サッカーチュニジア代表
サッカーチュニジア代表(サッカーチュニジアだいひょう、アラビア語: منتخب تونس لكرة القدم、フランス語: Équipe de Tunisie de football)は、チュニジアサッカー連盟(FTF)によって構成される、チュニジアのサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムは、ラデスにあるスタッド・オリンピック・ドゥ・ラデ。
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国または地域 | チュニジア | |||
協会 | チュニジアサッカー連盟 | |||
FIFAコード | TUN | |||
愛称 |
Les Aigles de Carthage (カルタゴの鷲) | |||
監督 | ジャレル・カドリ | |||
最多出場選手 | ラディ・ジャイディ(105試合) | |||
最多得点選手 | イサム・ジェマー(36得点) | |||
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初の国際試合 |
1957年6月2日対リビア 2-1 | |||
最大差勝利試合 |
2005年3月26日対マラウイ 7-0 2015年6月12日対ジブチ 8-1 | |||
最大差敗戦試合 |
1960年7月24日対ハンガリー 1-10 | |||
FIFAワールドカップ | ||||
出場回数 | 6回(初出場は1978) | |||
最高成績 | グループリーグ敗退 (1978, 1998, 2002, 2006, 2018, 2022) | |||
アフリカネイションズカップ | ||||
出場回数 | 21回 | |||
最高成績 | 優勝 (2004) | |||
FIFAアラブカップ | ||||
出場回数 | 3回 | |||
最高成績 | 優勝 (1963) | |||
歴史
編集2018年ロシアW杯
編集2017年11月11日、アフリカ3次予選の最終戦でリビアに引き分け、グループA1位となり3大会ぶりとなるワールドカップの出場権を獲得した。本大会ではグループGに入り、初出場した1978年アルゼンチン大会でメキシコに3-1で勝利して以降、FIFAワールドカップでの勝利から遠ざかっていたが、2018年ロシア大会においてパナマに2-1で勝ち、40年ぶりの勝利を挙げた。
2022年カタールW杯
編集2022年、アフリカ3次予選でマリに2試合合計1-0で勝利し、2大会連続のワールドカップの出場権を獲得した。本大会ではグループDに入り、初戦のデンマーク戦は押し込む時間は作りながらも、作った決定機はカスパー・シュマイケルの好セーブに阻まれその後もネットを揺らす場面はあったが、それはオフサイドで最後までゴールを奪えずに0-0の引き分け[1]、2戦目のオーストラリア戦は開始から相手の積極的な姿勢で自陣に押し込まれる時間が続く中、23分にミッチェル・デュークにヘディングシュートを決められ、1点ビハインドで前半を終える。後半に入るとゲームを支配する間が長くなり、相手がリスクを負って前に出てくるも中盤の守備網が粘り強さを見せ、相手を相手陣内に抑え込んだ。だが、最後まで相手のディフェンス陣に決定機を抑え込まれ、そのまま0-1で敗れた[2]。2試合を終えて勝点1のまま迎えた3戦目は前回大会優勝のフランスと対戦。開始から積極的なプレッシャーで主導権を握り続け、57分にワフビ・ハズリが先制ゴールを奪う。その後は度重なるピンチを抑え込み1-0の歴史的大金星を挙げた。ところが、同時刻に行われていたオーストラリア対デンマークの試合でオーストラリアが勝利したため、勝点で抜かれて3位でのグループリーグ敗退が決定した[3]。
2023年
編集2023年10月17日、ノエビアスタジアム神戸(兵庫)で行われたキリンチャレンジカップ2023にて、2022年6月のキリンカップ決勝で3-0の快勝を収めた日本との再戦に挑んだ。開始から日本にボールを持たれる時間が続く中、シュートまで持ち込ませない守備で粘り強さを見せていたものの、前半43分にJリーグ時代にヴィッセル神戸に所属していた古橋亨梧に同クラブの本拠地で先制点を奪われ1点ビハインドを負うと、69分には久保建英の素早いドリブルから中央へ折り返してきた伊東純也に追加点を決められる。結局シュートも最後の最後に放った1本だけに留まり最後まで何もできないまま0-2で敗れ、2022年6月のキリンカップ決勝の雪辱を果たされる結果に終わってしまった[4][5]。
成績
編集FIFAワールドカップ
編集開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
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1930 | 不参加 | ||||||
1934 | |||||||
1938 | |||||||
1950 | |||||||
1954 | |||||||
1958 | |||||||
1962 | 予選敗退 | ||||||
1966 | 棄権 | ||||||
1970 | 予選敗退 | ||||||
1974 | |||||||
1978 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 2 |
1982 | 予選敗退 | ||||||
1986 | |||||||
1990 | |||||||
1994 | |||||||
1998 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 1 | 2 | 1 | 4 |
2002 | 3 | 0 | 1 | 2 | 1 | 5 | |
2006 | 3 | 0 | 1 | 2 | 3 | 6 | |
2010 | 予選敗退 | ||||||
2014 | |||||||
2018 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 0 | 2 | 5 | 8 |
2022 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | |
合計 | 6/22 | 18 | 3 | 5 | 10 | 14 | 26 |
FIFAコンフェデレーションズカップ
編集開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
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1992 | 不出場 | ||||||
1995 | |||||||
1997 | |||||||
1999 | |||||||
2001 | |||||||
2003 | |||||||
2005 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 0 | 2 | 3 | 5 |
2009 | 不出場 | ||||||
2013 | |||||||
2017 | |||||||
合計 | 1/10 | 3 | 1 | 0 | 2 | 3 | 5 |
アフリカネイションズカップ
編集開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1957 | 不参加 | ||||||
1959 | |||||||
1962 | 3位 | 2 | 1 | 0 | 1 | 5 | 4 |
1963 | グループリーグ敗退 | 2 | 0 | 1 | 1 | 3 | 5 |
1965 | 準優勝 | 3 | 1 | 1 | 1 | 6 | 3 |
1968 | 予選敗退 | ||||||
1970 | 不参加 | ||||||
1972 | |||||||
1974 | |||||||
1976 | 予選敗退 | ||||||
1978 | 4位 | 5 | 1 | 3 | 1 | 5 | 4 |
1980 | 棄権 | ||||||
1982 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 1 | 2 | 1 | 4 |
1984 | 予選敗退 | ||||||
1986 | |||||||
1988 | |||||||
1990 | |||||||
1992 | |||||||
1994 | グループリーグ敗退 | 2 | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 |
1996 | 準優勝 | 6 | 2 | 2 | 2 | 10 | 9 |
1998 | ベスト8 | 4 | 2 | 1 | 1 | 6 | 5 |
2000 | 4位 | 6 | 2 | 2 | 2 | 6 | 9 |
2002 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 |
2004 | 優勝 | 6 | 4 | 2 | 0 | 10 | 4 |
2006 | ベスト8 | 4 | 2 | 1 | 1 | 7 | 5 |
2008 | 4 | 1 | 2 | 1 | 7 | 6 | |
2010 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 3 | 0 | 3 | 3 |
2012 | ベスト8 | 4 | 2 | 0 | 2 | 5 | 5 |
2013 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 1 | 1 | 2 | 4 |
2015 | ベスト8 | 4 | 1 | 2 | 1 | 5 | 5 |
2017 | 4 | 2 | 0 | 2 | 6 | 7 | |
2019 | 4位 | 7 | 1 | 4 | 2 | 6 | 5 |
2021 | ベスト8 | 5 | 2 | 0 | 3 | 5 | 3 |
2023 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 2 | 1 | 1 | 2 |
合計 | 21/34 | 83 | 25 | 31 | 27 | 100 | 96 |
FIFAアラブカップ
編集開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1963 | 優勝 | 4 | 4 | 0 | 0 | 11 | 1 |
1988 | グループリーグ敗退 | 4 | 0 | 3 | 1 | 3 | 4 |
2021 | 準優勝 | 6 | 4 | 0 | 2 | 9 | 6 |
歴代監督
編集- アブデルマジード・シェターリ 1975-1978
- ジャン・ヴァンサン 1986-1987
- ヘンリク・カスペルチャク 1994-1998
- フランコ・スコーリオ 1998-2001
- エックハルト・クラウツン 2001
- ロジェ・ルメール 2002-2008
- ウンベルト・コエリョ 2008-2009
- ファウジ・ベンザルティ 2009-2010
- サミ・トラベルシ 2010
- ベルトラン・マルシャン 2010
- サミ・トラベルシ 2011-2013
- ナビール・マアルール 2013
- ルート・クロル 2013
- ジョルジュ・レーケンス 2014-2015
- ヘンリク・カスペルチャク 2015-2017
- ナビール・マアルール 2017-2018
- ファウジ・ベンザルティ 2018
- アラン・ジレス 2018-2019
- モンゼル・クバイエル 2019-2022
- ジャレル・カドリ 2022-
歴代選手
編集GK
編集- アリ・ブムニジェル 1991-2007
- アイマン・マスルーティ 2007-
- ファルク・ベン・ムスタファ 2009-
- ムエズ・アセン 2018-
DF
編集- ラディ・ジャイディ 1996-2009
- ハーテム・トラベルスィー 1998-2006
- アニス・ブサイディ 2002-2013
- アラディン・ヤイア 2002-2014
- カリム・ハグイ 2003-2012
- ダヴィド・ジェマリ 2006-2010
- ヤシン・ミカリ 2007-2015
- ビレル・イファ 2008-
- アイメン・アブデヌール 2009-
- ソフィアン・シャヘド 2009-2013
- シアム・ベン・ユーセフ 2010-2019
- アブデルカデル・オウェスラティ 2012-2016
- アリ・マールル 2013-
- ウサマ・ハダディ 2015-
- ヤシン・メリアー 2015-
- ディラン・ブロン 2017-
- ヨアン・ベナルアン 2018-2019
- モハメド・ドレーゲル 2018-
- ワジディ・ケシリダ 2019-
- アリ・アブディ 2021-
- モンタサル・タルビ 2021-
- オマル・レキク 2021-
- ヤン・ヴァレリー 2022-
MF
編集- ジャヤウハル・ムナリ 2002-2008
- セリム・ベナシュール 2002-2010
- メディ・ナフティ 2002-2010
- アメド・ナムシ 2005-2008
- オシン・ラグ 2006-2015
- ヤシン・シハウィ 2006-
- ジャメル・サイヒ 2008-2016
- ファヒド・ベン・ハルファラー 2008-2011
- アニス・ベン=ハティラ 2012-2016
- フェルジャニ・サシ 2013-
- ワフビ・ハズリ 2013-
- ラリー・アズニ 2016-
- ガイレネ・シャーラリ 2017-
- エリス・スキリ 2018-
- バセム・スラルフィ 2018-
- サイフ=エディン・ハウイ 2018-
- ジェレミー・ドゥツィアク 2019-
- ハムザ・ラフィア 2019-
- モハメド・アリ・ベン・ロムダン 2019-
- アニス・ベン・スリマン 2020-
- アイッサ・ライドゥニ 2021-
- ハンニバル・メイブリ 2021-
FW
編集- ジアド・ジャジリ 1999-2007
- フランシレウド・サントス 2004-2008
- シャウキ・ベン・サーダ 2005-2010
- サミ・アラギ 2008-2014
- ラサッド・ヌイウィ 2009-2012
- サビール・ハリーファ 2010-
- ユセフ・ムサクニ 2010-
- ハムディ・ハルバウィ 2012-2015
- ファハルディン・ベン・ユースフ 2012-
- ヨアン・トゥズガル 2015-
- セイフッディン・ジャジリ 2016-
- ナイム・スリティ 2016-
脚注
編集- ^ “デンマーク、無得点でドロースタート。今大会初のスコアレス、初の決勝T狙うチュニジアが初戦で勝ち点1を確保”. Goal.com (2022年11月23日). 2022年12月3日閲覧。
- ^ “J2岡山FWデュークがオーストラリアを救う決勝弾!カタールW杯初勝利、決勝T進出へ望みつなぐ”. Goal.com (2022年11月26日). 2022年12月3日閲覧。
- ^ “大一番制したオーストラリアが4大会ぶり2度目の決勝T進出!フランスは敗れるも首位通過に”. Goal.com (2022年12月1日). 2022年12月3日閲覧。
- ^ “日本代表、チュニジア戦は伊東&古橋弾で完勝! 圧巻の6連勝でW杯予選へ”. Goal.com (2023年10月17日). 2023年10月17日閲覧。
- ^ “日本代表と韓国代表に敗れたチュニジア。指揮官が語った両国の違いは?「それほど多くはないが…」”. Goal.com (2023年10月17日). 2023年10月18日閲覧。