BIG4 (テニス)

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BIG4(ビッグ・フォー、英語Big Four )とは、男子プロテニスにおいて突出した成績を残している選手4人の総称。ロジャー・フェデラーラファエル・ナダルノバク・ジョコビッチアンディ・マレーを指す。

BIG4
Big Four
・Roger Federer
・Rafael Nadal
・Novak Đoković
・Andy Murray

基本情報
出身地 スイスの旗 スイス
スペインの旗 スペイン
セルビアの旗 セルビア
イギリスの旗 イギリス
生年月日 (1981-08-08) 1981年8月8日(42歳)
(1986-06-03) 1986年6月3日(37歳)
(1987-05-22) 1987年5月22日(36歳)
(1987-05-15) 1987年5月15日(36歳)
身長 185cm, 185cm, 188cm, 190cm
体重 85kg, 85kg, 80kg, 84kg
利き手 右 左 右 右
バックハンド 片手 両手 両手 両手
ツアー経歴
デビュー年 1998年
2001年
2003年
2005年
シングルス 281勝
ダブルス 21勝
4大大会最高成績・シングルス
全豪 優勝(2004, 06-13, 15-17)
全仏 優勝 (2005-2014, 16,17)
全英 優勝 (2003-2017)
全米 優勝 (2004-08, 10-13, 15,17)
優勝回数 50(豪12、仏12、英15、米11)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦 (2003-2005)
全仏 2回戦 (2006)
全英 ベスト8 (2000)
全米 ベスト4 (2004)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 1位(2004年2月2日から現在まで)
ダブルス 24位(2003年6月9日)
獲得メダル
男子 テニス
オリンピック
2008 北京 男子シングルス
2008 北京 男子シングルス
2008 北京 男子ダブルス
2012 ロンドン 男子シングルス
2012 ロンドン 男子シングルス
2012 ロンドン 混合ダブルス
2016 リオデジャネイロ 男子シングルス
2016 リオデジャネイロ 男子ダブルス
2017年1月29日現在

選手

スイスバーゼル出身。身長185cm、体重85kg。右利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。

スペインマヨルカ島マナコー出身。身長185cm、体重85kg、左利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

セルビアベオグラード出身。身長188cm、体重80kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

スコットランド・ダンブレーン出身。身長190cm、体重84kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

概要

1990年代のピート・サンプラス/アンドレ・アガシの時代、2000年代のフェデラー/ナダル2強の時代の後を受けて、2012年以降男子テニスの上位を占めるフェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー4人の総称。

2011年ジョコビッチ、2012年マレーの台頭以降、それまで2強であったフェデラー、ナダルとともに、数多くの大会優勝を分け合う等4人がライバルとして上位を独占している。

2017年現在までに、全員が世界ランク1位を経験しており、フェデラー、ナダル、ジョコビッチの3人は四大大会で歴代5傑に入る優勝回数を誇り、全員がオリンピックのメダルを獲得しておりマレーはシングルスでは史上唯一となるオリンピック連覇を記録している。

経歴

2008年以前

2000年代初頭、男子テニス界は世代交代の時期を迎えていた[1]。2003年にピート・サンプラスが引退。テニス界はレイトン・ヒューイットアンディ・ロディックマラト・サフィンフアン・カルロス・フェレーロ、そしてロジャー・フェデラーなどの「ニューボールズ世代」と呼ばれる選手たちが活躍し始めていた。

2003年ウィンブルドンでロジャー・フェデラーがマーク・フィリプーシスをストレートで下してBIG4のグランドスラム初優勝。2004年2月2日にフェデラーがロディックを抜き世界ランキング1位に到達。これ以降現在までBIG4が1位を独占し続ける。2005年全仏オープン準決勝でラファエル・ナダルと世界1位のロジャー・フェデラーの対戦となりナダルが勝利。7月25日にはナダルがレイトン・ヒューイットを抜き世界ランク2位に到達。以後 2009年8月まで2位以内を維持する。 2006年全仏オープン決勝戦でナダルとフェデラーが対戦。 1-6, 6-1, 6-4, 7-6 でナダルが優勝。

BIG4時代の幕開け(2008年-2010年)

2008年 全豪オープンではジョコビッチが準決勝でフェデラーを破り、決勝ではジョー=ウィルフリード・ツォンガを倒しグランドスラム初優勝。ナダルはベスト4。北京五輪ではナダルが男子シングルスの金メダルを、ジョコビッチは銅メダルを獲得。フェデラーはベスト8。全米オープンではBIG4が初のベスト4を独占。その中でアンディ・マレーが初のグランドスラム決勝進出。フェデラーVSマレーとなった決勝は6-2, 7-5, 6-2 でフェデラーが勝利。対マレー戦の連敗を止めて大会5連覇。ナダル・ジョコビッチはベスト4。9月8日にはマレーがダビド・フェレール、ニコライ・ダビデンコを抜き世界ランク4位に到達。初のBIG4世界ランキング1位から4位独占となる。2010年ATPワールドツアー・ファイナルに全員出場。ファイナル初のベスト4に全員進出する。

BIG4全盛期(2011-2013)

2011年全仏オープン全米オープン2012年全豪オープンではベスト4全員BIG4になる。また2011年の4大大会決勝進出者は全員BIG4。初のマスターズ1000全大会制覇&4人全員が優勝を果たす。2012年も4大大会の決勝進出者が全員BIG4であり全豪ジョコビッチ、全仏ナダル、全英フェデラー、全米マレーとBIG4の4人全員がグランドスラムを制覇する。また、ロンドン五輪でもマレーが金メダル、フェデラーが銀メダルを獲得した。2013年はフェデラーが優勝できなかったもののマスターズ1000をすべてBIG4が制覇する。

新時代(2014年-2016年)

2014年全豪オープンではスタニスラス・ワウリンカが決勝でナダルを倒し優勝。17大会4年半ぶりとなるBIG4以外での優勝となった。全米オープンではマリン・チリッチ錦織圭の決勝となり39大会ぶりにBIG4が決勝進出を果たせなかった。2015年全豪オープンでマレーが決勝に進出したことで2013年6月以来約1年7ヵ月ぶりに世界ランキング1位から4位をBIG4が独占することとなった。結果はジョコビッチが3-1でマレーを破り2年ぶり5度目のBIG4の40勝目の優勝を飾った。2015年全仏オープンで決勝でワウリンカがジョコビッチを3-1で下し、マラト・サフィン以来のBIG4以外でのグランドスラム複数優勝者となった。また、ナダルも全仏での2敗目を喫した。2016年全仏オープンでは決勝でジョコビッチとマレーが対戦し、ジョコビッチが3-1で勝利。ジョコビッチは自身初の全仏優勝、また、キャリアグランドスラムを達成した。ウィンブルドンではマレーが3年ぶりの優勝。リオ五輪ではマレーが男子史上初の五輪連覇を果たした。全米オープンでは決勝でワウリンカがジョコビッチを3-1で下し、グランドスラム3勝目を挙げた。11月にはマレーが初めて世界ランク1位となった。これによりBIG4全員が世界ランク1位在位者となった。

フェデラー・ナダルの2強返り咲き、その後継となる新世代の誕生へ(2017年-)

2017年全豪オープンでは、決勝でフェデラーとナダルが対戦し、フェデラーが3-2で勝利。グランドスラム歴代最多18回目の優勝を果たした。さらに、マスターズでもインディアンウェルズとマイアミでフェデラーが連続優勝し、モンテカルロではナダルが10度目の栄冠を手にしたことで、全豪とここまでマスターズ三大会での優勝者が2006年と完全に一致するという展開になっている。その後もバルセロナ、マドリードでナダルが連続優勝したがイタリア国際でアレクサンダー・ズベレフがジョコビッチをストレートで破り、マスターズ初優勝を果たし、新世代の活躍が期待される一戦となった。全仏オープンでは、ナダルが全仏10回目の優勝を果たした。ゲリー・ウェバー・オープンではフェデラーがアレクサンダー・ズべレフをストレートで破って優勝、ウィンブルドンでもフェデラーがウィンブルドン8回目の優勝を果たした。全米オープンでは第1シードに返り咲いたナダルが2009年全米覇者のフアン・マルティン・デル・ポトロを3-1で下し決勝に進出、決勝では第28シードのケビン・アンダーソンを6-3、6-3、6-4のストレートで下し3度目の全米オープン制覇となった。これによりナダルは通算グランドスラム優勝回数を16回に伸ばした。また2017年は全豪・ウィンブルドンをフェデラー、全仏・全米をナダルが制し四大大会を2人で分け合うこととなった。

4大大会決勝成績

個人成績

   決勝進出回数 勝敗 勝率 (内BIG4同士)
フェデラー 29回 19勝10敗 勝率65% (7勝9敗)
ナダル 23回 16勝7敗 勝率70% (10勝6敗)
ジョコビッチ 21回 12勝9敗 勝率57% (11勝7敗)
マレー 11回 3勝8敗 勝率27% (2勝8敗)
  • フェデラーは、2004年/2006年/2007年に4大大会3冠を達成したが、2004年全仏オープンは3回戦で「全仏3回優勝のクエルテン」、2006年/2007年は全仏オープン決勝で「ナダル」に敗れ、年間グランドスラムを逃している。
  • ナダルは、2010年に4大大会3冠を達成したが、全豪オープン準々決勝で「マレー」相手に怪我で途中棄権し、年間グランドスラムを逃している。
  • ジョコビッチは、2011年/2015年に4大大会3冠を達成したが、2011年全仏オープン準決勝で「フェデラー」、2015年全仏オープン決勝戦で「ワウリンカ」に敗れ、年間グランドスラムを逃している。しかし、その後2015年ウィンブルドンから2016年全仏オープンまで4連勝している。

BIG4同士の4大大会決勝対戦成績

   フェデラー ナダル ジョコビッチ マレー
フェデラー 3勝6敗 1勝3敗 3勝0敗 7勝9敗
ナダル 6勝3敗 4勝3敗 0勝0敗 10勝6敗
ジョコビッチ 3勝1敗 3勝4敗 5勝2敗 11勝7敗
マレー 0勝3敗 0勝0敗 2勝5敗 ―  2勝8敗
28勝28敗

(2017年全豪オープン終了時) 

大会 優勝者 準優勝 試合結果
2006年 全仏オープン   ラファエル・ナダル   ロジャー・フェデラー 1-6, 6-1, 6-4, 7-6
2006年 ウィンブルドン   ロジャー・フェデラー   ラファエル・ナダル 6-0, 7-6, 6-7, 6-3
2007年 全仏オープン   ラファエル・ナダル   ロジャー・フェデラー 6-3, 4-6, 6-3, 6-4
2007年 ウィンブルドン   ロジャー・フェデラー   ラファエル・ナダル 7-6, 4-6, 7-6, 2-6, 6-2
2007年 全米オープン   ロジャー・フェデラー   ノバク・ジョコビッチ 7-6, 7-6, 6-4
2008年 全仏オープン   ラファエル・ナダル   ロジャー・フェデラー 6-1, 6-3, 6-0
2008年 ウィンブルドン   ラファエル・ナダル   ロジャー・フェデラー 6-4, 6-4, 6-7, 6-7, 9-7
2008年 全米オープン   ロジャー・フェデラー   アンディ・マレー 6-2, 7-5, 6-2
2009年 全豪オープン   ラファエル・ナダル   ロジャー・フェデラー 7-5, 3-6, 7-6, 3-6, 6-2
2010年 全豪オープン   ロジャー・フェデラー   アンディ・マレー 6-3, 6-4, 7-6
2010年 全米オープン   ラファエル・ナダル   ノバク・ジョコビッチ 6-4, 5-7, 6-4, 6-2
2011年 全豪オープン   ノバク・ジョコビッチ   アンディ・マレー 6-4, 6-2, 6-3
2011年 全仏オープン   ラファエル・ナダル   ロジャー・フェデラー 7-5, 7-6, 5-7, 6-1
2011年 ウィンブルドン   ノバク・ジョコビッチ   ラファエル・ナダル 6-4, 6-1, 1-6, 6-3
2011年 全米オープン   ノバク・ジョコビッチ   ラファエル・ナダル 6-2, 6-4, 6-7, 6-1
2012年 全豪オープン   ノバク・ジョコビッチ   ラファエル・ナダル 5-7, 6-4, 6-2, 6-7, 7-5
2012年 全仏オープン   ラファエル・ナダル   ノバク・ジョコビッチ 6-4, 6-3, 2-6, 7-5
2012年 ウィンブルドン   ロジャー・フェデラー   アンディ・マレー 4-6, 7-5, 6-3, 6-4
2012年 全米オープン   アンディ・マレー   ノバク・ジョコビッチ 7-6, 7-5, 2-6, 3-6, 6-2
2013年 全豪オープン   ノバク・ジョコビッチ   アンディ・マレー 6-7, 7-6, 6-3, 6-2
2013年 ウィンブルドン   アンディ・マレー   ノバク・ジョコビッチ 6-4, 7-5, 6-4
2013年 全米オープン   ラファエル・ナダル   ノバク・ジョコビッチ 6-2, 3-6, 6-4, 6-1
2014年 全仏オープン   ラファエル・ナダル   ノバク・ジョコビッチ 3-6, 7-5, 6-2, 6-4
2014年 ウィンブルドン   ノバク・ジョコビッチ   ロジャー・フェデラー 6-7, 6-4, 7-6, 5-7, 6-4
2015年 全豪オープン   ノバク・ジョコビッチ   アンディ・マレー 7-6, 6-7, 6-3, 6-0
2015年 ウィンブルドン   ノバク・ジョコビッチ   ロジャー・フェデラー 7-6, 6-7, 6-4, 6-3
2015年 全米オープン   ノバク・ジョコビッチ   ロジャー・フェデラー 6-4, 5-7, 6-4, 6-4
2016年 全豪オープン   ノバク・ジョコビッチ   アンディ・マレー 6-1, 7-5, 7-6
2016年 全仏オープン   ノバク・ジョコビッチ   アンディ・マレー 3-6, 6-1, 6-2, 6-4
2017年 全豪オープン   ロジャー・フェデラー   ラファエル・ナダル 6-4, 3-6, 6-1, 3-6, 6-3

4大大会等の詳細成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

BIG4合計の成績

大会 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
全豪オープン LQ 3RF 3RF 4RF 4RF WF SFF WF WF WD WN W F WD WD WD FN WD WD W F
全仏オープン 1RF 4RF QFF 1RF 1RF 3RF WN WN WN WN WF WN WN WN WN WN FD WD WN
ウィンブルドン 1RF 1RF QFF 1RF WF WF WF WF WF WN WF WN WD WF WM WD WD WM WF
全米オープン LQ 3RF 4RF 4RF 4RF WF WF WF WF WF FF WN WD WM WN SFFD WD FD WN

全豪オープン

全豪オープン 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 通算成績
フェデラー LQ 3R 3R 4R 4R W SF W W SF F W SF SF SF SF 3R SF W 87–13
ナダル A 3R 4R A QF SF W QF QF F A F QF 1R F 51–11
ジョコビッチ 1R 1R 4R W QF QF W W W QF W W 2R 58-7
マレー A 1R 4R 1R 4R F F SF F QF F F 4R 48–12

全仏オープン

全仏オープン 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 通算成績
フェデラー 1R 4R QF 1R 1R 3R SF F F F W QF F SF QF 4R QF A A 65–16
ナダル A A W W W W 4R W W W W W QF 3R W 79–2
ジョコビッチ 2R QF SF SF 3R QF SF F SF F F W QF 59-12
マレー A 1R A 3R QF 4R SF QF A SF SF F SF 39–10

ウィンブルドン選手権

ウィンブルドン 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 通算成績
フェデラー 1R 1R QF 1R W W W W W F W QF QF W 2R F F SF W 91–11
ナダル 3R A 2R F F W A W F 2R 1R 4R 2R A 4R 43-10
ジョコビッチ 3R 4R SF 2R QF SF W SF F W W 3R QF 58-10
マレー 3R 4R A QF SF SF SF F W QF SF W QF 57–10

全米オープン

全米オープン 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 通算成績
フェデラー LQ 3R 4R 4R 4R W W W W W F SF SF QF 4R SF F A QF 82–12
ナダル 2R 2R 3R QF 4R SF SF W F A W A 3R 4R W 53–10
ジョコビッチ 3R 3R F SF SF F W F F SF W F A 63-10
マレー 2R 4R 3R F 4R 3R SF W QF QF 4R QF A 44–11

詳細はテニス四大国際大会・男子シングルス優勝者一覧を参照。

テニス4大大会男子シングルス優勝記録
順位 回数 選手名
1位 24勝   ノバク・ジョコビッチ *
2位 22勝   ラファエル・ナダル *
3位 20勝   ロジャー・フェデラー
4位 14勝   ピート・サンプラス
5位 12勝   ロイ・エマーソン
6位タイ 11勝   ロッド・レーバー |   ビョルン・ボルグ
8位 10勝   ビル・チルデン
9位タイ 8勝   マックス・デキュジス |   アンリ・コシェ |   フレッド・ペリー |   ケン・ローズウォール |   ジミー・コナーズ |   イワン・レンドル |   アンドレ・アガシ
*は現役選手

オリンピック

大会 2000 2004 2008 2012 2016
フェデラー 4th 2R QF S A
ナダル A G A 4th
ジョコビッチ A B 4th 1R
マレー 1R G G

ATPワールドツアーファイナル

大会 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
フェデラー SF W W F W W RR SF W W F SF F F A
ナダル Did Not Qualify A SF SF A RR F RR A F A SF A
ジョコビッチ Did Not Qualify RR W RR SF RR W W W W F
マレー Did Not Qualify SF RR SF RR SF A RR RR W


マスターズ1000のBIG4合計成績

大会 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
ATPワールドツアー・マスターズ1000
インディアンウェルズ A Q1 1RF 3RF 2RF WF WF WF WN WD WN SFN WD WF WN WD WD WD WF
マイアミ 1RF 2RF QFF FF QFF 4RN WF WF WD FN WM SFN WD WD WM WD WD WD WF
モンテカルロ 1RF 1RF QFF 2RF 3RN A WN WN WN WN WN WN WN WN WD FF WD WN WN
ハンブルク A 1RF 1RF WF 3RNF WF WF 2RMD WF WN ATP500
マドリード (クレー) ハード WF WN WD WF WN WN WM WD WN
ローマ A 1RF 3RF 1RF FF 2RF WN WN WN WD WN WN WD WN WN WD WD WM FD
カナダ A 1RF A 1RF SFF WF WN WF WD WN WM WM WD WD WN FF WM WD FF
シンシナティ A 1RF A 1RF 2RF 1RFN WF QFNM WF WM WF WF WM WF WN WF WF FM QFN
マドリード (ハード) A 2RF 2RF QFF SFF 2RN WN WF FF WM クレー
上海 NH FN WM WM WD WD WF WD WM WF
パリ A 1RF 2RF QFF QFF A 3RD 3RM FN QFNF WD SFF WF 3RM WD WD WD WM

デビスカップ

大会 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 SR
デビスカップ QFF 1RF QFF 1RF SFF WN 1RFN 1RFN PODFM WN WN WD WN 1RF FD WF WM SFM 7 / 17

生涯賞金額ランキング

選手
1.   ロジャー・フェデラー
2.   ノバク・ジョコビッチ
3.   ラファエル・ナダル
4.   アンディ・マレー
5.   ピート・サンプラス

世界ランキング

世界ランキング1位推移(2004年以降)

在位年度 在位月 在位者
2004年 1月1日~2月1日 ロディック
(同上) 2月2日~12月31日 フェデラー
2005年 1月1日~12月31日 フェデラー
2006年 1月1日~12月31日 フェデラー
2007年 1月1日~12月31日 フェデラー
2008年 1月1日~8月17日 フェデラー
(同上) 8月18日~12月31日 ナダル
2009年 1月1日~7月5日 ナダル
(同上) 7月6日~12月31日 フェデラー
2010年 1月1日~6月6日 フェデラー
(同上) 6月7日~12月31日 ナダル
2011年 1月1日~7月3日 ナダル
(同上) 7月4日~12月31日 ジョコビッチ
2012年 1月1日~7月8日 ジョコビッチ
(同上) 7月9日~11月4日 フェデラー
(同上) 11月5日~12月31日 ジョコビッチ
2013年 1月1日~10月5日 ジョコビッチ
(同上) 10月6日~12月31日 ナダル
2014年 1月1日~7月6日 ナダル
(同上) 7月7日~12月31日 ジョコビッチ
2015年 1月1日~12月31日 ジョコビッチ
2016年 1月1日~11月6日 ジョコビッチ
(同上) 11月7日~12月31日 マレー
2017年 1月1日~8月20日 マレー
(同上) 8月21日~12月31日 ナダル
  • 世界ランキング1位在位累計:フェデラー302週、ナダル141週(2017年8月20日現在)、ジョコビッチ223週、マレー41週

年間最終世界ランキング

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
  フェデラー 2 1 1 1 1 2 1 2 3 2 6 2 3 16 2
  ナダル 49 51 2 2 2 1 2 1 2 4 1 3 5 9 1
 ジョコビッチ 679 186 78 16 3 3 3 3 1 1 2 1 1 2 12
  マレー 540 411 63 17 11 4 4 4 4 3 4 6 2 1 17

年齢別ランキング

選手 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36
  フェデラー 301 64 29 13 6 2 1 1 1 1 2 1 2 3 2 6 2 3 16 2
  ナダル 49 51 2 2 2 1 2 1 2 4 1 3 5 9 1
  ジョコビッチ 186 78 16 3 3 3 3 1 1 2 1 1 2 12
  マレー 411 63 17 11 4 4 4 4 3 4 6 2 1 17

BIG4合計記録

4人全員

  • グランドスラム過去50大会中45回優勝(2017年全米オープンまで)
  • グランドスラム過去50大会中49回決勝進出(2017年全米オープンまで)
  • 4人全員が全てのグランドスラムの決勝に進出
    • マレーのみ全豪、全仏での優勝がない
  • ウィンブルドン2003年から連覇(15タイトル)
  • 4人全員がウィンブルドン選手権で2回以上優勝
    • フェデラー8回、ジョコビッチ3回、ナダルとマレーが2回
  • グランドスラム準決勝に4人全員進出4回(2008年全米、2011年全仏、2011年全米、2012年全豪)
  • マスターズ1000では現行制度となった2009年以降72大会中62回優勝
  • グランドスラム、マスターズ1000、ATPワールドツアー・ファイナルのすべての大会で優勝(2011年)
  • 年間最終世界ランキングトップ4を5年間独占(2008-2012)
  • 4人全員が世界ランキング1位を経験
  • 2004年2月から世界ランキング1位を4人で独占
  • 2005年7月から世界ランキング2位も独占
  • 3位も2007年8月から2013年7月まで独占
  • 全員がシングルスでオリンピックメダルを獲得
  • 4人全員BBCスポーツ・パーソナリティ賞、アーサー・アッシュ ヒューマニタリアン賞を受賞
  • 4人全員グランドスラムベスト8に11回以上連続で進出
  • 4人全員が9つのマスターズすべてベスト4以上に進出経験
  • 4人全員デビスカップで優勝
  • 生涯獲得賞金額トップ4独占

4人中3人

フェデラー・ナダル・ジョコビッチ

  • 3人ともキャリアグランドスラム達成
  • 3人とも世界ランキング1位に通算150週以上在位
  • すべてのグランドスラム決勝に2回以上進出、1回以上は連続進出。
  • 世界ランキングトップ3独占5年連続6年(2007-2011,2014)
  • それぞれが年間でグランドスラム3冠
  • それぞれがグランドスラム1大会3連覇
  • それぞれがグランドスラム1大会5回以上優勝
  • それぞれが年間11タイトル以上獲得
  • それぞれがグランドスラムのオープン化以降の最多優勝記録を保持(フェデラーWB、ナダル全仏、ジョコビッチ全豪)
  • 全員がATP最優秀選手賞、ITFワールドチャンピオン、ローレウス世界スポーツ賞、ESPY最優秀選手賞を受賞。
  • マスターズ1000で9大会中8大会優勝(2012年)
  • マスターズ1000で9大会中7大会優勝(2007年、2014年)
  • オープン化以降のマスターズ1000優勝回数トップ3を独占
  • それぞれが他の2人を1回以上グランドスラム決勝で勝利
  • それぞれがマスターズ1000の9大会すべてに決勝進出経験

ナダル・ジョコビッチ・マレー

  • グランドスラム、マスターズ1000、ATPワールドツアー・ファイナルのすべての大会で優勝(2013年)

フェデラー・ナダル・マレー

  • 3人ともオリンピック金メダル獲得(ただしフェデラーはダブルスのみ)

ジョコビッチ・マレー・フェデラー

  • ATPワールドツアー・ファイナル過去13大会中11大会で優勝
  • マスターズ1000で9大会すべて優勝(2015年)

4人中2人

フェデラーとナダル

フェデラーとジョコビッチ

  • 世界ランキング1位に通算200週以上在位
  • グランドスラム準決勝に14回以上連続で進出経験
  • 2004年ウィンブルドンからグランドスラムで2人とも準決勝に進めなかったのは2010年全仏のみ
  • ハードコートのマスターズ1000で最多優勝
  • 全豪オープン5回以上優勝
  • ツアーファイナル5回以上優勝
  • マスターズ1000インディアンウェルズで最多優勝。さらに2人とも同じ年に全豪とインディアンウェルズとマイアミ3大会連続優勝(通称サンシャイントリプル)達成。過去にサンプラスアガシの2人も1回達成してるが、2回以上達成してるのはこの2人のみ

ジョコビッチとナダル

  • マスターズ1000全9大会連続優勝(2013年モンテカルロから2014年マイアミまで)

ナダルとマレー

  • オリンピック3大会連続金メダル獲得
  • ウィンブルドン大会とオリンピックの二冠達成(ナダルは2008年、マレーは2016年)
  • グランドスラム18大会連続決勝進出(2010年全豪から2014年全仏まで。しかしこの2人が決勝で対戦したことはない)

その他記録

  • (フェデラー/ナダル)は、2005年7月から2009年8月17日までATPツアーランキングの上位2位をこの2人で独占し、6シーズントップを占め続けたペアである(フェデラーは2004年2月から237週連続で1位に在位し、5歳下のナダルは2005年7月に2位になった後、2008年8月にフェデラーを抜いて1位になるまで160週連続で2位に在位)。過去このように長期間上位2位を完全に占め続けたペアは存在しない。
  • (ジョコビッチ/ナダル)(フェデラー/ジョコビッチ)(ナダル/フェデラー)は、対戦数で歴代1位、2位、3位となるペアである。2017年10月15日現在、ジョコビッチ/ナダルは50回(ジョコビッチ26勝vsナダル24勝)[2]、 フェデラー/ジョコビッチは45回(フェデラー22勝vsジョコビッチ23勝)、ナダル/フェデラーは38回(ナダル23勝vsフェデラー15勝)である。なお歴代4位は、レンドル/マッケンローの36回、歴代5位は、ベッカー/エドベリの35回、歴代6位はサンプラス/アガシの34回である。

受賞歴

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
ATPワールドツアー・アワード
ATP最優秀選手賞 F F F F N F N D D N D D M
スポーツマンシップ賞 F F F F F F N F F F F F F
ファン投票 F F F F F F F F F F F F F
アーサー・アッシュ ヒューマニタリアン賞 F N D F M
ITFワールドチャンピオン
男子シングルス F F F F N F N D D D D D M
ESPY賞
ベスト・インターナショナル・アスリート F
最優秀男子テニス選手 F F F F F F N D D N
BBCスポーツ・パーソナリティ賞
海外スポーツパーソナリティ賞 F F F N D
レキップ チャンピオンオブ・チャンピオン賞
国際賞 F F F N N
ガゼッタ・デロ・スポルト
世界スポーツマン賞 F F F
ローレウス世界スポーツ賞
スポーツマン賞 F F F F N D D
ブレイクスルー賞 N M
カムバック賞 N

他の世代のBIG4

20年代頃 グランドスラム優勝シングルス20回・ダブルス19回
50年代から60年代頃。グランドスラム優勝38回、プロスラム優勝23回
70年代から80年代頃。グランドスラム優勝34回
80年代中頃から90年代頃。グランドスラム優勝34回

2017年全米オープン終了時点で現BIG4はすでにグランドスラム優勝50回にグランドスラム準優勝34回と、他の世代と比べても傑出度が高いことが分かる。

BIG4 VS 他選手

現役選手でBIG4以外のグランドスラム優勝者
グランドスラムでBIG4全員に勝利経験のある選手
グランドスラムでBIG4内3人に勝利経験のある選手
1大会でBIG4内3人に勝利した選手
グランドスラムの決勝戦まで進みながらBIG4に敗退し未だ優勝経験のない選手
  •   ロビン・セーデリング - 自己最高世界ランキング4位、2015年引退
    • 2009年 全仏決勝 - フェデラー
    • 2010年 全仏決勝 - ナダル
  •   マーク・フィリプーシス - 自己最高世界ランキング8位、2006年引退
    • 2003年 ウィンブルドン決勝 - フェデラー(フェデラーのグランドスラム初優勝)
  •   マリアノ・プエルタ - 自己最高世界ランキング9位、2009年引退
    • 2005年 全仏決勝 - ナダル(ナダルのグランドスラム初優勝)
BIG4以外に決勝で敗退し未だ優勝経験のない選手(2005年以降)
  •   錦織圭 - 自己最高世界ランキング4位
    • 2014年 全米決勝 - チリッチ
BIG4全員に勝利経験がある選手

太字は現役選手

BIG4以外のグランドスラム決勝記録

赤色は優勝。青色は準優勝。太字は決勝でBIG4に勝利した選手。

全豪オープン 全仏オープン ウィンブルドン 全米オープン
2001年   アンドレ・アガシ   グスタボ・クエルテン   ゴラン・イワニセビッチ   レイトン・ヒューイット
2002年   トーマス・ヨハンソン   アルベルト・コスタ   レイトン・ヒューイット   ピート・サンプラス  
2003年   アンドレ・アガシ   フアン・カルロス・フェレーロ   マーク・フィリプーシス   アンディ・ロディック
2004年   マラト・サフィン   ガストン・ガウディオ   アンディ・ロディック   レイトン・ヒューイット
2005年   マラト・サフィン   マリアノ・プエルタ   アンディ・ロディック   アンドレ・アガシ
2006年   マルコス・バグダティス   アンディ・ロディック
2007年   フェルナンド・ゴンサレス
2008年   ジョー=ウィルフリード・ツォンガ
2009年   ロビン・セーデリング   アンディ・ロディック   フアン・マルティン・デル・ポトロ
2010年   ロビン・セーデリング   トマーシュ・ベルディハ
2011年
2012年
2013年   ダビド・フェレール
2014年   スタン・ワウリンカ   マリン・チリッチ
2015年   スタン・ワウリンカ
2016年   ミロシュ・ラオニッチ   スタン・ワウリンカ
2017年   スタン・ワウリンカ   マリン・チリッチ   ケビン・アンダーソン

その他ビッグタイトル保持者

ATPワールドツアーファイナル

フェデラーが初優勝した2003年以降

脚注

  1. ^ 2000–2009 The Decade in Tennis”. Essential Tennis. 2013年1月31日閲覧。
  2. ^ 2016年1月10日ニュース記事参照 http://www.thetennisdaily.jp/sp/news_detail.asp?idx=114082  

外部リンク