ニコラス・ケイジ

アメリカの俳優

ニコラス・ケイジ(Nicolas Cage, 1964年1月7日 - )は、アメリカ合衆国俳優であり、映画監督映画製作者。1995年の『リービング・ラスベガス』では、アカデミー賞ゴールデングローブ賞全米映画俳優組合賞などで主演男優賞を受賞。

ニコラス・ケイジ
Nicolas Cage
Nicolas Cage
2014年
本名 ニコラス・コッポラ(Nicolas Coppola)
別名義 Nicolas Coppola
生年月日 (1964-01-07) 1964年1月7日(60歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロングビーチ
職業 俳優
ジャンル 映画
活動期間 1980年 -
活動内容 1980年:デビュー
1996年:アカデミー賞受賞
配偶者 パトリシア・アークエット(1995年 - 2001年)
リサ・マリー・プレスリー(2002年 - 2004年)
アリス・キム(2004年 - 2016年)
エリカ・コイケ(2019年)
芝田璃子(2021年 - )
著名な家族 フランシス・フォード・コッポラ(叔父)
ソフィア・コッポラ(いとこ)
主な作品
出演
ランブルフィッシュ』『コットンクラブ
バーディ』『ペギー・スーの結婚
赤ちゃん泥棒』『月の輝く夜に
ワイルド・アット・ハート
ハネムーン・イン・ベガス
リービング・ラスベガス』『ザ・ロック
コン・エアー』『フェイス/オフ
シティ・オブ・エンジェル
8mm』『救命士』『60セカンズ
天使のくれた時間』『アダプテーション
マッチスティック・メン
ナショナル・トレジャー』シリーズ
ロード・オブ・ウォー
ワールド・トレード・センター
ゴーストライダー』シリーズ
NEXT -ネクスト-』『ノウイング
バッド・ルーテナント』『キック・アス
魔法使いの弟子』『ゲットバック
マンディ 地獄のロード・ウォリアー
カラー・アウト・オブ・スペース -遭遇-
PIG/ピッグ』『マッシブ・タレント
声の出演
スパイダーマン:スパイダーバース
製作・製作総指揮
シャドウ・オブ・ヴァンパイア
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
 
受賞
アカデミー賞
主演男優賞
1995年リービング・ラスベガス
全米映画批評家協会賞
主演男優賞
1995年『リービング・ラスベガス』
ニューヨーク映画批評家協会賞
主演男優賞
1995年『リービング・ラスベガス』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
主演男優賞
1995年『リービング・ラスベガス』
MTVムービー・アワード
最優秀スクリーン・デュオ
1996年ザ・ロック
1997年フェイス/オフ
ゴールデングローブ賞
主演男優賞(ドラマ部門)
1995年『リービング・ラスベガス』
全米映画俳優組合賞
主演男優賞
1995年『リービング・ラスベガス』
その他の賞
備考
コッポラ家
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生い立ち

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カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。父オーガスト・コッポライタリア系で大学教授兼作家、母ジョイ・フォーゲルザングはドイツ系のバレエ・ダンサー。兄(マーク・コッポラクリストファー・コッポラ)がおり、クリストファーは映画監督をしている。父方の祖父は作曲家のカーマイン・コッポラ、祖母は女優のイタリア・ペニーニ。叔父に映画監督のフランシス・フォード・コッポラ、叔母に女優のタリア・シャイア、いとこにソフィア・コッポラロマン・コッポラがいる。

ビバリーヒルズ高校中退。日本語学校に通っていた経験があるため、日本語がある程度話せる。映画でもしばしば披露する他、来日時には日本語で挨拶することもある。

キャリア

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1981年に『初体験/リッジモント・ハイ』でニコラス・コッポラとしてデビューする。その後、現在の芸名に変更した。芸名の「ケイジ」の由来はマーベル・コミック社のコミック「パワーマン」の主人公ルーク・ケイジから。若い頃はコッポラ監督の甥と呼ばれることを嫌がっていた。オーディションを受けても、製作者たちの浴びせる質問は彼についてではなく、叔父フランシスのことばかりだったという。本名のコッポラを名乗らず、あえて“ケイジ”の芸名を使うことにしたのも、そのためと言われている。

1995年の『リービング・ラスベガス』でアカデミー主演男優賞を受賞[1]オスカー受賞後は、芸術的な映画に留まらず、大作映画にも積極的に出演した。同業のショーン・ペンはケイジの大作映画出演をいぶかしく思っていると発言した[2]

サターン・フィルムズ(Saturn Films)という映画制作会社を設立。2000年に『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』に製作者として参加し、2002年には『SONNY ソニー』(Sonny)で監督兼プロデューサーを務めた。その後も、映画制作会社サターン・フィルムズの共同経営者として、いくつかの作品をプロデュースしている。

私生活

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家族

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5度の結婚歴、4度の離婚歴があり、計3人の子供、計1人の孫がいる。

  • 1988年に女優のクリスティーナ・フルトンと交際、1990年12月26日に2人の間に生まれたのが後にブラックメタル・バンド「アイズ・オブ・ノクターン」のリードボーカルを務めるウェストン・コッポラ・ケイジである。
2011年4月15日、ニューオーリンズフレンチ・クオーターで泥酔して、近くにある住宅を自分の借家だと思い込んで妻アリスを引っ張って行こうとし、さらに喚きながらタクシーに乗り込もうとしてドメスティックバイオレンス、治安妨害、公衆酩酊(日本の「酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律」違反相当)の容疑で逮捕されたが、日本円で約94万円の保釈金を払い保釈され、仕事を再開した[5]
2016年6月、妻の浮気により離婚していたことが判明[6]し、2016年6月24日広報担当者の話として、同年1月にアリスと離婚していたことが発表された[1]
2019年3月23日、4度目になる結婚を、ロサンゼルスのタイ料理レストラン(Jasmine Thai Cuisine)経営者の両親を持つメイク・アップ・アーティストのエリカ・コイケ(父は日本人、母はタイ人。1983年アメリカ生まれ)と行ったが、四日後に無効申請を行った。理由は、両人が泥酔中に行った決定であることや、新婦が飲酒運転で逮捕歴があることなどである[7][8][9][10]。そして5月31日に ネバダ州クラーク郡の裁判所により離婚が正式に認められた[11]
  • 2021年2月16日、ケイジの亡き父の誕生日の日に5度目の結婚を31歳年下の芝田璃子とラスベガスのウェスティンホテルで行った[12][13]。2022年1月妻が妊娠したことを発表[14]

趣味

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非常に車好きで、フェラーリの現行車種を全車種(限定車のエンツォ等含む)所有している。また、イランモハンマド・レザー・パフラヴィー元国王が所有していたランボルギーニを所有していたこともある。

アメリカンコミック好きでも知られ、自身の芸名は元より、息子にまでアメコミキャラクターの名を付けるほどである(カルエルはスーパーマンの本名)。彼のコミックコレクションをオークションにかけた際に出品された400品目の中には、『アクションコミック』1号や『ウィズコミック』1号、『ディテクティブコミック』38号、『オールスターコミック』3号等のレアアイテムが目白押しで、総落札額は160万ドルに達した。また、日本の成年コミックに並々ならぬ興味を示しており、「論ずるに値する」と述べている[15]

しかし一方で、「15歳の頃からコミックは読んでいない」と、コミックオタクという印象を否定する発言がある[16]

2007年にアメコミ作家デビュー。息子のウェストン君と連名で『Voodoo Child』という漫画を製作し、2007年開催のサンディエゴ・コミコンで初公開。ヴァージン・コミックスから全6巻で刊行された。

また、カルト映画も好きで、同じ趣味のラモーンズのリーダー、ジョーイ・ラモーンとは親友だった。そのため、ケイジは彼が好きだったカルト映画『ウィッカーマン』を自費で2006年リメイクし、ラストに「ジョーイ・ラモーンに捧ぐ」とクレジットした。しかしそのため、ラジー賞主演男優部門をはじめ5部門にノミネートされる結果となった[17]

ガレージキットのコレクターでもあり、まんだらけを過去4回訪れている。その度に段ボール数箱分の買い物をするため、ニコラスが来た日は売り上げが跳ね上がるという。過去一番大きな買い物は、高さ1.5メートルのガメラ(40万円)[18]

金銭

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  • かなりの浪費家として知られ、古城、高級車、恐竜の化石や骨、コミックコレクションなどを派手に購入していたニコラスだが、その浪費癖から資金難になってしまい、2009年8月には200万ドル(日本円で約1億8000万円)の債務不履行で銀行から訴えられているほか、2007年と2008年分の未納分税金や延滞分利子および罰金などで630万ドル(約5億6700万円)を滞納していることが明らかになった。2012年11月現在で約600万ドル(約4億8,000万円)の滞納金があると報道されている[19]。ニコラスは元ビジネス・マネージャーのサミュエル・レビンの不適切なアドバイスが財政難の原因と釈明し、彼を相手取って2000万ドル(約18億円)の訴訟をおこしたが示談が成立している[20]
  • 2009年11月、『ピープル』誌によれば、ニコラスがニューオリンズのフレンチ・クォーターの一角に所有していた2軒の家が競売で売られた。この2軒は税金の滞納で差し押さえられていたもので、落札者はニコラスがローンを組んでいるリージョンス銀行。2軒ともこの銀行が落札したが、他に入札者はいなかったという。資産価値は合計で680万ドル(約6億1200万円)だが、落札金額は450万ドル(約4億500万円)とお買い得だったようだ。他にも担保としてラスベガス近郊の高級住宅地のベルエアに所有する豪邸を1100万ドル、マリブの豪邸を1000万ドルで競売に出したが買い手が付かず、銀行に差し押さえられた[21]。さらにロードアイランドにある豪邸も差し押さえられ、オークションで競売にかけられている。
  • 先述の通り、かなりの車好きで、フェラーリの現行モデルはほぼ所有しているが、2010年3月に高級車のロールス・ロイスのリースを巡って訴えられた。2007年に55万ドル(約4950万円)相当の1964年型のロールス・ロイスSCを月々7663ドル(約69万円)で5年リースし、その4ヵ月後には24万5000ドル(約2200万円)相当の2002年型も月々3630ドル(約33万円)で5年のリース契約を結んだ。ところが税金滞納などの財政難により、月々の支払いができず、2台とも途中でリース契約を打ち切ることになったため、契約違反でリース会社から合計24万2000ドル(約2180万円)の損害賠償を求める訴えを起こされた。借金返済のために世界各地に所有していた豪邸に続き、ついに高級車を手放さざるを得なくなった。
  • 財政難で窮地に立たされているニコラスだが、2010年4月、米TMZ.comによれば、アメリカのルイジアナ州ニューオーリンズに高さ約2.7メートルの白いピラミッド型の墓を自分用に購入しているようだ。なぜ、ピラミッド型を選んだのかは定かではないが、ニコラスが伝説の秘宝を追う歴史学者兼冒険家に扮したアドベンチャー大作『ナショナル・トレジャー』シリーズにヒントを得たのではないかと言われている。
  • なお、前述のように借金返済に苦慮していることから、仕事を選ばずに多くの映画に出演した。数年掛けて46本もの映画に出演したことが功を奏し、現在は全ての借金を完済済みであるという。[22]

フィルモグラフィ

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  • 役名の太字は主演。

映画

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題名 役名 備考 吹替
1982 初体験/リッジモント・ハイ
Fast Times at Ridgemont High
ブラッドの友人 映画デビュー作
ニコラス・コッポラ名義
(台詞なし)
1983 ヴァレー・ガール
Valley Girl
ランディ 別題『アップタウン・ガール』 TBA
ランブルフィッシュ
Rumble Fish
スモーキー (吹き替え版なし)
1984 月を追いかけて
Racing with the Moon
ニッキー TBA
コットンクラブ
The Cotton Club
ヴィンセント 相沢正輝(ソフト版)
大塚明夫TBS版)
バーディ
Birdy
アル (吹き替え版なし)
1986 ボーイ・イン・ブルー
The Boy in Blue
ネド TBA
ペギー・スーの結婚
Peggy Sue Got Married
チャーリー 牛山茂テレビ朝日版)
1987 赤ちゃん泥棒
Raising Arizona
H・I・マクダノー (吹き替え版なし)
月の輝く夜に
Moonstruck
ロニー ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート 鈴置洋孝ANA版)
小室正幸JAL版)
1988 バンパイア・キッス
Vampire's Kiss
ピーター・ロウ インディペンデント・スピリット賞主演男優賞ノミネート TBA
1989 ハートにびんびん火をつけて
Never on Tuesday
赤いスポーツカーの男
エネミー・ウォー
Time to Kill
エンリコ 大塚明夫(VHS版)
桐本琢也(DVD版)
1990 アパッチ
Wings of the Apache(Fire Birds)
ジェイク 小野健一フジテレビ版)
江原正士(テレビ朝日版)
ワイルド・アット・ハート
Wild at Heart
セーラー 相沢正輝
1991 ザンダリーという女
Zandalee
ジョニー (吹き替え版なし)
1992 ハネムーン・イン・ベガス
Honeymoon in Vegas
ジャック ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート 安原義人
1993 アモス&アンドリュー
Amos & Andrew
アモス (吹き替え版なし)
レッドロック/裏切りの銃弾
Red Rock West
マイケル 田中正彦
プロフェッショナル
Deadfall
エディ 大塚芳忠
1994 不機嫌な赤いバラ
Guarding Tess
ダグ 江原正士
あなたに降る夢
It Could Happen to You
チャーリー
パラダイスの逃亡者
Trapped in Paradise
ビル 安原義人
1995 死の接吻
Kiss of Death
リトル・ジュニア・ブラウン
リービング・ラスベガス
Leaving Las Vegas
ベン・サンダーソン アカデミー主演男優賞受賞 山寺宏一
1996 ザ・ロック
The Rock
スタンリー・グッドスピード博士 大塚明夫(ソフト版)
小山力也日本テレビ版)
山寺宏一(テレビ朝日版)
1997 コン・エアー
Con Air
キャメロン・ポー 大塚明夫(ソフト版)
大塚芳忠(テレビ朝日版)
フェイス/オフ
Face/Off
キャスター・トロイ 大塚明夫(ソフト版、テレビ朝日新版)
大塚芳忠(フジテレビ版)
山路和弘(テレビ朝日旧版)
1998 シティ・オブ・エンジェル
City of Angels
セス 小山力也
スネーク・アイズ
Snake Eyes
リック 大塚明夫(ソフト版)
山路和弘(テレビ朝日版)
1999 8mm
8mm
トム 江原正士
救命士
Bringing Out the Dead
フランク・ピアース 大塚明夫
2000 60セカンズ
Gone in Sixty Seconds
メンフィス・レインズ 大塚明夫(ソフト版、日本テレビ版)
天使のくれた時間
The Family Man
ジャック・キャンベル 大塚明夫
シャドウ・オブ・ヴァンパイア
Shadow of the Vampire
製作のみ
2001 コレリ大尉のマンドリン
Captain Corelli's Mandolin
コレリ大尉 大塚明夫
クリスマス・キャロル
Christmas Carol: The Movie
ジェイコブ 声の出演 森田順平
2002 ウインドトーカーズ
Windtalkers
ジョー・エンダーズ 大塚明夫(ソフト版)
小山力也(テレビ朝日版)
アダプテーション
Adaptation
チャーリー・カウフマン / ドナルド・カウフマン アカデミー主演男優賞ノミネート 大塚明夫
SONNY ソニー
Sonny
アシッド・イエロー 兼監督・製作 野中秀哲
2003 ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
The Life of David Gale
製作のみ
マッチスティック・メン
Matchstick Men
ロイ 大塚明夫
2004 ナショナル・トレジャー
National Treasure
ベン・ゲイツ
2005 ロード・オブ・ウォー
Lord of War
ユーリ・オルロフ 兼製作
ニコラス・ケイジのウェザーマン
The Weather Man
デイヴィッド (吹き替え版なし)
2006 アントブリー
The Ant Bully
ゾック 声の出演 江原正士
ワールド・トレード・センター
World trade center
ジョン・マクローリン 山路和弘
ウィッカーマン
The Wicker Man
エドワード・メイラス 兼製作
ゴールデンラズベリー賞 最低主演男優賞ノミネート
ゴールデンラズベリー賞 最低スクリーンカップル賞ノミネート
大川透
2007 ゴーストライダー
Ghost Rider
ジョニー・ブレイズ / ゴーストライダー ゴールデンラズベリー賞 最低主演男優賞ノミネート 大塚明夫
グラインドハウス
Grindhouse
フー・マンチュー フェイク予告編『ナチ親衛隊の狼女』 TBA
NEXT -ネクスト-
Next
クリス・ジョンソン 兼製作
ゴールデンラズベリー賞 最低主演男優賞ノミネート
大塚明夫
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記
National Treasure: Book Of Secrets
ベン・ゲイツ
2008 バンコック・デンジャラス
Bangkok Dangerous
ジョー 兼製作
2009 ノウイング
Knowing
ジョン・ケストラー
スパイアニマル・Gフォース
G-Force
スペックルズ 声の出演 中尾隆聖
ATOM
Astro Boy
テンマ博士 役所広司
バッド・ルーテナント
Bad Lieutenant: Port of Call New Orleans
テレンス・マクドノー刑事 大塚明夫
2010 キック・アス
Kick-Ass
デイモン・マクレディ / ビッグ・ダディ 内田直哉
魔法使いの弟子
The Sorcerer's Apprentice
バルサザール・ブレイク 兼製作総指揮 大塚明夫
2011 デビルクエスト
Season of the Witch
ベイメン ゴールデンラズベリー賞 最低主演男優賞ノミネート
ゴールデンラズベリー賞 最低スクリーンカップル賞ノミネート
ドライブ・アングリー3D
Drive Angry 3D
ジョン・ミルトン
ブレイクアウト
Trespass
カイル・ミラー
ハングリー・ラビット
Seeking Justice
ウィル・ジェラード ゴールデンラズベリー賞 最低主演男優賞ノミネート
2012 ゴーストライダー2
Ghost Rider: Spirit of Vengeance
ジョニー・ブレイズ / ゴーストライダー
ゲットバック
Stolen
ウィル・モンゴメリー
ジャックはしゃべれま1,000
A Thousand Words
製作のみ
2013 クルードさんちのはじめての冒険
The Croods
グラグ・クルード 声の出演 てらそままさき
フローズン・グラウンド
The Frozen Ground
ジャック・ハルコンベ 山路和弘
グランド・ジョー
Joe
ジョー 山野井仁
2014 トカレフ
Rage
ポール・マグワイア てらそままさき
ラスト・リベンジ
Dying of the Light
エヴァン・ルーク 大塚明夫
レフト・ビハインド
Left Behind
レイフォード・スティール 小山力也
ザ・レジェンド
Outcast
ガレイン 大塚明夫
2015 コンテンダー
The Runner
コリン・プライス 西垣俊作
ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄
Pay the Ghost
マイク・ローフォード 大塚明夫
2016 ダーティー・コップ
The Trust
ジム・ストーン
スノーデン
Snowden
ハンク・フォレスター 日本では2017年1月公開[23]
パシフィック・ウォー
USS Indianapolis: Men of Courage
チャールズ・B・マクベイ3世 日本では2017年1月公開
ドッグ・イート・ドッグ
Dog Eat Dog
トロイ
オレの獲物はビンラディン
Army of One
ゲイリー・フォークナー
2017 キング・ホステージ
Arsenal
エディ・キング
ヴェンジェンス
Vengeance: A Love Story
ジョン・ドロモア
ダブル/フェイス
Inconceivable
ブライアン 松山鷹志
マッド・ダディ
Mom and Dad
ブレント・ライアン 大塚明夫
2018 ダークサイド
Looking Glass
レイ
ヒューマン・ハンター
The Humanity Bureau
ノア・クロス
コード211
211
マイク・チャンドラー

Becoming Iconic
本人 ドキュメンタリー映画
ティーン・タイタンズ・ゴー! トゥ・ザ・ムービーズ
Teen Titans Go! to the Movies
クラーク・ケント / スーパーマン 声の出演 (吹き替え版なし)
マンディ 地獄のロード・ウォリアー
Mandy
レッド 名誉俳優賞受賞 山路和弘
スパイダーマン:スパイダーバース
Spider-Man: Into the Spider-Verse
スパイダーマン・ノワール 声の出演 大塚明夫
トゥ・ヘル
Between Worlds
ジョー
2019
Love, Antosha
ナレーター
ラスト・パニッシャー
A Score to Settle
フランク・カーバー 大塚明夫
ドラッグ・チェイサー
Running with the Devil
コック
KILLERS/キラーズ 〜10人の殺し屋たち〜
Kill Chain
アラニャ 速水奨
カラー・アウト・オブ・スペース -遭遇-
Color Out of Space
ネイサン・ガードナー 山路和弘
ザ・ビースト
Primal
フランク・ウォルシュ 速水奨
ナイト・ストーム
Grand Isle
ウォルター 大塚明夫
2020 アース・フォール JIU JITSU
Jiu Jitsu
ワイリー 西垣俊作
クルードさんちのあたらしい冒険
The Croods: A New Age
グラグ・クルード 声の出演 てらそままさき
2021 プリズナーズ・オブ・ゴーストランド
Prisoners of the Ghostland
ヒーロー (吹き替え版なし)
ウィリーズ・ワンダーランド
Willy's Wonderland
掃除人 兼製作 (台詞なし)
PIG/ピッグ
Pig
ロビン・“ロブ”・フェルド 大塚明夫
2022 マッシブ・タレント
The Unbearable Weight of Massive Talent
ニック・ケイジ / ニッキー・ケイジ

Butcher's Crossing
ミラー
2023 ガンズ・アンド・キラーズ
The Old Way
コルトン・ブリッグス 大塚明夫
レンフィールド
Renfield
ドラキュラ伯爵 日本劇場未公開
ザ・フラッシュ
The Flash
クラーク・ケント / スーパーマン クレジットなし
カメオ出演
(吹き替えなし)

Sympathy for the Devil
ザ・パッセンジャー

The Retirement Plan
マット
ドリーム・シナリオ
Dream Scenario
ポール・マシューズ 兼製作
ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
2024
Arcadian
ポール 兼製作  

The Surfer
サーファー

Longlegs
シリアルキラー 兼製作
TBA
Madden
ジョン・マッデン

テレビシリーズ

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題名 役名 備考 吹替
2021 あなたの知らない卑語の歴史
History of Swear Words
本人(ホスト) ドキュメンタリーシリーズ
計6話出演
(吹替版なし)
TBA
Noir
ベン・ライリー/スパイダーマン・ノワール Amazonオリジナルドラマ

主な受賞

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アカデミー賞
1995年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』[24]
ゴールデングローブ賞
1996年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』[25]
全米映画批評家協会賞
1996年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』[26]
ニューヨーク映画批評家協会賞
1995年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』[27]
ロサンゼルス映画批評家協会賞
1995年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』[28]
ボストン映画批評家協会賞
1995年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』[29]
シカゴ映画批評家協会賞
1995年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』[30]
MTVムービー・アワード
1997年度 コンビ賞 『ザ・ロック』(ショーン・コネリーと共に)[31]
1998年度 コンビ賞 『フェイス/オフ』(ジョン・トラヴォルタと共に)[32]
シッチェス・カタロニア国際映画祭
2018年度 名誉俳優賞 『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』

日本との関わり

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  • 2000年頃にパチンコメーカー三共のテレビCMに出演した。戸田奈津子がニコラス・ケイジの通訳を演じているバージョンもある。

日本語吹き替え

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コットンクラブ』(TBS版、1988年11月22日の『火曜ロードショー』で初放送)以降、ほとんどの作品で大塚明夫が吹き替えを務めており、ほぼ専属(フィックス)となっている[33]

大塚自身、数多くの俳優の吹き替えを担当しているが、その中でもケイジは大変気に入っているとのことで「彼の芝居は当てていて楽しいんです」とインタビューで答えている[34]。大塚はケイジについて「ニコラス・ケイジって、なんでも演じるんです。しかも前のめりに一生懸命演じている。彼は作品を、"役がおもしろいか"どうかで選んでいると思います」と分析している[35][36]。ケイジの吹き替えを長年に渡り演じているために思い入れも強く「一方的に僕は(ケイジが)友人のような気がしているんですよ。彼の呼吸を自分に写しとって芝居をしているものだから、親しみ深い気がしてきましてね。そんな彼が、映画のなかでコミカルな演技をしようと一生懸命もがいている姿を観て、よし、これは僕もやんなきゃなって」と語っており、他人とは思えない存在であると同時に日々勇気付けられていると語っている[37]。また、『オレの獲物はビンラディン』の予告編のナレーションを務め終えた際には、「ニコラス・ケイジは、非常に演じがいのある俳優。『オレの獲物はビンラディン』も、“これはぜひやりたいな”と思っていたので、声優魂に火がつきました!!」とケイジへの強い愛情に満ちたコメントを寄せている[38]。 『マッシブ・タレント』の公開時には「初めてニコラス・ケイジを演じた『コットンクラブ』から30年以上が経ち、彼の芝居を長いことトレースして呼吸を合わせてきたからこそ、どんな仕事でも本気で挑んでいるのが伝わってきます。彼の仕事に対しての姿勢はとても他人事とは思えません」と敬意を表すると同時に、思い入れのあるニコラス・ケイジの作品に『フェイス/オフ』と前述の『オレの獲物はビンラディン』の2作品を挙げ「演じがいがありました」と回想。『シティ・オブ・エンジェル』や『リービング・ラスベガス』など、演じられなかったケイジの作品にも「ぜひ機会があれば挑戦してみたいですね。もう若い頃の声は演じられませんが(笑)」と意欲を見せている。また、100本以上も出演作のある役者であることから、大塚自身はケイジを演じる機会に恵まれたことを嬉しく思っているという[39]

スパイダーマン:スパイダーバース』では原語版でケイジが演じたスパイダーマン・ノワール役の吹き替えを担当したが、音響監督の岩浪美和は原語版の声優がケイジであると知らずに大塚を配役したため、偶然の一致であった。このことに関して岩浪は「ああ、やはりみんな考えることは一緒だな、と思いました」と感動を覚えたという[40]

2023年にはケイジが来日し、小島プロダクションに訪れる出来事があったが、この際大塚は「なんで呼んでくんないのー」と小島を介してケイジと対面するチャンスを逃したことを心残りに思う旨のコメントをしている[41]

このほかにも、山路和弘江原正士小山力也大塚芳忠安原義人山寺宏一てらそままさき速水奨なども複数回、声を当てている。

脚注

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  1. ^ 豪快に50台もの高級車を盗みまくる 名車からスーパーカーまで続々登場の「60セカンズ」”. くるまのニュース (2018年5月25日). 2022年3月29日閲覧。
  2. ^ “Scoop - Nicolas Cage bites back after Sean Penn ridicules his career”. ピープル (People Weekly) Vol. 51 (No. 12). (1999-4-5). オリジナルの2016-04-17時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160417075552/http://www.people.com/people/archive/article/0,,20127825,00.html 2021年5月7日閲覧。. (英語)
  3. ^ Silverman, Stephen M (May 26, 2004). “Cage-Presley Union Now a Memory”. People. February 14, 2010閲覧。
  4. ^ Nicolas Cage and Alice Kim Marriage Profile”. About.com. October 14, 2012閲覧。
  5. ^ “ニコラス・ケイジ、逮捕!泥酔状態で妻にドメスティック・バイオレンス”. シネマトゥデイ. (2011年4月17日). https://www.cinematoday.jp/news/N0031750 2013年3月8日閲覧。 
  6. ^ [할리우드is 니콜라스 케이지, 한국계 아내 앨리스 킴 ´외도´로 이혼 결심 - 일간스포츠]
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外部リンク

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