彼岸島
『彼岸島』(ひがんじま)は、松本光司による日本の漫画作品。また、それを原作としたゲーム、映画等のメディアミックス群。本記事では本作の続編である『彼岸島 最後の47日間』および『彼岸島 48日後…』も取り扱う。
彼岸島 | |
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ジャンル | 青年漫画、サバイバル、ホラー、 吸血鬼、ギャグアクション |
漫画:彼岸島 | |
作者 | 松本光司 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン |
発表号 | 2002年49号 - 2010年32号 |
巻数 | 全33巻 |
漫画:彼岸島 最後の47日間 | |
作者 | 松本光司 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン |
発表号 | 2010年35・36合併号 - 2014年35号 |
発表期間 | 2010年8月2日 - 2014年7月28日 |
巻数 | 全16巻 |
漫画:彼岸島 48日後… | |
作者 | 松本光司 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン |
発表号 | 2014年38号 - |
発表期間 | 2014年8月18日 - |
巻数 | 既刊28巻(2021年3月現在) |
漫画:彼、岸島 | |
原作・原案など | 松本光司 |
作画 | 佐世保太郎 |
出版社 | 講談社 |
掲載サイト | コミックDAYS |
レーベル | ヤンマガKCスペシャル |
発表期間 | 2020年10月19日 - |
巻数 | 既刊1巻(2021年3月現在) |
アニメ:彼岸島X | |
原作 | 松本光司 |
監督 | 青池良輔 |
シリーズ構成 | 谷口充大 |
脚本 | 青池良輔、谷口充大 |
キャラクターデザイン | 大平三咲紀 |
配信サイト | Youtube、ニコニコ動画 |
発表期間 | 2016年10月15日 - 2017年3月25日 |
話数 | 全12話 |
テンプレート - ノート |
概要編集
『彼岸島』は、『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて2002年49号から2010年32号まで連載された。単行本は全33巻。
『彼岸島 最後の47日間』は同誌2010年35・36合併号より2014年35号まで連載された。最終章開始に伴い、改題した上で話数カウントもリセットされ、続編の新規連載となっている。単行本は全16巻。
『彼岸島 48日後…』は同誌2014年38号(同年8月18日発売)より連載中[1]。新章開始に伴い、題名および話数カウントも再度リセットされ、続編の新規連載となっている。
また、外伝作品として『彼岸島 兄貴編』がある。『月刊ヤングマガジン』(講談社)2009年第1号および『週刊ヤングマガジン』2010年第5・6合併号に掲載された2話分に加え、映画版のDVD・Blu-ray特別版の付属のブックレットに描き下ろされた1話分を加えた全3話。単行本は全1巻。「兄貴編」のタイトルが示す通り、本編シリーズの主人公である宮本明の兄・篤を主人公とし、時系列的には第1シリーズ『彼岸島』以前のプレストーリーとなっている。
スピンオフ作品として『彼、岸島』がある。『コミックDAYS』(講談社)にて2020年10月19日より連載中。タイトルから示す通り、岸島を主人公とし、本編の登場人物に対してツッコミをする。作画は佐世保太郎が担当し、本編に近い絵柄で描かれている。
キャッチコピーは「吸血鬼サバイバルホラー」。吸血鬼に支配された孤島での生存や脱出、吸血鬼の操る異形の怪物との対峙をメインとした作品だが、バトル漫画・ファンタジー漫画・SM漫画・サバイバル漫画などの要素も持つ。
「閉鎖環境・限定空間」を舞台として生存・脱出を扱う作品であるが、島の面積や人口、人間と吸血鬼の戦力差などの客観的な情報はほとんど描写されない。物語が進むにつれて明かされる新事実や新展開などに伴い、舞台となる島が膨張し続けたり人口が肥大化したりするなどが発生しているものの、設定の変更で幾分かはフォローされている。
2005年4月28日、この作品のPSPのゲームが、ナウプロダクションにより発売(詳細は後述)。
2010年1月9日、実写映画版が日韓同時公開された。
2013年8月22日、テレビドラマ化が発表された。同年10月22日放送開始。
2014年8月18日発売の『週刊ヤングマガジン』2014年38号にて、テレビドラマ第2期の製作が告知された。主役の宮本兄弟のキャスト続投、製作費2億円といった情報以外は詳細不明だが、映画化についても示唆する内容となっている。
2015年11月30日発売の『週刊ヤングマガジン』2015年53号にて、新たなドラマ化と実写映画化が発表された[2]。
2021年3月時点で累計発行部数は1000万部を突破している[3]。
ストーリー編集
『彼岸島』編集
宮本青果店の店長の息子である宮本明は、数年前に彼岸島で行方不明になった兄・宮本篤を捜す為、友人と共に彼岸島に渡った。しかし、そこは吸血鬼が跋扈する地であった。兄を捜し出し、本土に連れ帰る為に奮闘する。
『彼岸島 最後の47日間』編集
明達「人間軍」は、雅から47日後の6月17日に日本本土にウイルスを保持した蚊を撒き散らす計画を知った。その計画を阻止するため、明達人間軍と雅率いる「吸血鬼軍」との、人類の存亡を掛けた戦いが始まった。
ある日彼岸島に、近くで船ごと邪鬼に襲われた亮介と仲間たちが流れ着く。彼らは島で吸血鬼に襲われながら、明の存在を知り助けてほしいと合流する。しかし、亮介の恋人の和美が感染し吸血鬼になり、明に殺されてしまったことを恨み、袂を分かつ。 明たちは、吸血鬼から3カ所の基地の存在を聞き出し、ひとつひとつ潰しにかかる。最初の基地は斧神が守っていて、吸血鬼になることで人間は病気にならず強い体になれるという考えと、雅への忠誠心のため、明たちと相容れず、互いに本意ではないが死闘を繰り広げることになる。
激しい戦闘の末、明は斧神をついに倒す。そして、第二の基地に向かうが、そこで地下に閉じ込められてしまう。さらに頼りの師匠が邪鬼に変身してしまい、逆に襲われピンチに陥る。からくも地下から脱出した明たちは、地上で邪鬼のチワワ様に襲われるが、覚醒して再び人間側の味方になった師匠に助けられ窮地を脱した。しかし、師匠は雅によって殺され、明は以後人間軍のリーダーとして雅打倒へと向かう。
『彼岸島 48日後…』編集
彼岸島の戦いは人間軍の敗北という最悪の結果で幕を閉じた。計画は阻止できず、雅等によって日本本土にウイルスを保持した蚊が撒き散らされ、日本は吸血鬼の国と化してしまった。1週間とせずに日本の国家と文明は崩壊し、海外からの交流等も全て断たれ、生き残った人間達は吸血鬼に脅えて暮らす毎日を送っていた。そんな日本、生き残った人間たちの間で「救世主」の噂が広まっていた。 事件から約半年後、とある男が食料を探しているところから物語は再開する。
主な登場人物編集
登場する化け物編集
- 吸血鬼
- 現在彼岸島に棲息する、吸血鬼ウイルスに感染した人間のこと。一応人間の心は持ってはいるが、人間を軽蔑している。吸血鬼になると、一般的に雅に従うようになる。ほとんどの吸血鬼が編み笠、着物、ゴム手袋、長靴を着用しており、農家のおじさんのようなスタイルである(女性の場合はこの限りでは無い)。笑い声は共通して「ガハハハハ」である。興奮すると髪が白くなり、白目が赤黒い三白眼になるが、普段は鋭く尖った犬歯(牙)以外は人間と同じ風貌をしている。作中では男性の割合が圧倒的に多く、女性の吸血鬼はほとんど登場しない。少なからず子供の吸血鬼も確認できる。身体は人間の血を吸う事で新陳代謝を永続させることができ不老であり、この世の全てのウイルスには感染しない。また、発症した時点で年齢が固定される(ただし、子供や赤ん坊は成長するが、大人になった時点で年齢が固定される)。力は常人の3倍ほどの腕力を持つうえ、普通なら致命傷となるほどのダメージを受けても死なない。ただ、頭を斬り落とされたり潰されると死亡するため不死ではない(雅は例外で、501ワクチンを打つという方法以外では不老不死)。彼岸島の島民が元々どれくらいいたのかが不明であるため、吸血鬼の総数は語られていないが推定数は二千人ほどである。そして中には篤・涼子の住む村の住人のように平和的な人々もおり、「村を守る」ために武器を取る吸血鬼もいる。
- 作中では時折、普通の人間の2倍はある巨体の吸血鬼が登場する(権蔵等)。長らく特に触れられていなかったが、「48日後…」で鮫島兄弟が「吸血鬼のなり方に個体差がある」と推測し、自身らも蚊に刺されて巨大化したが吸血鬼化しなかったことから、吸血鬼ウイルスに感染したことにより生じる身体の変化であることが判明した。
- 人間の血は食料ではなく、邪鬼や亡者に変態しないための薬なのだが度々飲食のように楽しんでいる。食事は人間と同じものを食している模様。牙(唾液)には強い麻酔効果があり、体内に入ると涙や小便等を垂れ流しながら動けなくなる。唾液には吸血鬼ウイルスも混ざっているが、感染力は低い。亮介と和美、西山と奈々に見られるように、人間と吸血鬼が性交しても人間が吸血鬼化することはない。吸血鬼の血を人間が(既に死亡していたり瀕死の重傷であっても)粘膜・傷口等から摂取してしまうと、一度死亡した後に(感染した時点で既に死亡していた場合はそのまま)吸血鬼として復活する。吸血鬼の血を吸血鬼が摂取するとほとんどの場合は体が耐えられずに破裂してしまうが、それを耐え抜いた場合には、さらに高い力を得る事ができる。人間だけではなく、犬や熊やモルモット等の動物も吸血鬼になったことがある。ただし、モルモットは吸血鬼ウイルスではなく、後述の五十嵐中佐の実験で吸血鬼の細胞をそのまま移植した者である。
- 過去に彼岸島に棲息していた吸血鬼は人間と共存しており、血を介して人間に吸血鬼の性質が感染することも無かった。むしろ吸血鬼を神聖視し、神事の際には女性は血を吸わせる事によりオナニーに耽ったりして至上の快楽を得られる事で積極的に参加していた。現在の吸血鬼と違い、子供や赤ん坊も吸血鬼になった段階で成長が止まっていた。太平洋戦争中、軍事利用を企んだ陸軍部によって彼岸島へ送り込まれた五十嵐陸軍中佐らが雅に施した生体実験により、吸血鬼の血液が変質し、伝染性を持つ吸血鬼ウイルスが誕生してしまった。
- ドラマでは、「頭を潰さなくとも、肺に穴を開け窒息させれば死亡する」「死ぬと、感染は解けて死体自体は元の人間に戻る」等と大幅な設定変更されている。
- 邪鬼(オニ)
- 一定期間人間の血液を吸わなかった吸血鬼が発作を起こし変化した姿。理性を持たず、怪力や驚異的な生命力を伴う。読み方は「ジャキ」ではない。
- 吸血鬼がそのまま変態する者や、身体中から糸を噴き出し繭になり、その繭から生まれる者もおり、様々なバリエーションが存在する。普通の吸血鬼同様、首を完全に切断されると死亡する。
- 人間・吸血鬼の関係なく、視界に入った生物を本能のままに襲う。そのため吸血鬼たちもその力を恐れている。雅のみがこれらすべての邪鬼を、脳波干渉(サイコジャック)を使って完全に操ることが出来る。邪鬼使いと呼ばれる吸血鬼(田中ナオトのように邪鬼使いになれる人間もいる)もおり、苦痛を与える事で恐怖によって邪鬼を支配している点で雅の脳波干渉とは異なっている(ただし、田中の場合は苦痛による支配ではない)。また初期設定では「稀に」体質により適応できない場合に亡者になるという説明があり、亡者にされた人間が「邪鬼にもなれない」と役立たずの烙印を押されたが、その後の描写で邪鬼の数はかなり限定される。
- 『最後の47日間』で、邪鬼の細胞維持には特殊な湧き水が必要である事が明かされる。
- 吸血鬼や人間だった頃の人物像が語られているものも多い。それぞれの個体については彼岸島の登場人物を参照。
- 亡者(もうじゃ)
- 身長:200cm〜 体重:120kg〜
- 必殺技:分裂または、それを投げる
- 一定期間人間の血液を吸わなかった吸血鬼が発作を起こし変化した姿。悪臭や驚異的な生命力を伴う。
- 邪鬼の成り損ない。いくつもの顔が生えてきて、膿を噴き出しながら無限増殖する。その醜悪な姿から吸血鬼たちからも忌み嫌われており、普段は集団で森の中などで虫などを食べながらひっそりと過ごす。非常に寂しがり屋の性質を持ち、集団で身を寄せ合ったりする特性も。また邪鬼とは違い幾分かの記憶や感情を残すとは思われているが、人語を解し、話せるものは稀であり、また時間と共にそれも失われていくようである。
- 刀等の刃物で斬り刻んでもそこからまた増殖する(破片からも増殖する)ため、完全に殺すには、丸太等で打撃攻撃を与え、その死体を炎で燃やすのが唯一の方法である。作中では明の仲間のポンが吸血鬼にされた挙句、人間の血液を敢えて与えずに邪鬼を人工的に作り出す試みに失敗した例が描かれている。この時のポンは普通に明と会話が出来た。
- 混血種(アマルガム)
- 他の吸血鬼の血液を体内に取り込み、生き延びた吸血鬼。他の吸血鬼よりも高い身体能力を持ち合わせている。斧神曰く、破裂死せずに混血種(アマルガム)になる確率は、1%にも満たないという。当初は在来種由来で2名だったが、話が進むにすれ複数人登場するようになる。因果関係は言及されていないが、感染者由来の混血種はいずれも頭部が骨格ごと酷く溶け崩れ、到底人間には見えない姿となっている。
- 自重より遥かに重い武器を軽々と振り回す超怪力の他、個体ごとに身体の自在な再構築(高速治癒ではない。腹に頭部を設置して脳や感覚器を機能させたり、体外に飛び出した臓器だけで自立したりする事ができる)、筋肉を引き締める事による硬質化(柔軟さを失わないまま、比喩でなく鋼鉄以上の硬度を得る)、ただ嗅がせるだけで任意の幻覚を見せる事ができる神経ガスの生成など、現在の科学では全く説明できない魔法のような固有能力を持つものが多い。
- 当初は注射器で体内に注入していたが、48日後からは飲用して摂取している。一度成功すれば、以降は同じ吸血鬼や邪鬼の血肉を摂取しても影響は出なくなる(雅は同族を食い殺すことで更に力を得ているような描写があるが、師匠や姑獲鳥は描写なし)。
- 雅、師匠、斧神、まり子、金剛、雅の息子等がこれに当たる。
- 霊鬼(れいき)
- ゲームオリジナルの吸血鬼。原作に登場したガタイが大きい吸血鬼に相当する。ゲーム中ではユキを捕まえ、彼女を救出する為に明はポンの拳銃で戦う事になる。
舞台編集
- 彼岸島
- 第一章並び、『最後の47日間』の舞台。当初は森と海しかない小さな離島という設定であったが、話が進むに連れて炭鉱、樹海や砂丘など様々な地形・建造物が次々登場しており相当に広く変化に富んだ島になっている。そのため「冷は嘘をついたのか」「もうもはや小さくないむしろいろんな施設がある大きい島」とネタにされてる。元々彼岸島は海底火山で隆起して出来た火山島で、地熱により気温がほぼ変わらず、そのため彼岸花が一年を通して咲いている。寒気で大雪が降ることもある。そして島の周りは火山で出来た岩礁に囲まれており、港のある海域以外の船での出入りは困難である。何故か日本刀や丸太そのものが大量に点在しており、更には忍者が存在する。あまりに登場する機会が多いため、ファンからはこれらを彼岸島三大名物としている。
- 離れ島
- 彼岸島の離れ島。最後の蚊の施設がある。本島とはかなり離れているが、同じ湧水が湧いており、島の一部らしい。
用語・アイテム(道具・武器)編集
武器編集
- 丸太
- この作品で多用される武器。その結果、彼岸島の作品を象徴する万能武器として知られている。
- 一話から篤が使っていた。驚異的な生命力を誇る吸血鬼を倒すためには頭部を破壊するなど致命的なダメージを与える必要があり、裂傷を与える刃物よりもよく使用される。
- その用途は幅広く、吸血鬼・亡者を叩き潰す、投げて飛び道具にする、防御に使う(弓矢を防いだり、血液感染を防いだり)などがあり、事実上の「万能兵器(マルチウェポン)」と称される。第180話及び『最後の47日間』第115話のサブタイトルでもある。
- 雅は、遥かに太い大木を丸太として使用した。
- 『最後の47日間』では、先を鋭く尖らせた巨大な丸太に車輪を付けた破城槌のようなものが作られ、攻撃ではなく壁を突き破るのに使用された。
- 『48日後…』でも引き続き登場、こちらでは明のみが使用しており、左手の握力だけで軽々しく振り回して使っている。
- 刀
- 修行を終えた明の主用武器。忍者や仲間、吸血鬼も使用してる。元は普通の漁村であったはずの彼岸島になぜか大量に存在する。旧日本軍も刀(軍刀)を使用している。
- 拳銃(ニューナンブM60)
- 明が亡者と化したポンから貰った拳銃。元々は警官であるポンの兄の所有物で、彼岸島に赴く際にポンが持ち出したものである。事実上のポンの形見。明が雅を谷に落とす際と雅に捕まった少女を救う際に使用した。弾丸を使い切った後も、明はこれで雅を殴った。装弾数は5発。
- 石
- 最初の吸血鬼戦で重傷を負った吸血鬼のとどめに使用。元々は川にあった普通の石で、遺体を隠すのにも使用された。
- 金属バット
- ケンが主に使う武器。元々野球に使う物で、ケンは序盤からこの武器を使用していた。彼岸島に着いた時や、吸血鬼との戦争にも用いられた。吸血鬼との戦争に用いられた物は、ケンが思い切り吸血鬼を攻撃した為歪んでしまった。また、ケンがあしなが婆さんに捕まった際は、このバットがケン捜索の目印となった。
- 包丁
- 回想シーンで篤が使用。吸血鬼化した涼子とその家族を滅多刺しにして殺害するのに使用した(涼子は死んでいなかった)。
- 『最後の47日間』では亮介が明たちに出て行くよう脅しとして民家にあった物を投げて使用。
- 『48日後…』では、鮫島が大型のものを使用。死神には、ライフルは効かないため代わりに持ってきたが、船にいた女が吸血鬼を殺すのに使った。
- 鉈(なた)
- ケンが吸血鬼との戦争の際に用いた鉈。金属バットと併用した。まり子も使用していたが、明に奪い取られてしまった。
- 槍
- 吸血鬼が主に使う武器。明達も序盤では使用していた。
- ノコギリ
- 吸血鬼のアジトで明が使用。死体置き場にあり、人体を刻むのに使用していた模様。
- 鉄パイプ
- 島に行く前に最初に戦った吸血鬼との戦いでケンが使用。元々は放置してあったもので、吸血鬼の足の骨を折ったがあまり効果はなかった。
- 弓矢
- 彼岸島に於ける数少ない飛び道具の1つ。ユキは弓道部だった為、これを使用していた。また、吸血鬼の集落襲撃の際、見張りを仕留めるために使用された。
- 薙刀
- 修行を終えた篤が最も得意とする武器。大型の為実戦に持ち出す事は少なかった。長柄武器の間合いを駆使し、明を翻弄した。
- 短刀(ナイフ)
- 主にレジスタンスが使用。西山と加藤も使用している。
- 鉄扇
- 雅の得意武器。明の刀を受け止められるほど頑丈で、手裏剣のように投げ、邪鬼の首を一刀両断出来るほど切れ味も鋭い。
- 漬物石
- 武器ではないが、折れた刀の代わりに吸血鬼の撲殺に使用された。
- 軽トラック
- 三菱・ミニキャブ(5代目)。亡者の森を突破する際に明たちレジスタンスが用いた乗り物。主に紅葉が運転した。武器としては、杭のように先を尖らせた丸太を前面に3本取り付けて亡者の壁を貫くなど、あたかも戦車であるかのように使われた。最後は斧神に斧で真っ二つにされ、爆破された。なお、軽トラックに限らず現在の彼岸島に乗用車はほとんど無く、貴重品となっている。田中によると、これは吸血鬼が嗅覚に優れ、排気ガスを苦手とするためである。わずかに重量物運搬用などの目的で残されたものは吸血鬼が車庫前で厳重に管理している。
- 斧
- その形状は林業やアウトドア用の小ぶりなものではなく、巨大な戦斧で山羊の姿をした吸血鬼・斧神が使用しており、彼はこのような「斧神様」という別名を持つ。斧神こと村田はこの武器を用いて明と壮絶な死闘を繰り広げた。武装した軽トラックを真っ二つにするほどの鋭い切れ味で、スペアの斧が何本かある。斧神が吸血鬼になる前から使用していた。
- 『48日後…』では鮫島が両刃の戦斧を使用。元は、海賊船の壁に飾ってあったものだが、対死神用に鮫島が使用。飾り物だが、切れ味は問題ない。金剛のアジトに向かう途中まで所持していたが、いつの間にか無くなった。
- 鎖付き鉄球
- 満腹爺との戦いで、斧神が使用。元は邪鬼用の拘束具で、洞窟のゴミ捨て場に捨てられていたが、明が斧神用の武器として拾ってきた。怪力の斧神だから使える武器だった。
- 鉄パイプの槍
- 明が大糞赤子との戦いで使用。赤子の居る部屋に大量に貼り巡らされた太い鉄パイプを斜めに切って作った即席の槍。巨体の赤子相手に刀では致命傷を与えられない為、赤子を倒すための武器として使うことを思いついた。
- 鎖付き斧
- 斧神の新しい武器。鎖鎌やヌンチャクのように鎖で繋がった2本斧。明と斧神が満腹爺との戦いで使った武器を元に作らせた。鎖鎌のように投げつけることで、斧の破壊力を保ったまま、広範囲の敵を攻撃可能。
- 畳
- 家の中に敷いてあった畳。太郎が自身の長い舌に巻き付けて打撃に使用した。
- 鍋
- 太郎との戦いの最中、明が使用。遠く離れた場所にいる、邪鬼使いに目掛けてフリスビーのように投げ付けて命中させている。
- ギロチンの刃
- その名の通り、ギロチンの刃。大糞赤子のときと同様、致命的なダメージを与えられるように、早急で作った武器。ギロチンの刃2枚をロープで繋げ、ハンマー投げの要領で投げ付けて攻撃する。威力は大きいが、重い為、連射できないのが難点で運搬に不便。また、運搬の際は刃の部分を下に向けていると落とした時に危ないので、横に向けるとよいと明が亮介にアドバイスしている。
- ライフル
- ゲームに登場。冷に扮した雅が使用していた。凄まじい破壊力を誇る。
- 『48日後…』でも、吸血鬼の狙撃手が使用。
- 義手
- 『48日後…』で登場。前章で雅に右腕を斬られた明の為に隊長が作った義手。接近戦用に仕込み刀が仕込んである。
- ゴルフクラブ
- 『48日後…』で登場。豪が使用。本人曰く、扱いなれているらしい。
- マシンガン
- 『48日後…』で登場。吸血鬼の狙撃手が使用。後に、新田とヨネも使用した(ヨネは片腕を負傷していたので、扱いきれなかった)。
- フック付ロープ
- 『48日後…』で登場。明が単独で敵のいるタワーに向かう際に使用。単純に壁にフックを投げて引っ掛けて登るだけではなく、敵の肩に引っ掛けて引き寄せたり、空中でタワーに引っ掛けて移動などのワイヤーアクションを見せている
- 金槌
- 『48日後…』で登場。山本勝次が使用。元は家の工具箱に入っていた物で、これで吸血鬼を滅多打ちにして倒した。
- マスト槍
- 『48日後…』で登場。遊覧船のマストを鮫島が斧で切り倒し、作った巨大な即席の槍。対死神用に明の案で作られた。
- 角材
- 『48日後…』で登場。鮫島が使用。丸太同様、打撃武器として使用。最終的に金剛の片目を潰すのに明が利用した。
- 巨大ハンマー
- 『48日後…』で登場。金剛が使用。脱皮を繰り返し、巨大化した金剛が使用する事で川に大穴を空けるほどの破壊力を発揮する。
- 対邪鬼専用兵器
- 『48日後…』で登場。要塞と化した東京で、吸血鬼が使用。ワイヤーが付いた太い矢状の武器で、標的に突き刺さったら、刃が傘のように開いて邪鬼バラバラに切り裂く。これに、エテ公は成す術無く、バラバラに切り裂かれた。
- 三つ又矛
- 『48日後…』で登場。姑獲鳥の武器。人間やコンクリートの壁はおろか、大理石で出来た地下鉄の柱を容易く破壊する威力を誇る。
対戦車砲(パンツァーファウスト3)
- 『48日後…』で自衛隊が個人携帯火器として使用。蟲の王が作り出した変異種にも有効な武器だった。
サブマシンガン(9mm機関けん銃)
- 『48日後…』の蟲の王戦で勝次が使用。元々は、自衛隊の十条二尉が明の右腕が義手であるの事を配慮し、片手でも扱いやすいタイプの銃として渡したものだった。勝次が自分の銃を失ってしまった為、明から譲られた。
西山関連編集
- 豚汁
- 西山が作る特製の豚汁。肉は豚ではなくイノシシ肉の事も。吸血鬼軍との戦いの後、西山が作り村人たちに振舞う。美味しく、村人からの評判も良い。西山曰く、味噌はいつも持ち歩いているとの事。
- 爆弾
- 西山が作った爆弾。廃校の理科室にあった薬品を調合して製作した。その威力はトロッコのレールをも破壊するほどである。
- 地雷
- 吸血鬼の集落を襲撃した時、逃げる吸血鬼を一人たりとも討ち漏らさないために西山が出口周辺に仕掛けたもの。その威力は高く、一発で四肢を吹き飛ばすほどだった。明達は地雷の存在を全く知らされていなかった。
- ロケット砲
- 西山が作った武器。どちらかと言うと、ロケット花火に近い。これで、邪鬼を撃退した。
- 火炎放射器
- 『47日間』で登場。蚊を駆除する為に作られた。水鉄砲に手を加えたような形状だが、威力もあり、木を一瞬で炎上させた。最初の施設を制圧した後に実際に使われ、膨大な数の蚊を全部焼き払ったりと大いに活用された。燃料はガソリン。
- スタンガン
- 『47日間』で登場。最初は西山が奈々に対して構えていたが、使わなかった。その後、吸血鬼の集落で明が吸血鬼を生け捕りにするために使用した。電流の電源、構造等は不明だが、明曰く「威力は相当なもの」とのこと。
- 特殊ワイヤー
- 『47日間』で登場。和美救出に向かった食事場で加藤が使用。吸血鬼の首に巻いて絞めて、頭部を切断出来るほどの切れ味を誇る。
- 投石器
- 『47日間』で登場。最終決戦で岩ではなく、爆弾を投げて攻撃に使用した。
建物・施設編集
- 雅の屋敷
- 雅が住処にしている屋敷。吸血鬼達の本拠地。立派な屋敷で、奉行所のような場所もある。邪鬼の訓練等もされている模様。
- 五重塔
- 彼岸島の切り立った崖の上にある塔。入るには狭い橋を渡る必要がある。中はカラクリだらけで、上に上がるには隠し階段を登る必要がある。どの階にも危険な仕掛けがある。5階には雅が休みに来ていた。剥製にされた邪鬼が大量に飾られていたりと、中は広い。
- 更に、外見には見えないが、屋根裏の6階が存在しており、そこは雅の研究室であり、おぞましい実験が行われている。
- 蚊の育生施設
- ウイルスを保持した蚊を育成する施設。島に数ヶ所存在する。中には、膨大な数の蚊を繁殖させている。五重塔にもあったが、チワワ様が暴れだし、壊滅した。施設内は、島の村などと違い、かなり近代的な設備が整っている。トイレ完備。
- 要塞寺
- 吸血鬼達の集落の一つ。荒れ寺を大幅に改造して作られており周りを丸太の高い壁で囲まれ、正に要塞のような村。元の寺を中心に街が出来ている。周りは堀になっており、一つだけある跳ね橋でのみ中に入れる。周辺に池が沢山あるため、よく霧が発生する。
- 病院
- 彼岸島にある大きな病院。正式名称は関岡病院。涼子曰く、「島に老人が多い為」で、島の自慢とのこと。しかし、封印を解かれた雅が運び込まれ、院内のほとんどの人間が医師から赤ん坊にいたるまで吸血鬼化させられる。その後、病院のある村は吸血鬼の居住区となり、病院自体は足長ばあさんのねぐらと化した。
- 教会
- 明と篤が決着をつける場となった西洋風の教会。吸血鬼が蔓延している島にあるにもかかわらず結婚式が行われていた。師匠の耳にも結婚式が行われることは届いていた。
- 廃校
- 谷での太郎との戦いの後、レジスタンスが新しいアジトとして使用した、木造の校舎の学校。
- 学校
- ゲームに登場。上記の廃校と違い、近代的な建物。雅の支配を受けない吸血鬼がいる。
本土編集
- ショッピングモール
- 『48日後…』で登場。かつて、健太と葉子がよく行っていたが、崩壊後の本土で吸血鬼の集落と化している。屋号は「JOSCO」。
- トンネルの要塞
- 『48日後…』で登場。生き残った人間たちが、吸血鬼から身を守るため、高速道路のトンネルのバリケードで塞ぎ、要塞状にした。中では、車が部屋替わりになっている。ソーラーパネルで自家発電しているので、電気はある。
- 置天閣
- 吸血鬼のアジトとなっている。外見・付近等は通天閣と瓜二つだが、タワーに置天閣と書かれている。
- 明が吸血鬼化した西山・邪鬼化したユキと戦いを繰り広げ、ユキにへし折られ、明ごと大阪城まで投げ飛ばされたが、明によって邪鬼の頭部を固定され、邪鬼が倒れたと同時に代わりに直立した。作中の描写から本物の通天閣と違い大阪城と、そんなに離れていない場所に建っている。
- 大阪城
- 置天閣から遠く離れた場所にある大阪の名所。置天閣が突き刺さり、半壊した。
- 芦ノ湖遊覧船
- 芦ノ湖に浮かぶ、巨大な海賊船型の遊覧船。鮫島がリーダーとして、吸血鬼の魔の手から逃れるためのアジトとして使用。かなりボロボロになっているので、さしずめ幽霊船のようになっている。
- ロープウェイ
- 大涌谷にあるロープウェイ。金剛の居場所へ向かうため明達が乗った。電気が通っていないため、動いていなかったが、鮫島がマニュアルを読んで予備電源で動いた。途中でエテ公が襲って来たが、終点付近で明がワイヤーを切って難を逃れた。
- サンシャイン
- 上野にある高層ビル。かつて雅のアジトの一つで、屋上から人間を生きたまま突き落とし、血の飛び散り具合を競う遊びが行われていたが、現在は空爆により、いつ倒壊してもおかしくない位、傾いてしまっている。その為、吸血鬼達は去り、ユカポンのファン達が住んでいた。明達に筏を提供した後、ファン達が囮になるために引き寄せた鬼が大量に集まり暴れたため、崩壊した。
- 東都ドーム
- 野球の試合やライブ行われる東京の名所の一つ。作中では武道大会が開催されていた。電力はドームを膨らますのに大半が使われ、松明や半鐘が代用されている。水は止まっているらしく、トイレは大量の糞で溢れて肥溜めと化している。
- ユカポンはここでライブをするのを夢見ていたが叶わぬものとなっている。
- 上野恩賜公園
- 上野駅の最寄にある都市公園。その一角にある建物には吸血鬼達が管理する「人間保管庫」と呼ばれる人間を閉じ込めておく牢屋がある。勝次と左吉はともにここに閉じ込められ、知り合って仲間になった。勝次を東京ドームから救出後、明達により保管庫は襲撃され、閉じ込められていた人間達は全員解放された。
- 後述するI・R・Tにいた頃のユカポンが全裸で首輪をつけて園内を歩かされたことがある。
- I・R・T(アイドル・レイプ・タワー)
- 上野にある人間のアイドルが吸血鬼達に監禁されているマンション。マンションの前の壁に「IRT」と大きな文字が書いてある。ユカポンも元はここで監禁されていたアイドルの1人だった。ユカポンの案内で来た明達に壊滅させられ、壁の文字はユカポンに削り取られ消された。
- 国会議事堂
- かつての日本の政治の中枢だった建物。吸血鬼に占拠され、雅の顔が描かれたクソみてェな旗が上げられている。地上の敷地内には蟲の王が作り出した変異種が隠れて外敵の侵入を防いでおり、地下にはアリの巣のような広大な空洞が生成され蟲の王とその部下の変異種の住処となっている。
その他編集
- 501ワクチン
- 血液混合により半不死身となった雅の血液を一時的に再分離する血液分離剤。五十嵐は、後述の大型獣用連続注射器を用い、雅を動けなくし、彼を青山龍ノ介と協力して研究用の冷凍室に封印した。名称の由来は五十嵐の所属していた、帝国陸軍「501部隊」から由来するという説と、五十嵐本人の名前「五十」嵐「一」郎からとったという説がある。五重塔における雅と明の戦いで、明は雅にワクチンを奪われ、壊されると思いきや、またしても雅は明にチャンスを与え、その場で壊さずに、現在雅の村に保管されていることが分かった。
- 大型獣用連続注射器
- 元々は大型獣を相手に薬剤を注射する為に造られた金属製の頑丈な注射器。多少の事では壊れたりはしない。雅に501ワクチンを注射する為に五十嵐が用いた。その後は、師匠になる前の龍ノ介に託される事になる。その後、師匠が世話になった和尚の墓のカロート(納骨室)の中に隠されていた。ドラマではワクチンと共に、雅が封印されていた場所に隠されていた。
- 脳波干渉(サイコジャック)
- 雅や邪鬼使いが使用する技。邪鬼や人間の脳波を操り、意のままにコントロールする。この脳波干渉(サイコジャック)の呪縛から解き放たれるには激痛を伴わなければならない。なお、師匠によると資質のある吸血鬼を邪鬼使いにするということだが、邪鬼使いは邪鬼に苦痛を与えていることにより鬼を操っており、脳波干渉による支配とは異なる。
- 吸血鬼ウイルス
- 雅が歩く発生源となった、感染すると吸血鬼になるウイルス。空気感染はせず、血液や粘膜を介して感染し、感染すれば身体中が悪寒や発熱等の症状に見舞われ、人間として「死亡」する。しかし、10数分後、吸血鬼として「復活」する。普段の生活でならまず感染はしない。
- 吸血椅子
- 吸血鬼のアジト等にある。この椅子に座らされると、裸で手足は固定され、目と口はふさがれ、叫ぶ事も出来ずただひたすら血を吸い取られ続ける。味方の人間に助けられる以外は死ぬまで座らされる。その間食事は猿轡に付いているチューブで食べ物と水を送られ、排泄物は椅子の穴に落とされ、言わば洋式のボットン便所である。座らされている人間のうめき声は椅子のむごさを引き立てている。
- ドラマでは、用途は同じだがこの名前は使われず、「家畜部屋」と呼ばれる個室になっている。
- 熊の糞
- 邪鬼・満腹爺に捕食された熊のものとされる糞。ただの排泄物に過ぎないが、その臭気は嗅覚で獲物を追う満腹爺をかく乱できるほどのものだったため、満腹爺から身を守るために全身に塗布するという方法で使用された。洗い流せば効果を失う。
- 冷の血液
- ゲームでの設定。彼女の双子の弟である雅が苦手とする物。吸血鬼ウイルスを中和する効果がある。明達は彼女の血液を自分達の武器に塗り付け、化け物と化した雅と戦った。
- 食塩水注射
- 食塩水の入った注射。人間にはあまり害は無いが、吸血鬼が撃たれると激痛とのどの渇きに侵され、血を吸いたいという衝動に駆られる。要塞寺で捕まったケンちゃんがこの注射を打たれ、それによりユキを襲ってしまう。
- 蚊
- 五重塔の研究室で、生み出された蚊。吸血鬼の血で育てられ、生まれながらに吸血鬼ウイルスを持った蚊。この蚊に刺されただけで、感染して吸血鬼になってしまう。雅はこの蚊で恐るべき計画を企てている。五重塔だけでなく、雅の屋敷も含め、この蚊を大量飼育している施設はいくつもある。
- 『最後の47日間』では、最終的に日本中にばら撒かれ、多くの人を感染させた。ただし、鮫島兄弟は、体が巨大化したが(精二は顔にも変化が出た)吸血鬼にはならなかった(本人は体質と推測している)。
- 血樽
- 吸血鬼たちが人間から短期間で大量の血液を摂取する時に使用する樽。人間の手足を切り落とし、内側に刃をたくさん仕込んだ樽の中に入れて首を出した状態でフタをし、樽の下にある蛇口から大量に血液を摂取するといったもの。手足を切り落とされた時点で逃げられず、内側の刃により地獄の苦しみを味わいながら出血多量で死に至るもので、吸血椅子のように長期間人間から血液を生成させながら摂取するものではなく、短期間で大量の血液を摂取するために使用する。本土でも大阪・箱根等の各地で使用されている。
- ユキノシタ
- 薬草。高熱を出して寝込んでしまった明の為、亮介が取りに行った薬草。
- 船舶用エンジン
- 島から船で脱出を試みた際に、オールの代用品として使用した。
- 湧き水
- 彼岸島周辺にしか湧かない白く濁った水。隊長によると、邪鬼の細胞維持には欠かせないもので、これが無いと邪鬼の細胞は数年と持たないらしい。
書誌情報編集
原作コミックス編集
- 松本光司『彼岸島』講談社〈ヤンマガKC〉、全33巻
- 2003年4月2日発売、ISBN 4-06-361126-4
- 2003年4月2日発売、ISBN 4-06-361127-2
- 2003年7月3日発売、ISBN 4-06-361143-4
- 2003年10月4日発売、ISBN 4-06-361165-5
- 2004年1月6日発売、ISBN 4-06-361199-X
- 2004年4月4日発売、ISBN 4-06-361224-4
- 2004年7月4日発売、ISBN 4-06-361248-1
- 2004年9月4日発売、ISBN 4-06-361265-1
- 2004年12月4日発売、ISBN 4-06-361290-2
- 2005年3月3日発売、ISBN 4-06-361316-X
- 2005年6月4日発売、ISBN 4-06-361337-2
- 2005年9月4日発売、ISBN 4-06-361359-3
- 2005年12月4日発売、ISBN 4-06-361395-X
- 2006年3月4日発売、ISBN 4-06-361423-9
- 2006年5月2日発売、ISBN 4-06-361444-1
- 2006年7月6日発売、ISBN 4-06-361454-9
- 2006年10月6日発売、ISBN 4-06-361480-8
- 2007年1月6日発売、ISBN 978-4-06-361514-2
- 2007年4月6日発売、ISBN 978-4-06-361539-5
- 2007年7月6日発売、ISBN 978-4-06-361573-9
- 2007年10月5日発売、ISBN 978-4-06-361601-9
- 2007年12月6日発売、ISBN 978-4-06-361620-0
- 2008年3月6日発売、ISBN 978-4-06-361645-3
- 2008年7月4日発売、ISBN 978-4-06-361685-9
- 2008年11月6日発売、ISBN 978-4-06-361725-2
- 2009年3月6日発売、ISBN 978-4-06-361758-0
- 2009年7月6日発売、ISBN 978-4-06-361798-6
- 2009年11月6日発売、ISBN 978-4-06-361846-4
- 2009年12月4日発売、ISBN 978-4-06-361847-1
- 2010年1月6日発売、ISBN 978-4-06-361855-6
- ドラマCD付き限定版:同日発売、ISBN 978-4-06-358314-4
- 2010年6月4日発売、ISBN 978-4-06-361896-9
- 2010年9月6日発売、ISBN 978-4-06-361927-0
- 2010年12月6日発売、ISBN 978-4-06-361966-9
- 松本光司『彼岸島 最後の47日間』講談社〈ヤンマガKC〉、全16巻
- 2011年1月6日発売、ISBN 978-4-06-361986-7
- 2011年4月6日発売、ISBN 978-4-06-382023-2
- 2011年7月6日発売、ISBN 978-4-06-382052-2
- 2011年10月6日発売、ISBN 978-4-06-382087-4
- 2012年1月6日発売、ISBN 978-4-06-382124-6
- 2012年4月6日発売、ISBN 978-4-06-382158-1
- 2012年7月6日発売、ISBN 978-4-06-382194-9
- 2012年11月6日発売、ISBN 978-4-06-382226-7
- 2013年2月6日発売、ISBN 978-4-06-382260-1
- 2013年5月2日発売、ISBN 978-4-06-382295-3
- 2013年9月6日発売、ISBN 978-4-06-382338-7
- 2013年10月4日発売、ISBN 978-4-06-382357-8
- 2014年1月6日発売、ISBN 978-4-06-382407-0
- 2014年3月6日発売、ISBN 978-4-06-382431-5
- 2014年7月4日発売、ISBN 978-4-06-382485-8
- 2014年9月5日発売、ISBN 978-4-06-382511-4
- 松本光司『彼岸島 48日後…』講談社〈ヤンマガKC〉、既刊28巻(2021年3月5日現在)
- 2014年12月5日発売、ISBN 978-4-06-382545-9
- 2015年4月6日発売、ISBN 978-4-06-382598-5
- 2015年7月6日発売、ISBN 978-4-06-382634-0
- 2015年11月6日発売、ISBN 978-4-06-382664-7
- 2015年12月4日発売、ISBN 978-4-06-382718-7
- 2016年4月6日発売、ISBN 978-4-06-382759-0
- 2016年6月6日発売、ISBN 978-4-06-382814-6
- 2016年9月6日発売、ISBN 978-4-06-382844-3
- 2016年10月6日発売、ISBN 978-4-06-382862-7
- 2017年1月6日発売、ISBN 978-4-06-382902-0
- 2017年4月6日発売、ISBN 978-4-06-382947-1
- 2017年7月6日発売、ISBN 978-4-06-510035-6
- 2017年10月6日発売、ISBN 978-4-06-510251-0
- 2018年1月5日発売、ISBN 978-4-06-510704-1
- 2018年4月6日発売、ISBN 978-4-06-511341-7
- 2018年7月6日発売、ISBN 978-4-06-512031-6
- 2018年10月5日発売、ISBN 978-4-06-513147-3
- 2019年1月4日発売、ISBN 978-4-06-514181-6
- 2019年4月5日発売、ISBN 978-4-06-515197-6
- 2019年7月5日発売、ISBN 978-4-06-516366-5
- 2019年10月4日発売、ISBN 978-4-06-517290-2
- 2019年12月6日発売、ISBN 978-4-06-517861-4
- 2020年2月6日発売、ISBN 978-4-06-518489-9
- 2020年4月6日発売、ISBN 978-4-06-519214-6
- 2020年7月6日発売、ISBN 978-4-06-520192-3
- 2020年10月6日発売、ISBN 978-4-06-520990-5
- 2021年1月6日発売、ISBN 978-4-06-522010-8
- 2021年3月5日発売、ISBN 978-4-06-522591-2
- 松本光司『彼岸島 兄貴編』講談社〈ヤンマガKC〉、2011年1月6日発売、ISBN 978-4-06-364987-1
- 松本光司(原作)、佐世保太郎(漫画) 『彼、岸島』講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、既刊1巻(2021年3月5日現在)
- 2021年3月5日発売、ISBN 978-4-06-522590-5
廉価版コミックス編集
- 『彼岸島』〈講談社プラチナコミックス〉、全4巻
- 『彼岸島 呪われた上陸編』2009年12月9日発売、ISBN 978-4-06-374525-2
- 『彼岸島 邪悪なる鬼編』2009年12月22日発売、ISBN 978-4-06-374533-7
- 『彼岸島 異形の亡者編』2010年1月13日発売、ISBN 978-4-06-374544-3
- 『彼岸島 バンパイア・マスター雅編』2010年1月27日発売、ISBN 978-4-06-374552-8
- アンコール刊行『彼岸島』〈講談社プラチナコミックス〉、全4巻
- 『彼岸島 呪われた上陸編』2011年8月24日発売、ISBN 978-4-06-374941-0
- 『彼岸島 邪悪なる鬼編』2011年8月24日発売、ISBN 978-4-06-374942-7
- 『彼岸島 異形の亡者編』2011年8月31日発売、ISBN 978-4-06-374945-8
- 『彼岸島 バンパイア・マスター雅編』2011年8月31日発売、ISBN 978-4-06-374946-5
- TVドラマ化記念アンコール刊行『彼岸島』〈講談社プラチナコミックス〉、全4巻
- 『彼岸島 呪われた上陸編』2013年10月23日発売、ISBN 978-4-06-377926-4
- 『彼岸島 邪悪なる鬼編』2013年11月13日発売、ISBN 978-4-06-377927-1
- 『彼岸島 異形の亡者編』2013年11月27日発売、ISBN 978-4-06-377929-5
- 『彼岸島 バンパイア・マスター雅編』2013年12月11日発売、ISBN 978-4-06-377930-1
解説書編集
- 『彼岸島 手引書 零』監修:ヤングマガジン編集部・松本光司、講談社〈KCDX〉2006年7月6日発売、ISBN 978-4-06-372174-4
- 『彼岸島 手引書 無限大』監修:ヤングマガジン編集部・松本光司、講談社〈KCDX〉2010年6月4日発売、ISBN 978-4-06-375936-5:
小説編集
- 『彼岸島 紅い鬼』著者:桂木祥、原作:松本光司、講談社〈KCノベルズ〉、ISBN 978-4-06-373309-9
ドラマCD編集
2010年1月6日発売の単行本第30巻(特別装丁)限定版に付属したドラマCD。配役は宮本篤:浪川大輔、青山冷:小清水亜美、五十嵐一郎:千葉繁。収録内容は前半が単行本『彼岸島 兄貴編』の「第三夜」に相当するエピソード[注 1]のオーディオドラマ化、後半が五十嵐がパーソナリティーをする自作自演のラジオ『彼岸島レディオ』(冒頭で作者がプロローグを担当)。
ゲーム編集
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「彼岸島(higanjima)」というタイトルで発売された。PSP対応ソフト。しかし、当時は原作漫画が継続中だったため、彼岸島に来た時のストーリーはオリジナル(パラレル)となっている。形式はサウンドノベルゲームになっている。
映画編集
2010年版編集
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2010年1月9日に新宿バルト9他にて公開された。「彼岸島の住民の吸血鬼」役や「レジスタンスの忍者」役については『週刊ヤングマガジン』誌上で募集が行われ、3週にわたる審査の上で最終決定が下された。また残酷な描写が多いため、PG12指定。ゲーム版と同様に制作当時は原作漫画が継続中だったため、物語はオリジナルの形で締めくくられる。
キャスト(2010年版映画)編集
- 明 - 石黒英雄
- 篤 - 渡辺大
- レイ - 水川あさみ
- 雅 - 山本耕史
- ケンちゃん - 弓削智久
- ユキ - 瀧本美織
- ポン - 森脇史登
- 西山 - 足立理
- 加藤 - 半田晶也
- 涼子 - 大村彩子
- 師匠 - 阿見201
- 五十嵐 - 山本龍二
スタッフ(2010年版映画)編集
- 監督 - キム・テギュン
- 脚本 - 大石哲也
- エグゼクティブプロデューサー - 三宅澄、イ・ジュンホ
- 企画 - ミコット・エンド・バサラ、クラゼピクチャーズ
- プロデューサー - 亀田裕子、ション・シン、Don Kwon、藤田義則
- 音楽 - 澤野弘之
- 主題歌 - 9mm Parabellum Bullet「命ノゼンマイ」
- 製作 - 「彼岸島」フィルムパートナーズ(ミコット・エンド・バサラ、ミシガンベンチャーキャピタル、キングレコード、プロダクション尾木、Yahoo! JAPAN、クラゼピクチャーズ)
- 配給 - ワーナー・ブラザース映画
エピソード(2010年版映画)編集
- 封切り日の1月9日に因んで、予告編では「彼岸島へい(1)く(9)」と銘打たれている。
Blu-ray / DVD編集
2010年6月9日発売。発売・販売元はキングレコード。
- 彼岸島 スタンダード・エディション(DVD1枚組)
- 映像特典
- 特報・劇場予告編・TVスポット集
- 映像特典
- 彼岸島 スペシャルコミック・エディション(2枚組、Blu-rayとDVDでのリリース・初回限定生産)
- ディスク1:本編ディスク(DVDスタンダード・エディションと同様)
- ディスク2:特典DVD
- メイキング映像〜もうひとつの“彼岸島”〜
- イベント映像集(釜山映画祭、講談社試写会、キモ笠キャンペーン、カウントダウンイベント、プレミア試写会、初日舞台挨拶)
- キム・テギュン監督、キャストインタビュー
- 9mm Parabellum Bulletインタビュー映像
- 封入特典
- 松本光司特別描き下ろし漫画「彼岸島 兄貴編〜血塗られた両手〜」(読切26P+手引書14P)[注 2]
- 3折ブックレット
- 特製アウターケース付きデジパック仕様
2016年版編集
『彼岸島 デラックス』(ひがんじま デラックス)のタイトルで、2016年10月15日に公開された。2013年に放送されたドラマ版に続き、白石隼也と鈴木亮平がダブル主演を務める[4]。
キャスト(2016年版映画)編集
スタッフ(2016年版映画)編集
受賞(2016年版映画)編集
- ジャパンアクションアワード(2017年)
- ベストアクション監督賞 優秀賞:吉田浩之「彼岸島」
テレビドラマ編集
彼岸島 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 |
松本光司 『彼岸島』 |
脚本 |
NAKA雅MURA 友原我聞 佐東みどり 伊藤秀裕(第2期) |
監督 |
西海謙一郎 横井健司 |
出演者 |
白石隼也 鈴木亮平 山下リオ 佐藤めぐみ 栗原類 鶴見辰吾 |
製作 | |
製作総指揮 | 三池崇史 |
プロデューサー |
深迫康之 佐藤敏宏 |
制作 | 毎日放送 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
公式サイト | |
彼岸島 | |
オープニング | AI 「TOP OF THE WORLD」 |
エンディング | Honey L Days 「涙のように好きと言えたら」 |
放送期間 | 2013年10月25日 - 12月27日 |
放送時間 | 毎週金曜 0:59 - 1:29(毎日放送) 毎週金曜 0:58 - 1:28(TBS) |
放送分 | 30分 |
回数 | 10 |
彼岸島 Love is over | |
オープニング | m-flo feat. シシド・カフカ「SYNERGY」 |
エンディング | PALU「100年時が過ぎても」 |
放送期間 | 2016年9月19日 - 10月10日(毎日放送) 2016年9月21日 - 10月12日(TBS) |
放送時間 | 毎週月曜0:50 - 1:20(毎日放送) 毎週水曜1:28 - 1:58(TBS) |
放送枠 | ドラマイズム |
放送分 | 30分 |
回数 | 4 |
毎日放送(MBS)の制作により、TBSをはじめとする同系列局の一部で2013年10月25日から12月27日まで放送された日本のテレビドラマ。白石隼也、鈴木亮平のダブル主演[8]。
『週刊ヤングマガジン』2014年38号で、2億円という深夜ドラマとしては異例の制作費を投じる続編の制作が発表された。同時に映画化も発表。
以降、1年以上続報はなかったが、『週刊ヤングマガジン』2015年53号で、新たなドラマ化が発表された[2]。
2016年9月から10月まで放送された『彼岸島 Love is over』についても記載する。
キャスト(テレビドラマ)編集
人物の詳細は上記原作部分や彼岸島の登場人物を参照。 『彼岸島 Love is over』では一部キャストが変更されている。
- 宮本 明 - 白石隼也(幼少期:田中理勇)
- 宮本 篤 - 鈴木亮平(幼少期:西野隼人)
- ユキ - 山下リオ[9](彼岸島)、桜井美南(彼岸島 Love is over)
- ケン - 遠藤雄弥[9](幼少期:稲田羅倭)
- ポン - 西井幸人[9](幼少期:安藤健悟)
- 西山 - 阿部翔平[9]
- 加藤 - 勝信[9]
- 冷 - 佐藤めぐみ[9]
- 雅 - 栗原類[10]
- アスカ - 大和悠河[10]
- 涼子 - 水崎綾女[10]
- 紅葉(冷の妹) - 麻亜里
- 柳島(民俗学者・彼岸島民俗研究手記著者) - 諏訪太朗
- 五十嵐 一郎(大日本帝国陸軍軍医) - 鶴見辰吾(特別出演)[10]
アクション出演編集
- 石毛誠、武田哲朗、Velo武田、田中良、叶雅貴、尾崎一彦、猪原伸浩、広沢俊、矢島一憲、遊木康剛、工藤孝浩、俵広樹、高野ひろき、帯金伸行、林潔、市山英貴、川名求巳、影山大貴、小島美穂、秋山智彦、重見成人、菊池雄人
スタッフ(テレビドラマ)編集
- 原作 - 松本光司『彼岸島』(週刊ヤングマガジン連載中/講談社刊)
- 総監修 - 三池崇史
- 脚本 - NAKA雅MURA、友原我聞(第1期)/佐東みどり、伊藤秀裕(第2期)
- 音楽 - 遠藤浩二
- 監督 - 西海謙一郎、横井健司
- 主題歌
- Honey L Days「涙のように好きと言えたら」(avex trax)(第1期)
- m-flo feat. シシド・カフカ「SYNERGY」(rhythm zone)(第2期)
- オープニング曲 - AI「TOP OF THE WORLD」(EMI Records Japan)(第1期)
- エンディング曲 - PALU「100年時が過ぎても」(EPICレコードジャパン)(第2期)
- オープニング映像
- 監督 - 水崎淳平(神風動画)
- プロデューサー - 柴谷毅、福永誠二
- アニメーション監督 - 水野貴信
- アニメーションプロデューサー - 佐々木貴之
- 心電図デザイン - 松本悠太
- 体内CG監督 - 瀬尾拡史(サイアメント)
- CGディレクター - 馬場隆之
- アニメーション - 青山敏之
- 医学協力 - 假屋太郎、鈴木雄一
- VFXプロデューサー - 山浦正裕
- VFXスーパーバイザー - 竹内亮祐
- 助監督 - 明山智
- タイトルロゴ - 深海和宏
- タイトル - グレートインターナショナル
- CGプロデューサー - 豊島勇作、吉村剛久
- CGディレクター - 土井淳
- 撮影 - 南秋寿
- 照明 - 渡辺大介
- 美術 - 山下修侍
- 選曲 - 原田慎也
- 音響効果 - 丹雄二
- スタントコーディネーター - 高槻祐士
- ガンエフェクト - 会田文彦
- 特殊メイク・特殊造形 - 江川悦子、神田文裕
- 医療指導 - 中澤暁雄、マエカ
- 編成 - 高橋俊博
- 企画 - 丸山博雄、伊藤秀裕
- 企画協力 - 安永尚人、田中誠
- プロデューサー - 深迫康之、佐藤敏宏
- アソシエイトプロデューサー - 木村元子
- プロデューサー補 - 大塚玲美、糸井美喜
- 制作 - エクセレントフィルムズ
- 制作協力 - エクセレントフィルムパートナーズ、ドリームプラス
- 製作 - 「彼岸島」製作委員会、毎日放送
放送日程編集
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 10月25日 | 帰省 | NAKA雅MURA | 西海謙一郎 |
第2話 | 11月 | 1日渡海 | ||
第3話 | 11月 | 8日家畜 | ||
第4話 | 11月15日 | 感染 | NAKA雅MURA 友原我聞 |
横井健司 |
第5話 | 11月22日 | 亡者 | ||
第6話 | 11月29日 | 実験 | ||
第7話 | 12月 | 6日月光 | ||
第8話 | 12月13日 | 吸血 | ||
第9話 | 12月20日 | 前夜 | 西海謙一郎 | |
最終話 | 12月27日 | 決戦 | 西海謙一郎 横井健司 |
ネット局編集
彼岸島編集
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2013年10月25日 - 12月27日 | 金曜 0:58 - 1:28 | TBSテレビ | 関東広域圏 | 制作局より1分先行 |
金曜 0:59 - 1:29 | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 制作局 | |
2013年10月28日 - 12月30日 | 月曜 0:56 - 1:26 | 北海道放送 | 北海道 | |
2013年10月30日 - 2014年1月15日 | 水曜 0:58 - 1:28 | 信越放送 | 長野県 | |
2013年10月31日 - 2014年1月9日 | 木曜 2:08 - 2:38 | 中部日本放送 | 中京広域圏 | |
2013年11月5日 - 2014年1月14日 | 火曜 0:05 - 0:35 | 南日本放送 | 鹿児島県 | |
火曜 1:58 - 2:28 | RKB毎日放送 | 福岡県 | ||
2013年11月20日 - 2014年1月29日 | 火曜 1:05 - 1:35 | 東北放送 | 宮城県 | |
2013年12月3日 - 2014年2月11日 | 宮崎放送 | 宮崎県 | ||
2014年1月16日 - 3月20日 | 木曜 0:28 - 0:58 | 長崎放送 | 長崎県 | |
2014年3月31日 - 6月9日 | 月曜 0:50 - 1:20 | 大分放送 | 大分県 | |
2014年4月17日 - 6月18日 | 木曜 1:41 - 2:11 | IBC岩手放送 | 岩手県 |
彼岸島 Love is over編集
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [13] | 備考 |
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2016年9月19日 - 10月10日 | 月曜 1:20 - 1:50 | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 制作局 |
2016年9月21日 - 10月12日 | 水曜 1:28 - 1:58 | TBSテレビ | 関東広域圏 | |
2016年9月27日 - 10月18日 | 火曜 2:08 - 2:38 | CBCテレビ | 中京広域圏 | |
2016年9月29日 - 10月20日 | 木曜 0:55 - 1:25 | 熊本放送 | 熊本県 | |
木曜 2:05 - 2:35 | テレビユー山形 | 山形県 | ||
2016年9月30日 - 10月21日 | 金曜 1:25 - 1:55 | 長崎放送 | 長崎県 | |
金曜 1:28 - 1:58 | IBC岩手放送 | 岩手県 | ||
2016年10月12日・10月19日 | 水曜 1:25 - 2:25 | RKB毎日放送 | 福岡県 | 2話連続放送 |
2016年10月18日 - 10月21日 | 2:30 - 3:00 | BS11 | 日本全域 | 4夜連続放送 |
毎日放送・TBS 毎日放送制作金曜未明の深夜ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
彼岸島
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毎日放送・TBS ドラマイズム | ||
彼岸島 Love is over
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アニメ編集
『彼岸島X』のタイトルで、2016年10月15日から2017年3月まで配信されたWebアニメ。YouTube・ニコニコ動画にて隔週土曜日20:00配信。一話3分弱で最終話は30秒拡大版。
原作のエピソードにアレンジを加えたオリジナルストーリーで、1話完結型のストーリーで繰り広げられる(10・11・12話は続き物になっている)。全12話。最終話は、山寺宏一が1人50役を担当した(焚火や瓶が割れる音等の効果音、明の心の声等も含む)。
2018年1月には新作となる特別編の制作が発表された[14]。配信日は未定。
スタッフ編集
- 原作 - 松本光司『彼岸島』(講談社『ヤングマガジン』連載)
- 監督 - 青池良輔(Fever Creations)
- 企画・シリーズ構成・制作総指揮 - 谷口充大
- 脚本 - 青池良輔、谷口充大
- キャラクターデザイン - 大平三咲紀
- プロデューサー - 原田英聡、新田健士
- アニメーション制作 - TETRA、Fever Creations
- 製作 - テトラ
各話リスト編集
1話につき、1人の声優が全てのキャラクターの声を担当し、数話毎に声優が交代される。
話数 | サブタイトル | 担当声優 | 配信日 |
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#1 | 丸太 | 速水奨 | 2016年 10月15日 |
#2 | 樽人間 | 10月29日 | |
#3 | 難関 | 11月12日 | |
#4 | 尋問 | 千葉繁 | 11月26日 |
#5 | 特訓 | 12月10日 | |
#6 | 吸血鬼 | 12月24日 | |
#7 | 飼育 | 関智一 | 2017年 1月14日 |
#8 | 彼岸島 | 1月28日 | |
#9 | 姫 | 2月11日 | |
#10 | 猛攻 | 山寺宏一 | 2月25日 |
#11 | 死闘 | 3月11日 | |
#12 | 決着 | 3月25日 | |
#13 (番外編) |
兄貴 | 朴璐美 | - |
特別編[15] | 3分で分かる彼岸島 | 石田彰 | 2018年 1月24日 |
2018年2月1日には第一話のアフレコ素材版(監督の声入り)が公開。
Blu-ray編集
最終話本編にて発表され、2017年8月30日に発売。新規声優による特別編を収録。
パチンコ編集
- CR彼岸島(2018年、Sansei R&D)
- 左打ちと右打ちでスペックが異なる変則タイプの機種。
- 左打ち - 確変突入率80%(101回転限定)、16ラウンド大当たり比率30%
- 右打ち - 確変・時短なし、16ラウンド大当たり比率50%
- 左打ちと右打ちでスペックが異なる変則タイプの機種。
スピンオフ漫画編集
2020年10月19日よりコミックDAY等にて、「彼、岸島(かれ、きしじま)」のタイトルで連載開始となる、シリーズ初のスピンオフ作品。ひょんなことから人間ながら吸血鬼と間違えられ、吸血鬼軍で働くこととなった男を描く。作中のエピソードをオリジナルキャラによる第三者視点でコミカルに描くギャグマンガ。主に19巻以降のエピソードを基にしている。
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ “彼岸島:やはり完結していなかった! 日本“滅亡”後の新章へ”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2014年8月1日) 2015年12月2日閲覧。
- ^ a b “彼岸島:新たにテレビドラマ化&実写映画決定 2016年にダブル展開”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2015年11月30日) 2015年12月2日閲覧。
- ^ “『彼岸島』1000万部突破記念! 松本光司×佐世保太郎SPインタビュー!!”. ヤンマガWeb. 講談社 (2021年3月5日). 2021年3月5日閲覧。
- ^ “白石隼也&鈴木亮平『彼岸島 デラックス』、ハァハァしすぎな特報公開!”. シネマトゥデイ. (2016年5月18日) 2016年5月18日閲覧。
- ^ “桜井美南が「彼岸島 デラックス」に出演、弓矢操り果敢に戦うヒロインに”. 映画ナタリー. (2016年6月13日) 2016年6月13日閲覧。
- ^ “栗原類、吸血鬼シーンで柳ゆり菜からクレーム「本気で刺されて血が…」”. ORICON STYLE. (2016年10月4日) 2016年10月5日閲覧。
- ^ “映画「彼岸島 デラックス」主題歌はm-flo feat. シシド・カフカ”. 音楽ナタリー. (2016年7月14日) 2016年7月14日閲覧。
- ^ まんたんウェブ (2013年8月22日). “彼岸島 : 白石隼也&鈴木亮平のW主演でドラマ化 三池崇史が総監修”. 2013年9月5日閲覧。
- ^ a b c d e f まんたんウェブ (2013年8月26日). “彼岸島 : ドラマ版ヒロインにあまちゃん出演の山下リオ”. 2013年9月5日閲覧。
- ^ a b c d コミックナタリー (2013年9月20日). “ドラマ「彼岸島」雅役は栗原類、島を支配する宿敵の吸血鬼”. 2013年9月20日閲覧。
- ^ “ON AIR”. TVドラマ「彼岸島」公式サイト. 2019年10月30日閲覧。
- ^ “ON AIR”. 彼岸島 Love is over 番組サイト. 2019年10月30日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2) (PDF)”. 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2018年10月24日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2018年10月24日閲覧。
- ^ “「彼岸島X」完全新作アニメが制作決定 速水奨、山寺宏一に続くキャスティングに注目”. アニメ!アニメ! (2018年1月18日). 2018年1月18日閲覧。
- ^ 新作記念として、3分間で本編序盤から最終決戦までを語る内容となっている
関連項目編集
- 山本マサユキ - 同じ『週刊ヤングマガジン』で描いている漫画家。作中において担当編集者の顔が吸血鬼そっくりになるなど、『彼岸島』のパロディシーンが時々登場する。
- 吸血鬼を題材にした作品の一覧
外部リンク編集
- 原作関連
- 映画第1作
- テレビドラマ
- 彼岸島 - テレビドラマ公式サイト
- 彼岸島 - MBS
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