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士別市

日本の北海道の市

士別市(しべつし)は、北海道上川地方北部にある。 読みが同じ標津町と区別するため「サムライ士別」と呼ばれることがある。

しべつし
士別市
Mount Teshio.JPG
Flag of Shibetsu, Hokkaido.svg
士別市旗
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 上川総合振興局
市町村コード 01220-3
法人番号 4000020012203 ウィキデータを編集
面積 1,119.22km2
総人口 18,652[編集]
住民基本台帳人口、2019年9月30日)
人口密度 16.7人/km2
隣接自治体 上川総合振興局
名寄市
天塩国上川郡和寒町剣淵町下川町
石狩国上川郡比布町上川町愛別町
雨竜郡幌加内町
オホーツク総合振興局
紋別郡滝上町
市の木 ナナカマド、アカエゾマツ
市の花 エゾノリュウキンカ、
コスモス、エゾムラサキツツジ
士別市役所
市長 牧野勇司
所在地 095-8686
北海道士別市東6条4丁目1番地
北緯44度10分43.0秒東経142度24分0.3秒座標: 北緯44度10分43.0秒 東経142度24分0.3秒
Shibetsu city hall.JPG
外部リンク 士別市

日本地域区画地図補助 01450.svg

士別市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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士別市満天の丘より中心部を望む

最後の屯田兵村の一つであり[1]、農業の集散地として発展してきた。士別駅付近には多数のレンガ造りの農業倉庫があり、現在でも使用されている。また、のまちとして有名で、郊外の観光施設「羊と雲の丘」「めん羊牧場」では、めん羊の放牧や飼育風景を見ることができる。士別剣淵インターチェンジの東にある「かわにしの丘」は丘陵風景が美しい。

地理編集

中心市街地は名寄盆地の南部、天塩川剣淵川の合流点付近にある。市の東部は北見山地に、西部の温根別地区は天塩山地に続く山地となっている。市の東部にある岩尾内湖は天塩川の最上流である。

気候編集

内陸の盆地に位置するため、北海道の内陸の他都市と同様に夏と冬の温度差が非常に激しい。夏季を中心に最高気温が30℃以上になる真夏日が連日続くこともある。ただし大抵朝晩は気温が下がり、涼しくなる。

四季の変化がはっきりとした内陸性気候で、5月から9月上旬までは比較的高温多照だが、気温の日較差や年較差が大きい。11月中旬頃から降り始める雪は、平地でも1m、山間部では2mを超えるなど、積雪寒冷な豪雪地帯でもある[2]

士別のアメダスは1976年5月から統計を開始した。最高気温の極値は36.3℃(2014年6月4日)、最低気温の極値は-35.1℃(1985年1月25日)。平年値で冬日の年間日数は165.7日、真冬日87.1日、夏日49.1日、真夏日7.7日、猛暑日0.1日。熱帯夜を観測したことはない。

降水量は7月から12月にかけて多い。10月から3月にかけては雪または雨の降る日が多く、日照時間は11月から1月にかけて少ない。最大風速の極値は15.0m/s(風向:南、2004年9月8日)、最大瞬間風速の極値は24.0m/s(風向:西南西、2015年10月2日、2008年10月統計開始)。

士別(1981年 - 2010年、標高135m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 6.8
(44.2)
11.0
(51.8)
13.6
(56.5)
25.8
(78.4)
32.8
(91)
36.3
(97.3)
34.6
(94.3)
35.3
(95.5)
31.6
(88.9)
25.6
(78.1)
19.9
(67.8)
11.1
(52)
36.3
(97.3)
平均最高気温 °C (°F) −4.7
(23.5)
−3.4
(25.9)
1.3
(34.3)
9.3
(48.7)
16.9
(62.4)
21.7
(71.1)
25.0
(77)
25.7
(78.3)
20.7
(69.3)
13.9
(57)
5.1
(41.2)
−1.7
(28.9)
10.8
(51.4)
日平均気温 °C (°F) −9.0
(15.8)
−8.4
(16.9)
−3.3
(26.1)
4.1
(39.4)
10.7
(51.3)
15.4
(59.7)
19.2
(66.6)
20.2
(68.4)
15.0
(59)
8.5
(47.3)
1.5
(34.7)
−5.2
(22.6)
5.7
(42.3)
平均最低気温 °C (°F) −15.0
(5)
−15.0
(5)
−8.7
(16.3)
−0.9
(30.4)
4.7
(40.5)
10.0
(50)
14.4
(57.9)
15.7
(60.3)
10.0
(50)
3.7
(38.7)
−2.1
(28.2)
−9.7
(14.5)
0.6
(33.1)
最低気温記録 °C (°F) −35.1
(−31.2)
−34.2
(−29.6)
−28.9
(−20)
−13.0
(8.6)
−5.0
(23)
0.4
(32.7)
4.6
(40.3)
4.5
(40.1)
0.2
(32.4)
−6.4
(20.5)
−20.4
(−4.7)
−29.0
(−20.2)
−35.1
(−31.2)
降水量 mm (inch) 73.3
(2.886)
50.7
(1.996)
57.8
(2.276)
50.5
(1.988)
61.2
(2.409)
61.7
(2.429)
115.3
(4.539)
123.6
(4.866)
138.0
(5.433)
123.6
(4.866)
135.0
(5.315)
105.5
(4.154)
1,107.2
(43.591)
平均降水日数 (≥ 1.0 mm) 20.9 16.8 17.0 12.5 11.1 9.5 11.4 11.2 13.9 16.4 20.5 23.0 185.6
平均月間日照時間 54.2 91.3 139.5 168.9 199.2 183.8 163.4 159.2 150.8 114.4 52.8 36.9 1,504.1
出典 1: Japan Meteorological Agency
出典 2: 気象庁[3]

隣接している自治体編集

歴史編集

  • アイヌ語の「シペッ」(大いなる川)から地名がついた。

行政編集

  • 歴代市長
    • 初代:田苅子進(2005年9月25日 - 2009年9月24日)

経済編集

 
日本甜菜製糖士別製糖所とテンサイ畑

産業編集

  • 大正時代には澱粉製造、昭和初期からは製糖で知られ、現在も甜菜糖の工場があり、主要な産業となっている。
  • 第一次産業が主たる産業であり、農業林業畜産業が経済の中核を担っている。
  • 「サフォークランド士別」をキャッチフレーズに羊の牧畜に力を入れており、市営の牧場にはサフォーク種を中心に約30種類のめん羊が飼育されている。
  • 自動車・タイヤメーカーの試験場がつくられ、冬の厳しい寒さを利用した寒冷地試験が行われている。

立地企業編集

農協編集

  • 北ひびき農業協同組合(JA北ひびき)

金融機関編集

郵便編集

  • 士別中央通郵便局
  • 士別大通郵便局
  • 中士別郵便局
  • 多寄郵便局
  • 温根別郵便局
  • 上士別郵便局
  • 士別東簡易郵便局
  • 下士別簡易郵便局
  • 武徳簡易郵便局
  • 川南簡易郵便局


宅配便編集

北海道士別センター
名寄中央センター(名寄市)

公共機関編集

姉妹都市・提携都市編集

人口編集

 
士別市と全国の年齢別人口分布(2005年) 士別市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 士別市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
 

士別市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


消滅集落編集

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[4]

  • 士別市 - 温根別町伊文

教育編集

  • 高等学校
  • 中学校
    • 士別、士別南、上士別、多寄、朝日
  • 小学校
    • 士別、士別南、士別西、中士別、上士別、多寄、温根別、糸魚

保育編集

  • 市内には公立の認可保育所が3つ、僻地保育所が5つ、認可外保育所が4つある。

認可外保育所のうち、こぶたの家保育園(NPO法人)では、乳児保育や給食を実施。休日保育・延長保育・一時保育・学童保育をこぶたの家保育園で実施している。つくも保育園(宗教法人)は2008年3月末に休止した。

住宅団地編集

  • 道営住宅サウスタウン青葉

交通編集

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

博物館・文化財編集

  • 士別市立博物館 - 1981年(昭和56年)7月1日開館[1]
  • 士別屯田兵屋 - 西士別町ふどう公園
  • 瑞穂獅子舞 - 瑞穂獅子舞保存会、瑞穂獅子舞伝習館
  • 上士別遺跡 - およそ6000年前の縄文人の竪穴式住居の遺跡。1971年発掘。
  • 祖神の松

観光編集

 
夏の三望台シャンツェ
 
士別日向スキー場
  • つくも水郷公園 - 天塩川横にある公園
  • 羊と雲の丘 - 市西部の小高い丘。めん羊が放牧されている。市内が一望できるレストランもある。
  • めん羊牧場 - 羊と雲の丘に隣接。様々な品種の羊が飼育されている。2007年7月から放送の『牛に願いを』のロケ地にもなった。
  • かわにしの丘 - 士別剣淵ICの東に位置する美しい丘陵地帯。
  • 岩尾内湖 - 天塩川をせき止めて出来たダム湖で、釣りやキャンプが楽しめる。
  • 大和牧場 - 上士別町の山間にある542haの広大な市営牧場。牛、及び馬の放牧が見られる。
  • 三望台シャンツェ - 旧朝日町にあるスキージャンプ競技場、夏・冬通じて競技会や合宿が行われる。

名物・名産編集

マスコミ編集

その他編集

  • 市外局番0165で、和寒町、剣淵町、幌加内町と共通である。
  • 「合宿の里」として有名。夏には実業団・大学など多くのスポーツチームが、涼しい気候を求めて合宿にやって来る。
  • 作家・村上春樹が「羊をめぐる冒険」を著する際、羊に関する取材のため士別を訪れている。この事は、氏の『村上春樹全作品 1979〜1989〈2〉 羊をめぐる冒険』(講談社)の自身による解説に書かれており、作中にも士別市を思わせる記述が見受けられる[5]
  • また村上春樹「ひとつ、村上さんでやってみるか」(朝日新聞社、2006年(平成18年)11月)でも、読者とのやり取りの中で「これまで僕は北海道では、旭川と士別にもっぱら注目していたんですが…(以下略)」(364ページ)と発言している。
  • 根室支庁に同じ読みの標津町がある。区別のため、ラジオ等では士別市のことを「サムライ士別」と呼ぶこともある。(市と町で区別もできるので、「しべつし」と市を加えて区別する場合もある)
  • トヨタ自動車の試験場があり、ミシュランのスタッドレスタイヤが開発されたことから一部では「スタッドレスの聖地」と呼ばれている。

著名な出身者編集

脚注編集

  1. ^ a b “士別市立博物館がオープン”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1981年7月4日)
  2. ^ 士別市の概況 士別市
  3. ^ 士別 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2019年12月4日閲覧。
  4. ^ [|総務省統計局統計調査部国勢統計課] (2017-01-27) (CSV). 平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》 (Report). 総務省. http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_csvDownload_&fileId=000007841019&releaseCount=1 2017年5月20日閲覧。. ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  5. ^ 作家・村上春樹さんと士別とのかかわりについて”. 道北日報. 2015年12月25日閲覧。

外部リンク編集

行政
観光