よこざわけい子
この存命人物の記事には検証可能な出典が不足しています。信頼できる情報源の提供に協力をお願いします。存命人物に関する出典の無い、もしくは不完全な情報に基づいた論争の材料、特に潜在的に中傷・誹謗・名誉毀損あるいは有害となるものはすぐに除去する必要があります。(2012年2月) |
この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています 。 |
よこざわ けい子(よこざわ けいこ、本名:難波 啓子(なんば けいこ)、1952年9月2日 - )は、日本の女性声優。芸能プロダクションゆーりんプロ代表取締役。新潟県新潟市中央区出身。旧芸名は横沢 啓子(読み同じ)。
よこざわ けいこ よこざわ けい子 | |
---|---|
プロフィール | |
本名 |
難波 啓子 (なんば けいこ) |
性別 | 女性 |
出生地 |
![]() |
生年月日 | 1952年9月2日(67歳) |
血液型 | O型 |
職業 | 声優 |
事務所 | ゆーりんプロ(代表取締役) |
配偶者 | あり |
活動 | |
活動期間 | 1975年 - |
デビュー作 | クリステン(『タイムボカン』) |
経歴編集
中学校の英語教師であった横沢久八の娘として、新潟市に生まれる。新潟県立新潟高等学校卒業。日本大学藝術学部放送学科中退。声優の勝田久の勧めで俳協付属養成所に入り、養成所在籍中の1975年に『タイムボカン』で声優デビュー。
元々は声優志望ではなかったが、芸能界に入った切っ掛けは両親が新潟方言で苦労した経験から、娘には標準語を話してほしいと思い児童劇団に入れたため。劇団自体は入って3年で解散したが、自身はその時にもらった仕事の伝でラジオドラマのレギュラーをしていたとの事[1]。
1980年代に数多くの作品で主役・ヒロイン役を担当。
1979年からテレビ朝日版『ドラえもん』で大山のぶ代演じるドラえもんの妹・ドラミを演じ、幅広い世代に認知されている(2005年の声優陣一新により降板し、1年半の空白期間を経て千秋が引き継いだ)。これ以後、第一線からは離れ、自身が経営する声優・ナレータースクールにて後進の指導にあたっている。
『ドラえもん』を始め、藤子不二雄作品への登場が多い。
『ドラえもん』の声優陣はたいていテレビへの顔出し出演をしているが「キャラクターのイメージを壊す」という理由で顔出し出演をあまりしたことがなかった(1993年に一度、大山のぶ代ら声優陣と実写とアニメのコラボ企画で出演した程度)。例に『大胆MAP』では『オバケのQ太郎』のO次郎として紹介されたが、交渉では電話のみの会話となり、そこで顔出しをしたくないことを語っている。しかし、雑誌等の紹介やインタビューなどで顔出しを拒むことはほとんどない。
「ゆーりんプロ」の名前は、娘のために作った絵本「雪ん子ゆーりん」に由来しており、公式サイトの写真では過去に声をあてたぴっころの着ぐるみと一緒に写っている。「ゆーりんプロ」所属の俳優、養成所研究生らによって行われる演劇の公演の脚本、演出も手がける。
出演編集
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ編集
- 1975年
-
- アンデス少年ペペロの冒険(リリー、チュッチュの姉、少女A)
- タイムボカン(クリステン)
- 1976年
-
- タイムボカン(淳子〈代役〉、サッチ)
- ドカベン(朝日奈京子、亜希子)
- 新ドン・チャック物語(ララ〈3代目〉)
- 母をたずねて三千里(ファナ・ガルシア)
- ブロッカー軍団IVマシーンブラスター(サチコ)
- ポールのミラクル大作戦(ニーナ)
- UFO戦士ダイアポロン(じゅんこ)
- 1977年
-
- あしたへアタック!(西すみえ[2])
- 一発貫太くん(戸馳五子・六子[3])
- 合身戦隊メカンダーロボ(敷島ミカ)
- シートン動物記 くまの子ジャッキー(ジル)
- 恐竜大戦争アイゼンボーグ (美幸、エレナ)
- 超合体魔術ロボ ギンガイザー(舞妓)
- 超電磁マシーン ボルテスV(ロザリア)
- ヤッターマン(マリア、マリー、マリ姫、アン)
- 野球狂の詩
- ろぼっ子ビートン
- 若草のシャルロット(シャルロット)
- 1978年
-
- 女王陛下のプティアンジェ(シェリー)
- はいからさんが通る(花村紅緒[4])
- ペリーヌ物語(メルカ)
- 星の王子さま プチ・プランス(サテン)
- 1979年
-
- 円卓の騎士物語 燃えろアーサー(マリーネ)
- 科学冒険隊タンサー5(神秘ルイ[5])
- こぐまのミーシャ(ミーシャ)
- シートン動物記 りすのバナー(スー)
- ゼンダマン(ヒミコ、鶴)
- ドラえもん(テレビ朝日版)(しずかの母〈初代〉、フー子、ロボ子、ドラミ、星野スミレ 他)
- まえがみ太郎(お姫様[6])
- ルパン三世 (TV第2シリーズ)(エリー・ザトラー)
- 花の子ルンルン(エレーヌ)
- 1980年
-
- あしたのジョー2(塩谷ジュン)
- 宇宙戦士バルディオス(ジェミー星野)
- 科学忍者隊ガッチャマンF(ルシー)
- キリン明日のカレンダー(アシスタント、OL)
- 銀河鉄道999(花子、ナヤ、ゾーヤ、ミライ)
- スーキャット(マリア三毛村)
- ずっこけナイトドンデラマンチャ
- 鉄腕アトム (アニメ第2作)(リビアン)※横山啓子と誤表記
- 伝説巨神イデオン(フォルモッサ・リン)
- とんでも戦士ムテキング(サユリ)
- ニルスのふしぎな旅(マッツ)
- 燃えろアーサー 白馬の王子(リリー)
- 1981年
-
- うる星やつら(先生)
- 最強ロボ ダイオージャ(クッキル)
- 忍者ハットリくん(オヒメ)
- まいっちんぐマチコ先生(小倉シンイチ、サユリ)
- 名犬ジョリィ(アンジェリーナ)
- 1982年
-
- キリンあしたのカレンダー(アシスタント、OL)
- おちゃめ神物語コロコロポロン(メドゥーサー、ヒュポリュテ)
- 怪物くん(ミカ)
- ゲームセンターあらし(松本すみれ〈初代〉)
- The・かぼちゃワイン(朝丘夏美/エル)
- さすがの猿飛(祥子、淳子)
- パタリロ!(マリオン)
- プロゴルファー猿(紅蜂〈紅初子〉[7]) - 単発版のみ。レギュラー版では平野文に変更
- まんが 水戸黄門
- 野生のさけび
- 1983年
-
- 亜空大作戦スラングル(ルイーズ、テレシア)
- うる星やつら(テンの母〈初代〉)
- 科学忍者隊ガッチャマンF(ルシー)
- 銀河烈風バクシンガー(ナターシャ)
- スプーンおばさん(リトルボン、ヂン、パー、ルゥ)
- パーマン(テレビ朝日版)(カスミ、スミレのママ)
- みゆき(小春)
- 未来警察ウラシマン(ソフィア・ニーナ・ローズ)
- 1984年
- 1985年
-
- 悪魔島のプリンス 三つ目がとおる(パンドラ[8])
- オバケのQ太郎(第3作)(O次郎)
- 星銃士ビスマルク(ジョーン・クレメンタイン〈初代〉)
- 1987年
- 1988年
-
- シティーハンター2(赤松久美)
- それいけ!アンパンマン(マスカット姫〈初代〉)
- 1989年
-
- 機動警察パトレイバー(熊耳武緒)
- ドラゴンボール(太上老君アンニン)
- 1990年
-
- ガタピシ(ガタピシ)
- 1992年
-
- サザエさん(ぴっころ)(ゲスト出演)
- 1998年
-
- ドラえもん(テレビ朝日版)(佐倉魔美)
- 2011年
-
- 日常(第25話予告ナレーション:なのちゃんのねじ)
劇場アニメ編集
- 1980年
-
- ドラえもん のび太の恐竜(ピー助、女子A、頭脳読みとりコンピューター)
- 1982年
-
- 伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇(フォルモッサ・リン)
- 忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻(オヒメ)
- セロ弾きのゴーシュ(野ねずみの子・ヴィオラの娘)
- 1984年
-
- The・かぼちゃワイン ニタの愛情物語(朝丘夏美/エル)
- ドラえもん のび太の魔界大冒険(ドラミ)
- 忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ(オヒメ)
- 1985年
- 1986年
-
- オバケのQ太郎 とびだせ!バケバケ大作戦(O次郎)
- 天空の城ラピュタ(シータ[10])
- 1987年
-
- オバケのQ太郎 進め! 1/100大作戦(O次郎)
- 1988年
-
- エスパー魔美 星空のダンシングドール(佐倉魔美)
- ドラえもん のび太のパラレル西遊記(ドラミ)
- 1989年
-
- ドラミちゃん ミニドラSOS!!!(ドラミ)
- 1990年
-
- 海だ!船出だ!にこにこぷん(ぴっころ)
- 1991年
-
- とべ!くじらのピーク(マイラ)
- ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!(ドラミ)
- 1993年
-
- ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!(ドラミ)
- 1994年
-
- ドラミちゃん 青いストローハット(ドラミ)
- 1995年
-
- 2112年 ドラえもん誕生(ドラミ)
- 1996年
- 1997年
-
- ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記(ウッキー)
- 1998年
-
- 帰ってきたドラえもん(ドラミ)
- 2001年
- 2018年
-
- 劇場版 はいからさんが通る 後編 〜花の東京大ロマン〜(ナレーション)
OVA編集
- 1985年
- 1988年
-
- New Story of Aura Battler DUNBINE(シルキー・マウ)
- 1989年
-
- 極黒の翼バルキサス(リアン)
- 1990年
-
- 機動警察パトレイバー(熊耳武緒)
- 1994年
-
- プラスチックリトル(メイ・リン・ジョーンズ)
ゲーム編集
- 1992年
- 1993年
-
- 機動警察パトレイバー 〜グリフォン篇(熊耳武緒)
- 1995年
-
- ドラえもん4 のび太と月の王国(ドラミ)
- ドラえもん 友情伝説ザ・ドラえもんズ(ドラミ、自由の女神)
- 1997年
-
- ロックマンDASH 鋼の冒険心(ロール・キャスケット、エデン)
- 1999年
-
- ロックマンDASH2 エピソード1「ロールちゃん危機一髪!」の巻(ロール・キャスケット)
- 2000年
-
- 機動警察パトレイバー 〜ゲームエディション〜(熊耳武緒)
- ドラえもん3 のび太の町SOS!(ドラミ)
- ロックマンDASH2 エピソード2 大いなる遺産(ロール・キャスケット)
- 2001年
- 2005年
-
- NAMCO x CAPCOM(ロール・キャスケット)
- 2018年
-
- スーパーロボット大戦X(シルキー・マウ)
- 2019年
-
- スーパーロボット大戦T(シルキー・マウ)
吹き替え編集
映画編集
- エアポート'75(ジャニス・アボット〈リンダ・ブレア〉)
- がんばれ!ベアーズ(アマンダ〈テータム・オニール〉)※テレビ朝日版
- 黒馬物語
- サウンド・オブ・ミュージック(リーズル)※テレビ朝日版・フジテレビ版
- 13日の金曜日(マーシー)※テレビ朝日版
- ザ・カンニング/アルバイト情報(クロディーヌ/エレーヌ)
- ピンク・キャデラック(ルー・アン・マクグイン〈バーナデット・ピーターズ〉)※テレビ版
- Mr.Boo!ギャンブル大将(プウ)
- ラストコンサート(ステラ)※テレビ版、DVD収録
- リトル・モー(モーリーン・コノリー)
- リベンジ(ミリア・メンデス〈マデリーン・ストウ〉)
- レ・ミゼラブル(キャロライン・ラングリッシュ)
テレビドラマ編集
アニメ編集
- イウォーク物語(ティーボ)※VHS版
- スヌーピーとチャーリーブラウン(ライナス・ヴァンペルト)
- トムとジェリー(ジェリー)※コスミック出版
特撮編集
テレビドラマ編集
テレビ番組編集
- にこにこぷん(おかあさんといっしょ内)(ぴっころの声)
- ビデオ おかあさんといっしょ
- ビデオ にこにこ・ぷんのこうつうあんぜん
- ビデオ にこにこ、ぷんの英語教室
- ビデオ にこにこ、ぷんのかずとあそぼう
- ヒデオ にこにこ、ぷんのことばあそび
- おかあさんといっしょのコンサート
- 紅白歌合戦(1987年、1999年)
- 母と子のテレビタイム(1992年)
- ひらけ!ポンキッキ(1992年)
- クイズ百点満点(1993年)
- あさごはんだいすき!
- にこにこぷんがやってきた!
- あつまれ!キッズソング50〜スプー・ワンワン 宇宙の旅〜
- ワンワンパッコロ!キャラともワールド
- おかあさんといっしょスペシャルステージ2012 みんないっしょに!ファンファンスマイル
- クイズタイムショック(1984年) - 1984年3月29日放送で回答者として出場
- クイズ面白ゼミナール(NHK総合、1985年11月10日放送) - パネラー
CM編集
- エメロンミンキーリンス(ライオン油脂 1975年) - 宣伝タレントのアグネス・ラムの吹き替え(二代目)[11]。
- タカラ本みりん(宝ホールディングス)
- マクドナルド(バーディの声 1980年代頃)
- 東芝かくれんぼ換気扇(東芝1984年)
その他編集
- 愛の戦士ヘッドロココイメージアルバム(愛然かぐや)
- ドラえもん&キテレツ大百科「コロ助のはじめてのおつかい」(O次郎)
参考文献編集
- 『声優名鑑』成美堂出版、1999年7月。ISBN 441500878X。[12]
脚注編集
- ^ 安藤隆啓、『声優道 名優50人が伝えたい仕事の心得と生きるヒント』株式会社主婦の友社、2019年、96頁
- ^ “あしたへアタック!”. 日本アニメーション. 2016年6月23日閲覧。
- ^ “一発貫太くん”. メディア芸術データベース. 2016年10月27日閲覧。
- ^ “はいからさんが通る”. 日本アニメーション. 2016年6月3日閲覧。
- ^ “科学冒険隊タンサー5”. メディア芸術データベース. 2016年9月27日閲覧。
- ^ “まえがみ太郎”. 日本アニメーション. 2016年6月29日閲覧。
- ^ “プロゴルファー猿”. メディア芸術データベース. 2016年10月1日閲覧。
- ^ “悪魔島のプリンス 三つ目がとおる”. 手塚治虫公式サイト 2016年5月8日閲覧。
- ^ “レディレディ!”. 東映アニメーション. 2016年7月10日閲覧。
- ^ “天空の城ラピュタ”. 金曜ロードSHOW!. 2016年6月3日閲覧。
- ^ 『これであなたも声優! 入門編』コスミックインターナショナル、13・14頁。
- ^ 311頁より