社(シリウスKC)よりコミック版、電子書籍版と合わせて続刊中。

発売日ISBNKindle版
1. 2019年07月09日ISBN 978-4-06-516294-1Kindle版:ASIN B07TVBJ8LN

転ちゅら! 転生したらスライムだった件

作画 茶々による、月刊少年シリウス連載中の、スピンオフ漫画。
人間に擬態する術を身につけたはずのリムルが、擬態するもなぜか身体・精神ともに幼い3歳児化してしまうパラレルストーリー。

転生したらスライムだった件 異聞 魔国暮らしのトリニティ

作画 戸野タエによる、webコミック水曜日のシリウス連載中のスピンオフ漫画。

あらすじ

獣人国ユーラザニアと魔国連邦テンペストが友好を深めた直後、魔王カリオンの密命を受けて狐獣人族の少女フォスがテンペストの実態調査に乗り出すが、成り行きでテンペストの警備隊に加入することになる。そして他の国からも密命で来た二人の少女と出会い、巻き起こる様々な物語。

登場人物

フォス
獣人国ユーラザニア出身の、狐の獣人族(ライカンスロープ)。テンペスト入国後は持ち金が足りず街道整備のバイトに名乗り出たが、そこで警備隊に遭遇、以後は隊員として行動することになる。
語尾に「~です」を付ける独特の口調で話す。(行くです、任せるです、等)
ステラ
魔王ミリムの支配領域、竜を祀る民の出身。神官長の命を受けてテンペストにやってくる。やや尊大な性格。後にゴブイチの所でミリムのための料理づくりを教わることに。
ネム
魔王フレイの天翼族フルブロシア出身。フレイの命でテンペストに出むく。寝るのが大好きな怠け者だが手先が器用。織物工場に服の肌触り目当てに不法侵入し、罰としてシュナの織物工場で働くことになったが、その才能を見込まれてそのまま従業員になる。
ゴブエモン
フォスの警備隊の上司でゴブリン。
元はリグルの副隊長の地位をゴブタと争っていた。かなりの野心家で気骨があり、誰の下にも就きたくないと狼鬼兵部隊の副隊長の地位を蹴り、1人で活動していた[693]。リムルからミョルマイルの護衛を任された際に右腕を失い、戒めとして治療を拒むが、何でも1人でこなそうとし過ぎる事を危惧されて仲間を頼るように諭された[694]

転生したら島耕作だった件

書籍情報

講談社(イブニングKC)よりコミック版、電子書籍版と合わせて刊行。

発売日ISBNKindle版
2019年07月09日ISBN 978-4-06-516834-9Kindle版:ASIN B07TVBGZK8

ゲーム

転生したらスライムだった件〜魔国連邦創世記(ロードオブテンペスト)〜』が2018年10月30日にスマートフォン向けゲームアプリとして、キック・アスとゲームゲートから配信開始された。基本無料の一部アイテム課金あり。

脚注

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注釈

  1. ^ 配下のうち幹部クラスであるシオンが死亡した際は著しく感情起伏が乱高下し、原因である国家の首謀者3名以外の軍隊2万人を皆殺しにしている[70]
  2. ^ 通常の擬態は魔素の黒霧によって体積の不足を補うが、人間への擬態はスライムの細胞のまま行われる。黒霧が発生しないため魔素を消費せず、また、脳から黒霧で補った部分への命令伝達のタイムラグが発生しないため、スライム時と同等の反応速度を保っている[83]。スライムには生殖の必要が無いため性別はなく、変身後の姿も無性体である[84]。なお、魔素を消費し黒霧で足りない部分を補うことで、見た目の年齢を含めて男寄り・女寄りに変化することも可能である[83]
  3. ^ 後にリムルの魔王進化の祝福で、『炎熱操作』は『炎熱支配』に、『範囲結界』は『多重結界』に進化している[91]
  4. ^ リムルは「イフリート」と「カリュブディス」で「イリス」の方が良かったのではないか、と内心では思っている[176]
  5. ^ 剣也が「光の上位精霊」、他の3名はリムルのスキルによって統合された「擬似上位精霊(リョウタが水風、アリスが空、ゲイルが地)」。光の精霊(声 - 村中知)の宿った剣也は将来「勇者」になれる可能性も示唆された[40]
  6. ^ リムル自身にも理解できないながら、なぜか自然にクロエが持っているのが当然、と考えた結果[40]
  7. ^ 彼女の記憶ではイングラシアでの別れの際にリムルは空間転移でテンペストに帰還しており日向と遭遇しなかった。抗魔の仮面もそれから5年後に東の帝国が侵攻を開始した際に譲られた。その時にリムルが戦死し、突如として復活したヴェルドラの大暴れによって帝国もテンペストも滅びる。クロエは日向、ルミナスと共にヴェルドラに挑むが、何者かに日向が殺されたことでクロエは覚醒し、過去へ跳ぶという流れだった[246]
  8. ^ 格闘戦だけであればヴェルドラと互角以上に渡り合うことができる[191]
  9. ^ 芯に使われている魔鋼に「減速」「脱力」の効果を刻印魔法で施されており、拳撃の威力を「1/10程度に弱める効果」を持っている[338]
  10. ^ キララのみ、仲間であったショウゴによりスキルを奪う目的のため殺害された[393]
  11. ^ 普通は他人の能力を奪うなんて出来ないというカガリの発言を認めたうえで、今回は『強欲者』そのものがより欲望が大きい自分を選んだと返している[407]
  12. ^ クロエの忠告のおかげで死傷者は最低限にできた。
  13. ^ リムルに敗北したことで最強の座は勇者マサユキに移動した[47]
  14. ^ 蜥蜴人族からの進化ではなく、“人化”したドラゴンが人として交わった末裔[591]

出典

  1. ^ 「That Time I Got Reincarnated as a Slime」の名で発売されている。1巻 ISBN 978-0316414203
  2. ^ 「關於我轉生變成史萊姆這檔事」の名で発売されている。1巻 ISBN 978-986-366-753-7
  3. ^ 「전생했더니 슬라임이었던 건에 대하여」の名で発売されている。1巻 ISBN 979-1-15-710127-6
  4. ^ 小説版と同タイトルで発売されている。1巻 ISBN 978-1632365064
  5. ^ 小説版と同タイトルで発売されている。1巻 ISBN 978-986-470-203-9
  6. ^ 小説版と同タイトルで発売されている。1巻 ISBN 979-1-15-710324-9
  7. ^ a b 設定資料集8.5, p. 190.
  8. ^ 設定資料集8.5, p. 288.
  9. ^ 設定資料集8.5, p. 289.
  10. ^ 設定資料集8.5, p. 290.
  11. ^ 設定資料集8.5, p. 291-292.
  12. ^ 設定資料集8.5, p. 292-294.
  13. ^ GCノベルズ刊『転生したらスライムだった件』がシリーズ累計200万部を突破”. ラノベニュースオンライン (2017年3月22日). 2017年4月1日閲覧。
  14. ^ 「転生したらスライムだった件」2018年秋、TVアニメ化決定! 「なろう」4億PVの人気作”. アニメ!アニメ! (2018年3月9日). 2018年3月9日閲覧。
  15. ^ 『転生したらスライムだった件』が企業とのコラボを続々展開するワケ 1000万部突破の人気作”. 現代ビジネス. 講談社 (2018年12月5日). 2018年12月7日閲覧。
  16. ^ a b 設定資料集8.5, p. 10.
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m n 書籍1巻, 第一章 初めての友達.
  18. ^ a b c d e f g h 書籍1巻, 第二章 ゴブリン村での戦い.
  19. ^ a b c d e 書籍1巻, 第三章 ドワーフの王国にて.
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外部リンク