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平戸市

日本の長崎県の市

平戸市(ひらどし)は、長崎県北西部の平戸島とその周辺を行政区域とするで長崎県と九州本土の市としては最西端に位置する都市。旧平戸藩松浦氏城下町で、鎖国前は中国ポルトガルオランダなどとの国際貿易港だった。

ひらどし
平戸市
平戸城天守閣
平戸城天守閣
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
団体コード 42207-0
法人番号 4000020422070
面積 235.09km2
総人口 30,279[編集]
推計人口、2018年7月1日)
人口密度 129人/km2
隣接自治体 松浦市佐世保市
市の木 マキ
市の花 ヒラドツツジ
平戸市役所
市長 黒田成彦
所在地 859-5192
長崎県平戸市岩の上町1508番地の第3
北緯33度22分5秒東経129度33分13.4秒座標: 北緯33度22分5秒 東経129度33分13.4秒
平戸市役所
外部リンク 平戸市

平戸市位置図

― 市 / ― 町

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北松浦半島側から見た平戸市中心部
平戸城から見た平戸瀬戸(対岸が北松浦半島)

旧平戸市は、平戸島と度島などの離島を行政区域としていたが、2005年10月1日に周辺の北松浦郡田平町生月町大島村と合併(新設合併)して新たに平戸市となった。これにより本土にも市域が拡大した。市役所は旧平戸市役所の建物が引き続き使用されている。

目次

地理編集

長崎県北部の北松浦半島の北西端の地域、および同半島と平戸瀬戸を挟んで西向かいにある平戸島、そして平戸島の北西にある生月島平戸島の真北にある度島、度島のさらに真北にある的山大島を主な市域とする。位置は佐世保市から北西約25km、長崎市から北北西約80kmの距離である。平戸大橋で九州本土と平戸島がつながり、生月大橋で平戸島と生月島がつながっている。

平戸島の西端部は九州の最西端である神崎鼻(佐世保市)よりも西にあり、日本本土(北海道本州四国・九州)または日本本土との間を陸上交通のみで移動できる全地域の中で最も西にあたる。

隣接している市町村編集

地域編集

人口編集

 
平戸市と全国の年齢別人口分布(2005年) 平戸市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 平戸市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
平戸市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 55,661人
1975年 52,410人
1980年 50,849人
1985年 48,719人
1990年 46,572人
1995年 43,966人
2000年 41,586人
2005年 38,389人
2010年 34,905人
2015年 31,920人
総務省統計局 国勢調査より

地名編集

歴史編集

特に鎖国が行われる前の江戸時代初期までにおいては、対外貿易の中心として栄えていた。

近世以前編集

鎌倉時代
室町時代
安土桃山時代
江戸時代

近現代編集

行政区域の変遷編集

  • 1871年明治4年)- 廃藩置県で平戸藩が廃され平戸県となり、さらに長崎県へ併合される。
  • 1878年(明治11年)
  • 1885年(明治18年) - 前津吉村の一部(黒島免)が分立して黒島村となる。(北松浦郡黒島村→佐世保市黒島免→現・佐世保市黒島町)
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、北松浦郡のうち現在の市域にあたる以下の各町村が発足。
  • 1925年大正14年)4月1日 - 平戸町と平戸村が新設合併し、新たに平戸町が発足。
  • 1940年昭和15年)4月17日 - 生月村が町制施行。生月町となる。
  • 1954年(昭和29年)4月1日 - 田平村と南田平村が新設合併し、町制施行。田平町が発足。
  • 1955年(昭和30年)
    • 1月1日 - 平戸町・中野村・獅子村・紐差村・中津良村・津吉村・志々伎村が新設合併し市制施行。平戸市(初代)が発足。
    • 4月15日 - 田平町のうち旧南田平村大字下寺の一部、末橘免が江迎町へ編入。(江迎町末橘免→現・佐世保市江迎町末橘)
  • 2005年平成17年)10月1日 - 平戸市・大島村・生月町・田平町が新設合併。新たに平戸市(現行)となる。この結果、長崎県から村が消滅。

行政編集

市政編集

市長編集

新設合併前
  • 山鹿光世 - 1955年(昭和30年)2月 ~ 1963年(昭和38年)2月までの2期8年。
  • 青崎庄蔵 - 1963年(昭和38年)2月 ~ 1971年(昭和46年)2月までの2期8年。
  • 山鹿光世 - 1971年(昭和46年)2月 ~ 1983年(昭和58年)1月までの3期12年。
  • 油屋亮太郎 - 1983年(昭和58年)1月 ~ 1996年(平成8年)11月までの約14年(4期目)。
  • 白濵信 - 1996年(平成8年)12月15日2005年(平成17年)9月30日までの約11年(3期目)。
新設合併後
  • 職務執行者 - 小濱賢一(旧大島村長)- 2005年(平成17年)10月1日 ~ 2005年(平成17年)11月6日までの約1か月間。
  • 初代 - 白濵信(旧平戸市長)- 2005年(平成17年)11月6日 - 2009年(平成21年)11月5日までの1期4年。
  • 第2代(現職) - 黒田成彦(前長崎県議会議員)- 2009年(平成21年)11月6日 ~ 1期目。
市長選結果編集

2009年(平成21年)10月18日 執行市長選挙の結果

※当日有権者数:30,106人 最終投票率:86.15%(前回比:-1.11ポイント)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
黒田成彦49無所属16,724票65.3%
髙田謀62無所属8,894票34.7%

市議会編集

  • 平戸市議会 定員23

市役所編集

  • 平戸市役所本庁
    • 中部出張所
    • 南部出張所
    • 度島連絡所
  • 大島支所(旧大島村役場)
  • 生月支所(旧生月町役場)
    • 舘浦出張所
  • 田平支所(旧田平町役場)

消防編集

  • 平戸市消防本部平戸市消防署
    • 中津良出張所
    • 田平出張所
    • 生月出張所
    • 大島出張所

医療編集

  • 平戸市民病院
  • 生月病院
  • 診療所 - 大島診療所、度島診療所

県政編集

県議会編集

県の出先機関編集

警察編集

国政編集

衆議院選挙区編集

姉妹都市・友好都市編集

産業編集

平戸城下町の名所旧跡を中心としていた観光業は、平戸大橋開通前後のブームが過ぎてから一時沈滞していたが、観光資源の再開発や隣接地域との連携、体験型観光への対応を図っている。鉱工業はふるわず、農業及び漁業が重要な産業となっているものの、他産地との競争が激しく苦闘を強いられている。 一方、平成26年度のふるさと納税制度の寄付申込額が10億円を突破。市は、寄付額に応じてポイントを寄付者に付与し、ウチワエビ、平戸牛などの特典をカタログから選べる制度を導入している。

名産品編集

  • 農産品・海産品
  • 加工品
    • カスドース
    • 牛蒡餅
    • スボかまぼこ - 川内町の特産品で、麦わらが植物性で水分を吸うためにかまぼこの長期保存に役立つとして、当初は地元産の麦わらで巻いた[2]。しかし、麦の作付け減少に伴う調達難の影響で、現在はぐるりとストローで巻いたかまぼことなっている[2]
    • あごだしラーメン(1991年生月大橋開通前後に生月町で営業を始めた店が発祥といわれている)

金融編集

 
平戸郵便局
  • 郵便局ゆうちょ銀行)(24局)
    • 集配局 - 窓口業務に加え、集配業務を行う郵便局(6局)
    • 無集配局(9局)
      • 東田平郵便局、田助郵便局、川内郵便局、根獅子郵便局、中津良郵便局、前津吉郵便局、志々伎郵便局、宮ノ浦郵便局、舘浦郵便局
    • 簡易郵便局(9局)
      • 馬ノ元簡易郵便局、薄香簡易郵便局、宝亀簡易郵便局、木ヶ津簡易郵便局、獅子簡易郵便局、堤簡易郵便局、御崎簡易郵便局、度島簡易郵便局、的山(あづち)簡易郵便局

教育編集

高等学校編集

すべて県立。総数3校。(2012年(平成24年)4月現在)閉校した高等学校(分校)は長崎県高等学校の廃校一覧#平戸市を参考。

中学校編集

すべて市立。総数9校(2017年(平成29年)4月現在)。統廃合・休校になった中学校は長崎県中学校の廃校一覧#平戸市を参考。

小学校編集

すべて市立。総数15校(2018年(平成30年)4月現在)。統廃合・休校になった小学校は長崎県小学校の廃校一覧#平戸市を参考。

幼稚園編集

市立
  • 平戸幼稚園
私立
  • 山田幼稚園(生月町)
  • やよい幼稚園(田平町)

保育所編集

市立
  • 生月保育所
  • 山田保育所
  • 大島保育所
私立
  • 光の園保育園
  • 愛の園保育所
  • 潮香保育園
  • みのり保育園
  • めばえ保育園
  • 若葉保育園
  • 花園保育園
  • 平戸口社会館保育所
  • 宝亀保育園
  • 中野愛児園
  • 東和愛児園
  • 獅子保育園
  • 堤保育園
  • 小鳩保育園
  • 中津良保育所
  • 津吉保育所
  • 早福保育所
  • 木ヶ津町へき地保育所
  • 根獅子町へき地保育所
  • 志々伎町へき地保育所
  • 野子町へき地保育所
  • 度島町へき地保育所住所

図書館編集

  • 平戸図書館 - 2015年(平成27年)8月1日に岩の上町の「平戸市未来創造館・COLAS(コラス)平戸」内に新館が開館[1]
  • 永田記念図書館

文化施設編集

  • 島の館
  • 民俗資料館
  • 大島ふるさと資料館
  • たびら昆虫自然園

交通編集

 
たびら平戸口駅

航空編集

鉄道編集

いずれも旧田平町域(本土側)にある駅である。

道路編集

高速道路編集

一般国道編集

主要地方道編集

一般県道編集

バス路線編集

  • 西肥自動車 - 平戸市内の平戸島内路線や旧田平町内など市内各地に路線がある。平戸桟橋を渡り平戸市中心部と近隣市町村を結ぶ路線も運行しており、佐世保市と平戸市を佐々町経由で結ぶ「半急」や、松浦市と平戸市を結ぶ路線がある。
  • 生月自動車 - 平戸市中心部と生月島を結ぶ路線と、生月島内の路線を運行する。
  • 平戸ふれあいバス - 平戸島内中・南部の路線を運行するコミュニティバス。かつては平戸バス(YOKARO)が運行していたが運行会社の経営不振により2014年11月8日から休止し、それ以後は平戸市による自家用有償旅客運送となっている。
  • 大島産業 - 的山大島島内を運行する路線バス。
  • YOKARO - 平戸市中心部・田平(平戸口)・松浦市と福岡市(キャナルシティ博多)を結ぶ高速バスを運行する。

船舶編集

かつては平戸口・平戸・薄香 - 的山間に美咲海送の航路があった。また、野母商船博多福岡市) - 福江五島市)航路が上り便のみ舘浦港(生月島)に寄港していたが、2007年以降は通過している。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

 
寺院と教会の見える風景
 
崎方公園 - ザビエル記念碑広場
 
オランダ塀
 
平戸オランダ商館
 
大島村神浦

1996年より2003年にかけて、観光客は微増し続けている。平戸市はこの要因として、平戸温泉やイベントなどの観光開発や、佐世保市や県観光連盟との連携強化などを挙げている。

名所・旧跡・観光スポット編集

祭事・催事編集

  • 子泣き相撲(2月3日):最教寺
  • 平戸温泉・城下ひな祭り(2月15日~4月3日)
  • 平戸海道渡海人祭(5月上旬)
  • 平戸南風夜風人まつり(夏の陣:8月上旬、秋の陣:9月中旬)
  • たびら夏まつり(8月17日)

平戸市出身の有名人編集

  • 永田菊四郎(法学博士・日本大学第5代総長、名誉総長)(1895~1969)
  • 柳本柳作(海軍大佐、空母「蒼龍」艦長)(1894~1942)

ローカルヒーロー編集

平戸防衛戦隊ひらどしマン。現在活動休止中。2000年に町おこしの一環として結成された。あごレッド、鬼ようちょうブルー、かまぼこイエロー、ごぼうもちグリーン、平戸牛ピンク、オランダトリコロールの6人のヒーローからなる。宿敵イジメンガーと闘い日夜平戸の平和を守り続けているという。その活動は平戸だけにとどまらず、長崎県内各地のイベントをはじめ、時には県外でも活動していた。

脚注編集

  1. ^ a b 具志堅直 (2015年8月25日). “平戸に新図書館がオープン 観光客も利用登録可能”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 長崎版 
  2. ^ a b 上田輔 (2016年1月4日). “川内発! スボかまぼこ ストローで巻いた特産品”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 長崎版 

外部リンク編集