持続可能な開発目標

国連が定める17の目標
SDGsから転送)

(じぞくかのうなかいはつもくひょう、英語: Sustainable Development Goals、略称: (エスディージーズ))は、17の世界的目標、169の達成基準[1]、232の指標からなる持続可能な開発のための国際的な開発目標[2][3]

17の持続可能な開発目標の一覧
SDGsカラーホイール

ミレニアム開発目標 (MDGs: Millennium Development Goals) が2015年に終了することに伴って、同年9月25日国連総会で採択された『持続可能な開発のための2030アジェンダ』(Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development、または単に2030 Agendaとも)に記述された2030年までの具体的指針である[1][4]

概要編集

持続可能な開発目標は国連主導のイニシアティブ活動である。
SDGs ピンバッジ
17色の色調でゴールを意味している。
 
国連で2015年9月に採択された持続可能な開発目標 (SDGs) について語るパネルトーク。中央はストックホルム大学教授のヨハン・ロックストローム。2015年11月11日、日本科学未来館において。

持続可能な開発のために必要不可欠な、向こう15年間の新たな行動計画として「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が2015年9月25日の国連総会で採択された。この中で、2030年までに達成すべき持続可能な開発目標 (SDGs) として17の世界的目標と169の達成基準が示された。

SDGsの基本方針は以下の通りである。

  • ミレニアム開発目標 (MDGs) を基にして、MDGsが達成できなかったものを実現することを目指す。
  • 全ての女性と女児に対する能力強化、差別撤廃によって、女性の地位を向上させ、ジェンダー平等を目指す[5]
  • 統合され、不可分のもので、持続可能な開発の三側面、経済・社会・環境を調和させる。
  • 人類及び地球に極めて重要な分野で、向こう15年間にわたり行動を促進する。

各国がこれらの目標と達成基準を実施するために、次に示す地域化の前提やプロセスを必要とする。

  • 目標を地域化する上で、SDGs、世界的目標、達成基準は一体のもので分割できない。
  • 地球規模、全ての国に対応が求められる。
  • 達成基準は各国政府が定める。その際、地球規模レベルで目標を踏まえつつ、各国の置かれた状況を念頭に行う。
  • 各々の政府は、これら高い目標を掲げる世界的な達成基準を、具体的な国家計画プロセスや政策、戦略に反映していく。
  • 持続可能な開発が経済、社会、環境分野の進行中のプロセスと連携していることをよく踏まえる。
  • 最も脆弱な国々が直面している特別な課題とともに、中所得国が直面している特有の課題、 紛争下にある国々も特別な配慮が必要である。
  • それぞれの国が置かれた状況及び優先事項により、アプローチ、ビジョン、モデルや利用可能な手段が変わる。

さらに、これらの実施手段および条件として以下の事項が示された。

  • 世界的連帯、特に、貧しい人々や脆弱な状況下にある人々に対する連帯の精神の下で機能する「グローバル・パートナーシップ」が必要である。
  • 「グローバル・パートナーシップ」の下、政府、民間セクター、市民社会、国連機関、その他の主体等全てを動員する。
  • アディスアベバ行動目標(英語版)の十分な実施が不可欠である。
  • 国家、政府、公共機関、国会議員、民間セクター(小規模企業から多国籍企業、協同組合、市民社会組織や慈善団体等)、政府開発援助 (ODA) 、国際金融機関それぞれに役割がある。

世界的目標編集

17の分野別の目標と、169項目の達成基準が盛り込まれている。

 
持続可能な開発目標の基本構造を説明するヨハン・ロックストローム教授。右下の女性が国連SDGアドボケートとして出席したスウェーデン王国ヴィクトリア皇太子[6]、中央下の桃色の服の後ろ姿の人物が高円宮妃久子。2017年04月19日に東京都渋谷区の国際連合大学での国連シンポジウム「持続可能な開発目標 SDGs への取り組み-海洋のサステイナビリティを中心に」で撮影。
 
国連MDGsとSDGsの違いを説明する外務省相星孝一審議官 (2017-06-01)
 
SDGsの背景:地球システムの限界=プラネタリー・バウンダリー (2017-06-01)

17の目標編集

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以下の17の目標がある [7][8][9][10]
その他、169項目など全文はウィキソースの「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を参照。

  1. 貧困をなくそう (: No Poverty)
    • 「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」
  2. 飢餓をゼロに (: Zero Hunger)
  3. すべての人に健康福祉 (: Good Health and Well-Being)
    • 「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」
  4. 質の高い教育をみんなに (: Quality Education)
    • 「すべての人々へ包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」
  5. ジェンダー平等を実現しよう (: Gender Equality)
    • 「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」
  6. 安全なトイレを世界中に (: Clean Water and Sanitation)
    • 「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」
  7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに (: Affordable and Clean Energy)
    • 「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」
  8. 働きがいも経済成長 (: Decent Work and Economic Growth)
    • 「包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する」
  9. 産業技術革新の基盤をつくろう (: Industry, Innovation and Infrastructure)
    • 「強靱なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及び技術革新の推進を図る」
  10. 人や国の不平等をなくそう (: Reduced Inequalities)
    • 「各国内及び各国間の不平等を是正する」
  11. 住み続けられるまちづくりを (: Sustainable Cities and Communities)
    • 「包摂的で安全かつ強靱で持続可能な都市及び人間居住を実現する」
  12. つくる責任 つかう責任 (: Responsible Consumption and Production)
  13. 気候変動に具体的な対策を (: Climate Action)
    • 「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」[注釈 1]
  14. の豊かさを守ろう (: Life Below Water)
    • 「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」
  15. の豊かさも守ろう (: Life on Land)
    • 「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」
  16. 平和公正をすべての人に (: Peace, Justice and Strong Institutions)
    • 「持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」
  17. パートナーシップで目標を達成しよう (: Partnerships for the Goals)
    • 「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」

進捗状況編集

  • 2017年7月 - 国際連合の事務総長であるアントニオ・グテーレスは、SDGsに掲げられている多くの分野の前進が2030年までに達成できるペースをはるかに下回っているとし、前進を加速すべく取り組みを強化する必要があるとする国連報告書を発表した[11]
  • 2019年5月 - 国際連合事務総長のアントニオ・グテーレスは、経済社会理事会ECOSOCに提出する「国連持続可能な開発目標SDGs進捗報告書」を公表する。首脳レベルのSDGs進捗状況は4年に1度の発表であるため、2015年に採択されてから初の報告として注目を集める。目標1から17まで各々の課題が発表されたが、全体的に目標達成に至らず、掲げる目標の達成までに課題が山積[12]している。
  • 2020年9月 - 国際連合副事務総長アミナ・モハメドは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が原因で、貧困撲滅を目指す目標1の取り組みが大幅に減退している、と危機感を表明した[13]国際連合開発計画(UNDP)は、SDGsの根幹をなす目標1の達成はますます困難になったと認識を示している[14]

日本の取り組み編集

 
阪急電鉄「SDGs 未来のゆめ・まち号」(2代目)
 
阪神電気鉄道「SDGs 未来のゆめ・まち号」(初代)

日本は企業が積極的に経営に導入するなど[15]、多様な主体で取り組んでいる。2015年の採択以降、政府は実施に向けて国内の基盤整備を推進し、千葉大学と京葉銀行の「ecoプロジェクト」は達成目標である17の目標のうち10項目で成果を出した[16]

日本政府は、SDGsに係る施策の実施について、全国務大臣を構成員とする「持続可能な開発目標 (SDGs) 推進本部」を設置した。本部は2016年12月22日に「持続可能な開発目標 (SDGs) 実施指針」を決定し、優先課題として、2030アジェンダが掲げる5つのPである、People(人間)、Planet(地球)、Prosperity(繁栄)、Peace(平和)、Partnership(パートナーシップ)に対応した8項目が示している。2019年12月の第8回推進本部会合で、2020年のSDGs推進のための具体的対策法を取りまとめた「SDGsアクションプラン2020」を決定した。

People(人間)
1. あらゆる人々の活躍の推進
関連する目標:1(貧困)、4(教育) 、5(ジェンダー)、8(経済成長と雇用)、10(格差) 、12(持続可能な生産と消費)
2. 健康・長寿の達成
関連する目標:3(保健)等
Prosperity(繁栄)
3. 成長市場の創出、地域活性化、科学技術革新
4. 持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備
関連する目標:2(食料)、6(水と衛生)、9(インフラ、産業化、技術革新)、11(持続可能な都市、人間居住)
Planet(地球)
5. 省・再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会
関連する目標:7(エネルギー)、12(持続可能な生産と消費)、13(気候変動)
6. 生物多様性、森林、海洋等の環境の保全
関連する目標:2(食料)、3(保健)、14(海洋)、15(生物多様性)
Peace(平和)
7. 平和と安全・安心社会の実現
関連する目標:16(平和)
Partnership(パートナーシップ)
8. SDGs実施推進の体制と手段
関連する目標:17(実施手段)

外務省など日本政府は、2017年7月に開かれた国連の持続可能な開発目標に関するハイレベル政治フォーラムに合わせ、「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」の替え歌などピコ太郎のパフォーマンスでSDGsの普及と啓発[17][18][19]を図っている。

総合経済団体の日本経団連は2017年11月に、「Society 5.0 for SDGs」を柱として企業行動憲章を改定し、SDGsに資するイノベーション事例集特設サイト、など企業のSDGs推進を進めている。

2020年7月9日SDGsのより一層の認知拡大・行動の促進を行うため、ジャパンSDGsアクション推進協議会[20]が発足し、外務省、環境省経産省神奈川県など官公庁のほか経団連、慶應義塾大学SFC研究所 X.SDG Lab.など官民一体の15団体が参加した。SDGsアクションに取り組む人を「SDGs People」とし、女優で創作アーティストののんが第一号となった。今後、他のメンバーとともに、SNSなどを通じてSDGs活動の発信に取り組んでいく。会長を務める慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授の蟹江憲史氏。

芸能プロダクション吉本興業はSDGsに参加・提携し、SDGs・環境対策の取り組みを応援するSDGsの歌を作詞・作曲[21]した。のちにこの活動が認められて日本国政府主催の「ジャパンSDGsアワード」で特別賞のSDGsパートナー賞となる。

岡山大学は、SDGsを大学の研究・教育・社会貢献活動の中心に置いている。その中で、大学・研究機関におけるSDGsへの取組について、The SDSN (Sustainable Development Solutions Network) Australia/Pacificが2017年8月に取りまとめた、大学でSDGsに取り組むためのガイド「Getting started with the SDGs in Universities」の翻訳を実施。「大学でSDGsに取り組む 大学、高等教育機関、アカデミアセクターへのガイド」(日本語翻訳版)として、岡山大学SDGs専用HPで公開している[22]。 2020年度から2022年度にかけて株式会社ベネッセホールディングスと共同研究を始めた。 地域の持続可能性と「well-being:ウェルビーイング」の学術的研究を進める[23]

阪急阪神ホールディングスでは、傘下の阪急電鉄阪神電気鉄道でSDGsをテーマとしたラッピング電車(阪急電鉄1000系1300系阪神電気鉄道1000系)を運行[24]

一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会は、オープンイノベーションの手法を用いて国内ロジスティクスの課題を解決する組織として活動しながら、SDGsの普及推進を行っている[25]

東京オリンピックパラリンピック組織委員会は、大会の持続可能性コンセプト「Be better, together /より良い未来へ、ともに進もう。」を掲げ、大会を通じたSDGsへの貢献を目指している[26]

関西SDGsプラットフォームは、2015年9月に採択された「持続可能な開発目標:SDGs」の達成に向けて、関西の民間企業、市民社会・特定非営利活動法人 (NPO)・非政府組織 (NGO)、大学・研究機関、自治体・政府機関といった、多様な人々が参加するプラットフォームとして設立された[27]

SDGs未来都市編集

SDGs未来都市とは、自治体がSDGsの達成に向けた取り組み・提案を行い、国に選定されたものである。SDGs未来都市の取り組みについて、国の支援を得ながらモデルとして普及展開を図り、「持続可能なまちづくり」の実現を図っていくことを目的とする。

SDGs先進都市編集

SDGs先進都市とは、SDGsにある17の目標すべてに関わる市民活動が活発であることを指している。代表例として、ドイツのフライブルク市がある[28]

2018年6月15日に、当時の内閣総理大臣の安倍晋三のSDGs推進本部会合における指示を踏まえ公募した結果地方創世分野における日本の「SDGsモデル」を構築していくため、自治体によるSDGsの達成に向けた優れた取り組みを提案する29都市を「SDGs未来都市」として選定した[29]

自治体SDGsモデル事業編集

SDGs未来都市のうち、先導的な取組を自治体SDGsモデル事業として選定している。自治体SDGsモデル事業は、以下の3点を満たすものである[29]

  1. 経済・社会・環境の三側面の統合的取組による相乗効果の創出
  2. 自律的好循環の構築
  3. 多様なステークホルダーとの連携

SDGsに向けた取組編集

省庁 取り組み
消費者庁
  • 消費者教育推進課が「倫理的消費(エシカル消費)」の促進を行っている[30]
農林水産省
  • 持続可能な食料システムの構築のための「みどりの食料システム戦略」を策定・推進[31]
地方自治体 取り組み
神奈川県
  • かながわSDGsパートナー[32] - SDGsの推進に資する事業を展開している企業・団体等の取組事例を県が募集・登録・発信するとともに、県と企業・団体等が連携してSDGsの普及促進活動に取り組む。
埼玉県
  • 埼玉県SDGsパートナー[33]。SDGsの取組を自ら実施、公表する県内企業・団体等を「埼玉県SDGsパートナー」として県が登録。これにより県内企業・団体等が行う活動とSDGsとの関連性を明確にし、SDGs達成に向けた具体的な取組を促進し、県が進める「埼玉版SDGs」を共に推進することを目的としている。
富山市
  • 2018年6月15日、富山市SDGs未来都市計画を策定
  • 富山型コンパクトなまちづくりプロジェクト - LRTを取り入れた公共交通を整備し、その沿線に居住、商業、業務、文化等の都市機能を集積させる[34]
  • SDGs推進コミュニケーターを養成している[35]
団体名 取り組み
日本ユネスコ協会連盟[36]
  • SDGsのための教育ESD
    • 世界寺子屋運動
    • 減災教育と自然災害発生後の教育支援
    • SDGs達成に向けた次世代育成
    • 未来遺産運動・世界遺産活動
  • ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト[37] - 持続可能な開発のための教育 (ESD)の活動費用の助成を行う。
日本科学未来館
  • 3階「未来をつくる」常設展示の中で「未来逆算思考」としてゲーム形式で体験する展示を行っている。50年後に暮らす子孫たちに、どんな地球を贈ることができるのか、8つの選択肢から選び、フォアキャスティングとバックキャスティングの2つの視点を体験する[38]
アルビス株式会社[39]
  • 多様性を生かした職場づくり - パート社員の正社員登用。障害を持つ従業員を特例子会社で雇用。
  • 環境 - 納品期限の「1/2ルール」へ変更、食品の廃棄ロスの削減、廃油・魚残渣・肉油等廃棄物のリサイクル率50.6%といった、廃棄物の削減。長年にわたるマイバッグ持参キャンペーン。物流で使用するトラックの台数や空車状態で走行する距離・時間の削減。
  • 店舗の社会貢献活動 - 「緑の募金」「WFP募金」「エンゼル募金」の3つの募金を実施。小学校の社会見学や、中学生の職場体験の受け入れ。
共同ピーアール総合研究所
  • 3月17日を「みんなで考えるSDGsの日」と制定[40]し、生活者に対するSDGsの認知および問題意識向上のための活動を実施[41]
東京書籍積水化学日経BP
  • ウェブサイト『EduTown SDGs -わたしたちが創る未来-』を運営。小中学生を対象とし、自習コンテンツ、ワークシート、授業で使うことのできるカードのデジタルデータなどを展開している。
スターバックスコーヒー
  • 「Glocally Responsible」として、サステナブルな未来をつくる活動をしている[42]
    • エシカルな調達-環境・社会・経済・品質について責任を持って育てられ、エシカルに取引されたコーヒー豆を買い付ける。
    • 環境面のリーダーシップ - コーヒー豆かすをリサイクルし、牛の乳酸発酵飼料や野菜を育てるたい肥を作る。又、ミルクパックをリサイクルし、市販されるトイレットペーパーやスターバックス店舗で使われるペーパーナプキンを作っている。
    • 未来につなぐ日本の文化 - 地域の食材を生かした、ほうじ茶やフラペチーノを商品化。地域の産業を生かしたアイテムを地元の職人とつくり、店頭で販売。
    • コミュニティとのつながり - 従業員や地域コミュニティをより良くしたいと思っている人たちをつなぐイベントを行う。災害支援。
三菱UFJ銀行
  • サステナブルファイナンス目標の設定 - 再生可能エネルギーなどSDGs達成への貢献をめざす事業を行う顧客を、金融サービスを通じて積極的に支援する。
  • MUFG環境・社会ポリシーフレームワーク - 金融サービスの提供を行う中で、環境や社会への配慮を実現する。
UNIQLO
  • 『届けよう、服のチカラ』プロジェクト[43] - 子どもたちが主体となり、着なくなった子ども服を回収して、難民など世界中で服を本当に必要としている人々に届ける活動。

SDGsウォッシング編集

実態がないのにSDGsに熱心であることを発信している、実態以上にSDGsに熱心であることを発信している、取り組み自体は本当だが不都合な事実を伝えず良い情報のみを伝達している、といった企業に、「SDGsウォッシング(SDGsウォッシュ)」だという批判が起きることがある。SDGsウォッシング批判では、環境、労働、人権の問題が対象になることが多い。

ウォッシュ(うそ、ごまかし)には、以下のようなものがある。

  • 根拠がない、情報源が不確か
  • 事実よりも誇張した表現
  • 言葉の意味が限定しにくいあいまいな表現
  • 事実と関係性の低いビジュアル
  • 製品、サービスの全体像との整合性のなさ
  • 条件付きである
  • 適切でないラベル
  • 正しい選択のために必要な情報が隠されている
  • 必要な情報へのアクセシビリティが悪い

2021年12月、電通TEAM SDGsから『サステナビリティ・コミュニケーションガイド』が発行された。[44]

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 国連気候変動枠組条約 (UNFCCC)が、気候変動への世界的対応について交渉を行う基本的な国際的、政府間対話の場であると認識している[10]

出典編集

  1. ^ a b United Nations Development Programme (2015年9月24日). “World leaders adopt Sustainable Development Goals” (English). 2019年1月22日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年5月28日閲覧。
  2. ^ 大山泉『知っていますか? SDGs ユニセフとめざす 2030年のゴール 』さ・え・ら書房、2019年
  3. ^ 広がる「思いやりの心」 身近なSDGsに挑戦を より良い未来をつくるアクション”. 産経ニュース (2021年11月30日). 2021年11月30日閲覧。
  4. ^ SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform” (日本語). 外務省. 2021年11月24日閲覧。
  5. ^ JAPAN SDGs Action Platform” (日本語). 外務省. 2021年11月24日閲覧。
  6. ^ スウェーデン皇太子、ヴィクトリア王女来日中! 皇居訪問&スーパー視察もプリンセス”. 25ans(ヴァンサンカン)オンライン. 2017年5月18日閲覧。
  7. ^ 国際連合広報センター. “2030アジェンダ” (日本語). 2017年5月28日閲覧。
  8. ^ United Nations. “Sustainable Development Goals” (English). 2017年5月28日閲覧。
  9. ^ 外務省. “SDGsとは?” (日本語). 2019年10月17日閲覧。
  10. ^ a b 外務省. “我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(仮訳)” (日本語). 2019年10月17日閲覧。
  11. ^ 国際連合広報センター (2017年7月20日). “国連報告書、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みの加速を要請” (日本語). 2020年7月16日閲覧。
  12. ^ SDGs media (2020年3月18日). “2019年SDGsの進捗状況、最新報告で分かった世界のSDGs達成度合いについて” (日本語). 2020年7月16日閲覧。
  13. ^ 国連 SDGs コロナで後退「数百万人が貧困に逆戻り」危機感示す” (日本語). NHKニュース. 日本放送協会 (2020年9月18日). 2020年12月15日閲覧。
  14. ^ 新型コロナウイルスとSDGs” (日本語). UNDP. 2020年12月15日閲覧。
  15. ^ 企業も経営に導入 国連「持続可能な開発目標」日本経済新聞HP 2016/12/8付
  16. ^ 「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」3カ年(2017〜2019年度)実施報告会を行いました〜SDGsの10個の目標に貢献〜” (日本語). 京葉銀行 (2020年3月19日). 2020年12月15日閲覧。
  17. ^ 国際連合広報センター (2017年7月20日). “日本のユーチューブスター、ピコ太郎さんが国連デビュー! SDGs(エス・ディー・ジーズ)をPR” (日本語). 2017年7月29日閲覧。
  18. ^ 朝日新聞 (2017年7月18日). “ピコ太郎さん、国連本部でPPAP「ウケてよかった」” (日本語). 2017年7月29日閲覧。
  19. ^ 時事通信 (2017年7月18日). “開発目標、ピコ太郎さんがPR=国連で替え歌披露” (日本語). 2017年7月29日閲覧。
  20. ^ “ジャパンSDGsアクション発足、のんが「SDGs People」第1号に”. Adver Times. (2020年7月29日). https://www.advertimes.com/20200729/article320084/ 
  21. ^ SDGsのうた』 - 歌:『未来人 feat. SDGsオールスターズ
  22. ^ 国連「持続可能な開発目標(SDGs)」の大学等向けガイド「大学でSDGsに取り組む」日本語翻訳版を公開” (日本語). 岡山大学 (2017年11月21日). 2020年12月15日閲覧。
  23. ^ 岡山大学とベネッセがSDGsを軸に3ヵ年の共同研究を開始” (日本語). 時事ドットコム. 2020年12月15日閲覧。[リンク切れ]
  24. ^ 「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」を運行しています”. 阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト. 阪急阪神ホールディングス. 2019年10月18日閲覧。
  25. ^ ウーバー日本初導入のフジタクシーがTDBCフォーラムで苦労話を激白!? 【政経電論】” (日本語). 政経電論 (2019年5月7日). 2020年12月15日閲覧。
  26. ^ 持続可能性|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会” (日本語). 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会. 2019年12月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年1月8日閲覧。
  27. ^ 関西SDGsプラットフォーム、関西SDGsプラットフォーム概要 最終閲覧日2020年10月23日
  28. ^ 中口毅博・熊崎実佳『SDGs先進都市フライブルク』学芸出版社、2019年
  29. ^ a b 「SDGs未来都市」等の選定について” (日本語). 首相官邸 (2018年6月15日). 2020年12月15日閲覧。
  30. ^ エシカル消費とは 消費者庁
  31. ^ みどりの食料システム戦略”. 農林水産省. 2022年1月26日閲覧。
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  33. ^ 埼玉県ホームページ2021/4/29閲覧
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  35. ^ 富山市SDGs推進コミュニケーター養成講座(参加者募集)|お知らせ|SDGs未来都市 とやま” (日本語). SDGs未来都市 とやま. 2020年9月21日閲覧。
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  42. ^ Glocally Responsible サステナビリティ|スターバックス コーヒー ジャパン” (日本語). www.starbucks.co.jp. 2020年9月21日閲覧。
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  44. ^ サステナビリティ・コミュニケーションガイド 電通、2021年12月

関連項目編集

外部リンク編集