第70回全国高等学校野球選手権記念大会(だい70かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんきねんたいかい)は、1988年昭和63年)8月8日から8月22日(雨で1日順延)までの14日間にわたり阪神甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会であり、元号が「昭和」としては最後の全国高等学校野球選手権大会ともなった[1]

第70回全国高等学校野球選手権大会
試合日程 1988年8月8日 - 8月22日
出場校 49校
参加校数 3,958校
優勝校 広島商広島、15年ぶり6回目)
試合数 48試合
選手宣誓 十河正人(松山商
始球式 浩宮徳仁親王
総入場者数 約812,000人(1試合平均16,916人)
最高入場者数/1日 77,000人
大会本塁打 36本
 < 19871989 > 
全国高等学校野球選手権大会
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概要

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開会式では徳仁(当時浩宮徳仁親王)が挨拶した後、始球式投手を務めた。打者は常総学院1番打者の仁志敏久

この大会から石川代表校が東ブロックから西ブロックに編入された。これによって初戦の組み合わせ抽選で唯一対戦相手が確定しない代表校(いわゆる49番目の代表校)は、西ブロックの代表校のいずれかとなった。

代表校

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試合結果

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1回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月8日 第1試合 常総学院 19 - 1 小浜
第2試合 宇都宮学園 2 - 1 近大付
第3試合 鹿児島商 9 - 0 学法石川
8月9日 第1試合 福岡第一 7 - 4 法政二
第2試合 堀越 4 - 1 高野山
第3試合 天理 10 - 1 滝川西
第4試合 京都西 7 - 4 高崎商
8月10日 第1試合 沖縄水産 4 - 2 富山商
第2試合 宮崎南 8 - 4 弘前工
第3試合 滝川二 9 - 3 高田 8回コールド[2]
8月11日 第1試合 福井商 3 - 2 東陵
第2試合 大垣商 3 - 0 坂出商
第3試合 東海大甲府 4x - 3 金沢
第4試合 宇部商 8 - 0 日大山形
8月12日 第1試合 浦和市立 5 - 2 佐賀商
第2試合 八幡商 6 - 0 本荘
第3試合 倉敷商 4 - 0 中越

2回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月12日 第4試合 愛工大名電 3 - 2 高知商
8月14日 第1試合 日大一 5 - 4 熊本工
第2試合 津久見 4 - 1 札幌開成
第3試合 浜松商 3x - 2 池田 延長14回
第4試合 江の川 9 - 3 伊勢工
8月15日 第1試合 広島商 4x - 3 上田東 延長10回
第2試合 拓大紅陵 10 - 1 松山商
第3試合 米子商 4 - 0 鹿児島商
第4試合 沖縄水産 5 - 1 宮崎南
8月16日 第1試合 天理 8 - 1 堀越
第2試合 宇部商 6 - 4 八幡商
第3試合 大垣商 2 - 1 京都西
8月17日 第1試合 浦和市立 6 - 2 常総学院
第2試合 東海大甲府 5 - 3 滝川二
第3試合 宇都宮学園 7 - 5 倉敷商
第4試合 福岡第一 4 - 3 福井商 延長13回

3回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月18日 第1試合 広島商 12 - 1 日大一
第2試合 江の川 6 - 3 天理
第3試合 浜松商 4 - 3 拓大紅陵
第4試合 福岡第一 3x - 2 米子商
8月19日 第1試合 宇部商 4 - 2 東海大甲府
第2試合 津久見 1 - 0 大垣商
第3試合 浦和市立 2 - 1 宇都宮学園 延長10回
第4試合 沖縄水産 4 - 1 愛工大名電

準々決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月20日 第1試合 沖縄水産 2x - 1 浜松商
第2試合 福岡第一 9 - 3 江の川
第3試合 浦和市立 7 - 3 宇部商 延長11回
第4試合 広島商 5 - 0 津久見

準決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦
8月21日 第1試合 福岡第一 5 - 1 沖縄水産
第2試合 広島商 4 - 2 浦和市立

決勝

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8月22日

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
広島商 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 6 0
福岡第一 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1
  1. (広):上野 - 尾崎
  2. (福):前田 - 土屋、木原
  3. 審判
    [球審]布施
    [塁審]木嶋・清水幹・片岡
  4. 試合時間:1時間47分
広島商
打順守備選手
1[二]井上寛和(3年)
2[中]岡田賢二(2年)
3[遊]山本淳見(2年)
4[三]重広和司(3年)
5[左]中東政憲(3年)
6[右]新田茂範(3年)
7[投]上野貴大(3年)
8[一]伊藤正(3年)
長谷川貴法(2年)
坂本克弘(3年)
9[捕]尾崎健司(3年)
福岡第一
打順守備選手
1[中]清水勝典(3年)
2[三]田村誠(2年)
3[二]山口豪紀(3年)
4[一]山之内健一(3年)
5[投]前田幸長(3年)
6[右]加茂研成(3年)
7[遊]坂本稔(3年)
8[捕]土屋浩二(3年)
木原義樹(3年)
9[左]福田繁年(3年)

大会本塁打

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1回戦
  • 第1号:須田努(常総学院)
  • 第2号:小泉勤(常総学院)
  • 第3号:須田努(常総学院)
  • 第4号:髙嶋徹(宇都宮学園)
  • 第5号:山之内健一(福岡第一)
  • 第6号:清水勝典(福岡第一)
  • 第7号:山之内健一(福岡第一)
  • 第8号:坂本明久(高野山)
  • 第9号:伊礼忠彦(沖縄水産)
  • 第10号:山本貴司(滝川二)
  • 第11号:平岡祐篤(東陵)
  • 第12号:北村賢吾(福井商)
  • 第13号:太田弘一(東海大甲府)
  • 第14号:力丸隆之(宇部商)
2回戦
  • 第15号:岡幸俊(高知商)
  • 第16号:後尾知男(日大一)
  • 第17号:古閑憲生(津久見)
  • 第18号:佐藤裕幸(津久見)
  • 第19号:奥村満(伊勢工)
  • 第20号:辻正人(江の川)
  • 第21号:徳永聡(拓大紅陵)
  • 第22号:森井徳次(天理)
  • 第23号:川手雅博(天理)
  • 第24号:田中孝明(八幡商)
  • 第25号:寺岡正幸(宇部商)
  • 第26号:城市幸弘(宇部商)
  • 第27号:今西正志(大垣商)
  • 第28号:都築孝志(東海大甲府)
  • 第29号:竹内嘉彦(宇都宮学園)
3回戦
  • 第30号:湯浅高臣(日大一)
  • 第31号:重広和司(広島商)
  • 第32号:糟谷佳充(拓大紅陵)
  • 第33号:山口幸勇(東海大甲府)
  • 第34号:宮内洋(宇部商)
  • 第35号:伊礼忠彦(沖縄水産)
準々決勝
  • 第36号:城市幸弘(宇部商)

その他の主な出場選手

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脚注

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  1. ^ 高校野球発祥の地記念公園は豊中駅から徒歩約10分”. 高校野球ドットコム (2018年5月31日). 2024年2月22日閲覧。
  2. ^ 8回裏2死の場面で降雨によるコールドゲームが宣告された。なお試合終了後の勝利校・滝川二の校歌斉唱は省略された。

関連項目

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外部リンク

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