安藤優子

日本の女性ニュースキャスター、ジャーナリスト

安藤 優子(あんどう ゆうこ、1958年11月19日 - )は、日本ニュースキャスタージャーナリスト[1]ウェーブ産経代表幹事[2]テイクシンク所属。千葉県市川市出身。身長164.5cm血液型A型

安藤 優子
Yuko Ando with Condoleezza Rice.jpg
訪日中の米国国務長官コンドリーザ・ライス(右)とのインタビューに臨む安藤優子
2005年3月19日
生誕安藤 優子(あんどう ゆうこ)
(1958-11-19) 1958年11月19日(62歳)
日本の旗 日本千葉県市川市
教育上智大学国際学部比較文化学科(現:国際教養学部)
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科
職業ニュースキャスター
ジャーナリスト
代表経歴FNNスーパータイム』メインキャスター(1987年 - 1994年)
ニュースJAPAN』メインキャスター(1994年 - 2000年)
FNNスーパーニュース』メインキャスター(2000年 - 2015年)
直撃LIVE グッディ!』総合司会(2015年 - 2020年)
配偶者堤康一(2006年 - )

経歴編集

市川市立八幡小学校千代田区立九段中学校卒業。1974年東京都立日比谷高等学校に入学。高校在学中、交換留学生としてアメリカ合衆国ミシガン州ハートランド高校へ留学。私立オークランド・カレッジを経て帰国し、上智大学外国語学部比較文化学科を卒業。

大学在学中はホテルウーマンを目指しており、再び留学してホテルマネジメント学を学ぶ費用捻出のため、渋谷のパルコエレベーターガールのアルバイトをしていた。そこで外国人客と堪能な英語で話をしていたところを、テレビ朝日のプロデューサーにスカウトされて報道に携わることとなり、1980年に同局の『BIG NEWS SHOW いま世界は』でデビュー。その後『TVスクープ』『ニュースステーション』『CNNデイウォッチ』などでリポーター、キャスターを務め、民放連賞、フィリピン政変のリポートでギャラクシー賞個人奨励賞を受賞する。大学を休学し仕事を続けた。

これと前後して、TBS系『全日本F2選手権』のピットリポーターも務めており、その関係から映画『F2グランプリ』(1984年東宝)に本人役で出演している。当時コンビを組んでいたのが今宮純で、安藤が1994年のF1パシフィックGPにゲスト出演した際、コンビ復活となった。

『ニュースステーション』降板後はテレビ出演を止め、28歳の時に大学へ復学したが、今度はフジテレビから声を掛けられ、1987年10月から『FNNスーパータイム』に出演。仕事と勉学を両立させ、1988年春に上智大学を卒業。1991年湾岸戦争では、日本人ジャーナリスト唯一となる現場取材を行った[3]1993年、かつてコンビを組んだ同番組初代キャスター逸見政孝葬儀をリポートし、生放送中に号泣した。その後、1994年4月から2000年3月まで、深夜枠の『ニュースJAPAN』にてキャスターを務める。

2000年4月3日からは『FNNスーパーニュース』のメインキャスターを務める。安藤が『スーパータイム』から『ニュースJAPAN』に移った1990年代半ばから苦戦していたフジテレビの夕方ニュース枠は、安藤の復帰から2年後、6年ぶりに視聴率1位に返り咲くことに成功した。安藤はインタビューで「報道は気取りがある」「見ている方に通じないのであれば完全な送り手のマスターベーションでしかない[4]」、 2013年12月2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)の番組内で「ニュースに優劣はないので何やっても良いと思う。硬派なことだけやればいいという考えは上から目線すぎないか」と発言する等[5]報道番組のワイドショー化を肯定する発言をしている。また、2000年代頃からはメインキャスターを務める兼ね合いから取材現場に出向くことが極端に少なくなったが、安藤は自著など[要文献特定詳細情報]で「現場に行きたいが、自分が行ってしまった場合、東京のスタジオでニュースをさばく人がいなくなってしまうので、行かせてもらえない」との趣旨の発言をしている。

ハーバード大学大学院(ケネディスクール)の入学試験に合格したものの、フジテレビから約2年の休暇許可をもらえなかったため、2005年4月に上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻(博士前期課程)へ入学し、2008年3月修了。2013年9月、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻(博士後期課程)単位取得満期退学。博士論文を書き、博士号取得を目指した[6]

2015年3月27日で『スーパーニュース』が終了したこと[7]に伴って、翌週(30日)から『直撃LIVE グッディ!』(平日午後の情報番組)の総合司会を高橋克実俳優)と共に担当。しかし、『グッディ!』が2020年9月25日放送分で終了したことに伴って、本人曰く「40年にわたる報道生活」と生放送番組を「卒業する」に至った[8]。なお、『グッディ!』の終了直後(同年9月30日)には、個人事務所であった有限会社エイアンドアソシエイツの解散を決議したことが官報に公告されている[9]

人物・エピソード編集

  • フジテレビ報道情報番組に長年出演し続けていることもあり、フジテレビのアナウンサーと対外的に称されることが多いが、大学生の時にリポーターとしてスカウトされ、その後一貫してフリーランスの立場で活動しており、フジテレビや以前出演していたテレビ朝日を含め、どの放送局にも社員・職員(アナウンサー、キャスター、記者、リポーターなど)として所属したことはない。フジテレビ系列以外の番組にもごくまれに出演する[10]。「ニュースステーション」出演時代には金曜チェックでテレビ朝日にとって手前味噌な項目まで作られたことがある[11]
  • 誤解されることが多いが、フジテレビ(共同テレビ)所属だった同姓の安藤幸代との血縁・親戚関係はない。
  • プロ野球は大の阪神ファン
  • 日経エンタテインメント!』の連載「テレビ証券」では『「ニュースはスタジオで起きてるんじゃない、現場で起きているんだ!」を地で行く人。』と称された[3]。得意の英語を使ったインタビュー取材も多数こなす。
  • 気分転換に料理をする。仲間を自宅に招いてまったりと飲むことが多いという。和食派であり、その腕前はプロ級と評判である[12]
  • 同姓の女性タレント安藤美姫のニックネーム「ミキティ」の名付け親である[13]。美姫によると「(安藤優子さんが)取材に来られた時に、『ミキじゃ短いから何かつけようか』っていうことになって、それで決まった」とのことである[14]
  • 安藤がデビューした直後の報道業界は「完全な男社会で、特に20代の頃は何をやっても叩かれた」と語っている。当時のことを「何かすると『女のくせに生意気』と言われ、泣いたら泣いたで怒られた。今は当たり前だけど、黒いスーツを着たら、『小さいおじさんみたいだからやめろ』と言われた」と振り返っている[15]。一方で、周囲から女性であることで「下駄を履かされていた」面もあり、「湾岸戦争取材時に会見を開かされたのはそのためだ」と語っている[12]
  • 生番組に長年出演しており、「生番組は秒刻みの行動となるため、私生活でもこの癖が出るとし、犬の散歩でも時計を見て後何分までに行動しないと間に合わないというように逆計算をしてしまう」という[16]
  • 週刊文春の「嫌いな女性アナウンサーランキング」では、小林麻耶と共に常連である[17]
  • 70歳まで現役を宣言している。
  • 1歳上の姉がいる。
  • 結婚歴は2回。一度目は会社員で電通の国際営業部媒体部部長(44歳)と上智大学構内内のクルトゥハイム聖堂で挙式。二度目は現在の夫、フジテレビディレクター、堤康一と結婚。どちらとの間にも安藤が産んだ子供はいない[18]
  • 2009年2月、アメリカ合衆国国務長官ヒラリー・クリントンが訪日した際、日本のテレビ局で唯一、単独会見を行った[19]
  • 2016年東京都知事選挙の際、小池百合子候補に対して『直撃LIVE グッディ!』で冷淡な態度を取り続けていたとされたが[20]、小池が都知事となったあと、小池の自宅での単独インタビューに成功した[21]
  • 「汗は普通にかくが、スタジオに入ると不思議と汗は出ない。それがプロだ」をモットーにしているが、真夏日の話題で高橋克実から「毛穴が閉じ始めてるんじゃないですか?」と言われ、うまくリアクションがとれずにスタジオが凍りついたことがある[22]
  • 朝の時間帯はNHK総合テレビ連続テレビ小説』・『あさイチ』をよく視聴しており、『あさイチ』のキャスター陣が行う「朝ドラ受け」を気に入っていた。『あさイチ』の初代キャスターを務めた有働由美子(元NHKアナウンサー、2018年10月1日より日テレ系報道番組『news zero』メインキャスタ-)についても大ファンであると公言[23][24]
  • 2019年5月に川崎市登戸通り魔事件を起こした容疑者について「自分1人で自分の命を絶てば済むことじゃないですか」と発言し、物議を醸した[25]
  • 2020年8月19日放送の『直撃LIVE グッディ!』において、嵐山から現地の暑さについて中継を行っていたディレクターがレポートを中断しようとした際、安藤がそのディレクターに対して「もう1回、お返ししていいですか」とレポートを続行するよう促す一幕があった[26][27]。これについてハフポスト日本版は、中継の続行を促した安藤の発言のみならず、危険な状況下で中継レポートを行うこと自体についても疑問の声が挙がっているとした上で、出演する者の身の安全を考慮しない番組の報道姿勢について疑問を呈した[27]

現在の出演番組編集

※これ以外にも、1990年以降のフジテレビ系列の報道特別番組選挙特別番組を含む)には多数出演。逸見政孝露木茂といった男性看板アナウンサーが不在となった2000年以降は特にその傾向が顕著となり、フジテレビも局を代表するキャスターとして安藤を前面に押し出した。しかし、2015年3月の『スーパーニュース』終了後は報道の第一線からは距離を置いている。

出演予定

過去の出演番組編集

著書編集

単著編集

共著編集

訳書編集

  • 『ウーマン・イン・パワー 世界を動かした女マーガレット・サッチャー』(フジテレビ出版、1991年、ISBN 978-4594007966

出典編集

  1. ^ アナウンサーの大先輩、安藤優子さんを前に緊張の出水アナ。本人はワインとシルクのガウンが似合うイメージは一人歩きと嘆きトーク(2020年10月10日、TBSラジオ土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』放送ログ)
  2. ^ 安藤優子のニュース | 日刊大衆日刊大衆
  3. ^ a b 「テレビ証券号外 ニュース番組の裏の華麗なる戦い」『日経エンタテインメント!』第10巻第18号、日経BP社、2006年12月、 pp.99。
  4. ^ ベストライフオンライン. “私のベストライス『FNNスーパーニュースメインキャスター 安藤優子さん 第1回』”. 2008年11月18日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ 【エンタがビタミン♪】安藤優子、ニュース番組のワイドショー化に言及。「ニュースにジャンルはない」 2013年12月3日
  6. ^ club willbe(クラブ・ウィルビー). “サポーティングメンバーインタビュー”. 2013年11月26日閲覧。
  7. ^ スポーツニッポン:安藤優子、新情報番組にワクワク 「スーパーニュース」は卒業
  8. ^ テレビ朝日『徹子の部屋』. “安藤優子、40年の報道生活を卒業。テレビの世界への誘い、最初は『結婚詐欺』と思い無視”. 2021年1月26日閲覧。
  9. ^ 2020年10月8日発行 官報 号外第210号 84頁4段目
  10. ^ 安藤優子、返事を出さなかったラブレターの真相とは?「新年早々これはない!」”. テレビ朝日 (2018年1月3日). 2020年1月5日閲覧。
  11. ^ 「あなたの国際度チェック」における「ユウコといえば、田中古手川名取ではなく、安藤だ。」というもの。<出典>『久米宏の金曜チェック 第2集』(ニュースステーション制作班著、角川書店、1987)
  12. ^ a b 「インタビュー 安藤優子 20年間のメインキャスター生活で、やっと分かったこと」『日経エンタテインメント!』第10巻第18号、日経BP社、2006年12月、 pp.96、97。
  13. ^ 安藤優子、「ミキティ」名付け親だった 安藤美姫が「いいとも」で報告 ORICON STYLE 2014年1月15日閲覧
  14. ^ 安藤美姫「鳥としゃべれます」小学生時代はバードウォッチング部だった スポーツニッポン 2014年1月16日閲覧
  15. ^ [1],goo
  16. ^ [2],goo
  17. ^ 〈本誌恒例アンケート〉メルマガ会員2万人記念「好きな女子アナ」「嫌いな女子アナ」2016【全文公開】,文春オンライン
  18. ^ フジテレビの女帝・安藤優子の恋愛遍歴、不倫・略奪婚を2回も経験していた!,90s チョベリー,2016年7月6日
  19. ^ “報道の女王”安藤優子アナが大絶賛する巨乳アナとは!? 2009年2月23日(リアルライブ) ライブドアNEWS。
  20. ^ 安藤優子は小池百合子が大嫌い?都知事選で思わぬ“熟女闘争” ニフティニュース。[リンク切れ]
  21. ^ 小池百合子都知事、「グッディ」に自宅を公開、応接間のテーブルに飾られていたのは百合の花 2017年5月5日 スポーツ報知。
  22. ^ 『高橋真麻「毛穴閉じた」安藤優子に大笑いも「今、笑った?」で凍りつく』 2017年5月30日 日刊オンライン(参考ウェブ
  23. ^ 安藤優子キャスター、有働アナ退社「やっぱりね」,日刊スポーツ,2018年4月4日
  24. ^ 安藤優子の「あさイチ」批判に視聴者が「公共の電波で他局をディスるな!」,アサ芸プラス,2016年1月27日
  25. ^ 川崎殺傷「1人で死ねば」の声 事件や自殺誘うと懸念も”. 朝日新聞 (2019年5月31日). 2019年6月2日閲覧。
  26. ^ “安藤優子に批判殺到 熱中症疑いでSOS出す女性Dに炎天下レポート続行させる”. デイリースポーツ. (2020年8月20日). https://www.daily.co.jp/gossip/2020/08/20/0013619083.shtml 2020年8月20日閲覧。 
  27. ^ a b “安藤優子さんに寄せられた批判から考える。過酷で危険な状況での中継レポートはどこまで必要か?”. ハフポスト. (2020年8月20日). https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f3dbbb0c5b66346158024ac 2020年8月20日閲覧。 
  28. ^ “WOWOWの新感覚モキュメンタリーに濱津隆之、荻野由佳、安藤優子、行定勲ら出演”. 映画ナタリー. (2021年2月18日). https://natalie.mu/eiga/news/416741 2021年2月19日閲覧。 
  29. ^ “新進気鋭のクリエイターが世の中に問う新感覚モキュメンタリー「ザ・モキュメンタリーズ ~カメラがとらえた架空世界~」WOWOWで3月から配信決定!” (プレスリリース), 株式会社WOWOW, (202-02-18), https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005900.000001355.html 2021年2月19日閲覧。 
  30. ^ 2013年3月まではFNN制作。
  31. ^ フジ大型情報番組タイトル「直撃LIVE グッディ!」に決定 SANSPO.COM 2015年2月4日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集