岐南町
岐南町(ぎなんちょう)は、岐阜県羽島郡に属している町。県庁所在地の岐阜市に隣接している。
ぎなんちょう ![]() 岐南町 | |||||
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国 |
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地方 | 中部地方、東海地方 | ||||
都道府県 | 岐阜県 | ||||
郡 | 羽島郡 | ||||
市町村コード | 21302-1 | ||||
法人番号 | 7000020213021 | ||||
面積 |
7.91km2 | ||||
総人口 |
26,063人 [編集] (推計人口、2023年2月1日) | ||||
人口密度 | 3,295人/km2 | ||||
隣接自治体 |
岐阜市、各務原市、羽島郡笠松町 愛知県一宮市 | ||||
町の木 | もちの木 | ||||
町の花 | 菊 | ||||
町のキャラクター | ねぎっちょ | ||||
岐南町役場 | |||||
町長 | 小島英雄 | ||||
所在地 |
〒501-6197 岐阜県羽島郡岐南町八剣7丁目107番地 北緯35度23分23秒 東経136度46分57秒 / 北緯35.38961度 東経136.78253度座標: 北緯35度23分23秒 東経136度46分57秒 / 北緯35.38961度 東経136.78253度 ![]() | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
国道21号、国道22号、国道156号が交差する岐南インターチェンジは県内最大の交通量があり、隣接する愛知県との重要な玄関口である。近年には国道沿いを中心に民間の経済活動が活発している。
地理
濃尾平野の北部に位置し、町内に起伏はほとんど無く平坦である。県下の市町村では、北方町に次ぎ2番目に面積が小さい。県内でも南部に位置するため、冬の降雪量も少なく、温暖な気候である。
隣接している自治体
地名
岐南町は1983年から住居表示の変更が進められており、1999年までにほぼ全域で変更が完了している。
町名
- 石原瀬1丁目・2丁目 (1983年11月成立)
- 上印食1丁目~9丁目 (1988年11月成立)
- 下印食1丁目~5丁目 (1988年8月成立)
- 徳田1丁目~9丁目 (1987年8月成立)
- 徳田西1丁目~3丁目 (1986年11月成立)
- 徳田西4丁目 (1987年8月成立) ※一部は1999年11月成立
- 野中1丁目~8丁目 (1985年11月成立) ※一部は1986年8月、1991年11月成立
- 伏屋1丁目~9丁目 (1987年11月成立)
- 平島1丁目~9丁目 (1984年8月成立)
- 平成1丁目~7丁目 (1989年11月成立)
- 三宅1丁目~9丁目 (1986年8月成立)
- みやまち1丁目~4丁目 (1985年8月成立)
- 薬師寺1丁目~9丁目 (1984年11月成立)
- 八剣1丁目~9丁目 (1990年8月成立)
- 八剣北1丁目~7丁目 (1989年8月成立)
- 若宮地1丁目~3丁目 (1991年8月成立)
歴史
戦国時代末期まで現在の境川が木曽川であり、当時の木曽川より南側であった現在の岐南町域は尾張国葉栗郡であった。 しかし(1585年)木曽川は大洪水を起こして流れが変わり、現在の境川の場所を流れていた木曽川は南方へ移動した。豊臣秀吉は新たな流れを美濃尾張の境とし、尾張の葉栗郡と中島郡の一部を美濃国に編入した。羽島郡は尾張国の葉栗郡と中島郡の一部が美濃国へ移った地域である。
沿革
昭和の大合併
昭和の大合併の際には笠松町、下羽栗村、上羽栗村、八剣村、柳津村との合併が考えられていたが、結局は頓挫した。岐阜市との合併も考えられていたが、岐阜市の都合で白紙になっている。最終的には、下羽栗村、上羽栗村、八剣村の合併が考えられたが、下羽栗村は笠松町との合併を選択したため、のこりの2村での合併に決定した。岐阜市の南部に位置する事から、岐南村という名称に決定する。岐阜県告示第405号で、1956年(昭和31年)9月26日に岐南村となることが告示された。
岐阜県告示第405号が告示された後、町としての要件がそろったため、急遽町制を施行されることになった。しかし岐南村としての合併が告示されたこともあり、後岐阜県告示第468号で町制施行を追加。町制施行を同年10月1日とした。つまり、岐南村が存在したのは、9月26日から9月30日のわずか5日間である。岐南村成立時の特別な行事は行われず、同年11月3日に岐南町の町制施行記念祝典が行われている。
平成の大合併
平成の大合併の際には羽島郡4町での合併を目指していたが、柳津町の反対で頓挫。その為、川島町と同様、各務原市との合併協議に参加したが、住民投票で岐阜市との合併協議に変更。しかし、岐阜市椿洞で発生した産廃不法投棄問題、及び、同じ岐阜市との合併協議に参加していた、羽島市、笠松町、北方町の住民投票による離脱の影響で、合併を断念した。
人口
岐南町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 岐南町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 岐南町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
岐南町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
行政
- 町長:松原秀安(2008年11月〜)
- 町長:小島英雄(2020年11月~)
産業
近郊栽培の徳田ねぎが特産物である。近年は中京圏の物流エリアとしての位置づけが顕著となり、物流施設や各種工場の設備投資が多くなされている。
本社を置く企業
主な商業施設
教育
高等学校
- 私立岐阜女子高等学校
中学校
小学校
認定こども園・保育園
※全て私立。
- 岐南さくら認定こども園けやきの杜
- 岐南さくら南認定こども園
- うれしの認定こども園
- 岐南さくら北保育園
- うれしの東保育園
- 岐南南さくら保育園
かつては岐南町立の保育園(西保育所、南保育教育園、北保育教育園、中保育教育園、東第三保育教育園など)が存在したが、2009年から2016年にかけて民営化された。現在の認定こども園・保育園は、かつての町立保育園を使用したものもある。
社会教育
その他の教育施設
- 指定自動車教習所
交通
鉄道
町内には名鉄名古屋本線の岐南駅が唯一存在する。普通列車しか停車しない無人駅である。町内から岐阜バスで直接岐阜市方面へ向かう人も少なくない。岐阜市との境からは名鉄各務原線の細畑駅にも近い。この駅は境川の橋を渡ってすぐの場所にある。
バス路線
- 岐阜バス
- 岐阜市コミュニティバス
- 厚見・茜部ぐるりふれあいバス(岐阜駅を起点に厚見・茜部地区を巡回する路線。町内には「厚八グランド北」バス停がある。2015年までは町内の岐南駅を起点としていた。)
- 岐南町コミュニティバス
- 2022年(令和4年)9月1日から運行開始。
過去の路線
- 岐南町巡回バス(愛称:にじバス。2009年9月30日に廃止)
- 名鉄バス
- 岐阜バス
- 岐南町線【イオンモール各務原行き】(現行の岐南町線をイオンモール各務原まで延長した系統。2014年9月に運行開始し、2016年3月末で廃止)
- 岐南町線【岐南町平島行き(野中経由)】(現行の岐南町線を伏屋北通り、野中などを経由し、岐南町平島まで延長した系統。2000年代に廃止)
- 岐南町線【岐南町平島行き(岐南営業所経由)】(岐阜駅方面から八剣、岐南営業所、伏屋中通りなどを経由し、岐南町平島を結んだ系統。2000年代に廃止)
- 川島前渡線(名鉄岐阜駅から町内の八剣、上印食、三宅(岐南町三宅とは異なる)を経由し、各務原市の長平を結んだ系統。2012年3月末廃止)
- 岐阜川島線(名鉄岐阜駅から町内の八剣、上印食、伏屋などを経由し、各務原市の川島松倉を結んだ系統。2022年3月末廃止)
道路
高速道路
一般国道
主要地方道
一般県道
施設
- 岐南町役場
- 岐南町東町民センター
- 岐南町北町民センター
- 岐南町西町民センター
- 岐南町南町民センター
- 岐南町徳田町民センター(くつろぎ苑)
- 岐南町平島町民センター
- 岐南町三宅町民センター
- 岐南町総合体育館
- 岐南町スポーツセンター
- 岐南町民運動場 ※所在地は笠松町
- 岐南町羽栗社会教育施設(羽栗グラウンド) ※旧・羽栗中学校跡地。
- 厚八運動場(厚八グラウンド) ※旧・厚八中学校跡地。岐阜市との共同管理。
- 岐南町ほほえみ会館
- 岐南町やすらぎ苑
- 岐南町くつろぎ苑
- 岐南町老人福祉センター
- 岐阜羽島警察署(岐阜市柳津町)
- 岐南町歴史民俗資料館
- 伏屋獅子舞会館
- 岐南町防災コミュニティーセンター
名所・旧跡・観光スポット
出身著名人
脚注
- ^ 平成22年度 不交付団体の状況 (PDF)
- ^ a b “令和元年岐阜県統計書” (PDF). 岐阜県. p. 6 (2020年7月). 2020年10月2日閲覧。