第68回アカデミー賞
第68回アカデミー賞(だい68かいアカデミーしょう)は1996年3月25日に発表・授賞式が行われた。[1]司会はウーピー・ゴールドバーグ。メル・ギブソンの『ブレイブハート』が作品賞を始めとする5部門を受賞した。[2][3]
第68回アカデミー賞 | ||||
---|---|---|---|---|
開催日 | 1996年3月24日 | |||
会場 | ロサンゼルス・ ドロシー・チャンドラー・パビリオン | |||
司会 | ウーピー・ゴールドバーグ | |||
ハイライト | ||||
作品賞 | 『ブレイブハート』 | |||
最多部門受賞 | 『ブレイブハート』(5) | |||
最多部門 ノミネート |
『ブレイブハート』(10) | |||
TV放映 | ||||
放送局 | ABC | |||
|
式典
編集式典はドロシー・チャンドラー・パビリオンにて3時間39分に渡って執り行われた。 例年、アカデミー賞において、アフリカ系アメリカ人にあまり注意が払われていないのではないかという意見が全米黒人地位向上協会よりあったが、1995年度の式典にはプロデューサーに クインシー・ジョーンズ(初めてのアフリカ系アメリカ人)が起用された。 また、落馬事故によって麻痺状態となっていたクリストファー・リーヴが、事故以来初めて公共の場に登場して話題となった。
候補と受賞の一覧
編集太字は受賞である。[4] また、以下での人名表記は
- 作品の日本語公式情報およびAMPAS公式サイトの日本版とWOWOWによる授賞式放送での表記に準ずる。
- 見当たらない場合はデータベースサイトなどを参考。
- それでもない場合は英語表記のままとする。
統計
編集
複数候補:
|
複数受賞:
|
プレゼンター
編集プレゼンター | 役 |
---|---|
Les Marshak | アナウンサー |
ピアース・ブロスナン ナオミ・キャンベル クラウディア・シファー |
衣裳デザイン賞 |
ダイアン・ウィースト | 助演男優賞 |
アリシア・シルヴァーストーン | メイクアップ賞 |
エマ・トンプソン | 美術賞 |
ロビン・ウィリアムズ | 名誉賞 (チャック・ジョーンズ) 特別業績賞 |
ジャッキー・チェン カリーム・アブドゥル=ジャバー |
短編実写映画賞 短編アニメ映画賞 |
サンドラ・ブロック | 音響編集賞 |
スティーヴン・セーガル | 録音賞 |
マーティン・ランドー | 助演女優賞 |
ジム・キャリー | 撮影賞 |
ゴールディ・ホーン カート・ラッセル |
編集賞 |
リチャード・ドレイファス | Academy Award for Technical Achievement ゴードン・E・ソーヤー賞 |
ウィル・スミス | 視覚効果賞 |
ニコラス・ケイジ エリザベス・シュー |
短編ドキュメンタリー映画賞 長編ドキュメンタリー映画賞 |
メル・ギブソン | 外国語映画賞 |
スティーヴン・スピルバーグ | 名誉賞 (カーク・ダグラス) |
クインシー・ジョーンズ シャロン・ストーン |
劇映画音楽賞 ミュージカル・喜劇映画音楽賞 |
アーサー・ヒラー (AMPAS 会長) | In Memoriam |
スーザン・サランドン | 脚本賞 |
アンソニー・ホプキンス | 脚色賞 |
クリストファー・リーヴ | The montage saluting social issues |
アンジェラ・バセット ローレンス・フィッシュバーン |
歌曲賞 |
ロバート・ゼメキス | 監督賞 |
トム・ハンクス | 主演女優賞 |
ジェシカ・ラング | 主演男優賞 |
シドニー・ポワチエ | 作品賞 |
パフォーマー
編集名前 | 役 | 内容 |
---|---|---|
トム・スコット | 編曲 | オーケストラ |
グロリア・エステファン | パフォーマー | "Moonlight" (サブリナ) |
ライル・ラヴェット ランディ・ニューマン |
パフォーマー | 「君はともだち」 (トイ・ストーリー} |
Stomp | パフォーマー | 音響編集賞モンタージュ |
ブルース・スプリングスティーン | パフォーマー | "Dead Man Walking" (デッドマン・ウォーキング) |
セビアン・グローバー | パフォーマー | 「雨に唄えば」 タップダンス(ジーン・ケリー) |
ヴァネッサ・ウィリアムス | パフォーマー | 「カラー・オブ・ザ・ウィンド」 (ポカホンタス) |
ブライアン・アダムス | パフォーマー | "Have You Ever Really Loved a Woman?" (ドンファン) |
テイク6 | パフォーマー | 歌曲賞メドレー |
In Memoriam
編集In Memoriamのコーナーでは、俳優のジンジャー・ロジャース、ディーン・マーティン、マーティン・バルサム、バール・アイヴス、ラナ・ターナー、ハイン・S・ニョール、マイケル・ホーダーン、アレクサンダー・ゴドノフ、ジョージ・バーンズ、俳優・監督のアイダ・ルピノ、監督のルイ・マル、作曲家のロージャ・ミクローシュ、アニメーターのフリッツ・フレレング、脚本家のテリー・サザーンなど、1995年度に亡くなった映画人の功績が紹介された。
関連項目
編集脚注
編集- ^ “The 1996 Academy Awards: And the Winners are...”. シカゴ・トリビューン (Tribune Publishing). (March 26, 1996) May 31, 2015閲覧。
- ^ Welkos, Robert W. (March 26, 1996). “'Braveheart' Is Top Film; Cage, Sarandon Win”. ロサンゼルス・タイムズ (Tribune Publishing) May 31, 2015閲覧。
- ^ Hartl, John (March 25, 1996). “One More Victory For `Braveheart' – Mel Gibson's Epic About A Battle For Freedom Tops The Oscars”. シアトル・タイムズ (The Seattle Times Company) October 1, 2013閲覧。
- ^ “第68回アカデミー賞 (1996) ノミネート・受賞”. oscars.org. 2015年5月31日閲覧。
- ^ Herman, Jan (March 23, 1996). “Hollywood Is Playing Chuck Jones' Toon”. ロサンゼルス・タイムズ (Tribune Publishing) May 23, 2015閲覧。
- ^ Champlin, Charles (March 22, 1996). “Countdown to the Oscars : Always a Champion : Despite recent setbacks, Kirk Douglas plans to be there to receive an honorary Oscar for being 'a creative and moral force' in film.”. ロサンゼルス・タイムズ (Tribune Publishing) May 23, 2015閲覧。
- ^ “Here's Complete List Of Oscar Nominees”. シカゴ・トリビューン (Tribune Publishing). (February 14, 1996) October 1, 2013閲覧。
- ^ Bona 2002, p. 39
参考文献
編集- Bona, Damien (2002). Inside Oscar 2. New York, United States: Ballantine Books. ISBN 0-345-44970-3
外部リンク
編集- 公式サイト
- 分析
- 1995 Academy Awards Winners and History Filmsite
- Academy Awards, USA: 1996 インターネット・ムービー・データベース
- ニュース
- その他