Groupe PSA Japan

フランスの自動車メーカー・グループPSAの日本法人

Groupe PSA Japan株式会社(グループPSAジャパン、: Groupe PSA Japan Co., Ltd.)は、オランダ自動車メーカー、ステランティスの日本法人であり、同社製品であるプジョーシトロエンDS Automobiles各ブランドの日本における輸入・販売・整備を行っている。

Groupe PSA Japan株式会社
Groupe PSA Japan Co., Ltd.
Groupe PSA logo.svg
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
152-0003
東京都目黒区碑文谷5-1-3
北緯35度37分26.9秒 東経139度41分10.6秒 / 北緯35.624139度 東経139.686278度 / 35.624139; 139.686278座標: 北緯35度37分26.9秒 東経139度41分10.6秒 / 北緯35.624139度 東経139.686278度 / 35.624139; 139.686278
設立 2008年平成20年)4月
業種 輸送用機器
法人番号 5011001002459 ウィキデータを編集
事業内容 自動車製造,販売
代表者 代表取締役社長 ポンタス・ヘグストロム
資本金 4億円
従業員数 112名
主要株主 グループPSA
外部リンク
特記事項:2022年3月1日にFCAジャパンへ吸収合併され解散。
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2020年2月1日、グループPSAが掲げるグローバルな経営戦略に準じて、社名をプジョー・シトロエン・ジャポン株式会社(: Peugeot Citroën Japon Co.,Ltd.)からGroupe PSA Japan株式会社(グループPSAジャパン、略称:PSAJ)へ変更した[1]

2022年上半期からはオペルブランドも日本に導入する(詳細後述)。なお、2022年3月1日にFCAジャパンと統合し、社名を「Stellantisジャパン株式会社」とした[2]

概要編集

設立編集

2008年平成20年)4月1日、従来別個の会社であったプジョー・ジャポンシトロエン・ジャポンが合併して設立された。同年2月26日に合併を発表した際のプレスレリースによれば合併の目的は「プジョー、シトロエン両ブランドが持つ人材や資源を効率的に活用する」ためとされ、「プジョーとシトロエンの既存販売ネットワークについては、引き続きそれぞれ独立して運営」されることになっている。

販売体制編集

合併の背景には、主に『206』のヒットによって一時的に急増し、ピークの2003年平成15年)には15,162台に達していた日本におけるプジョーの販売台数が、2008年平成20年)には6,171台に激減し、C4C6C4ピカソなどの相次ぐ投入で成長が期待されたシトロエンの販売も2005年から2007年まで2,306台・2,395台・2,339台と伸び悩んでいる状況があったが、C4・C5の新型モデルの導入に当たって、2010年においては、プジョー・シトロエン・ジャポン設立以来の販売台数をシトロエンブランドで達成した。

新会社はプジョー・308シトロエン・C5などの新型車投入を急ぐ一方で、既存車種のラインナップ縮小を進めており、合併発表直前の2007年平成19年)12月には、シトロエン・C2C3プジョー・1007の輸入・販売を終了、その後プジョー・407シトロエン・C4などの一部が受注生産になっていた。その後、再びラインナップの拡大を進め、販売台数が急速に伸びたが、特にシトロエン・C4シトロエン・C4ピカソシトロエン・DS4シトロエン・C5などは、国内の在庫が不足して、販売店が困る事態に陥っている。

また、シトロエンの整備や販売方針に背いた営業をおこなっていた販売店は整備のみを行う「サービスポイント」に格下げされ、一部地域では地元でのシトロエン新車購入が出来なくなった。そのため、2008年のシトロエンの売上は、1,497台という過去最低水準を記録したことから、2009年平成21年)6月より、一部のプジョー販売店でもシトロエン車を販売することとなった。

2014年9月現在プジョー販売店は82拠点を数え、シトロエン販売店は49拠点に拡大されている。

2014年度のプジョー・ブランドの販売台数は6000台弱で、2015年度は308(2代目)の導入により、プジョー全体で8000台の販売目標を上げた。

なお、2015年に日本でも販売を開始した[3]DS Automobileブランド車は、当初はシトロエン販売店での併売扱いだったが2017年からはブランド別の専売体制を導入した。専売店舗の「DS STORE」のほか、既存のシトロエン販売店内に構える専売スペースの「DS SALON」の2チャネルで販売する。いずれの店舗も、シトロエン店とは全く別物のCIデザインでプレミアム感を表現している。

2015年10月の第44回東京モーターショーにおいて、1.6Lと2.0LのBlueHDi ディーゼルエンジン搭載モデルを日本初公開。またシトロエン・ブランドから独立した新ブランド DS Automobilesのブースを初出展し、来日したDSオートモビルズCEOのイヴ・ボンヌフォンが会場でプレゼンテーションを行った。

2016年7月「BLUE HDi Conference in Tokyo」を開催。PSAグループのインド・パシフィック地域事業部長、エマニュエル・ドゥレは、「日本でクリーンディーゼルに対する関心がますます高まっていることを踏まえて、BlueHDiエンジンを日本に導入することを決定しました」と発表し、「プジョー・508GT BlueHDi」、「プジョー・308アリュール BlueHDi」、「プジョー・308GT BlueHDi」、「シトロエン・C4 FEEL BlueHDi」、「シトロエン・グランドC4ピカソ BlueHDi」、「DS 4クロスバック BlueHDi」、「DS 5 BlueHDi」など計8台のBlueHDiエンジン(1.6Lと2.0L)搭載車を展示。近年の欧州製ディーゼル・エンジン乗用車の日本市場導入としては、メルセデス・ベンツBMWボルボ・カーズに続いて4社目となった。

今後の予定編集

2022年上半期からはオペルブランドを日本でも展開する[4]。 これは、2017年にGroupe PSAがオペルをゼネラルモーターズから買収し、新事業計画「PACE!」にて策定したグローバルブランド化の一環によるもの[5]。 当初は2021年から展開を開始する予定だったが、コロナ禍や自動車用半導体不足を理由に延期となった[4]

当初はコルサ[注釈 1]グランドランドXコンボライフが初期導入車種に挙げられた[5]が、延期時にコンボライフからモッカに変更され、グランドランドXもマイナーチェンジ後の名称であるグランドランドに変更された[4]

歴史編集

  • 2008年平成20年)
    • 4月1日 - プジョー・ジャポンシトロエン・ジャポンの合併によりプジョー・シトロエン・ジャポン株式会社を設立。代表取締役社長は2005年(平成17年)7月からプジョー・ジャポンに就任していたティエリー・ポアラ。本社所在地は旧プジョー・ジャポンと同じ、東京都渋谷区東3-16-3 エフ・ニッセイ恵比寿ビル。
    • 6月2日 - プジョー・308発売開始。
    • 10月1日 - 2代目シトロエン・C5発売開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 2月26日 - シトロエン・C4 後期型発売開始。
    • 5月6日 - 2代目シトロエン・C3とシトロエン・DS3発売開始。
  • 2011年(平成23年)
    • 7月1日 - 2代目シトロエン・C4発売開始。
    • 7月11日 - プジョー・508発売開始。
    • 9月1日 - 新代表取締役社長に上野国久就任。
    • 9月 - シトロエン・DS4発売開始。
  • 2012年(平成24年)
  • 2014年(平成26年)
  • 2015年(平成27年)
    • 4月1日 - 新代表取締役社長にクリストフ・プレヴォ就任。
    • 5月30日 - 初の公式イベント'PEUGEOT LION MEETING 2015'を長野県・富士見高原リゾートで開催。
    • 10月28日 - この日開幕した第44回東京モーターショーにおいて、「プジョー・308GTi byプジョースポール」や「508」のHDiディーゼルモデルなどを日本初公開した他、DS Automobilesブランドの独立ブースも初出展した。
    • 11月7日 - シトロエンブランドから独立した新ブランド「DS Automobiles」の各モデルの発売を開始[3]
  • 2016年(平成28年)
  • 2017年(平成29年)
  • 2018年(平成30年)7月17日 - DS 7クロスバック発売開始。
  • 2019年(平成31年)3月4日 - 2代目プジョー・508発売開始。
  • 2019年(令和元年)
    • 5月28日 - シトロエン・C5エアクロスSUV、メガネSEETROËN発売開始。
    • 6月26日 - DS 3クロスバック発売開始。
    • 12月 - 2017年にグループPSA傘下へ異動したオペルブランドを日本で再展開することを発表[7]
  • 2020年(令和2年)
    • 2月1日 - 社名をGroupe PSA Japan株式会社に変更[1]
    • 3月1日 - 「プジョー・シトロエン東京」の社名を「グループPSAジャパン販売株式会社」に変更。
    • 7月16日 - シトロエン・C3エアクロスSUV発売開始。
  • 2021年(令和3年)
    • 1月1日 - 代表取締役社長に、前ボルボ・カー・ジャパン社長の木村隆之が就任する[8]
    • 7月1日 - 代表取締役社長に、FCAジャパン社長のポンタス・ヘグストロムが就任。これにより、ステランティスの日本における経営が統括される。それに伴い、木村隆之はMaserati S.p.A.アジアパシフィックリージョンのマネージングダイレクターに就任する[9]
    • 8月4日 - オペルブランドの日本再投入開始を2022年に延期[4]
  • 2022年(令和4年)
    • 1月18日 - 3月1日付でFCAジャパンと統合し、ステランティスジャパンを設立することを発表[10]。ヘグストロムが引き続き社長に就任し、本社はFCAジャパンの本社である港区芝に置かれる。存続法人については後日発表される[11]
    • 3月1日 - 前述の統合が行われ、社名を「Stellantisジャパン株式会社」とする[2]。存続法人はFCAジャパンとなり、Groupe PSA Japanは同日付けでFCAジャパンと合併して解散する。また、グループPSAジャパン販売の社名を「Stellantisジャパン販売株式会社」に変更する。

販売・サービス網編集

プジョー(販売・○、サービス・○) シトロエン / DS Automobiles(以後DSと略)(販売・○、サービス・○) すべてある地域
北海道・岩手県・宮城県・栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・長野県・石川県・福井県・静岡県・愛知県・岐阜県・三重県・滋賀県・京都府・奈良県・大阪府・兵庫県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・愛媛県・福岡県・長崎県・熊本県・大分県・沖縄県
プジョー(販売・○、サービス・○)、シトロエン / DS(販売・×、サービス・◯) シトロエンはサービスのみ扱いがある地域
山形県・山梨県・富山県・宮崎県・鹿児島県
プジョー(販売・○、サービス・○)、シトロエン / DS(販売・×、サービス・×) プジョーのみ扱いがある地域
福島県・和歌山県
プジョー(販売・×、サービス・〇)、シトロエン / DS(販売・×、サービス・◯) プジョー、シトロエンともサービスのみ扱いがある地域
香川県
プジョー(販売・×、サービス・〇)、シトロエン / DS(販売・×、サービス・×) プジョーサービスのみ扱いがある地域
青森県・秋田県・高知県
プジョー(販売・×、サービス・x)、シトロエン / DS(販売・×、サービス・×) すべてない地域
鳥取県・島根県・佐賀県

提供番組 編集

プジョーブランド編集

シトロエンブランド編集

脚注編集

注釈編集

[脚注の使い方]
  1. ^ トヨタ自動車からGroupe PSA Japanにコルサの日本国内での商標権が譲渡されたことで[6]、日本でも他国向けと同じ名称「オペル・コルサ」として導入となる見込み。
  2. ^ 彦根市の正規ディーラー「アイエーシーインターナショナル」が運営。同地で営業していた「フォード新滋賀・栗東本店」からの改装であり、フォード車のアフターサービスも同店で継続する。

出典編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b Groupe PSA Japan株式会社への社名変更のお知らせおよび2019年度登録台数実績について”. プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社 (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。
  2. ^ a b Stellantisジャパン誕生 個性豊かな8のブランドを1法人の下に統合 - Stellantisジャパン 2022年3月1日(2022年3月1日閲覧)
  3. ^ a b “「DS EDITION 1955」を限定発売” (プレスリリース), プジョー・シトロエン・ジャポン, (2015年10月21日), http://dspress.citroen.jp/pdf/151021_DS_Edition1955.pdf 2016年5月27日閲覧。 
  4. ^ a b c d オペル、日本市場再参入を延期 コロナ禍と半導体不足で2022年上半期に”. Response.(イード) (2021年8月5日). 2021年10月5日閲覧。
  5. ^ a b オペルが2021年後半に日本再上陸! 「コルサ」「コンボライフ」「グランドランドX」を投入予定”. Motor-Fan.jp(三栄) (2020年2月18日). 2021年10月5日閲覧。
  6. ^ トヨタがついに商標を譲渡。オペルがやっと本名「コルサ」を名乗れる!”. ドライバーWeb(八重洲出版) (2020年10月28日). 2021年10月14日閲覧。
  7. ^ オペル、PSA傘下で日本再上陸へ”. 日刊自動車新聞 (2019年12月10日). 2020年1月13日閲覧。
  8. ^ [1]「Response」2020年12月28日記事。2021年1月25日確認
  9. ^ ポンタス・ヘグストロムがGroupe PSA Japan代表取締役社長を兼務 木村隆之はMaserati S.p.A.のアジア パシフィック リージョンの マネージングダイレクターに就任 - FCAジャパン 2021年5月31日(2021年6月2日閲覧)
  10. ^ “FCAジャパンとGroupe PSA Japanが統合ステランティスジャパン設立 アルファ ロメオのSUV「トナーレ」など2022年は13モデル導入へ”. Car Watch (株式会社インプレス). (2022年1月18日). https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1381254.html 2022年2月1日閲覧。 
  11. ^ “ステランティスジャパン、2022年3月発足 「ジープ」「フィアット」「プジョー」など7ブランドを傘下に”. 日刊自動車新聞 (株式会社日刊自動車新聞社). (2022年1月19日). https://www.netdenjd.com/articles/-/261550 2022年2月1日閲覧。 

外部リンク編集