2022年のザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ

2022年のザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズは、2023年2月27日パリで開催されたFIFAの年間表彰式『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ』である。

ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ 2022
開催日2023年2月27日
主催FIFA
司会サマンサ・ジョンソン英語版
ジャーメイン・ジェナス
公式サイトfifa.com

ザ・ベストFIFA男子選手

編集

2023年1月13日に候補者が選出された[1]。2月10日にカリム・ベンゼマキリアン・エムバペリオネル・メッシの3名が最終候補者として発表され[2]、27日にリオネル・メッシが最優秀選手に選ばれた[3]

本年の男子選手は、2021年8月8日から2022年12月18日までの功績に応じて選出される。

順位 選手 国籍 所属クラブ 得票数
1位 リオネル・メッシ   アルゼンチン   パリ・サンジェルマン 52
2位 キリアン・エムバペ   フランス   パリ・サンジェルマン 44
3位 カリム・ベンゼマ   フランス   レアル・マドリード 34
4位 ルカ・モドリッチ   クロアチア   レアル・マドリード 28
5位 アーリング・ハーランド   ノルウェー   ドルトムント /   マンチェスター・シティ 24
6位 サディオ・マネ   セネガル   リヴァプール /   バイエルン・ミュンヘン 19
7位 フリアン・アルバレス   アルゼンチン   リーベル・プレート /   マンチェスター・シティ 17
8位 アクラフ・ハキミ   モロッコ   パリ・サンジェルマン 15
9位 ネイマール   ブラジル   パリ・サンジェルマン 13
10位 ケヴィン・デ・ブライネ   ベルギー   マンチェスター・シティ 10
11位 ヴィニシウス・ジュニオール   ブラジル   レアル・マドリード 10
12位 ロベルト・レヴァンドフスキ   ポーランド   バイエルン・ミュンヘン /   バルセロナ 7
13位 ジュード・ベリンガム   イングランド   ドルトムント 3
14位 モハメド・サラー   エジプト   リヴァプール 2

ザ・ベストFIFA女子選手

編集

2023年1月13日に候補者が選出された[1]。2月10日に3名の最終候補者が発表され[4]、27日にアレクシア・プテジャスが2年連続で最優秀選手に選ばれた[5]

本年の女子選手は、2021年8月7日から2022年7月31日までの功績に応じて選出される。

順位 選手 国籍 所属クラブ 得票数
1位 アレクシア・プテジャス   スペイン   バルセロナ 50
2位 アレックス・モーガン   アメリカ合衆国   オーランド・プライド /   サンディエゴ・ウェーブ 37
3位 ベス・ミード   イングランド   アーセナル 37
4位 サム・カー   オーストラリア   チェルシー 34
5位 アイタナ・ボンマティ   スペイン   バルセロナ 29
6位 デビーニャ   ブラジル   ノースカロライナ・カレッジ 25
7位 アレクサンドラ・ポップ   ドイツ   VfLヴォルフスブルク 17
8位 リア・ウィリアムソン   イングランド   アーセナル 17
9位 アーダ・ヘーゲルベルグ   ノルウェー   オリンピック・リヨン 13
10位 ワンディ・ルナール   フランス   オリンピック・リヨン 9
11位 レナ・オーバードルフ   ドイツ   VfLヴォルフスブルク 4
12位 フィフィアネ・ミデマー   オランダ   アーセナル 2
13位 キーラ・ウォルシュ   イングランド   マンチェスター・シティ/  バルセロナ 0
14位 ジェシー・フレミング   カナダ   チェルシー 0

ザ・ベストFIFA男子ゴールキーパー

編集

2023年1月13日に5名の候補者が選出された[1]。2月8日にヤシン・ブヌティボ・クルトゥワエミリアーノ・マルティネスの3名が最終候補者に選ばれ[6]、最終的にエミリアーノ・マルティネスが最優秀賞を受賞した[7]

順位 選手 国籍 所属クラブ 得票数
1位 エミリアーノ・マルティネス   アルゼンチン   アストン・ヴィラ 26
2位 ティボー・クルトワ   ベルギー   レアル・マドリード 20
3位 ヤシン・ブヌ   モロッコ   セビージャ 14
4位 アリソン   ブラジル   リヴァプール 8
5位 エデルソン   イングランド  マンチェスター・シティ 4

ザ・ベストFIFA女子ゴールキーパー

編集

2023年1月13日に6名の候補者が選出された[1]。2月8日に3名の最終候補者が選ばれ[8]、最終的にメアリー・アープス英語版が最優秀賞を受賞した[9]

順位 選手 国籍 所属クラブ 得票数
1位 メアリー・アープス   イングランド   マンチェスター・ユナイテッド 26
2位 クリスティアネ・エンドレル   チリ   オリンピック・リヨン 22
3位 アン=カトリン・ベルガー   ドイツ   チェルシー 10
4位 サンドラ・パノス   スペイン   バルセロナ 7
5位 マール・フロームス   ドイツ   フランクフルト / ヴォルフスブルク 5
6位 アリッサ・ニーハー   アメリカ合衆国   シカゴ・レッドスターズ 3

ザ・ベストFIFA男子監督

編集

2023年1月13日に5名の候補者が選出された[1]。2月9日に3名の最終候補者が発表され[10]、最終的にリオネル・スカローニが受賞した[11]

順位 監督 国籍 指導チーム 得票数
1位 リオネル・スカローニ   アルゼンチン   アルゼンチン代表 28
2位 カルロ・アンチェロッティ   イタリア   レアル・マドリード 17
3位 ジョゼップ・グアルディオラ   スペイン   マンチェスター・シティ 12
4位 ワリド・レグラギ   モロッコ   ウィダード・カサブランカ /   モロッコ代表 10
5位 ディディエ・デシャン   フランス   フランス代表 5

ザ・ベストFIFA女子監督

編集

2023年1月13日に6名の候補者が選出された[1]。2月9日に3名の最終候補者が発表され[12]、最終的にサリナ・ウィーフマン英語版が受賞した[13]

順位 監督 国籍 指導チーム 得票数
1位 サリナ・ウィーフマン   オランダ   イングランド代表 28
2位 ソニア・ボンパストル   フランス   オリンピック・リヨン 18
3位 ピア・スンドハーゲ   スウェーデン   ブラジル代表 10
4位 エマ・ヘイズ   イングランド   チェルシー 10
5位 マルティナ・フォス・テクレンブルク   ドイツ   ドイツ代表 6
6位 ビバリー・プリーストマン   イングランド   カナダ代表 0

FIFA/FIFProワールドイレブン

編集

男子

編集

23名の候補者は2023年2月13日に発表された[14]

ポジション 選手 国籍 所属クラブ
GK ティボ・クルトゥワ   ベルギー   レアル・マドリード
DF ジョアン・カンセロ   ポルトガル   マンチェスター・シティ /   バイエルン・ミュンヘン
フィルジル・ファン・ダイク   オランダ   リヴァプール
アクラフ・ハキミ   モロッコ   パリ・サンジェルマン
MF ケヴィン・デ・ブライネ   ベルギー   マンチェスター・シティ
カゼミーロ   ブラジル   レアル・マドリード /   マンチェスター・ユナイテッド
ルカ・モドリッチ   クロアチア   レアル・マドリード
FW カリム・ベンゼマ   フランス   レアル・マドリード
アーリング・ハーランド   ノルウェー   ドルトムント /   マンチェスター・シティ
キリアン・エムバペ   フランス   パリ・サンジェルマン
リオネル・メッシ   アルゼンチン   パリ・サンジェルマン

女子

編集

23名の候補者は2021年12月15日に発表された[15]

ポジション 選手 国籍 所属クラブ
GK クリスティアネ・エンドレル   チリ   オリンピック・リヨン
DF ルーシー・ブロンズ   イングランド   マンチェスター・シティ /   バルセロナ
マピ・レオン   スペイン   バルセロナ
ワンディ・ルナール   フランス   オリンピック・リヨン
リア・ウィリアムソン   イングランド   アーセナル
MF レナ・オーバードルフ   ドイツ   ヴォルフスブルク
アレクシア・プテジャス   スペイン   バルセロナ
キーラ・ウォルシュ   イングランド   マンチェスター・シティ /   バルセロナ
FW サム・カー   オーストラリア   チェルシー
ベス・ミード   オランダ   アーセナル
アレックス・モーガン   アメリカ合衆国   オーランド・プライド /   サンディエゴ・ウェーブ

FIFAプスカシュ賞

編集

2023年1月13日に11名の候補者が選出された[1]。2月10日に3名の最終候補者が発表され[16]、その中でマルシン・オレクシー[注 1]がブスカシュ賞を受賞した[17]

順位 選手 試合 大会 日時 得票数
1位   マルシン・オレクシー ヴァルタ・ポズナン vs スタル・ジェシュフ 2022 PZU アンプ フットボル エクストラクラサ 2022年11月6日 21
2位   ディミトリ・パイェ マルセイユ vs PAOK UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ 2021-22 2022年4月7日 20
3位   リシャルリソン ブラジル vs セルビア 2022 FIFAワールドカップ 2022年11月24日 17

FIFAフェアプレー賞

編集
受賞者 所属チーム 受賞理由
  ルカ・ロホシヴィリ   ヴォルフスベルガー 2022年2月27日に行われたアウストリア・ウィーン戦でスタメン出場し、ウィーンMFゲオルク・タイグルが他選手との衝突で意識を失い、舌を飲み込んだ際にロホシヴィリが駆け寄り気道確保を行い、この行動により、タイグルは意識を取り戻し事に対して[18]

FIFAファン賞

編集

この賞は、大会、性別、国籍に関係なく、2021年8月から 2022年12月までの最高のファンの瞬間やジェスチャーを称えるものである。2023年1月13日に3名の候補者が選出され[1]、最終的にアルゼンチンサポーターが受賞した[19][20]

順位 ファン 大会 授賞理由 得票数 得票率
1位   アルゼンチン代表サポーター 2022 FIFAワールドカップ 大会が開催されたカタールまで数多くのサポーターが足を運び、『ムチャチョス』と呼ばれるディエゴ・マラドーナリオネル・メッシに敬意を表す応援歌をスタジアム内外で歌ってアルゼンチンの優勝を支えた 656,253 41.88%
2位   日本代表サポーター 2022 FIFAワールドカップ 大会の試合後にスタジアムの観客席の掃除を自主的に行った 526,887 33.63%
3位   アブドゥラ・アル・サルミ 55日かけて約1600kmのアラビア砂漠を徒歩で横断して母国の代表チームの応援に駆けつけた 383,643 24.49%

ザ・ベストFIFA特別賞

編集

2022年12月29日に亡くなったペレには生前の功績を称えて特別賞が贈られた。式典には同氏の妻マーシャ・アオキが代わりに出席してロナウドから授与された[21]

受賞者 受賞理由
  ペレ 彼の生前の功績を称えて。
ペレが世界に与えた功績についても語り継がれるでしょう。彼がプレーしていた頃、世界は今よりももっと人種差別的でした。それでも、黒人選手である彼は地球上で最も人気のあるスポーツの王様になりました。彼は黒人選手でも1番になれること、より成功できること、そして人種差別を克服できることを体現したのです。この戦いはまだ終わっていないが、誰もが王様ペレの例からインスピレーションを得て差別と戦うことができるように願っています。
ペレはピッチ上で最高の選手であるとともに世界に大きな影響を与えました。この伝説は永遠に続くでしょう。安らかに眠れ、我が友よ。 — ロナウド、式典でのスピーチにて

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ オレクシーは2010年11月20日(当時23歳)に事故に遭い、左足を切断したアンプティサッカーの選手。

出典

編集
  1. ^ a b c d e f g h “FIFA年間アウォードの各候補者が発表…ファンアワードには日本も候補入り”. サッカーキング. (2023年1月13日). https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20230113/1729610.html 2023年2月19日閲覧。 
  2. ^ The Best FIFA Men's Player finalists revealed”. FIFA. 2023年2月28日閲覧。
  3. ^ Lionel Messi wins The Best FIFA Men's Player award”. FIFA. 2023年2月28日閲覧。
  4. ^ The Best FIFA Women's Player finalists revealed”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  5. ^ Putellas wins Best FIFA Women's Player award for second year running”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  6. ^ The Best FIFA Men's Goalkeeper finalists revealed”. FIFA.com. 8 February 2023閲覧。
  7. ^ World Cup hero Martinez wins Best FIFA Men's Goalkeeper honour”. FIFA.com. 27 February 2023閲覧。
  8. ^ The Best FIFA Women's Goalkeeper finalists revealed”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  9. ^ Earps wins The Best FIFA Women's Goalkeeper award”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  10. ^ The Best FIFA Men's Coach finalists revealed”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  11. ^ Scaloni honoured with Best FIFA Men's Coach award”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  12. ^ The Best FIFA Women's Coach finalists revealed”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  13. ^ England boss Wiegman wins The Best FIFA Women's Coach award”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  14. ^ Revealed: The 26 contenders for the FIFPRO Men’s World 11”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  15. ^ Revealed: The 2022 FIFA FIFPRO Women’s World 11 squad”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  16. ^ Top three contenders for FIFA Puskás Award revealed”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  17. ^ "Amputee football star Oleksy wins FIFA Puskás Award" (Press release). fifa.com. 27 February 2023. 2023年2月28日閲覧
  18. ^ "Lochoshvili's life-saving actions recognised with FIFA Fair Play award" (Press release). FIFA.com. 27 February 2023. 2023年2月28日閲覧
  19. ^ “メッシが3年ぶりにザ・ベストFIFA男子最優秀選手賞受賞!最優秀監督&GKもW杯制したアルゼンチンから選出”. DAZN. (2023年2月28日). https://www.dazn.com/ja-JP/news/fifa-world-cup/20230227-fifa-the-best-lionel-messi/1p6rq8p4ozs6w14iq3phdvvamn 2023年2月28日閲覧。 
  20. ^ Argentina supporters win FIFA Fan Award”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  21. ^ Jairzinho, Ronaldo and Seu Jorge help FIFA honour Pele”. FIFA. 2023年2月28日閲覧。

外部リンク

編集