トワイライト・ゾーン (1959年)

トワイライト・ゾーン』(原題 The Twilight Zone)は、アメリカ合衆国1959年から1964年まで放送されたSFテレビドラマシリーズ。このシリーズの脚本を多く手がけたロッド・サーリングがホストを務めていた。

トワイライト・ゾーン
The Twilight Zone logo.svg
原案 ロッド・サーリング
ナレーター ロッド・サーリング (1959年 - 1964年)
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
シーズン数 Original series: 5
話数 Original series: 156(各話リスト)
各話の長さ 24分から25分、
50分(season 4)
放送
放送チャンネルCBS (1959年 - 1964年)
放送期間1959年10月2日 - 1964年6月19日
公式ウェブサイト
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概要編集

元々はサーリングが大学卒業直後に書いた[注 1]ザ・タイム・エレメント英語版」が、『Westinghouse Desilu Playhouse』の1エピソード(主演はウィリアム・ベンディックス英語版マーティン・バルサム。監督アラン・ライスナー)として放送され、好評だったことから製作されたシリーズである[注 2]

CBS1959年10月2日から放送され人気を博した。シリーズは5年間続き、5シーズン・全156話が製作された。通常は30分枠での放送であったが、第4シーズンのみ一時間枠である。

日本では1960年日本テレビで『未知の世界』のタイトルで第1シーズンが、それ以降はTBS1961年から1967年まで『ミステリー・ゾーン』のタイトルで放送された。一部は『ミステリー』のタイトルで放送。日本において放送されたエピソードは152本で、4本は未放映である[注 4]

全話がモノクロ作品であり、21世紀に入ってからはスカパー!のスーパーチャンネルAXNチャンネル銀河にて放送された。しかし、日本テレビ放送分である第1シーズンの全36話は日本語音声を紛失しているため、日本では再放送されていない。ビデオDVDでは字幕や新規吹替で第1シーズンの販売実績はある。

その後、スカパー!のスーパー!ドラマTVで、HD版の放送が開始され、第1シーズンがようやく放送された(内容はDVD版と同じで、オリジナルの日本語音声ではない)。また、これに伴いDVD化されていた第131話、第147話も初めて放送された。

2021年現在、日本で見ることができないエピソードは日本版DVDに収録されていない第142話、第151話のみである。第142話「ふくろうの河」は版権の関係で本国でも再放送されていない。第151話「対決」は本国でも初回放送以降、長らく再放送されておらず[注 5]、2016年になってようやくケーブルテレビで放送が解禁されたという曰く付きの作品である。ただし、どちらも本国ではDVD化、Blu-ray化されている。両話とも日本でDVD版が発売された際に、一度は販売が告知されながら、最終的に収録が見送られたという経緯がある。[要出典]

キャスト編集

スタッフ編集

主な監督編集

主な脚本家編集

放映リスト編集

シーズン1編集

シーズン2編集

シーズン3編集

シーズン4編集

シーズン5編集

映画化編集

1983年スティーヴン・スピルバーグジョン・ランディスジョー・ダンテジョージ・ミラーが各1話ずつ監督した『トワイライトゾーン/超次元の体験』として、映画化された。 第1話以外はテレビシリーズからのリメイクである。

テレビリメイク編集

1985年版編集

1985年9月27日から1989年4月15日にCBSで放送(日本では『新トワイライトゾーン』名義)。ナレーターはチャールズ・エイドマン。全3シーズン・65話・110エピソード[注 14]

2002年版編集

2002年9月18日から2003年5月21日UPNで放送。ホストはフォレスト・ウィテカー。全44話。

2019年版編集

2019年4月1日からParamount+(旧称:CBS All Access)で配信中。ホストはジョーダン・ピール

スペシャル版編集

1994年5月19日にCBSでサーリングの未映像化脚本「人生の予告編英語版」「死者の棲む街英語版」を元にした『トワイライトゾーン 最終章 ロッド・サーリング・スペシャル英語版』が放送された。

ノベライズ編集

サーリング自身が手がけたノベライズは、日本では『ミステリーゾーン』『ミステリーゾーン2』(矢野浩三郎他訳、文春文庫)に収録されている。なお、各小説の訳題は日本放送時のタイトルとは異なるものとなっている。

収録作品編集

※()内は日本放送時のタイトル。

『ミステリーゾーン』(矢野浩三郎他訳、1983年10月)ISBN 978-4167275235
  • だれもいなくなった町(そこには誰もいなかった)
  • 歩いて行ける距離(過去を求めて)
  • 怪力ディングル(強いぞ、ディングル君)
  • 時のかなたに(過ぎし日を)
  • 熱狂(熱病)
  • メープル通りの怪(疑惑)
  • 大いなる願い(奇蹟)
  • 機械に脅迫された男(機械ぎらい)
  • ウィラビーに停車(敗北者)
『ミステリーゾーン 2』(矢野浩三郎・村松潔訳、1986年8月)ISBN 978-4167275617
  • 真夜中の太陽(狂った太陽)
  • 免除条項(良心を売った男)
  • 魔法の砂(縄)
  • 奇跡の左腕ケイシー(鉄腕ケイシー)
  • 核シェルター(生と死の世界)
  • ランス・マグルーとの対決(西部劇作法)
  • リップ・ヴァン・ウィンクルの犯罪(砂の上の宝)
  • 真実のみ(因縁も売りものです)
  • フライト33 時間の旅(33号機の漂流)
  • 孤独な男(星に流された男)
  • 柔和な人のクリスマス(弱き者の聖夜)

上記のほかに、ウォルター・B・ギブスン英語版が『鏡像』(放送題の題名『めぐりあい』、『ミステリマガジン』594号収録)、『幻の砂丘』(放送題の題名、角川文庫版『地球の静止する日』に収録)を執筆している。脚本を元にしており、サーリングとの共作という形になっている。

また、サーリングの娘であるアン・サーリング=サットンが『ONE FOR THE ANGELS』(放送時の題名『死神につかれた男』)、『THE CHANGING OF THE GUARD』(放送題の題名『栄光ある引退』)を執筆している[19]。ただし、どちらも日本語版未訳である。

なお、文春文庫版『ミステリーゾーン』は第3巻・第4巻も刊行されているが、こちらはノベライズではなく、原作小説のアンソロジーである。

※()内は日本放送時のタイトル。

『ミステリーゾーン 3』(矢野浩三郎訳、1989年11月)ISBN 978-4167275952
  • ヘンリー・スレッサー「サルバドア・ロスの自己改良」(百万ドルの変身)
  • チャールズ・ボーモント「楽園に眠る」(平和の園)
  • リチャード・マシスン「言葉のない少年」(物言わぬ少女)
  • リチャード・マシスン「スティール」(四角い墓場)
  • チャールズ・ボーモント「ジャングル」(ジャングルの呪い)
  • デーモン・ナイト「人類饗応法」(人類に供す) - 別訳題「人類供応法英語版
  • チャールズ・ボーモント「そっくりの人」(おのれの影)
  • リチャード・マシスン「消えた少女」(消えた少女)
  • チャールズ・ボーモント「悪魔が来たりて―?」(魅いられた男)
『ミステリーゾーン 4』(矢野浩三郎訳、1994年8月)ISBN 978-4167309350
  • チャールズ・ボーモント「レディに捧げる歌」(霧に消えた船)
  • リチャード・マシスン「高度二万フィートの悪夢」(二万フィートの戦慄)
  • ジェローム・ビクスビー英語版「日々是好日」(こどもの世界) - 別訳題「きょうも上天気英語版
  • リチャード・マシスン「死の宇宙船」(幻の宇宙船)
  • チャールズ・ボーモント「夢を見るかも……」(悪夢)
  • リチャード・マシスン「消えていく」(誰かが何処かで間違えた)
  • チャールズ・ボーモント「吠える男」(嵐の夜)
  • リチャード・マシスン「遠い電話」(真夜中に呼ぶ声)
  • レイ・ブラッドベリ「素晴らしきかな、電子の人」(ロボットの歌) - 別訳題「歌おう、感電するほどの喜びを!英語版

備考編集

関連項目編集

トワイライト・ゾーン関連
海外での似たテーマのドラマ・映画
日本での似たテーマのドラマ・映画

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 小説『ミステリーゾーン2』訳者あとがきより。
  2. ^ 『ミステリーゾーンDVDコレクション』創刊号より。
  3. ^ a b フランス映画『ふくろうの河』を『トワイライト・ゾーン』の1エピソードとして放映したもの。
  4. ^ 131話「ある泉からの一杯」(A Short Drink from a Certain Fountain)、142話「ふくろうの河[注 3]、147話「音と静けさ」(Sounds and Silences)、151話「対決」(The Encounter
  5. ^ 日本人の描写に対して日系アメリカ人から抗議があったためと言われている[1]
  6. ^ 第1シーズンはナレーション。第2シーズンから、冒頭に登場するようになった。
  7. ^ 音源紛失のため、DVDに収録されているものは堀井真吾による新録版である。
  8. ^ a b c d e ページリンク先は、英語版Wikipediaの各ページ。
  9. ^ a b c d e f 制作費の削減と実験的な意味も兼ねて、従来のフィルムではなくビデオテープでの撮影が行われている。当時の技術ではビデオテープの編集は困難であったため、複数台のカメラを用いる生放送さながらの撮影方法が使われた。しかし、この方法だとロケが困難となり物語に制約が出てしまうことに加え、期待していたほどのコスト削減に繋がらなかったこともあり、僅か6作品で取り止めとなった。[4]
  10. ^ 一部再放送やDVDでは「過ぎし日」表記になっている。
  11. ^ 一部再放送では「リトル・ピープル」に改題。
  12. ^ 一部再放送やDVDでは「太陽が二つ輝く」表記になっている。
  13. ^ 過去に同シリーズで監督経験のあるロナルド・ウィンストンと同一人物[2]
  14. ^ 1・2シーズンは1話につき、1 - 3エピソードのオムニバス形式。

出典編集

  1. ^ Zack Handlen (2014年11月22日). “The Twilight Zone: "The Encounter"/"Mr. Garrity And The Graves"” (英語). The A.V. Club. 2021年3月22日閲覧。 “Due to complaints from Japanese-Americans about the subject matter of this episode (specifically, Arthur’s confession about what his father really did at Pearl Harbor), "The Encounter" was kept out of American syndication deals.” 抄訳 - このエピソードの主題に関する日系アメリカ人からの苦情(具体的には、アーサーの父親が真珠湾で実際に実行した内容についての彼の告白部分)のため、エピソード「The Encounter」はアメリカでの放送権取引から除外された。
  2. ^ a b “[Ron Winston - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  3. ^ “[David Orrick McDearmon - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  4. ^ Don Presnell and Marty McGee (1998-09-01) (英語). "A Critical History of Television's The Twilight Zone, 1959-1964". McFarland Publishing. p. 18. ISBN 978-0786404483 
  5. ^ “[Justus Addiss - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  6. ^ “[Oceo Ritch - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  7. ^ “[Marvin Petal - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  8. ^ “[Frederick Louis Fox - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  9. ^ “[Price Day - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  10. ^ “[Allen H. Miner - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  11. ^ “[Lee Polk - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  12. ^ “[Alan Crosland Jr. - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  13. ^ “[Michael D. Rosenthal - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  14. ^ “[Roger Kay - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  15. ^ “[Jerry McNeely - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  16. ^ “[Adele T. Strassfield - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  17. ^ “[Mike Korologos - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  18. ^ “[Anthony Wilson - インターネット・ムービー・データベース(英語) インターネット・ムービー・データベース]”. 2021年2月4日閲覧。
  19. ^ Anne Serling. “Bio - A n n e  S e r l i n g”. Anne Serling Official site. 2021年2月4日閲覧。

外部リンク編集