メインメニューを開く

株式会社長府製作所(ちょうふせいさくしょ、: CHOFU SEISAKUSHO Co.,Ltd.)は、山口県下関市長府に本社を置く、給湯機器空調機器など各種住宅設備機器の製造販売を行うメーカーである。 石油給湯器太陽熱温水器の生産シェアで国内トップクラスを誇り、一般的には「長府ボイラ」の名前で知られている。 東京証券取引所第一部上場。キャッチフレーズは「快適をもっとたっぷり」。

株式会社長府製作所
CHOFU SEISAKUSHO Co.,Ltd.
Chofu logo.svg
長府製作所 本社
長府製作所 本社
種類 株式会社
市場情報
東証1部 5946
1997年11月7日上場
大証1部(廃止) 5946
1996年11月8日 - 2003年12月26日
略称 CHOFU、長府製、長府ボイラ
本社所在地 日本の旗 日本
752-8555
山口県下関市長府扇町2番1号
北緯34度01分26.5秒
東経131度00分44.1秒
設立 1954年7月1日
業種 金属製品
法人番号 8250001005924
事業内容 給湯機器や空調機器など各種住宅設備機器の製造販売
代表者 川上康男(代表取締役会長
種田清隆代表取締役社長
資本金 70億円(2018年12月期)[1]
発行済株式総数 3,598万500株
(2019年3月27日現在)[1]
売上高 連結:457億2,500万円
単独:341億7,400万円
(2018年12月期)[1]
営業利益 連結:20億800万円
単独:14億6,000万円
(2018年12月期)[1]
経常利益 連結:37億3,000万円
単独:33億2,500万円
(2018年12月期)[1]
純利益 連結:26億7,000万円
単独:24億5,400万円
(2018年12月期)[1]
純資産 連結:1,241億6,400万円
単独:1,215億700万円
(2018年12月期)[1]
総資産 連結:1,348億6,400万円
単独:1,282億4,200万円
(2018年12月期)[1]
従業員数 連結:1,244[234]人
単独:1,001[131]人
(2018年12月31日現在)[1]
決算期 12月31日
会計監査人 仰星監査法人
主要株主 JP MORGAN CHASE BANK 380055 15.11%
長府物産 12.41%
長府精機 11.79%
長府共済会 9.13%
西日本シティ銀行 4.99%
山口銀行 4.96%
ノーリツ 3.10%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口)2.35%
明治安田生命保険相互会社 2.08%
福山通運 1.99%
(2018年12月31日現在)[1]
主要子会社
外部リンク https://www.chofu.co.jp/
特記事項:経営指標は 2018年12月期 第65期 有価証券報告書
従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載している。
自己株式は主要株主から除外。
テンプレートを表示

概要編集

山口県下関市に本社を置く住宅設備機器メーカー。主力製品として石油給湯器ガス給湯器ルームエアコン太陽熱温水器などがある。その他にシステムバスシステムキッチンなどの製造販売も行っている。近年は、「技術でエコを変えていく」をテーマに環境配慮型製品に注力している。

グループ会社は親会社である同社と連結子会社4社、非連結子会社数社から構成されている。

経営状況編集

2018年12月期における、セグメント別売上高比率は給湯機器が41.0%、空調機器が42.4%であり、この二つの部門で売上高の8割を占めており同社の主力部門となっている。近年の売上高は2007年の565億円をピークに、450億円付近を推移しており、営業利益2011年の57億円をピークに20億円付近で推移している。

海外輸出に関しては、2008年12月期には、空調機器の輸出売上高は約50億円あったがリーマンショック以降は20億円まで落ち込んでいる。円高や安価な中国製品が欧州市場のシェアを拡大していることが主な要因である。従来のエアコンは日本の商社経由でイタリアギリシャを中心に販売していた。その後、2010年にはイタリア、フランスドイツ英国の空調機器メーカーと販売契約を結ぶ計画を立て、欧州戦略を再構築するを図ろうとした[2]。2018年の海外戦略では、同社は価格勝負ではなく、欧州米国オーストラリアを中心に環境配慮型の付加価値の高い製品を輸出することで海外市場の強化を図り、売上高の海外比率を現在の5%から10%へ高めることを目標に掲げている[3]

自己資本比率に関しては、92.1%と極めて高い水準であり、東証一部上場企業の中でもトップクラスである。

歴史編集

 
世界初の石油瞬間湯沸器

1954年7月に農機具(脱穀機耕耘機など)メーカーとして創業。当初は、山口県経済農業協同組合連合会(現・JA山口県)の長府工場を譲り受けて製品を製造していた。やがて乾燥機用の灯油バーナーの改良に成功したのを機に、現在の主力製品である石油給湯機器への礎を作り上げた。 1963年には、家庭用温水ボイラの製造を開始し、住宅設備業界へ進出を図ると共に、1971年には、同社が先駆けて石油瞬間ボイラの開発に成功したことで、「長府ボイラ」の名を一般に拡大させた。また1979年には、太陽熱温水器を開発し、住宅設備業界での地位を確立させ、その後もシステムバスルームシステムキッチン太陽光発電システムなどの製品を多角的に開発している。

1969年以降は、農機具メーカーからは完全撤退し、住宅設備機器総合メーカーとして事業を行っている。

2000年代に入ってからは、国内人口減少や新設住宅着工数の伸び悩み、消費税増税などによる経営環境悪化を見据え、企業買収による新規市場参入や資本・業務提携などを進めている。2007年7月、サンポットの子会社化では、同社の持つノウハウを元に暖房器具分野へ進出し、2017年3月、大阪テクノクラートの子会社化では、社内に「エンジニアリング部門」を新たに設け業務用給湯器市場への参入を図った[4]2015年7月には、同じ給湯機器メーカーであるノーリツとの資本・業務提携を締結した。この提携により、安定的に商品・サービスを提供できる体制を取ることを目指している[5]

沿革編集

歴代トップ編集

歴代社長編集

氏名 在任期間 出身校
1 川上米男 1969年 - 1987年 九州帝国大学農学部(現・九州大学農学部)[8]
2 福積忠男 1987年 - 1997年
3 川上康男 1997年 - 2012年 静岡大学工学部
4 橋本和洋 2012年 - 2019年 九州工業大学工学部[9]
5 種田清隆 2019年 - 神戸大学工学部[10]

歴代会長編集

氏名 在任期間 出身校
1 川上米男 1987年 - 2012年 九州帝国大学農学部(現・九州大学農学部)
2 川上康男 2012年 - 静岡大学工学部

主な事業拠点編集

本社・支店編集

拠点 所在地 備考
本社 山口県下関市長府扇町2番1号
東京支店 東京都新宿区新宿5丁目14番6号 長府新宿ビル 1、2階
大阪支店 大阪府吹田市江の木町18番27号
福岡支店 福岡県福岡市博多区綱場町9番20号 長府博多ビジネスセンター 1、2階

工場編集

拠点 所在地 生産品目
宇都宮工場 栃木県宇都宮市清原工業団地30番 石油給湯器システムバス
滋賀工場 滋賀県野洲市野洲1473番地1 エコキュート電気温水器ガス給湯器
本社工場 山口県下関市長府扇町2番1号 石油給湯器、ガス給湯器、太陽熱温水器ルームエアコン

過去編集

拠点 所在地
栃木工場 栃木県塩谷郡高根沢町
香川工場 香川県仲多度郡多度津町

関係会社編集

連結子会社編集

名称 所在地 資本金 議決権の所有割合
サンポット株式会社 岩手県花巻市
9億6,200万円
100%
サンポットエンジニアリング株式会社 北海道札幌市東区
1,600万円
100%
株式会社大阪テクノクラート 大阪府堺市堺区
4,000万円
100%
株式会社インサイトエナジー 大阪府堺市堺区
1,000万円
100%

非連結子会社編集

名称 所在地 資本金 議決権の所有割合
長府機工株式会社 山口県下関市
1億円
100%
株式会社リンク 山口県下関市
9,000万円
100%
株式会社システム・ソル 神奈川県横浜市神奈川区
1,500万円
100%

主な製品編集

 
エコジョーズ
 
エネファーム用リモコン

広告編集

テレビCM編集

現在の提供番組
過去の提供番組

イメージキャラクター編集

現在
過去

脚注編集

[ヘルプ]

注釈編集

  1. ^ 編成の都合上で世界の日本人妻は見た!毎日放送製作・TBS系列)の2時間スペシャル(19:00放送開始時)に振替されるケースやそれ以外の特番に振替されるケースもあり。
  2. ^ 一部系列局ローカルナイター編成時も含む。

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i j 株式会社長府製作所 第65期 有価証券報告書”. EDINET (2019年3月27日). 2019年3月29日閲覧。
  2. ^ “エアコン、長府製作所地域、欧州輸出「床暖付き」柱に、英独仏に拡大。”. 日経メッセ (日本経済新聞社). (2010年7月31日). https://messe.nikkei.co.jp/ac/news/64800.html 2019年5月11日閲覧。 
  3. ^ “長府製作所の売上高、海外比率が10%に”. 産経ニュース (産経新聞社). (2018年1月31日). https://www.sankei.com/region/news/180131/rgn1801310038-n1.html 2019年3月23日閲覧。 
  4. ^ “長府製作所、業務用給湯器市場へ参入”. 産経ニュース (産経新聞社). (2018年1月31日). https://www.sankei.com/region/news/180131/rgn1801310039-n1.html 2019年3月23日閲覧。 
  5. ^ “長府製作所、ノーリツと協業本格化 ガス・石油給湯器などで”. 日経電子版 (日本経済新聞社). (2016年8月27日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB26H1Y_W6A820C1LC0000/ 2019年3月23日閲覧。 
  6. ^ 給湯器用リモコンが「2014 年度 グッドデザイン賞」を受賞”. 長府製作所 (2014年10月1日). 2019年3月23日閲覧。
  7. ^ “長府製作所、大阪テクノクラートを買収 住環境提供事業拡充へ”. M&Aタイムス (KSG). (2017年3月6日). https://ma-times.jp/49650.html 2019年3月23日閲覧。 
  8. ^ 故川上米男”. (財)川上米男奨学会. 2019年3月23日閲覧。
  9. ^ “【祥瑞をつかめ 未年の戦略】長府製作所・橋本和洋社長(62)”. 産経ニュース (産経新聞社). (2015年2月1日). https://www.sankei.com/region/news/150201/rgn1502010042-n1.html 2019年3月23日閲覧。 
  10. ^ “長府製作所社長に種田氏”. 日経電子版 (日本経済新聞社). (2019年2月8日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41067020Y9A200C1YZ0000/ 2019年3月23日閲覧。 
  11. ^ “元ちとせ、2年ぶりの新曲がCMソングに起用”. エンタメRBB (イード). (2018年5月18日). https://www.rbbtoday.com/article/2018/05/18/160618.html 2019年3月23日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集