イリーナ=カメリア・ベグ
イリーナ=カメリア・ベグ(Irina-Camelia Begu, 1990年8月26日 - )は、ルーマニア・ブカレスト出身の女子プロテニス選手。これまでにWTAツアーでシングルス4勝、ダブルス9勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス22位、ダブルス22位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。身長181cm、体重67kg。
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イリーナ=カメリア・ベグ | ||||
基本情報 | ||||
国籍 | ルーマニア | |||
出身地 | 同・ブカレスト | |||
生年月日 | 1990年8月26日(34歳) | |||
身長 | 181cm | |||
体重 | 67kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2005年 | |||
ツアー通算 | 13勝 | |||
シングルス | 4勝 | |||
ダブルス | 9勝 | |||
生涯獲得賞金 | 8,231,442 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 4回戦(2015) | |||
全仏 | 4回戦(2016) | |||
全英 | 3回戦(2015) | |||
全米 | 2回戦(2012・14・18) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | ベスト4(2018) | |||
全仏 | ベスト8(2017) | |||
全英 | ベスト8(2018) | |||
全米 | 3回戦(2015) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 22位(2016年8月22日) | |||
ダブルス | 22位(2018年10月1日) | |||
2020年3月26日現在 |
来歴
編集3歳からテニスを始め2005年にプロに転向。
2011年4月の アンダルシア・テニス・エクスペリエンスでは予選から勝ち上がり、準決勝で当時世界14位のスベトラーナ・クズネツォワを 3-6, 7-6(3), 6-4 で破る殊勲を挙げツアーで初めての決勝に進出。決勝では当時6位のビクトリア・アザレンカに 3–6, 2–6 で敗れ準優勝となった。2011年全仏オープンで4大大会に初出場し1回戦でアラバン・レザイを 6-3, 6-3 で破り初勝利を挙げ2回戦でスベトラーナ・クズネツォワに 1-6, 1-6 で敗れた。7月のブダペスト・グランプリでも決勝に進出しロベルタ・ビンチに 4–6, 6–1, 4–6 で敗れた。これらの活躍によりベグは2011年のWTAアワードの年間最優秀新人賞を受賞した。
2012年1月のモーリラ・ホバート国際ではモニカ・ニクレスクと組んだダブルスで決勝に進出し荘佳容&マリーナ・エラコビッチ組を 6–7(4), 7–6(4), [10–5] で破りツアー初優勝を果たした。全豪オープンでもニクレスクとのペアでベスト8に進出した。ロンドン五輪でオリンピックに初出場した。シングルス1回戦で第1シードのビクトリア・アザレンカに 1-6, 6-3, 1-6 で敗れた。全米オープンでは1回戦で第8シードのキャロライン・ウォズニアッキを 6-2, 6-2 で破った。9月のタシケント・オープンでツアー3度目の決勝に進出しドナ・ベキッチを 6–4, 6–4 で破りシングルス初優勝を果たした[1]。
2015年全豪オープンでは1回戦で第9シードのアンゲリク・ケルバーを 6-4, 0-6, 6-1 で破って勝ち進み4大大会で初めて4回戦に進出した。4回戦ではウージニー・ブシャールに 1-7, 7-5, 2-6 で敗れた。
WTAツアー決勝進出結果
編集シングルス: 7回 (4勝3敗)
編集大会グレード |
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グランドスラム (0–0) |
WTAファイナルズ (0–0) |
プレミア・マンダトリー (0–0) |
プレミア5 (0-0) |
WTAエリート・トロフィー (0-0) |
プレミア (0–1) |
インターナショナル (4–2) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2011年4月10日 | マルベーリャ | クレー | ビクトリア・アザレンカ | 3–6, 2–6 |
準優勝 | 2. | 2011年7月10日 | ブダペスト | クレー | ロベルタ・ビンチ | 4–6, 6–1, 4–6 |
優勝 | 1. | 2012年9月15日 | タシケント | ハード | ドナ・ベキッチ | 6–4, 6–4 |
準優勝 | 3. | 2014年10月19日 | モスクワ | ハード (室内) | アナスタシア・パブリュチェンコワ | 4–6, 7–5, 1–6 |
優勝 | 2. | 2015年9月27日 | ソウル | ハード | アリャクサンドラ・サスノビッチ | 6–3, 6–1 |
優勝 | 3. | 2016年8月5日 | フロリアーノポリス | ハード | ティメア・バボシュ | 2–6, 6–4, 6–3 |
優勝 | 4. | 2017年7月23日 | ブカレスト | クレー | ユリア・ゲルゲス | 6–3, 7–5 |
ダブルス: 16回 (9勝7敗)
編集結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2012年1月14日 | ホバート | ハード | モニカ・ニクレスク | 荘佳容 マリーナ・エラコビッチ |
6–7(4), 7–6(4), [10–5] |
準優勝 | 1. | 2012年4月28日 | フェズ | クレー | アレクサンドラ・カダントゥ | ペトラ・チェトコフスカ アレクサンドラ・パノワ |
6–3, 6–7(5), [9–11] |
準優勝 | 2. | 2012年10月20日 | ルクセンブルク | ハード (室内) |
モニカ・ニクレスク | アンドレア・フラバーチコバ ルーシー・ハラデツカ |
3–6, 4–6 |
優勝 | 2. | 2013年6月21日 | スヘルトーヘンボス | 芝 | アナベル・メディナ・ガリゲス | ドミニカ・チブルコバ アランチャ・パラ・サントンハ |
4–6, 7–6(3), [11–9] |
優勝 | 3. | 2014年2月22日 | リオデジャネイロ | クレー | マリア・イリゴエン | ヨハンナ・ラーション シャネル・シェパーズ |
6–2, 6–0 |
優勝 | 4. | 2014年9月21日 | ソウル | ハード | ララ・アルアバレナ | モナ・バルテル マンディ・ミネラ |
6–3, 6–3 |
準優勝 | 3. | 2015年2月21日 | リオデジャネイロ | クレー | マリア・イリゴエン | ヤサリン・ボナベンチャー レベッカ・ピーターソン |
0–3, 途中棄権 |
準優勝 | 4. | 2015年10月3日 | 武漢 | ハード | モニカ・ニクレスク | マルチナ・ヒンギス サニア・ミルザ |
2–6, 3–6 |
準優勝 | 5. | 2015年10月23日 | モスクワ | ハード (室内) |
モニカ・ニクレスク | ダリア・カサキナ エレーナ・ベスニナ |
3–6, 7–6(7), [5–10] |
優勝 | 5. | 2017年7月23日 | ブカレスト | クレー | ラルカ・オラル | エリーズ・メルテンス デミ・スゥース |
6–3, 6–3 |
優勝 | 6. | 2017年10月15日 | 天津 | ハード | サラ・エラニ | ダリラ・ヤクポビッチ ニナ・ストヤノビッチ |
6–4, 6–3 |
優勝 | 7. | 2018年1月6日 | 深圳 | ハード | シモナ・ハレプ | バルボラ・クレイチコバ カテリナ・シニアコバ |
1–6, 6–1, [10–8] |
準優勝 | 6. | 2018年6月30日 | イーストボーン | 芝 | ミハエラ・ブザルネスク | ガブリエラ・ダブロウスキー 徐一幡 |
3–6, 5–7 |
優勝 | 8. | 2018年7月22日 | ブカレスト | クレー | アンドレア・ミトゥ | ダンカ・コビニッチ マリナ・ザネフスカ |
6–3, 6–4 |
準優勝 | 7. | 2018年9月29日 | タシケント | ハード | ラルカ・オラル | オルガ・ダニロビッチ タマラ・ジダンセク |
3–6, 3–6 |
優勝 | 9. | 2019年2月3日 | ホアヒン | ハード | モニカ・ニクレスク | アンナ・ブリンコバ 王雅繁 |
2–6, 6–1, [12–10] |
4大大会シングルス成績
編集- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | A | LQ | 1R | 2R | 1R | 4R | 1R | 2R | 2R | 2R | 1R | 7–9 |
全仏オープン | LQ | A | 2R | 2R | 1R | LQ | 3R | 4R | 1R | 3R | 3R | 11–8 | |
ウィンブルドン | LQ | LQ | 1R | 1R | 1R | 2R | 3R | 1R | 2R | 1R | LQ | 4–8 | |
全米オープン | LQ | A | 1R | 2R | 1R | 2R | 1R | 1R | 1R | 2R | LQ | 3–8 |
脚注
編集- ^ “ベグがツアー初優勝「サーブが勝因」◇タシケント・オープン”. tennis365.net. (2012年9月16日)
外部リンク
編集- イリーナ=カメリア・ベグ - WTAツアーのプロフィール
- イリーナ=カメリア・ベグ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール
- イリーナ=カメリア・ベグ - 国際テニス連盟
- イリーナ=カメリア・ベグ (@irina_begu) - X(旧Twitter)
受賞 | ||
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先代 ペトラ・クビトバ |
WTA年間最優秀新人賞 2012 |
次代 ローラ・ロブソン |