女王の教室』(じょおうのきょうしつ)は、2005年7月2日より9月17日まで毎週土曜日21:00 - 21:54[1]に、日本テレビ系列の「土曜ドラマ」枠で放送されていた日本のテレビドラマである。

女王の教室
ジャンル テレビドラマ
脚本 遊川和彦
演出 大塚恭司
岩本仁志
渡部智明
木内健人
出演者 天海祐希
羽田美智子
原沙知絵
内藤剛志
制作 日本テレビ
放送
放送国・地域 日本の旗 日本
公式ウェブサイト
連続ドラマ
プロデューサー 大平太
仲野尚之日活撮影所
エンディング EXILEEXIT
放送期間 2005年7月2日 - 9月17日
放送時間 土曜日21:00 - 21:54
放送枠 土曜ドラマ (日本テレビ)
放送分 54分
回数 11
公式サイト
スペシャル
プロデューサー 大平太
仲野尚之(日活撮影所)
放送期間 2006年3月17日 - 3月18日
放送時間 21:00 - 22:54
放送分 114分
回数 2

特記事項:
初回放送時間:21:20 - 22:44
最終回放送時間:21:00 - 22:24(共に30分拡大)
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2005年8月27日24時間テレビ放送のため休止。

2006年3月17日18日の21:00 - 22:54(宮崎放送4月8日15日の12:00 - 13:54)には続編として本作の前日譚を描いたSPドラマが放送された。

概要編集

 
神田和美の住む隅田川沿いのマンション(中央)

強権的な態度でクラスを支配する教師・阿久津真矢天海祐希)と半崎小学校6年3組の児童との1年間にわたる「闘い」を描いた学園ドラマ。神田和美志田未来)を中心とした24名の教え子の思想・心理・成長を軸として物語が描かれている。

中学生になった和美が「先生アロハ!」と言い、真矢が封印し続けていた笑顔を見せた最終話のラストシーンでは瞬間視聴率31.2%を記録。初回(14.4%)から最終話(25.3%)の上げ幅10.9ポイント[2]は、フジテレビ系『神様、もう少しだけ』(18.2%→28.3%、10.1ポイント)以来7年ぶり、同局としては『星の金貨』(7.2%→23.9%、16.7ポイント)以来10年3月ぶりの高記録で、21世紀に放送された日本のテレビドラマとしては初回の視聴率から初の10%超えを記録した。1990年代は10%を超えた作品が13作品あったが、2000年代では唯一の作品でもある[3]

台湾や韓国などアジア各国でも放送されている。2006年7-10月に放送した香港では最終話視聴率28.0%、平均視聴率25.3%を記録し、日本ドラマとしては史上最高視聴率を記録した。

熱中時代』『金八先生』『ごくせん』『GTO』『キッズ・ウォー』など、熱血や道徳を定番かつ主要なテーマとしていた従来の学校教師ドラマとは対極をなすアンチテーゼ的な内容が大きな反響を呼び、開始早々から公式BBSや『あなたと日テレ』などをはじめ賛否両論の議論が巻き起り、PTAなどの団体から名指しで非難されるなどした。

天海は、本作と役柄の性格が対極をなす前クールに放送されていた『離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜』(フジテレビ系)から2クール連続での主演となり、前クールの最終話(2005年6月28日)と、本作の第1話(2005年7月2日)が同じ週に放送された。

主演の天海の代表作となったのはもちろん、当時12歳だった志田未来や11歳だった福田麻由子の出世作としても知られている。

ロケ地には旧台東区立田中小学校が使われた。

受賞編集

あらすじ編集

この物語は悪魔のような鬼教師と小学6年の子供たちの戦いを描いた一年間の記録。

オープニングで、様々な出演者が上記のアバンタイトルを読み上げる。

小学6年生になった神田和美は小学生最後の一年を楽しもうと張り切っていた。しかし、始業式当日和美の担任は「時間が無駄になる」という理由で出てこなかった。噂ではその担任は有名な「鬼教師」で、彼女が担任になってしまうと地獄のような一年間を過ごすことになるという。そして教室にその鬼教師・阿久津真矢が入ってきた。

テストの成績が悪い児童や真矢に楯突いた児童に「代表委員」と称して雑用係を務めさせるなど、冷酷に見えた真矢の真の狙いは教師が「壁」となり立ちはだかること。それを乗り越える努力をさせない限り子供達は真の「壁」を乗り越えることが出来ない。これに最初に気付いたのが和美であった。

キャスト編集

主要人物編集

阿久津 真矢(あくつ まや)(SP:富塚 真矢)(年齢不詳[4]
演 - 天海祐希[5]
本作の主人公で、新たに6年3組の担任になった文字通りの“鬼教師”。あらゆることをそつなくこなす。無表情でクールを貫くが、時に自分を出し抜こうとした児童たちの思惑を難なく見破り悪意に満ちた不敵な笑いを浮かべて見せることもある。最終話のラストにて和美と偶然再会し、そして走り去る後ろ姿を見てようやく笑顔を見せた。
人生観・教育観、ともにニヒリズム虚無主義に立脚した苛烈な言行・試練を浴びせ、自然淘汰帝王学・優者必勝社会思想を取り入れた恐怖政治同然の管理教育を敷いているが、これらの言動は問題の本質を児童自身が考え、解決させる力や強靭な自立心を培わせるという趣旨の考えから来ており、冷徹な独裁者として振る舞いつつ、内心は誰よりも生徒のことを第一に考えている。特に和美は虐められてプールで溺れそうになった所を救ってもらったり、割れたガラスの破片で怪我したところを治療してもらうなど、要所で彼女に助けられている。児童たちが道を外したり間違った考えを抱いたり的外れな質問をしたりすると、上記の目的も兼ねてことあるごとに「いい加減目覚めなさい」「イメージできる?」といった言葉を(最低でも1話に1回は)投げかける。教育に対する信念は極めて強固であり「何が起ころうが教師を辞めようと思ったことは一度もない」と言い切る一方で「自分のことをいい先生だと思ったことも一切ない」と語り、本心を口や態度に全く出さない。その反面、最終回では「自分を素晴らしい教師と思ったことは1度もありません」と並木に告げた。
武道・料理・音楽・美術・ダンスなど、あらゆることをそつなくこなす。第3話では、キレのある創作ダンスを児童たちの前で披露した。元夫・富塚保彦が「(教師にならなくても)真矢の成績ならもっといい会社に入れた」と発言していたことから、学力もかなりあったと伺える。公式ガイドブックにも「どこの大学にも行けたくらいの学力であった」と書いてある。
ドラマ本編の中で、愛用していたパソコンはMacであり、この中に児童のプロフィールや成績が入ったデータベースが格納されていた。
好きなものは蝶、特にモンシロチョウが好きである。ドラマにおいて重要な場面では必ず蝶が登場している。SPで真矢が再教育センターから出てきたときに登場し、ふとその蝶を見上げている。
問題を起こしそうな生徒の前には時間帯、場所に関係なく必ずと言っていいほどタイミングよく現れる。逆に、後ろからこっそり後をつけられても必ず気づく。
受け持った生徒の家庭環境や友人関係など、個人情報は正確に覚えている。ドラマの第1話で、ある生徒の名前・身長・体重・血液型・生年月日などを間違いなく正確に言い当てたことから、すべての生徒の特徴はこのときすでに知っていたことが分かる。その生徒が何をしようと企んでいるのか、今何を考えているのかも、すべて手に取るように分かるようにしている。
彼女の家は古い安アパートの畳敷きの一室であり、生活する場所というよりも、むしろ受け持った6年3組の児童一人一人のデータが保管してある資料室のようなところである。最終話の冒頭で、同僚の学年主任の教師が彼女の家族に倒れたことを連絡しようと、彼女の家に訪問した場面で判明した。
「自分のやっていることが間違っていると思ったことは一切ない」と言う。誰に対しても、たとえ教育委員会の人間や同僚の教師や教頭先生に何を言われようが、教え子に対する指導のやり方を変える気もまったくないという強い[6]信念の持ち主である。
冷酷な性格に見えがちだが、生徒に対し憤慨したことが1回だけある[7]
首から胸元に大きな切り傷痕があり、それを隠すためか服装は常に黒のハイネック[8]。一見すると毎回同じ服を着ているように見えるが、微妙に違った服装をしていることが分かる。ドラマ本編ではヘアスタイルはシニヨン[9]
最終話で半崎小学校の6年3組は全員卒業。真矢はその前に6年3組で起こした数々の行動[10]の責任をとり、担任を外されてふたたび再教育センターに送られることとなったため、生徒と卒業式に臨むことはできなかった。しかし、6年3組の児童24人全員に思いを伝えることに成功する。児童全員から感謝の意を伝えられるも、あえて最後まで冷たく突き放して去る。最後の方で彼女のやり方に大反対だった上野教頭(半海一晃)も、卒業式の日にようやく認めて理解を示した(ドラマ最終回)。
神田和美が教室で居眠りしていたときの夢の中で、1回だけ普通に明るくさわやかに「ごめんなさい。これが本当の私なの」と振る舞うシーンがあった(第8話)。また最終回で神田はこの夢の中の阿久津について言及し、この夢の中の阿久津が本当の阿久津の素顔だと涙ながらに語った。
SPでは真矢がどのように鬼教師に変貌したかの経緯が明かされる(後述)。SP内での2度目の再教育センターでの研修中も、和美と由介の抱える悩みに対するアドバイスをして、それぞれ解決に導いている。
神田和美(かんだ かずみ)
演 - 志田未来
平成5年5月10日生まれ。血液型 AB型。身長142cm、体重32.8Kg[11]。エピソード1では中学1年生。
本作のもう一人の主人公。みんなと仲良く思い出を作りたいと考えるごく普通な平和主義の女の子。友達思いで真っすぐな性格。その分お人好しであり、財布騒動では恵里花に利用されてしまった。
「てぃひっ!」や「だはぁー」など個性的な言葉を発することもある。「てぃひっ!」という決め台詞は照れた時や、何かを誤魔化す時に多用される。志田の元祖トレードマークにもなっているが、元々は、「テヘ!」と書かれていたものを志田が改定したものである。事実、第1話で姉・優(夏帆)が、「何がテヘよ」と台本そのままに喋っている。握り拳を前頭部に当てる素振りも志田のオリジナルである。
真矢のやり方に納得出来ず、友達だと信じていたクラスメイトに悉く裏切られるが、ひたすらクラスメイトを庇い続ける彼女によって6年3組に再び絆が戻る。彼女自身は真矢と「闘う」事で人間的に成長し、生徒達の中で一番に真矢の真意に気づき、いつの間にかクラスを引っ張る存在(リーダー)となった。そして彼女の成長は、彼女の家庭にも好影響を与えていく。
真矢に「私のイジメに耐えられる一番強い子」と見抜かれた彼女は、最初から真矢のしごきのターゲットにされていた。最後まで貫いた思考が、神原小学校(初任地)時代の真矢と似ている。
勉強が不得意で元気だけが取り柄とも言える。私立中学校に通う病弱でクールな姉・優とは対照的である。しかし、真矢の去った後、少しでも恩返しをしようと一生懸命勉学に励み、念願であった姉と同じ中学校への入学を果たした。当初は「私立は無理」と思われていた。勉強の不得意な一例としては、釧路という漢字を「苦死路」と書いている。スポーツも不得意である他、歌も音痴である。
そそっかしい性格は、いつも台所で皿を落として割っている母・章子にそっくりで、学校では筆箱や給食のカレーを床に落としている。
クラス仲間の真鍋由介と「カウントエイト」という漫才コンビを結成。由介の宝物である「タタッキー」というモグラのぬいぐるみを探し当てた後、由介に元気付けられた「辛い時はカウント8を数える」という言葉が由来である。なお、真鍋とは作中では真矢やクラスメイトが発言している程度で神田の本心は不明だが異性としても意識していたと思われるシーンが見られた。
通学途中によく凶暴な犬に出くわす。最初は怖がっていたが、精神的な成長と共に怖がらなくなりつつある。「朝礼で立ったまま寝ていた」事もあったらしい。
エピソード1では、クラス仲間との悩み等について、真矢に数回相談をしに行っている。最初の挨拶は相変わらず決まって「てぃひっ!」である。
真鍋 由介 (まなべ ゆうすけ)
演 - 松川尚瑠輝
平成5年9月20日生まれ[12]。血液型 A型。身長157cm、体重45kg[13]。エピソード2では中学1年生。
本作の準主人公。スナックを営むオカマの優しい祖父と二人暮らし。いつもふざけてばかりいるが、実の母親に捨てられた悲しい過去がある。成績は和美と最下位を争うほど悪く、テストや授業中も落書きをしたり掃除中も遊んでばかりいるなど、学校での生活態度は不真面目であり、真矢からのいじめもほとんど意に介していない楽観主義者。
その態度からクラスメイト全員から見下されているが、いざというときには怒りなどの感情を包み隠さず、物事の真髄を突く強い正義感を持ちあわせている。和美の最初の理解者であるが、彼自身も和美の姿を見て成長していく。卒業式で7年ぶりに母親と再会した。劇中では、和美に好意を寄せているようなシーンがあり、告白しようとまでしていたが、馬場や進藤を口説いている一面もあった。

半崎小学校 6年3組の児童 (五十音順)編集

※最終回の卒業式、卒業証書授与式のシーンでは、五十音順ではなく、成績順で呼ばれていたため、成績順位表を表記。この卒業証書授与シーンで名前が判明した生徒が多数いた(黒木秀樹、星仁美、落合初、地井圭次、太田徹、斉藤望、不破翔太、山下健太は主要キャストではないため卒業式以外で名前を呼ばれるシーンがない)。

6年3組 成績順位
順位 氏名
1 西川 浩一
2 刈谷 孝子
3 三田村 誠
4 石橋 鉄矢
5 黒木 秀樹
6 田端 美知子
7 星 仁美
8 落合 初
9 地井 圭次
10 中村 一郎
11 松本 エマ
12 宮内 里絵
13 太田 徹
14 斉藤 望
15 不破 翔太
16 山下 健太
17 島田 マリ
18 安藤 桜
19 田中 桃
20 佐藤 恵里花
21 馬場 久子
22 進藤 ひかる
23 真鍋 由介
24 神田 和美
安藤 桜 (あんどう さくら)
演 - 森本更紗
和美、恵里花、桃と同じ塾に通う友達。グループ内ではもっとも大人しい性格。
特に桃と仲がよく、いつも一緒にいる。財布泥棒事件以降、恵里花たちとともに和美をいじめ、真犯人と分かった恵里花とも絶交するが、それでも恵里花を気遣う和美の行動を見て友情を取り戻す。
石橋 鉄矢 (いしばし てつや)
演 - 伊藤純平
成績が良く、私立組の1人。
太田 徹 (おおた とおる)
演 - 押川大輔
落合 初 (おちあい はじめ)
演 - 田村勇馬
刈谷 孝子(かりや たかこ)
演 - 佐々木ひかり
平成6年1月13日生まれ。血液型はB型。身長147cm、体重36kg[14]
成績が優秀な女子。しかし母親からは「あなたは顔が悪いんだから勉強ができるようにならないと」と言われている。島田系の人たちには「ガリ子(ガリベンなため)」と呼ばれていた。最初は真矢の言うことを聞かない和美たちに反感を持っていたが、和美たちのおかげで友情の大切さを知る。卒業式の日、真矢みたいな教師になりたいと語った。
黒木 秀樹(くろき ひでき)
演 - 登野城佑真
斉藤 望(さいとう のぞむ)
演 - 梅岡南斗
佐藤 恵里花(さとう えりか)
演 - 梶原ひかり
和美の親友。自己中心的でワガママな性格ではあるが、和美は過去に彼女の取ったある行動から、本当は優しい子と信じている。母親はPTA会長。
真矢によって島田らビジュアルメンバーと同じグループの班長に選ばれたことから反感を買う。財布を自慢する島田に苛つき、それを盗んでしまう。これを見かけた和美に濡れ衣を着せイジメのターゲットにする。犯人だとバレてクラス中から非難されても、最後の最後まで自分の非を認める事なく、懲りずに和美に責任をなすりつけていた。自分が犯人であることがばれて自棄になり、教室を放火しようとするも真矢に見つけられる。このとき彼女のカッターナイフを素手で掴んだ真矢の掌には大きな切り傷の痕が残り、卒業式のあとに真矢に心から謝罪をしている。和美から真の優しさや強さに触れて成長していく。
なお、彼女が島田の財布を盗んだ真犯人である事は、真矢には見抜かれていた。
島田 マリ(しまだ まり)
演 - 柳田衣里佳
平成5年10月15日生まれ。血液型はAB型。身長148cm、体重33kg[15]。体重をばらした真矢に不満をぶつけた。
ビジュアルメンバーのリーダー的存在。両親を馬鹿にする発言を真矢に盗聴されてしまう。エマ、里絵と仲がいいが他のクラスメイトとはたびたび衝突した。和美たちの友情に触れ、真矢の教えを受けるうちに改心していく。演者の柳田は伊藤とともにED映像でバックダンサーをしている。
進藤 ひかる(しんどう ひかる)
演 - 福田麻由子
平成5年8月4日生まれ。血液型はB型。身長140cm、体重30kg[16]
満点答案を真っ先に提出する天才少女。友人はおらず、いつも一人で本を読んでいる。本来は心優しく強い正義感の持ち主だが、愛する父を捨て仕事を選んだことや死去した親友の出来事をきっかけとする母親へのわだかまりから閉鎖的な一面があり、当初は和美や他のクラスメイトにも突き放した態度を取っていた。また、真矢に対して反抗的であったため、成績優秀であるにも関わらず代表委員と言う名目の雑用を任された。しかし、過去を受け止めて本当の友達になろうとする和美たちに心を動かされて笑顔や本来の積極性を取り戻し、和美とともに6年3組を引っ張るようになる(サブリーダー)。また、授業参観では和美たちが親に自分の思いを説得していることを見て、自身も母親に歩み寄ろうとしなかったことを謝った。
田中 桃 (たなか もも)
演 - 伊藤沙莉
和美と同じ塾に通う友達。小柄な体格[17]に似合わず、非常に勝気な性格。
和美、恵里花、桜と仲がいい。財布泥棒事件以降、恵里花たちとともに和美をいじめ、真犯人と分かった恵里花とも絶交するが、それでも恵里花を気遣う和美の行動を見て友情を取り戻す。とてもノリがいい。演者の伊藤は柳田とともにED映像でバックダンサーをしている。
田端 美知子(たばた みちこ)
演 - 高橋香波
星仁美と幼馴染。よく二人で行動する事が多い。
地井 圭次(ちい けいじ)
演 - 高橋伯明
中村 一郎(なかむら いちろう)
演 - 針井翔太郎
西川 浩一(にしかわ こういち)
演 - 酒井翔太郎
平成5年11月24日生まれ。血液型はB型。身長154cm、体重50kg[18]
頭がよくクラスの中でも進藤に次ぐ成績を収めている。実家が開業医(診療所)で父親(演 - 市川勇)の跡を継ぐ予定。
他人に関心を持つ様子がなかったが、和美たちのおかげで友情の大切さを知る。
馬場 久子(ばば ひさこ)
演 - 永井杏
平成5年9月12日生まれ。血液型はB型。身長138cm、体重30kg[13]
勉強もスポーツも苦手だが、絵を描くことは人一倍上手である。ひかるに憧れており、自身のスケッチ帳には彼女の似顔絵が書かれている。性格は内向的でクラスに友人がいない。自分に自信がなく、和美と由介の会話に対し「どうせ私の悪口言ってるんでしょ?」と言ったこともある。臆病であり、真矢に脅され、親友になった和美を一度裏切ってクラスの「監視役」になった。また、このことによって自分の立ち位置が良くなったため、高圧的な性格となった。しかし、この際に真矢に「進藤さんならともかく、あなたはそれ相応の成績をとっているのか?」と詰められた。そして憧れの存在であったひかるに掃除をするよう指図した際に、ぐうの音も出ないほど自身を否定され、大きく精神的ダメージを受けることとなった。しかし和美の思いやりと温かさに触れて和美たちとともに行動することを決意。和美たちと和解したあとは和美・ひかると一緒にいることが多い。卒業制作の原画をデザインした。
不破 翔太(ふわ しょうた)
演 - 野村エリヤ
公立組の1人。
星 仁美(ほし ひとみ)
演 - 前田樹
田端美知子と幼馴染。よく二人で行動する事が多い。
松本 エマ(まつもと えま)
演 - 高田彩香
ビジュアルメンバー。マリ、里絵の親友。塾をさぼって中学生と遊んでいるところを真矢に盗撮されてしまう。和美たちの友情に触れ、真矢の教えを受けるうちに改心していく。
三田村 誠(みたむら まこと)
演 - 鎌田篤
眼鏡をかけた秀才の男子。機械に強く、真矢のパソコンをハッキング(記録されていた6年3組の児童のデータベースを削除)したこともある。ただ、消したデータは真矢がバックアップを取っていたため無駄に終わった。
宮内 里絵(みやうち りえ)
演 - 中村泉貴
平成5年4月27日生まれ。血液型はB型。身長158cm、体重43kg[19]であり、小学生にしては大柄である。[20]
ビジュアルメンバーの中でも血の気が多いのが分かる。大人と勉強が嫌い。マリ、エマの親友。和美たちの友情に触れ、真矢の教えを受けるうちに改心していく。
山下 健太(やました けんた)
演 - 西原信裕
サッカーがとてもうまいらしい。少し調子に乗るところがある。

半崎小学校 6年3組の児童の家族編集

神田 章子(かんだ あきこ)〈37〉
演 - 羽田美智子
和美の母親。どこにでもいる専業主婦だが1話ごとに皿を一枚割るシーンがあるなど非常にそそっかしく、和美たちからもたびたび「ママしっかりしてよ」と呆れられている。また、子どもたちの気持ちがうまく理解出来ない一面があり、人の意見に流されやすい傾向にある。仕事を一度もしたことがないというコンプレックスを持ち合わせており、今までは過度に自分を抑えてしまうことが多かったが、真矢との交流を通じて成長していく和美に感化されたことで少しずつ変化し、夫とも対等な関係を築こうとするようになる。姉がいる。
神田 武(かんだ たけし)〈39〉
演 - 尾美としのり
和美の父親。広告会社に勤務しているサラリーマン。ほとんど家庭を顧みる素振りがないものの、和美の変化などに気づいている一面もある。章子のそそっかしい言動や、他人の意見に流される、人を勘ぐる態度や子どもの気持ちをうまく理解できないことにも怒りを覚えている模様。しかし、章子や和美が成長したことでこれまでの自分を反省し、対等な家族関係を築くことを決心する。
神田 優(かんだ ゆう)〈15〉
演 - 夏帆
和美の姉。病弱で喘息持ちであるが妹想いである。家では眼鏡をかけているが、出かけるときはコンタクトレンズにする。自分の病弱さを理由に学校へ行っておらず両親にもそれを隠し続けていたが、和美の成長を見て再度登校する決意を固める。
佐藤 芳江(さとう よしえ)〈40〉
演 - 黒田福美
恵里花の母親。豪邸に住む典型的な教育ママであるが、自分の子供が一番と思っており恵里花を甘やかしている。恵里花の「たまごっち」が真矢に没収された際、クラスの保護者の先頭に立って学校へ乗り込んで教師たちを罵倒するも、最終的には真矢に言いくるめられてしまう。娘の成績不良の原因を和美のせいにしており2人の仲を引き裂こうともしていたが、のちに恵里花から和美に対する本当の気持ちを打ち明けられたことにより、和美に対する誤解を解いた。
進藤 麗子(しんどう れいこ)〈35〉
演 - 奥貫薫
ひかるの母。シングルマザーで自分の仕事をきちんと持ちつつ、謙虚で和美たちにも優しく対応するなど章子たち他の保護者からも「理想の母親」として強い憧れを抱かれている。以前にひかるの元友人に対して放った一言からひかるとの親子仲との間に長らく強いしこりがあり、彼女が一時期閉鎖的な態度を取るようになった遠因となっている。しかし、授業参観の日を機にひかるから自分の思いを打ち明けられたことで、関係修復の兆しを見せるようになる。
真鍋 恭志(まなべ ただし)〈54〉
演 - 篠井英介
由介の母方の祖父である。小さなバーを経営するオカマで由介が「おじいちゃん」と呼ぶと「おばあちゃまと呼びなさい」とたしなめる。基本的に束縛せず由介の思うようにさせている。
真鍋 真由美(まなべ まゆみ)〈29〉
演 - 酒井若菜
由介の母で恭志の娘。最終回に登場。卒業式に合わせて真矢が必死に捜し出して密かに呼んでいた。
健太の母〈55〉
演 - 柳谷ユカ
健太の母親。名前は不明である。

半崎小学校 教員編集

上野教頭〈45〉
演 - 半海一晃
小役人的な教頭。真矢のやり方には当初から批判的。教育委員会から指示があったときに児童指導のやり方を変えるよう強く迫るが、最終回で子どもたちのクラスの雰囲気を見て、ようやく真矢の教育方針を認めるようになる。後日に放送されたスペシャルドラマ版により、上野だけが今まで出会った教頭職の教員の中で真矢の教師としての信念を認めたことが明らかになっている。
近藤校長〈55〉
演 - 泉谷しげる
真矢が再教育センターで指導を受けたあと、真矢の過去の経歴・指導方針を承知の上で採用し、最後までその教育方針を理解する立場から擁護に努める一方、都合が悪くなると「あとは教頭先生に任せてありますから」と言ってその場を取り繕うとする。校内では、いつもジャージで通している(最終話の卒業式のシーンのみ正装)。
先述の頼りなさから彼女の再教育センター行きを止めることはできなかったが、最終話では卒業式の日に忘れ物を理由に真矢に学校へ来させ、6年3組の生徒たちに会わすように取り計う。
天童 しおり(てんどう しおり)〈25〉
演 - 原沙知絵
6年2組担任。初めて6年生の担任をすることになった新米教師。子供たちとは友達のように接したいと思っており指導の仕方はかなり甘い。熱意はあるが空回りしている。辛いことがあると一人カラオケでストレスを発散しており、結婚を考えている彼氏がいる。真矢には「ただ『いい先生』だと思われたいだけ」などと徹底的に批判され、保護者からの悪評や学校に訪れた父親・喜一の叱責もあり一時期教師を続ける自信をなくす。しかし、和美の励ましに加え仕事を続けていくうちに一人の教師として成長し、卒業式直前には「いい先生と思われるかどうかなんて、ほんとはどうでもいいですよね。そんなことは20年、30年先に子どもたちが決めることだし」と発言できるようになり、真矢からも「少しは教師らしくなったみたいね」と認められた。真矢が学校を去ったあとには彼女のように黒い服を着て子供に厳しく接するようになっているが、やや中途半端な部分も見られており近藤校長からは心配されていた。
劇中では真矢と対照的な教師として描かれているが、スペシャルドラマ版により教師として未熟な言動や信念の弱さ、新任教師時代の真矢の当時の年齢と同じ歳など、さまざまな側面において新任教師時代の真矢と多くの共通点を持っていることが明らかになっている。
並木 平三郎(なみき へいたろう)〈44〉
演 - 内藤剛志
6年1組担任。6年生の学年主任。かつては情熱を持っていたが、次第に他の先生や児童の顔色ばかり伺う教師になってしまっていた。しかし、真矢と仕事をするようになってからは昔のような情熱を取り戻していく。真矢が辞めることになった際には自身の教師としての不甲斐なさを嘆きつつ「阿久津先生みたいなやる気も理想もある人を守っていかなければならんのでは」と漏らしていた。

その他編集

天童 喜一(てんどう きいち)〈54〉
演 - 平泉成
第9話に登場。しおりの父親。半崎小学校に訪問した際、他の教職員がいる前で娘の教育者としての資質不足を厳しく批判したが、最後にはしおりからは「子どもたちと一緒に悩み、進む教師になりたい」と言われる。実は真矢がかつて赴任していた中泉小学校の校長をしており、同エピソードでも真矢との再会を喜ぶ一面を見せている(天童との関係についてはSPエピソード『悪魔降臨』で詳しく語られている)。
西郷 百合子(さいごう ゆりこ)
演 - 根岸季衣
第9話、第10話に登場する東京都教育委員会所属の女性職員。教育委員会のHPにおける真矢についての書き込みを受けて半崎小学校を訪ねる。真矢とは対照的な教育観念の持ち主であり、授業見学直後も近藤と上野に厳しい口調で懲戒免職を求めるなど、最後まで真矢の教師としての信念を認めなかった。

スペシャルドラマ編集

キャスト(SPドラマ)編集

上田〈40〉
演 - 石原良純
東京都教職員再教育センター担当官を務める男性役員。元々エリート畑から転部してきたためメリハリのない現職の状況に強い不満を抱いているが、真矢やその教育方針に非常に強い関心を抱いており、真矢の壮絶な教師生活の過去を知る数少ない人物である。

エピソード1〜堕天使〜編集

1994年 - 2000年 (登場人物の年齢は全てその当時のもの)編集

阿久津 真矢(後に 富塚 真矢)〈25 - 31〉
演 - 天海祐希
都内の国公立大学教育学部卒業後に小学校教諭になり、25歳の時に神原小学校6年1組の担任になった“新米教師”。初めて担任を任されたことで希望に満ちており、表面上は本編でのクールかつ無表情だった真矢からは想像もできないような、常に明るく笑顔を絶やさない天使のような教師。児童に対しては友達のように接しようとし、常に「いい先生」でありたいと熱意を傾ける一方、甘すぎる彼女の指導方針が仇となって教え子や保護者に嫌われたうえに周囲の同僚教師からも反感を買ってしまう。このことから唯一真矢を慕っていた教え子の愛から交換日記を断ったことで逆恨みを受けた末に自宅謹慎を言い渡されてしまい、結果的に教職を自主退職に追い込まれてしまった。
退職後は保彦からのプロポーズを受けて結婚して「富塚」姓となり、翔を立派に育てることを生き甲斐にするも、やがて子育てのやり方や、考え方の相違に端を発して保彦とも仲違いする。翔の事故死も重なって結婚生活は長続きせず、すべてを失ったことに絶望して翔の死に場所で自殺を図ろうとしたところに、愛から自殺を示唆する電話を受ける。それを機に愛と再会し、彼女が非行に走って自堕落な生活を送り、その過程で子供を身ごもっているということを知る。その後、二人で列車自殺を遂げようとするも、愛が恐怖から錯乱状態に陥ったことで自殺を思い留まり、叱咤激励し立ち直らせたことがきっかけで初めて彼女と互いを理解し合えることができ、正式な謝罪と感謝を受けたことで教員生活をやり直す決意をする。
それからは厳しくすることの意味を完全には理解していないものの、自身のやり方を改め面接でも「必要とあらば体罰も辞さない」という考えを表明したため多くの学校から門前払いを受けるなか、当時中泉小学校に勤めていた天童の計らいで晴れて同校への教師としての赴任が決まる。
父の真一とは、経営している私立学校で不正をしていたという報道が流れたことがきっかけで、保彦が日常会話の中で真一を引き合いに出しただけで激昂するほどにまで嫌悪するようになってからは父子関係が断絶しており、最後まで和解することはなかった。
服装は白で明るいパステル系。ヘアスタイルは軽いウェービーヘアー。上記の神原小学校での挫折、息子の死、かつての教え子の愛と心を通わせられたなどの経験を経て少しずつ強い意思を宿すようになる。復職の面接の際はハーフアップのヘアスタイルにしており、新たな小学校への初着任時にポニーテールに変え、服装も白からグレーのスーツに変えるなど、少しずつ鬼教師へと近づいていっている。
富塚 保彦(とみつか やすひこ)〈30 - 36〉
演 - 生瀬勝久
真矢の夫で、彼女とは交際関係を経て結婚した。大手の建設会社に勤務するサラリーマンで、普段は温和であまり声を荒げることをしない反面、気弱かつお人好しであり、勤め先の脱税政治家への贈賄が表沙汰になった際も、家庭の食い扶持を失うことの恐れと共に、「真矢の父親と同じように何か事情があるはず」、「会社をやりくりするにはこの程度は仕方がない」、「この程度の不正ならどこの企業だってやっている」と開き直り、不正に加担してしまう。
また、真矢の家庭事情については交際時から把握しているものの、真矢の立場や心情を考慮せず、彼女自身だけに問題があるかのように認識している。そのため、事あるごとに彼女の言い分を聞き入れることなく真一と美矢子と和解するよう一方的に勧めており、挙式の際にも真矢に黙って二人を招待し、真矢が真一から後述の屈辱的な言葉を吐かれる事態を引き起こしている。
結婚当初も良好な夫婦関係を保ち、自分なりの方法で妻子に常日頃愛情を注いでいたものの、やがては、翔の子育てや家事を真矢に押しつけるなど家庭を顧みない態度や、翔の教育方針やしつけをめぐる意見の相違が発端となり、翔が障害を患ったことや、勤め先の不正に対する上述の弁解について真矢から非難されたことなども相まって、真矢の家庭事情や過去を引き合いに出しながら母親や妻としての真矢の努力を否定するような発言をするまでに口喧嘩がエスカレートするほど、夫婦仲が一気に冷え切ってしまう。二人を気遣って心配する翔から言葉を掛けられても自らの態度を省みることのないまま、最終的には翔の死が決定打となり、真矢とは正式に離婚に至った。葬儀の場で「お前が(翔を)殺したんだ」と涙ながらに真矢を一方的に責めており、彼女の心に深い傷を残すことになる。
本編の公式ガイドブックでは、スペシャルドラマ放映に先んじて保彦が匿名で登場しており、真矢の復職を知ったものの彼女を一方的に非難し続ける発言内容から、本編での時間軸までに勤め先が経営破綻していることや彼の更なる転落した末路が示唆されている。
真矢は後に保彦のことを踏まえてか、本編第10話では勉強する意義について授業中で議論になった際、「いい会社に入るために勉強する」と発言した生徒たちに対して、「今は、どんなに有名な会社だって裏でどんなに汚い事をやってるかわからないんだし、いつ潰れてもおかしくない時代なのよ?」と諭した上で自分なりの見解を述べている。
富塚 翔(とみつか しょう)〈5〉(2000年当時)
演 - 武井証
等々力幼稚園に通う真矢の1人息子。親思いで心優しくどんな困難なことにも一生懸命な性格だが、真矢の厳しいしつけや、真矢と保彦の不仲などに起因するストレスの反動によってチック障害に陥ってしまう。障害を抱える自分のしつけや教育の在り方をめぐって両親が対立していったことに罪悪感を抱くようになり、真矢の好きなチョウを捕まえようとして川辺に行った際、誤って川に転落し溺死してしまう。
翔の死を機に、真矢は今までの生き方や自身の教師としてのあり方を省みることになり、その後も教え子への指導の際に彼を思い起こしてはたびたび彼を死なせてしまった罪悪感に苛まされていることが示唆されている(本編の公式ガイドブックでも、スペシャルドラマに先んじて、翔の名前が真矢の日記の断片とされるページに記載されている)。また、この翔との関係や後述の真一との確執を踏まえて、子供に対する親の身勝手な期待や無理解などを実感し、家族とのわだかまりを持つ生徒たちに、真矢が必要に応じて家族の心情を察して歩み寄ることの重要性を説くきっかけになる一方、真矢の心情を誰よりも理解しており、真矢と口論となった保彦に対しても「ママは僕のことが好きだから叱ってくれる。叱られるのは、自分が悪いことをしただけ。だから、パパもママに怒らないでほしい」と宥めたことがあり、周囲からの理解を得られず悩んでいる和美に対して真矢が(その後の愛の改心に成功したことなども踏まえて)「本当に相手を思っているのなら、あれこれ言い訳しなくてもいつかちゃんと分かってくれる。今は辛くてもそう信じなさい」と激励するきっかけともなっている。
阿久津 真一(あくつ しんいち)〈58〉(1994年当時)
演 - 西岡徳馬
真矢の父。私立学校の経営者だったが、不正疑惑に関する報道が原因で真矢から一方的に嫌悪されて以来親子関係が断絶しており、彼女が公立学校の教師を志した一つのきっかけにもなる。
問題から半ば逃げ出すように退職・結婚した真矢に対しては式の際に「これがお前にとっての幸せなのか?」と問いかけた上で、「あれだけ人のことは散々批判しておいて、自分はいざ思い通りにならなかったら尻尾を巻いて逃げ出すのか?」「女はいいなぁ。いざとなれば結婚すればいいんだしな」と真矢の本心を見透かしたような辛辣な言葉を投げ、式場を去った。
ただし、公式ガイドブックでは、将来自分の学校を真矢に継がせるつもりだったことが記載されており、断絶後も真矢に対して自分なりの親心を持っていたことが示唆されている。またこのときに真一が放った一言が、後に真矢が自分の人生を顧みるきっかけとなり、鬼教師になったときも覚悟が足りていない新米教師のしおりを叱咤した際にも生かされることになる。
阿久津 美矢子(あくつ みやこ)〈53 - 59〉
演 - 江波杏子
真矢の母。ドラマ本編では、真一が確執を抱えていた娘の結婚式で上述の嫌味を吐いたときも制止したり、真矢が離婚直後にさまよっていた際にも声をかけたりするなど、家族関係を取り持とうとする心優しい良妻賢母として描かれている。
しかし、公式ガイドブックでは、一部の近隣住民による「夫の言うことに逆らえない気弱な母親」という評判が引用されており、外部からは必ずしも芳しい印象を持たれていなかったことが示唆されている。
池内 美栄子(いけうち みえこ)〈35〉(1994年当時)
演 - 三浦理恵子
池内愛の母。娘を常日頃から溺愛しており、自分の子が一番かわいいと思っている。「愛ちゃんが、愛ちゃんが」という言葉を口癖のように言い、娘の虚言が原因で真矢の虐待疑惑が起こった際は自ら学校に押しかけ、娘の戯言を事実として受け止め真矢への怒りを露わにする。しかし、母親でありながら保護者としての自覚と責任感に欠けている部分があり、愛が非行に走った際には簡単に見放したうえ、全ての責任を真矢に転嫁する始末であった。
桐谷教頭〈50〉(1994年当時)
演 - 金田明夫
神原小学校教頭。典型的な事なかれ主義の教員であり、教育観についても時代遅れで柔軟性に欠けた部分がある。愛が起こした虐待騒動時にも真矢の言い分を一切聞かなかったうえに「これでも阿久津先生を信じていたつもりだ。だが、これは全教師に対する裏切りですよ」と罵倒した。
ドラマ本編のガイドブックでも、スペシャルドラマ放映に先駆けて匿名で登場しているが「真矢の問題行為を信じてはおらず退職時には残念に思った」とドラマ本編とはまったく矛盾した発言をしている。
松平校長〈56〉(1994年当時)
演 - 諏訪太朗
神原小学校校長。事実上桐谷のイエスマンであり、愛が起こした虐待騒動時も桐谷の意見にただ相槌を打つのみであった。

神原小学校6年1組の児童(五十音順)編集

相田 たける(あいだ たける)
演 - 広野健至
荒井 えりな(あらい えりな)
演 - 角池恵里菜
池内 愛(いけうち あい)
演 - 後藤果萌〈12〉(1994年当時) / 戸田恵梨香〈18〉(2000年当時)
神原小学校6年1組。表向きは明朗活発で献身的な性格だが、その裏では他者からの愛情に飢えており、自分がぞんざいに扱われていると思い込むと感情を暴走させる一面がある。最初は真矢に憧れて雑用を進んでこなしたり積極的に学級委員になったりし、やがて個人的に真矢と交換日記を始める。しかし他の生徒の保護者たちの批判や圧力が原因で交換日記を断られたことを逆恨みして、理科の実験で劇薬を混ぜ三角フラスコを爆発させるなど極めて悪質な悪戯行為を繰り返す。さらに自傷行為を行うようになり、真矢に虐待されて傷を負わされたという虚言を親や学校中に広め真矢を退職に追いやる。
その後、学校を退学して非行に走ったことで母親との関係が悪化し、交際相手との間に子供ができる。しかし、妊娠が発覚した途端に恋人に捨てられたことで誰にも愛されない自分の立場に失望し、死を選ぼうとする。この際に真矢へ電話をかけたことで彼女と再会し、二人で心中しようとするも死への恐怖からパニックに陥って失敗し、真矢から、他人に愛されない理由が自分自身の利己的な考えや態度にあることを指摘され、愛されるために分からないことを学ぶ姿勢の重要性を教えられた。その後は真矢の勧めで中絶手術を受け、更生して復学することを決意する。入院時に自分の虚言で真矢を退職に追い込んだことを謝罪するとともに、自身を立ち直らせた真矢への感謝の思いを涙ながらに伝え、教師への復帰を志すきっかけを作る。
池田 恭二(いけだ きょうじ)
演 - 池田恭祐
石川 美代(いしかわ みよ)
演 - 石川美穂
大内 元気(おおうち げんき)
演 - 大内元康
大坪 亜希子(おおつぼ あきこ)
演 - 大坪あきほ
大和田 篤郎(おおわだ あつろう)
演 - 大和田篤司
岸 彩香(きし あやか)
演 - 岸彩海
岸 翔太郎(きし しょうたろう)
演 - 岸翔真
鬼頭 歌子(きとう うたこ)
演 - 鬼頭歌乃
清田 公平(きよた こうへい)
演 - 清田陽平
近内 美緒(こんない みお)
演 - 近内里緒
阪本 奨(さかもと しょう)
演 - 阪本奨悟
佐久間 俊介(さくま しゅんすけ)
演 - 佐久間俊
鈴木 あきら(すずき あきら)
演 - 鈴木明里
鈴木 亮(すずき りょう)
演 - 鈴木亮介
砂川 政雄(すなかわ まさお)
演 - 砂川政人
千葉 一也(ちば かずや)
演 - 千葉一磨
日高 里香(ひだか りか)
演 - 日高里菜
廣瀬 真也(ひろせ しんや)
演 - 廣瀬真平
古川 あかり(ふるかわ あかり)
演 - 古川茜
水黒 はるか(みずくろ はるか)
演 - 水黒遥日
村瀬 継(むらせ つづく)
演 - 村瀬継太
薬師寺 卓也(やくしじ たくや)
演 - 薬師寺匠
矢端 名子(やばた なこ)
演 - 矢端名結
若林 大樹(わかばやし たいじゅ)
演 - 荒木大悟
和田 真代(わだ まよ)
演 - 大野真緒
渡辺 彩(わたなべ あや)
演 - 渡辺彩乃
渡会 なつき(わたらい なつき)
演 - 飯島夏美

現在(2006年)の登場人物編集

神田 和美
演 - 志田未来
中学に入学するが、入学当初からクラス仲間との悩みなどについて真矢に数回相談をしに行っている。

エピソード2〜悪魔降臨〜編集

2002年11月 - 2003年2月 (登場人物の年齢は全てその当時のもの)編集

阿久津 真矢〈33 - 34〉
演 - 天海祐希
中泉小学校6年2組の担任。神原小学校での挫折から愛の言葉を受けて教壇に戻り、以前のような笑顔は見せず児童には厳しく接しようと自分の教育方針を改める。2002年に11月に真矢の話を聞いた中泉小学校の天童喜一校長との面接の結果、教諭としての採用が決定した。
本編での真矢に比べて意志が揺らぎやすく、信念と覚悟がまだ中途半端な一面があり、英二に隙を突かれる一因となってしまう。また、時折感情的になりやすい傾向もあり、翼が不登校に陥った際は助けようとするあまりに焦って怒鳴りつけてしまったり、翼が入水自殺を図った際は翔の死と重なったためか激しく取り乱したりするなどの様子を見せている。
英二が翼のいじめをクラスメイトに煽っていることに気づいて解決すべく尽力するものの、先述の覚悟の甘さから失敗が重なり、結局翼の自殺未遂を招いてしまう。必死の応急措置の末、どうにか一命は取り止めさせることには成功した。これを機に英二とは本格的に対峙するものの、悪びれる素振りを見せず「どうして人を殺しちゃいけないんですか?」と明け透けに切り返されたことから、体罰を加え激しく殴り合う。翔を思い出しながら、彼に今まで人に課してきた「痛み」を教えるため首を締め上げつつ殺人を犯してはならない理由を諭したが、このことが原因で英二の両親から圧力をかけられる形で職を追われることになってしまう。しかし、英二との殴り合いで負ったけがの治療中に、見舞いにきた天童から謝罪と激励の言葉を受けて教師を続ける意志が芽生え、再教育センターでの研修を決意する。その後、研修期間中に一時は教師の道を断念し、学習塾の講師を希望しようとしていた。たまたま近くを通りかかった際にあった塾に立ち寄ろうとしたとき、翼と再会し、英二がクラスでの立場をなくしたことに失望して転校しようとしていることを聞かされ、説得の末に思い留まらせたこと[21]で、英二から正式に謝罪され愛用のボールペンを(罰として没収する名目で)譲り受ける。
2005年2月に教職員再教育センターの研修を終えた真矢の噂を聞いた半崎小学校の近藤校長(泉谷しげる)がアパートを訪れ、彼女の過去を知りながらの採用の打診を受け、条件つきで引き受ける。このとき、近藤校長が「今度もし、教師として採用されるとしたら次はどうされるおつもりですか?」と聞いたところ、彼に向かって「鬼になります。そして子どもたちには徹底的に厳しく接します。それをすれば、当然親たちが批判するでしょうが、すべて受けて立つつもりです」と言い、鬼教師としての道を選んだ。そして、受け持つクラスの生徒の個人情報をすべて集めるなど、着々と教師復帰への準備を進め、ドラマ本編へと繋がる。
服装はグレーのパンツスーツもしくはジャージ、ヘアスタイルはポニーテールだったが、自身の教育方針を理解した天童からの激励や英二の改心の成功などが重なり、徐々に信念を強めていき、それに合わせ服装の色もグレーから徐々に黒へと変わっていった。半崎小学校への赴任が決まった際は髪型をシニヨンに変えて服装も完全に黒で統一し、完全に鬼教師としての道を歩み始めていくことになる。担当するクラスも、「白マヤで1組、灰マヤで2組、黒マヤで3組」とクラスの組も変わっている。
なお真矢が鬼教師に変貌するという設定は、映画「スター・ウォーズ・シリーズ」でアナキン・スカイウォーカーダース・ベイダーとして生まれ変わることがモチーフとされている。アナキンの息子であるルーク・スカイウォーカーの衣装も、シリーズが進むごとに、白(エピソード4)→灰色(エピソード5)→黒(エピソード6)と変わっていく。
天童 喜一〈51〉
演 - 平泉成
中泉小学校の校長を務める男性教員。本シリーズの登場人物である天童しおりの実父で、真矢の教育方針を理解する数少ない人物である。担任が今までに2人辞めたあとの6年2組の担任として真矢を迎える。彼女を迎えた背景として、この学校はある問題を抱えており、その強い気持ちを持つ彼女に賭けてみようと思い立った。この学校の教師が今年になって2人も辞めており、ひょっとしたら何か大きな問題が起こるのではないかと懸念していた。
教育者として自分の考えや理想・情熱も持っているが、英二のクラスに関しては「特に表立って問題はないが」と評しており英二によるいじめが横行するクラス内の現状を見抜けてはいなかった。
真矢の教師としての信念については当初は困惑した表情をみせつつも、真矢の強い信念を受けて徐々に認めるようになる。結局は英二の両親の圧力に負ける形で彼女の再教育センター送りを阻止できず、真矢が入院先の病院でリハビリを受けていた最中に見舞いに来た際に、真矢の退職を阻止できなかったことを謝罪した上で、「本校を辞めたとしても教師自体は辞めないでいただききたい。あなたのような先生が今の子どもたちには必要なんです」と言葉をかけ、彼女が一層教師としての信念を強めるきっかけとなった。その後半崎小学校で娘・しおりの同僚教師として働く真矢と再会している(本編第9話より)。
平野教頭〈50〉
演 - 清水章吾
中泉小学校の教頭で典型的な事なかれ主義の男性教員。非常に弱腰で臆病な性格。面倒なことを極端に嫌っており、自分に対して不利なことになるとすぐに相手に媚びへつらっては事態を丸く収めようとする。このため英二の両親から圧力をかけられた際にはすぐさま卑屈な態度をとってはイエスマン的に動いており、英二との乱闘騒ぎの際には真っ先に真矢を辞めさせようとする。
宮内 典子(みやうち のりこ)〈35〉
演 - 西田尚美
英二の母親。普段は異常なまでに英二をかわいがるが、非常に高慢でヒステリックな性格。息子にとって有利な環境を作るためなら、雅臣とともに学校へ圧力をかけることも厭わないモンスターペアレント。しかしながら、英二に対する異常なまでのかわいがりぶりは成績優秀だった長男の死の反動によるものであり、結果的には英二本人に劣等感を植えつけて学校での一連の問題行為に至らしめている。
しかし、学校での英二の問題行為にまったく気づいておらず、逆に彼が真矢に叱責された際には平手打ちを浴びせた挙句に「うちの息子に何かあったら殺してやるから」「もう二度と英二に近づかないで」と罵倒した。翼の自殺未遂騒動に至っても息子の問題行為の事実を認めようとしなかったため、英二の転校騒動の際にも、同じ子供を亡くした立場から翔との思い出を踏まえた真矢に諭されるも頑なに耳を貸さず、改心した英二に対しても「何してるの!お父様に言いつけるわよ!」と恫喝したが、「勝手にすれば?」と一蹴された。
宮内 雅臣(みやうち まさおみ)〈40〉
演 - 矢島健一
英二の父親。東大法学部卒のキャリアで都庁に勤めている公務員。エリートゆえか極端な選民思想を抱いており、英二に対しては「お前が一番だ。世の中強い者がすべてだ」と常に言い聞かせている。息子へのえこひいきを押し通すためなら、キャリアとしての立場や権力を笠に着て典子とともに学校へ圧力をかけることも厭わず、問題行為を繰り返す英二を叱責する真矢を疎んじ、自分の権力を行使して黙らせようとし「あなたを二度と教職に戻らせないようにすることなど簡単なことだ」などと豪語している。
その一方で、英二が心臓病で入院した際には心配する素振りを見せなかったどころか「ダメな奴」呼ばわりするなど一方的に蔑むような態度を取っており、このことがのちに英二が学校で問題行為を繰り返す遠因となっている。英二が真矢との取っ組み合いの末にけがをした騒動を受け、教師への情熱を完全になくすべく真矢を退任へ追いやり、教職員再教育センターに送り込むよう教育委員会に圧力をかける。しかし、結果的に真矢をより強靭な信念を持つ鬼教師へと変貌させるきっかけとなり、この目論みは大きく外れることになる。

中泉小学校6年2組の児童(五十音順)編集

青木 宏之(あおき ひろゆき)
演 - 樋口真
池原 瞳(いけはら ひとみ)
演 - 池澤ひとみ
植垣 優(うえがき ゆう)
演 - 山内颯
奥平・坂東と同様、英二の言いなりで翼をいじめる一人。翼が不登校に陥ると、今度は英二の命令のまま不本意ながら奥平をいじめるようになる。
大原 彩(おおはら あや)
演 - 大橋彩香
岡本 一平(おかもと いっぺい)
演 - 難波勇矢
奥崎 りな(おくざき りな)
演 - 奥田れな
奥平 ナオト(おくだいら ナオト)
演 - 池田晃信
翼の後ろの席に座っている。英二の言いなりになって翼をいじめていたが、翼の不登校時には新たないじめの標的にされてしまう。
金田 明(かねだ あきら)
演 - 金杉明美
具志堅 成美(ぐしけん なるみ)
演 - 金城成美
後藤 優子(後藤 ゆうこ)
演 - 後町有香
坂口 丈治(さかぐち じょうじ)
演 - 中田晴大
里中 翼(さとなか つばさ)
演 - 伊藤大翔
今エピソードの中心となる生徒の一人。優しい性格だが気弱で勉強や運動が苦手なタイプで、クラスメイトから執拗ないじめを受けている。教科書や靴に「死ね」と落書きされたり、机の中にゴミなどを入れられたり、クラスメイトから尻にコンパスを刺されたり、ズボンを下げられパンツを見せられたり、給食に鉛筆の削りかすを入れられたりという被害を受けていた。さらには財布泥棒の犯人にされ、そのショックで不登校となってしまう。家庭訪問に来た真矢にいじめに負けない勇気を持つことを教えられ、英二がクラスの支配者だということを真矢に告げる。のちにそれに感づいた英二に襲われ「死んでくれる?」と罵倒されたことで入水自殺に追い込まれるも、直後に現場に駆けつけた真矢の懸命な救命処置により、一命を取り留めた。
しかし、英二については自身に対するいじめを首謀していたにもかかわらず、すべてを許したうえでクラスメイトとして気にかけていた。彼がいじめの責任をとって学校を辞めようとした際にはこのことを真矢に伝えている。転校予定の当日に彼のもとへ心配して駆け寄り、真矢の説得によって英二が転校を思い留まり、教室へ戻った際にはともに笑顔を見せるなど和解への兆しを見せた。
志賀 唯奈(しが ゆいな)
演 - 志賀谷ゆい
新川 七美(しんかわ ななみ)
演 - 新谷七聖
太宰 仁(だざい じん)
演 - 鈴木龍之介
壇 邦彦(だん くにひこ)
演 - 東郷雅広
月山 冴子(つきやま さえこ)
演 - 津久井咲恵子
坂東 竜平(ばんどう りゅうへい)
演 - 井津元悠汰
翼の前の席に座っている。英二とともに翼をいじめる一人。緑の服とジーンズがトレードマーク。翼が不登校に陥ると、今度は英二の命令で不本意ながら奥平をいじめるようになる。
万城 麻里(ばんじょう まり)
演 - 馬場麻里那
比嘉 涼太(ひが りょうた)
演 - 渡辺悠
藤 舞華(ふじ まいか)
演 - 藤谷舞子
南風原 めぐ(はえばら めぐ)
演 - 須田恵美
松本 薫子(まつもと かおるこ)
演 - 松尾薫
丸山 鋭人(まるやま えいと)
演 - 五十嵐真人
宮内 英二(みやうち えいじ)〈13〉
演 - 森田直幸
同エピソードの中心人物。眉目秀麗に加え、文武両道の優等生で教師からの評判も高いが、過去に親の圧力を利用して担任教師を2人辞めさせるなどクラスを影で支配しており、公式ガイドブックでは「帝王」という異名がつけられている。常にジーンズを履き、持ち歩いているボールペンペン回しをする癖がある。
元々は私立の小学校に通っていたが、持病の心臓疾患による一年間の入院により卒業できなかった。実年齢も一般の小学6年生より一つ上の13歳であり、体もクラスメートと比べ一回り大きい。クラスでは取り巻きの生徒たちに翼へのいじめを扇動し、ついには翼が真矢に自身がクラスの支配者だということをばらしたことに逆上し、入水自殺を強要し殺害を試みる。このことで真矢に体育館へ呼び出されても「どうして人を殺しちゃいけないんですか?」と平然と聞き返すなど、反省の意志を示さず、真矢から体罰を受けたことに激昂して殴り合いの喧嘩に発展、金属バットで殴りつけたり、カッターナイフで切りつけたりするなど彼女に大けがを負わせた。真矢の胸にある古い向こう傷はこの際に英二から受けた暴行によるものである。その後、傷だらけになった真矢から、これまで他人に与えてきた「痛み」を教える目的で首を締めつけられながら、(翔との思い出を踏まえた上で)殺人を犯してはならない理由を教え諭されるも、この騒動により真矢を退職に追い込んでしまう。
真矢との騒動後、一転してクラスメイト全員から無視されたことに傷心し、長らく不登校に陥ったうえに両親に勧められるがまま他の学校へ転校しようとするが、真矢の説得を通じてかつての標的である翼の優しさに触れたことによって、両親との決別を決意し転校を思い留まる。事実上、真矢が救った問題児はこれで2人目となる。このときになって初めて真矢の本心を知り、心から謝罪しながら感謝の念を伝えた際に「(いじめを行った)罰」という名目で愛用のボールペンを真矢に譲り渡し、今でも真矢の手で大切に保管されている[22]。このペンは本編第11話で真矢がチンピラから児童たちを守る際、窮地を救うのに役立っている。
森 慎之介(もり しんのすけ)
演 - 安達直人
渡部 華蓮(わたべ かれん)
演 - 渡邉華珠

現在(2006年)の登場人物編集

真鍋 由介
演 - 松川尚瑠輝
中学入学当初、和美同様ヤナギバとのことで真矢に数回相談している。
ヤナギバ ノブヤ
由介の中学の同級生。由介と「青春金属バット」のコンビを組む仲だが、一年留年している。激昂すると我を忘れる性格で止めに入った由介にさえも暴力をふるってしまう。

スタッフ編集

主題歌・サウンドトラック編集

  • EXILEEXIT」(2005年8月24日、rhythm zone
  • 池頼広「女王の教室 オリジナルサウンドトラック」(2005年9月15日、バップ
  • 池頼広「女王の教室 special edition 〜the best selection of 池瀬広〜」(2006年4月5日、バップ)

放送日程編集

  • 番組視聴率は関東地区のもの。サブタイトルはDVDから掲載しているが、あいまいなものもある。
連続ドラマ
各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話 2005年7月02日 悪魔のような鬼教師に戦いを挑んだ六年生の一年間の記録! 大塚恭司 14.4%
第2話 2005年7月09日 鬼教師の目に涙!? 岩本仁志 16.6%
第3話 2005年7月16日 親友・裏切り・涙 17.0%
第4話 2005年7月23日 みんなにドロボウと呼ばれて 大塚恭司 14.1%
第5話 2005年7月30日 友達も消えた... 渡部智明 13.8%
第6話 2005年8月06日 夏休みはありません! 岩本仁志 16.9%
第7話 2005年8月13日 学校が燃える夜 大塚恭司 16.5%
第8話 2005年8月20日 卒業行事はやりません。 木内健人 14.6%
2005年8月27日は「24時間テレビ28」放送のため休止。
第9話 2005年9月03日 鬼教師への刺客 岩本仁志 17.4%
第10話 2005年9月10日 真矢、最後の授業 渡部智明 19.7%
最終話 2005年9月17日 真矢のいない卒業式 大塚恭司 25.3%
平均視聴率 17.3%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
スペシャル
放送日 サブタイトル(ラテ欄) 演出 視聴率
2006年3月17日 エピソード1〜堕天使〜 岩本仁志 18.7%
2006年3月18日 エピソード2〜悪魔降臨〜 大塚恭司 21.2%

エピソード編集

  • 天海は、宝塚時代に『川霧の橋』や『銀の狼』で冷酷な悪役を演じているものの、女優としての悪役は初挑戦であった。
  • キャストの一部やスタッフ全員によるダンスシーンからなるED映像は、本編の内容が冷酷で過激である分、せめて最後は明るく締めようと思った天海が発案したものである。撮影終了後に天海が生徒役の子役たちやスタッフに微笑みかけるシーンも挿入されている。このダンスの振付担当は、宝塚歌劇団の振付も担当する川崎悦子。公式BBSでは、「宝塚時代を思い出す」との書き込みも見られた。ただし劇中では、最終話ラストシーンで初めて笑顔を見せるまで笑顔のシーンはほとんどなかった。
  • 収録中、天海は子どもたちにむやみに近づかないなどの「役づくり」を徹底させたが、子役陣への演技指導や相談に応じるという気配りも欠かさなかった。クランクアップ後、出演した生徒役の役者一人ひとりに天海から卒業証書が授与され、その際に「本当はみんなとたくさん遊びたかったですし、たくさんしゃべりたかったんですが、生徒役に立ち向かうのは怖くもありプレッシャーでもありました」と涙ながらに語った。また、志田とのラストシーン撮影後に「(ずっと撮影だったから)彼女にもう1か月夏休みをあげてほしい」と語っている。
  • 2001年に廃校となった台東区立田中小学校でロケが行われている。教室のセットは、後番組『野ブタ。をプロデュース』やフジテレビで放映された『スクール!!』でも手直しをして使用された。
  • 6年3組の教室の黒板の色は真矢の黒い服が映えるように特注で通常よりも明るい緑にしてある。
  • 梶芽衣子主演『女囚さそり』シリーズを演出の設定でモチーフにしていると演出家の大塚恭司が述べている。
  • 真矢は、『スター・ウォーズ・シリーズ』のダース・ベイダーがモデル。真矢の服装であるが、教師初任時は白を基調にしたものが多い。離婚後の就任時は灰色、半崎小学校就任時は黒と、次第に服の色調が暗くなる。
  • 森田直幸(SPドラマの宮内英二役)は、真鍋由介役オーディションで松川と最終選考まで争った。
  • 神田家のテレビ画面には、「エンタの悪魔」というお笑い番組が映っており、これに登場していたお笑いコンビ「島田夫妻」が、実際に『エンタの神様』に出演することになった。『ミンナのテレビ』で、青木さやかによる「青木女王の教室」というパロディも作られた。決めゼリフの「いい加減目覚めなさい」というセリフも青木が発言している。神奈月が『ものまねバトル』で真矢の物真似をしたが、「いい加減目を覚ましなさい」と言い間違えてしまった。ピン芸人の田上よしえも、『女王の教室』のパロディコントを披露している。
  • 脚本の遊川和彦は「物語の主人公となるのは神田和美である」と語っている。演者の志田はオーディションには元々参加していなかったが、最後の最後でスタッフに発掘され、和美役に選出された。和美役の選考にあたっては当時難航を極めており、志田の存在無しに本作の放送の実現はあり得なかったとスタッフに言わしめた。オーディションの際には、あまりの逸材ぶりにスタッフの間では歓声とどよめきの声が漏れていた程である。しかし、「なぜこんなに大人しい子が最終審査にいるんだろう」と不思議がった審査員もいたという。和美役のオーディションは当初、梶原ひかりが参加していたが、途中で自分には不適任と判断し、自ら佐藤恵里花役に立候補した。その結果、児童役決定第1号となった。
  • なお、1年半後『女王の教室』スタッフで『演歌の女王』が製作されたが、このドラマで志田の出演は無かった。代わりとして、半海一晃演じる医師の役名が「志田」、病院名も「志田病院」となった。
  • 放送から14年後の2019年に遊川がテレビ朝日で脚本を手掛けたドラマ『ハケン占い師アタル』に志田がレギュラー出演するが、その役名が本作での志田の役名と一字違い(読みは同じ)の『神田和』(かんだ・かずみ)であった。遊川によれば「志田さんの役は『女王の教室』から14年後のイメージで書いた」ことを明らかにしている[24]
  • 放送から14年後、2019年12月31日放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』にて、天海が当ドラマの真矢役(肩書は「ヘイポーお豆ヶ丘高校」理事長)で出演した。

スポンサーの対応編集

本作では、本編の過激な内容からスポンサー各社に苦情が寄せられたことを受け、提供クレジットの表示を自粛する動きが出た[25]

番組スポンサーのうち、花王は当初から提供クレジットを表示していなかったが、第5話[25] - 第8話では全スポンサーが提供クレジットを表示せず、表向きは「パーティシペーション」の状態となった。第9話では明治製菓の1社のみが表示され、第10話・最終話ではこれにコカ・コーラを加えた2社が提供表示された。

ただし、提供クレジットを表示しなかったスポンサーのCMもスポットCMのような形で放映された。なお、SPエピソード2の前半1時間(土曜21時台)で提供クレジットを表示したスポンサーは、先述の2社と、NTTドコモの3社のみであった。

また、番組開始当初の提供クレジットは日本テレビで定められているものではなく、ドラマ独自の物を使用していたが第9話以降とスペシャルでは日本テレビで定められている物を使用した。

ネット局編集

関連商品編集

書籍編集

  • 女王の教室 The Book - 日本テレビ編(2005年9月12日)
  • 女王の教室 The Book エピソード1&2 - 日本テレビ編(2006年3月17日)
  • シナリオ(第1話・最終話掲載)

DVD編集

  • 女王の教室 vol.1 - 4(2005年12月21日、バップ)
    女王の教室 DVD-BOX(2005年12月21日、バップ) - BOXのみ特典DISC付
  • 女王の教室スペシャル「エピソード1〜堕天使〜」、「エピソード2〜悪魔降臨〜」(2006年6月21日、バップ)
    女王の教室スペシャル DVD-BOX(2006年6月21日、バップ)
DVDについて
  • DVD特典の6年3組創作ダンスノーカット映像で実際に踊っているのは21人だけである。和美・由介・進藤は出演していない。
  • 上述の「エンタの悪魔」に出演した「お宮の松」が松川に指導した一発ギャグ(師匠であるビートたけしの「コマネチ」)は、本編でカットされているが、DVD特典に収録されている。
  • 第1話、真矢が児童たちに特権階級について語るシーンで、「ディズニーランドだって特別の出入口から入って人気のアトラクションも並ばずに乗ることができる」のうち、「ディズニーランドだって」のセリフがカットされている(商標権の問題。また実在するディズニーランドにはこのような制度は存在しない)。

韓国ドラマ編集

女王の教室
여왕의 교실
ジャンル テレビドラマ
脚本 キム・ウォンソク
キム・ウニ
演出 イ・ドンユン
出演者 コ・ヒョンジョン
キム・ヒャンギ
チョン・ボグン
ソ・シネ
キム・セロン
イ・ヨンユ
制作 MBC
放送
放送国・地域   韓国
公式ウェブサイト
連続ドラマ
プロデューサー キム・ホジン
ジョン・スンフン
パク・インソン
エンディング SHINee「緑い雨」
放送期間 2013年6月12日 - 8月1日
放送時間 水曜日、木曜日21:55 - 23:05
回数 16
公式サイト
テンプレートを表示

2013年6月12日より8月1日まで毎週水曜日、木曜日21:55 - 23:05に放送された韓国のリメイクテレビドラマ

キャスト編集

脚注編集

  1. ^ 初回と最終回は30分拡大(当初、初回は15分拡大だが、30分拡大になった)。
  2. ^ 最低視聴率は第5話の13.8%で第5話から最終話の上げ幅は11.5ポイントになる。
  3. ^ 次に記録するのは2011年4月期のフジテレビ系『マルモのおきて』(11.6%→23.9%、12.3ポイント)、日本テレビとしては2011年10月期の『家政婦のミタ』(19.5%→40.0%、20.5ポイント)。
  4. ^ 公式には年齢不詳とされるが、公式ガイドブック(『女王の教室 The Book Episode 1&2』)から1994年度に25歳であったことからドラマ本編の2005年当時は36歳と推定される。
  5. ^ http://www.ntv.co.jp/jyoou/cast-in.html
  6. ^ 悪く言えば頑固かつ極端で融通が利かない
  7. ^ 最終回に真鍋由介らを駐車場まで助けにきたとき
  8. ^ なぜ常にこの服装で通しているかはスペシャル版で明らかにされ、かつて宮内英二を注意しようとしたところ、口論から文字通り「血みどろ」の格闘となり、英二にカッターナイフで切られてできた古傷を隠すためで、いつも首が詰まっていたのもこのためである。このスタイルに変えてから、他人に笑顔を一切見せなくなった。
  9. ^ 最終回に真鍋由介らを駐車場まで助けに来たときのみポニーテール
  10. ^ 脅迫、プライバシー侵害、差別的制度など
  11. ^ 第一話の真矢のパソコン内の資料より。
  12. ^ 第五話の卒業証書より。
  13. ^ a b エピソード1〜堕天使〜の真矢のパソコンの資料より。
  14. ^ 最終話の真矢のパソコンの資料より。
  15. ^ 第一話の真矢の発言より。
  16. ^ エピソード1〜堕天使〜の真矢のパソコンの資料より。
  17. ^ 当時伊藤沙莉は小学5年生であった。
  18. ^ 最終話の真矢のパソコンの資料より。
  19. ^ 第一話の真矢の発言より。
  20. ^ 当時中村泉貴は中学1年生であった。
  21. ^ この際に本編でことあるごとに生徒に使っていた「いい加減目覚めなさい!」「イメージできる?」と言った言葉を作中で初めて使い、以後はその言葉を生徒によく使うようになっていった。ただ、前者の際の初めて用いた際は「いい加減目覚めたら?」と言っている。
  22. ^ このやり取りの中で真矢は「返して欲しかったらいつでも会いに来て」と英二に言い残しているが、その後も英二とは連絡を取り合っているかは不明。
  23. ^ http://www.ntv.co.jp/jyoou/staff-in.html
  24. ^ "「ハケン占い師アタル」志田未来の役名がネットで話題". シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ. 2019-01-24. 2020年5月17日閲覧
  25. ^ a b 日テレ困惑…「女王の教室」スポンサークレーム”. ZAKZAK (2005年8月15日). 2013年5月26日閲覧。
  26. ^ たったひとつの恋』以降は、同時ネットで放送されている(2012年7月時点)。
  27. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai 여왕의 교실 - 출연/제작” (韓国語). Daum. 2017年9月17日閲覧。

関連項目編集


日本テレビ系列 土曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
瑠璃の島
(2005.4.16 - 2005.6.18)
女王の教室
(2005.7.2 - 2005.9.17)
野ブタ。をプロデュース
(2005.10.15 - 2005.12.17)