湖池屋
日本の東京都板橋区にある菓子メーカー
株式会社湖池屋(こいけや、英: KOIKE-YA Inc.)は、スナック菓子を中心とする商品の製造・販売を行っている日本の菓子メーカーである。日清食品ホールディングスの連結子会社。
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![]() 湖池屋 本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
![]() 〒175-0094 東京都板橋区成増5丁目9番7号 |
設立 | 1977年1月13日(創業:1953年) |
業種 | 食料品 |
法人番号 |
9011401005578 ![]() |
事業内容 | 菓子製造販売事業 |
代表者 |
代表取締役会長 小池孝 代表取締役社長 佐藤章 |
資本金 | 22億6959万円 |
売上高 |
連結:339億65百万円 (2019年6月期) |
純資産 |
連結:121億87百万円 (2019年6月期) |
総資産 |
連結:225億32百万円 (2019年6月期) |
従業員数 |
連結:805人 (2019年6月末現在) |
決算期 | 6月30日 |
主要株主 |
日清食品ホールディングス 45.12% (2020年11月27日現在) |
関係する人物 | 小池和夫 |
外部リンク | https://koike-ya.com/ |
特記事項:初代の株式会社湖池屋設立は1958年1月 |
本社は東京都板橋区成増に所在する(敷地は埼玉県和光市にもまたがっている)。同じ板橋区に本社を置く山芳製菓と並ぶ東京都城北地区に本拠を置くスナック菓子メーカーの一つである。スナック菓子を主力商品とする菓子メーカーの中では初の株式上場企業である[注釈 1]。
日本で初めてポテトチップスの量産化に成功した会社として知られる。ポテトチップスは後発のカルビーに次いで業界シェア第2位である。
2016年10月に、グループの持株会社であった株式会社フレンテが、株式会社湖池屋(初代)を含む事業会社3社を吸収合併して、株式会社湖池屋(2代)に商号変更した。
ブランドステートメントは「イケイケ! GOGO! 湖池屋」。
社名の由来編集
創業者である小池和夫の出身地である長野県諏訪市にある諏訪湖のように会社も大きくさせたいという理由で、「小池」の小を湖に変え、湖池屋とした。
沿革編集
初代編集
- 1953年(昭和28年) - 東京都文京区本駒込におつまみ製造会社として創業。
- 1958年(昭和33年) - 株式会社湖池屋(初代)を設立。
- 1962年(昭和37年) - 日本で初めて本格的にポテトチップスの量産化に成功[1]。「湖池屋ポテトチップス」発売。それまで小規模にしか流通していなかったポテトチップスを一般消費者に普及させるきっかけをつくった[2]。
- 1964年(昭和39年) - 東京都板橋区成増に移転。
- 1970年(昭和45年) - 埼玉県加須市に加須工場設立(現・関東工場)。
- 1973年(昭和48年) - 「ポテトシューストリング」発売。
- 1984年(昭和59年) - 「カラムーチョ」発売。
- 1986年(昭和61年) - 京都府船井郡園部町(現・南丹市)に京都工場設立。
- 1987年(昭和62年) - 「スコーン」発売。
- 1990年(平成2年) - 「ポリンキー」発売。
- 1994年(平成6年) - 「ドンタコス」「オーチップス」発売。
- 2001年(平成13年) - 株式交換によりフレンテ株式会社(初代、現在の株式会社湖池屋)の100%子会社となる。
- 2004年(平成16年) - 持株会社の株式会社フレンテがジャスダックに株式上場(証券コード:2226)。スナック菓子業界では初の株式上場。
- 2007年(平成19年) - 「わいも!」発売。(一部地域限定)
- 2009年(平成21年) - 創業者・小池和夫死去。
- 2012年(平成24年) - 「コイケヤポテトチップス プレミアム トリュフ香る塩味」を2月6日に発売。コンビニでは1月30日に発売。
- 2012年(平成24年) - 日清食品株式会社とコラボレーションして「チキンラーメンチップス」を3月5日に発売。4月9日には、「チキンラーメンスティック」が発売。
2代編集
株式会社湖池屋(2代)の沿革詳細については「フレンテ (企業)#沿革」を参照
- 1977年(昭和52年)1月 - 株式会社メリカ・フーズとして設立。
- 1990年(平成2年)4月 - 株式会社ケイコウ・フーズに商号変更。
- 1995年(平成7年)11月 - フレンテ株式会社(初代)に商号変更。
- 2001年(平成13年)7月 - 株式交換により株式会社湖池屋(初代)を100%子会社にする。
- 2002年(平成14年)6月 - 株式会社フレンテホールディングスに商号変更のうえ、菓子製販部門を新設のフレンテ株式会社(2代)に分離して持株会社化。
- 2003年(平成15年)11月 - 株式会社フレンテに商号変更(フレンテ株式会社(2代)は株式会社フレンテ・インターナショナルに商号変更)。
- 2004年(平成16年)6月 - 日本証券業協会(現在のJASDAQ)に株式を店頭登録。
- 2009年(平成21年)12月 - 北海道空知郡南富良野町に、ふらの農業協同組合(JAふらの)との業務提携により新工場シレラ富良野を設立。
- 2011年(平成23年)5月 - 日清食品ホールディングスと資本業務提携。
- 2016年(平成28年)
- 10月1日 - 子会社の株式会社湖池屋、株式会社フレンテ・インターナショナル、株式会社アシストを吸収合併し、株式会社湖池屋(2代)に商号変更[3]。
- 11月30日 - 新CIロゴマークを採用し、同日より使用を開始[4]。
- 2017年(平成29年)2月6日 - 新ロゴマーク導入第1号商品「KOIKEYA PRIDE POTATO」発売。
- 2018年(平成30年)1月23日 - 「KOIKEYA PRIDE POTATO」1周年を記念して、日本各地の伝統的な調味料(塩・醤油など)を使ったポテト製品を展開する「湖池屋 JAPAN PRIDE プロジェクト」発表[5]。
- 2019年(令和元年)5月30日 - 公式Twitter上にて「SUPERスコーン」を「Supraスコーン」と誤記し、同名の車種をラインナップに有するTOYOTA GAZOO Racingがこの誤植に反応した[注釈 2]ことで、二社間でのコラボレーションキャンペーンが行われた[6]。
- 2020年(令和2年)
工場編集
主な商品編集
商品概要編集
「ポテトチップス」が主力商品。湖池屋が製造したポテトチップスでは「のり塩」が一番多く売れている。他に「カラムーチョ」や「ポリンキー」、「スコーン」といったユニークな名称のスナック菓子を製造・販売している。スナック菓子以外では、タブレット菓子の「ピンキー」「乳酸菌LS1」を製造・販売する。
- コイケヤ ポテトチップス
- コイケヤ ポテトチップス リッチカット
- コイケヤ ポテトチップス プレミアム
- コイケヤポテトチップス プレミアム トリュフ香る塩味
- 塩のみで味付けしたポテトチップス(オーケー限定)
- 和ポテト
- スティックポテト
- PURE POTATO
- 湖池屋ハッシュドポテト
- 罪なきからあげ
- 湖池屋プライドポテト(2020年2月10日発売。2017年2月6日に発売した「KOIKEYA PRIDE POTATO」を刷新[11])
- ポテトの素顔
- フレンチポテト
- カラムーチョ
- チップス
- スティック
- すっぱムーチョ
- オーチップス
- スコーン
- スゴーン
- ドンタコス
- ポリンキー
- ポップナウ
- おいしい!100kcal
- マヨポテト(一部地域限定)
- わいも!(一部地域限定)
- チキンラーメンチップス
- チキンラーメンスティック
- ピンキーフレッシュ
- 乳酸菌LS1
- クリスピーザ
- HASHED POTETO
- 罪なきからあげ
過去に発売された商品編集
キャラクター編集
湖池屋のスナック菓子は、各商品ごとにキャラクターを起用しているのが特徴である。なお、同社のテレビCMは、1990年代以降は主に佐藤雅彦が企画及びCMソングの作詞・作曲を手掛けている。
- ムッシュ・コイケヤ(コイケヤ ポテトチップス)
- ヒーおばあちゃん(カラムーチョ)
- ヒーヒーおばあちゃん(すっぱムーチョ)
- スリーポリンキーズ(ポリンキー)
- ドンタコスおじさん(ドンタコス)
- ハラペコング(スコーン)
- じゃがいもの精 (PURE POTATO)
CM出演編集
- 現在
- 過去
- 鈴木ヒロミツ - ポテトチップス
- 石立鉄男 - ポテトチップス
- チョーさんとドン(1980年中期)
- 小堺一機 - スコーン(1980年代末期)
- 芦田愛菜 - カラムーチョ
- 金田一秀穂 - 同
- 池田清彦 - 同
- 阿部サダヲ - ポテトチップス
- 中嶋朋子 - 森下能幸 - 松金よね子 - 二階堂ふみ - 西田敏行 - 同(阿部と共演)
- ひとみおばあちゃん(志村けん) - ムーチョシリーズ
- 鈴木瑛美子 - KOIKEYA PRIDE POTATO[14]
- 音尾琢真 - KOIKEYA PRIDE POTATO
ほか
関連会社編集
- Koikeya Vietnam Co.,Ltd.
- 台湾湖池屋股份有限公司
- 日清湖池屋(中国・香港)有限公司
注釈編集
出典編集
- ^ 平成情報バンク (2007), 常識として知っておきたい日本の会社, PHP研究所, p. 104, ISBN 9784569694399
- ^ [1] izaイザ 2009年5月7日
- ^ 当社グループ組織再編(当社子会社との合併)、並びに商号及び定款の一部変更に関するお知らせ
- ^ 原点に立ち、未来へ踏み出す。新生 湖池屋新CIロゴマークを採用 - 湖池屋 2016年11月30日
- ^ 湖池屋 JAPAN PRIDE プロジェクト始動 日本×湖池屋 日本の誇りを湖池屋プライドポテトに込めて発信湖池屋プレスリリース(2018年1月23日)2018年2月27日閲覧
- ^ TOYOTA GAZOO Racing“公認” ~業界をこえたコラボレーション実現~ トヨタGRスープラ × 湖池屋 スコーン 「Supraスコーン」って言っちゃったCP 湖池屋プレスリリース(2019年5月30日)2019年8月11日閲覧
- ^ 「KOIKEYA PRIDE POTATO」から「湖池屋プライドポテト」へ (プレスリリース 2020年2月3日)
- ^ 新時代にムーチョがアップデート!辛旨進化&魅惑のすっぱさ 第3のムーチョ「チーズムーチョ」新登場 (プレスリリース 2020年11月13日)
- ^ 株式会社湖池屋の株式追加取得による連結子会社化に関するお知らせ日清食品ホールディングス 2020年11月20日
- ^ 親会社、その他の関係会社及び主要株主の異動に関するお知らせ湖池屋 2020年11月20日
- ^ 「KOIKEYA PRIDE POTATO」から「湖池屋プライドポテト」へ (プレスリリース 2020年2月3日)
- ^ 田村優、食レポ演技に初トライ ポテトチップスを無心で食らう新CM (SPREAD 2020年2月6日閲覧)
- ^ 湖池屋プライドポテト特設サイト (2020年2月閲覧)
- ^ “キーワードは “IMO100” 謎の歌うま女子高生が100%魂を込めて熱唱! 真っ向勝負の「芋の歌」に世界も驚愕?! 日本産じゃがいも100%で挑む、 新生湖池屋フラッグシップ第一弾 『KOIKEYA PRIDE POTATO』 新CM 2月11日(土)より放映開始!” (プレスリリース), 株式会社湖池屋, (2017年2月9日) 2017年2月12日閲覧。
関連項目編集
- 日本の企業一覧 (食料品)
- ベルマーク運動(ローソン限定商品、特殊商品を除く)
- 100円ショップ
- パチンコ店(一部商品が一般景品扱いとなる)
- 吉本興業(『スコーン』で吉本所属の若手芸人が考案したフレーバーを発売)
- 日清食品(当社とのコラボ企画『UNIQUE PROJECT』で、『日清焼そばU.F.O.』風味(濃厚ソース味)の『ポテトチップス』及び『スコーン』を発売。日清側も『カラムーチョ』をトッピング具材に加えた『焼そばU.F.O. カラムーチョ ホットチリ味』を発売した)
- 仮面ライダーW 仮面ライダーオーズ/OOO(仮面ライダーバトル ガンバライドとのタイアップ。プレゼントも行っている)
- 東映アニメーション(キン肉マン 美少女戦士セーラームーン等とのタイアップ商品。発売はバンダイから。)
- 黄金鯱伝説グランスピアー(2ndシーズンよりスポンサー、またポリンキーとのコラボCMも制作されている)
- テレビ山口(tys、中四国のJNN系列局では唯一スポットCMを流している)
- トヨタ・スープラ(コイケヤ側の誤植からコラボレーション企画を開催)