サッカーカンボジア代表
サッカーカンボジア代表(サッカーカンボジアだいひょう)は、カンボジアサッカー連盟(Football Federation of Cambodia FFC)によって編成されるサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムは首都、プノンペンにあるプノンペン・オリンピックスタジアム。
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国または地域 |
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協会 | カンボジアサッカー連盟(FFC) | |||
愛称 | Angkor Warriors, Koupreys of Cambodia | |||
監督 |
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最多出場選手 | クチ・ソクンピアク(65[1]試合) | |||
最多得点選手 | ホック・ソチェトラ(20[1]得点) | |||
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初の国際試合 |
1956年3月17日対マレーシア 2-9 | |||
最大差勝利試合 |
1966年11月9日対北イエメン 11-0 | |||
最大差敗戦試合 |
2019年10月10日対イラン 0-14 | |||
FIFAワールドカップ | ||||
出場回数 | 0回 | |||
AFCアジアカップ | ||||
出場回数 | 1回 | |||
最高成績 | 4位(1972) | |||
東南アジアサッカー選手権 | ||||
出場回数 | 8回 | |||
最高成績 | グループリーグ敗退(1996, 2000, 2002, 2004, 2008, 2016, 2018, 2020) | |||
アジアサッカー連盟およびASEANサッカー連盟所属。
歴史編集
FIFAワールドカップへの出場はない。AFCアジアカップは、クメール共和国時代に1972年大会に出場、6ヶ国中4位の成績を残した。出場はその1回のみである。
カンボジアでは、サッカーは人気が高いスポーツであり、近年ではプロリーグも設立された。しかし、国際大会ではあまり良い結果を残しておらず、2012 ASEANカップの予選では、ミャンマー、ラオス、ブルネイ、東ティモール相手に負けて最下位に終わる。
2015年11月17日にカンボジアのホームで行われた2018年W杯アジア2次予選の日本戦では前半を0-0で終えるなど奮闘を見せた。(この試合は、日本が2-0で勝利)
2017年6月13日にホームで行われた2019年AFCアジアカップ3次予選では2018年W杯アジア2次予選でホーム・アウェーともに敗れたアフガニスタンに1-0で勝利した。2018年8月12日に実質的な監督として本田圭佑がゼネラルマネージャーに就任。フェリックス・ダルマスが登録上の監督として就任した。
2019年10月10日に行われた2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選のイラン代表戦で0-14で敗れ、カンボジア代表にとってはワースト記録を大幅に更新する史上最悪の敗戦となった。最多得点差での敗戦は1995年のインドネシア代表戦で0-10で敗れたのがワースト記録だった[2]。ただ、これは攻撃的姿勢をチームに根付かせるうえであえて守備固めをしなかったためで、この結果について本田圭佑は「失点を減らすだけのために試合をするなら、サッカーをやめたほうがいい」と語っている[3]。
2021年に本田圭佑とのゼネラルマネージャー契約が延長されたが、監督のフェリックス・ダルマスは契約満了で退任し、後任として廣瀬龍の就任が発表された[4][5]。
FIFAワールドカップの成績編集
AFCアジアカップの成績編集
AFCチャレンジカップの成績編集
開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
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2006 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 0 | 2 | 4 | 6 |
2008 | 予選敗退 | ||||||
2010 | |||||||
2012 | |||||||
2014 | |||||||
合計 | 1/5 | 3 | 1 | 0 | 2 | 4 | 6 |
東南アジアサッカー選手権の成績編集
開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
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1996 | グループリーグ敗退 | 4 | 0 | 0 | 4 | 1 | 12 |
1998 | 予選敗退 | ||||||
2000 | グループリーグ敗退 | 4 | 1 | 0 | 3 | 5 | 10 |
2002 | グループリーグ敗退 | 4 | 1 | 0 | 3 | 5 | 18 |
2004 | グループリーグ敗退 | 4 | 0 | 0 | 4 | 2 | 22 |
2007 | 予選敗退 | ||||||
2008 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 0 | 3 | 2 | 12 |
2010 | 予選敗退 | ||||||
2012 | |||||||
2014 | |||||||
2016 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 0 | 3 | 4 | 8 |
H&A方式 2018 | グループリーグ敗退 | 4 | 1 | 0 | 3 | 4 | 9 |
2020 | グループリーグ敗退 | 4 | 1 | 0 | 3 | 6 | 11 |
合計 | 8/13 | 30 | 4 | 0 | 26 | 29 | 102 |
歴代監督編集
- ヨアヒム・フィカート 1996.6-2003.1
- ソム・サラン 2003.2-2005.6
- スコット・オドネル 2005.7-2007.12
- 劉基興(en) 2007.12-2008.7
- プラック・ソバンナラ 2008.7-2009.5
- スコット・オドネル 2009.6-2010.8
- 李泰勳(en) 2010.8-2012.5
- ホック・ソチェトラ 2012.7-2012.10
- プラック・ソバンナラ 2012.12-2013.7
- フェリックス・ダルマス 2018.8-2021.3
- 広瀬龍 2021.3-
歴代選手編集
GK編集
DF編集
MF編集
FW編集
- クオン・ラボラヴィー
- クチ・ソクンピアク
- ケオ・ソクペン
- ケオ・ソクノン
- ソク・チャンラクスメイ
- サン・エル・ナサ
- ホック・ソチェトラ(1995年-2003年[1])
脚注編集
- ^ a b c Hok Sochetra is Cambodia coach(2012年7月12日)
- ^ “本田圭佑のカンボジアが歴史的大敗…イラン戦の14失点はワースト記録大幅更新”. フットボールチャンネル (2019年10月11日). 2019年10月11日閲覧。
- ^ “「時計の針を10年進めた」...本田圭佑がカンボジアで起こした「革命」と、現地の評判”. Newsweek日本版 (2021年12月4日). 2022年12月12日閲覧。
- ^ “廣瀬龍テクニカルディレクターカンボジア代表監督就任”. Soltilo Tokyo FC (2021年3月26日). 2021年6月13日閲覧。
- ^ 八反誠 (2021年3月26日). “あのROLANDの恩師が本田圭佑と代表監督に”. 2021年6月13日閲覧。