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アンソニー・ホプキンス

アンソニー・ホプキンス CBE(Anthony Hopkins, CBE, 1937年12月31日 - )は、イギリス出身の俳優作曲家画家。『羊たちの沈黙』(1991年)で演じた精神病質ハンニバル・レクター博士の役が高く評価され、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞した。その後も続編である『ハンニバル』(2001年)、『レッド・ドラゴン』(2002年)で同じレクター役を演じている。

アンソニー・ホプキンス
Sir Anthony Hopkins
Sir Anthony Hopkins
2010年のトロント国際映画祭にて。
生年月日 (1937-12-31) 1937年12月31日(81歳)
出生地 ウェールズの旗 ウェールズ ポート・タルボット
国籍 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 174 cm
職業 俳優作曲家画家
ジャンル 映画舞台テレビ
活動期間 1965年 -
活動内容 1991年:アカデミー主演男優賞
配偶者 Petronella Barker(1967年 - 1972年)
Jennifer Lynton(1973年 - 2002年)
Stella Arroyave(2003年 - )
著名な家族 アビゲイル・ホプキンス英語版(娘、歌手・女優)
主な作品
映画
冬のライオン』『エレファント・マン
羊たちの沈黙』『ハワーズ・エンド
日の名残り』『ニクソン
サバイビング・ピカソ』『アミスタッド
ジョー・ブラックをよろしく
ハンニバル』『レッド・ドラゴン
マイティ・ソー』シリーズ
ヒッチコック』『REDリターンズ
テレビドラマ
ウエストワールド
備考
ハンニバル・レクター
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経歴・人物編集

ウェールズ地方ウェスト・グラモーガン州の港町ポート・タルボットで生まれる。パン屋の一人息子[1]だったが、十代の頃から演じることに興味があった。ウェールズの演劇学校で学んだあと、陸軍に入隊。除隊後に再びロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマティック・アートで演技を学び、舞台俳優としてキャリアをスタートさせた。「演技というものは絵空事であって、その要素はすべてシナリオの中にある」というのが持論で、どのような役であっても特別にリサーチして演じることはないとされる。これは役柄の徹底的なリサーチに基づいたリアリティを追求するロバート・デ・ニーロなどの俳優主体ともいえる演技スタイル(メソッド演技法)と対極にあるともいえ、デ・ニーロ等のアプローチを批判し「馬鹿げている」と罵ったことでも有名。その持論ゆえ、脚本家の書いた台本(シナリオ)のチェック・暗記は徹底的に行い、その台詞などを忠実に再現した上で撮影の際にはきわめて自然で役柄本人になりきっているかのような卓越した演技力を発揮する。

舞台で培われた卓越した重厚感、気品と知性溢れる存在感は映画においても遺憾なく発揮され、1968年『冬のライオン』、1974年『人形の家』、1978年『インター・ナショナル・ベルベット』などが代表作となる。1980年には、デイヴィッド・リンチ監督作品『エレファント・マン』にドクター役で主演。

羊たちの沈黙』で演じたハンニバル・レクター博士役の名演技が高く評価され、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞した。その後も続編である『ハンニバル』、『レッド・ドラゴン』で同じレクター役を演じている。

ハンニバル・レクターのイメージに反し、アンソニー本人はベジタリアンである。また、アルコールも飲まない(アルコール依存症のため、断酒した)。

『8月の誘惑』では監督業にも進出した。

私生活編集

3度結婚していて、最初の妻との間に娘が1人いる。イギリスから1987年にコマンダーに、1993年にはナイトに叙勲されており、名実ともに現代を代表する名優の一人となった。

現在はロサンゼルスに住み、2000年にはアメリカの市民権を得ている。

何月何日が何曜日だったかという、日付と曜日を即座に計算できる特技を持つ。

主な出演作品編集

映画編集

公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1968 冬のライオン
The Lion in Winter
リチャード 英国アカデミー賞 助演男優賞ノミネート 小林清志TBS版)
石田太郎(ソフト版)
1969 鏡の国の戦争
The Looking Glass War
ジョン・エイヴリー
1971 八点鐘が鳴るとき
When Eight Bells Toll
フィリップ・カルバート 内海賢二テレビ朝日版)
平林尚三日本テレビ版)
1972 戦争と冒険
Young Winston
デビッド・ロイド・ジョージ
1974 ジャガーノート
Juggernaut
ジョン・マクロード 阪脩
1976 エンテベの勝利
Victory at Entebbe
イツハク・ラビン
1976 オードリー・ローズ
Audrey Rose
エリオット・フーバー 田中信夫(TBS版)
遠すぎた橋
A Bridge Too Far
ジョン・フロスト 宝亀克寿(ソフト版)
石田太郎(日本テレビ版)
1978 マジック
Magic
コーキー 英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート 納谷六朗
1980 エレファント・マン
The Elephant Man
フレデリック・トリーブス 田中信夫(TBS版)
1980 LOVEシーズン
A Change of Seasons
アダム・エヴァンズ
1981 ヒトラー最期の日
The Bunker
アドルフ・ヒトラー テレビ映画
1984 バウンティ/愛と反乱の航海
Where the Heart Is
ウィリアム・ブライ
1986 チャーリング・クロス街84番地
84 Charing Cross Road
フランク ビデオ発売
1988 青い夜明け
The Dawning
カシアス / アンガス・バリー
1989 浮気なシナリオ
A Chorus of Disapproval
ルウェーリン ビデオ発売 藤本譲
1990 逃亡者
Desperate Hours
ティム 田中信夫(テレビ東京版)
1991 羊たちの沈黙
The Silence of the Lambs
ハンニバル・レクター アカデミー賞 主演男優賞
ニューヨーク映画批評家協会賞 主演男優賞
金内吉男VHS版)
石田太郎(テレビ朝日版)
堀勝之祐DVD版)
スポッツウッド・クラブ
Spotswood
ウォレス
1992 ハワーズ・エンド
Howards End
ヘンリー・J・ウィルコックス 池田勝
ドラキュラ
Dracula
ヴァン・ヘルシング 坂口芳貞(旧ソフト版)
池田勝(新ソフト・テレビ朝日版)
チャーリー
Chaplin
ジョージ・ヘイデン 小川真司
1993 トライアル/審判
The Trial
神父
日の名残り
The Remains of the Day
ジェイムズ・スティーヴンス ゴールデングローブ賞 主演男優賞ノミネート
ロサンゼルス映画批評家協会賞 主演男優賞
世古陽丸Netflix版)
永遠の愛に生きて
Shadowlands
C・S・ルイス ロサンゼルス映画批評家協会賞 主演男優賞 堀勝之祐
1993 愛の果てに
The Innocent
グラス 自作の即興演奏も
1994 ケロッグ博士
The Road to Wellville
ケロッグ 山野史人
1995 ニクソン
Nixon
リチャード・ニクソン ゴールデングローブ賞 主演男優賞ノミネート 田口計
レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い
Legend of Fall
ウィリアム・ラドロー 山野史人(旧ソフト版)
佐々木梅治(新ソフト版)
1996 8月の誘惑
August
ヤーヤン 監督/音楽/主演《叔父ヴァーニャ》の脚色
サバイビング・ピカソ
Surviving Picasso
パブロ・ピカソ
1997 アミスタッド
Amistad
ジョン・クインシー・アダムズ ゴールデングローブ賞 助演男優賞ノミネート
放送映画批評家協会賞 助演男優賞
山内雅人
ザ・ワイルド
The Edge
チャールズ・モース 池田勝(ソフト版)
小川真司(テレビ朝日版)
1998 マスク・オブ・ゾロ
The Mask of Zorro
ドン・ディエゴ・デ・ラ・ベガ 津嘉山正種(ソフト版)
樋浦勉(日本テレビ版)
ジョー・ブラックをよろしく
Meet Joe Black
ウィリアム・パリッシュ 山内雅人
1999 ハーモニーベイの夜明け
Instinct
イーサン・パウエル 青野武
タイタス
Titus
タイタス・アンドロニカス 石田太郎
2000 M:I-2
Mission: Impossible II
スワンベック クレジットなし 家弓家正(ソフト版)
有川博(テレビ朝日版)
2001 ハンニバル
Hannibal
ハンニバル・レクター MTVムービー・アワード キス・シーン賞、悪役賞ノミネート 石田太郎(ソフト版)
日下武史(テレビ朝日版)
佐々木勝彦(Netflix版)
アトランティスのこころ
Hearts in Atlantis
テッド・プローディガン 阪脩
2002 レッド・ドラゴン
Red Dragon
ハンニバル・レクター 麦人(ソフト版)
石田太郎(テレビ朝日版)
9デイズ
Bad Company
オークス 有川博(ソフト版)
銀河万丈(フジテレビ版)
小川真司(テレビ朝日版)
2003 白いカラス
The Human Stain
コールマン・シルク 石田太郎
2004 アレキサンダー
Alexander
プトレマイオス1世 稲垣隆史
2005 プルーフ・オブ・マイ・ライフ
Proof
ロバート
世界最速のインディアン
The World's Fastest Indian
バート・マンロー 石田太郎
2006 オール・ザ・キングスメン
All the King's Men
アーウィン判事
ボビー
Bobby
ジョン・ケイシー
2007 ベオウルフ/呪われし勇者
Beowulf
フロースガール 麦人
Fracture テッド 日本未公開
最終目的地
The City of Your Final Destination
アダム・グント 自作のピアノ即興演奏も 石田太郎
2010 ウルフマン
The Wolfman
ジョン・タルボット 三木敏彦
恋のロンドン狂騒曲
You Will Meet a Tall Dark Stranger
アルフィ・シェプリッジ
2011 ザ・ライト -エクソシストの真実-
The Rite
ルーカス・トレヴァント神父 糸博
マイティ・ソー
Thor
オーディン 浦山迅
2012 ヒッチコック
Hitchcock
アルフレッド・ヒッチコック 稲垣隆史
360
360
ジョン
2013 REDリターンズ
RED 2
エドワード・ブラッドリー 勝部演之
マイティ・ソー/ダーク・ワールド
Thor: The Dark World
オーディン 浦山迅
2014 ノア 約束の舟
Noah
メトセラ
2015 ハイネケン誘拐の代償
Kidnapping Freddy Heineken
フレディ・ハイネケン英語版
DEMON デーモン
Blackway
レスター
ブレイン・ゲーム
Solace
ジョン・クランシー 製作総指揮 浦山迅
2016 アウトバーン
Collide
ハーゲン・カール 糸博
ブラック・ファイル 野心の代償
Misconduct
アーサー・デニング 長克巳
2017 トランスフォーマー/最後の騎士王
Transformers: The Last Knight
エドマンド・バートン 池水通洋
マイティ・ソー バトルロイヤル
Thor: Ragnarok
オーディン 浦山迅
2019 2人のローマ教皇
The Two Popes
ベネディクト16世

テレビシリーズ編集

放映年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2016- ウエストワールド
Westworld
ロバート・フォード博士 計10話出演
第69回プライムタイム・エミー賞ドラマシリーズ部門主演男優賞ノミネート
稲垣隆史

日本語吹き替え編集

石田太郎が声を当てることが多いが、複数作品では稲垣隆史や石田の没後は浦山迅が担当することが多い。

参考文献編集

  1. ^ Stated in interview on Inside the Actors Studio, 2007

外部リンク編集