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酒田駅

日本の山形県酒田市にある東日本旅客鉄線の駅

酒田駅(さかたえき)は、山形県酒田市幸町(さいわいちょう)一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越本線である。

酒田駅
駅舎(2007年5月)
駅舎(2007年5月)
さかた
Sakata
所在地 山形県酒田市幸町一丁目1-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 サカ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
1,173人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1914年大正3年)12月24日
乗入路線 3 路線
所属路線 羽越本線
陸羽西線直通含む)
キロ程 166.9km(新津起点)
新庄から55.2km
東酒田 (3.2km)
(6.4km) 本楯*
所属路線 羽越本線(貨物支線)
キロ程 0.0km(酒田起点)
(2.7km) 酒田港
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
* この間に新潟支社秋田支社境界あり(当駅から東酒田寄りは新潟支社管内)
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目次

概要編集

当駅は山形県庄内地方の中心都市である酒田市の中心駅である。

酒田市の中心市街地から離れた場所に所在する。

当駅には貨物列車を含むすべての列車が停車する。

新潟駅からの特急「いなほ」7往復のうち4往復が当駅始発・終着となっている。また、臨時快速「きらきらうえつ」が発着する。

羽越本線は当駅を境に南側はJR東日本の新潟支社、北側は秋田支社が管轄している(当駅は新潟支社の管轄)。そのため、普通列車は当駅を境に運転系統が分断されており、当駅をまたぐ普通列車は運行されていない。

陸羽西線の列車が余目駅から乗り入れているほか、日本貨物鉄道(JR貨物)の羽越本線の貨物支線が分岐している。

歴史編集

駅構造編集

 
構内(2007年7月)

地上駅。旅客用として使われるホームは、単式ホーム1面1線(1番線)、島式ホーム1面2線(2・3番線)、単式ホームの村上方を切り欠いた切欠きホーム1線(0番線)の計2面4線で、両ホームは跨線橋で連絡している。また、単式ホームは秋田方も切り欠かれており、酒田港線への貨物列車の発着線が2線ある。3番線の東側にも、ホームのない貨物着発線が2線(4・5番線)ある。その他側線留置線も多数有している。

2015年に酒田駅100周年を記念して1番線ホームにSL9600形(9632号)の動輪がモニュメントとして展示された。

直営駅であり、管理駅として、鼠ケ関駅 - 東酒田駅間の各駅(鶴岡駅を除く)を管理している。みどりの窓口、指定席券売機が設置されているほか、キオスクがある。

自動改札機が3通路設置されており、磁気式の切符類のみ使用が可能。

のりば編集

番線 路線 方向 行先
0 羽越本線 上り 鶴岡新津方面
陸羽西線 - 新庄方面
1 羽越本線 下り 秋田方面
2 羽越本線 下り 秋田方面
上り 鶴岡・新津方面
3 羽越本線 上り 鶴岡・新津方面

駅弁編集

現在当駅で駅弁は販売されていないが、酒田弁当販売が2005年10月末に廃業するまで同社が以下の弁当を発売していた。

  • きらきらうえつ弁当
  • 鳥海釜めし
  • ササニシキ弁当

鶴岡市の食品会社である清川屋が駅構内の店舗でおこわの弁当「ががちゃおこわ」を販売している。

利用状況編集

JR東日本によると、2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員は1,173人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 2,213 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 2,149 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 2,046 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 1,920 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 1,858 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 1,793 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 1,717 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 1,686 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 1,583 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 1,542 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 1,369 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 1,347 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 1,319 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 1,313 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 1,228 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 1,224 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 1,217 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 1,173 [利用客数 1]

駅周辺編集

 
駅前(2008年4月)

駅前再開発事業編集

1997年8月、駅前の6階建の建物で営業していたジャスコ酒田駅前店が郊外に集積し始めたロードサイド店舗などによる攻勢によって売り上げ不振に陥り撤退した。2001年、地元の建設会社などの主導で設立された酒田駅前ビルが旧ジャスコ酒田駅前店跡地に総工費42億円を投じ、12階建ての複合ビルを建設する構想を打ち出した。複合ビルには地元金融機関であった酒田信用金庫が本店と本部を入居させる方針も決定し、旧ジャスコ酒田駅前店の解体工事には国・山形県・酒田市による3億円超の公的資金も費やされた。しかし、酒田駅前ビルによる資金繰りの目処が立たず、また経営が悪化していた酒田信金が酒田駅前ビルへの支援を打ち切ったことから、2006年2月、同社は自己破産を申請し経営破綻した[1][2]

2007年、市が旧ジャスコ酒田駅前店ビル跡地約6500m2を約4億円で購入し、翌年には民間団体によって新たな再開発構想が提案され、2010年9月、提案した地元企業7社によって事業主体となる酒田フロントスクエアが設立された。同社による再開発計画は跡地に10階建てのホテル棟と4階建ての商業棟さらに隣接地にマンション棟を設け、総事業費約49億円のうち約15億円を国などの補助である優良建築物等整備事業の適用を受け整備を進めるとし、まず、2013年12月までにホテルと商業棟を完成させるとしていた。また、再開発計画にあわせ市もJR東日本等と協調しながら駅を東西に縦断するアンダーパスのほか、バスターミナルや新駅舎の整備を進めるための協議を開始した[3]

しかし、東日本大震災からの影響で建築資材の価格が高騰。地元企業からなる3つのJVがホテルと商業棟の応札をしたが、約25億円としていた予定価格を30%程度上回ることとなったため、酒田フロントスクエアが設計を見直し、最低価格を示していたJVと調整を図った。だが、予定価格との隔たりが解消できず、2013年6月18日に酒田フロントスクエアが再開発計画の続行は困難と発表し、再開発計画は再び行き詰まった[3]

その後、再開発は市が主導して取り組むこととなり、全体構想の策定を東京のコンサルティング会社に依願した[4]2015年12月8日、市は図書館や観光情報センターなどの公共施設を軸とした整備計画案を公表。年明けの翌月18日には参加を希望する民間事業者の募集を開始され、同年5月12日、市は県内外から5事業者の応募があったと明らかにし[5]、同年7月5日、市は「光の湊」をテーマとした西松建設による再開発案の選定を発表した[6][7]。そして同年12月27日、事業主体を担う特別目的会社である「光の湊」が市と西松建設の折半出資によって設立された[8]

複合施設「酒田コミュニケーションポート(仮称)」は総事業費は102億円を投じ整備され、蔵書約30万冊の図書館「ライブラリーセンター」、飲食施設、観光情報センター等が設けられ、2018年度の着工、2021年4月の開業を予定していた[8]。しかし、2018年7月に、市は市議会総務常任委員協議会で着工が半年遅れの2018年1月となり、それに伴い完成とグランドオープンは約1年遅れの2021年度末にずれ込むことを明らかにした[9]

バス路線編集

駅前ロータリー両脇の路上に「酒田駅前」と「酒田駅正面口」停留所、東口に「駅東地下道前」停留所がある。庄内交通は「酒田駅前」、酒田市福祉乗合バスは前述の3つの停留所から発着する。かつては、庄交および共管他社による都市間バスは駅前での発着を行っていたが、現在では庄交バスターミナルにて乗降する必要がある。庄交と市営の市街地循環線は別の路線である。

その他編集

  • 1983年には国鉄新潟鉄道管理局(現・JR東日本新潟支社。貨物部分に関してはJR貨物新潟支店)協力の元、「西部警察 PART-III」の第23話「走る炎!!酒田大追跡 - 山形編 - 」のロケがこの駅や酒田港までの貨物線で行われた。この駅では駅長室と1番線ホームで撮影が行われた。
  • 酒田市の玄関口であり大きく、近代的な駅舎を有するとして、2002年東北の駅百選に選定された。
  • 羽越本線内の週末パスのフリーエリアは当駅までである。

隣の駅編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
羽越本線
東酒田駅 - 酒田駅 - 本楯駅
陸羽西線(余目駅 - 当駅間羽越本線)
快速「最上川
余目駅 - 酒田駅
普通
東酒田駅 - 酒田駅
日本貨物鉄道
羽越本線貨物支線
酒田駅 - 酒田港駅

脚注編集

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記事本文編集

  1. ^ 「山形の経済 酒田信金 3代表理事の退任を承認 臨時総代会」『毎日新聞』山形版 2006年2月7日
  2. ^ 「酒田の顔 復活へ一歩 酒田信金2社を破産申請へ 市へ買い取り要請」『日本経済新聞』2006年9月23日
  3. ^ a b 「酒田駅前再開発が頓挫 震災で資材高騰 資金繰り厳しく」『読売新聞』山形版 2013年6月19日
  4. ^ 「ニュース最前線 酒田駅前再開発 暗礁1年なお道筋つかず」『読売新聞』山形版 2014年7月10日
  5. ^ “再開発に5事業者が提案書 JR酒田駅前周辺”. 山形新聞. (2016年5月13日). http://yamagata-np.jp/news/201605/13/kj_2016051300277.php 2017年3月3日閲覧。 
  6. ^ “酒田駅周辺の再開発事業予定者に西松建設 総事業費102億円”. 山形新聞. (2016年7月6日). http://yamagata-np.jp/news/201607/06/kj_2016070600122.php 2017年3月3日閲覧。 
  7. ^ “図書館やホテル併設「光の湊」21年酒田駅前に”. 河北新報. (2016年7月6日). http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160706_52052.html 2017年3月3日閲覧。 
  8. ^ a b 「山形経済ナビ 酒田再開発で特別目的会社 市と西松建設が出資」『読売新聞』山形版 2017年1月26日
  9. ^ “酒田駅前再開発の着工、来年1月に延期 オープンは1年遅れ”. 山形新聞. (2018年7月28日). http://yamagata-np.jp/news/201807/28/kj_2018072800579.php 2018年8月6日閲覧。 

利用状況編集

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月27日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集