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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はメディナ第二姓(母方の)はガリゲスです。

アナベル・メディナ・ガリゲスAnabel Medina Garrigues, 1982年7月31日 - )は、スペイントレント出身の女子プロテニス選手。2008年2009年全仏オープン女子ダブルスで、ビルヒニア・ルアノ・パスクアルとペアを組んで2連覇した。2008年北京五輪の女子ダブルス銀メダル獲得もある。WTAツアーでシングルス11勝、ダブルスで28勝を挙げた。自己最高ランキングはシングルス16位、ダブルス3位。身長169cm、体重59kg、右利き。両手打ちのバックハンドから放たれるダウン・ザ・ライン(ラインぎりぎりに放つショット)を最大の武器にした。

アナベル・メディナ・ガリゲス
Anabel Medina Garrigues
Tennis pictogram.svg
Medina Garrigues RG15 (1) (19307244445).jpg
アナベル・メディナ・ガリゲス
基本情報
フルネーム Ana Isabel Medina Garrigues
国籍 スペインの旗 スペイン
出身地 同・トレント
生年月日 (1982-07-31) 1982年7月31日(37歳)
身長 169cm
体重 59kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1998年
引退年 2018年
ツアー通算 39勝
シングルス 11勝
ダブルス 28勝
生涯通算成績 925勝646敗
シングルス 478勝351敗
ダブルス 447勝295敗
生涯獲得賞金 $5,956,607
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2002・09)
全仏 4回戦(2007)
全英 3回戦(2006・08・09)
全米 3回戦(2005・07・11)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト4(2008)
全仏 優勝(2008・09)
全英 ベスト4(2009)
全米 ベスト4(2008・12)
優勝回数 2(仏2)
国別対抗戦最高成績
フェド杯 準優勝(2008)
ホップマン杯 優勝(2013)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 16位(2009年5月4日)
ダブルス 3位(2008年11月10日)
獲得メダル
女子 テニス
オリンピック
2008 北京 ダブルス

目次

来歴編集

メディナ・ガリゲスは12歳という遅い年齢から、家族とともにテニスを始めた。1998年1月にプロ転向。2001年7月にイタリアパレルモ大会で女子ツアーのシングルスに初優勝を果たし、ダブルスで年間4勝を獲得。2002年全豪オープンで4回戦に進出するが、モニカ・セレシュとの対戦中に右膝の前十字靭帯断裂を起こし、4-2 で途中棄権した。この故障で右膝の手術を受け、同年9月まで復帰できなかった。2004年から彼女はキャリアを軌道に乗せ、(ツアー初優勝を飾った)パレルモ大会で2004年-2006年の大会3連覇を果たす。この年は2004年アテネ五輪スペイン代表選手にも選ばれたが、シングルス・ダブルスとも1回戦で敗退した。シングルス1回戦ではマリー・ピエルスに敗れ、ベテランのアランチャ・サンチェス・ビカリオと組んだダブルスではアルゼンチン代表のパオラ・スアレス&パトリシア・タラビーニ組に敗れている。

アナベル・メディナ・ガリゲスは2005年2006年の2年連続で、女子ツアーでシングルス年間2勝を記録した。2007年全仏オープン直前の大会にあたるフランスストラスブール大会で、第1シードのアメリ・モレスモを 6-4, 4-6, 6-4 で破った優勝がある。続く全仏オープンで、メディナ・ガリゲスは2002年全豪オープン以来5年ぶりの4大大会4回戦進出を果たしたが、初進出の全仏4回戦では第7シードのアナ・イバノビッチに 3-6, 6-3, 3-6 のフルセットで敗れた。

 
2007年全豪オープンにて

2007年から、メディナ・ガリゲスはダブルスで同じスペインのビルヒニア・ルアノ・パスクアルとコンビを組んで大半のトーナメントに出場するようになる。ルアノ・パスクアルは長年にわたりパオラ・スアレスとのペアで多くの好成績を出してきたが、スアレスの引退により、メディナ・ガリゲスを新しいダブルス・パートナーに選んだ。メディナ・ガリゲスとルアノ・パスクアルは、2008年全仏オープンの女子ダブルス決勝戦でフランチェスカ・スキアボーネ&ケーシー・デラクア組に 2-6, 7-5, 6-4 で逆転勝ちした。こうして、アナベル・メディナ・ガリゲスは初めての4大大会タイトルを獲得する。8月の北京五輪で、メディナ・ガリゲスは2度目のオリンピックに出場した。シングルスは1回戦でシビル・バンマーに敗れたが、ルアノ・パスクアルとのダブルスで決勝に進出する。女子ダブルス決勝戦ではビーナスセリーナのウィリアムズ姉妹組、当年度のウィンブルドン優勝ペア)に 2-6, 0-6 で完敗し、スペインペアは銀メダルを獲得した。

2009年全仏オープン女子ダブルス決勝で、メディナ・ガリゲスとルアノ・パスクアルはビクトリア・アザレンカ&エレーナ・ベスニナ組を 6-1, 6-1 で圧倒し、2年連続優勝を飾った。

2011年ポルトガルエストリル大会でメディナ・ガリゲスはクリスティナ・バロイスを 6–1, 6–2 で破り、2年ぶりのシングルス10勝目を挙げた。7月のパレルモ大会でも優勝した。

メディナ・ガリゲスは2014年全仏オープンの予選敗退を最後にシングルスから撤退しダブルスに専念した。2017年4月にエレナ・オスタペンコのコーチに就任し、オスタペンコの2017年全仏オープン女子シングルス優勝に貢献した[1]。2018年からフェドカップスペイン代表の監督に就任している。

2018年全米オープンを最後に現役を引退した[2]

WTAツアー決勝進出結果編集

シングルス: 18回 (11勝7敗)編集

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2001年7月15日   パレルモ クレー   クリスティナ・トレンス・バレロ 6–4, 6–4
準優勝 1. 2002年1月13日   ホバート ハード   マルチナ・スーハ 6–7(7), 1–6
準優勝 2. 2003年2月23日   ボゴタ クレー   ファビオラ・ズルアガ 3–6, 2–6
優勝 2. 2004年7月25日   パレルモ クレー   フラビア・ペンネッタ 6–4, 6–4
優勝 3. 2005年5月21日   ストラスブール クレー   マルタ・ドマホフスカ 6–4, 6–3
優勝 4. 2005年7月24日   パレルモ クレー   クララ・クーカロバ 6–4, 6–0
優勝 5. 2006年1月13日   キャンベラ ハード   趙倫貞 6–4, 0–6, 6–4
優勝 6. 2006年7月23日   パレルモ クレー   タチアナ・ガルビン 6–4, 6–4
準優勝 3. 2006年10月1日   広州 ハード   アンナ・チャクベタゼ 1–6, 4–6
優勝 7. 2007年5月26日   ストラスブール クレー   アメリ・モレスモ 6–4, 4–6, 6–4
準優勝 4. 2008年5月4日   フェズ クレー   ヒセラ・ドゥルコ 6–7(2), 6–7(5)
優勝 8. 2008年5月24日   ストラスブール クレー   カタリナ・スレボトニク 4–6, 7–6(4), 6–0
準優勝 5. 2008年7月27日   ポルトロス ハード   サラ・エラニ 3–6, 3–6
優勝 9. 2009年5月2日   フェズ クレー   エカテリーナ・マカロワ 6–0, 6–1
準優勝 6. 2009年9月27日   ソウル ハード   クルム伊達公子 3–6, 3–6
優勝 10. 2011年4月30日   エストリル クレー   クリスティナ・バロイス 6–1, 6–2
優勝 11. 2011年7月17日   パレルモ クレー   ポロナ・ヘルツォグ 6–3, 6–2
準優勝 7. 2011年11月6日   バリ ハード (室内)   アナ・イバノビッチ 3–6, 0–6

ダブルス: 46回 (28勝18敗)編集

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2001年3月4日   アカプルコ クレー   マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル
  パオラ・スアレス
6–4, 6–7(5), 7–5
優勝 2. 2001年4月8日   ポルト クレー   マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス   アレクサンドラ・フセ
  リタ・グランデ
6–1, 6–7(5), 7–5
優勝 3. 2001年5月6日   ボル クレー   マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス   ナディア・ペトロワ
  ティナ・ピズニック
7–5, 6–4
準優勝 1. 2001年7月15日   パレルモ クレー   マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス   タチアナ・ガルビン
  ヤネッテ・フサロバ
6–4, 2–6, 4–6
優勝 4. 2001年8月5日   バーゼル クレー   マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス   ヨアネット・クルーガー
  マルタ・マレーロ
7–6(5), 6–2
準優勝 2. 2004年2月23日   ボゴタ クレー   アランチャ・パラ・サントンハ   ジャスミン・ヴェール
  バルバラ・シュワルツ
1–6, 3–6
優勝 5. 2004年7月25日   パレルモ クレー   アランチャ・サンチェス・ビカリオ   ルボミラ・クルハイツォバ
  ヘンリエッタ・ナギョワ
6–3, 7–6
準優勝 3. 2005年1月10日   ホバート ハード   ディナラ・サフィナ   晏紫
  鄭潔
4–6, 5–7
準優勝 4. 2005年2月7日   パリ カーペット (室内)   ディナラ・サフィナ   イベタ・ベネソバ
  クベタ・ペシュケ
2–6, 6–2, 2–6
準優勝 5. 2005年2月14日   アントワープ カーペット (室内)   ディナラ・サフィナ   カーラ・ブラック
  エルス・カレンズ
6–3, 4–6, 4–6
準優勝 6. 2005年5月9日   ローマ ハード   マリア・キリレンコ   カーラ・ブラック
  リーゼル・フーバー
0–6, 6–4, 1–6
優勝 6. 2005年6月18日   スヘルトーヘンボス   ディナラ・サフィナ   イベタ・ベネソバ
  ヌリア・リャゴステラ・ビベス
6–4, 2–6, 7–6(11)
優勝 7. 2005年9月25日   ポルトロス ハード   ロベルタ・ビンチ   エレナ・コスタニッチ
  カタリナ・スレボトニク
6–4, 5–7, 6–2
準優勝 7. 2006年5月7日   ワルシャワ クレー   カタリナ・スレボトニク   エレーナ・リホフツェワ
  アナスタシア・ミスキナ
3–6, 4–6
準優勝 8. 2007年1月13日   ホバート ハード   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル   エレーナ・リホフツェワ
  エレーナ・ベスニナ
4–6, 5–7
準優勝 9. 2007年4月9日   アメリアアイランド クレー   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル   マラ・サンタンジェロ
  カタリナ・スレボトニク
3–6, 6–7(4)
準優勝 10. 2007年6月18日   スヘルトーヘンボス   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル   詹詠然
  荘佳容
5–7, 2–6
優勝 8. 2007年8月5日   ストックホルム ハード   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル   詹謹瑋
  テチアナ・ルザンスカ
6–1, 5–7, [10–6]
優勝 9. 2008年1月11日   ホバート ハード   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル   エレニ・ダニリドゥ
  ジャスミン・ヴェール
6–2, 6–4
優勝 10. 2008年6月6日   全仏オープン クレー   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル   ケーシー・デラクア
  フランチェスカ・スキアボーネ
2–6, 7–5, 6–4
優勝 11. 2008年7月27日   ポルトロス ハード   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル   ベラ・ドゥシェビナ
  エカテリーナ・マカロワ
6–4, 6–1
準優勝 11. 2008年8月17日   北京五輪 ハード   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル   セリーナ・ウィリアムズ
  ビーナス・ウィリアムズ
2–6, 0–6
優勝 12. 2008年9月28日   北京 ハード   キャロライン・ウォズニアッキ   韓馨蘊
  徐一璠
6–1, 6–3
準優勝 12. 2009年4月6日   マルベーリャ クレー   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル   クラウディア・ヤンス
  アリシア・ロソルスカ
3–6, 3–6
優勝 13. 2009年6月5日   全仏オープン クレー   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル   ビクトリア・アザレンカ
  エレーナ・ベスニナ
6–1, 6–1
優勝 14. 2010年5月1日   フェズ クレー   イベタ・ベネソバ   ルーシー・ハラデツカ
  レナタ・ボラコバ
6–3, 6–1
優勝 15. 2010年5月8日   エストリル クレー   ソラナ・チルステア   ビタリア・ディアチェンコ
  オウレリー・ヴェディ
6–1, 7–5
準優勝 13. 2010年7月11日   ブダペスト クレー   ソラナ・チルステア   ティメア・バシンスキー
  タチアナ・ガルビン
3–6, 3–6
優勝 16. 2010年7月25日   バートガシュタイン クレー   ルーシー・ハラデツカ   ティメア・バシンスキー
  タチアナ・ガルビン
6–7(2), 6–1, [10–5]
優勝 17. 2011年2月19日   ボゴタ クレー   エディナ・ガロビッツ=ホール   シャロン・フィッチマン
  ローラ・ポウス・ティオ
2–6, 7–6(6), [11–9]
優勝 18. 2011年7月10日   ブダペスト クレー   アリシア・ロソルスカ   ナタリー・グランディン
  ブラディミラ・ウーリロバ
6–2, 6–2
準優勝 14. 2012年4月8日   チャールストン クレー   ヤロスラワ・シュウェドワ   アナスタシア・パブリュチェンコワ
  ルーシー・サファロバ
7–5, 4–6, [6–10]
優勝 19. 2013年3月1日   フロリアノーポリス ハード   ヤロスラワ・シュウェドワ   アン・キオザボング
  バレリア・サビニフ
6-0, 6-4
優勝 20. 2013年6月21日   スヘルトーヘンボス   イリーナ=カメリア・ベグ   ドミニカ・チブルコバ
  アランチャ・パラ・サントンハ
4–6, 7–6(3), [11–9]
優勝 21. 2013年7月21日   ボースタード クレー   クララ・ザコパロバ   アレクサンドラ・ドゥルゲル
  フラビア・ペンネッタ
6–1, 6–4
準優勝 15. 2013年8月24日   ニューヘイブン ハード   カタリナ・スレボトニク   サニア・ミルザ
  鄭潔
3–6, 4–6
優勝 22. 2014年2月28日   フロリアノーポリス ハード   ヤロスラワ・シュウェドワ   フランチェスカ・スキアボーネ
  シルビア・ソレル=エスピノサ
7–6(1), 2–6, [10–3]
優勝 23. 2014年4月6日   チャールストン クレー   ヤロスラワ・シュウェドワ   詹詠然
  詹皓晴
7–6(4), 6–2
優勝 24. 2015年2月15日   アントワープ ハード
(室内)
  アランチャ・パラ・サントンハ   アン=ソフィー・メスタフ
  アリソン・バン・アイトバンク
6–4, 3–6, [10–5]
優勝 25. 2015年5月23日   ニュルンベルク クレー   詹皓晴   ラルカ・オラル
  ララ・アルアバレナ
6–2, 7–6(5)
準優勝 16. 2015年8月9日   スタンフォード ハード   アランチャ・パラ・サントンハ   徐一幡
  鄭賽賽
1–6, 3–6
準優勝 17. 2015年10月25日   ルクセンブルク ハード
(室内)
  アランチャ・パラ・サントンハ   モナ・バルテル
  ラウラ・シグムント
2–6, 6–7(2)
準優勝 18. 2015年11月8日   珠海 ハード
(室内)
  アランチャ・パラ・サントンハ   梁晨
  王雅繁
4–6, 3–6
優勝 26. 2016年2月27日   アカプルコ ハード   アランチャ・パラ・サントンハ   キキ・ベルテンス
  ヨハンナ・ラーション
6–0, 6–4
優勝 27. 2016年3月6日   モンテレイ ハード   アランチャ・パラ・サントンハ   ペトラ・マルティッチ
  マリア・サンチェス
4–6, 7–5, [10–7]
優勝 28. 2016年5月21日   ストラスブール クレー   アランチャ・パラ・サントンハ   マリア・イリゴエン
  梁晨
6–2, 6–0

4大大会シングルス成績編集

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 通算成績
全豪オープン 2R 4R 1R 3R 1R 1R 1R 2R 4R 1R 1R 3R 1R 1R 12–15
全仏オープン 1R A LQ 2R 3R 3R 4R 3R 1R 1R 2R 3R 1R LQ 13–11
ウィンブルドン 1R A A 1R 1R 3R 1R 3R 3R 1R 1R 2R 1R A 7–10
全米オープン 1R A LQ 2R 3R 1R 3R 2R 2R 1R 3R 1R 1R A 9–11

脚注編集

外部リンク編集