橋本岳

日本の政治家

橋本 岳(はしもと がく、1974年昭和49年)2月5日 - )は、自由民主党所属の衆議院議員(4期)。

橋本 岳
はしもと がく
Hashimoto gaku 01.jpg
生年月日 (1974-02-05) 1974年2月5日(47歳)
出生地 日本の旗 岡山県 総社市
出身校 慶應義塾大学環境情報学部
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
前職 (株)三菱総合研究所研究員
静岡大学客員教授
現職

衆議院予算委員会 理事
衆議院厚生労働委員会 理事
総務会総務
「こども・若者」輝く未来創造本部 事務局長
情報通信戦略調査会 副会長
地方行政調査会 事務局長
社会保障制度調査会医療委員会 委員長
社会保障制度調査会難病等に関するプロジェクトチーム 座長
社会保障制度調査会創薬力の強化育成に関するプロジェクトチーム 座長
雇用問題調査会 副会長
障害者問題調査会 副会長
性的指向・性自認に関する特命委員会 事務局長
少子化対策特別委員会 委員長代理
沖縄振興調査会 幹事長代理
司法制度調査会 副会長
岡山県支部連合会顧問

岡山県第4選挙区支部長
所属政党 自由民主党竹下派
称号 修士(政策・メディア)
親族 祖父・橋本龍伍(元衆議院議員)
父・橋本龍太郎(元衆議院議員、元内閣総理大臣)
公式サイト 衆議院議員 橋本がく

選挙区比例中国ブロック→)
岡山4区
当選回数 4回
在任期間 2005年9月11日 - 2009年7月21日
2012年12月16日 - 現職
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厚生労働副大臣厚生労働大臣政務官、自由民主党外交部会長、自由民主党厚生労働部会長、自由民主党岡山県連会長などを歴任。

大日本麦酒(現・サッポロビール)の常務を務めた橋本卯太郎の曾孫、厚生大臣文部大臣などを歴任した橋本龍伍の孫、第82・83代内閣総理大臣橋本龍太郎の次男。

来歴編集

岡山県総社市出身(現住所は倉敷市西中新田)[1][2]。後に内閣総理大臣となる橋本龍太郎の次男として出生[3]。総社市立常盤小学校、学校法人関西学園岡山中学校・高等学校卒業[1]1996年3月慶應義塾大学環境情報学部人間環境コース卒業[1]1998年3月、同慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了[1]修士論文は『地方自治体による「電子地域コミュニティ」づくり ~現状把握と先進サイト事例研究』。大学時代は井下理の下で社会調査法金子郁容の下で電子会議室による住民参画の実践、三菱総研(MRI)時代には村井純インターネット技術などを学ぶ[4]

1998年4月三菱総合研究所入社[1]2004年7月静岡大学情報学部情報学研究推進室客員助教授に就任[5]

2005年8月、情報社会政策研究チームの研究員を務めていた、三菱総合研究所を退社[6]。同年9月第44回衆議院議員総選挙に父・龍太郎の地盤を継ぎ岡山4区より出馬、民主党公認の柚木道義に敗れたが 比例中国ブロックで復活し初当選[3]83会に加入。

2009年8月、第45回衆議院議員総選挙で再び柚木に敗れ、比例復活にも届かず落選した[7]

2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で柚木を破り、国政に復帰(2期目、柚木は比例復活)[8]

2014年9月、厚生労働大臣政務官に就任[1]。同年12月、第47回衆議院議員総選挙で3選(柚木は比例復活)[9]

2015年10月、自由民主党外交部会長に就任[1]2016年8月、厚生労働副大臣に就任[10]2017年8月、自由民主党厚生労働部会長に就任[11]

2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で4選(柚木は比例復活)[12]

2019年9月、厚生労働副大臣に再度就任[13]

2021年4月23日、衆議院厚生労働委員会の与党筆頭理事に就任

厚生労働政策編集

死因究明検討会編集

橋本は、2013年、自民党の政務調査会の下におかれた「死因究明体制推進に関するプロジェクトチーム(PT)」の座長に就任し、死因究明の体制推進をした[14]。橋本が取りまとめた報告書では「人材育成」と「施設整備」が必要で、制度整備については今後の議論が必要としている。この報告書では、議論を放置していた「政治側にも責任がある」と政治の責任に言及し、政治の側の「主体的」「集中的」議論が必要だとしている[15]

医療法改正編集

医師法21条に関して、医療従事者が不当に訴えられる問題が起こっていること関して、2014年、医療事故制度調査制度の創設を盛り込んだ医療法改正について議論された。この改正は、異常死の警察への届け出を義務付ける医療法21条を免除すべきという医療界からの声に対して行われていたが、第3者機関を置くという案に対して、橋本は「第3者機関の報告書内容で医療機関が告訴されるリスクがある」として「再発防止という目的を果たせないのではないか」と問題提起をした。さらに「医療機関のみならず、遺族からも第3者機関に操作申請が行えるようになっている」として、状況がへんかするのではないかという考え方を明らかにした[16]

医療品のネット販売解禁編集

橋本は、自民党の「医療品のインターネット販売を考える議員連盟」の事務局長として、インターネットでのネット販売解禁を進めた。医療品のネット販売は2013年1月11日の最高裁判決によって、一般医療品の具体的ルールが存在していなかった。同議員連盟は「国民の安全安心を守る」とする一方で「ルフメディケーションを推進すべき」として「一般医療品のネット販売を速やかに解禁すべきだ」とした。橋本は医療関係専門誌へのインタビューにおいて「早期の法案を提出したい意向」とした[17]


主張・活動編集

アベノミクスへの評価編集

橋本は、平成25年月発行の医療専門誌(VISIONと戦略)の取材で、アベノミクスの医療・介護業界絵の影響に対して、アベノミクスの3本の矢は「税と社会保障の一体改革を行うための土台作り」と評価した。橋本は、税や保険制度を支えているのは「基本的に働く人たち」としたうえで「その人たちがしっかり働ける社会があってこそ社会保障は成り立つ」としている。橋本はアベノミクスを「デフレ脱却」の効果を評価したうえで「お金は降ってわいてこない」ので、社会保障改革をおざなりにしているアベノミクスという批判にたいして「経済を取り戻すことを先に行う」ことで社会保障を充実させるという考えを明らかにした。そのうえで、経済が「ブリがつく(岡山弁で勢いがつくという意味)」ことで戦略的な市場創造プランの中に「健康寿命の延伸がある」と説明した。 健康寿命の延伸については「①効果的な予防サービスや健康管理の充実」によって健やかに生活することを保障したうえで「②医療関連産業の活性化」で必要な世界最先端医療が受けられる社会の実現」をし「③良質な医療介護へのアクセスによる速やかな社会復帰」が目標だ、とした[18]


ネット選挙について編集

橋本は、日本べりアサインの取材において、ネット選挙に対して「ネット選挙は原則自由であるべき」と回答している。また現在の公職選挙法で規制されている電子メールについても「公平であり、かつ有権者にとって迷惑にならない範囲であれば解禁すべき」とネット選挙の全面解禁を支持する回答をしている。ただし、なりすましができる現在の電子メールの欠点について「送信元を保証するメールで絵の電子署名は今後重要」と、セキュリティ面についての懸念を示した。 橋本は、政治家のネット利用について「公式ホームページはパンフレット」として「この公式ページからフェイスブック、ツイッター、ブログにリンクしていることで(中略)、正しいものとわかる」としている。使い分けとして、フェイスブックは日々の活動の投稿、ツイッターはその伝達手段として活用しているとしている[19]

その他の政策編集

不祥事・騒動編集

  • 週刊文春2019年7月18日号において、橋本岳の妻(当時)が、橋本岳および母久美子に対して不信を記した「離縁状」を書いたことが報じられた[25]
  • 2020年2月18日から20日にかけて、新型コロナウイルス感染症の感染が起きたダイヤモンド・プリンセス号の中に入った神戸大学感染症内科教授の岩田健太郎は告発動画をYouTubeで公開。「どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別がつかない」と当局の処置を批判した。厚生労働副大臣として対応に当たっていた橋本は反論するため、2月20日午前11時頃、船内写真をTwitterに投稿。橋本は部屋の入口の左側の扉付近に黒い文字で「清潔ルート」と、右側の扉付近に赤い文字で「不潔ルート」と書かれた紙が貼られている光景を撮影し、「現地はこんな感じ。画像では字が読みにくいですが、左手が清潔ルート、右側が不潔ルートです」と説明した。これに対し、グリーンゾーンとレッドゾーンとの区分けができていないのではないかとの疑念と批判の声が各方面から上がり、橋本は当該ツイートを同日午後1時頃に削除した[26][27][28]
  • 2020年7月29日、週刊文春電子版は、橋本と厚生労働大臣政務官自見英子が不倫関係に陥り、連日夕刻に退庁後、デートを重ねていると報じた。東京都のコロナ新規感染者が293人と過去最高(当時)となった同年7月17日の夜、橋本が自見の住む参議院麹町宿舎を訪れ、翌朝午前4時近くまで約7時間にわたって滞在していたことも明らかとなった[29]。この報道を受けて、菅義偉官房長官は7月30日の記者会見で、加藤勝信厚労相が同日までに2人に注意をしたと述べた[30]
同年8月19日、小川淳也は衆議院厚労委員会で橋本に事実関係の説明を求めたが、橋本は答弁を拒否した。自見も質問を受けたが、橋本とほぼ同内容の答弁に終始した[31]

所属団体・議員連盟編集

本人公式サイトより[34]

家族・親族編集

橋本家編集

岡山県総社市倉敷市東京都渋谷区港区[35]
 
左から叔父・大二郎、祖父・龍伍、父の継母・正、父・龍太郎
昭和31年、撮影)

実家

自家

  •  独身:子供4人(2男2女)あり

系譜編集

橋本岳 父:
橋本龍太郎
祖父:
橋本龍伍
曾祖父:
橋本卯太郎
曾祖母:
橋本真都
祖母:
橋本春子
曾祖父:
大野緑一郎
曾祖母:
大野テル
母:
橋本久美子
祖父:
中村久次
曾祖父:
加納久朗
曾祖母:
加納多津
祖母:
中村妙子
曾祖父:
中村貫之
曾祖母:
中村八重子

著書編集

寄稿編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g プロフィール『衆議院議員 橋本がく』2016年1月31日閲覧
  2. ^ 候補者の氏名及び候補者届出政党の名称 (PDF)”. 岡山県選挙管理委員会 (2017年10月11日). 2018年1月10日閲覧。
  3. ^ a b 元首相の二男・橋本岳氏、敗北も比例選復活『YOMIURI ONLINE(読売新聞)』2005年9月12日
  4. ^ SFC生よ政治を目指せ 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス 2006.05.24
  5. ^ 橋本 岳『自由民主党岡山県支部連合会』2016年1月31日閲覧
  6. ^ 橋本 岳 - 基本情報『Yahoo!みんなの政治』2016年1月31日閲覧
  7. ^ 第45回衆議院議員選挙『時事ドットコム』2016年1月31日閲覧
  8. ^ 岡山 小選挙区 : 開票結果『YOMIURI ONLINE(読売新聞)』2016年1月31日閲覧
  9. ^ 開票結果・速報(小選挙区・岡山)『YOMIURI ONLINE(読売新聞)』2016年1月31日閲覧
  10. ^ 副大臣.20人交代 閣議決定
  11. ^ “自民党の保岡興治憲法改正本部長が続投 党政調人事が決定”. 産経新聞. (2017年8月22日). http://www.sankei.com/smp/politics/news/170822/plt1708220015-s1.html 2017年8月22日閲覧。 
  12. ^ 岡山-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
  13. ^ https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/meibo/fukudaijin/hashimoto_gaku.html
  14. ^ https://mf.jiho.jp/article/p-1226573007795
  15. ^ 死因究明体制推進に関するプロジェクトチーム(PT)中間報告書
  16. ^ MEDFAXWEB https://mf.jiho.jp/article/p-1226576178451
  17. ^ Medifaxweb https://mf.jiho.jp/article/p-1226575096192
  18. ^ VISONと戦略Vol10 平成25年7月20日 保健・医療・福祉サービス研究会発行
  19. ^ 日本ベリサイン社 Casastudy)
  20. ^ 2014年衆院選、朝日東大谷口研究室共同調査
  21. ^ a b “2012衆院選 岡山4区 橋本岳”. 毎日jp (毎日新聞社). http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A33004002002 2013年6月8日閲覧。 
  22. ^ a b c d e f g 2014衆院選 毎日新聞候補者アンケート
  23. ^ 自民党でアベノミクス批判 薬ネット販売反対「楽天会長のポチになったのか」”. SankeiBiz. 産業経済新聞社 (2013年6月8日). 2013年6月8日閲覧。
  24. ^ 2009年衆院選時朝日新聞アンケート回答
  25. ^ https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1032
  26. ^ 安藤健二 (2020年2月20日). “橋本岳・厚労副大臣が「清潔ルート」「不潔ルート」の写真を投稿。まもなく削除(ダイヤモンド・プリンセス号)”. ハフポスト. https://www.huffingtonpost.jp/entry/gaku-hashimoto_jp_5e4e1c0ec5b6a8bbccb8b038 2021年4月21日閲覧。 
  27. ^ クルーズ船内に「不潔ルート」──橋本厚労副大臣のツイートでトレンド入り 「ゾーニングできていない」「内部告発か」と批判相次ぐ”. ITmedia. アイティメディア株式会社 (2020年2月20日). 2020年2月21日閲覧。
  28. ^ クルーズ船写真「左手が清潔ルート、右側が不潔ルートです」 厚生労働副大臣のツイートにツッコミが殺到 (1/2)適切なゾーニングをアピールするはずが……。”. 2020年2月21日閲覧。
  29. ^ コロナ拡大の中、2週間で5回不倫デート 厚労省の橋本岳副大臣と自見英子政務官が交際”. 文春オンライン (2020年7月29日). 2021年4月21日閲覧。
  30. ^ 楢崎貴司 (2020年7月30日). “コロナ指揮の橋本・厚労副大臣と政務官、不倫報道で注意”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASN7Z660WN7ZUTFK01G.html 2021年4月21日閲覧。 
  31. ^ “「不適切交際」の説明拒否 厚労副大臣ら、週刊誌報道”. 佐賀新聞. (2020年8月19日). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/562800 2021年4月21日閲覧。 
  32. ^ “2021年7月号_7面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日). http://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/07/2021%E5%B9%B47%E6%9C%88%E5%8F%B7_7%E9%9D%A2.pdf 2021年7月11日閲覧。 
  33. ^ a b c 俵義文 『日本会議の全貌』 花伝社、2016年
  34. ^ https://ga9.jp/profile/
  35. ^ 『衆議院会議録情報 第042回国会 本会議 第1号』
  36. ^ [1]

関連項目編集

  • 小渕優子(父・龍太郎と1963年衆院選当選同期だった小渕恵三元首相の次女。優子の祖父・小渕光平と岳の祖父・橋本龍伍は1949年衆院選当選同期でもある)

外部リンク編集

公職
先代:
竹内譲
渡嘉敷奈緒美

大口善徳
髙階恵美子

  厚生労働副大臣
古屋範子
稲津久と共同

2016年 - 2017年
2019年 - 2020年
次代:
高木美智代
牧原秀樹

三原じゅん子
山本博司

先代:
高鳥修一
赤石清美
  厚生労働大臣政務官
髙階恵美子と共同

2014年 - 2015年
次代:
三ッ林裕巳
太田房江