南葛SC

日本のサッカークラブ
南葛SC WINGSから転送)

南葛SC(Nankatsu Sports Club)は、東京都葛飾区を本拠地とするサッカークラブである。

特定非営利活動法人国際サッカー普及育成会
略称 IFFTA
国籍 日本の旗 日本
格付 特定非営利活動法人
コード 7011805002090
法人番号 8011801035696 ウィキデータを編集
専門分野 学術・文化・芸術・スポーツ、子どもの健全育成
設立日 2011年5月11日
代表者 高橋陽一(代表理事)
主な事業 サッカースクールの運営、サッカーチームの運営(WINGS・Jrユース)、toto助成事業(翼カップ)、キャプテン翼CUPかつしかの企画・運営
郵便番号 124-0012
事務所 東京都葛飾区立石6丁目18番20号
座標
北緯35度44分18.3秒 東経139度50分59.5秒 / 北緯35.738417度 東経139.849861度 / 35.738417; 139.849861座標: 北緯35度44分18.3秒 東経139度50分59.5秒 / 北緯35.738417度 東経139.849861度 / 35.738417; 139.849861
主な加盟組織 株式会社南葛SC
外部リンク https://www.nankatsu-sc.com/
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本項目ではクラブ全般並びにトップチーム、女子チームWINGSについて記す。

クラブ概要 編集

2019年現在、ジュニアスクール (U-12)、ジュニアユース (U-15)、女子チーム、トップチームが活動しており、トップチームを「株式会社南葛SC」が、それ以外のチームを「特定非営利活動法人国際サッカー普及育成会」が運営している[1]。嘗ては男子フットサルチームも保有していた。

2014年、トップチームが全国クラブチームサッカー選手権大会に開催地代表として初出場[2]。2015年には、同じくトップチームが、当時スペイン2部リーグに所属していたCEサバデルFCとフレンドリーパートナーシップ契約を締結[3]、トップチームに所属している選手が短期研修を行っている。

2017年、SC相模原と業務提携契約を締結している。

歴史 編集

  • 1983年 葛飾区立常盤中学校サッカー部OBを中心に、常盤クラブとして設立[3]
  • 2004年 男子フットサルチームとして、MARE PARADA(マレパラーダ)が設立。
  • 2011年 葛飾区サッカー連盟が、Jリーグを目指す連盟傘下の組織として「特定非営利活動法人国際サッカー普及育成会」を設立[3]、常盤クラブはその傘下となる。
  • 2012年 クラブ名を常盤クラブから葛飾ヴィトアードへ改称[3]
  • 2013年
    • 漫画『キャプテン翼』の作者で、地元葛飾区出身の高橋陽一を後援会会長に迎えると、同作の登場人物である大空翼岬太郎らが小学校時代に所属していた選抜チームにちなみ南葛SCへ再改称[3]。同時に男子フットサルチームも南葛SC MARE PARADAへ改称。
    • 下部組織として幼児から小学生までのジュニアスクール(U-12)が設立[3]
  • 2014年
  • 2015年
    • スペインCEサバデルFCとフレンドリーパートナーシップ契約を締結[3]
    • 下部組織としてジュニアユースチーム(U-15)が設立[3]
  • 2017年
    • SC相模原と業務提携を締結。
    • TOP・WINGSともにクラブ初の東京都1部リーグに昇格。
  • 2018年 南葛SC MARE PARADAがMARE PARADAへ改称し、独立[4]
  • 2019年 株式会社南葛SCを設立し、トップチームの運営を移管。WINGSなどについては変わらず特定非営利活動法人国際サッカー普及育成会が運営する[1]
  • 2020年 Jリーグ百年構想クラブとして承認された[5]
  • 2021年7月14日、バリュエンスホールディングスが株式会社南葛SCの株式33.5%を取得することが決定(残り66.5%は引き続き高橋陽一が保有)。バリュエンス代表取締役で元プロサッカー選手嵜本晋輔が株式会社南葛SCの取締役に就任する[6][7][8]

南葛SC 編集

南葛SC
原語表記 南葛SC
呼称 南葛SC
愛称 南葛
クラブカラー  
創設年 1983年
所属リーグ 関東サッカーリーグ
所属ディビジョン 1部
クラブライセンス (未承認)
ホームタウン 東京都葛飾区
ホームスタジアム  奥戸総合スポーツセンター陸上競技場
水元総合スポーツセンター多目的広場
収容人数 1,000(奥戸)
運営法人 株式会社南葛SC
代表者   高橋陽一
監督   風間八宏
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ
株式会社南葛SC
種類 株式会社
本社所在地 124-0012
東京都葛飾区立石6丁目18番20号
設立 2019年1月25日
業種 サービス業
法人番号 8011801035696
事業内容 南葛SC TOPチームの運営、他
代表者 高橋陽一
資本金 1,000万円
純利益 119万5000円
(2021年12月31日時点)[9]
総資産 3億6047万1000円
(2021年12月31日時点)[9]
外部リンク https://www.nankatsu-sc.com/
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南葛SC(なんかつエスシー)は、Jリーグ加盟を目指すクラブの一つで、2022年現在、関東サッカーリーグ1部に参戦する社会人サッカークラブである。

トップチーム概要 編集

1983年、葛飾区立常盤中学校サッカー部OBを中心に、常盤クラブとして設立され、東京都社会人サッカーリーグに加盟、1994年に東京都社会人サッカーリーグ2部に昇格し、その後は何度かの昇降格を経験する。

2008年、葛飾区サッカー連盟が、葛飾区からJクラブを誕生させるべく、「葛飾Jリーグプロジェクト」をスタートさせる。2011年に葛飾区サッカー連盟からJリーグを目指す連盟傘下の組織として、「特定非営利活動法人国際サッカー普及育成会」が設立され、常盤クラブはその傘下となった。これにより、2012年にJリーグ加盟を目指すことを表明すると共に、クラブ名を常盤クラブから葛飾ヴィトアード(「ヴィトアード(vitóado)」とは、ポルトガル語で「勝利」を意味する「vitória(ヴィトーリア)」と、「鹿」を意味する「veado(ヴィアード)」を組み合わせた造語[10]。)へ改称した。

2013年11月、漫画『キャプテン翼』の作者で、地元葛飾区出身の高橋陽一を後援会会長に迎えると、2014年より、同作の登場人物である大空翼岬太郎らが小学校時代に所属していた選抜チームにちなみ南葛SCへ再改称。クラブカラーも紫と緑から白に変更された。

2015年、チームの体制を整え選手補強も行い3部リーグを全勝で優勝し2部へ昇格した。

2016年、わずかな補強で迎えたリーグ初戦、アウェーでアローレ八王子と対戦したが後半終了間際に競り負けて黒星スタートになった。その後、なかなか波に乗れず9勝1分3敗でリーグ2位となった。

2017年、GKコーチに元U-22日本代表小針清允を招聘し、クラブ自体はSC相模原と業務提携を行いブラジル人選手2名を獲得、さらには昨年度で相模原を退団していた近藤祐介を獲得し、クラブ初の大補強を展開してシーズンに臨み、初の1部昇格を果たした。

2018年、近藤祐介ら16名が退団した一方、前年からGKコーチとして加入していた小針清允がGKコーチ兼任で現役復帰、Jリーグや海外でプレーした柴村直弥を獲得、続けざまに昨年J3富山でプレーしたホドリゴ・カベッサを、そして前年J2愛媛で背番号10を背負った安田晃大らを獲得、8月には元日本代表福西崇史が10年ぶりに現役復帰する形で加入した。1部を優勝し関東社会人サッカー大会に出場したが、2回戦で東邦チタニウムに0-1で敗れ、関東サッカーリーグ2部昇格を逃した。

2019年、前年をもって監督を退任した向笠実に代わり福西崇史が監督に就任[11]、選手では正木秀俊ら5名が退団したが、前年まで熊本でプレーした元日本代表の青木剛東京ユナイテッドFCから田鍋陵太能登正人佐々木竜太、相模原からアルトゥール(8月-、期限付き移籍)ら9名を獲得した。しかし、成績は前年から打って変わって暗転、得点が前年の50から39へ減少し、失点は前年から2倍に増加、最終順位も7位となり、関東社会人サッカー大会出場を逃した。シーズン終了後、福西崇史が監督を退任[12]、後任として、名古屋グランパスエイトU-18コーチの島岡健太を招聘した[13]

2020年、エースのホドリゴ・カベッサ(エスペランサSCへ移籍)、アルトゥール(期限付き移籍期間満了、東京23FCへ移籍)、選手兼ヘッドコーチの柴村直弥TOKYO CITY F.C.へ移籍)、疋田大和(千葉県3部・SFC nomu matsudoへ移籍)ら8名が退団した。一方で、鹿島から川俣慎一郎清水から楠神順平FCマルヤス岡崎から土田快樹奈良クラブから布施周士、東京ユナイテッドFCから河本明人ゴールドコースト・プレミアリーグ(オーストラリア4部相当)英語版クーメラ・コルツSC英語版から名畑典樹ら11名を獲得した。2月25日には、Jリーグ百年構想クラブに承認[14][15]、ホームタウンを「葛飾区を中心とした東京都全域」に拡大する構想があることも明らかになった。

リーグでは、東京都1部で優勝し関東社会人サッカー大会に挑むと、11月28日に行われた準決勝でFC TIUを4-2(延長)で下し、関東2部昇格を決めた[16][17]。翌11月29日、決勝でアヴェントゥーラ川口を下し初優勝を果たした[18]

2021年、田鍋陵太や冨岡大吾、土田快樹が引退するなど8名が退団した。一方で、千葉から下平匠東京Vから河野広貴群馬から岡田翔平市川SCから幸野志有人、東京ユナイテッドFCから田中優毅ら10名を獲得した。初参戦となる関東2部では10勝6分2敗の2位でフィニッシュ、12月25日に行われた1部10位桐蔭横浜大学FCとの入替戦を4-1で勝利し、関東1部昇格を決めた[19][20]

2022年、青木剛が引退するなど7名が退団した。一方で、相模原から稲本潤一磐田から今野泰幸仙台から関口訓充横浜FCから伊野波雅彦の元日本代表4名やC大阪から秋山大地今治から玉城峻吾ら11名を獲得した。しかし関東1部では7位、第58回全国社会人サッカー選手権大会は2回戦敗退に終わり、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ出場を逃した。

2023年1月、葛飾区は総武本線新小岩駅近くにある敷地(6万8000平方メートル)を取得し、南葛SCの本拠地となるサッカー専用スタジアムを建設することで検討していることが報じられ、同年2月1日に同敷地の所有者である日本私立学校振興・共済事業団との間で基本協定を締結したことを発表した。実現すれば東京都区部にサッカー専用スタジアムが作られるのは初めてとなる。葛飾区は南葛SCのJリーグ加盟を見据え、J1基準を満たす1万5000人規模のスタジアムを建設・整備するとしており、キャプテン翼の高い知名度を生かしたコンテンツ活用による収入・地域活性化を目的として、同作品のミュージアム施設などの併設も検討している[21][22]

新戦力は、横浜FMから中林洋次京都から大前元紀など10名を獲得。しかし関東1部リーグで開幕2連敗し森一哉監督を解任、高木健旨コーチが暫定監督を経て正式に監督に就任したが、最終順位は6位[23]で終わり、地域チャンピオンズリーグへの出場権がかかる全国社会人サッカー選手権大会の関東予選でも厚木はやぶさFCと2-2の同点と健闘するがPK戦の末敗退したため、JFL昇格は果たせなかった[24]

2024年、監督兼任テクニカルダイレクターにセレッソ大阪アカデミー技術委員長(これは2024年度も兼任の上で続投)を務めていた風間八宏が就任[25]

選手社員制度 編集

南葛SCの運営会社は、2020年選手社員選手制度を採り入れた。当初は3人だったが、2022年には21人まで増大した。選手らに新たなクラブパートナーになってもらうための営業活動を行いながら選手としての活動を行うほか、サッカー教室やホームタウン内でのイベント活動などによる応報活動に従事する[26]

戦績 編集

リーグ戦 編集

年度 所属 順位 勝点 試合 天皇杯 クラブ名
2004 東京都3部8ブロック 9位 9 11 3 0 8 17 27 -10 都予選敗退 常盤クラブ
2005 東京都3部1ブロック 2位 27 10 9 0 1 36 3 33
2006 東京都3部4ブロック 優勝 28 10 9 1 0 33 7 26
2007 東京都2部3ブロック 11位 6 11 1 3 7 12 30 -18
2008 東京都3部1ブロック 2位 22 10 7 1 2 24 10 14
2009 東京都3部5ブロック 5位 19 11 6 1 4 26 24 2
2010 東京都3部8ブロック 3位 18 10 6 0 4 23 20 3
2011 東京都3部1ブロック 4位 16 10 5 1 4 22 22 0
2012 4位 18 10 5 3 2 21 14 7 葛飾ヴィトアード
2013 2位 28 11 9 1 1 40 15 25
2014 2位 27 11 9 0 2 51 13 38 南葛SC
2015 優勝 33 11 11 0 0 64 2 62
2016 東京都2部3ブロック 2位 28 13 9 1 3 43 13 30
2017 東京都2部1ブロック 優勝 34 13 11 1 1 61 8 53
2018 東京都1部 優勝 40 15 13 1 1 50 13 37
2019 7位 22 15 6 4 5 39 26 13
2020 東京都1部Bブロック[※ 1] 優勝 16 7 5 1 1 22 5 17
2021 関東2部 2位 36 18 10 6 2 37 18 19
2022 関東1部 7位 19 18 4 7 7 25 23 2
2023 6位 22 18 6 4 8 22 22 0
注釈
  1. ^ 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う開催期間縮小のため、2020年シーズンの東京都社会人サッカーリーグ1部は従来と異なる大会方式で実施された。リーグは2ステージ制となり、1stステージでは1部所属の16クラブをA、Bの2ブロックに分け、各8クラブが1回戦総当りのリーグ戦を行う。各ブロックの上位2クラブ(合計4クラブ)のみが2ndステージへと進み、ノックアウト方式により優勝決定戦(1位同士)、3位決定戦(2位同士)を行う。1位から3位までの3クラブが関東リーグ昇格を懸けた関東社会人サッカー大会の出場権を獲得し、5位以下のチームは残留となる。今季に限り2部リーグへの降格はない[27][28]

全国社会人サッカー選手権大会 編集

  • 出場1回
年月日 ラウンド 会場 得点 対戦相手
58 2022年10月15日 1回戦 志布志C 1 - 0 FC徳島
2022年10月16日 2回戦 志布志B 0 - 1 ヴェロスクロノス都農

全国クラブチームサッカー選手権大会 編集

  • 出場2回
年月日 ラウンド 会場 得点 対戦相手
21 2014年11月1日 1回戦 味フィ西 3 - 2 嘉島SC
2014年11月2日 準々決勝 3 - 2 青梅FC
2014年11月3日 準決勝 0 - 1 ザスパ草津チャレンジャーズ
24 2017年10月28日 1回戦 遠野陸上 3 - 0 ポルベニルカシハラ
2017年10月29日 準々決勝 遠野サ 0 - 2 いわきFC

タイトル 編集

所属選手・スタッフ 編集

ユニフォーム 編集

ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st)
FP(2nd)
GK(1st)
GK(2nd)
 
 
 
 
 
 
 
FP 1st
 
 
 
 
 
 
 
FP 2nd
 
 
 
 
 
 
 
GK 1st
 
 
 
 
 
 
 
GK 2nd

クラブカラー 編集

  • - 2013年:  紫、 
  • 2014年 - 現在: 

ユニフォームスポンサー 編集

掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
バリュエンスホールディングス valuence 2022年 - 2021年は背中下部
鎖骨 ミヨシ油脂 ミヨシ油脂株式会社 2022年 - 1stのみ
左側に表記
Thirdverseグループ
BLOCKSMITH&Co.
キャプテン翼
-RIVΛLS-
2023年 - 2ndのみ
左側に表記
タカラトミー TAKARA
TOMY
2023年 - 1stのみ
右側に表記
ボールはともだちプロジェクト THE BALL IS
OUR FRIEND
ボールはともだちプロジェクト
2023年 - 2ndのみ
右側に表記
背中上部 KLab KLab 2023年 - 1stのみ
2021年は胸
2018年 - 2020年・2022年は背中下部
2018年 - 2019年は「KLabGames」表記
円谷プロダクション TSUBURAYA 2023年 - 2ndのみ
背中下部 ミライズワークス MIRAIZ WORKS 2023年 - 1stのみ
Manga Productions manga
PRODUCTIONS
2023年 - 2ndのみ
プライム プライム薬局 2014年 - 1stのみ
リツアンSTC ritsuan 2023年 - 2ndのみ
パンツ前面 集英社 キャプテン翼
マガジン 集英社
2022年 - 2019年 - 2021年は背中上部
2019年 - 2020年は「キャプテン翼 RISING SUN ライジングサン」表記
パンツ背面 なし - -

ユニフォームサプライヤーの遍歴 編集

歴代ユニフォームスポンサー表記 編集

年度 箇所 サプライヤー
鎖骨左 鎖骨右 背中上部 背中下部 パンツ前面 パンツ背面
2014 switch on
SanseiR&D
- - Fudeal Creation プライム薬局 JOHOKU SHINKIN - ATHLETA
2015 SOLum
2016
2017 日本と世界をコトバでつなぐ。
SPRING
- Ario
アリオ亀有
2018 7+English KLabGames gol.
2019 キャプテン翼
RISING SUN
ライジングサン
2020 miraire
STREET *X REALITY
KLab switch on
SanseiR&D
2021 KLab キャプテン翼
マガジン 集英社
valuence
2022 valuence ミヨシ油脂株式会社 ABAB赤札堂
Akafudado
CLOUD EDGE KLab キャプテン翼
マガジン 集英社
2023 ミヨシ油脂株式会社
(1st)
キャプテン翼
-RIVΛLS-

(2nd)
TAKARA
TOMY

(1st)
THE BALL IS
OUR FRIEND
ボールはともだちプロジェクト

(2nd)
KLab
(1st)
TSUBURAYA
(2nd)
MIRAIZ WORKS
(1st)
manga
PRODUCTIONS

(2nd)
プライム薬局
(1st)
ritsuan
(2nd)

南葛SC WINGS 編集

南葛SC WINGS
原語表記 南葛SC WINGS
呼称 南葛SC WINGS
愛称 WINGS
クラブカラー   ピンク
創設年 2014年
所属リーグ 関東女子サッカーリーグ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン 東京都葛飾区
ホームスタジアム 奥戸総合スポーツセンター陸上競技場
水元総合スポーツセンター多目的広場
収容人数 1,000(奥戸)
運営法人 特定非営利活動法人国際サッカー普及育成会
代表者   山崎小百合
監督   辛島啓珠
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

南葛SC WINGS(なんかつエスシーウィングス)は東京都葛飾区をホームタウンとして活動する女子サッカークラブである。将来のなでしこリーグ参入を目指している。

女子チーム概要 編集

2014年3月、南葛SCの女子チームとして設立[3]東京都女子サッカーリーグへ加盟した。

同年、東京都女子サッカーリーグ5部を全勝で優勝し、翌年からの4部リーグに初昇格を決めると、その4部リーグでも優勝、女子チーム設立僅か2年で3部リーグへ昇格した[3]

2016年11月、チャレンジリーグ入替戦予選大会に出場するも、3位となり入替戦進出を逃した。

2017年5月、長野県菅平高原で行われた第30回サッカーマガジン雪印メグミルクカップ全国レディース大会において、優勝した。同大会には3年連続で出場し過去に準優勝、第3位といずれも上位の成績を残している。

2017年11月、2年連続でプレナスチャレンジリーグ入替戦予選大会に出場するも1勝2敗の結果で、入替戦へと駒を進めることはできなかった。

2018年5月、長野県菅平高原で行われた第31回サッカーマガジン雪印メグミルクカップ全国レディース大会において、順当に勝ち上がり決勝に進出したが準優勝という成績で2連覇はならなかった。

2018年10月、2019年からのチャレンジリーグ参入を目指して、3年連続でチャレンジリーグ入替戦予選大会に出場し、予選リーグを2勝1敗(PK勝ち1・負け1)の成績で勝ち点6でノジマステラ神奈川相模原ドゥーエと並んだが得失点差1で3年連続で予選大会突破はならなかった。

2018年11月、2014年から5年連続で東京都リーグの各部の優勝を果たした。

2018年12月、2014年の立ち上げから監督として携わった横山恵介が辞任し、2018年シーズンまでTOPチームのヘッドコーチを務めていた尾亦弘友希がWINGS監督に就任した[29][30]

2019年1月、関東女子サッカーリーグ2部参入戦に出場するも1回戦で千葉県代表の帝京平成大学に2−3で敗戦し、関東女子サッカーリーグ2部への昇格を果たせなかった。

2021年1月、第27回関東女子サッカーリーグ入替トーナメント大会において、不戦勝(対戦相手の出場辞退)により関東女子サッカーリーグ2部への昇格を果たす[31]

2021年12月、関東女子サッカーリーグ1部昇格を果たした[32]

戦績 編集

年度 所属 順位 勝点 試合 皇后杯
2014 東京都5部 優勝 30 10 10 0 0 92 0 92 予選敗退
2015 東京都4部 優勝 27 9 9 0 0 105 1 104
2016 東京都3部 優勝 27 9 9 0 0 62 1 61
2017 東京都2部 優勝 27 9 9 0 0 51 3 48
2018 東京都1部 優勝 23 9 7 2 0 27 5 22
2019 2位 22 9 7 1 1 34 9 25
2020 東京都1部Bブロック[※ 1] 2位 7 4 2 1 1 15 3 12
2021 関東2部 2位 26 14 8 2 4 35 24 11
2022 関東1部 4位 22 14 6 4 4 29 21 8
注釈
  1. ^ 新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年シーズンの東京都女子サッカーリーグ1部は従来と異なる大会方式で実施された。1部所属の10クラブを2019年シーズンの順位に基づいてA、Bの2ブロックに分け、各5クラブが1回戦総当りのリーグ戦を行う。各ブロックの上位2クラブ(合計4クラブ)がたすき掛け(Aブロック1位-Bブロック2位、Aブロック2位-Bブロック1位)にて行われる順位決定戦へと進み、総合優勝から総合4位までを決定する。各ブロック3位から5位は同位同士にて順位決定戦を行い、総合順位を決定する。総合優勝クラブが関東女子リーグ昇格を懸けた関東女子サッカーリーグ入替トーナメント大会の出場権を獲得し、2位以下のチームは残留となる。今季に限り2部リーグへの降格はない[33]

所属選手・スタッフ 編集

ユニフォーム 編集

ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st) ピンク ピンク ピンク
FP(2nd)
GK(1st)
GK(2nd)
 
 
 
 
FP 1st
 
 
 
 
FP 2nd
 
 
 
 
GK 1st
 
 
 
 
GK 2nd

クラブカラー 編集

  •   ピンク

ユニフォームスポンサー 編集

掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
TSUBASA キャプテン翼
RISING SUN
ライジングサン
2022年 - 2021年は株式会社集英社名義
鎖骨 マルタカ maru
taka
2022年 - 右側に表記
背中上部 トーノブレーンズ TONO BRAINS
株式会社 トーノブレーンズ
2019年 -
背中下部 エフビットコミュニケーションズ エフビットでんき 2018年 -
金町自動車教習所 金町自動車教習所 2014年 - 2014年 - 2016年は
「Kanamachi Driving School」表記
パンツ前面 なし - -
パンツ背面 なし - -

ユニフォームサプライヤー 編集

歴代ユニフォームスポンサー年表 編集

年度 箇所 サプライヤー
鎖骨左 鎖骨右 背中上部 背中下部 パンツ前面 パンツ背面
2014 SAYS - - KINDS
カインズグループ
- Kanamachi
Driving School
株式会社かすみ交通 - SOLum
2015
2016
2017 金町自動車教習所
2018 エフビットでんき gol.
2019 &MiRAiZ evolution
2020
2021 キャプテン翼
RISING SUN
ライジングサン

[※ 1]
-
2022 maru
taka
TONO BRAINS
株式会社 トーノブレーンズ
注釈
  1. ^ 名義は2021年が株式会社集英社、2022年 - が株式会社TSUBASA

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ a b TOPチーム株式会社化のお知らせ』(プレスリリース)2019年1月30日https://www.nankatsu-sc.com/16246.html2019年2月2日閲覧 
  2. ^ a b 第21回全国クラブチームサッカー選手権大会”. 日本サッカー協会 (2014年11月4日). 2016年8月27日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k 南葛SC クラブ概要』(プレスリリース)2016年8月27日https://www.nankatsu-sc.com/about2016年8月27日閲覧 
  4. ^ MAREPARADA 2017シーズン最終戦とお知らせ』(プレスリリース)2018年1月8日https://www.nankatsu-sc.com/12309.html2018年9月4日閲覧 
  5. ^ Jリーグ百年構想クラブ 審査結果について』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年2月25日https://www.jleague.jp/release/post-63062/2019年2月25日閲覧 
  6. ^ バリュエンス、南葛SCの株式取得を決定』(プレスリリース)バリュエンスホールディングス、2021年7月14日https://www.valuence.inc/news/2021/07/14/nankatu-valuence/2021年7月14日閲覧 
  7. ^ 嵜本晋輔 (2021年7月14日). “”唯一無二の価値を持つクラブ”南葛SCの株式取得についてのご報告”. 2021年7月14日閲覧。
  8. ^ 岩本義弘 (2021年7月14日). “南葛SCに関する重要な報告”. 2021年7月14日閲覧。
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外部リンク 編集