グループAは、自動車レースに使用する競技車両のカテゴリーの1つ。

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概要編集

1981年国際自動車連盟(FIA)の下部組織だった国際自動車スポーツ連盟(FISA)によって、それまで1から8の数字によって形成されていたレギュレーション(FIA国際競技規則・付則J項)を改正し、AからF・N・Tなど8つのアルファベットへ簡略化されたものの1つである。グループAは部門I(量産車部門)に所属し、ツーリングカーと定義される。

連続する12か月間に2,500台以上(1992年以前は5,000台以上)生産された4座席以上の車両がホモロゲーション(公認)の対象となる。また改良型の公認取得として、変形オプション(VO)には2,500台、スポーツエボリューション(ES)には、500台以上の追加生産が必要となっており、これらはエボリューションモデル、あるいは正常進化モデルと呼ばれる。グループBグループN同様、一般の市販車に改造を施したものだが、グループBよりも改造制限が厳しく、グループNより緩いのが特徴。

以前は排気量により1400cc以下のA5、1401~1600ccのA6、1601~2000ccのA7、2000cc以上のA8と分類されていた。なおターボ車は排気量に1.7倍(以前は1.4倍)を乗じた数を適用する。

公認には有効期限があり、生産を中止した日から7年後に公認が無効となる。ただしメーカーによっては公認を延長するところもある。

市販車に近い車両ということでファンからの人気は高かったが、強力な戦闘力を持つ(=高価な)市販車両を量産する必要があったことや、競技レベルの市販部品を量産して換装することが多々あり、メーカーの負担が増大して撤退が相次いだ。そのためトップカテゴリでは純粋なグループA規定車両をメインとしたレースは皆無である。ただし改造した市販車の規則としては依然機能しており、世界ラリー選手権(WRC)のWRカー・スーパー2000・スーパー1600・グループR・グループN規定や、世界ラリークロス選手権のスーパーカークラス、世界ツーリングカー選手権(WTCC)で採用されていたTC1規定などはグループAの発展または特例として存在している。

参戦可能カテゴリ編集

主な車種編集

関連項目編集