シン・ウルトラマン

2022年の日本のアクション映画

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ウルトラシリーズ > シン・ウルトラマン

シン・ウルトラマン』は、2022年5月13日に公開された日本のSF特撮映画1966年に放送された特撮テレビドラマ『ウルトラマン』を現在の時代に置き換えた「リブート」映画であり[2]、タイトルロゴには「空想特撮映画」と謳われている[3][4]円谷プロダクション東宝カラーが共同で製作し、スタッフとして、企画・脚本の庵野秀明、監督の樋口真嗣など『シン・ゴジラ』の製作陣が参加する[3][5][6]。キャッチコピーは「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。[7][8][9][10]、「空想と浪漫。そして、友情。[11][10][4]

シン・ウルトラマン
監督 樋口真嗣
脚本 庵野秀明
製作 和田倉和利
青木竹彦
西野智也
川島正規
製作総指揮 臼井央
黒澤桂
出演者 斎藤工
長澤まさみ
有岡大貴
早見あかり
田中哲司
山本耕史
岩松了
長塚圭史
嶋田久作
益岡徹
山崎一
和田聰宏
西島秀俊
音楽 宮内國郎
鷺巣詩郎
主題歌 米津玄師M八七
撮影 市川修
鈴木啓造
編集 栗原洋平
庵野秀明
制作会社 TOHOスタジオ
シネバザール
製作会社 円谷プロダクション
東宝
カラー
配給 東宝
公開 日本の旗 2022年5月13日
上映時間 113分[1]
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 ウルトラマントリガー エピソードZ
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ストーリー

常識を超えた能力を持った巨大生物「禍威獣カイジュウ」が不定期に襲来するようになった日本国は、防災庁・禍威獣特設対策室(禍特対カトクタイ)を設立するも、放射能汚染を含む被害を被り続けていた。そんな中、禍威獣第7号の出現に呼応するように謎の巨人が大気圏外から突如として飛来し、これを撃退して去っていった。続く第8号も同じく撃退し、その人類に配慮した戦法と去り際の一瞥から、禍特対はこの巨人「ウルトラマン(仮称)」を正体不明ながらも意思疎通可能な知的生命体と推定する。

また、ウルトラマンが光の星から飛来した際、現場で民間人の保護にあたっていた禍特対のメンバー・神永新二はその衝撃に巻き込まれ、子供を庇う形で死亡する。自分たち外星人には存在しない自己犠牲の精神に興味を持ったウルトラマンは、神永と一体化し、必要に応じてベーターシステムで巨人に戻りつつも、禍特対の一員として地球人の世界を理解していく。

ウルトラマンの出現に震撼する日本政府に対し、人類の内戦による滅亡を企む外星人ザラブが接触する。ザラブは宇宙文明の超技術を背景に不平等条約を締結し、ウルトラマンの排除を打診する傍ら、その正体が人間・神永新二であることを世界中にリークする。さらにウルトラマンへの悪印象を決定づけるべく、神永を拉致監禁した上でにせウルトラマンを暴れさせるザラブだったが、禍特対の信頼を得て浅見に救出された神永=ウルトラマンの手で撃退される。しかし神永は、その利用価値の高さから人間社会に居場所を失う。

新たに人類と接触した外星人メフィラスは、ベーターシステムによって強大な生物兵器となりうる地球人を独占的に支配しようと目論んでいた。彼は地球人類の上位存在として君臨すべく、技術力を誇示して絶望と畏怖を与えつつ日本政府と密約を交わしていた。これにより、外星人による地球文明への干渉を嫌うウルトラマンや、彼と信頼関係を結ぶ禍特対と敵対することとなり、政府へのベーターシステム引き渡しの場を急襲される。それでも戦闘を優勢に運ぶメフィラスだったが、光の星の裁定者ゾーフィが出現したことで地球の命運を悟り撤退する。

ゾーフィは、強大な生物兵器になると知れ渡った人間を危険視する光の星の使者であり、地球を太陽系もろとも滅却する最終兵器ゼットンを展開する。ウルトラマンはこれに対し、禍特対にベーターシステムの基礎理論を共有。啓蒙によるものではあれ、あくまで地球人類自身によるゼットンの攻略を促した上で、単身ゼットンに特攻するも全く歯が立たず一時昏睡に陥る。ウルトラマン敗退で世界中の首脳陣が絶望に陥る中、禍特対の科学者・滝を中心に世界中の科学者が知恵を集め、ついに理論上ゼットンを攻略可能な方法を見出す。この方法は実行するウルトラマン自身も異次元に追放されてしまうものであったが、ウルトラマンは自己犠牲を厭わず人類を守ることを優先し、作戦を成功させる。

異次元を漂うウルトラマンの前に、その「生きたい」という意思を辿ってゾーフィが現れ、人間の知性と健闘を認めて殲滅を中止したことを告げる。彼はウルトラマンを光の星に連れ帰ろうとするが、神永の身と今後の地球人類の行く末を案じたウルトラマンはこれを拒絶する。その意を汲んだゾーフィは、融合していたウルトラマンと神永新二を再分離し、神永を地球に返してウルトラマンだけを連れ帰った。

登場キャラクター

禍威獣特設対策室

通称「禍特対カトクタイ」。日本に次々と出現する巨大不明生物「禍威獣」に対抗するために防災庁とともに禍威獣災害対策を主任務として設置された専従組織[12][13]

民間や各省庁から5人の精鋭たちが選抜され、作戦立案や現況分析を災害現場にて実施し、各自衛隊と協力して禍威獣を駆除する[13]

  • 「禍威獣」と同様に「科特隊(科学特捜隊)」と音だけ合わせた当て字となっている[14]。英語名称は「S-Class Species Suppression Protocol(enforcement unit)」[10]で、英略称は科特隊と同じ"SSSP"となる。
  • メンバーの人数は原典に合わせたものとなっている[14]
  • 当初、出動時の専用のオレンジのジャケットがデザインされ、衣装合わせまで行われたが、後に採用が見送られた[15][14]。だが、妥協案として腕章をオレンジにすることとなった[14]。マークは縦仕様だが、車両などにも対応できるように横仕様のものも考案されている[15]
  • 専従班室の壁時計は、『ウルトラマン』に登場した時計と同様の形状となっている[16]。机上メインモニターの壁紙は、『マイティジャック』のスチールが採用された[14]
  • 専用車は製作費の削減も兼ねて原典と同様にマークを市販車に付けるのみとなった[14]
神永 新二かみなが しんじ
本作品の主人公。警察庁公安部より出向した専従班の作戦立案担当官[12][13]。単独行動が多く、普段から表に感情を出さない性格[13]
デスクの上は何もない浅見との重複を避け、消波ブロックのミニチュアを並べている[14]
浅見 弘子あさみ ひろこ
元ニノ四分析官上席調査官で、公安調査庁より出向した専従班の分析官[12][13]。神永とバディを組むも、単独行動が多い彼に反発する[13]
当初はゼットン戦の直前で神永との軽いキスシーンがあったが、全体的なバランスなどを考えて編集でカットされた[14]
机上には余計なものを何も置かないようにしている[14]
滝 明久たき あきひさ
城北大学理学研究科非粒子物理学専攻の専従班の非粒子物理学者[12][13]
机上には『宇宙大作戦』のエンタープライズ号や『サンダーバード』の救助メカなど怪獣がメインで登場しない特撮作品の模型類が置かれている[14]
船縁 由美ふなべり ゆみ
文部科学省より出向した専従班の汎用生物学者[12][13]。非常事態でもマイペースを保つタフな性格で、おしゃべりかつ早口[13]
机上は生物学関連の書籍や多少のグッズぐらいにしている[14]
田村 君男たむら きみお
防衛省防衛政策局より出向した禍特対専従班の班長[12][13]
机上には班長らしいポイントとしてマスコットキャラのKATO太くんのぬいぐるみが置かれている[14]
宗像 龍彦むなかた たつひこ
禍特対の室長。

政府関係

小室 肇こむろ はじめ
防災大臣
大隈 泰司おおくま たいし
内閣総理大臣[1]
狩場 邦彦かりば くにひこ
防衛大臣[1]
中西 誠一なかにし せいいち
外務大臣[1]
政府の男
内閣官房長官
首相補佐官

その他

早坂はやさか
陸自戦闘団[1]
加賀美かがみ
警察庁警備局公安課[1]

外星人

巨大人型生物 ウルトラマン(仮)[4]
大気圏外から飛来した飛翔体で、禍威獣とは異なり、人間に類する体躯を持つ銀色の巨人[13]。何らかの意志や知性が感じられる行動を取り、「ウルトラマン(仮)」と命名される[13]。十字に手を組むことで強力な光波熱線を発射する[13]
神永とは別人格であることから、斎藤以外の別の人物が声を充てることとなった[17]
ゾーフィ
人間との融合というタブーを犯したウルトラマンを母星に連行し罪を償わせると同時に地球の裁定者となるべく光の星から来た使者。光の星の掟に忠実であり、メフィラスの戦略であったとは言え、人類がベーターボックスを用いる事で光の星の戦士と同等の戦力を持つ兵器となりうる事がマルチバースに知れ渡ってしまった事実を深刻に受け止め、執行者としてゼットンを使って一方的に人類を葬り去る決断を下す。しかし人類が自らの英知と勇気によって、ウルトラマンと共にこの危機を乗り越えた事で滅ぼすには惜しい存在と考えを改める。ゼットン撃退後に異次元に飲まれ帰還不能となったウルトラマンの生きたいという意思が発した信号をたどり救出する。人間を好きになったウルトラマンの心を受け止め、神永にウルトラマンの命を与え、二人の肉体を分離し光の星に帰還した。
ザラブ
地球を来訪した外星人で自らを「外星人第2号」と称する。地球圏の多言語に対応した特殊なアプリを介し言語を用いて人類にコンタクトを図る[13]。禍特対対策室に突然現れ、当初は出現時の強力な電磁波で失われた機材やデータを復旧させる事で警戒心を解きつつ、人類に友好的な姿勢を見せながら日本政府との間に友好協定を結ぼうとするが、その内容は人類にとって不平等なもので諸外国への接触も仄めかし、国家間の緊張感を高めようと徐々に本性を表し始める。その実態は人類を未成熟で無闇に増殖する秩序の無い危険な群体と見下し、人間同士を争わせ自滅させる事を目的とする冷酷な敵性外星人。ウルトラマンである神永を誘拐した後、ベータカプセルで変身する神永の姿やスペシウム133などウルトラマンの情報をリーク、自らがニセウルトラマンに変身し横須賀基地を襲撃。ウルトラマン抹殺計画を立案し日本政府に実行させた。再度ウルトラマンに化けて都市部の破壊活動を行っていたところ、浅見により拘束を解かれ変身した神永/ウルトラマンとの激しい戦闘により、最終的に八つ裂き光輪で真っ二つに分断されて排除される。しかし、これらの筋書きもメフィラス星人の計画の一端に過ぎなかった。
メフィラス
地球に来訪した外星人[13]

禍威獣(敵性大型生物)

日本各地に出没した超自然発生巨大生物で、政府からは人類の敵と認定されたため、敵性大型生物「禍威獣」と命名された[13]。それぞれ個別の能力や形状、機能を有する[13]。何故か日本にしか出現しない。メフィラス星人の劇中の台詞により、ウルトラマンを誘き出す為に地球に放置されていた生物兵器を目覚めさせたものと明かされる。

  • 現代では「怪獣」は怪しい獣、というイメージであり、これまでとは異なる世界観を少しでも出すために同音の当て字である「禍威獣」となった[14]
  • 成田のデザインの特徴であった、生き物ではあるが非生物のような金属的な部分があったり、コラージュなどハイブリッドな質感のものが多かったため、有機的なものと無機的なものが融合したキメラ的な解釈の兵器寄りのデザインとなった[17]
ゴメス
巨大不明生物[1]。自衛隊の総力戦で駆除される。
マンモスフラワー
巨大不明生物第2号[1]。官民学の総力を上げ弱点が発見され、炭酸ガスと火炎放射の両面攻撃により駆除される。
ペギラ
巨大不明生物第3号[1]。冷凍ガスを放出し東京が氷河期のような状況と化す。都市機能が麻痺し未曾有の大パニックとなるが、女性生物学者の弱点発見が決め手となり駆除される。
飛翔禍威獣 ラルゲユウス
敵性大型生物第4号[1]。取り逃し消息不明。ステルス機能を有している事も示唆される。
溶解禍威獣 カイゲル
敵性大型生物第5号[1]。禍特対の初出動の作戦で、自衛隊との連携攻撃で駆除される。
放射性物質捕食禍威獣 パゴス
敵性大型生物第6号[1]。放射性物質を捕食する事から「放射性物質捕食禍威獣」と改名。禍特対の指揮により駆除される。
禍威獣第7号 ネロンガ
禍威獣第7号である透明禍威獣[1][13]。透明となってもサーモグラフィでは容易にその姿を確認可能であり、滝から「透明の意味がない」と突っ込まれる。変電所の電気を吸い取る際には姿が目視できる。劇中でウルトラマンが最初に対峙する禍威獣で、放電攻撃が効かないと分かり逃亡したがスペシウム光線を受けて撃退される。
禍威獣第8号 ガボラ
禍威獣第8号である地底禍威獣[1][13]。頭部がドリル状で背面の突起と共に回転させる事で地中を掘り進む事が出来る。大型の地中貫通爆弾を数十発受けてもビクともしない。ドリル部分の外甲が展開すると本来の頭部が現れ、放射能を含む光線を発射する。光線の通じないウルトラマンから頭部に打撃を受けて死亡、そのまま遺体はウルトラマンにより空の彼方に持ち運ばれた。

天体制圧用最終兵器

ゼットン
ゾーフィがマルチバース内の外星人達が地球人類を兵器として転用する前に地球人を全て滅ぼすために光の星から持って来た天体制圧用最終兵器。地球を含め太陽系全体を消滅させる為、自律プログラムで起動する。衛星軌道上で変形・展開後、1兆度の超高熱球を放つため数日を費やしエネルギーチャージを開始する。世界各国が保有する熱核兵器を全て使用しても全く敵わないと判断され、成す術もない人類は無用な混乱を避ける為、ゼットンの情報をあえて公表せず、ただ静かに最後の時を待つという判断を下した。電磁光波防壁による鉄壁の防御能力を誇り、ウルトラマンの攻撃を全く受け付けず、八つ裂き光輪を砕き撃ち返すなどして返り討ちにしている。TV版よりもかなり大型化され、地上から目視できるほどの巨大サイズとなった。神永が決戦前に滝に残したUSBメモリに記されたベーターボックスの基礎原理と高次元領域に関するデータを世界中の学者が解析し「並行宇宙の移動原理を利用しゼットンの放出する熱エネルギーをプランクブレーンに移せるかも知れない」とする滝の考察が決め手となり、最終的にウルトラマンの力だけではなく人類が自らの手でゼットンを打倒する術を導き出した。

キャスト

声ノ出演

スタッフ

出典:パンフレット[1]

  • 製作代表 - 山本英俊
  • 製作 - 塚越隆行、市川南庵野秀明
  • 共同製作 - 松岡宏泰、緒方智幸、永竹正幸
  • 企画[18][23] - 塚越隆行、庵野秀明
  • 脚本[18][23] - 庵野秀明
  • 原作監修 - 隠田雅浩
  • エグゼクティブプロデューサー - 臼井央、黒澤桂
  • プロデューサー - 和田倉和利、青木竹彦、西野智也、川島正規
  • 協力プロデューサー - 山内章弘
  • ラインプロデューサー - 森賢正
  • プロダクション統括 - 曾田望
  • 撮影 - 市川修、鈴木啓造
  • 照明 - 吉角荘介
  • 美術 - 林田裕至、佐久嶋依里
  • 編集 - 栗原洋平、庵野秀明
  • VFXスーパーバイザー - 佐藤敦紀
  • ポストプロダクションスーパーバイザー - 上田倫人
  • CGアニメーションスーパーバイザー - 熊本周平
  • 録音 - 田中博信
  • 整音 - 山田陽
  • 音響効果 - 野口透
  • 装置設計 - 郡司英雄
  • 装飾 - 坂本朗、田口貴久
  • アクションコーディネイター - 田渕景也
  • スタイリスト - 伊賀大介
  • ヘアメイク - 外丸愛
  • コンセプトデザイン - 庵野秀明
  • デザイン - 前田真宏山下いくと竹谷隆之
  • VFXプロデューサー - 井上浩正、大野昌代
  • VFXディレクター - 佐々木悟
  • CGスーパーバイザー - 伏見剛
  • コンポジットスーパーバイザー - 小林晋悟
  • キャラクターモデリングスーパーバイザー / CGディレクター - 上西琢也
  • CGIアートディレクター - 小林浩康
  • カラーグレーダー - 齋藤精二
  • キャスティング - 杉野剛
  • スクリプター - 田口良子
  • 助監督 - 中山権正
  • 製作担当 - 岩谷浩
  • 撮影 - 尾上克郎摩砂雪轟木一騎樋口真嗣、庵野秀明、上田倫人
  • ウルトラマンCG原型モデル - 古谷敏
  • ウルトラマン雛型3Dプリント - 織田隆治
  • ウルトラマン第二号雛型着彩 - 原口智生
  • モーションアクションアクター - 古谷敏[1]、庵野秀明[1]、熊本周平[1]、出口正義[1]、松岡航平[1]、坂井良平[1]荒川真[1]、後藤健[1]、関田安明[1]
  • 宣伝プロデューサー - 中西藍
  • 光学作画 - 飯塚定雄[10][注釈 1]
  • ティザーポスター・ティザーチラシ表面デザイン - 庵野秀明、轟木一騎
  • 総宣伝監修 - 庵野秀明
  • 音楽 - 宮内國郎鷺巣詩郎[24]
  • 音楽プロデューサー - 北原京子
  • 音楽スーパーバイザー - 鳥居理恵
  • ウルトラマン / 禍威獣 / 外星人 オリジナルデザイン - 成田亨
  • 「シン・ウルトラマン」製作委員会 - 円谷プロダクション[18][23](高橋良太・庄司和宏・秋田光康・田中陽介)、東宝[18][23](上田太地・江見威彦・稲垣優・鎌田周平・尾村明洋)、カラー[18][23](緒方智幸・川島正規・三好寛)
  • 制作プロダクション - TOHOスタジオ[18]、シネバザール[18]
  • 監督補 - 摩砂雪[25]
  • 副監督 - 轟木一騎
  • 准監督 - 尾上克郎[26]
  • 総監修 - 庵野秀明
  • 監督 - 樋口真嗣[18][23]
  • 配給 - 東宝[18][23]

音楽

下記のほかにも『エヴァンゲリオン』シリーズや『シン・ゴジラ』での候補曲から、未使用に終わっていた音楽も使用されている[14]

主題歌「M八七」(Sony Music Labels[27]
作詞・作曲・歌 - 米津玄師 / 編曲 - 米津玄師、坂東祐大
  • 本作品ではウルトラマンの出身地を明確にしておらず、米津から当初渡された曲のタイトルも「M78」であった。しかし、初代ウルトラマンの放送当時に「M87」と台本に書いてあったものが印刷台本時に間違って「M七八」になった、というエピソードを汲んで曲のタイトルを「M八七」にしてはいかがか、と返したところ米津もこれを快諾し、「M八七」になったという[14]
劇中曲「小鳥
作詞 - 山口洋子 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - ボブ佐久間 / 歌 - 五木ひろし
  • 日本沈没』(1974年のテレビドラマ)の挿入歌

製作

本作品の企画は、フィールズの会長である山本英俊が中心となって模索されていた映画の企画が思うように進んでいなかったため、2017年11月16日に円谷プロの社長に就任した塚越隆行から、シリーズや劇場などの形態を問わずに、2020年に向けたウルトラマンを題材とした3本連作の企画と監督の依頼が元々親交のあった庵野に来たことから始まった[14][28]。庵野は本作品の企画以前に2013年12月28日に書いていた「帰ってきたウルトラマンプロットメモ」を分解再構成して前日譚と後日譚を合わせた3本連作の企画案を塚越に提出した[14]

脚本検討稿は2019年2月5日に脱稿し[23]、同年8月1日にウルトラシリーズの新作映画として製作が公表され、主要スタッフおよびキャストが同時に公開された[18][23]。庵野は同時期に『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』や『シン・仮面ライダー』の製作や撮影があり、ロケハンや撮影現場にはほとんど参加しておらず、数日間のカメラマン応援や監督代理、撮影と並行した編集作業を進め、両作品の制作がひと段落した2022年1月末から全体的なクオリティーコントロールのチェック作業をその都度行ったという[23][14]

撮影開始時期は未発表だが、2019年秋のエキストラ撮影に向けて同年8月20日にエキストラ募集がかけられ[29]、同年11月23日の『第2回熱海怪獣映画祭』において、すでに撮影が終了したことが発表された[30]

2019年12月14日には、円谷プロダクションによるラインナップ発表会『TSUBURAYA CONVENTION 2019』のオープニングセレモニーに主人公役を演じる斎藤工と監督の樋口が登壇し、本作品のウルトラマンのデザインやタイトルロゴが発表された[3][31]。その壇上にて斎藤は父がかつて『ウルトラマンタロウ』の現場(東北新社)で働いていたこと(爆破担当[32][4])を明かした上で「まさか自分がウルトラマンを演じるとは思っていなかったが、話を頂いてだから自分が演じるのかという気持ちになった」、樋口は本作品のウルトラマンの雛形フィギュアを披露し、「どのウルトラマン世代にも刺さる作品を目指したい」との旨をそれぞれ明かしている[3][31]

2020年2月9日には『ワンダーフェスティバル2020冬』のオープニングセレモニーでも発表され、円谷プロブースに本作品のウルトラマンの形状検証用の素体立体物である「第一号雛形」、原口智生による彩色の体表ライン検証用の着彩済立体物である「第二号雛形」の実物が出展された[33][10]

2020年11月3日には公開時期が2021年初夏であることが発表されたほか、同日に開館した須賀川特撮アーカイブセンターの開館式においてスペシウム光線のポーズを取った立像が披露された[26][10]。その後、立像は『庵野秀明展』や大阪あべのハルカス美術館での巡回展にも展示された[10]

2021年1月29日には登場人物たちやウルトラマン、ガボラネロンガが登場する特報映像のほか、変身アイテムや主人公「神永新二」の名前が刻印されたドッグタグ、キャッチコピーが併記された特別ビジュアルが公開された[7][8][9][34][10]

2021年3月26日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で制作スケジュールの影響が生じたことを理由に公開の予定が当初の2021年初夏から延期となることが明らかにされた[35][36][注釈 2]

2021年12月13日、『TSUBURAYA CONVENTION 2021 SPECIAL PROGRAM』にて、新たな公開日が2022年5月13日になることと、斎藤演じる主人公の役名が発表された[19]。そして新たな特報が公開された。

2022年3月17日、新たなポスター・劇場用バナービジュアルが公開された[11]。またスタッフリストも同時に公開された。

2022年3月30日、新たな場面写真のほか、主人公の所属組織の通称が禍特対(カトクタイ)であることや、そのメンバーの役名が発表された[20]

2022年4月15日、新たな特報映像とストーリーが公開され、ウルトラマンが立ち向かう巨大不明生物の呼称が「禍威獣」(カイジュウ)であることや、“外星人”の存在が明らかになった[38]

2022年4月18日、82秒の予告編が公開された[39]

制作

ウルトラマンと主人公が融合する流れは、初代『ウルトラマン』のようにウルトラマンのミスによる人身事故の責任を取る流れを避け、他天体からの高度な生命体が異なる価値観などを持つ人間に興味を持ち、人間を理解したいという流れとなった[14]

原典では「光の国」だが、「国」ではやや狭いイメージになることから、本作品では「光の星」という名称となっている[14]

緩めの世界観にしたかったことから、政府系組織内外の設定などは『シン・ゴジラ』に比べてかなりフィクション寄りとなっている[14]

本作品に登場する怪獣であるネロンガとガボラは、『ウルトラマン』では同一の着ぐるみを改造したものであるが、本作品でもCGを作る時間やコストを抑え、デザイン的な共通点を作る予定であったが、リアリティの部分をこだわって追求していくうちに、当初のものから背中のデザインなどはだいぶ変わってしまったという[40]。キャラクターの造形物をスキャンして3DCGを作った『シン・ゴジラ』とは異なり、本作品ではデザイナーが描いた2次元のデザイン画をCG化したものとなっている[41]。禍威獣はアクターが演じたものを基に、アニメを起こして芝居を付けている[42]。着ぐるみでは四足歩行の怪獣は、中に人間が入ることから逆関節ではないため、本作品では逆関節になっていることも考えられたが、中に人が入ったことを想定してデザインしているため、逆関節ではなくなった[42]

スペシウム光線は、初代『ウルトラマン』と同様に光学合成の飯塚定雄が描いた作画素材をデジタル上に取り込んで使用している[42]

撮影技術としては、『シン・ゴジラ』でも導入された、4Kで撮影可能なiPhoneで撮影した広角アングルのカット[40]や、ドローンを用いた3Dスキャンの技術[41]、iPhoneで俳優が撮影しながら演じるスタイル[32]、などが取り入れられた。

実際の撮影では、多くのカメラに加え私物である何十台ものiPhoneで撮影された膨大なカットをiPadに記録してクラウドにアップして共有されたという。また、監督の樋口自身も自ら撮影したものもあったという[43][14]

通常は、1台のカメラで寄りの画や引きの画が撮影されるが、本作品ではどこから撮られているかわからず、誰かがセリフを噛んでも、シーンの最初から最後まで撮り切ることを繰り返していったという[43]

『シン・ゴジラ』と同様にメインタイトルは、爆発ワイプの表現がそのまま踏襲され、該当する前作が作品世界的に存在しないが、スタッフや『シン・』というタイトルの共通点、なんとなくつながっているような世界観[注釈 3]から『シン・ゴジラ』のタイトルロゴとなっている[14]

ロケーション撮影茨城県の県議会議事堂[44]神奈川県横浜市[45]山梨県甲府市身延町[46]などで行われた。

デザイン

本作品のウルトラマンのデザインコンセプトは、初代ウルトラマンをデザインした成田亨が1983年に描いた油彩『真実と正義と美の化身』が元になっている。成田と彫刻家の佐々木明によるオリジナルデザインへの回帰を図った結果、カラータイマーや『ウルトラマン』のマスコミ用特写会の直前まで成田が躊躇した目の下の覗き穴、スーツ着脱用ファスナーに伴う背鰭が排され、マスクからボディ、グローブ、ブーツまでシームレスに繋がっており、宇宙人らしい原初のウルトラマンとなった[3][31][34][10][47]

長い手足と痩身の身体は、初代ウルトラマンのスーツアクターを担当した古谷敏の長身瘦躯のスタイルを色濃く投影し、当時の塗料では表現しきれなかった金属のようなメタル感が意識された皮膚感となっているなど、宇宙人の雰囲気を強くしている[34][48]。3DCG描写であるからこそ可能な表現として、原典のウルトラマン、古谷敏の動きや芝居など初代の雰囲気を再現するために、基本動作などはオリジナルの映像をトレースしたり、古谷のモーションキャプチャーのデータを元にしており、部分的には古谷の動きや芝居をイメージして庵野が動いたモーションキャプチャーデータも使用している[14]

CGモデルは古谷の体躯データから作成された[49]

体表のラインは成田が描いた様々な絵画やイラストからのシャープなイメージを融合させている[14]。カラータイマーは数多のウルトラマンとの差別化としてなくしたものであるが、原典と同様に後から制作の都合で付けられた流れと同様に、続編のプロットではカラータイマーの付いたウルトラマンが登場するようになっている[14]。原典でも活動制限時間は明確に描かれていないため、本作品でも時間は明記されておらず、続編でもその流れを活かすプロットとなっている[14]。その代わりにエネルギー残量が乏しくなると、体色が変化するものとなった。脚本では青から赤になる流れであったが、他のウルトラ作品では青にタイプチェンジするものが多いため、緑となり、赤のイメージが強かったことから、最初は赤で登場することとなった[17][49]。骨組みをウルトラマンのモデルに仕込んで普通に動かすと、つるんとした銀色の人が動いているだけであるため、ウルトラマンをアニメーションで作った後に、ウエットスーツを上から着せたような感じで歪みや皺を後に加えている[42]

地球飛来時の顔はウルトラマンAタイプのものに近づけられ、体色は銀色が採用された[49]

初代ウルトラマンが目のダイヤカットの1マスごとにFRPを裏から塗って電球が見えないようになっており、本作品でもダイヤカットが表現されている[10]

なお、書籍によっては、『ウルトラマン』でのマスクはA・B・Cの3タイプが制作されているが、本作品でのマスクはCタイプを元にしていると推測される[34]

本作品のウルトラマンは、基本のフォルムをドローイングで詰め、佐々木明が『ウルトラマン』制作当時の1966~67年に作成したマスクを原型に3Dスキャンして立体に起こされたマスクを基に3DCGでデザインされた[47][49]

反響・評価

2021年1月29日に特報映像が公開された際には「ウルトラマン」が日本国内のTwitterのトレンドに入ったほか、日本国外でも映画監督のギレルモ・デル・トロジョーダン・ヴォート=ロバーツが興奮や絶賛のコメントを寄せている[50]。また、同年8月12日にはジェームズ・ガンが樋口とのリモート対談で興奮しながら期待のコメントを寄せる映像が公開されている[51]

劇中におけるメフィラスの「私の好きな言葉です」という独特の言い回しが、ファンの間で「メフィラス構文」と呼称され話題になった[52]

興行成績

『シン・ウルトラマン』動員数・興行収入の推移
動員数
(万人)
興行収入
(億円)
備考
週末 累計 週末 累計
1週目の週末
(2022年5月14日・15日)[53][54][55]
1位 45.1 64.2 7.0 9.9
2週目の週末
(5月21日・22日)[56][57][58]
31.2 134.5 4.9 20.3
3週目の週末
(5月28日・29日)[59][60][61]
2位 22.9 181.0 3.4 27.1

関連書籍

  • 『シン・ウルトラマン デザインワークス』(2022年5月13日劇場先行発売・2022年6月24日一般発売、発売グラウンドワークス)[62][39]
  • 『シン・ウルトラマン Millennials BOOK』(2022年6月20日発売予定)

関連商品

関連番組

「映画公開記念!『シン・ウルトラマン』誕生SP!」
本作品の公開を記念した特番。放送時間30分。放送局や放送日は各エリアによって異なる[63][64]
「『シン・ウルトラマン』をもっと楽しむために!」
TSUBURAYA IMAGINATIONで配信された本作品の公開直前番組。本作品のキャストやスタッフ、米津へのインタビュー映像、メイキング映像で構成される[65]
シン・ウルトラファイト
ムビチケ映像特典。

主なコラボレーション

  • 2022年4月20日より、マクドナルドのタイアップ企画として、チキンタツタの新商品である「シン・タツタ 宮崎名物チキン南蛮タルタル」が全国のマクドナルドにて発売された。併せて「帰ってきたチキンタツタ」として定番商品のチキンタツタも再発売。ドリンクは本作品のウルトラマンのイラスト入りの限定カップで提供された[66]
  • 2022年4月22日から6月26日まで名古屋鉄道は、本作品とコラボし、「シン」の付く8駅を巡り、各駅の記念硬券入場券「ウルトラ入場券」を購入して集めるイベント「MEITETSU☆ウルトララリー」を実施する[67]
  • 2022年4月29日から6月30日まで横浜ランドマークタワーにて、本作品とコラボレーションしたイベント「シン・ウルトラマン・横浜ランドマークタワー」を開催する[68]

脚注

注釈

  1. ^ 『ウルトラマン』ではスペシウム光線を描いており、本作品でも同様にスペシウム光線を描いている[10]
  2. ^ 2021年7月18日に映画『遊星王子2021』の完成披露上映会に出席した河崎実は、監督を務めた同作の公開時期を本作品に合わせた(2021年8月27日)が本作品が延期になったため、思惑が外れたことを明かしている[37]
  3. ^ ただし、版権の管理上、明確につなげることが難しいことから、『シン・』というタイトルのほかに、竹野内豊が「政府の男」としてキャスティングされていたり、「巨大不明生物」という名称を使用している[14]

出典

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  4. ^ a b c d フィギュア王292 2022, pp. 16–17, 「スペシャルインタビュー 神永新二役 斎藤工」
  5. ^ 東宝株式会社. “映画『シン・ゴジラ』公式サイト” (jp). 映画『シン・ゴジラ』公式サイト. 2019年12月15日閲覧。
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  10. ^ a b c d e f g h i j k 宇宙船176 2022, pp. 104–105, 「シン・ウルトラマン」
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  12. ^ a b c d e f Pen202206 2022, pp. 28–29, 「『シン・ウルトラマン』で描かれる世界とは?」
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s フィギュア王292 2022, pp. 18–21, 「シン・ウルトラマン大特集」
  14. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab デザインワークス 2022, pp. 73–75, 「『シン・ウルトラマン』手記 庵野秀明」
  15. ^ a b デザインワークス 2022, pp. 58–59, 「デザイン集 禍特対マーク・腕章等」
  16. ^ デザインワークス 2022, pp. 70–71, 「デザイン集 セット等」
  17. ^ a b c パンフレット 2022, 「STAFF INTERVIEWS 監督 樋口真嗣」
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  20. ^ a b c d e “シン・ウルトラマン:ベーターカプセルを掲げる“神永新二”斎藤工 巨大不明生物・ガボラやネロンガも 新場面写真公開 組織名は禍特対”. まんたんウェブ (MANTAN). (2022年3月30日). https://mantan-web.jp/article/20220330dog00m200044000c.html 2022年3月30日閲覧。 
  21. ^ a b c d e f g h i j “『シン・ウルトラマン』にヘイセイ有岡出演「胸が熱くなります」 早見あかり、田中哲司、山本耕史も参加”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年9月25日). https://www.oricon.co.jp/news/2145094/full/ 2019年9月25日閲覧。 
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  62. ^ 『シン・ウルトラマン デザインワークス』5月13日発売”. 株式会社カラー. 2022年4月20日閲覧。
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  65. ^ 「シン・ウルトラマン」公開直前特番、11日から無料配信AV Watch(2022年5月9日)
  66. ^ 「シン・ウルトラマン」×マクドナルド。「シン・タツタ」登場(2022年4月14日)
  67. ^ 名鉄「シン・ナゴヤ」も - 映画『シン・ウルトラマン』コラボ実施(2022年4月19日)
  68. ^ ウルトラマンが横浜・みなとみらいに現れる!?「シン・ウルトラマン」の映画公開記念イベントが開催(2022年4月22日)

参考文献

  • 『シン・ウルトラマン』パンフレット 2022年5月13日発行 編集:株式会社東宝ステラ 発行:東宝株式会社事業部
  • 『テレビマガジン特別編集 ウルトラ特撮マガジン 2020』講談社(講談社MOOK)、2020年8月31日。ISBN 978-4-06-520743-7 
  • 『テレビマガジン特別編集 ウルトラ特撮マガジン VOL.2』講談社(講談社MOOK)、2021年5月24日。ISBN 978-4-06-523014-5 
  • 『宇宙船』vol.176(SPRING 2022.春)、ホビージャパン、2022年4月1日、ISBN 978-4-7986-2796-0 
  • Pen』(2022年6月号)、CCCメディアハウス、2022年4月28日、雑誌コード:17785-06。 
  • 『シン・ウルトラマン デザインワークス』監修 庵野秀明、株式会社カラー、2022年5月13日。ISBN 978-4-905033-28-8 
  • 『フィギュア王』No.292、ワールドフォトプレス、2022年6月30日、ISBN 978-4-8465-3271-0 

関連項目

外部リンク