相棒の登場人物

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相棒の登場人物(あいぼうのとうじょうじんぶつ)は、テレビ朝日系でシリーズ化されている刑事ドラマ相棒』(テレビシリーズ)とその派生作品の主人公、レギュラー・準レギュラーとその親族、特命係関係者、異なるエピソードで2話以上登場した人物をまとめる。

凡例 編集

登場人物の所属名、役職階級、読み仮名などは番組公式ウェブサイト[1][2]と番組オフィシャルガイドブック、それがない場合は作中のセリフや履歴書等に従って掲載。また、文中の「S」や「PS」は、「season」「pre-season」の略称で、数字は話数を示す。本稿では特命係に配属歴のある人物と主要人物の親族を除き劇場版も含めた前後編を除いた異なるエピソードで2回以上登場している人物。[注 1] 尚主人公以外のレギュラー・準レギュラーは〜の期間であっても極一部登場していない回が存在する。

登場回の記載の仕方

  • クレジットに俳優名が載っている場合 → 俳優名の右横の括弧内に記載
  • 別役での出演とノンクレジットの場合 → 注釈で記載
  •  〜はその時系列である劇場版・配信版を含む
  •  説明文最初の一文は見出しの分類を詳細にしたものとする。(例 特命係の親族の分類の人物の最初の一文は特命係との親族関係)
劇場版・配信の時系列一覧
作品名 時系列
劇場版I S6最終話〜米沢守の事件簿の間
米沢守の事件簿 劇場版I〜S7-1の直後
劇場版II S8最終話→S9‐11〜S9-1の間
X DAY S10最終話〜S11-1の間
劇場版III S11最終話〜S12-1の間
劇場版IV S15-2〜S15-3の間
杉下右京はここにいる・冠城亘はここにいる S19-10〜S19-11の間
とりしらべ S20-14〜S20-15の間
sideA/sideB S22最後話〜

(例)

主人公・相棒 編集

亀山薫(かめやま かおる)
演 - 寺脇康文(PS1〜S7-9 / S16-13〈回想〉 / S17-19〈回想〉 / S21-1〜)[注 2]
年齢〈36(S1時点)[1][注 3]
右京の初代かつ5代目相棒。
  •  例えば亀山薫の記載の場合S6からS7の間の時系列である劇場版Ⅰと米沢守の事件簿、S22終了後の時系列であるsideA、sideBにも登場している。

主人公とその周辺 編集

主人公・相棒 / 元特命係 / 主人公の親族 / 特命係と所縁のある女性

主人公・相棒 編集

右京の相棒となる人物の名前は、全員名字が「」で始まり名前が「」で終わるという法則がある[3][4][注 4][注 5]。設定上は薫の前にも6人の特命係員がいたが、彼らは代数には含まれず、本編での登場もしていない。なお、陣川や青木も過去に特命係へ配属された時期があるが、同様に歴代相棒には含まれない[注 6]。また、特命係に配属された者はネクタイを締めないという特徴がある(「特命係・第三の男」にあたる人物を除く)。

杉下右京(すぎした うきょう)
演 - 水谷豊[注 7]、(小学生:新井真悟[5]〈S14-16〉)、真飛聖(宝塚版[6][7]
警視庁特命係係長。
亀山薫(かめやま かおる)
演 - 寺脇康文[8][9](PS1〜S7-9 / S16-13〈回想〉 / S17-19〈回想〉 / S21-1〜)[注 2]
右京の初代及び5代目相棒。
神戸尊(かんべ たける)
演 - 及川光博(S7-最終話〜S10-最終話 / X DAY / 劇場版III / S15-13、14 / 劇場版IV / S17-10、19〈回想〉 / S21-20、最終話)壮一帆(宝塚版)[注 8]
右京の2代目相棒。元は警察庁からのスパイ。
甲斐享(かい とおる)
演 - 成宮寛貴[10][11](S11-1〜S13-最終話 / S15-最終話〈回想〉 / S17-1〈回想〉、2〈回想〉、19〈回想〉 / S22-10〈回想〉)(少年期:橋爪龍〈S12-9〉[注 9]/ 青年期:上田晟人〈S13-最終話〉)
右京の3代目相棒。右京にスカウトされた青年。
冠城亘(かぶらぎ わたる)
演 - 反町隆史(S14-1〜S20-最終話 / S22-12〈回想〉)(少年期:榎本司S20-11)
右京の4代目相棒。元法務省キャリア。

元特命係 編集

陣川公平(じんかわ こうへい)
演 - 原田龍二[12][13](S3-6 / S6-2 / 劇場版I / S7-18 / S9-5、9、17 / 劇場版II / S10-17 / S11-13 / X DAY / S12-11 / S13-17 / S14-12 / S15-16〈写真〉 / S16-11 / S18-16 / S20-4 / S22-3)
経歴:警視庁刑事部捜査第一課第一係
→ 警視庁特命係(S3-6)
→ 警視庁刑事部捜査第一課第一係(S3-6)
→ 警視庁刑事部捜査第二課(S16-11)
S3-6で一時的に特命係に異動となった、初代「特命係・第三の男」。[14]。階級は警部補。大阪府寝屋川市出身(S3-6)。
刑事事件の捜査員希望だったことから捜査に勝手に首を突っ込み、それが原因で誤認逮捕を二度も起こして特命係へ左遷されたが[14]、すぐに一係の経理に欠員が出たことで復帰した(S3-6)。その後も登場の度に災難に巻き込まれたり、厄介事の火種を特命係に持ち込んでいる。
基本的には実直で人柄の良い性格だが、思い込みが激しく人の話を全く聞かない上に情に流されやすい[14]。捜査に私情を持ち込んでは周囲の迷惑を顧みない行動で騒動を巻き起こすトラブルメーカーであり、警察内の関係者からは関わり合いを極力避けられている。未だに刑事への憧れを捨て切れておらず、自宅の部屋中に指名手配犯の手配書を貼り付けて刑事になるチャンスを虎視眈々と狙っていた[14]。捜査能力には欠ける一方で、経理マンとしては優秀な能力を持ち(S3-6、X-DAY)、日商簿記検定一級の資格を有する(S3-6)。
その能力を目にした右京には畏敬の念を払っており、度々特命係への配属を希望している。薫に対しては階級は上だが年齢は下のため後輩として敬語で接している。一方で、彼以外の特命係に採用された相棒たちには特命係の先輩として上から目線で接している。尊に対しては初対面から先輩風を吹かせ、面と向かって「ソン君」と呼んでいた。享に対しては「父親のコネで異動した」と言いがかりをつけて露骨に敵意を向け(S11-13)、誤解が解けた後も享に対しては高圧的に接していた(S12-11)。一方、法務省から出向していた亘に対しては「先輩」と呼んで慕い、彼が巡査階級で警視庁に天下りしてからも同様だった。青木に対しては、刑事の先輩として上から目線で接している(S18-16)。
上記の性格の他に「美人に翻弄されやすい」「捜査対象の女性に惚れる」という欠点があり[14]、犯罪に巻き込まれた美女とたまたま出会って思いを寄せては、既に恋人がいたり女性が真犯人だったことが判明し、結局「花の里」や「こてまり」で酔いつぶれるのがお約束となっている。酒癖が悪く、酔った際には「杉さん・お杉さん(右京)」や「亀ちゃん(薫)」など馴れ馴れしい呼称になる。また、話し方も大阪弁となる(S18-16)。
亘が法務省から出向していた時期には行きつけの喫茶店の店主・矢島さゆみに思いを寄せるも、その彼女を殺した者への復讐に燃え、自力で犯人を見つけ過剰に暴行を加えた上、相手からナイフを奪って殺そうとしたところを駆け付けた右京らに阻止され、その後の事情聴取で取り乱して暴れたところを右京に諌められた(S14-12)。その後はスコットランドヤードへの海外研修に行き(S15-16)[14][注 10]、帰国後、ロンドンで知り合った女性についての相談を特命係に持ち掛けた。その解決後は新たに捜査二課への配属が決まり(S16-11)、念願の刑事となって「捜査二課のエース」を自称している(S18-16)[注 11] 。しかし、経済事件を扱う捜査二課所属であるにも関わらず、有給休暇を取得してまで殺人事件を捜査しようとするなど、刑事事件を扱う捜査一課の刑事になるという夢は諦め切れていない様子が窺える(S18-16)。
現実世界での扱い
「テレ朝ポスト」によると、抜けたところがあるものの、純粋でひたむきだからこそ視聴者への人気が集まったとされている[12]
青木年男(あおき としお)
浅利陽介
生年月日 1987年昭和62年)11月4日
経歴
  • 文教館大学経済学部経営学科[注 12]
  • → 区役所(S14-15)
  • → 警視庁サイバーセキュリティ対策本部特別捜査官(S15-1)
  • → 警視庁特命係(S16-最終話)
  • → 警視庁サイバーセキュリティ対策本部特別捜査官(S17-10)
  • → 内閣情報調査室(S20-最終話)
階級 巡査部長
趣味 チェス
好きなもの
苦手なもの
青木年男(あおき としお)
演 - 浅利陽介[15][16](S14-15 / S15-1〜S20-最終話 / S22-1、2)[注 13][注 14]
S16-最終話で一時的に特命係に異動となった、冠城時代における「特命係・第三の男」。
警視庁サイバーセキュリティ対策本部の一員。
ひねくれた性格で、極度の「警察嫌い」[17][18]。区役所に勤めていた頃、自宅の向かい部屋で殺人事件を目撃したが、特命係や捜査一課からの捜査協力要請を拒否し続けた。しかし最終的に、右京の策に嵌まる形で警察に協力する羽目になった(S14-15)[17]
その後、亘と同期で警察学校に入校・警視庁に入庁し、新設されたサイバーセキュリティ対策本部第5課に配属された[警 1]。特命係にもしょっちゅう顔を出し、現場から離れた米沢から作中のコメディリリーフと、データ収集能力を活かした益子と並ぶ特命係の協力者の地位を引き継いだ。[17]。表面上は特命係と和解して良好な関係を築いているが、先述の一件から、特命係をはじめとして警察に並々ならぬ憎悪を抱いており、嫌がらせに加え、特命係を追い込むために暗躍していた(S15-11、S16-1、12)。記者の楓子が突き落とされ怪我を負った一件ではその所業を特命係に暴かれ、監察官聴取を受けることになるも、「過失傷害」を主張し続け、最終的には衣笠の思惑により特命係へと異動した(S16-最終話)が、のちにサイバーセキュリティ対策本部に復帰した(S17-10)。
日頃から嫌味な態度や物言いが目立ち、性犯罪以外であれば、犯罪行為すら躊躇なく行うモラルの低さもあって、職場ではかなり浮いているほか、交友関係も希薄である。サイバーセキュリティ対策本部の同僚である土師太とは特に仲が悪い。当初は亘のことを毛嫌いしていたが、月日が経つにつれて彼への態度は軟化しており、最終的には直接ではないが彼を「友達」と呼ぶ(S20-最終話)ほどの仲にまでなっている。年齢差や体格差もあってか、階級は下の亘からは常にタメグチを叩かれたり、頭や顔を撫でられたりと子供扱いされることを嫌がっている。また、陣川とは相性が悪く、右京に対する態度を注意されたり、嫌味をぶつけても褒め言葉と受け取られ喜ばれてしまうことがあった(S18-16)。女性の扱いは下手であり、度々騙されている(S15-4、S18-7)。
父・綱一郎も警察官で、副総監の衣笠とは「竹馬の友」の間柄[17]。衣笠とは綱一郎の息子として生まれた時からの付き合いである。そのため青木の警視庁入庁は衣笠のコネによるものと噂されており、刑事部長である内村からは「虎の威を借る狐」と揶揄されている。また、父親との確執が「警察嫌い」の原因となったことが示唆されているが、衣笠はそのことを知らないようで、衣笠に父親の近況を聞かれると当たり障りのない返答をしつつも顔を曇らせている。
特命係に在籍していた頃は「T.AOKI」と書かれた名札の他、特命係の室内に仕切りまで設置して「サイバーセキュリティ対策本部分室」を自称するなど、特命係員としての立場を頑なに拒み続けていたが、右京から「今は僕が上司なのだから早く教えなさいよ!」と叱責されて以降、右京と亘に対し度々情報提供をしており、サイバーセキュリティ対策本部に復帰後も協力関係は続いていた。 [注 15]
その後、亘が自身と飲みに行く約束を二度も反故にした腹いせに、彼が社の娘・マリアとパパ活をしているという怪文書を警視庁他各所にばら撒く。自身の行為を暴かれ、衣笠から叱責された際、自身をクビにすれば警察の秘密を暴露すると宣言して衣笠と決別する。その後、亘が社に推薦したことで内閣情報調査室へ異動し、警視庁を去った(S20-最終話)[19][20]。内調異動後も特命係と接点を持っている。
現実世界での扱い
演者の浅利は子役時代から実績を積んできたが、作品の空気を感じながら演じるのが難しく、最初は緊張していたと「サンスポ」とのインタビューの中で明かしている。また、コンピュータに明るく記憶力も高いという設定故、セリフを覚えるのにも苦労したが、のちに癖がついてすんなりと覚えられるようになったとも話しており、本作に出演したことは自分にとっての武器になるとも述べている。[16]
思い入れのある場面として、彼は青木の初登場回を挙げており、迷いが生じた際に見返して根幹部分を思い出すようにしていると述べている。「やっかむ、ねたむ、すぐ文句を言うなど浅利自身の負の部分をかなり増幅して作ったキャラクターとも述べている。杉下の演者である水谷にとっても期待以上の活躍だという。[16]
青木は視聴者からウザいなどと言われる存在だが嫌みで含みのある個性的なキャラクターとして視聴者からの反響は大きい。S17では青木が一時特命係に異動したこともあって演者の浅利は知名度がより上がった一方、街で会った人から右京たちをいじめないでくれと言われることもあったと話している。[16]
また、彼は初登場からS19で出雲麗音が登場するまで本作における歴代レギュラーキャストにおいて、最年少であった。

主人公の親族 編集

亀山美和子(かめやま みわこ)
演 - 鈴木砂羽(PS1〜S7-9、S21-1[21]〜)
経歴:城東大学
→ 帝都新聞社会部(PS1〜S4)
→ フリージャーナリスト(S5〜S7-9)
→ フリーライター(S21-11)
薫の交際相手→妻[22]。帝都新聞社会部の元記者(警視庁記者クラブ所属)で、フリージャーナリスト[22]。旧姓は奥寺(おくでら)、生年月日は1970年(昭和45年)11月12日で、S1時点で32歳[1]である。
さばさばした性格で気が強い快活な女性[22]だが、薫に他の女性の影を感じると嫉妬してしまう一面もある。職業柄事件に関する情報を持っていることが多く、特命係に情報を提供したり、逆に上層部が握りつぶした不祥事などを特命係から提供されたりと、公私ともに持ちつ持たれつの関係を築いている。ただし内部機密などは少ない。薫とは大学時代から交際して長い間同棲しており、自身の浮気を発端とした破局・復縁などの紆余曲折を経て薫と入籍した(S3、S4-12〜20)[22]。その後、10年余り勤めた帝都新聞を辞めてフリージャーナリストに転身し(S5)、特命係を去った薫とともにサルウィンへ旅立った(S7-9)[21]
後年、訪日使節団の一員に選ばれた薫に同行して一時帰国した際に本人の預かり知らないところで航空機テロの標的として事件に巻き込まれかける[21]が、無事に到着を果たした(S21-1)。その後は右京と再会し、捜査のためサルウィンに向かう右京の案内役として現地に同行するなど、右京と薫の捜査に積極的に協力していた。しかし、事件の真相が日サ間の外交関係に影響するものであったことから、薫と共にサルウィン政府よりペルソナ・ノン・グラータの指定を受けて日本に帰国する。その後は茉莉に「こてまり」でのアルバイトに誘われ(S21-2)、実際に勤務している(S21-4)[23]。また、ジャーナリストとしての経験を活かしてネットニュースのライターとしても活動している(S21-9、11)。
薫のことは「薫ちゃん」と呼んでいる。普段の料理の腕は悪くないが、創作料理の腕前に関しては壊滅的であり、「美和子スペシャル」という妙な色合いの料理を度々披露して右京や薫を辟易させている(S5-13など)。
現実世界での扱い
薫に対する「○○したまえ」という言い回しは、演者である鈴木本人の口癖に由来し、鈴木が劇中でアドリブとして使ったところ脚本家らも何気なく使うようになり、その後は美和子の性格に合っているとして定着した(S3 DVD 第1巻 スペシャルコンテンツ インタビュー)。また、2008年4月26日深夜放送の『テラコヤ!』では、美和子の手料理である「美和子スペシャル」が再現された。なお、ラベンダー色という奇抜な色は赤カブの色素に由来する。
宮部たまき(みやべ たまき)
演 - 益戸育江(PS1〜S10-1)[注 16]
右京の元妻。「花の里」(PSでは「新ふくとみ」)の初代女将[24]。生年月日は不明だが、S1時点で38歳[1]である。常に和服姿[注 17] で、誰にでも分け隔てなく接する物腰の柔らかい女性。右京と結婚・離婚した経緯は明かされていないが、本人は惚れた理由と別れた理由について「頑固で不器用で天邪鬼な所」を挙げている。美和子とは違って事件に関与したり巻き込まれることは基本的にないが、右京の考えていることを言い当てたりするなど元夫婦ならではの鋭さを見せ、右京を度々感心させている。尊にも友好的で、右京と彼の間を取り持とうとしたり(S8-1、S8-10)、尊と映画を観に行ったりしている(S9-7)。右京と薫だけがJR東日本の寝台特急カシオペアに乗ったことで不機嫌になっていたり、途中駅での発着時刻に妙に詳しかったりと、鉄道ファンらしき言動も見受けられるが、本人は否定している(S6-10)。雷が大の苦手(S2-3)。
日本や世界各地を旅することを理由に突如として「花の里」を閉店し(S10-1)[24]、店は後に幸子が引き継ぐことになった(S10-12)。
現実世界での扱い
S4までの「花の里」の外観・内装と所在地周辺の風景はシーズンごとに若干異なっていたが、S5より固定された。PSに登場した「新ふくとみ」は、店内に他の従業員がいる、座敷席がある、テレビが置いてあるなど、後の「花の里」とは営業形態が異なっている。花の里の外観は以前赤坂で実際に営業していた小料理屋のものである。PS時の「新ふくとみ」は渋谷に実在した店でスタッフクレジットにも撮影協力者として表記されていた。初期の頃と店名や外観が異なるのは撮影に協力した実在の店の店主の死去などで撮影協力が得られなくなったからである。[要出典]
益戸が、2016年10月25日大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕されたため、同日にテレビ朝日で放送予定だったS7-13の再放送が急遽S14-12に変更された[25][26][27]。また、同日に朝日放送で放送予定だったS2の再放送は急遽『新・科捜研の女2』に変更された他、同局で28日31日に放送予定だったS2の再放送もS13に変更され、暫くの間は益戸の出演回は再放送が自粛されたが、現在は彼女が刑期を終えた事に伴い自粛は解除されている[28]
甲斐峯秋(かい みねあき)
石坂浩二
経歴
階級 警視監
演 - 石坂浩二[29](S11-1〜)
享の父親。階級は警視監。かつての小野田のポジションを受け継いだ作中の狂言回しの一人。
表向きは穏健な好々爺らしく振る舞うが、自身や組織の利益のためには手段を択ばない狡猾な一面を持つ。一方で警察官僚としての矜持は持ち、特に「テロリストとは交渉しない」という基本理念への固持から、外務省出向時代に邦人の人質を結果的に見殺しにしてしまった過去があるほか、自身が誘拐された際にも「交渉による自身の解放は望まない」旨を発言した(S12-1)。
毀誉褒貶の多さは承知の上で右京を高く買い友好的に接しているが、上述のような非合法的な取引に手を染める立場から特命係と対立することも多い。更に享が「ダークナイト」事件の犯人として逮捕された際には、右京の強烈な正義感にあてられたという考えから、右京を「劇薬」だと危険視している(S13-最終話)。しかし、それでも、自身の思惑のために右京を利用したり(劇場版III)、時には右京の要望に同調して手助けをする(劇場版IV)など、状況に応じて右京ら特命係を動かしている。
享とは仲が悪く、享への称賛も素直に受け入れられずにおり、彼が警察官になったことにも否定的で、右京から享のスカウトの要望があった際には以前の部下たちの様に自分で警察を辞めていくだろうと考え、快諾している(S11-1)。享が全国指名手配された際には警察官としての立場から「警察庁次長の息子という理由で、現場で適切な行動が妨げられてはならない」と幹部たちに指示し、射殺命令すら躊躇せず出していた(S12-10)。一方で、享が警察に就職するまでの経緯を右京から聞いた際には驚きと共に笑顔を見せていたり(S12-5)、享が逮捕された時には処分が下されるタイミングを遅らせるために逮捕の直前に大河内を通じて監察官保留とし、逮捕後も自身の立場を利用して享に旅立つ右京を見送らせるように便宜を図る(S13-最終話)など、ある程度は父親としての情も持っていた。また、享と悦子の間に生まれた孫の桔平のことは可愛がっている。
享の逮捕後には責任を取る形で警察庁長官官房付への降格処分を受けるが、参事官である中園曰く降格は一時的な「緊急避難的措置」であり、停職中だった右京を簡単に復職させたり(S14-1)、亘を特命係に異動させるよう根回しをしたり(S15-1)、伊丹の懇願を受けて薫を警視庁の嘱託職員枠で再任用する手筈を整える(S21-2)など、その権力が衰えている様子は全く見られない。
のちに副総監である衣笠から打診を受けた「特命係の指揮統括役」への就任を熟慮の末承諾し、特命係を配下に置く立場となった(S16-2)。
絵に造詣があるほか、享の不祥事により閑職に回されてからは茶道を嗜むようになり、執務室に茶道具を置き、訪問者に薄茶を点てて振る舞っている。
笛吹悦子(うすい えつこ)
演 - 真飛聖[29](S11-1〜S13-最終話 / S17-19〈回想〉/ S22-10)
享の恋人で、日本国際航空(NIA)のCAとして働いている。彼より年上で、気風のいい姉御肌然とした性格の女性。
渋谷での合コンで彼に家まで送ってもらったことが切っ掛けで交際を始めた(S11-10)。一方で甲斐親子の確執については頭を痛めており、峯秋との会食をセッティングしたり、峯秋との和解を結婚の条件にするなど、2人の関係を取り持とうと苦心している(S13-1)。その後は妊娠と同時に、急性骨髄性白血病の発症も判明し入院(S13-15、16)。後に寛解し、息子・結平を出産。現在も航空会社の客室乗務員として働いており、享の逮捕後も右京との交流は続いている(S22-10)。
結平の担任教師・姉小路仁に言い寄られており、それを逆恨みする栗原志津子の罠に嵌められ、東国にてスパイ容疑の濡れ衣で連行されそうになるが、内調まで巻き込んでの特命係の決死の作戦で辛うじて東国から脱出した(S22-10)[30]
映画『或る夜の出来事』が好きで、記憶喪失になった享に劇中のストーリーを彼との出逢いの経緯として語ったことがある(S11-9、10)。ボールルームダンス(社交ダンス)を趣味としている(S12-4)。
現実世界での扱い
週刊誌『女性自身』の編集部による2012年10月の記事では、「演者の真飛が享の遊び相手役かと思いきや、同棲相手だと知り、年上すぎるのでは?」といった意見や、彼女が宝塚版『相棒』で右京を演じたことがきっかけで起用されたのではないかといった声が挙がった[7]
演者の真飛は『テレ朝POST』へ寄せたコメントの中で、本作降板からS22-10までの9年間、悦子の動向が気になっており、ファンからも問い合わせを受けたことを明かしている[30]

特命係と所縁のある女性 編集

月本幸子(つきもと さちこ)
演 - 鈴木杏樹[31](S4-19 / S6-11、12 / S10-12〜S17-19)
「花の里」の二代目女将で、S17-19時点では国分寺市西恋ヶ窪に住んでいる。
自らを「ついてない女」と自称し、ことごとくツキに見放された人生[注 18] を送っていた[24]。夫を亡くし暴力団幹部の愛人として身を寄せていたが、後に夫を死に追い込んだ人物がその暴力団幹部だと知って復讐を決行、直後に海外逃亡を図ろうとしたが途中で出会った特命係によって緊急逮捕された(S4-19)[32]。その後は彼らの言葉で前向きな心境に変化したことで真面目に刑期を務めていたが、ある女性受刑者の脱獄計画に巻き込まれてしまう。挙句事件の首謀者に殺されかけるも特命係に救出されて再び服役期間が延びた(S6-11、12)[32]
服役中に調理師の他、様々な免許を取得。出所後はある外食チェーン経営会社の社長の元で家政婦として雇われていたが、会社の商品開発担当にもなって社長にプロポーズされるといった好事が立て続けに起きたことから自分が狙われていると勘違いし騒動に発展する[32]。最終的に家政婦もクビになってしまうが、右京の薦めで「花の里」を引継ぎ、二代目女将となった(S10-12)[32]
恵まれない人生はおっちょこちょいで思い込みの激しい性格に由来するが[24]、出所後は波乱万丈の人生を歩んだ経験から肝の据わった女性となった。また、特命係をはじめ警察関係者が捜査について話す際には、買い出しを装い席を外すなどの気遣いを見せ、峯秋や社などの警察幹部からも高く評価されている。
ある事件に関わった青年との触れ合いを切っ掛けにかつては自身が特命係に助けられたように、今度は自らが悩みや問題を抱える子供たちの力となりたいと思うようになり、花の里の女将を辞する事を決意、特命係と最後の一夜を過ごした後、右京に涙を浮かべて感謝の言葉を述べ、花の里を去った(S17-19)[32]
現実世界での扱い
演者の鈴木杏樹は自分の演じた役柄について「誰よりもよくわかる人」とテレビ朝日とのインタビューの中で説明しており、彼女の考えが手に取るようにわかると話している[32]。また鈴木が舞台『鍵泥棒のメソッド→リブート』で演じたスナックのママ・綾子は幸子のオマージュである[33]
フリーライターの久田絢子は、「リアルサウンド」に寄せた記事の中で幸子について、不注意なところがありながらも、ふんわりとした雰囲気と笑顔で作品における癒し系だと評している。久田は番組の象徴の一つである「花の里」の先代女将であるたまきを尊重しつつも、丁寧で自然なエピソード運びによって幸子がその後継者になるのは多くのファンにとっても納得のいく流れだったと述べている。[34]
風間楓子(かざま ふうこ)
演 - 芦名星(S15-最終話 / S16-1、13、14、最終話 / S17-1、2、10、最終話 / S18-1、2、4、最終話 / S19-1、2)[35](幼少期:古川凛[36]〈S16-最終話〉[注 19]
葉林社「週刊フォトス」編集部の記者[35]。縁のある記者からの依頼で当時広報課長だった社の「隠し子疑惑」を記事にした(S15-最終話)事が切っ掛けで特命係と交流を持つようになる。警察の不祥事を度々記事にすることから副総監の衣笠をはじめとする警察上層部からは睨まれており、衣笠の思惑を受けた青木によって階段から突き落とされたこともある(S16-最終話)。
関西の広域指定暴力団銀龍組傘下「風間燦王会」組長の実娘という出自を持ち(S16-最終話)[37]片山雛子とも繋がりがあるなどその人脈は幅広い。
現実世界での扱い
芦名は番組のスタッフブログでのインタビューの中で、楓子は好奇心が旺盛かつ自分の勘や嗅覚を信じて行動していると考えながら演技をしていると語っており、週刊誌の記者という職業は彼女と相性がとても良いと思うと述べている。また芦名は、取材対象者に対して低姿勢になるわけでなくやや強引ながらも相手に受け入れられるところが不思議で面白いと同時に、楓子の魅力の一つとしても取り上げている。[38]
演者の芦名がS19の撮影開始後の2020年9月に死去したが、テレビ朝日は彼女の代役を立てない意向を示している[39]。そのため同シリーズの初回以外での楓子の登場は無いが、S19以降も他の登場人物の会話などで名前のみ登場しており、S20以降のシリーズの公式サイトの相関図でも掲載されている。
小出茉梨(こいで まり)
演 - 森口瑤子[40](S18-最終話〜)(高校時代:早川りこ[41]〈S19-14〉)
赤坂の芸者「小手鞠」で、今もお座敷に伝手があるほか、峯秋とは懇意にしており、政界とも繋がりがある。峯秋の進言により、家庭料理「こてまり」[注 20] の女将となった[23]
第八西高等学校出身(S19-14)。本人曰く「細かいことは気にしない」性格であり、右京とは正反対の気質。亘曰く「ひょうきん」で、ノリが良く軽妙な話し方をするが、自身の深い話題になると冗談を言って煙に巻いてしまう[24]。亘からは好意的に接されるも「選ぶ権利がある」と言ってかわす。また、とっさの機転が利く上、度胸も座っており、ヒロコからは「ただ者ではない」と言われている(S19-15)。
帰国した亀山夫婦ともすぐに打ち解け、美和子を「こてまり」でのアルバイトに誘うなど良好な関係を築いているが(S21-2)、彼女の創作料理には辟易している。
現実世界での扱い
森口は元々本番組のファンであり、思い入れがある分プレッシャーも感じているが、水谷ら共演者やスタッフの皆のおかげで落ち着いて演じられたと「サンスポ」とのインタビューの中で感謝を示している[42]。演技に当たり、彼女は「いい意味で毒のようなものを言葉の端々に入れながらお話しする部分があるので、そこを魅力的に見せられたら」と「サンスポ」とのインタビューの中で話している[42]。森口は1993年から2003年の間に放送されたテレビドラマシリーズ『地方記者・立花陽介』で水谷の妻役として共演経験があるが、昨日まで一緒だったかと思うほど違和感がなく、水谷がそのまま現場に入っていける雰囲気を作ってくれたという[42]

主要・準レギュラー 編集

刑事部捜査第一課 / 刑事部鑑識課 /刑事部上層部 / 組織犯罪対策部 / 警務部 / 警察学校 / 警視庁幹部 / 退職者 / 警察庁 / 内閣情報調査室 / 法務省 / 政治家

主要・準レギュラーに記載するキャストはこちらを参考[43]

警視庁 編集

刑事部捜査第一課 編集

川原和久[44]
階級 巡査部長[注 21]
特技 剣道[45]
好きなもの
  • ニンニク入りの豚骨ラーメン(S8-15)
  • フルーツサンド(S19-16)
苦手なもの 子供の相手(S5-12など)
伊丹憲一(いたみ けんいち)
演 - 川原和久[44](PS1〜)
警視庁刑事部捜査第一課7係[注 22] の刑事。「トリオ・ザ・捜一」の最年長(三浦の在籍時は中堅刑事)。
「トリオ・ザ・捜一」のリーダー格で、窓際部署ながら事件捜査に首を突っ込む特命係の存在を疎んでおり、毎回事件現場や聞き込み先で顔を合わせるたび悪態をついている。捜査一課でのライバルだった薫が特命係へ左遷されて間もなかった時期には、特命係を毛嫌いして捜査から積極的に追い出そうとすることが多かった。尊の配属後は、特命係の能力を認めつつあくまで「利用する」というスタンスで連携を取ることも多くなり、臨時相棒という形で右京と一時的なコンビを組んだり(S9-6、S10-10、S21-3)、特命係の取り調べを邪魔しようとした人物を外へ追い出したり(S8-最終話)、捜査資料を特命係に提供することもあった(S9-最終話)。月日の経過と共に特命係に対する態度は軟化してきており、右京のことを「意味の無いことは絶対にしない人だ」と評したり(S11-18)、行きつけの飲食店従業員が襲われた際には、自身も犯人側から襲われており、唯一の遺留品を右京に託して、「後は頼む」と言う事もあるものの、享に対して「捜査一課に配属されることは絶対にない」と断言するなど、一定の距離を保っている。
短気で頭に血が上りやすく、容疑者に怒号を上げるなど荒っぽい取り調べをしている。特に初期シリーズでは凡庸な刑事として描かれ、短絡的な見込み捜査をしては右京から良いように扱われることも多く(S2-13など)、子供にすら「多分出世しない」と酷評されることもあった(S1-5)。強引な取り調べから恨みを買ったり(S8-15)、短気な性格から一般人を突き飛ばしてしまい、窮地に立たされたこともある(S14-13)。また、特命係と異なり警察組織の人間として枠をはみ出さないことを基本姿勢とする一方、刑事としての仕事には誇りと責任感を持っており、組織の不条理など「筋の通らない事」を嫌う正義感を秘めている。時には上層部の理不尽な命令に啖呵を切ったり(S2-18)、怒りを爆発させ独自の捜査に走ることもある(S7-7など)。月日の経過につれて、右京からも警察官としての姿勢を信頼されるようになっている(S8-15、S21-8)。また、所轄勤務時代から事件調書を作成する際には事細かに記入するよう心掛けている(S15-2)。その一方、臆病なところもあったり、犯人に激高した同僚の警察官を冷静に宥めることもある(S7-8、S8-10など)。警察官としての仲間意識は強く、三浦が依願退職する羽目になった際は人目を憚らず涙を見せていた(S12-1)。
自分より階級が上の右京に対しては、慇懃無礼に「警部殿」「警部さん」などと呼び、嫌味っぽく接する。薫とは犬猿の仲であり、「バ亀」と呼ぶ事が多いが、全くの不仲というわけではなく、事件や状況によっては薫と連携して一緒に捜査に当たっていた[46]。また、薫がサルウィンへ旅立つ際には憎まれ口を叩きながらもきちんと戦友を見送るなど律儀な面もある(S7-9)。法務省から出向していた亘に対しては「お客様」と呼び慇懃無礼に接していたが、彼が巡査階級で警視庁入庁を果たして後輩となった際には呼び名が「冠城」に代わり、敬語も一切使わなくなり「(階級が)どうせ追い抜かれるだろうからそれまでは徹底的にいびってやる!」と先輩面を提げて粗暴な言動を取るようになった(S15-1)。薫が日本に帰国した際にはかつてのように憎まれ口を叩く傍ら、警視庁に戻ってくるように促し、峯秋に土下座をしてまで薫の復帰に尽力した(S21-2)。
惚れっぽい性格で美女には弱い一方、恋愛下手なため、芹沢からも右京と併せて「女心わからないブラザーズ」と揶揄されている(S11-17)。なお後に7係に初めて配属された女性刑事の出雲の扱いにもかなり困っていた。
事件関係者が有名人であっても気づかないなど世情には疎いが、元アイドルの野崎春菜(S4-12)や女優の桜庭かなえ(S14-11)の大ファンで、後者が巻き込まれた事件では亘から「実際に会えるかもしれない」と唆され、警視庁の管轄外でありながら特命係と行動を共にした。誰かに噂されると背中が痒くなる(S3-9、X DAY)、ドアや取調室のマジックミラー越しに様子を窺う特命係の存在に気付くなどの特異体質を持っている。
2013年3月23日公開のスピンオフ映画『相棒シリーズ X DAY』では岩月彬と共に主役を務めている。なお、同作品は演者の川原にとっては映画初主演である。
現実世界での扱い
川原は大学生時代に設立した劇団ショーマの出身であり、自分のような小劇団出身者が入れるはずがなく、シリーズ化する段階で降ろされると思っていたことを2021年の「サンスポ」とのインタビューの中で振り返っている[47]。また、台本が起点という考えから役作りのこだわりを持てない一方、正義感の強さや、思ったことを口に出しては失敗するところなどの共通点が多く、自分の癖が反映されている部分もあると話している[48]
ファンやスタッフからは「イタミン」と呼ばれている[48]。元々は掲示板やブログなどでファンが呼ぶだけであったが、2008年5月1日放送の裏相棒第八夜のサブタイトルに使われるなど、いつの間にか公式化している[注 23]
また、川原の本作での出演はこの役のみであり、同じ捜査一課の刑事役の 大谷亮介山中崇史とは異なり、別役での出演実績はない。
山中崇史[44]
階級 巡査部長
特技
好きなもの
苦手なもの
芹沢慶二(せりざわ けいじ)
演 - 山中崇史[44](S2-4〜)[注 24]
警視庁刑事部捜査第一課7係の刑事。「トリオ・ザ・捜一」[注 25]の中堅刑事(三浦の在籍時は若手刑事)で、薫や伊丹の後輩にあたる(ゆえに、薫と伊丹を「亀山先輩」、「伊丹先輩」と呼ぶ)。ノリの軽いお調子者で、失言が多く、伊丹らの悪態に同調して、軽口を叩いては薫に殴られることも多い。
「トリオ・ザ・捜一」の中では特命係に対する反感は少なく、薫に捕まったり右京や尊の話術に嵌ったりして捜査情報を漏らすこともあった。特命係の捜査能力の高さをあてにして自ら情報提供をすることも多く、知人に起きた事件を解決するために特命係を頼って共に捜査をしたことすらある(S4-3、S7-16)。しかし、基本的には特命係が捜査に関わることを良しとはしていない立ち位置を取っており、伊丹程ではないが、特命係が事件に首を突っ込むのをやや疎ましがる素振りを見せることもある。
登場して間もない頃は伊丹らとの関わりは薄かったが、シリーズを重ねるにつれ、次第に伊丹らと共に「トリオ・ザ・捜一」の一員として深く関わるようになり、長らく「トリオ・ザ・捜一」の下っ端という立場が定着していたが、シリーズが進むにつれて特命係を邪魔者扱いするようになった。三浦の依願退職後は、伊丹の相棒的なポジションで捜査に当たると共に、三浦に代わる伊丹のストッパー役も兼ねるようになり、従来の若手刑事から中堅刑事というポジションに収まった。S19〜20では、伊丹の言葉を真に受けて出雲に嫌味を言ったり怒鳴りつけたりしていたが、彼自身の本来の性格は善良であるため、S21からは彼女への嫌がらせが無くなった。
島根県出身で、大学在籍時には国際法のゼミに所属していた(S4-3)。また、お調子者という性格上仲の良い人物は多い一方、友達や同期に関しては運がなく、犯罪に加担していた知人を自ら逮捕する羽目になったこともある。恋人がいるが、本編では伊丹宛に送られた写メールでのみ姿を見せている(S10-10)。従兄弟が自衛官(S13-1)。伊丹が「イタミン」という愛称があるのを羨ましく思っており、伊丹から「スイ-ツ芹沢」と愛称を付けてもらった(裏相棒3 第1話)。
現実世界での扱い
もともと山中は劇団・扉座の俳優であり、S1-1では薫を人質に警視総監室に立てこもった犯人である田端甲子男を狙撃しようとする狙撃手役での出演が本作での初仕事となった[49]。その後、S2-4から芹沢を演じ続けているが、同シリーズではセミレギュラーという立ち位置で、キャストクレジットの役名表記も単に「芹沢刑事」であったが、今のようにフルネームが判明したのはS3以降である。また、彼が本作のレギュラーキャストで最年少だった時期もある。[49]。現場では水谷ら先輩から学ぶことが多いと「サンスポ」とのインタビューの中で話している[49]
出雲麗音(いずも れおん)
演 - 篠原ゆき子[50][51](S19-1〜)
警視庁交通部交通機動隊→警視庁刑事部捜査第一課7係(S19-1 - )
警視庁刑事部捜査第一課7係の刑事。階級は巡査部長。元々は交通機動隊の白バイ隊員であったが、狙撃事件で負傷した後遺症により交通機動隊から離れた。その後当時の広報課長であった社や副総監である衣笠の斡旋により刑事部捜査第一課7係に配属された。
S19〜S20では、衣笠らの意向による配属だったこと・「捜査一課は男の職場である」という刑事部側の抵抗感や紅一点的存在であったことから、内村や伊丹を始めとする刑事部の面々は歓迎されず、周囲からお荷物扱いを受けており、伊丹らがこれまで特命係に押し付けていた小さな雑用も彼女の役目となっていた。S21以降は伊丹らからも仲間として認定されるようになり、一緒に行動する場面が増えている。
初期の頃は捜査一課内では伊丹らと違って、特命係とは友好的な関係を結んでいた。薫が特命係に復帰したS21以降は、伊丹や芹沢と同様に特命係を邪険に思うような描写もされるようになってきているが、薫からは「麗音ちゃん」と呼ばれる(S21-13)中になっており、彼の携帯電話の番号登録の名前もその呼び方での登録となっているほど親しい関係であるため、時たま情報を教える場面がある[注 26]。当時の広報課長であった社とは警視庁内の女性職員の交流グループ「警視庁ガールズボム」(通称・KGB)に参加する間柄でもあった。また、危機的な状況から奇跡的に一命を取り止めた経緯もあって、当時サイバーセキュリティ対策本部に在籍していた青木からは「不死身ちゃん」と呼ばれていた。
現実世界での扱い
篠原は「ザ・テレビジョン」とのインタビューの中で、従来は母親役など柔らかな役が多かったため、本作の出雲のようなタイプが違う役は新鮮だったと話しており、刑事役も本作が初である[51]
また、彼女はレギュラー出演する前に別役での出演実績はなく、本作ではこの出雲役のみであり、S19で初登場してからS20までは本作の歴代レギュラーキャストでは最年少だった。

刑事部鑑識課 編集

益子桑栄(ましこ そうえい)
演 - 田中隆三[52](S15-1〜)
米沢の後任として登場した警視庁鑑識課員。階級は巡査部長。現場検証中は刑事すら立ち入らせないようとしないなど、前任の米沢とは異なるベクトルで職人気質な人物である。常に無愛想で右京に対してもぶっきらぼうに接するがその腕は確かで、上層部からの圧力を嫌うなど正義感の強い面も見せる(S18-18など)。伊丹・大木・小松の同期[注 27]。特に伊丹とは親しく、彼の個人的な依頼に応じて鑑識を融通させてくれることがある。ぶっきらぼうな性格に反して猫好きという一面を持ち、趣味は魚釣り。
前任の米沢の異動後、鑑識課は上層部の意向に従い特命係には非協力的であり、益子も例外ではなく特命係に対して邪険に接していた。しかし、趣味の釣りの穴場を教える・猫の写真集をプレゼントする、などの亘の買収工作に負けたことで、シリーズが進むにつれて特命係への態度は徐々に軟化してきており、青木卒業後のS21以降は特命係に協力することも増えている。

刑事部上層部 編集

内村完爾(うちむら かんじ)[注 28]
演 - 片桐竜次(PS1〜)
警視庁刑事部長。階級は警視長[警 2]
薫を捜査一課から追放[注 29] し、特命係へ左遷させた張本人。特命係の存在を最も毛嫌いして疎ましがっており、勝手に事件に首を突っ込んでくる特命係の2人を刑事部長室に呼び出して激しく叱責するのは日常茶飯事[注 30]。特に、左遷した薫が特命係に配属していたS7中盤までは、特命係が捜査一課の部屋などにいるのを見かけただけで「誰の許可を取って入ってきた?」や「誰が勝手にここに入っていいと言った?」と咎める事が多かった。S19-10の人格変貌後は右京をはじめとした特命係とも友好的に接したり、部下への叱責も保身から正義の遂行のためへと変化していたが、S22-9で再度の人格変貌により元に戻ってしまった。
S19-10の人格変貌前は右京個人についても疎ましく思っていたが[注 31]、その一方で警察庁の面々に対し「我々は、独自の捜査網を持っている」と自慢するほどに捜査能力自体は認めており、私用で特命係を動かしたり(S10-14)、重大事件の際には万が一の責任を右京や部下でなおかつ参事官でもある中園に押し付ける保険を立てつつも右京の提言を聞き入れて捜査員を動かす事もあった(S10-10、S17-最終話など)。手柄は奪ってでも全て自分のものにしたがる、失態や責任は全て部下や所轄に押しつけるなど、人としてかなり器が小さく、それゆえに上層部に嫌われて中々出世出来ないでいることが三浦から指摘されている[注 32](裏相棒 第5話)。さらに伊丹たちに有力な容疑者を拘束するために利用されたことすらある(S7-1)。その一方、自分が被疑者扱いされても大学時代の親友のために黙秘を貫いたり、検察を動かしたりしようとするなど義理人情に厚い部分もある(S17-16)。
剣道に造詣が深いらしく(S5-7)、大学時代は山岳部に所属していた(S17-16)。好きな女優やウイスキーの話になると見境が無くなるなどミーハーな一面を持つ(S5-19、S6-14)。甘いものが好物だが、最近では健康のためか、甘いものを控えて青汁を愛飲している(S13-4)。自室に「古轍」[注 33] と書かれた額縁を飾っている。しかし、後述の経緯で投げ捨てS20からS22までは「規矩」[注 34]に変更されていた(S20-2)。
小野田から「悪人顔」と称される(S6-最終話)ほどの強面。失態を犯した者に対して「バカモン!!」(もしくは「バカモノ!!」)と怒鳴る[注 35]のが口癖。PS1では部下に対しても敬語口調であったが、それ以降は基本的に命令口調である。警察内では暴力団との癒着が囁かれており、実際に広域指定暴力団「扶桑武蔵桜」の組長・桑田圓丈と長年関係がある(S19-1)。また、伝手を使って風間燦王会会長の妻・匡子と密会したこともある(S16-最終話)。
扶桑武蔵桜絡みの事件で頭部に重傷を負い、一度は心停止して死亡を宣告されるも奇跡的に息を吹き返す。以降は人が変わったようになり、「今まで出世のために蔑ろにしてきた正義を取り戻したい」と宣言し、扶桑武蔵桜と絶縁したり、呼び捨てしていた中園を「中園君」と呼んだり、特命係に友好的に接するようになった(S19-10)[注 36]。後に、日本に帰国した薫に対しても寛大な態度で接し、正義の遂行のために捜査権のない彼にも捜査への参加を認め、薫を驚かせた(S21-2、6)。人が変わって以降も失態をしでかした部下を叱責すること自体はこれまで通りではあるが、叱責の理由は己の保身や警察の面子の類ではなく、「警察官としての道義的責任」を重視する方向に変わっている[注 37]。また、これまでは上層部に表立って楯突く事は無かったが、臨死体験以降は副総監の衣笠にも正論を以って詰め寄り、それが聞き入れられなかったため憤激して、座右の銘の「古轍」の額縁を投げ捨てるという、かつての自身とは決別したかのような姿も見せた(S19-最終話)。また、人格変貌後は好々爺として頓珍漢な言動をすることも増え、中園や衣笠を呆れさせることもあるほか(S21-最終話など)、S19-12からは度々「デュー・プロセス(法の適正な手続き)」と口走ることがあった。
前述の通り、S22-9での再度の人格変貌を機に、特命係を再び邪険に扱うようになったが、その経緯は扶桑武蔵桜が解散する旨を中園から報告された際、衝撃で階段から足を踏み外し転落したためであった。この一件で生死の境を彷徨いながらも生還し、昏睡状態で見た桑田圓丈の幻影に「自分らしく生きろ」と諭されたことで、再び元の官僚主義的な人格に戻る[注 38]。その一方、S22-19では事件捜査に勝手に首を突っ込んだ特命係の2人を呼びつけて叱責するも、赤子をあやす口調を交えるという予想外の行動を取ったことで薫に失笑されていた。
中園照生(なかぞの てるお)
演 - 小野了(PS1〜)[53]
警視庁刑事部参事官。階級は警視正。
上司かつ刑事部長の内村の腰巾着。内村と同様に特命係を毛嫌いしてはいるものの、どちらかと言うと上司である内村に単に追従しているだけである節があり、事件解決の理由を「特命係のおかげ」と口走ったり(S6-2、S13-10)、特命係に個人的に情報を提供したり(S15-11など)したこともある[注 39]。重大事件が起きた際には積極的に右京の頭脳を頼る傾向があり(S10-10など)、完全な独断で特命係を事件の捜査に参加させた事もあった(S13-10)。また、失踪していた右京が無事だと知らされた際には「残念だ」と言い放った内村・衣笠とは対照的に嬉しそうな表情を浮かべていたり(S18-1)もするなど、内心では内村程特命係を嫌っていない節がある。S22-11では、右京から緊急配備を要請された際、理由を尋ねるも「説明は後程」と返した右京に全く文句を言うことなく、捜査員たちに緊急配備の手配を命じている。
常に内村に付き従っているが、内村に対する鬱憤はかなり溜まっており、最近では度々反抗的な言動を取るようになってきている(S11-9など)[53]。しかし内村が人質にされた事件で、救出された彼に開口一番で憎まれ口を叩かれても、その元気ぶりにほっとしたような笑顔を浮かべたり(S18-11)、内村が死亡したと聞いて泣き崩れるなど(S19-10)、心底嫌っているわけではない。内村が正義感に目覚めていた時期も戸惑いつつ彼の命令には従っているが、「一緒に責任を取ってやる」と言われ「あの時死んでしまえばよかったのに」と愚痴をこぼしたり(S19-11)、上層部などの意向より正義を優先するようになった内村に辟易するシーン(S21-2、6)が見られた。内村が人格変貌により制御出来なくなったことから、副総監の衣笠からは内村のコントロール役として期待されている(S21-2)。その後、S22-9での事故を経て内村が再び特命係を敵視するようになって以降はコントロールがしやすくなった様子を見せている[注 40]
不祥事の謝罪会見を内村に押しつけられることがよくあり、会見で涙を流した際には内村から「大根役者」、当時警察庁官房長だった小野田から「アカデミー賞もの」という両極端の評価を受けた(S6-最終話)。
家族は娘と妻がおり、娘の安否を心配して特命係を動かしたり(S11-14)、家族の写真を携帯電話の待ち受けにするなど大切に思っている反面、当の家族からは軽んじられている模様。また、ストレスによる薄毛を気にしている(S18-最終話など)。
現実世界での扱い
相棒シナリオ傑作選の輿水泰弘インタビューによると、当初の輿水は中園を捜査第一課長のつもりで書いていたと答えており、管理官と同様の役回りとして所轄署で捜査の指揮を執ったり、時には犯人の取り調べに自ら出向く場面が存在する。

組織犯罪対策部 編集

角田六郎(かくた ろくろう)
演 - 山西惇(PS2〜)(中学生:吉田晴登[54]〈S15-9〉)
経歴:警視庁生活安全部薬物対策課課長(PS2)
→ 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課課長(S5-1)[55]
→ 警視庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課課長(S21-1)
警視庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課の課長[注 41]。階級は警視。丸刈り頭に黒ぶち眼鏡、夏でも着る派手な色のベストをトレードマークとしている。作中のムードメーカー・コメディリリーフ的な存在。
米沢と並ぶ、特命係の数少ない理解者の一人。同課の居室に特命係の小部屋が併設されているために特命係とは「お隣さん」の関係であり、付き合いは長い。特命係の小部屋を訪れては「暇か?」の掛け声[57][注 42]と共に雑談に花を咲かせるのが日常となっており、彼が漏らした何気ない一言が右京に閃きを与えることもある。
特命係とは持ちつ持たれつの関係。特にヤクザ・暴力団に関しては右京よりも詳しく、度々右京に情報を提供する・事件の重要人物を護衛するなど、様々な面で協力を惜しまない。その一方、暴力団絡みの一斉摘発では特命係に手伝いをさせている。そのため「特命係の協力者」と認知され上層部からにらまれているが、本人はこれ以上の出世を諦めている節があり、特に気にしていない。
普段は気さくかつ温厚で飄々とした人柄だが、自身が担当する暴力団関係の捜査となると態度が一変し、被疑者に対しては高圧的な態度を取り、殴る蹴るなどの行為で徹底的に締め上げて自白に追い込む事もある(S13-13など)。また、被疑者のみならず他の警察官に対しても攻撃的になる場合もあり、銃や薬物が絡んだ殺人事件では捜査一課と手柄の奪い合いを繰り広げたり、右京にすら八つ当たりしたこともある。
右京のことは「警部殿」と呼ぶが、「あんた」や「お前」、時と場合によっては右京本人に対して直接「杉下」と呼び捨てにすることもある。
かなりのコーヒー好きで、元々は薫の淹れるコーヒーを目当てに特命係の部屋へ赴いていた(PS2)。特命係の棚にはパンダのマイカップ[注 43] を置き、特命係のコーヒーメーカーを勝手に使っている[注 44]。コーヒーを淹れていた薫の退職後に配属された尊や享に用意するように要求し、用意されていないと不平不満を漏らしたこともあったが、亘に至っては彼の淹れる濃厚なコーヒーには興味を示さず「いつもの薄いのでいいや」と自分でコーヒーを用意するようになった(S14-1)。
妻は山形県の酒田出身(S15-4)。中学時代は写真部に所属しており、当時の彼女が現在の妻である(S15-9)。京都府警察に勤務している双子の兄がおり[注 45]、本人は「犬猿の仲」と語っているが、実際は角田が一方的に毛嫌いしているだけである(S1-10)。ほとんどの人が「微妙」と評した美和子スペシャルをべた褒めしたり(S5-13)、コーヒーの味についてインスタントと挽きたての区別がつかない(S8-13)など、やや味覚音痴気味。先述のカメラの他に釣りが趣味であり、部下の大木や小松と一緒に釣りをしていた時に死体を発見したことがある(S3-9)。
現実世界での扱い
山西惇は「サンスポ」とのインタビューの中で、憎まれ役かなと思いつつ演じたと振り返っている[59]。台本には話の入り口として「おう、特命さんヒマか?」と記されており、当該場面のリハーサルに際しては「ヒマか?はないだろう」と周囲の爆笑を誘い、まさか20年言い続けることになるとは思わなかったと山西は振り返っている[59]。また、組織の中で縛られない立ち位置から、一時期は「警視庁の寅さん」を意識したとも話している[60]
「サンスポ」によると、とげのあるキャラクターでありながら、山西の味わい深さも相まって「人のいいおじさん」として扱われるようになり、児童虐待を扱った回では人情味と男泣きの場面が話題となり、「角田課長」がツイッターでトレンド入りしたという[60]
大木長十郎(おおき ちょうじゅうろう)[注 46]
演 - 志水正義(PS1〜S17-3、8)
小松真琴(こまつ まこと)[注 47]
演 - 久保田龍吉(PS1〜S17-最終話)
経歴:警視庁生活安全部薬物対策課
→ 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課
→ 警視庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課
警視庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課の刑事[56]。階級は巡査部長。いずれも角田の部下で、薫や伊丹、及び益子の同期。大木は小柄で声が低く、小松は長身で声が高い。S17以前のシリーズにおいて2人でいつも窓から特命係の様子を覗き見していた[57][61]
角田・大木・小松の関係は良好である。初期シリーズでは特命係と直接絡むことが殆ど無かったが、シリーズの経過に伴って特命係の捜査に協力する場面も見られるようになった。
角田と同様に捜査一課とは事件の処遇を巡って揉めることが多いが、昼食で伊丹と出くわした際には会釈するなど[注 48](S8-15)付き合いはそれなりに良好。
大木に関しては、演じる志水正義が2018年に死去した[62]ため、S17-8以降は過去の回想シーンなどを除き登場していない。また、小松を演じる久保田龍吉もS17を最後に登場していない。ただし、同シリーズに限り、最終話まで志水の死去後も久保田が単身で出演していた。
S18以降のシリーズの公式サイトの相関図では、2名とも引き続き掲載されている[63]

警務部 編集

大河内春樹(おおこうち はるき)
演 - 神保悟志(S2-1、2、12、18 / S3-2、4、10、12 / S4-13、17 / S5-11、15、最終話 / S6-1、10、12 / 劇場版 / S7-1、7、10 / S8-1、10、12、最終話 / S9-2、16 / 劇場版II / S10-1、10、16、最終話 / S11-1、4 、12、最終話 / S12-1、10 / 劇場版III / S13-5、10、最終話 / S14-1、2、12、最終話 / S15- 10、13、最終話 / 劇場版IV / S16-2、6、8、10、13、最終話 / S17-2、4、9 / S18-1、2、最終話 / S19-1、最終話 / S20-1、2、19、最終話 / S21-8、11、20、最終話 / S22-5、19、最終話)[64][65]
経歴:警視庁警務部人事第一課主任監察官
→ 警視庁刑事部捜査第一課臨時管理官
→ 警視庁警務部人事第一課主任監察官
→ 警視庁警務部首席監察官
階級警視(S2〜S9) → 警視正(S10〜)[55]
警視庁警務部首席監察官[64][注 49] で、警察庁キャリアとして警視庁に出向中(S6-10)である[警 3]。かなり神経質な性格で、携帯しているラムネ菓子を噛み砕く姿から「ピルイーター」の異名を持つ[65]
監察官という立場から、勝手な事件捜査を行う特命係の動向には常に目を光らせる[65][64]一方、職務を離れた私見では特命係の能力を高く評価しており、捜査に協力したり、右京の懲戒処分を引き延ばそうとするなど、警察幹部の中では特命係と比較的良好な関係を築いている。また、個人的な事情で特命係に事件の捜査を依頼した際には、自分が同性愛者であるという秘密を打ち明けた(S2-18)[65]
テロ対策における警視庁と各県警本部の公安部及び公安調査庁の連携不足の懸念から、アメリカ合衆国並みの国家安全保障局設立という大望を抱いており、右京と薫の登用を考えていたほか、小野田に自分なら右京をうまく操れると豪語したこともある(S6-10)。一時期は特命係と距離を置くようになった(S7-1)が、旧友の尊が特命係に配属されて以降はむしろ特命係との関係を深め、内部査察のため特命係に協力を仰いだこともある(S9-16)。
自分の部下であっても私見に囚われることなく容赦ない視点で接するなど職務に忠実かつ厳格である一方、功を急ぐ余りに失敗してしまうという場面も見られた。
尊とは警察庁時代からの旧知の仲で親交が深い一方、彼以外の人物とは特にこれといった親交はない。また、尊のことを度々気にかけており、彼が推薦組(準キャリア)として警察庁への登用が決まった時には彼の将来を考えて上申書を出してまで反対していた(S8-最終話)。
現実世界での扱い
携帯しているラムネ菓子を食べる姿から、ファンの間では「ラムネ」というあだ名がついており[64]、大河内がメインとなる回では「ラムネ回」と呼ばれている[65]

警察学校 編集

米沢守(よねざわ まもる)
演 - 六角精児(PS2〜S14-最終話 / S15-13、14 / 劇場版IV / S16-5 / S20-17 / S21-20、最終話)[注 50]
経歴:所轄署刑事課鑑識係
→ 警視庁刑事部鑑識課(PS2〜S14-19)
→ 警視庁警察学校教官(S14-最終話〜)
階級:巡査部長[66]→警部補(S21-20)
警視庁警察学校教官・元警視庁刑事部鑑識課員。血液型はB型。
特命係に友好的な警察関係者の一人。PS2で特命係と面識を持って以降、右京へ捜査情報を提供したり、非公式に鑑識・鑑定作業を行うなど、特命係の捜査に全面的に協力している。時には自ら特命係を事件現場に呼び、特命係が事件に関わる切っ掛けを作ることも少なくない。特命係との協力関係は捜査一課や警察上層部の間では公然の秘密と化しており、事件現場に特命係が姿を現すと呼び寄せた張本人として真っ先に疑われることもある。
饒舌かつ冗談好きで、事件について語る時には願望込みの想像を交えてドラマ仕立てで語ったりする(S2-18)。主な趣味は落語であり、携帯の着メロも落語の出囃子『一丁入り』であるほか、同じ趣味の右京とは話が合い、捜査情報を提供した報酬も「高座のチケット」など落語がらみである。ほかにも読書や鉄道などたくさんの趣味がある。一方、将棋やチェスなどの駒を使うボードゲームは大の苦手[注 51](劇場版I)。
右京に対しては、落語の趣味が一致しているだけでなく捜査能力への尊敬の念も持っており、右京を「敬愛する刑事」と語っている。また、右京の相棒に対しても邪険にせず、右京と同じく好意的に接する。例外的に亘とはとある出来事が切っ掛けで、あまり反りが合わず折り合いが悪い傾向にあったが、月日の経過に伴って友好的に接するようになった(S20-17)。特命係の急な頼みごとにも快く応じてくれるが、一方で右京の人使いの粗さには辟易しており、面と向かって文句を言ったこともある[注 52]
長年特命係に協力し続けてきたが、亘に騙されて情報を素直に教えてしまったせいで(S15-13)警察学校教官への異動辞令[警 4]が下されると「無難に務めて早く現場に復帰したい」との思いから特命係への協力や要望に応えることに難色を示すようになる。右京への積年の不満や、亘との折り合いの悪さもあり特命係との関係は悪化していき、教官研修中に遭遇したテロ事件を節目に、正式に警察学校の教官に就任し特命係に別れを告げた(S14-最終話)。それでも教官就任後も特命係との交流は続いており、特命係に復帰した薫とはサルウィンからの帰国直後に対面し、互いに再会を喜んでいた。
以前に妻に逃げられて離婚した経験があり、現在は独身。別れた妻のことは今でも想い続けており、S5-3では「元妻の行方を捜してかれこれ3年」とも話しているが、警察学校の教官となって以降も未だに再会には至っていない[注 53]。米沢が主人公を務めるスピンオフ小説『鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』においては離婚に関する詳細が記されており、米沢本人は周囲に対して妻の知子と離婚に至った理由について酒が原因と語っているが、実はそれは表向きで、仕事に夢中になるあまり家庭を顧みなくなった結果、知子から愛想を尽かされて離婚に至ったのが真相である。また、これを原作とする映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』においては米沢の言によると、長らく取り掛かっていた仕事が終わり、久しぶりに帰宅すると妻の知子の姿が無く、代わりに彼女の名が記載済みの離婚届が置かれており、それを目にして頭に血が上った米沢が怒り任せに離婚届を役所に提出したことで離婚が成立したが、当の米沢は現在ではその行動を反省している。なお、小説・映画共に別れた元妻と思しき「真鍋知子」(実際は顔と下の名前が同じだけの別人)を発見するも、結局会う勇気を持てずに顔を合わせることなく去ってしまった。
警視庁捜査一課9係(現在の特捜9)』において、同じ役柄でゲスト出演したことがある。
現実世界での扱い
キャスティング
演者の六角は「TVer plus」とのインタビューの中で、『相棒』のプロデューサーが小劇場での舞台が好きだったため、自分の印象がその人に残っていたのではないかと分析している。六角は所属事務所のマネージャーから聞いた話として、当初は犯人か監察医の役のどちらかが候補に挙がっており、シリーズ化した際に再登場する可能性のある後者を選んだと言い、最終的に鑑識の役になったと話している。また、それに加えて鑑識の米沢守とは別人という設定で、監察医の米沢役での出演実績がある[67]
六角はCinemaCafeとのインタビューの中で、自身の演じる役柄について、風呂敷を広げたうえで、台本などに記されているキャラクターをどんどん詰めていく感じであると説明している[68]
また、米沢に離婚歴があるという設定は六角の私生活での離婚話に由来している[69][68]

警視庁幹部 編集

衣笠藤治(きぬがさ とうじ)
演 - 大杉漣(S15-1〜S16-13) → 杉本哲太(S16-最終話〜)[70]
警視庁副総監。階級は警視監。1959年(昭和34年)10月2日生まれ。
権力に固執する典型的官僚ではあるが、サイバーセキュリティ対策本部[警 1]の発足に携わるなど、警察組織の改革にも意欲的に取り組む野心家。また、警察内外を問わず、各方面の有力者ともコネを作っているが、その相手の後ろめたい事情が明らかになって失脚しそうになった場合は見捨てることも辞さない(S16-10、S17-10、S22-2)。
法務省を追われた亘に対する「捜査部署への配属は認めない」という報復人事に関わって総務部広報課に配属させたが、峯秋の依頼により亘を特命係に異動させた(S15-1)。その後、娘の里奈が目撃者となった殺人事件以降、特命係を「警視庁の負の遺産」として危険視するようになり(S15-11)、特命係を政敵の峯秋もろとも葬り去ろうと様々な陰謀を巡らせるようになる。また、娘が特命係と関わることも良しとしておらず、遠ざけさせている。S22最終話では、前話(S22-19)での右京のフェイク動画を特命係を葬り去る好機と捉えるも、結果としてそれが仇となったことで落ち着きを失っていた[注 54]
神奈川県警本部長時代にはカルト教団の一斉摘発に関わるなど順調な出世街道を歩んでいる(S16-12)反面、自宅に脅迫状が送り付けられた一件もあり、家族仲は良好とは言えない(S15-11)。妻は療養を余儀なくされ、里奈にも妻の旧姓を名乗らせるなど気苦労も多い。
青木の父親・綱一郎とは交番勤務時代からの付き合い[警 5]で「竹馬の友」の間柄であり、彼が警視庁に配属された背景には衣笠のコネがあったと噂されている。衣笠自身は青木のことを他者の前では厳しく批判している(S17-1、2)一方、青木が風間楓子を突き落とした一件では、犯行動機が自分のためだったと察し、水面下では彼のために尽力している。このため峯秋からは青木との関係性を指摘されており、本人も「ある種特殊な関係性」と語っている。しかし最終的には問題ばかり起こす青木を見放し、開き直った彼から「自身を切り捨てれば警察の秘密を公表する」と脅されたため決別した(S20-最終話)。
特命係を敵視しており、袴田茂昭から薫を正式に警察官として再任用するように要請を受けた際には薫に激しく詰め寄っていた(S21-11)。
現実世界での扱い
衣笠の娘・里奈を演じた桜田ひよりは、父親である衣笠に腕を引っ張られるシーンでは演者の大杉が事前に引っ張る強さを伝えたり、引っ張った後に謝るといった気遣いがあったことを「テレ朝POST」とのインタビューの中で明かしている[71]
演者である大杉が2018年2月21日に死去した時点で、S16-13の収録の一部が終わっていた[70]。代役として映画『1990牡丹燈篭』で大杉と共演した杉本哲太がS16-最終回とS17以降のシリーズの衣笠副総監役で起用されている[70]。また、大杉はS2-6に菅原英人役として、杉本はS5-11に五十嵐哲雄役としての出演実績がある。

退職者 編集

三浦信輔(みうら しんすけ)
演 - 大谷亮介(PS2〜S12-1 / S14-10)[46]
経歴:所轄署刑事課強行犯係
→ 警視庁刑事部捜査第一課第七係主任(PS2〜S11-最終話)
→ 警視庁刑事部捜査第一課第七係係長(S12-1)
→ 依願退職(S12-1)
階級:巡査部長 → 警部補
警視庁刑事部捜査第一課7係の係長[警 6]
「トリオ・ザ・捜一」の最年長・リーダー格[46]。所轄署の盗犯係(S5-4)などを経て警視庁本部の捜査一課に配属された叩き上げの刑事である。特命係を疎ましく思ってはいるものの、比較的穏健な態度を取っており、右京に対しても「警部殿」と呼ぶなど慇懃に接している[57]。特命係の能力は認めており、個人的に捜査の依頼をして以降(S5-4)、陰で特命係を信頼する様子も見せるようになった。
荒っぽい伊丹に比べて捜査は堅実。また直情的な伊丹を宥め、上層部との軋轢を取り成すなど「トリオ・ザ・捜一」のブレーキ役を担っていた。一方で仲間が命の危機に晒された際には被疑者を締め上げて吐かせようとしたが伊丹が止めに入る場面もあった(S7-9)。
S12では昇進試験に合格し警部補階級の7係長に就任するが、甲斐次長誘拐事件の捜査中に太腿を刺され負傷してしまう。一生杖が手放せないほどの後遺症が残り、内勤の慰留も固辞して警視庁を依願退職した(S12-1)。これにより、「トリオ・ザ・捜一」という枠組みは消滅し、その後は伊丹と芹沢の2人体制となった。退職後は日本全国を放浪する旅人のような生活を送っており、花の里で再会した右京に本多篤人の情報を提供している(S14-10)。
「トリオ・ザ・捜一」では唯一の所帯持ち。FBIへの出向経験があり、英語が出来る(S10-9、劇場版III序章)。
現実世界での扱い
演者の大谷は三浦役での登板前にPS1では特殊犯捜査一係の室谷警部補役での出演実績があり、かつて彼と事実婚の関係にあった高畑淳子もS3-17に栗原ななみ役として本作への出演実績がある。

警察庁 編集

岸部一徳[72]
経歴
  • 東京大学法学部
  • → 警察庁入庁
  • → 警視庁公安部参事官(S1より15年前)
  • → 警視庁警備部緊急対策特命係長(S1より15年前)
  • → 警視庁公安部長
  • → 警察庁長官官房室長(S1-1)
  • → 警察庁長官官房教養課課長(S3-2)
  • → 警察庁長官官房室長(S3-4)
  • → 殉職(劇場版II)
小野田公顕(おのだ こうけん / きみあき[注 55][1]
演 - 岸部一徳[72](S1-1〜劇場版II / S9-最終話 / S16-13〈回想〉)
警察庁長官官房室長(通称・官房長[注 56]。階級は警視監。故郷は群馬県で、6月4日生まれ[73] だが、年齢は不明[注 57]
一見飄々としとぼけた雰囲気をまとっているが、その実警察内部のみならず政府関係者とも太いパイプを持っており、組織的に重要な利を得るためなら取引をして当事者の罪すら見逃し、様々な策を巡らす老獪で食えない人物である。特命係の誕生並びに現状に至る原因を作った人物でもあり、浅からぬ因縁のある右京とは互いに牽制しつつも利用し利用される関係にある[注 58]。その政治力を駆使し特命係の処分を抑えたり捜査を支援するなど、基本的に特命係と協力関係を築いている一方、警察上層部や政府が絡んだ事件の際には国家の威信を守る立場から対立することも多い。しかし、犯罪や組織の腐敗を憂う気持ちは持っており、権威を利用して犯罪を隠蔽しようとした官僚に対して彼なりの制裁を加えることもある(S1-最終話、S5-最終話、S8-7など)。この点については右京の「絶対的な正義」と小野田の「大局的な正義」の2人がそれぞれ持つ異なる正義感のぶつかり合いであると述べられており(劇場版IIエクステンデッド・エディション)、互いに相容れないながらも信条は理解し合う関係にあった(S12-最終話)。
群馬県の名家の次男として生まれ、東大入学を機に上京(S21-20)。若かりし頃は友人の本多と共に学生運動に参加していたが、小野田自身は早々に転向した(S8-1)。大学卒業後、キャリアとして警察庁に入庁。出向して警視庁公安部参事官を務めていた際、外務省公邸人質監禁及び籠城事件に対処すべく「緊急対策特命係」を非公式に結成し、作戦参謀として当時捜査二課で活躍していた右京を招聘して事態の解決に当たった。しかし、アメリカ国務長官の来日が決定したことを受け、政治的配慮から「国務長官の来日までに事件を終わらせて、日本政府と警察の面子を保つ」と突入作戦の実施を決断。交渉による人質解放を主張していた右京と決裂し、右京を解任して突入を強行した。その結果、隊員と人質に犠牲者を出す惨事を引き起こしてしまった。しかし上層部は責任の大部分を右京に押し付け、小野田は警察庁への帰任・閑職への一時的な左遷で済まされた(S1-11、最終話)。これらの事情からか、「緊急対策特命係」の生き残った隊員と右京を「自分を殺してもいい人間」に挙げている(S1-11)。
かねてから日本版CIAやFBIの設立及び警察庁の警察省への格上げを目論んでおり、警視庁人質篭城事件に際し計画に反対する警視庁幹部一掃の人事を進めるが、2010年7月20日[注 59]にその人事の煽りを受け懲戒免職になった生活安全部部長の三宅貞夫によって刺殺された(劇場版II)。その後、生前購入した東京都内の寺に埋葬され、墓石には「融通無碍」の言葉が刻まれている[注 60](S21-20)。
本人の没後も、「赤いカナリア」が引き起こした炭疽菌テロに対処するため、片山雛子と共に本多の「超法規的措置」による秘密裏の釈放(S9-最終話)や、日本では施行されていない証人保護プログラムの違法適用(S12-最終話)など様々な裏工作に関わっていた事が判明したり、自身の遺骨が盗まれる(S21-20、最終話)など、特命係をはじめ警察組織各所に影響を及ぼし続けている。
警察庁の要職にある身ながらも、あまり目下の人間に対して偉ぶることはしない。階級の低い、あるいは年齢の若い警察官に対しても敬語を使ったり、「○○さん」と呼びかけることもある。しかし付き合いの長い右京に対してだけは「杉下」や「お前」と呼び捨てで呼んでおり、敬語を使う度合いも他の人間と比べて少ない。また、警察官としての枠を超えて暴走した者に対しては冷淡に接する一面を持っている(S3-9)。
薫を高く評価しており、右京の能力は薫がいてこそ発揮されるとも認識しており、自身と右京が決定的に対立した際には、薫を懲戒免職することで右京を潰すことを画策した(S5-最終話)。一方で、違法な家宅捜索の令状や三雲法男が裁判官を辞めた理由に気づかず、右京の暴走を見逃してしまった薫に対して警告同然の忠告をしている(S6-最終話)。尊に対しても、特命係に来てから組織の体制よりも個人としての正義感や感情を優先させるようになったことを「青くなった」と評している(劇場版II)。
プライベートでは孫[注 61] を自らの運転で幼稚園に送迎するほどの孫煩悩で、孫からは「じいじ」と呼ばれていた(S1-5)。また、従兄弟の雁屋耕大とは歳が近いこともあって仲が良く、彼からは下の名前に因んだ「きみちゃん」の愛称で呼ばれていた(S12-最終話)。
右京と2人で食事をすることがよくあり、勝手が分からずに回転寿司店で取った皿や食べ終わった後の皿をレーンに戻してしまう、湯飲みでボタンを押すお湯の注ぎ方がわからずに指を火傷する(S7-12)など庶民の知識に疎い場面がある[72][57][注 62]
現実世界での扱い
右京が警視庁の中で無敵の存在になるのを防ぐため、小野田はかなわない存在として生み出された。二人の関係はユーモラスでありながらも時には激しい対立にもなり、そこから警察組織の裏側や機敏が見えてくる構図となっていたため、小野田の存在は本作における「裏相棒」でもあった。[72]
なお、岸部は小野田殉職後のシナリオであるS12-最終話、S21-20(回想)にノンクレジットで登場しているほか、S20-3にカメオ出演している[74]。うちS20-3では、右京が小野田と見間違えた人物という役回りであり、別人ではあるものの右京たちを振り返って見つめたり、番組公式インスタグラムにおいては右京以外には見えなかったなど含みを持たす出演となっている[74]。また、岸部はテレビ朝日の別作品『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』にて神原晶役でも登場しており、SNS上ではこの人物ではないかとする反応もあった[74]

内閣情報調査室 編集

社美彌子(やしろ みやこ)
演 - 仲間由紀恵[75](13-1、10、15、16 / S15-1、10、最終話 / 劇場版IV / S16-1、2、10、13、14、最終話 / S17-10、最終話 / S18-1、2、最終話/ S19-1、2、11、最終話 / S20-1、2、3、11、19、最終話 / S21-1、2、11、20、最終話 / S22-1、2、10、19、最終話)
経歴:東京大学
→ 警察庁入庁
→ 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第二課
警察庁長官官房国際課
→ 内閣官房内閣情報調査室総務部門主幹
→ 警視庁総務部広報課課長
内閣情報官
階級は警視正。昭和49年5月3日生まれ。東京都世田谷区西代沢に在住。内閣官房内閣情報調査室総務部門主幹として出向していたが、ロシア人スパイ・ヤロポロク・アレンスキーの亡命騒ぎに端を発した連続殺人事件の黒幕として内閣情報調査室長が逮捕されたことに伴い、総務部広報課に人事異動した(S13-1)。亘が広報課に配属された際に直属の上司となったが[76]、亘が自身の身辺調査を行なっていることを明かしたため彼の提案を飲む形で、亘を特命係に異動させるよう峯秋に根回しを依頼した(S15-1)。
スパイの協力者を「国賊」と言い切り毅然とした態度を見せる。
「私の趣味ではない」と苦言を呈しながらも、右京の捜査能力を評価しており、特命係とは捜査の依頼を出して動かしたり(劇場版IV)、逆に右京からの頼み事を引き受ける(S21-1など)など持ちつ持たれつの間柄である。
東京大学出身で、世代こそ違うものの右京と同じ教授に師事しており(S13-15、16)、大学時代は将棋部に所属していた(S15-18)。峯秋とも警察庁時代から親交があり、秘密裏の調査依頼や相談事をし合う間柄。警察組織における女性進出を推し進めており、KGB[注 63]の主催者でもあるほか、衣笠に出雲の捜査一課への異動を打診したこともある(S19-1)。
国家公安委員長鑓鞍兵衛とも繋がりがあるようであり、内閣官房長官の鶴田翁助による人事にて内閣情報官のポストが与えられ、その鶴田が自身の不祥事により失脚すると、閣僚等の政府関係者から一度は社の人事は白紙にすべきだとの意見が出ていたが、事前に鑓鞍を味方に付けていた社は政府関係者を説得して抑えさせて貰う形で手助けを受け、そのまま内閣情報官に就任した(S20-3)[警 7]。しかし、彼女からすると内閣情報官としてのポストは単なる通過点でしかないらしく、峯秋と結託して間接的に特命係を動かして、最終的に公安部部長を失脚させており、組織の勢力図に大きな変化をもたらした。さらには副総監の衣笠や公安部の弱みを握り、警察組織の中枢にまで食い込むべく暗躍するなど、野心家としての一面を覗かせている(S22-1、2)。
平時はクールな女性官僚として描かれ、どの様な場面でも表情を出すことは少ない。一方、ヤロポロクとは密かに関係を持っており、彼との間に娘のマリアをもうけていたほか、ヤロポロクの死を悲しむ場面もあった。また、娘や家族のことになると感情的になりやすく、亘とマリアとの関係が警察各所にて流布された際には怒りながら2人を追及する(S20-最終話)場面もあった。

法務省 編集

日下部彌彦(くさかべ やひこ)
演 - 榎木孝明[77](S14-1〜S17-10 / S20-19、最終話)
S14-1より登場した法務事務次官検事の資格を持たないものの、前任者が急逝したことにより次へのつなぎとして例外的に法務事務次官に任命されたために検事総長を頂点とする通例の出世コースからは外れており、それ故にあらゆる圧力にも動じることなく、自らの思うままに行動している。
元部下である亘には非常に目を掛けており、彼の要請にも臨機応変に対応し、亘が裁判所の令状発行を阻止する「捜査妨害」を行なっていた(S14-15)際には峯秋にその事実を告発して亘を法務省から退官させ、彼の念願である警視庁特命係への配属が可能にするよう根回しを行ったこともある(S14-最終話)。
亘が右京と行動を共にする事の危険性から右京に苦言を呈したこともある(S14-1)が、特命係の捜査を元に東京地検特捜部を動かし家宅捜索に警視庁の人間を立ち会わせる(S14-4)など、基本的に特命係に対しては協力的な姿勢を見せていた。しかし目を掛けていた検事・倉田の些末な不正を右京が暴き辞職に追い込んだ一件から特命係を敵視するようになり(S15-8)、特命係の廃止に向け暗躍するようになった(S16-1、2)。
また、ロシア人スパイとの関係が疑われていた社についても秘密裏に調査を進めており、広報課に配属された亘に素行調査を命じたことがある(S15-1)。
公安調査庁の組織改革を推し進めようと考えており、そのための人材として亘に接触し、ヘッドハンティングをして彼を引き抜く形で公安調査庁への転職を決意する切っ掛けをもたらした(S20-最終話)。

政治家 編集

瀬戸内米蔵[注 64] (せとうち よねぞう)
演 - 津川雅彦(S2-最終話 / S3-1、2、3、最終話 / S4-1 / 劇場版I / S7-1、2 / S9-最終話 / S12-最終話 / S16-13、14)[注 65]
法務大臣・元衆議院議員。徹正院の住職「照妙」。常に江戸言葉の一本筋の通った性格で、非常に強い正義感の持ち主。「徹正院」という寺に生まれ、幼少の頃に得度を受けた経緯から人命を非常に尊重しており、法務大臣在任中には死刑執行命令書への署名を一切しなかった(S2-最終話)。特命係を高く評価する数少ない理解者の一人で、捜査への協力も惜しまない。
人命尊重の理念から紛争地域で活動するNGOへの活動支援を積極的に行い、資金集めのためのパーティーで得た収入を全額寄付していた。しかし、その活動の中で現地政府の腐敗により支援を十分に受けられない子供たちの存在を知り、彼らを救うため国際支援物資を巡る不正を行い、薫の友人が殺害された事件を切っ掛けに露見して逮捕された(S7-1〜2)。
この事件により懲役10年の実刑判決をうけて収監された後、仮出所して実家の「徹正院」に戻り、寺の再興を目指す。収監された後から徹正院の住職についた後も特命係とのかかわりを続けている。
小野田とは長い付き合いのある昵懇の間柄。北条晴臣に対する超法規的措置(S4-1)や、小野田による「証人保護プログラム適用」の計画(S12-最終話)にも関わっていた事が彼の口から明かされている。
なお、演者の津川が2018年8月4日に死去したため、最後の登場はS16-14となったがS17以降のシリーズの公式サイトのキャスト一覧では引き続き掲載されている。
片山雛子(かたやま ひなこ)
演 - 木村佳乃[78](S3-1、2、3 / S6-16 / 劇場版I / S9-最終話 / S10-最終話 / X DAY / S13-18 / S14-10 / S16-13、14 / S18-1、2 / S20-19、最終話 / S21-1、2)(高校時代:安田愛里[79]〈S13-18〉)
年齢〈28(S3時点)〉
経歴:衆議院議員(S3-1〜S14-10)
→ 内閣総理大臣補佐官 (S9-最終話)
→ 内閣官房副長官
→ 出家(S16-13、14)
→ 防衛技術振興協会顧問 (S18-1、2)
→ 衆議院議員(S20-最終話〜)
若手女性議員で、長年外務大臣を務めた父・洋一の地盤を継いでいるために初当選から一度も落選しておらず、S20-最終話の時点で当選5回の負けなし。
数々の事件の渦中にいながらも自分に不利になる事柄だけは巧みに隠蔽、あるいは逆に利用しのし上がっていく、狡猾さとしたたかさを併せ持っている[80]。また、自身の保身のためであれば冷酷無残な手段も厭わず、その影響力は政府中枢を始めマスコミや警察内部にまで及んでいる。一方で、父親の不祥事すら公表する姿勢(劇場版I)を見せたことで世間からは「清廉潔白」との印象を持たれている。
右京らとは首相補佐官の殺害疑惑の捜査を通じて面識を持った(S3-1)。当時の内閣官房長官朱雀武比古に取り入り、愛人とも噂される関係にあったが、事件に朱雀が関与していたことが発覚したため見限っている(S3-1〜3)。その後も様々な事件で特命係と関わるが、その度に右京の追及をかわし続け、内閣総理大臣補佐官(S9-最終話)や内閣官房副長官を歴任。更には時の内閣官房長官との新会派結成を通して、女性初の内閣総理大臣の座も近いとまで目されるほどの安定した地位を築いてきたが、本多篤人が起こしたテロ事件で件の内閣官房長官が殺害されたため責任を取る形で議員辞職を表明した(S14-10)。
しかし、辞職後も政界への野心は失っておらず、次期総選挙での政界復帰を視野に入れており、出家というパフォーマンスによって世間の注目を集めるという思惑から仮出所した瀬戸内のもとを訪ねて得度式を依頼し、尼僧「妙春」として出家した(S16-13、14)[78]。その後は髪を伸ばしているが「尼僧 妙春 (片山雛子)」という名前でSNSにアカウントを所有したり(S18-2)[注 66]、再び選挙に出馬した際の選挙ポスター等には尼僧時代の写真を使用したり、袈裟を着用している(S20-19)。その後は「防衛技術振興協会」の顧問就任を経て(S18-1、2)、再び東京7区から無所属で立候補する(S20-19)。その際に刺客候補として山梨県の選挙区から国替えした鑓鞍と相対することとなる。そして鑓鞍を破って当選し、政界への返り咲きを果たした(S20-最終話)。選挙戦では鑓鞍と戦うなどの確執があったが、当選後はパーティーに共に出席するなど表向き親しい間柄となっている(S21-1)
学生時代は父親からの重圧の下で自信の持てない地味な学生生活を送っており、ある失恋の経験によって現在のようなしたたかさを身に着けていった事が自身の口から語られている(S13-18)。「日本国家と結婚いたします」と宣言するほど結婚願望はない。瀬戸内から「雛ちゃん」と呼ばれることに快く思っていなかったが、周辺環境の変化から容認するようになっている(S16-13)。
現実世界での扱い
演者の木村は、片山の剃髪姿が描かれたS16の300回記念スペシャルに寄せたコメントの中で、20代から長く演じ続けている役は本作の片山だけであり、自分の俳優人生において意味のある仕事であり、現場の皆が温かく迎えてくれるので同じ役を継続できると語っている[78]。また、彼女は片山の出家を知った際は驚いたものの、時代の流れを考えると納得できたとも話しており、『西遊記』に登場する三蔵法師のような容姿で面白かったとも語っている[78]。なお、この坊主頭は特殊メイクである[81]
雑誌「週刊ポスト」においては悪女として扱われており、コラムニストの吉田潮は同誌に寄せたコメントの中で、片山の貪欲さを小池百合子稲田朋美を掛け合わせたようだとしている[80]
鑓鞍兵衛(やりくら ひょうえ)
演 - 柄本明[82](S17-1、2 / S18-2 / S19-19、最終話 / S20-19、最終話 / S21-1、2)
衆議院議員・国家公安委員長
飄々としつつも本心をなかなか表に出さない。耳が良い事を自慢にしているが、それは同時に『地獄耳』である事を誇示する意味合いもある。
公安委員の一人が関わった学校法人理事長殺害事件において捜査を静観していうるちに、警察組織の中で独自の動きを見せる特命係に興味を持つ(S17-1、2)。特命係を評価する一方で危険視してもいる。
かつて党の選挙対策委員長を務めていた際に自身と親交のあった奥多摩の名家の御曹司・王隠堂鷹司を党の公認から外して落選に追いやったが、その後鷹司が事故死したことから王隠堂家当主の鷹春や書生の京匡平から恨まれ、その京から襲撃される(S20-19)[82]
片山雛子との間に何らかの確執を抱えており、自身の地盤である山梨県内の選挙区を地元選挙事務所の秘書に譲って、片山の選挙区でもある東京7区に刺客として国替えした(S20-19)。選挙区では片山に敗れ落選するも、右京からは比例区での復活当選も織り込み済みの国替えと目されており(S20-最終話)、実際に当選した。その後はパーティーに共に出席するなど、表向きは友好的な間柄となっている(S21-1)。

主要人物の関係者 編集

緊急対策特命係・特命係に配属実績のある人物/主人公の親族(レギュラー以外)/その他主要人物の親族/主要人物の元相棒

緊急対策特命係・特命係に配属実績のある人物 編集

石嶺小五郎(いしみね こごろう)
演 - 森本レオ(S1-11、最終話)[注 67]
特命係の前身である緊急対策特命係の元隊員。登場時は警視庁本郷警察署警務部所属。階級は不明。
緊急対策特命係の一員として参加した外務省公邸人質籠城事件の人質解放作戦が失敗に終わった後、自身や萩原は失敗の責任が及ぶこと無く順調に出世した。しかし、参謀だった右京だけが出世を絶たれて閑職に閉じ込められてきたことをずっと重荷に感じており、事件から15年後、警察を辞めることを決意。人質解放作戦が失敗に終わった原因を作った小野田を狙撃するが、失敗して右京に被弾させてしまった。右京には貧乏くじを引かせてしまった負い目があり、右京が負傷して入院した際には偽名で花を贈っていた。後に小野田の執務室を訪ねて再度射殺を試みたが、射撃の衰えで失敗し逮捕された。
萩原壮太
演 - 内藤剛志(S1-最終話)
特命係の前身である緊急対策特命係の特殊部隊元隊員。登場時は警視庁富士見警察署署長。階級は不明。
外務省高官人質籠城事件の際、右京や小野田と解決に向けて対応に当たっていた。しかし、強行突入の際に北条晴臣が自身の汚職の隠蔽のため部下を射殺しており、それを目撃した緊急対策特命係の隊員1名にも銃撃していた。彼はその隊員が亡くなる直前に全てを聞かされていたが、当時の上層部は荻原の報告に取り合わず、また彼自身も出世のため黙殺していた。
その15年後に籠城事件に関与していた人物が次々と不審死を遂げたことから、当時の北条邸の料理人から真実を聞き出し殺害。自身の顔を覚えていなかった北条を殺害した上で自殺しようとするが、右京たちに止められた。逮捕後、持病により命が長くないことを右京に明かしている。
姉川聖子
演 - 田畑智子[83](S7-10)
臨時の特命係配属者。法務省官房長補佐官。入省8年目の若手官僚。瀬田宗明法務大臣の息子が行方不明となった事件を極秘で捜査するため、瀬田と小野田の根回しで一時的に特命係に配置された(対外的には「法務省との人材交流」という名目の出向となっている)。右京の相棒として共に捜査に当たり、男性警察官顔負けの体を張った捜査で事件を解決に導いた[83]。事件解決後は右京に見送られ、法務省に復帰している。

主人公の親族(レギュラー以外) 編集

アキコ・マンセル
演 - 草村礼子[84](S1-7)[注 68]
美和子の伯母[84]。イギリス人のアルバート・マンセルと結婚してロンドンに居住していたが、夫の死去直後に一時帰国し、薫と美和子宅に数日間泊まる。その間、マイペースな行動で二人を振り回すが、ロンドン在住経験のある右京とは意気投合した。
亀山正枝
演 - 深浦加奈子(S3-8)[注 69]
薫の母。新潟県で造り酒屋を市議会議員の夫・勇と共に営んでいる(名前・職業は、PS1で映される薫の履歴書の情報による)。
杉下花(すぎした はな)
演 - 原沙知絵[85](S4-16)
右京の遠戚。ニューヨーク在住のフォトグラファー[85]ハーバード大学を卒業し同大学院に進むが、中退して現在の職業に就いている。頭脳明晰な点や人差し指を立てながらポイントを説明する癖、紅茶を入れる所作や理屈を並べたがる点、しゃべりだすと止まらない点などは右京とよく似ているが、後先を考えずに行動することがあり、それが原因で警察に連行されたことや犯罪に巻き込まれかけたこともある。
右京の曽祖父と花の高祖父が兄弟に当たる関係であるが、詳細な家族関係については右京と花の間で認識が食い違っており、互いに自身の知る家族関係こそが正しいと主張し合っている。このため、面倒を避ける目的で普段は「右京の姪」と紹介されている。また、「花の里」の名前は彼女に由来している(S4-16)[85]
磯村茜(いそむら あかね)
演 - 戸田恵子[22](S4-最終話)
亀山薫の実姉[22]新潟県在住。パワフルな性格で、声が大きい上に世話好きであるが、お人好しなところは薫に似ている。新潟から上京してきた際には美和子が落とした婚姻届を拾って勝手に役所へ提出した[22]
享の母
劇中では直接は登場せず、名前も不明ながら何度かその存在に触れられている。初めて言及されたS11-9では海外で暮らしており、そのごのS11-18では誕生日を迎えた峯秋のためにお菓子(スイーツ)の詰め合わせを贈ったが、この件に対して峯秋は右京に対し「私は誕生日のプレゼントにわざわざ欲しいと思うほど甘い物が好きというのではないのに、それをすっかり忘れている」と愚痴をこぼしている。
冠城由梨(かぶらぎ ゆり)
演 - 飯島直子(S20-11)[注 70]
亘の姉。都内の広い屋敷で一人暮らしをしている。弟の亘を「わーくん」と呼でおり、彼が実家を離れた後も姉弟仲は良好である。ピアノ教師の傍ら、聖マティス教会のボランティア活動にも精力的に取り組んでいる[86]。性格は温厚で誰に対しても優しく接している。
現実世界での扱い
飯島は自分が亘の姉を演じることに驚いたと話している[86]
甲斐秋徳(かい あきのり)
演 - 新納慎也(S22-10)[30]
享の兄で峯秋の長男。[30]。享が特命係にいたころから何度か言及はあったが、S22-10にて直接的な登場を果たした[30]
初めて直接登場したS22-10時点では財務省の官僚。
峯秋に反発していた享とは異なり、親子仲も悪くなく、享と悦子の息子・結平の父親代わりを務めている[30]。峯秋からは享と比較して「頭の出来も素行も良い立派な息子」とのことであり彼と同じ東京大学法学部出身者であることが示唆されている。過去には結婚するも離婚に至ったバツイチで、別の女性と再婚して新しい家庭を築くことへは消極的。
現実世界での扱い
演者の新納は『テレ朝POST』へ寄せたコメントの中で、享に兄がおりしかも自分がそれを演じることに驚いたと話しており、壊していけない作品に突入するような強いプレッシャーがある中、作中の世界観になじみながらもスパイスとなるようバランスを保ったことを明かしている[30]。一方で、彼は秋徳が自分の置かれた特殊な環境に居心地の良さを感じている点について理解を示している[30]
笛吹結平(うすい きっぺい)
演 - 森優理斗[30](S22-10)
享と悦子の間に誕生した息子。登場時には小学生。実父にあたる享が婚姻届の提出を拒んでいるため、母の苗字である「笛吹」の姓を名乗っている。シャーロキアン。

元特命係の親族 編集

陣川美奈子(じんかわ みなこ)
演 - 水崎綾女(S13-17)[87]
公平の妹。人材会社「ゴールド・サーチ」のヘッドハンター[87]。勤務先の機密情報を悪用していた犯罪グループに拉致され、特命係と公平によって救出される。その後、特命係の捜査を通じて情報流出に勤務先が関わっていたことを知り、退職した。
惚れっぽく失恋を繰り返すなど公平と似通った性格を持つが、ヘッドハンターという仕事に対しての責任感は非常に強く、いざという時の機転も効き、公平以上に優れた面を持つ。普段は憎まれ口を叩き合っているものの兄妹仲は良く、「自分が公平を警視庁一の刑事だと思い込んでいる」という彼の認識が単なる思い込みに過ぎないことを黙っているなどの気遣いも見せている。
青木綱一郎
演 - 浅利陽介(S20-最終話〈写真〉)[注 71]
年男の父親。元警察官。交番勤務時代からの同僚である衣笠とは親しい関係にある一方、実子の年男とは確執がある。長らく作中において衣笠と年男の会話で名前が出てきたのみだが、S20-最終話において衣笠が机から二人での写真を取り出したことにより初めて作中での登場となった。

その他主要人物の親族 編集

けんたろう
演 - 向山大夢(S1-5)
小野田の孫[注 72]。小野田のことを「じいじ」と呼ぶ。小野田から溺愛されており、小野田自ら幼稚園に送迎している。
片山擁一
演 - 小野寺昭(劇場版I)[注 73]
雛子の父親。元外務大臣で登場時には故人。瀬戸内・御厨と合わせて「衆議院の三古狸」と呼ばれていた。
米沢知子
演 - 紺野まひる(米沢守の事件簿)[注 74]
守の元妻。離婚の原因は守が仕事に夢中になるあまり家庭を顧みなくなったからである。
雁屋耕大
演 - 井上高志(S12-最後話)[注 75]
小野田の従兄弟。茨城県新浜町役場職員。小野田の本当の名前の読み方が「きみあき」であることを知る数少ない人物である[注 76]
社美彌子の母親
演 - 三谷侑未(S13-1 / S15-1、最終話 / S20-最終話)[注 77]
フルネームは不明。多忙な彼女に代わり、孫のマリアの面倒を見ている。
社マリア
演 - ピエレット・キャサリン(S15-1、最終話) → ギラルド沙羅[88](S16-10、13) → 土方エミリ[89](S20-19、最終話 / S22-10)
美彌子の娘。初登場時は幼児であったがその後成長し、S20-19では中学生、S22-10では高校生となっている。亘がマリアに進学祝いを贈ったことから親しくなった一方、青木によって彼に「パパ活」疑惑をかけられる事になる[注 78]。また母親の職業柄や自身の出自からメディアの記者に付きまとわれている場面がある。
とある事が切っ掛けで峯秋の孫の結平と知り合い、お互い父親が事情があってそばにいないと言う共通点から意気投合し、頻繁に連絡を取り合う間柄となっている(S22-10)[90]
現実世界での扱い
S20以降のシリーズでマリアを演じた土方は『おはスタ』や『Eダンスアカデミー』など子ども向け番組に出演してきたが、テレビドラマへの出演は本作が初めてである。彼女はメディアに寄せたコメントの中で、著名な俳優である仲間由紀恵と反町隆史の二人に囲まれるだけで非常に緊張したと振り返っている[89][91]
市原里奈(いちはら りな)
演 - 桜田ひより[92][93](S15-11 / S16-12)
衣笠藤治の娘[92]。「西應学園中学校」に通う中学3年生。父が脅迫された事件を受け、母の旧姓である「市原」を名乗って暮らしている。
帰宅途中に殺人事件を目撃したこと(S15-11)がきっかけ特命係とかかわり、彼らを「友達」として扱っている。
仕事で家を留守にしがちな父との確執は深く、友人には「父は(高位の警察官僚ではなく)普通の役人」と話している。機転が利く一方無茶な行動に及ぶことが多く、そのために度々襲われそうになったり、右京から叱責を受けたこともある。
風間圭三
演 - 三溝浩二(S16-19)[注 79]
楓子の父親で匡子の夫。広域指定暴力団銀龍組傘下の「風間燦王会」組長。
風間匡子
演 - 加賀まりこ(S16-19)[94]
楓子の母親で圭三の妻。楓子を突き落とした青木年男を殴った。

主要人物の元相棒 編集

相原誠(あいはら まこと)
演 - 萩原聖人(米沢守の事件簿 / S10-15)
鑑識・米沢守の事件簿における米沢の相棒。所轄の千束警察署刑事課強行犯係の刑事。
自身の元妻が死亡し、その事件を自殺として処理されたことに納得できずに独自にその真相を究明するために「名前も一緒で顔も瓜二つ」の女性と離婚したという共通項を持った米沢とコンビを組み、元妻を殺害した犯人を突き止めて元妻の職場である警察OBの天下り先の横領も絡んでいた事件を解決に導いた(鑑識・米沢守の事件簿)。その後、捜査方針に反発したために連続通り魔事件の捜査を外され、米沢を頼ったことを通じて右京と尊と共に連続通り魔事件を捜査する(S10-15)。
熱血漢で人情家だが、終始先走った行動を取っては周囲を振り回している。少年係にいた時期がある(S10-15)。
離婚の原因は、捜査第一課への配属を目指して仕事に邁進していたことによるすれ違いによるもの。
岩月彬(いわつき あきら)
演 - 田中圭(X DAY[95] / S11-17、最終話)
相棒シリーズ X DAYにおける伊丹の相棒[95]警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課専門捜査官の巡査部長。
ネット上に機密情報を流出させた容疑者として自身がマークしていた銀行員が転落死したために不正アクセス容疑の見地から捜査を開始、当初より因縁のあった伊丹と対立しながらも捜査を進めていく中で財務省の金融封鎖計画「X DAY」の存在を知り、ことの重大さに悩んで捜査を打ち切ろうとするも最終的には捜査を続行、銀行員を殺害した犯人を逮捕し事件を解決に導いた(X DAY)。
その後、伊丹からある殺人事件に関わる交流サイトのアカウント解析を強引に依頼されたことで特命係と知り合い、共に事件の捜査にあたる事になる。マイペースな右京に当初は反発するも、事件解決を機にその能力を認めるようになり(S11-17)、享のスマートフォンに盗聴盗撮アプリが仕掛けられた際にはその解析に協力して発信元を突き止めた(S11-最終話)。
「専門捜査官は専門捜査官の仕事をする、殺人事件の捜査はしない」と自らの仕事に対してある程度割り切った考えを持っていたが、上述の事件を通してその心境にも変化が見られ、当初は反発していた伊丹にも全幅の信頼を寄せるようになる。ただ、強引に捜査を依頼する伊丹や右京には辟易している。
南井十 / 鏡見悟(みない つなし / かがみ さとる)[注 80]
演 - 伊武雅刀[96](S16-7 / S17-17 / S18-14、15 / S22-12〈回想〉)[注 81](少年期:江原唯斗[97]〈S18-14〉)
右京のロンドン研修時代の相棒。スコットランドヤードに所属していた警部で、[96]。イギリス在住。
右京に並ぶ鋭敏な頭脳に加えて人の心を掌握する才能を持ち、犯罪者ですらも手玉に取る[96]。一方「贖罪の心を持つことができない犯罪者は、自らの死でその罪を贖わせることが相応しい」といった歪んだ正義感を持っている。
日本で発生した連続殺人事件の最中に来日し、右京と再会。一連の事件は犯人の自殺という形で解決したかに思われたが、右京に事件への関与の疑いを突き付けられたまま、イギリスへ帰国する(S16-7)。その1年半後に同じく日本で発生した連続殺人事件では再び右京に関与を疑われるものの、犯人が自殺したためにまたも追及を逃れることとなる(S17-17)。
表向きは日本人の両親が戦後間もない頃にイギリスに渡って帰化したことになっているが、その正体は1952年に発覚した「貰い子殺人事件[注 82]」の舞台となった孤児院で劣悪な環境下で育てられていた子供たちの生き残りであり(S17-17)、出生名は「鏡見悟(かがみ さとる)」である[注 83]。「過去に殺人を犯した者が殺される」という連続殺人事件の第3の被害者も一見するとその条件を満たしているが、実は同時にその孤児院の子供たちの生き残りにして少年時代の南井とも面識があったことが示唆されている。
また、ロンドン時代に捜査に携わった「逆五芒星事件」では、コンビを組んでいたアキノリ・カワエが事件の犯人であるセバスチャン・ロイロットに襲われた時の後遺症を苦に自殺しており、その報復としてロイロットを毒殺している。この経験が自らの行為の正当化につながり、以後この思想に囚われることになる。
S18-14、15において再び来日した際に「逆五芒星事件」を模倣した連続殺人事件が発生し、現場で見かけたロイロットを追う。実は老化に伴う脳血管萎縮などによる認知障害を患っており、感情の抑制が出来なくなったり、記憶や見当識にも障害を抱えていた[96]。東京で見たロイロットが幻覚だと認識できぬまま、次々と記憶を失う中で最後まで残り続けた、「右京と共に事件の捜査に当たる」記憶に縋るように、自ら事件を起こしてはその事実を忘れて自ら捜査をするといった行為を繰り返していた。
その後自ら冠城に渡した手帳が原因で右京の知るところとなり、逮捕に至る。そして逮捕後に収容された病院から抜け出し、崖から身を投げた(S18-15)。その数年後、日本で「逆五芒星事件」と酷似する事件が発生したことで南井の生存疑惑が浮上するが、事件関係者全員が死亡もしくは昏睡状態になったため、右京も追及を断念した(S22-12)[96][注 84]

複数回出演した警察関係者 編集

警察庁関係者 / 警視庁上層部 / 警視庁本庁総務部 / 警視庁本庁刑事部 / 警視庁本庁警備部/ 警視庁本庁生活安全部 / 警視庁所轄

警察庁関係者 編集

三奈瀬恭介
演 - 崎山凛(劇場版I / S10-10)[注 85]
警察庁警備局公安課課長補佐
佐藤静夫(さとう しずお)
演 - なかみつせいじ[98](S7-19 / S8-12、最終話)[注 86]
警察庁長官官房人事課長。
鈴木
演 - 影山英俊(S7-最終話 / S8-最終話)[注 87]
警察庁長官官房審議官。
横田
演 - 福田信昭(S7-最終話 / S8-最終話)
警察庁長官官房参事官。
渡辺真澄(わたなべ ますみ)
演 - 吉満涼太[99](S8-12、最終話)[注 88]
警察庁長官官房首席監察官。
金子文郎(かねこ ふみお)
演 - 宇津井健(S9-9 / 劇場版II / X DAY[100]
S9-9時点以降における警察庁長官(『X DAY』時点においても現職)。警視庁ですら地方の県警本部と同列であるとし、その上で全国の警察を警察庁の指揮下に置こうという思惑から、警視総監の田丸と対立している。冤罪に始まる警察の不祥事を防ぐためには「上級組織である警察庁の徹底的な監視が必要である」という思想を基にした、いわゆるシビリアンコントロールの構築を目論んでおり、小野田と共に警察庁を警察省へと移行する計画を進めていた。警視庁人質篭城事件に際して計画に反発していた警視庁幹部達の一掃を企むが、小野田の死によって計画は頓挫し、田丸による長谷川一派の処分で「痛み分け」の結果に終わった(劇場版II)。
長谷川宗男(はせがわ むねお)
演 - 國村隼[101](劇場版II / S10-最終話)
警視庁副総監兼警務部長。階級は警視監。次期警視総監と目される実力者で、右京を高く評価している警察幹部の一人。東京大学セーリング部出身で、同郷の部長らと共に派閥を作っている。
公式の人事記録には存在せずに表沙汰に出来ない公安の案件を取り仕切る「影の管理官」という裏の顔を持っている。テロの危機に晒されることが少ない日本で存在意義が危ぶまれた公安の存続のためにテロ事件を捏造し犠牲者を出したが、その事件関係者が「影の管理官」の存在を突き止めようと警視庁籠城事件を起こしたために、仲間の部長らと共謀して秘密裏に殺害した。後に特命係によって真実を暴かれ逮捕されるが、警察の威信を守った上で警視庁に貸しを作ろうとした小野田の策で不起訴になり、自身の一派共々処分を受けた(劇場版II)。その後警察庁長官官房付の閑職に回されるも復権を目論んでおり、クローン人間を作る実験が成功した事実を隠蔽するために雛子と共に暗躍[101]。右京を止めるため尊に接触し、事件の解決後は彼を自らの元に異動させるように根回しをする(S10-最終話)。
山崎哲雄(やまざき てつお)
演 - 菅原大吉(S15-13、14 / 劇場版IV)[注 89]
警察庁長官官房総務課課長。階級は警視監。女性蔑視的な思想を持つ「健全な家庭を守る会」の会員という顔を持つ。
亘の法務省官僚時代に発生した立てこもり事件に「健全な家庭を守る会」の会員が関わっていることを知り、真相の発覚を防ぐため事件に介入した(S15-14)。
その後、立てこもり事件での功績が認められ警察庁警備局長に昇進。国際的犯罪組織「バーズ」による身代金を要求するテロ予告が行われた際には要求を拒否し、テロ未遂事件を引き起こしてしまう。事態収拾後は事件の隠蔽工作に動くがマスコミに事件がリークされ失敗に終わった。

警視庁上層部 編集

田丸寿三郎(たまる じゅさぶろう)
演 - 品川徹[103](S9-9 / 劇場版II / S11-1)
S9-9からS13-10までの時点における警視庁警視総監。警視庁こそが日本の首都東京を守る「最高の捜査機関」であるというプライドを持ち、警視庁を厳しい管理下に置こうとしている警察庁と対立している。また劇場版IIでは、小野田と金子が進める「警察庁の警察省化」に対して、従来の警察組織全体のトップである警察庁長官は警察出身者のポストであるが、警察庁が警察省になれば、警察出身者ではない者が任ぜられる「警察大臣」が警察組織のトップとなるという理由で反対している。
なおS15-10の時点で警視総監のポストには四方田松榮が着いている。
原子嘉和(はらこ よしかず)
演 - 大出俊(劇場版II / S10-10 / S12-1)
劇場版IIからの時点における警視庁公安部長。その後副総監に就任する。階級は警視長から警視監
S12-10では警視庁公安部長のポストには正木浩輔が就いている。
天野是清
演 - 羽場裕一(S13-1 / S15-最終話)[注 90][104]
元警視庁公安部長。初登場時では警察庁から出向していた内閣情報調査室長。社の元上司。
アメリカ合衆国に亡命したロシア人スパイ・ヤロポロクに情報を売り渡していた協力者の存在を知り全員の殺害を企むが、連続殺人の端緒をつかんだ特命係に真相を暴かれ、逮捕された(S13-1)。
その後は刑事被告人として登場した。かつて情報を売り渡していた内調プロパーを罪に問えなかった苦い過去から、スパイへの協力者を「国賊」と断じて激しい怒りを見せ、その考えが上記の熾烈な「粛清」につながった。逮捕後も自身の思想を世に伝えるために控訴を続けている。一方で、社とヤロポロクの関係を薄々察していながらも黙認しており、更に殺害対象の一人・下山秀和が関係をネタに社を強請った際には口封じに殺害したため、右京にある疑念を抱かせることになった[注 91]

警視庁本庁総務部 編集

山岸
演 - 吉田朝(S2-18 / S3-13)[注 92]
警視庁広報課長。
田中靖(たなか やすし)
演 - 五王四郎[105](劇場版II / S11-1)[注 93]
劇場版II時点以降における警視庁総務部長。警視長。S11-1においても現職である。
松永
演 - 大山竜一[106](S15-1、最終話 / 劇場版IV)[注 94]
警視庁広報課。社の部下。
石川大輔(いしかわ だいすけ)
演 - 林泰文[107](劇場版IV / S16-10 / S20-11 / S21-11 / S22-19、最終話)[注 95]
警視庁広報課。社の部下。社が内閣情報官に就任した際は、秘書を担当していた(S20-11)。しかし、S22では内閣官房長官である武智淑郎の命令を受け、自身の出世と引き換えに右京と直属の上司である社を失脚させようと右京のフェイク動画を拡散させ、それが社の仕業であるように仕向けた。その後は、右京らに全てを暴かれたことや、命令を下した武智が殺人事件の被害者となり死亡したことで自分の出世の望みが絶たれて自暴自棄になり、逆上して右京らに危害を加えようとしたために逮捕された(S22-19、最終話)。

警視庁本庁刑事部 編集

梅沢
演 - 奥田達士(S1-9 / S2-14)[注 96]
警視庁捜査三課盗犯担当。
田嶋栄一郎(たじま えいいちろう)
演 - 坂田雅彦(S2-17 / S3-8、12)[注 97]
警視庁刑事部捜査第一課特殊犯捜査係(SIT)の班長で、誘拐や立てこもり事件などの緊急性の高い事件でたびたび指揮を執っている。邪険にこそしないが、捜査に介入する特命係を疎ましく思っている節がある(S3-8)。
吉岡琢磨(よしおか たくま)
演 - 坂田雅彦(S6-8、15 / S8-11 / S10-10 / S13-10 / S15-7、13、14)[注 98]
警視庁刑事部捜査第一課特殊犯捜査係(SIT)の班長で髪型は丸刈り。誘拐や立てこもり事件などの緊急性の高い事件でたびたび指揮を執っている(S10-10他)。捜査に介入する特命係を邪険にこそしないが、疎ましく思っている節がある(S8-11)。
早乙女美穂(さおとめ みほ)
演 - 奥田恵梨華(米沢守の事件簿 / S13-11)
鑑識課員。同じ班に所属する米沢を「(鑑識の)師匠だと思っている」と述べるなど鑑識課の先輩として慕っており、米沢がクビ寸前の危機に陥った際には彼を助けるべく特命係の捜査に協力した(S13-11)。
川上博康(かわかみ ひろやす)
演 - 重松収(S9-6 / 劇場版II)[注 99]
劇場版II時点以降における警視庁組織犯罪対策部長・警視長。角田の上司でもある。S9-6においても現職である。摘発などの手柄を立てる為ならば不都合な真実には目を瞑る等の強かな一面を持つ(S9-6)。
大石真弓(おおいし まゆみ)
演 - 松本若菜(S11-11 / S12-10)
警視庁刑事部総務課の警官。警察学校からの同期である享を通じて特命係に度々協力する(S11-11、S12-10)。柔道は3段を持つ腕前。
結城守
演 - 平井真軌(S15-7 / S17-10)[注 100]
警視庁刑事部特殊犯捜査係の刑事。
綿貫肇
演 - 児島功一[108](S15-10、13、14、16 / 劇場版IV / S16-6、10 / S17-10、最終話 / S20-17)[注 101]
警視庁捜査一課の刑事。
吉田剛
演 - 田中啓三(S15-10 / 劇場版IV)[注 102]
警視庁捜査一課の刑事。
塚本(つかもと)
演 - 井川哲也(S19-3、10)[注 103]
警視庁捜査二課の刑事。

警視庁本庁警備部 編集

日野(ひの)
演 - 寺島進[83](S5-11 / S13-10)
警視庁警備部の狙撃班所属。階級は警部補。「警視庁一のスナイパー」と評されるほどの高い狙撃能力を持ち、直接の面識はないものの、特命係の窮地を度々救っている[83]
原武清文
演 - 山田明郷(S6-1 / 劇場版I)[注 104]
警視庁警備部長。
井手実篤(いで さねあつ)
演 - 井上高志(劇場版II / S11-1)[注 105]
劇場版II時点以降における警視庁警備部長・警視長。S11-1においても現職である。

警視庁本庁生活安全部 編集

小田切亜紀(おだぎり あき)
演 - 関めぐみ(X DAY / S11-17)
警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課専門捜査官。同僚である岩月のサポートを担っている。岩月に比べて捜査一課や特命係には協力的だが、打ち切られた捜査を岩月が続行していた際には難色を示したことがある。
谷崎莊司
演 - 柴木丈瑠(S15-最終話 / S16-2、10、12)
元警視庁サイバーセキュリティ対策本部専門捜査官。青木の元同僚。
ネットを通じてカルト教団の監視も担当していたが、逆に教団に感化されて衣笠副総監の襲撃に協力した事が発覚し、逮捕された(S16-12)。
土師太(はじ ふとし)
演 - 松嶋亮太(S16-最終話 / S18-1、2、12、最終話 / S19-1、11 / S20-9、11、最終話 / S21-1、2、4、5、11、18、20、最終話 / S22-2、10、11、12、15、19、最終話)[注 106][109]
警視庁生活安全部サイバーセキュリティ対策本部特別捜査官。元同僚の青木とは仲が悪いが技能の高さは同等である。
青木の内調異動後は、捜査本部での捜査活動[注 107]だけでなく、右京たちへの捜査協力を強要される事も増えている。青木同様に苦言もいうが何度も事件解決に繋がる情報を提供している。
薫からは「土師っち」と呼ばれており(S21-4)、さらにS22-10からは右京からも「土師っち」と呼ばれている。本人曰く、飲み物は緑茶派(S21-18)。

警視庁所轄 編集

佐古秀樹(さこ ひでき)
演 - 山崎一(S1-4 / S4-4、5)[注 108]
所轄の刑事。階級は巡査部長。強盗事件の捜査のために保護した泥酔者を放置して死亡させてしまったことが発覚し、責任を取らされる形で退職する(S1-4)。退職後はおでん屋台を経営し、後に薫に連続殺人事件の被害者の遺留品を預けた(S4-4、5)。
海音寺菊生(かいおんじ きくお)
演 - 竹中直人(S3-1、2、4、5)
警視庁麹町東警察署刑事課長の警部。一時期異動してきた薫の直属の上司となった。右京とはペクトルが違う変人。口は悪いが正義感が強く、特命係の能力の高さを見込んで懲戒免職を受けた右京を麹町東署に引き入れて特命係を作ろうとしたこともあった(S3-4)。本人曰く「坊主とエリートが大嫌い」。
堀江邦之(ほりえ くにゆき)
演 - 山口良一[110](S11-1、2、6 / S13-5)
警視庁中根警察署刑事課捜査一係係長。享が中根署に配属されていた時の上司で、彼は「自分を刑事にしてくれた恩人」として慕っていた[110]
過去に担当していた強盗殺人事件の取り調べ中に司法取引に近いやり取りを行い、結果的に冤罪を作ってしまった過去を持つ。特命係の捜査によってその事実が発覚し、享の父・峯秋ら上層部の判断によって退職に追い込まれた(S13-5)。再就職の斡旋も断って実家に帰ることを享に告げたが、「(特命係のおかげで)重荷が取れた」と感謝を表している[110]
沢田泰三
演 - 園岡新太郎(S11-1、6 / S13-5)[注 109]
警視庁中根警察署刑事課捜査一係の刑事。堀江の部下。
土屋公示
演 - 芹沢礼多(S11-1 / S13-5)[注 110]
警視庁中根警察署刑事課捜査一係の刑事。堀江の部下。

その他複数回出演した人物 編集

政府関係者/報道関係者/法曹関係者/財界関係者/教育関係者/芸能関係者/医療関係者 /その他企業関係者 /暴力団関係者/その他反社会勢力/特命係の知人/その他の犯人/その他の被害者/その他

政府関係者 編集

 
S4-1にて、北条の別荘「アイアンハート城」のモデルとなった大理石村ロックハート城[111]
劇中で北条が語るアイアンハート城に関するエピソードは、実際のロックハート城に纏わるエピソードが元になっている。なお、この城はS5-17でもロケ地として使用された。
北条晴臣(ほうじょう はるおみ[112]
演 - 長門裕之[113](S1-最終話 / S4-1)
外交官外務省事務次官特命全権大使を歴任した生粋のエリート。非常に傲慢な性格で、「閣下」と呼ばなければ返事をしない。S1-最終話時には東京都大田区田園調布の広大な屋敷に住み込みの女子大生・川端蘭子[注 111] と二人で暮らしていた[注 112]。人質事件の際は渋谷区松濤に居住していた。
条約局長時代に起きた外務省公邸人質籠城事件では人質にされていた。強行突入の際、自身の横領の罪を告発しようとした外務省職員をどさくさに紛れて射殺し、その現場を目撃した緊急対策特命係隊員も射殺していた。15年後、当時の人質の変死事件の捜査を始めた特命係によりその犯行が暴かれ逮捕された(S1-最終話)。
その後起訴されるも、かつて外務省幹部が犯した公金横領を告発することを条件に司法取引並みの駆け引きで保釈を認めさせた[警 8]。保釈中、奥多摩にある別荘のアイアンハート城で暮らしていた際に秘書の女性と婚約を発表するが、特命係への意趣返しを目的に執事を殺害し、紆余曲折を経て逮捕・再収監された(S4-1)。
朱雀武比古(すざく たけひこ)
演 - 本田博太郎(S3-1、2、3 / S20-1)[114]
S3-1、2、3における内閣官房長官。官房長官室に盗聴器を仕掛けた首相補佐官の沢村久重を首相秘書官の加賀谷秀之が絞殺している場面を見かけ、自身もその殺害に加担した。その後、小野田を教養課課長へ降格させる[115]など裏で手を回して自身の罪を隠蔽しようとするも、右京に罪を暴かれて逮捕された(S3-1〜3)。逮捕直前に警察庁主席監察官・木佐貫功へ手を回して右京を懲戒処分に追い込んだが、最終的には小野田の裏工作で取り消された(S3-4・5)。
その後、懲役18年の判決を下されて2006年から服役していたが、6年もの刑期を残して2018年に仮出所していた。その後は乗馬クラブに勤務し、自ら馬の世話をしている(S20-1)。彼の仮出所に鶴田の関与を疑った特命係の訪問を受けた。話を聞く最中で自身が服役している間に薫が警視庁を退職していた事や、小野田の死を初めて知り、驚いた様子を見せた。また亘とはこの時が初対面であったため、当初は単に薫がイメージチェンジしたものだと勘違いしていた。
坊谷一樹(ぼうや かずき)
演 - 蔵原健[116](S15-1 / S16-13、14)[注 113]
法務省公安調査庁の職員。日下部の密命を受け、ヤロポロクとの関係が疑われる社の身辺調査を行っていたが突如失踪する(S15-1)。
1年半後、瀬戸内の実家「徹正院」の院内墓地から白骨遺体で発見され(S16-13)、特命係の捜査により、恋愛感情から社を付け回していた人物に殺害されていたことが発覚した(S16-14)。
折口洋介(おりぐち ようすけ)
演 - 篠井英介[117](劇場版IV / S16-10)[注 114]
劇場版IVにおける内閣官房副長官。政府内では穏健派である。
S16-10にも登場。圧力をかけて息子の不祥事をもみ消していたことで内閣情報調査室内閣審議官から脅迫を受けており、内調による政府要人への脅迫事件が明るみに出た際には自らその事実を公表し、責任を取る形で辞職した。
鶴田翁助(つるた おうすけ)
演 - 相島一之[118](S18-最終話 / S19-19、最終話 / S20-1、2、3 / S22-19〈回想〉)[注 115]
S18からS20における内閣官房長官。S3時点における内閣官房長官・朱雀の弟子で、「理想の権力者」として小野田を崇拝している。
政府の依頼でディープフェイク映像の研究をさせていた特任准教授の鬼石が桂川を殺害する事件が発生した際、この事態を逆に利用し、鬼石が柾庸子に罪を擦り付けるために作ったフェイク映像が警察に見破れるかどうか試そうと思い、だまし切れれば鬼石に研究を続行させる腹積もりでいたが、特命係に真相を突き止められ、鬼石は逮捕された(S18-最終回)。
IT長者の加西とも癒着していたが、自身がひそかに進めていた国民監視計画を知られたため、朱音静の計画に乗じて内調に雇わせた本物の殺し屋に加西を殺害させた。この件は愛人である庸子が全て罪を被ったものの、右京に「あなたの悪事は必ず暴いてみせる」と挑戦状を叩きつけられ、特命係の抹殺を目論むようになった(S19-19、最終話)。
その後、特命係の上司である峯秋のスキャンダルをでっちあげ、立場を悪化させる事で間接的に特命係に圧力をかける一方、庸子の自殺を偽装して彼女を国外に逃がそうとしていた。しかし庸子の死を訝しんだ中郷が加西の残した「切り札」の鍵を盗み出して特命係に渡したことを知り、ディープフェイク画像で冠城を鍵泥棒の犯人に仕立て上げて逮捕させた上、鍵を奪回した上で栗橋に命じて中郷を始末させた(S20-1、2)。その後、右京の説得の末、自分の居場所がなくなったと観念して自首した(S20-3)。なおS22-19の時点では内閣官房長官のポストには武智淑郎が就いている。
柾庸子(まさき ようこ)
演 - 遠山景織子(S18-最終話 / S19-19、最終話 / S20-1、3)[注 116]
内閣情報調査室カウンターインテリジェンスセンター職員。内調時代の社とは同期であり[注 117]、官房長官の鶴田とは愛人関係にある。
鶴田の指示により、桂川殺害容疑の汚名を被りながら真犯人の鬼石を匿い、研究を続行させようとするが、特命係によって失敗に終わり、犯人蔵匿の罪を問われる。結局彼女は逮捕されたが、自身は政府相手に事を構えたくない内村の判断により釈放された(S18-最終回)。
その後、鶴田から加西抹殺の命を受け、静が殺し屋を雇って加西の殺害を計画したのに乗じ[注 118]、偽情報で特命係の目を逸らしながら、自分で用意した殺し屋を差し向け、加西とSP7名を死に追いやる。逮捕後は鶴田の関与を口にする事なく一人で罪を被った(S19-19、最終話)。
その後は小野田が構築した「証人保護プログラム」を用いて死を偽装し、別人の戸籍謄本やパスポートを取得しパリに逃亡していた(S20-3)。しかし、逃亡前に後輩の中郷がかつて自身が用いた殺し屋に殺害された事を知り、殺し屋を殺害した上で右京たちの捜査に協力し、鶴田や栗橋への復讐を果たした(S20-3)[注 119]
栗橋東一郎(くりはし とういちろう)
演 - 陰山泰[118](S18-最終話 / S19-19、最終話 / S20-1、2、3)[注 120]
内閣情報官[118]。鶴田の腹心の一人。庸子と同様、桂川殺害事件の犯人である鬼石を匿ったとして犯人蔵匿罪として追及されかけるも、その追及を逃れきった(S18-最終話)。その後、庸子の思惑により警察に逮捕される(S20-2)。
袴田茂昭(はかまだ しげあき)
演 - 片岡孝太郎[119](S20-11 / S21-11)
衆議院議員[119]。与党・自生党の政調会長を務める重鎮で、子供政策等に熱心である。自身に関する疑惑を暴こうとした最高裁判所判事を秘書の結城宏に負傷させ、さらには目撃者たちの抹殺も画策した。しかし特命係に真相を暴かれ、さらには結城への殺人教唆の証拠となる発言を右京に録音される。だが、袴田に恩を売りたい社が動き、右京のパソコンから秘密裏に証拠データを抹消させたため、全ての罪を実行犯である秘書に被せて袴田自身は右京の追及を回避した(S20-11、S21-11)[119]
その約1年後、自らが保有する金資産の窃盗予告事件に絡み、右京と再会する[119]。事件解決後、亘に代わって右京の相棒となった薫が息子の茂斗に熱く語り掛けた様子を見て、副総監の衣笠に圧力をかけ、薫が正規の警察官として復帰出来るよう取り計らった。その後、内調に異動した青木から右京が証拠の録音データを取り戻したことにより捜査一課に連行された(S21-11)。
政治家一族の袴田家の入婿であり、妻に頭が上がらない。他人からは出世欲に溢れている様に見られがちだが、清廉潔白であった義父を尊敬しており、若い頃は目指す存在としていた(S21-11)。
結城宏
演 - 弓削智久[120](S20-11 / S21-11)[注 121]
袴田の公設秘書[120]。袴田の意に沿わない最高裁判所判事・若槻正隆を説得しようとした際に突き飛ばしてしまい、若槻が死亡したと勘違いしていた。その様子を録画して強請ってきた人物を殺害したのち、目撃者の男子小学生をも探し出して若槻もろとも監禁したが、右京たちの働きにより袴田の悪事も発覚し、逮捕された(S20-11)。その後、袴田からの生活支援が無いことなどから妻を通じて袴田家を強請っている(S21-11)。
中川
演 - 鈴木壮麻(sideA、sideB)[注 122]
厚生労働省麻薬取締官。

報道関係者 編集

照山
演 - 石橋祐(S3-1、2)[注 123]
帝都新聞首相官邸記者クラブ所属記者。
照本
演 - 石橋祐(S6-16 / S11-12)[注 124]
帝都新聞政治部記者。美和子の先輩である。政界やマスコミの裏事情に通じており、右京にたびたび情報提供を行う(S6-16、S11-12)。
鹿手袋啓介(しかてぶくろ けいすけ[121]
演 - 西村雅彦(S3-1、2、3、最終話 / 劇場版I)[注 125]
院内紙記者。元帝都新聞政治部記者である美和子の先輩。主に政治家のスキャンダルを狙っており、一種のタカリとも評されている。官房機密費流用疑惑を追ったため雛子の秘書が雇った暴漢に襲撃されてしまう(S3-1)が、後に雛子への情報提供者となっている(S6-16、劇場版I)。美和子の浮気相手で結婚直前の関係にまでなった事もあるが、後に破局した(S4開始時)。
大久保康雄
演 - 阿南健治[122](S3-11、13 / S5-18、20 / S6-1)[注 126]
帝都新聞記者。警視庁記者クラブのキャップを務めている[122]。かなり保身的な性格で、部下だった美和子とはしばしば対立していた一方、退社後の美和子から協力を求められていた[122]
守村やよい(もりむら やよい)
演 - 本仮屋ユイカ(劇場版I / S10-5)[123]
「東都通信社」のジャーナリスト。元は東京ビッグシティマラソン爆破予告事件の関係者だった女性。本名は木佐原康江だが、エルドビア反米ゲリラに拉致された兄・ へのバッシングの影響から、父・芳信の判断で「守村やよい」へと名前を変えている。過去の事件に関連した連続殺人事件が起きた際には事件の被害者を訪ねていたことが判明し、事件の重要参考人となる。事件解決後は兄の遺志を継いでNPOの活動に参加することを決意し、特命係に見送られ旅立った(劇場版I)。
帰国後は「東都通信社」の駆け出しのジャーナリストとなり、遭遇した奇妙な出来事について特命係に相談する(S10-5)。
黒崎健太
演 - 内田裕也[35](S14-4、10 / S15-10 / S16-8 / S19-5)[注 127]
日刊トップ記者。前職は東京地検特捜部の検事。亘の法務省時代の同僚だがよく思ってはいない。一方で、捜査二課時代の活躍を知る右京に対しては尊敬の念を表しており、特命係の協力を得て大物フィクサーの逮捕に成功して以後(S14-4)、特命係の捜査に快く協力してきた(S14-10、S15-10)。しかし、公安警察が絡む殺人事件の捜査に協力したことで日下部により高松に左遷されてしまう。その後法務省を退職して「日刊トップ」の記者に転職した。
現実世界での扱い
2020年11月、ニュースサイト「週刊女性PRIME」は、2021年11月の記事の中で制作会社関係者およびテレビ朝日関係者の話として、記者である楓子を演じた芦名星の没後、本作に記者役が必要だということで、ファンから人気の高い黒崎が検事から日刊紙の記者に転身することを伝えた。また、同サイトはテレビ朝日関係者の話として、黒崎の転身が芦名の代役ではなく、当初黒崎はS19-8に登場する予定だったが、S19-5に前倒しになったことを伝えている。[35]
鷹島瑤子
演 - 小森郁子(S14-10 / S15-7)[注 128]
テレビ局のニュース番組アナウンサー。
八津崎奨
演 - 橋本拓也[124](S16-最終話 / S17-1 / S18-最終話 / S19-1)[注 129]
葉林社「週刊フォトス」の編集長。風間楓子の上司。
森尾淳史
演 - 古山憲太郎(S18-17 / S19-7)[注 130]
「月刊プレス」の編集長。
岡元文彦
演 - おかやまはじめ(S19-5、11)[注 131]
「日刊トップ」の編集長。

法曹関係者 編集

浅倉禄郎(あさくら ろくろう[125]
演 - 生瀬勝久[126](PS2 / S1-5 / S2-1、2、10、最終話 / S3-18)(幼少期:下城正義 〈PS2〉 / 少年期:関口龍之輔 〈PS2〉)
東京地方検察庁刑事部検事。亀山夫婦の大学の同級生であり、無二の親友だった男である。旧亀山時代のゲストを代表するシリアルキラー。
厳しい取り調べで犯人を落としたり、研修時代には次長検事に真っ向から意見するなどしていたため、次長検事からは目を掛けられていた。
自分が「不義の子」であることがトラウマとなっており、売春に手を染めていた母親を幼少期に、自身の婚約者を7年前にそれぞれ殺害している。婚約者の件を切っ掛けに娼婦に対する殺意が目覚め、連続殺人犯「平成の切り裂きジャック」として犯行を重ねたが、特命係にその正体が露見して逮捕された(PS2)。
S2で死刑判決を受け東京拘置所収監されるが、二度に渡る脱走の末、千葉県の海岸で断崖から投身自殺を図り、一時期行方不明となってしまう(S2-1、2)[127]。奇跡的に助かったものの、記憶喪失となり、ホームレスとして生活し始める。その約半年後に発見されて再収監されるも、記憶が完全に戻ることは無く、最期は拘置所内で次長検事の教唆を受けた刑務官によって殺害されてしまった(S2-最終話)。
死後、記憶喪失時に娼婦の遺体の入ったトランクを運んでいた事実が判明し殺害容疑をかけられたが、薫の尽力により無実が証明された(S3-18)。
武藤かおり
演 - 松下由樹[126](S1-8 / S2-1、2、最終話 / S6-9 / 劇場版I)
武藤法律事務所の弁護士[126]。亀山が逮捕した強盗犯の弁護人を務めたことで特命係と知り合い(S1-8)、自身が担当した裁判を通じて特命係とたびたび遭遇することになり、S2序盤では浅倉の担当弁護士という建前で特命係との連絡役を務めた。
三雲法男
演 - 石橋凌(S6-1、最終話)[128]
裁判官。担当した裁判において社会的弱者に有利な判決を下すことが多く、マスコミからは「司法の良心」と呼ばれている。
試験導入された初の裁判員制度による公判の裁判長を務め、周囲に対しては裁判員制度に賛成だと語っていたが、本心では「人を裁いていいのは、裁く覚悟がある者だけ」という理由で反対していた。制度にダメージを与えることを狙い、担当裁判員の個人情報を匿名で新聞記者に漏らしたが、それが遠因となって記者が裁判員を事故死させる事態を引き起こしてしまう。特命係は記者の逮捕には成功したが、証拠不十分のため三雲の検挙には至らなかった(S6-1)。
彼が裁判員制度に反対する大きな背景は、若手時代に担当した「品川母娘放火殺人事件」の公判において、個人的心象では被告人が無実であると思っていたものの、裁判自体は被告人有罪の死刑判決が下される形で結審したことが心残りとなっていたためであった。この被告人が獄中死した後新たに起こった事件関係者の殺害事件について、右京に押し切られて証拠不十分の段階で被疑者宅の捜索差押令状を発付し、その責任を取って裁判官を辞職。弁護士への転身もせずに法曹界から去った(S6-最終話)。
なお、この退場劇について小野田は「優秀な裁判官が1人いなくなった」と惜しがった一方で、礼状発付の件は本来なら決して認められない行為であることから「形の上では辞職でも、実質的には懲戒免職と何ら変わらない」と断じた(S6-最終話)。
常盤克信
演 - 伏見哲夫(S6-1、最終話)[注 132]
法務省司法調査部部長。
瀬田宗明
演 - 渡哲也[129](S7-10 / S10-2)
弁護士。社会的弱者の立場を案じて数多くの国家賠償訴訟に携わっていた正義感あふれる人物で、民間人閣僚として法務大臣に登用されていた(S7-10)。在任中、息子が巻き込まれたテロ事件の背景に自らが関わった公害訴訟が関係していたことを知ると法務大臣を辞任し「小さな声なき声に耳を傾けて手を差し伸べるため」弁護士に戻った[129]
倉田映子(くらた えいこ)
演 - 鶴田真由[130](S15-8 / S16-1〈回想〉 / S17-15)
東京地方検察庁の検事。法務省時代の亘の同期。検事時代はその有罪率の高さから「100%の女」の異名を取り、批判の多い検察の変革を目指す正義感あふれていた。
しかしある時、担当した裁判の結果に不満を持つ関係者から絞殺されかかって以降、官給品である風呂敷を「首を絞められる物」というイメージから使えなくなり、定期的なカウンセリングも欠かせなくなったが、周囲から見下されることを恐れてそのことを伏せていた。ある殺人事件を担当した際、自身の通院の事実を隠すため証人に証言を変えさせるという不法行為を行ったことがあり、その事実を特命係に暴かれて自ら職を辞した(S15-8)。
その後、ホワイトリーガル法律事務所の弁護士に転身。経産省官僚殺害事件において被疑者の弁護人を買って出て、検事時代に担当した機密漏洩事件の真相を突き止めようと画策する。同じく捜査を始めた特命係と共に真相を突き止め、自身が有罪にした機密漏洩事件の被告人の冤罪を晴らした。しかし、過去の事件で自身が真犯人の狙い通りに動かさせられていたことが判明したため、亘から「99%の女」と呼ばれた(S17-15)。
連城建彦(れんじょう たけひこ)
演 - 松尾諭[131](S15-16 / S16-6 / S17-6 / S18-17、19 / S19-7)
連城法律事務所の弁護士[131]。北の弁護を担当しており、彼の脱走事件を通じて特命係と出会って(S15-16)以来、特命係と浅からぬ因縁を持つ。
頭が切れ弁護士としては優秀だが、裁判をゲームのように楽しむ不遜な人物である。また記憶力には絶対の自信を持ち、守秘義務の観点から、留置場での手紙のやり取りは一切行わず、その抜群の記憶力により内容を諳んじて相手に伝えるという方法をとっている。
右京をモンスターと呼び互いの優秀さを認め合っている。
中郷都々子(なかざと つづこ)
演 - 織田梨沙[132](S19-19、最終話 / S20-1、2)
「エンパイヤ・ロー・ガーデン」弁護士。庸子とは同郷の幼馴染の間柄である。弁護士らしからぬギャル風の派手なファッションで着飾っている。
出雲狙撃事件に関する口止めとして、加西から静への金の流れを段取りした。この買収行為で物証を残してしまい、倫理規定違反を問われそうになったため、責任を取り事務所を辞めた(S19-19、最終話)。
その後、庸子が鶴田を庇って簡単に殺人教唆を認めたのを疑問に感じていたところ、彼女が自殺した事を知る。納得できず、生前の加西が「切り札」と言って三門に預けていた鍵が鶴田の弱みにつながると考え、鶴田に真相を問い質す交渉の材料として鍵を盗み出して特命係に調査を依頼するが、それが鶴田の逆鱗に触れる結果となり、自殺を装って殺害された(S20-1)。
三門安吾(みかど あんご)
演 - 山田明郷(S19-19、最終話 / S20-1、3)[注 133]
「エンパイヤ・ロー・ガーデン」所長。
階真(きざはし まこと)
演 - 辻本祐樹(S20-1、2、3 / S22-9、10)[133][134][135]
東京地検検事。暴力団嫌いで「ヤクザは社会のクズ」と公言して憚らない[135]

財界関係者 編集

桂川宗佐(かつらがわ そうすけ)
演 - 村上新悟[136](S18-1、2、9、最終話)[注 134]
東亜ダイナミクス社長。防衛技術振興協会の副会長も務めている。同協会の顧問に就任した雛子と共に行動し、「日本は強くあらねばならない」との信念の元、武器輸出推進の旗振り役を担っていた(S18-1、2)。自社の製品をサルウィンの武装勢力に提供し、それがドローン爆弾としてテロに利用されていたことが発覚して失脚する(S18-9)。
その後社長を辞任し会社も倒産に追い込まれたが、起訴は免れ、新会社・桂川コーポレーションを立ち上げて表舞台への復帰を狙っていたさなかに、自宅で殺害された(S18-最終話)[137]
加西周明(かさい しゅうめい)
演 - 石丸幹二[138][139](S19-1、2、19、最終話 / S20-1、2、3)
IT長者。事業で築いた巨万の富をバックに自由奔放に暮らしており、「人間は金次第で何でもする」と考えている。また、内閣官房長官の鶴田とも癒着していた。
仮想国家「ネオ・ジパング」を設立し、その国王として国民(ユーザー)に多額の金品を振る舞う気前の良さで知られていたが、裏では、金で釣った相手に危険な行為や犯罪をさせて楽しんでいた。その一環として出雲の銃撃を静に命じ、特命係の捜査の手が伸びるが、衣笠を介した鶴田の計らいにより逮捕は免れる(S19-1、2)。
その後、静の雇った殺し屋に命を狙われたほか、自分への影響や国民監視計画を知られたことに焦った鶴田から静の計画に乗じる形で本物の殺し屋を差し向けられ、食事中の一酸化炭素中毒事故を装い殺害された(S19-最終話)。
なお、加西本人は、鶴田の国民監視計画に関する秘密を仮想空間内に隠しており、右京はアバターとして残っていた加西の姿を借り、秘密抹消のために侵入してきた鶴田と対決する(S20-1、2)。
現実世界での扱い
演者の 石丸幹二は、本作への出演に当たり、印象に残る役作りをしようと意気込んだ[139]。また、台本を読んだ際、頭はさえるが金しか信じない自己中心的な人物だと感じたという[139]

教育関係者 編集

三上冨貴江(みかみ ふきえ)
演 - とよた真帆[140](S16-最終話 / S17-1、2)
成林大学経済学部経済学科教授。国家公安委員も務める[140]。峯秋とは旧知の間柄。
夫から義父の殺害を告白された際、保身欲から事件の隠蔽工作を図り、警察を撒いたものの、右京の作戦により遺体の存在を暴かれ、死体遺棄容疑で逮捕された(S17-1、2)。また、鑓鞍の意向により国家公安委員も辞任することになるが、右京が殺害事件の「本当の真相」を暴いた後で面会に来た峯秋から「私は以前は、躓いた人間はもう終わりだと思っていたが、今はそうではなく、やり直すことが出来ると思っている」と、冨貴江と同じく法で裁かれる側に立たされた息子の享に因んだ言葉を掛けられた(S17-2)。
磯部昭夫(いそべ あきお)
演 - 真山章志(S20-12 / S21-8)[注 135]
慶明大学日本史学教授。右京からは古美術関連の事件の調査で頼られている。

芸能関係者 編集

倉本雄一[注 136]
演 - 小宮孝泰(S1-3 / S22-16)[注 137][141][142][注 138]
落語家。芸名は橘亭青楽(たちばなてい しょうらく)で右京達からもそう呼ばれている。真打に昇進したが、元アイドルの妻・美奈子を脅迫していた男を殺害して特命係に逮捕された(S1-3)。出所後、刑務所でのボランティアなどを行いながら落語を続け、復帰公演を開けるまでに至ったが、交流のあった受刑者の服役する原因となった事件に関わったがために、公演を前に誘拐されてしまい、特命係に助けられた(S22-16)。
倉本美奈子(くらもと みなこ)
演 - 大西結花[143](S1-3 / S22-16)[注 139]
元アイドル。芸名は「荻野美奈子」で薫は大ファンであった。麻薬所持疑惑で芸能界を引退した[143]。その後雄一と結婚するも、彼が真打に昇進したのを切っ掛けに、過去の不祥事を知る男に脅迫され、青楽が男を殺害してしまう(S1-3)。それでも別れることなく青楽を待ち続け、夫の出所後も、落語家復帰のため献身的に支えている(S22-16)。家族料理「美奈子」の女将も務めている。

医療関係者 編集

内田美咲(うちだ みさき)
演 - 奥貫薫[144](S4-4、5 / S5-5)
精神科医犯罪心理学者[144]。恵和医科大学教授[注 140]。かつて殺人容疑をかけられ心神喪失となっていた患者のカウンセリングをしていたことで特命係と知り合い、患者や助手の安斉が犯していた連続殺人事件に巻き込まれることになる(S4-4、5)。その後、東京医療大学付属病院に転職。二人の本性を見抜けなかったことを悔いており、安斉が殺害された事件を機に辞職を考えたが、特命係の説得により思いとどまった(S5-5)。
安斉直太郎(あんざい なおたろう)
演 - 高橋一生[144](S4-4、5 / S5-5)
内田の助手[144]。カウンセリングを行っていた連続殺人犯に魅了されて逆転移を起こし、後継者として同じ手口で連続殺人を犯していたが、その事実を特命係に突き止められ逮捕された(S4-5)。逮捕後は精神鑑定で心神喪失による刑事責任能力なしとの鑑定結果により、不起訴処分となって釈放され措置入院(強制入院)処遇となり、罪に対する意識も芽生えたが外出訓練中に被害者遺族の一人に殺害された(S5-5)。

その他企業関係者 編集

奥村光良
演 - 金井勇太(S8-17 / S10-14)
池谷隆平
演 - 三宅弘城(S8-17 / S10-14)
山崎正一
演 - 松本実(S8-17 / S10-14)
鈴川管工社の元社員の三人組。一番後輩で優柔不断な上に気が弱い奥村、三人組の先輩かつリーダー格で、先のことに対して楽観的な大雑把な性格の池谷、競艇や麻雀といったギャンブル好きの山崎と、性格はバラバラだが仲が良い。
勤務先の鈴川管工社が倒産してしまい、それぞれ金銭難で悩んでいた時に、ある民家の地下に大金があることを奥村が聞きつけたことを発端にその民家の隣の空き家に侵入、その隣家で掘った穴を通じて大金を奪おうとしていたが、同じく大金を狙っていた同家の住人に逆に拘束され生き埋めにされかけてしまう。最後は事件を見破った特命係の活躍により救出され、三人共々逮捕された(S8-17)。
出所後、奥村は友人が社長を務めるIT企業会社の役員、池谷は喫茶店の雇われマスター、山崎は同じ刑務所仲間と共に借金の取り立て屋とそれぞれの生活を送っていたが、特命係が内村の私用で探していたとある人物を介して犯罪に利用され、事件解決後に連行された(S10-14)。
朱音静(あかね しずか)
演 - 日南響子[138](S19-1、2、19、最終話)
繊維会社勤務。仮想国家「ネオ・ジパング」で出会った加西の依頼を受けて出雲を銃撃するが失敗に終わり、6億円の報酬を貰い損ねる。その話を聞いた恋人の幸矢が加西に、せめて半分の3億を寄越せと直談判したところ、「ネオ・ジパングの大道芸人と同じように高層ビルを登り切ったら3億円やる」と言われ、挑戦するも失敗して転落死してしまう。捜査の手が伸びる中、幸矢の母・蒔子を巻き込んで、幸矢が出雲を銃撃したかのように偽装を目論むが、右京に看破され逮捕される(S19-1、2)。
当初は加西に教唆された旨を自白したが、弁護士事務所を通じて加西に再び6億円で買収され、「加西は関係なく自分の単独犯行」と証言を翻した。その報酬で、蒔子に密かに依頼して加西を暗殺する殺し屋を雇わせる(S19-最終話)。
万津幸矢
演 - 櫻井圭佑[139](S19-1、2、19〈回想〉、最終話〈写真〉)
元派遣社員。ビルから転落死した。

暴力団関係者 編集

向島茂(むこうじま しげる)
演 - 正城慎太郎[145](S4-19 / S6-11、12)
城代金融の幹部。城代金融は10年前ではあからさまな、初登場時はあからさまでない暴力団。死に追いやった男の妻だった幸子を愛人として囲っていたが、真相を知った彼女に撃たれてしまう[145]。一命は取り留めたものの[注 141]、右京らの活躍によって犯罪が暴かれたことで再捜査が行われた結果城代金融は崩壊した(S4-19)。その後はある女受刑者の口封じを企む人物の計画に加担し、幸子に復讐する目的で護送車襲撃事件を起こすが、実際は最初から彼女に復讐する気は更々なく、幸子の逃走を見逃し、その後駆け付けた伊丹ら捜査一課に逮捕された(S6-11、12)。
上述通り城代金融は2005〜2006年の間に組織としては崩壊したが、一斉摘発前後に香港に逃亡した者もおり。中には別件の重要参考人である元構成員が台湾に高飛びを図ろうとして未遂に終わった事案も存在した。(S5-14)
田村秀明
演 - 児玉貴志(S4-19 / S6-11、12 / S10-12 / S16-16)
城代金融の構成員。向島の部下(S4-19)。向島が計画した幸子への復讐に関わり共に護送車襲撃事件を起こすが、幸子の説得を受け改心。事件の黒幕を撮影し恐喝に及ぶが、返り討ちにされてしまった(S6-11、12)。出所後も幸子を慕うも、本人からはたびたび一蹴されている。
桑田圓丈(くわた えんじょう)
演 - 大石吾朗(S19-1、10 / S22-9)[注 142][146][135]
広域指定暴力団「扶桑武蔵桜」組長[135]内村と癒着しており、警察に情報を渡す代わりに組の活動を目こぼししてもらう間柄だった(S19-1)。贋作絵画の販売を収入源の一つにしていたが、それに関わる事件で重傷を負って臨死体験したことで人格変貌した内村から、絶縁を宣告される(S19-10)。[146][135]
若頭の鬼丸が青年実業家の弓生崇智に殺害される事件が発生し、報復しようと逸る虎鉄や虎太郎を制しつつ、暴対法で身動きの取れない現状から組の解散を決意する[146]。しかし自ら鬼丸の仇を取ろうと通夜の席で弓生を射殺しようとするが、右京や伊丹らに阻止され逮捕される(S22-9)[135]
鬼丸播磨(おにまる はりま)
演 - 三国一夫(S19-1、10 / S22-9)[135]
「扶桑武蔵桜」若頭[135]。資金繰りに行き詰まった弓生の会社に出資して窮地を救う代わりに、毎月礼金を要求していた。金額の吊り上げを巡ってトラブルになり、弓生に殺害される(S22-9)。
虎鉄(こてつ)
演 - 鳥谷宏之(S19-10 / S22-9)[147][135][注 143]
「扶桑武蔵桜」若頭補佐。贋作工房で描かせた絵画を、情婦の四条真奈美が営む画廊で販売し、組の資金源にしていた(S19-10)。鬼丸が殺害された事件で、仇を取るべく密かに拳銃を入手していたが、桑田に見抜かれて拳銃を没収された(S22-9)。
虎太郎(こたろう)
演 - 田中俊介(S19-1、2、10 / S22-9)[135]
「扶桑武蔵桜」組員。鬼丸が殺害された際には、勝手な真似はするなと桑田や虎鉄に釘を刺されていたにもかかわらず、独断で弓生をつけ狙う(S22-9)。
松井
演 - 渡洋史(sideA、sideB)
暴力団を破門になった元構成員。合成麻薬の急性中毒死で発見された。
平井久美
演 - 福崎那由他(sideA、sideB)[注 144]
松井と同じ暴力団員。右京が遭遇した頭が良くて周囲と孤立していた青年。
高木宇宙(たかすぎ そら)
演 - 石川雷蔵(sideA、sideB)
松井と同じ暴力団員。薫が遭遇した父親が蒸発した青年。

その他反社会勢力 編集

本多篤人(ほんだ あつんど)
演 - 古谷一行[148](S8-1 / S9-最終話 / S14-10)
元テロリスト。かつて左翼過激派のテロ組織「赤いカナリア」の大幹部として1970年代に大々的なテロ活動を行っていた。爆弾についてはプロ級の知識と技術を持ち、また国外逃亡中に紛争地帯に潜伏していた経緯から戦闘術にも長けている。
かつては「伝説の革命戦士」として名を馳せていたが、紛争地域での体験からテロリズムによる革命を無意味なものと悟るようになり、自分の行いに後悔の念を抱くようになっていた。しかし、左翼運動の復活を企む人物から娘の茉莉を人質に日本でのテロ活動を強要されると帰国、後にその首謀者が彼女であると知ると、学生時代からの旧知である小野田に自身と引き換えに茉莉の釈放を認めさせて逮捕された(S8-1)。
逮捕後死刑が確定し東京拘置所に収監されていたが、政府に対して「赤いカナリア」による脅迫が行われると、取引のために死刑執行が行われたことにして秘密裏に釈放される。その後茉莉もろとも「赤いカナリア」の残党絡みの事件に巻き込まれるが、その事件解決後に全てを公表するために特命係の協力を得てマスコミを呼び、自らの生存を公にすると共に警察に出頭した(S9-最終話)。
事件後超法規的措置により「木本遼一」と名前を変えて生活していたが、復讐を企む青年たちに触発され再びテロを計画する。東京都民を人質に、内閣官房長官を標的とした爆弾テロを宣言するがSPの銃撃を受け息を引き取った(S14-10)。
早瀬茉莉(はやせ まり)
演 - 内山理名[148](S8-1 / S9-最終話 / S14-10)(幼少期:池田心雪〈S8-1〉[注 145]
本多篤人の娘[148]で、区役所職員として働いていた。
父がテロリストであることが原因で幼少の頃からいじめに遭い、加えて公安からも「本多と接触しうる人物」として母共々マークされており、それでも父を英雄として語る母の言葉もあってヒーローとして敬慕していた。その彼が今までのテロ活動を後悔していることを知ると、篤人を信奉する者達と共謀し「本多が後悔しているテロ活動を再び起こさせる事」で彼への復讐を果たそうと計画する。真相を暴いた特命係により共謀者共々身柄を一旦拘束されるが、小野田と篤人の取引により釈放された(S8-1)。
その後、本多が絡むテロ事件に巻き込まれて警視庁内に拘束(実態は小野田の計画に基づいた「保護」)され、最終的には小野田の死によって事実上先の取引が消滅した結果として一度は見逃された先の事件について取調べを受けた(S9-最終話)。この事件を通じて篤人と数十年ぶりの親子の再会を果たし、「直に接した事でかつての憎しみは消え、親として慕う気持ちが芽生えた」と告白している。
事件後は篤人と同様に「木本百合」と名前を変えて生活していたが、不治の病に冒されてしまう。復讐を企む青年たちと出会ったことで篤人に再びテロを起こす事を願い、息を引き取った(S14-10)。
藤原久美子
演 - 松本海希(整形前:S19-最終話)[注 146]松本享子[149](整形後:S20-1、2、3)
殺し屋。内閣情報調査室から仕事を請け負っている。「藤原久美子」は加西殺害の際に名乗った名前であり、本名や詳しい素性は栗橋や庸子も知らない。
庸子の命により加西宅に出張料理人として潜入し、加西とSP全員を食事中の一酸化炭素中毒事故を装って殺害した(S19-最終話)。殺害後は姿を眩まし整形手術や肉体改造を経て外見を変えるが、時折見せる無気味な笑顔に面影が残っている。栗橋に依頼されて右京らを尾行し、鶴田の秘密を探ろうとした中郷を始末するも(S20-1、2)、彼女自身も他殺体となって発見された(S20-2)。その後、庸子が中郷の復讐にして殺したことが判明する(S20-3)。

特命係の知人 編集

ヒロコ
演 - 深沢敦(S1-3、6 / S2-20 / S3-17 / S5-18 / S6-13 / 劇場版I / S18-18 / S19-15 / S21-15)[注 147][150]
薫の知人。初登場時は焼肉屋を営んでいたが、それ以降は都内でゲイバー「薔薇と髭と...。」を経営している(S1-6)[注 148]。新宿で発生したとある事件の聞き込み捜査中に薫と知り合う(S1-3)[注 149]。S2-20で右京とも面識を持つようになった。以降もたびたび特命係に事件の相談を持ち掛けたり目撃者になったりしている。自身の愛犬が関わった事件で「花の里」に訪れた際にたまきや美和子とも知り合い(S6-13)、マラソンに参加した彼女たちの応援に駆けつける程の仲になる(劇場版I)。
それから約12年後、右京に連絡を取り、お気に入りの常連客が巻き込まれた強盗傷害事件の捜査を私的に依頼した(S18-18)。なお、この時点で薫の後に右京の相棒となった人物を知らず、当時の相棒である亘を「薫ちゃんの代わり」や「無駄にイケメン」と呼んで少し警戒している[150]。また、特命係に近づく女性もライバル視しており、茉梨に対してライバル宣言をしたほか、出雲のことを「おかちめんこ」呼ばわりしていた[150]
薫の帰国も把握していたが、店へ挨拶に来てもらえなかったことから薫にドッキリを仕掛けて再会しいっしょに死体発見した殺人事件の解決に貢献した。(S21-15)[150]
現実世界での扱い
演技
12年ぶりの登場となるS18-18において、演者の深沢は、ファンに受け入れられるよう、演技に当たっては12年間ちゃんと暮らしてきたことを思わせるようにしたと本作のスタッフブログ内のインタビューの中で語っている[151]
反響
ファンの間では「ヒロコママ」として親しまれており、S21-15放送前にはSNSで視聴者からの反響が飛び交い、Twitterでトレンド入りする事態となった[152][153]
ライターの久保田ひかるは「リアルサウンド」に寄せた記事の中で、ヒロコの強烈なキャラクター性について触れ、通算で20年(2023年時点)演じてきた深沢の「変わらなさ」も見事だと評価している[150]
若杉栄一
演 - マギー(S2-7、15、16 / S3-16)[注 150]
薫の知人で、登場回ごとに職業は異なる。妻は真子。薫に恩義を感じており、自身の生まれてきた子供に薫子という名前を付けた。かつて東京で借金取りをしていた頃に薫に逮捕され、夫婦共に彼に世話になっていた。更生して故郷の北海道で暮らしていたが、再び上京して友人と事業を立ち上げるも失敗し借金取りに戻ってしまう。離婚の危機に陥ったうえ事件にも巻き込まれるが、特命係によって助けられた(S2-7)。その後は再び故郷に戻りタクシー運転手の職を得ており、北海道を訪れた特命係の捜査に協力した(S2-15、16)。その後、地元商工会議所の仕事で上京してきたが、爆弾犯にスケープゴートとして利用され強盗事件を起こさせられるという不運に見舞われる(S3-16)。

その他の犯人 編集

阿部貴三郎(あべ きさぶろう)
演 - 武野功雄(PS1 / S3-13)
前科3犯の凶悪犯。指名手配中に薫に発見されて逮捕されそうになるが、逆に銃を突きつけて彼を人質にし、大衆食堂に立てこもった(PS1)。その後、所轄署地域課の警察官の変死現場を目撃してしまい、その殺害犯として疑われた(S3-13)。
田端甲子男(たばた きねお[154]
演 - 泉谷しげる(S1-1 / S2-最終話)
自称「模範的一般市民」。東京大学卒業。日頃の警察の不祥事を憂いて警視総監に向けて何度も手紙で訴えたが、返答が全くないことに業を煮やし、ダイナマイトを携えて薫を人質に警視総監室に立てこもった末に、右京や薫の機転によって逮捕された(S1-1)。後日面会に訪れた右京から、警察庁長官からの誠意ある手紙を示されて感服する。その後は「日本の裁判制度をとことん体験したい」という理由で有罪判決を受けても控訴を続けている(S2-最終話)。
三好倫太郎 (みよし りんたろう)
演 - 蟹江敬三[84](S1-7 / S6-14)
殺人事件の犯人。カクテルバー「リメンバランス」の店長を務めていたバーテンダー[84]。「全てのカクテルには客の思い出がある」という信念を持っている。缶入りカクテルの商品化により経営危機を乗り切ろうとした経営者と対立し殺害してしまうが、後に右京の追及によって逮捕された(S1-7)。仮釈放後は服役中に懇意にしていた以前の顧客からの打診を受けて顧客がオーナーを務めるシガーバー「Cask」の3号店「CaskIII」の店長を任されていたが、自身の過去を雑誌で公表しようとした評論家を殺害した疑惑を向けられた(S6-14)。
北一幸
演 - 野間口徹[155](S14-12 / S15-16)
連続殺人犯。表向きは「北司法書士事務所」の司法書士だが、その裏には好みの女性の顔を切り刻むシリアルキラーであり、初登場時には既に6人を殺害している。
7人目の標的として矢島さゆみの殺害を企図するも、他の人物がさゆみを殺害した現場に遭遇。「人助け」のために真犯人を逃し、代わりに自ら出頭したが、陣川や特命係の活躍によって真相を暴かれ犯人隠匿の罪で再逮捕された(S14-12)。
その後は末期ガンの治療のため入院していたが、監視役の潮崎刑事と共謀して病院を脱走する[155]。彼の個人的な復讐を手助けするために再び連続殺人を起こすが、潮崎の共謀を暴き潜伏先に辿り着いた特命係によって再び逮捕された(S15-16)。
平井貞夫
演 - 風間杜夫[156](S15-4 / S20-15)(少年期:山下心煌〈S15-4〉)
詐欺師。山形県出身。表向きは「NPO法人青空らくだの会」の代表として地域住民の悩みに乗り、裏では女房役の尾形留美子と組んだ美人局をはたらいていた。「俺達の商売は人間同士の駆け引きで稼ぐ事に意義がある。」という詐欺師としての矜持を持ち、振り込め詐欺を見下している。
ひったくりの現場で被害者の山形訛りを聞いて思わず助けながらも去ったことで、同じく居合わせた右京に目をつけられ、やがて詐欺も発覚して逮捕される。被害者を助けたことを後悔しつつも、しかしその人助けは間接的に連続殺人犯の魔手から平井の命を救う形になっていたため、右京に慰められた(S15-4)。
その後は刑期を終え、板橋区のマンション「第一城谷レジデンス」の管理人に就職するも、マンションで起きた男性転落死事件の映像に平井が映っているのを青木が動画投稿サイトから発見したことで[注 151]、特命係と再会。時を同じくして、かつての詐欺師仲間・工藤丈治に脅され、消えた覚醒剤探しを手伝うよう強要されるが、密かに思いを寄せていたマンション住民女性・桜田美月が巻き込まれそうになったため、特命係と協力し事件解決に貢献した(S20-15)。
遠峰小夜子(とおみね さよこ)
演 - 西田尚美(S17-6 / S18-17 / S19-7)(少女期:佐々木告[157]〈S19-7〉)
女詐欺師。「平成の毒婦」として世間を騒がせた。[131]。黒真珠養殖の投資詐欺をはたらき、返金を迫った出資者3名を次々に殺害した連続殺人容疑で東京拘置所に拘留されていた(S17-6)。
人の顔を一度見たら忘れない「相貌認識能力」と巧みな話術に優れている[131]。相貌認識能力を用いて様々な中年独身男性に接触し、話を合わせていた。彼女の話術は右京でさえも術中に嵌まる程で、拘置所の中にいながらも特命係を自由自在に動かしている。外部にも支援者が多く、雑誌に寄稿した際には祝賀広告がつく程である(S18-17)。少女時代、母親に嘘を吹き込んで意図的に両親を不和に導いた末に、母親を死に追いやったらしきことが、回想で示唆されている(S19-7)。

その他の被害者 編集

斎藤英彦[注 152]
演 - 黒沼弘己(S2-1、2、最終話)
東京拘置所の刑務主任。一度浅倉にしてやられた事を根に持ち、後に彼に因縁を付け、蹴る等の暴行を加えていた。また、同じ刑務官である中津一義を苛めており、彼から怨まれていた。脱獄を目論んだ浅倉によって気絶させられ、その報復として中津に絞殺された(S2-最終話)。
ヤロポロク・アレンスキー
演 - ユーリー・B・ブラーフ[158](S13-1 / S16-14)[注 153][注 154]
ロシアの対日工作員。ロシアンタイム誌東京支局局長として日本に在住し、7名の日本人を協力者に仕立てたヒューミントを行っていたが、本国ロシアで発覚した汚職の追及を受けるとアメリカへ亡命する。その際協力者7名の情報を提供したことで、内閣情報調査室長による連続殺人事件の発端となってしまう(S13-1)。
内調時代の社と深い関係にあったことが示唆されており、作中で度々その存在を匂わせていた。実は亡命後も日本に潜伏しており、後にロシア当局の依頼を受けた人物により殺害されていたことが判明した(S16-14)。
新崎芽依(しんざき めい)
演 - 朝倉あき(S16-9 / S18-17)[131]
キッチンカー「バンドワゴン」の店主。毎週水曜日にはタコライスを販売している。亘も同店の常連客となり通いつめていた。先天性の相貌失認のため人の顔が識別出来ない[131]ため、服装や匂い、音などで人を識別している[注 155]。事件の重要人物として犯人に命を狙われるが、特命係によって救われた。事件解決後、実家に戻り相貌失認の事を打ち明けて家族の理解を得てから改めて出直すことを決めた(S16-9)。
その後、一度出身地の岐阜県に戻り、再び東京で移動パン屋「手作り焼きたてパン ネコの耳」の経営を始めるが、特命係を敵視する小夜子の差し金により[注 156]、連続殺人犯に拉致される。無事救出されたものの、亘は彼女を危険にさらさないため二度と近づかないことを決意した(S18-17)。

その他 編集

吉田一郎
演 - 松尾貴史(S2-13 / S11-7 / S13-1)
公園に住んでいるホームレス。偏屈な性格だが、教養があって特に子供たちには懐かれており、「一郎君」と呼ばれている。失踪した少女と仲良くしていたことから聞き込みに訪れた特命係と面識を持ち、事件解決にも関わった(S2-13)。10年後、廃墟で発見された白骨死体の身元捜査をしていた右京と偶然再会し(S11-7)、以後もたびたび交流を持つようになる(S13-1)。
蓮妙(れんみょう)
演 - 高橋惠子(S3-最終話 / S16-13、14)[159]
尼寺「慈妙院」の庵主。兄弟弟子である瀬戸内とは親しく、彼の仮釈放に際しては身元引受人となった(S16-13)。
遠山ちず
演 - 前沢保美(S4-2 / S8-18)
西東京市にある「オリエントマンション元町」の管理人。懇意にしている住人の殺人事件の解決に協力したことで特命係と知り合った(S4-2)。
現実世界での扱い
演者の前沢保美は別役での出演が多く、相棒スタッフブログではセミレギュラーにたとえられている[160]
矢木明(やぎ あきら)
演 - 高橋克実(S5-10 / S10-11 / S22-6)
チャンドラー探偵社」を一人で営む私立探偵。推理小説マニアであり、愛読している作品の探偵にちなんで「マーロウ矢木」や「サム・スペード矢木[注 157]」と自称し、古風なハードボイルド派を気取っている。出で立ちもボギーばりに中折れ帽トレンチコートを身に着け、バーボンギムレットを愛飲。浮気調査のような一般的な探偵の仕事以外にも、引越しの手伝いからペット探しまで行う何でも屋のような仕事も引き受けておりいずれ仕事に対しても有能さは確かである。以前は戸越銀座で活動していたが、現在は西日暮里に事務所を構えている。事務所内には間取りと家具を利用した隠しスペースを作っている。
一見すると冴えない風貌だが、実際は頭の冴えた人物である[161]。ギャルやホームレスなどの様々な人に慕われている。常に飄々とした態度でいるが、「依頼人との約束は何があっても最後まで守る」という強い信条を持っている。
複数の事件において特命係と協力し、事件解決に貢献した。
現実世界での扱い
高橋は以前にレギュラー出演していた裏番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』(フジテレビ)が終了したことにより『相棒』への出演が実現した(『刑事マガジンV』より)。高橋自身は「テレ朝POST」に寄せたコメントの中で思い入れのあるキャラクターとしている。また、3度目の登場となるS22-6で着用したコートは初登場回であるS5-10の撮影の時から用いられたものと同じである。[161]
磯部
演 - 梨本謙次郎(S5-11、最終話)
お台場にある「ホテルアマゾン」の支配人。ホテル内での籠城事件(S5-11)を通じて特命係と顔見知りとなり、その縁から特命係に協力している。
リサ
演 - はるな愛(S6-13 / 劇場版I)
ゲイバー「薔薇と髭と...。」従業員。ヒロコの飼い犬「マリリン」の元飼い主。
江波和江
演 - 山本道子(S7-11 / S18-6、最終話〈回想〉)[注 158]
神奈川県川崎市麻生区の藤堂家の家政婦。藤堂家の令嬢が関わる誘拐事件を通じて右京と知り合った(S7-11)。その後は花畑管理サービスの従業員に転職し、事件解決後も右京とは連絡を取り合っている(S18-6)[162]
万津蒔子(よろづ まきこ)
演 - 松永玲子[138](S19-1、2、19、最終話)[注 159]
万津幸矢の母。嘘をつく事が苦手な、正直で純朴な女性。幸矢が転落死した報せを受けて上京、親身になって世話をしてくれる幸矢の恋人・朱音静に信頼を寄せてゆく。幸矢が隠していた拳銃を発見し、恐れおののいて自首するも、実は出雲を銃撃した静が幸矢に罪を着せるための工作だった(S19-1、2)。
静が逮捕された後も、金が欲しかった彼女の境遇に理解を示し、拘置所にも頻繁に面会に行って、実の親からは勘当された彼女の親代わりのような存在になった。静の指示を受け、加西を殺害する殺し屋を闇サイトで探すが、その計画は、加西が邪魔になっていた鶴田に利用される事になる(S19-最終話)。

単発出演した登場人物 編集

pre season
特別編
season1
season2
season3
season4
season5
season6
season7
season8
season9
season10
season11
season12
season13
season14
season15
season16
season17
season18
season19
season20
season21
season22

映画に単発出演した登場人物 編集

1作目
2作目
3作目
4作目
スピンオフ1作目
スピンオフ2作目

脚注 編集

警察官 編集

  1. ^ a b 現実では2016年に設置された実在の部署。過去のシリーズに登場した、生活安全部内のサイバー犯罪対策課とは異なる。本作では、同部署の創設に副総監の衣笠も関わったと設定されている。
  2. ^ 実際には警視庁本部の刑事部長の階級は警視監である。詳細は当該項を参照。
  3. ^ 現実では警視庁首席監察官はノンキャリアのポスト。
  4. ^ 実際に警察学校の教官に任命されるのは警部警部補の階級にある警察官であり、巡査部長の警察官は助教に任命される。詳細は警察大学校を参照。なお、警察学校では警部補の階級章を着けている描写がある(S21-最終話)。
  5. ^ 衣笠はキャリア警察官だが、キャリアが交番勤務を経験するのは原則として採用直後の研修時のみである。理由として、幹部交番警備派出所などを除き、通常の交番は警部補ないし巡査部長が交番長を務めるため、採用から1年ほどで自動的に警部に昇任するキャリアが警部昇任後に通常の交番に配属されることは階級の都合上、在り得ないため。ただし、幹部交番や警備派出所の場合は警部昇任後のキャリアの配属も在り得る。
  6. ^ 実際の警視庁捜査第一課の係長は警部の階級にある警察官が就くポストである。警部補の階級にある警察官は主任を務める。
  7. ^ 内閣情報官は事務次官級の政府要職で、現実では原則として局長級の警察キャリア(=警視監)が就任する。劇中でも指摘される通り、キャリアとはいえ警視正の社があてがわれるのは異常である。
  8. ^ 当時の日本では、法制度としての「司法取引」は無かった(2018年6月1日より、「刑事訴訟法等の一部を改正する法律・第350条の2」によって部分的に導入)。さらに、殺人容疑での保釈は、病気治療などの相当な理由がない限りはまず認められない。

注釈 編集

  1. ^ sideA、sideBは単なる前後編ではなく公式でそれぞれ独立した動画とクレジットが与えられており配信発の長編という特筆性もあるので2話扱い。
  2. ^ a b ノンクレジットでS10-5、S20-1(回想)に登場。
  3. ^ PS1劇中で登場した履歴書によれば、1966年7月23日生まれ。
  4. ^ この法則は神戸の代にS7の打ち上げで脚本家の戸田山雅司に指摘されて気付いたといい[3]、享の時も同様の法則性を踏襲したと『オフィシャルガイドブック 相棒vol.3』での松本基弘ゼネラルプロデューサーと脚本の輿水泰弘の対談で語られている。劇中でも角田米沢がこの共通項を指摘している(S11-2)。
  5. ^ ただし、「特命係・第三の男」にあたる陣川・青木はこの法則からは除外されている。逆に、特命係への在籍経験はないが右京の相棒であった南井十こと鏡見悟はこの法則が当てはまる。
  6. ^ 右京自身は陣川を「8人目の相棒」としてカウントしているが、青木に関してはカウントしておらず、彼自身の性格や人間性の問題もあってか右京から相棒として認定されていない。
  7. ^ 水谷はS11-11で、エンドクレジットでは未表記ながら右京とゲストキャラクターの一人二役国枝史貴役)で出演した。
  8. ^ ノンクレジットでS12-最終回(回想)に登場。
  9. ^ 橋爪はS14-10にも柄谷時生の幼少期役として出演している。
  10. ^ 本人は気付いていなかったが、スコットランドヤードでも腫れ物扱いをされていた模様。
  11. ^ 角田によると、誰もそのような呼び方をしていないため、本人の思い込みである。
  12. ^ S16-最終話での履歴書から。
  13. ^ ノンクレジットでS21-11(後ろ姿のみ)に登場。
  14. ^ ゲストがレギュラーに昇格するのは鈴木杏樹に続いて2人目である。また、浅利は以前、2008年1月1日に放送された『寝台特急カシオペア殺人事件』(S6-10)にて、安藤博貴役を演じていた。また年男の父親の青木綱一郎役としてS20-最終話に出演している。
  15. ^ そのせいか、特命係配属実績のある人物の中で唯一右京から相棒認定をされておらず、右京の相棒にもカウントされていない。同じく特命係配属実績のある陣川は7代目相棒・薫の着任後に特命係に配属されたことから「8人目の相棒」としてカウントされている。
  16. ^ PS1〜劇場版Iは旧芸名の高樹沙耶名義。
  17. ^ 例外として劇場版IでのランナースタイルとS8-14で盲腸で入院していた時のパジャマ姿がある。
  18. ^ 本人の談では、おみくじでは大抵は凶を引き、修学旅行前日には盲腸で入院、初デートで行った海では波にさらわれて命を落としかけたり、大学受験当日には家が火事になり、新婚旅行から帰ったら空き巣に入られていたりなどの不運に見舞われている。
  19. ^ 古川はS18-16に斎藤理沙の幼少期役として出演している。
  20. ^ これまでの「花の里」と外観・内装の雰囲気は似ているが、全く別の場所に所在する設定である。
  21. ^ 当初は警部補から降格したという設定だった。
  22. ^ 相棒season9 Blu-ray & DVD より。PS3時点での上司の肩書も「警視庁捜査第一課・強行犯7係」で、劇場版IIでもわずかながら7係の名前が出ている。
  23. ^ 伊丹本人はそう呼ばれることを快く思っていない(裏相棒3 第1話)
  24. ^ S5-5までは山中たかシ名義。
  25. ^ S2-4で初めて登場した際はS3以降のシリーズと比べて伊丹らとの関わりは薄く、別の女性刑事(演 - 桐山ゆみ)とコンビを組んでおり、役名も単に「芹沢刑事」であり、フルネームが判明したのはS3以降である。また、この「トリオ・ザ・捜一」という愛称は伊丹・三浦と彼を指す呼び方であり、S12の三浦の依願退職の際に、伊丹と芹沢の2人体制となったため、この枠組みは消滅した。
  26. ^ S21-最終話など。
  27. ^ 伊丹との交流は作中でも事件などを通じて行われているが、大木・小松コンビとの交流は作中では特に描かれていない。薫とはS21で初めて劇中で対面したが、彼からは敬語を使われている(伊丹と薫は同期であるため、益子と薫も同期にあたる)。
  28. ^ 下の名前はS5で明らかになったが、実際はそれ以前のS2-16で一瞬だけ名前が映っている。
  29. ^ 現実では犯人の人質になった程度で左遷の対象になることは無いが、劇中では薫が指名手配犯の阿部に人質にされたことに対して「刑事部の恥」と激怒し、その怒りと刑事部のトップである部長の権限で決定したことになっている(PS1)。
  30. ^ 警視庁にて事件捜査を手掛ける捜査一課や捜査二課といった部署を擁しており、なおかつ特命係が事件関係者に単に「警視庁の杉下です」などと名乗っていることから、特命係に関する苦情は基本的に刑事部に回ってくる。
  31. ^ 突如として右京が行方不明になった一件について中園や衣笠との昼食の席で話題にする中で、衣笠が「あの男は生きている限りとにかく問題を起こすが、そういう奴に限って中々死なない」と苦言を弄するのに頷き(S18-1)、後に右京が北海道の離島で発見されたのを中園が報告する中で「良かった」と安堵する彼に対して「どこがだ!」と怒鳴りつけている(S18-2)。
  32. ^ 内村が刑事部長に任命されてから何年経っても異動しないまま現職に留め置かれているという一件不自然な人事についても、三浦はこれを根拠にしているが、当の内村は刑事部長という要職の身にある自分はいざという時には部下に全責任を押し付けて「御咎め無し」となる権利があることを、警察という組織の中で認められているかのように思い込んでいる旨の発言をしたことがある(S11-10)。
  33. ^ 読みはこてつ。劇場版Iの小説に曹洞宗の経典の一つ『宝鏡三昧』の記述「古轍に合(かな)わんと要せば、請う前古を観ぜよ」から取った物と書かれている。中園によれば、「前例に則り規律を守ることで真実にたどり着く」という意味が込められている(S15-11)。
  34. ^ 読み方はきくで、手本や規則という意味の言葉である。また、「規則正しく行われること」という意味合いがあり、これまでの内村の姿勢とは異なるものとなっている。
  35. ^ これが原因で喉に負担がかかっているのか、スプレータイプの喉の薬を使っている場面がある(S3-18)。
  36. ^ 右京は「臨死体験によって人格変貌が起こったのではないか」と分析している。
  37. ^ マスコミに質問攻めに遭った中園に対しても「会見を君に任せた私にも責任はある。いざという時は私も一緒に責任を取る」と述べていた(S19-11)。
  38. ^ 同時に、飾られている額縁に書かれた漢字も「古轍」に戻っている(S22-9)
  39. ^ 特命係の部屋を訪ねたり、花の里で呑みながら情報提供をしたことすらある(S17-12など)。
  40. ^ S22-10では峯秋の義娘にあたる悦子が事件に巻き込まれており、中園は伊丹らが特命係の口車に乗せられることを不満に感じる内村に「形だけでも捜査一課を出動させて甲斐警視監に恩を売るのも一つの手」「賢い人間は常に両天秤。衣笠副総監一辺倒はおすすめしません」と進言して伊丹らの出動許可を与えさせた。また、峯秋と対立関係にある衣笠には「(内村刑事部長は)まだリハビリが必要なのかもしれません。いや、もはや100%元には戻らないのかも」と進言するなどして巧妙に立ち回る様子を見せている。
  41. ^ S4までは旧称である「生活安全部薬物対策課」だったが、実在の同課は「銃器薬物対策課」への改称を経て、2003年に組織犯罪対策部の新設に伴って生活安全部から分離し、「組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課(通称・組対5課)」と改称された。これを受け、作中でもS5から同様に改称されている。また、2022年には実在の組織犯罪対策部が再び改編されて第五課が「薬物銃器対策課」と改称されたことを受け、作中でもS21から再度の改称が行われた[56]
  42. ^ 右京も電話を掛ける際、他の人物には「杉下です」と名乗るが彼のみ、いつもの返しのように笑みを浮かべながら「お暇ですか?」という。
  43. ^ S7途中まで使っていた「初代」のマグカップはパンダの顔が描かれていたものだったが、薫が勝手に子供にあげてしまったため、取っ手にパンダが乗った「2代目」を新しく購入している(S7-4)。また、この2代目はのちに「相棒 角田課長のひまかップ」の名前でグッズ化された[58]
  44. ^ 右京が無期限の停職処分を受けて特命係を留守にしている間にも、「長年の習慣」として特命係の部屋に度々コーヒーを淹れに来ていた(S14-1)。
  45. ^ この「兄」とは同じスタッフによるテレビドラマ『オヤジ探偵』で山西が演じた六角一二三であることが『オフィシャルガイドブック 相棒』にて語られており、東映の裏設定によるものである。また、この兄は婿養子として六角家に入ったことで姓が変わっているという設定で、このことから角田に嫌われており、角田が捜査要請を行った際も渋っていた(S1-10)。
  46. ^ S6より。S5までは単に「大木刑事」と表記されていた。また、PSでの肩書きは単に「刑事」である。
  47. ^ S6より。S5までは単に「小松刑事」と表記されていた。また、PSでの肩書きは単に「刑事」である。
  48. ^ その際、伊丹が狙われた上に彼の代わりに別の人物が被害に遭ったことで後に内村に呼び出され、犯人を見逃した事に加えて職務怠慢などで叱責された。
  49. ^ S7まで警務部人事第一課主任監察官で、S8より警務部首席監察官である警視庁監察担当理事官。
  50. ^ PS1では、米沢という名前の監察医役で出演していた。この監察医の米沢と米沢守は別人である。
  51. ^ 理由は「自分が組織の一員であると思い出して感情移入してしまい、対局で最後まで使われないまま残った駒が自分のようで哀れに思ってしまうから」。なお、この発言が右京に閃きを与え、犯人の残した暗号解読の鍵となった。
  52. ^ 右京が事件の詳細を米沢に語らずに頼みごとをした際は、右京に不信感を抱き拒絶した。しかし、米沢への責任問題を避けるための右京の配慮であり、それを知った後は「無用な配慮」と断じて半ば脅迫する形で右京から事件の情報を聞き出した(S12-最終話)。
  53. ^ 直近の登場回となったS20-17などにおいても、直接の言及はなされていないものの再会に至っていないことが窺える。
  54. ^ S22-19で発生した一連の事件における黒幕が内閣官房長官の武智であることを名指しで告発した右京のフェイク動画を、本物と認めて武智に謝罪し、右京を謹慎に追い込んだ上に、峯秋にも謹慎を迫った。だが、武智がS22最終話で殺害され、それが自分のやったことと告白する右京のフェイク動画が拡散すると、大河内の口から警視庁に右京の逮捕を求める苦情が殺到していることを知り、慌てていた。大河内は全く慌てずに、最初の右京の動画が明らかなフェイクだったのに本物と認めて謝罪したからだと冷徹に言い放った。
  55. ^ S1では「こうけん」ではなく、「きみあき」と表記されていた。S12-最終話では従兄弟の雁屋耕大が「本当の読み方は『こうけん』ではなく『きみあき』」と説明していた。また、公式サイトの人物紹介では、英語で「KIMIAKI ONODA」と表記されている。
  56. ^ オフィシャルガイドブックによると「官房室長」が正式な肩書きで、官房長はその略称であるとされており、実際に警察葬時の看板には「官房室長」と明記されている。一方、現実の警察庁には「長官官房室」なる組織は存在せず、実在するのは警察庁長官官房であり、その長の役職名は「官房長」(警視監)である。
  57. ^ S2-1に登場した「七日会」の在籍者名簿には「警察庁 官房室長;生年月日:1947年6月4日」と記載されていた。
  58. ^ 小野田本人の死後に、彼と右京の関係を知った享は右京に「小野田官房長とは友達だったんでしょう?」と尋ねているが、これに対して右京は「友達と呼べるほど親しいかどうかは微妙ですが、長い付き合いであるのは確かです」と答えている(S12-最終話)。
  59. ^ S21-最終話より。小野田の骨壺が映されており、そこには「平成22年(西暦2010年)7月20日没」と書かれている。
  60. ^ 読み方は「ゆうずうむげ」。行動や考えが何の障害もなく、自由で伸び伸びしていることを意味する。特命係と共に墓参りに訪れた美和子は「人となりを端的に表している」と口にした。
  61. ^ 作中で孫が三人いることが触れられている。その孫のうちの一人・けんたろうがS1-5に登場している。
  62. ^ ただし小野田なりに失敗を含めた経験から学習すること自体は出来ていたようで、最終的には回転寿司店で取った後の皿をレーンに戻さなくなり、本人は右京にこれを「成長」と語っていたが、右京からは「それは成長ではなく、ただの常識です」と言われてしまった(劇場版II)。
  63. ^ 彼女が内調に異動となった現在このイベントが実施されているか否かの言及はない。
  64. ^ S2公式ページ登場人物紹介では「臼井法務大臣」と表記されている。
  65. ^ ノンクレジットでS5-1、S21-1(回想)に登場。
  66. ^ プロフィール画像は尼僧時代のものを使用している。
  67. ^ 森本はS17-3に大鷹公介役として出演している。
  68. ^ 草村はS20-5に三宅富士子役として出演している。
  69. ^ 薫の幼少期の回想シーンにて、シルエットのみ登場(ノンクレジット)。前田房江役との兼役。
  70. ^ ノンクレジットでS20-19〈回想〉に登場。
  71. ^ 浅利は綱一郎の息子の年男役としてレギュラー出演し、S6-10に安藤博貴役としても出演している。
  72. ^ 小野田には三人の孫がいる。
  73. ^ 小野寺はS14最終話に玉手平蔵役として出演している。
  74. ^ 紺野は米沢守の事件簿に一人二役で真鍋知子役として出演している。
  75. ^ 井上はS5-17、劇場版II、S11-1に別役として出演している。
  76. ^ それまでの作中からは「こうけん」と呼ばれていたが右京たちに「きみあき」が本名であることを明かしている。
  77. ^ 三谷はS7-12に松下志穂役として出演している。
  78. ^ 青木によって「パパ活」疑惑の文書が警察各所で拡散された事により、美彌子の知ることとなる。平常は感情を表に表さない彼女が怒り気味で、マリアにメッセージアプリにて二人の関係を問い質した際には、「姫と家来」と返信している。
  79. ^ 玉溝はS18-3に沢木大介役として出演している。
  80. ^ 南井の出生名である「鏡見」の下の名前は演者の伊武の本名でもある「室田」の下の名前と同じである。
  81. ^ 伊武は劇場版「米沢守の事件簿」に設楽光治朗役として出演している。
  82. ^ 寿産院事件がモデル。ただし、1952年というのは、事件が発覚した年ではなく、一連の事件の首謀者である石川ミユキに裁判判決が下された年である。
  83. ^ 出生名である「鏡見悟」は右京の相棒の特徴である「苗字が『』で始まり名前が『』で終わる」法則に従っている。
  84. ^ 劇中ラストにて、南井に酷似した出で立ちの車椅子の人物も登場したものの南井本人かは不明。また、この人物を「父さん」と呼んで慕う謎の人物も登場しており、2名が共謀して事件を引き起こしたとも受け取れるシーンがある[96]
  85. ^ 崎山はS6-1に有馬哲夫役として出演している。
  86. ^ なかみつはS5-17、劇場版Iに別役として出演している。
  87. ^ 影山はS1-11、S16-1に別役で出演している。
  88. ^ 吉満はS2-8、S13-9に別役で出演している。
  89. ^ 菅原はS2-11、S3-16、S6-1、S20-6[102]に別役で出演している。
  90. ^ 羽場はS4-17に赤枝文和役として出演している。
  91. ^ 「加害者が次の被害者になる」ルールを破り、下山だけは自らの手で殺害したため。
  92. ^ 吉田はS12-7に清水稔役として出演している。
  93. ^ 五王はS2-18、S5-最終話、S6-4に別役で出演している。
  94. ^ 大山はS13-10に別役で出演している。
  95. ^ 林はS5-16に狭間肇役として出演している。
  96. ^ 奥田はS6-16、S13-16、S18-9、S21-17に別役で出演している。
  97. ^ 坂田はS6-8からは同じ警視庁刑事部捜査第一課特殊犯捜査係(SIT)の班長の吉岡琢磨役として出演している。田嶋と吉岡は別人の設定である。
  98. ^ 坂田はS3-12までは同じ警視庁刑事部捜査第一課特殊犯捜査係(SIT)の班長の田嶋栄一郎役として出演している。田嶋と吉岡は別人の設定である。
  99. ^ 重松はS6-1、S14-10に別役で出演している。
  100. ^ 平井はS7-6、S8-10、S21-17に別役で出演している。
  101. ^ 児島はPS3、S4-11、S9-7、S14-15、最終話に別役で出演している。
  102. ^ 田中はS11-11、S14-15などに別役で出演している。
  103. ^ 井川は劇場版III、S14-1に別役で出演している。
  104. ^ 山田はS13-3、S19-19、最終話、S20-1に別役で出演している。
  105. ^ 井上はS5-17、S12-最終話に別役で出演している。
  106. ^ 松嶋はS5-2に原タカシ役として出演している。
  107. ^ しかし、S22放映時点ではホームページ上の人物相関図には記されていないので本項での記載もここである。
  108. ^ 山崎はS18-6に真山誠一役として出演している。
  109. ^ 園岡はS8-10に三好役として出演している。
  110. ^ 芹沢はS19-8に中島剛役として出演している。
  111. ^ 蘭子はかつての人質事件の犠牲者の遺族でもあり、事件の真相を知るために北条邸に潜りこんでいた。
  112. ^ 妻は既に病死し、子供たちも海外で生活していると語られている。また、別に家政婦もいることが窺える。
  113. ^ 蔵原はS11-11に別役で出演している。
  114. ^ 篠井はS1-9で森島つよし役で出演している。
  115. ^ 相島はS5-18、S15-9に別役で出演している。
  116. ^ 遠山はS6-4で藤沢美紀役で出演している。
  117. ^ ただし、内調時代ではこれといった関わりはなく、廊下などですれ違えば挨拶する程度だったと社は語っている(S18-最終話)。
  118. ^ 庸子は静の殺し屋計画については、同郷の後輩であり、彼女の弁護士である中郷から情報提供を受けている。
  119. ^ 捜査協力の見返りとして右京や東京地検の階真らと司法取引をし、最大限の減刑を図っている。
  120. ^ 陰山はS3-4、5、S12-12に別役で出演している。
  121. ^ 弓削はS8-1に脇田輝之役として出演している。
  122. ^ 鈴木はS13-14に新宮蔵人役として出演している。
  123. ^ 石橋はS1-11に越水役、S6-16、S11-12に照本役として出演している。
  124. ^ 石橋はS1-11に越水役、S3-1、2に照山役として出演している。
  125. ^ ノンクレジットでS6-16に音声のみ登場。
  126. ^ 阿南はS21-6に伊藤真琴役として出演している[122]
  127. ^ S15-10までは中原裕也名義で出演しており、この名義でS4-3およびS8-14に別役で出演している。
  128. ^ 小森はS4-7、S6-6、S8-10、S12-19、S13-3に別役で出演している。小森は作中のニュース番組のアナウンサーやリポーター役での出演が多い。
  129. ^ 橋本はS15-17に別役で出演している。
  130. ^ 古山はS11-5に矢島康彦役として出演している。
  131. ^ おかやまはS17-10に桐島伸也役として出演している。
  132. ^ 伏見はS5-15、S12-18に別役で出演している。
  133. ^ 山田はS6-1、劇場版I、S13-3に別役で出演している。
  134. ^ 村上はS9-15、S13-10に別役で出演している。
  135. ^ 真山はS1-1に別役で出演している。
  136. ^ 本名判明はS22-16において、自宅の表札に本名が書かれていたことから
  137. ^ 再登場までの期間は約21年で当作最長である。
  138. ^ 小宮はS15-10、S20-12に別役で出演している。
  139. ^ 再登場までの期間は約21年で当作最長である。
  140. ^ 劇中に出てくる内田の論文の表紙に「教授」という記載がある。
  141. ^ しかし、撃たれたことが原因で再登場時には車椅子生活を送っていた。
  142. ^ 大石はS9-10に南雲孝次郎役として出演している。また、ニンテンドーDS用ゲームソフトの相棒DS山際裕輔役として出演している。
  143. ^ 鳥谷はS21-7に小沼裕一役として出演している。
  144. ^ 福崎はS17-18、19に坂口淳役で出演している。
  145. ^ 池田はS9-11に工藤亜美役として出演している。
  146. ^ 松本は松本じゅん名義でS6-14、松本海希名義でS13-7に別役で出演している。
  147. ^ S1-3時点では役名は明かされてなかった。
  148. ^ 薫の協力者であった人物の紹介で来店し、互いに知り合うようになった。ここで名前も明かされている。
  149. ^ この時はクレジットに名前はあるが、役名は明かされなかった。
  150. ^ マギーはS19-12に鈴木役として出演している。
  151. ^ 以前青木は特命係によるおとり捜査で平井に金を騙し取られそうになった事を根に持っていた。なお、冠城は平井や青木の件について覚えていなかった。
  152. ^ S2-1のクレジットや字幕では「斉藤」になっている。
  153. ^ ノンクレジットでS15-1(写真)、最終話(写真)に登場。
  154. ^ ブラーフはS16-14にヤロポロクに似た外国人男性役として出演している。
  155. ^ なお、体を張って自身を救った亘の顔は認識できるようになった。
  156. ^ 小夜子と芽依は直接の面識はないものの、以前のとある事件で特命係に助けられているのを目撃している。小夜子は常人よりも相貌認識能力が優れているため特命係や芽依のことを記憶していた。
  157. ^ 以前、戸越銀座で活動していた際に名乗っていた。
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