ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国
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『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(ウルトラマンゼロ ザ・ムービー ちょうけっせん! ベリアルぎんがていこく)は、2010年12月23日に全国松竹系映画館にて公開された円谷プロダクション製作の特撮映画作品。
ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国 | |
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監督 | アベユーイチ |
脚本 | アベユーイチ |
製作 | 隠田雅浩 |
製作総指揮 | 山本英俊 |
ナレーター | 石坂浩二 |
出演者 |
小柳友 濱田龍臣 土屋太鳳 石橋保 さとうやすえ 南原健朗 平泉成 きたろう ベンガル 宮野真守 緑川光 神谷浩史 関智一 西岡徳馬 田中秀幸 黒部進 森次晃嗣 団時朗 高峰圭二 石丸博也 長谷川初範 萩原佐代子 宮迫博之 若本規夫 川下大洋 石田信之 |
音楽 | 川井憲次 |
主題歌 | GIRL NEXT DOOR「運命のしずく 〜Destiny's Star〜」 |
撮影 | 三栗屋博 |
編集 | 鈴木真一 |
製作会社 | 「ウルトラマンゼロ THE MOVIE」製作委員会 |
配給 | 松竹 |
公開 |
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上映時間 | 100分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
興行収入 | 4億700万円[1] |
前作 | 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE |
次作 | ウルトラマンサーガ |
キャッチコピーは「
概要編集
本作品は「ウルトラマンシリーズ45周年記念作品」第1弾として制作された。配給は前作『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』のワーナー・ブラザース映画から、再び松竹となっている。
前作で初登場したウルトラマンゼロを主役とし、前作の敵役・ウルトラマンベリアルが復活したカイザーベリアル率いるベリアル銀河帝国との決戦と、それに立ち向かうゼロの成長や、新たな仲間との出会いを描く。
特徴編集
- 仲間や親子の絆がテーマとなっている[2]。
- 公開直前の2010年11月26日と12月22日に発売されたDVD『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』は、本作品の序章という扱いになっている。
- ウルトラ戦士以外に、同じ円谷作品である『ミラーマン』、『ファイヤーマン』、『ジャンボーグA』に登場したヒーローや怪獣・宇宙人をモチーフとして新しくデザインされたキャラクターが登場する[2]。これらのキャラクターの登場はウルトラヒーローの群像劇であった前作との差別化を目指したことによるものだが[3]、結果的には1970年代に『ウルトラマンA』などで構想されていた銀河連邦の設定の再現となった[2][4][5]。デザインは、キャラクターデザインの後藤正行が本作品とは別に描いていたものであった[6]。
- 光の国のウルトラ戦士は前作から引き続き、光の国シリーズのウルトラ戦士たちが登場する[注釈 1]。また、前作に登場したウルトラマンダイナに続く光の国以外のゲストウルトラ戦士として、ウルトラマンノアも登場する。
- 物語を支えるゲストキャラクターに、ノアの登場作品である『ウルトラマンネクサス』で和倉英輔隊長を演じた石橋保[注釈 2]、西条凪副隊長を演じたさとうやすえ[注釈 3]、グレンファイヤーの原典である『ファイヤーマン』でSAFの千葉隊員を演じた平泉成[注釈 4]が出演する[2]。
- 声優については、ウルトラマンゼロとカイザーベリアルの声を前作同様に宮野真守と宮迫博之[7]がそれぞれ担当するほか、ゼロの新たな仲間であるウルティメイトフォースゼロの声は、過去に円谷作品に出演経験のある緑川光、関智一、神谷浩史が担当する[注釈 5]。他のウルトラ戦士もほとんどが当時のオリジナルキャスト、もしくは『ウルトラマンメビウス』以降の担当声優が声を担当する[2][注釈 6]。ウルトラマン80役の長谷川初範とユリアン役の萩原佐代子の出演は、『ウルトラマン80』30周年記念の一環であった[2][注釈 7]。長谷川はこれがウルトラシリーズの映画初出演であり、萩原がユリアンを演じるのは『ウルトラマン80』以来となる[2]。さらに、ミラーナイトの原典である『ミラーマン』の主人公である鏡京太郎を演じた石田信之も、二次元の民の声を担当している[2][3][注釈 8]。ナレーションは、これまでにもウルトラシリーズの作品のナレーションを何度か務めた石坂浩二が担当する。
- 製作期間が9か月しかなかったため、前作のようなオールグリーンバックによるCG背景はできず、ロケーション撮影を中心とした撮影方法がとられ[3]、山口県、福岡県北九州市、熊本県でロケが行われた[2]。バラージ神殿のシーンは山口県の鍾乳洞秋芳洞で撮影され、映画史上初めて同洞窟の天井付近での撮影が行われた[2]。
- ストーリーや設定については、監督のアベらが打ち合わせの合間に鑑賞した映画『宇宙からのメッセージ』やアベが昔見ていた『火星のプリンセス』や『スター・ウォーズ』の影響も受けている[3][8]。また、前作に比べて本来のファン層に対象年齢を戻したのはアベが監督を務めた『ネクサス』のように大人向けの作品であったが、子供のための作品であることが根本にあるため、『ネクサス』最終回では子供たちの目線で終わらせており、アベは本作品はそこから繋がったものとしている[8]。原案では『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』の世界観がベースとなっており、少年が親を探して旅立ち、そこで女性やゼロの人間態と出会うが、女性はベリアルの妹という構想だったといい、完成作品でも冒険譚と子供の視点といった部分が反映されている[8]。
- 九州朝日放送のローカル番組『ドォーモ』2010年12月8日放送分では本作品のメイキング特集が組まれ、同番組でレポーターを務める小雪が惑星アヌーの住民役で本作品にゲスト出演した[9]。
- 初週は映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第10位、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第5位となった。興行収入4億円(キネマ旬報調べ)。
ストーリー編集
ウルトラマンベリアルとの戦いからしばらく経ったある日、突如光の国にベリアル軍のデルストが襲来し、そこから降り立った3体のダークロプスがゼロを襲うが、ウルトラマンゼロとウルトラセブンが力を合わせてこれを撃退。残骸を回収・分析したところ、光の国のある宇宙には存在しない物質で構成され、それから発せられる波動でマイナスエネルギーを別の宇宙へ送っていることが判明。ゼロはこれを作り出した者の正体を探る任務に単身志願する。
セブンから万能武器ウルトラゼロブレスレットを授けられたゼロは、仲間たちに見送られて未知の宇宙へ旅立つ。到着した先は、ゼロに倒されたはずのベリアルが銀河皇帝カイザーベリアルとして君臨するベリアル銀河帝国が暴虐の限りを尽くす、アナザースペース(異世界宇宙)だった。
惑星アヌーでレギオノイドの大軍から人々を守ろうとして瀕死の重傷を負った青年ランと同化したゼロは、その弟ナオ、惑星エスメラルダの王女エメラナ、意思を持つ宇宙船ジャンバードとともにベリアルを倒すため、その鍵を握るバラージの盾を探す旅に出る。
ラン(ゼロ)一行は旅の途中、ベリアル軍に抵抗する炎の海賊の用心棒であるグレンファイヤー、エスメラルダ王家を守護する鏡の勇士ミラーナイトと出会い、彼らの協力によって鏡の星のバラージの神殿に向かいウルトラマンノアの石像と遭遇するがバラージの盾を見つけられず、その直後にベリアル軍の襲撃を受け、ラン(ゼロ)はナオやエメラナと離れ離れになり、ベリアル軍に囚われてしまう。
ベリアル銀河帝国の本拠地マレブランデスで目覚めたラン(ゼロ)は、宿敵カイザーベリアルと再会し、ゼロへ変身できない状況となり窮地に陥るが、ラン(ゼロ)が流した涙を鏡面としてミラーナイトが現れてゼロを救出し、窮地を逃れる。
ゼロはレジスタンス軍や炎の海賊と共にベリアル軍を追い詰めていくが、カイザーベリアルはエメラル鉱石を大量に吸収してアークベリアルに変貌してしまう。
登場人物編集
主要人物編集
- ラン / ウルトラマンゼロ
- 本編の主人公。惑星アヌーに住む開拓民の青年。明朗快活で弟のナオからの信頼も厚い。
- ナオを助けようとして瀕死の重傷を負ったが、その勇気に感銘を受けたウルトラマンゼロと同化して復活し、ゼロの人間体となる。融合中は、重傷を負ったラン本人の意識はなく、人間の状態もゼロの意思で行動することから、ゼロがランの体を乗っ取っている状態である。そのため、やたら威勢のいい性格で言葉使いが乱暴になったが、ナオを兄弟として接する態度は融合後も変わらない。ゼロの分離後、自我が戻ったランにはゼロと一体化した後の記憶はまったく残っていなかった。
- 左腕にウルトラゼロブレスレットを装着しており、ブレスレットから取り出したウルトラゼロアイを着眼することによって3回までゼロに変身できる。
- ナオ
- ランの弟。まっすぐで素直な性格の持ち主の少年。まだ少年ながらもハスキーの操縦に長け、亡き父・ヒロから教わった「アヌー拳法」を体得している。父に強い信頼を置いており、彼の語った「バラージの盾」の存在を信じて疑わない。
- ランと同化したウルトラマンゼロと共に行動し、ゼロに対しても「兄貴」と呼び慕う。後に自身もジャンボットを駆り、ベリアル銀河帝国と戦う。
- エメラナ
- 本編のヒロインで、惑星エスメラルダの第二王女である若き姫。フルネームはエメラナ・ルルド・エスメラルダ。お淑やかな性格だが、芯は強い。
- ベリアル軍の襲撃から逃れた後にランやナオと出会い、ともにベリアル軍に立ち向かう。高純度のエメラル鉱石と同質のエネルギーを秘めていることから、劇中終盤ではジャンボットのジェネレーターに飛び込み、エネルギーを供給した。
- 本作品の後日談となるOV『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』にも引き続いて登場。ビートスター天球で漂流し、ZAP SPACYのレイやヒュウガとも出会う。ビートスターに操られたジャンボットやジャンキラーを説得し、ラストではヒュウガを「ヒュウガおじさま」と敬意を込めて呼んだ。
炎の海賊編集
隠れ宙域を根城にする、自由を愛し、無限の宇宙を駆け巡る宇宙海賊。荒くれ者ばかりで構成されているが、根は善良でベリアル帝国軍のみを相手に略奪行為を行い、戦いからは決して逃げないという信念を持つ。船長はアバンギャルド号に搭乗する中年男性の3人兄弟である。
- ガル
- 3人兄弟船長の長男。冷静沈着な男である。
- ギル
- 3人兄弟船長の次男で、ガルの左手側に控えている。のんきな性格。
- グル
- 3人兄弟船長の三男。ガルの右手側に控えている。ギルと同様にのんきな性格。
その他編集
- ヒロ
- ランとナオの父親。本作品時点で故人。兄弟にバラージの盾の欠片と、その伝説を言い伝えた。
- ミナ
- ランとナオの母親。本作品時点で故人。
- ばぁちゃん
- ランとナオの祖母。レギオノイドに襲われた際も逃げずに立ち塞がった、気丈な人物である。
- 二次元の民
- 鏡の星の二次元の民の意思で、星の空に浮かぶ紋章として登場。ミラーナイトがベリアルウイルスに冒されてしまったことでベリアル軍の脅威に怯え、鏡の星の掟に従ってベリアル軍への反抗を諦めていたが、ゼロによってミラーナイトが救われたうえにナオたちの説得を受け、再び立ち上がることを決意する。
- エメラド王
- 惑星エスメラルダの王であり、エメラナ姫の父。
- エメルル王妃
- 惑星エスメラルダの王妃であり、エメラナ姫の母。
- エメラル王女
- 惑星エスメラルダの第一王女であり、エメラナ姫の姉。
- エメラナ姫は自身の家族やエスメラルダの住人たちは皆ベリアル軍の手に落ちてしまったものと思っていたが、ミラーナイトの力で守られて生存しており、終盤でウルティメイトフォースゼロらとベリアル軍の決闘を見届けた。
用語編集
- エメラル鉱石
- アナザースペースの主な資源である、エメラルド色の超エネルギー鉱石。少量のものでもわずかなエネルギーを加えることで照明として使用できるほどの光を放つ。ベリアル軍はアナザースペースの各惑星を侵攻しながら、この鉱石を根こそぎ奪い取っていった。
- バラージの盾
- 鏡の星の地下神殿に安置されている、謎の石碑。中心部には、バラージの盾の欠片をはめ込む窪みがある。その実体はウルティメイトイージス。
- バラージの盾の欠片
- ランとナオが両親から受け継いだ真紅の宝石。ウルトラマンネクサス(ウルトラマンノア)のエナジーコアに似た形状を持つ。
宇宙・天体編集
- マルチバース(他世界宇宙)
- 光の国が存在する宇宙も含む、多数の別宇宙が集まった超空間のことを指す。本作品の舞台はその空間に存在する別宇宙である。光の国の全エネルギーを持ってしても、送り込めるのはウルトラ戦士でも1人のみ[注釈 9]。
- ここにある数多の宇宙の中には、光の国が存在する世界(M78ワールド)とは世界観の異なる『ティガ』・『ダイナ』の世界(ネオフロンティアスペース)、『ガイア』の世界、『コスモスシリーズ』の世界(コスモスペース)なども存在するとされる。
- アナザースペース(異世界宇宙)
- 本作品の舞台となる宇宙。この宇宙に存在する太陽は光の国が存在する宇宙と違ってウルトラ戦士に力を与えないため、ゼロは活動時間に制限ができてしまう。
- 惑星エスメラルダ
- エメラナの故郷で、純度の高いエメラル鉱石で構成された星。高度な文明と平和な世界を有していたが、ベリアル軍の襲撃を受ける。
- 惑星アヌー
- ランとナオの故郷。荒野に覆われた惑星で、開拓のためのキャラバンが設けられている。惑星の地下にはエメラル鉱石の鉱脈が存在する。
- ベリアル軍の攻撃に遭うが、レジスタンスを結成して反ベリアル宇宙連合艦隊に参加する。
- 鏡の星
- ミラーナイトの故郷で、巨大な鏡の中に存在する二次元世界の惑星。エスメラルダとは強い結び付きがあるが、三次元世界の争いには極力関与しないという掟を持っている。
- ミラースター級宇宙戦艦[14]で構成される独自の艦隊を有しており、反ベリアル宇宙連合艦隊としてベリアル軍に反抗する。
- 撮影は全編グリーンバック合成で行なわれた[13]。
- 隠れ宙域
- 炎の海賊が隠れ家にしている宙域。空間には爆発性のある、スペースニトロメタンの宇宙塵が漂っている。
メカニック編集
- 地表艇ハスキー
- 惑星アヌーの開拓キャラバンで使用されている高速浮揚地表艇。機種先端にクワガタムシの顎のようなパーツがあり、上部に自衛用の旋回砲座を備える。
- アバンギャルド号
- 炎の海賊の旗艦である宇宙海賊船。赤いタンカーのような船で、船体からは常に炎が噴出している。船尾の噴射口は骸骨の意匠がある。
- 似たような同型艦ファイヤーパイレーツ級宇宙戦艦[15]が多数存在し、反ベリアル宇宙連合艦隊に参加した。
- ジャンバード
- 詳細は「#ジャンボット」を参照
- マイティスター
- 反ベリアル宇宙連合艦隊を率いる旗艦。
- 『戦え!マイティジャック』に登場した万能戦艦マイティ号がモデルになっている[2]。当初はアバンギャルド号のデザインとして考えられていた[16]。監督のアベは、同艦に乗る11の星の勇者の物語も構想していることを述べている[3]。
ウルティメイトフォースゼロ編集
ウルトラマンゼロと、彼が出会った仲間たちによって結成されたチーム。ベリアル軍との戦いが終わった後、惑星エスメラルダを去ったゼロの発案により、新たな宇宙警備隊として再結成された。
初期メンバーは本作品で登場した下記の4人だったが、後にOV『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』にて新たなメンバーとしてジャンナインが加わったことで5人体制となり、さらにアナザースペースに建造した秘密基地マイティベースを活動拠点としていることが、『ウルトラゼロファイト』で設定されている。
その後、ベリアルとダークネスファイブが別次元の宇宙「プラズマギャラクシー」で活動していることを知って急行し、そこでグレンファイヤーの同族であるグレンファイヤートライブのインディゴ、ヴェルデュール、バーミリオンが協力者として加わる。
- 映画『ウルトラマンサーガ』の初期プロットでは、ウルトラマンゼロとともに登場が予定されていた[17]。
- リファインしたヒーローのデザインは、本作品以前に後藤が個人的に「円谷版アベンジャーズ」というイメージで描いていたものが、本作品の企画と噛み合ったことで実現したものとなった[18]。
ウルトラマンゼロ編集
ウルティメイトゼロ編集
ミラーナイト編集
ミラーナイト | |
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身長 | 47m[19][20][21] |
体重 | 3万5000t[19][20] |
出身地 | 鏡の星[20][21] |
二次元人を父に、エスメラルダ人を母に持つ、鏡の星出身の鏡の勇者。惑星エスメラルダの王家の守護を使命とし、騎士らしく礼儀正しい性格。普段はエメラナ姫のティアラを介し、彼女に危機が迫ると現れる。二次元人の能力として、自在に鏡を作り出すことができるほか、鏡のように光を反射する物体の間をテレポートで移動できる。この能力を使い、いつか惑星間移送ネットワークを作り上げるという夢を持つ[19]。
本作品冒頭でレギオノイドに襲われていたエメラナ姫を守るべく、ティアラから出現。これを倒し、エメラナ姫をナイトムーバーでジャンバードへ転送した後、ミラーディフェンスでエスメラルダの王宮をマレブランデスからの攻撃から守ろうとしたが、その際にカイザーベリアルに後ろからカイザーベリアルクローを突き刺され、ベリアルウイルスによってベリアルの闇に冒されてしまい、下記のレッドアイと化す。その後、鏡の星の湖底に閉じこもってしまうが、バラージの盾を求めてやってきたウルトラマンゼロのウルトラゼロレクターによって体内のベリアルウイルスを浄化され、以降はゼロと共闘することになる。終盤では捕らえられたランを彼の涙を通じて出現して救出したり、シルバークロスを鏡で反射してアイアロンを倒したり、アークベリアルとの最終決戦の際に鏡を使ったトリックプレイでベリアルを翻弄したりと活躍を見せ、ベリアルが倒された後はゼロに半ば強引に誘われるような形でウルティメイトフォースゼロに加入した。
- 円谷の特撮ヒーロー・ミラーマンを意識した設定・デザインとなっている[20]。デザインは小学館の幼稚園に掲載された漫画版ミラーマンに近いデザインとなっている[6]。また、物語冒頭でレギオノイドと戦うシーンやレッドアイから元に戻ったシーンなどでは、原典のオープニング主題歌をアレンジしたBGMが流されている[2]。
- ミラーナイトとグレンファイヤーは「地球人とは別の生命体」というコンセプトを持つため、ウルトラマンとの差別化から異星人やエイリアンっぽさを出すため、目や口といった顔のパーツが意図的に無くされている[6][18]。
- スーツは、ウルトラマンゼロやウルトラマンベリアルで用いられた熱加工による造型を応用し、体表のラインをくぼませている[4]。
- 初期名は「ミラーマスター」[16]。
- スーツアクターの力丸佳大は、オリジナルのミラーマンの動きを取り入れつつ時代に合った格好良さも意図したほか、ウルトラマンに近い存在であることも意識したとしている[22]。
ミラーナイト(レッドアイ)編集
ベリアルウイルスに冒された状態のミラーナイト。目をはじめとした黄色い部分が真っ赤に染まっており、全身の色も若干暗くなっているほか、指先も若干尖っている。
この姿を恥じて鏡の星の湖底で自らの魂を封印し、この時は理性が保たれていたが、やって来たウルトラマンゼロの名を聞くと突如理性を失い、ゼロを攻撃する。最後は後方から掴みかかったゼロのウルトラゼロレクターの光により、浄化された。
この姿でもエスメラルダ王家を守ろうとする意志は残っており、エスメラルダの王宮はミラーナイトの鏡で守られたままだったことが本作品終盤で明らかになっている。
この姿で湖底に閉じこもっていた時は体育座りで引き篭もるような姿勢をとっており、この姿勢は公式ブログでも触れられたりライブステージでも取ったりするほか、玩具「ULTRA-ACT」のフィギュアでも再現できるようになっている。
以降の作品での活躍(ミラーナイト)編集
- 『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』
- ゼロたちと共に久々にエメラナに会いに行こうとしていたが、エメラナとジャンボットがビートスター天球に捕らえられたため、それを救出するために天球内でゼロたちと共にビートスターのロボット怪獣軍団と戦う。自身はインペライザー(BS)と戦い、奪ったインペリアルソードで倒した。事件が解決した後、仲間に加わることとなったジャンキラー改めジャンナインの改名を提案した。
- 本作品ではエメラナに会いに行く前に身だしなみを気にしたり、倒したインペライザーを挑発するなど、ややキザな一面も強調されている。
- 『ウルトラマン列伝』、『新ウルトラマン列伝』
- 第62-64話、104話に出演。
- 『新ウルトラマン列伝』第102話では、ゴウキとアリサの『怪獣極秘ファイル』(ミニコーナー)にて映像で紹介されており、アリサから「(むさ苦しい)グレンファイヤーとは違ってクールな王子様」と評価されていた。アリサは本人に「様」付けで呼ぶほど惚れ込んだ様子を見せていたが、実際は名前のみの登場で第101話にゲストに登場したグレンファイヤーとは異なり、UPG本部に登場しなかったことに残念がっていた。
- 第104話より一同揃って出演。
- 『ウルトラゼロファイト』
- 第一部では、バット星人グラシエとの戦いを終えて怪獣墓場から帰ろうとしていたゼロを他のメンバーと一緒に迎えに来た。
- 第二部では、ゼロの抹殺を企むダークネスファイブの一人であるヒッポリト星人・地獄のジャタールによって、グレンファイヤー共々、奇妙な格好をとったままブロンズ像にされてしまうが、ゼロがジャタールを倒したことで元に戻り、残りのダークネスファイブに苦戦するゼロの救援に他のメンバーと共に駆けつけ、デスレ星雲人・炎上のデスローグと対決する。しかし、その途中で突如ゼロダークネスが出現した際には即座に正体を看破し、以前ベリアルに対して行った鏡を使った攪乱戦法で懐に接近して浄化を試みるも、デスシウムショットを顔面に受けて倒れてしまう。それでも他のメンバーの魂と共にゼロを激励し、ゼロの復活を促した。最後は、覚醒したシャイニングウルトラマンゼロのシャイニングスタードライヴによって復活した。マイティベースへ帰還する際には、迎え入れたピグモンをエメラナに見せれば喜ぶかもしれないとジャンボットと話し、『ウルトラマン列伝』104話でグレンファイヤーが任務に行っている間にジャンボットたちとともにピグモンをエメラナのもとへ連れて行った。
その他の登場作品(ミラーナイト)編集
- 『ミラーファイト2012』
- 第3話「ミラーナイト登場」では、最初はアイアロンとドリゴラスの喧嘩を体育座りしながら静かに観戦していたが、2体が疲れ切ったところで乱入し、手刀でトドメを刺した。
- 小説『Another Genesis』
- 破壊の神<ミラーマスター>として登場。本能がなく知性のみで活動する精神生命体であったが、漆黒の体をした男によって光の国の欠片を与えられ、自ら本能(コロナ)に支配されることによって赤く輝きウルトラマンを上回る巨体を生成し、本能のままに破壊を尽くす。第7話で本能だけの存在から理性(ルナ)を手に入れた、自身と対比する境遇であるティガを引きずり込もうと動く。
必殺技(ミラーナイト)編集
- ナイトムーバー[19][20]
- 他者を自分のように、光を反射するものへテレポートさせる転送光線。
- ミラーナイフ[19][20]
- 手から放つ光の十字剣[23]。高速連射が可能。
- 名前はミラーマンの同名の技より[20]。
- シルバークロス[19][20][21]
- 両手をクロスし、巨大な十文字の光を作り出す。連射も可能。
- 名前はミラーマンの同名の技より[20]。
- ディフェンスミラー[19][20]
- 強力なガラスのようなパリアー。シルバークロスを反射することもでき、それによる連続攻撃も可能。
- ディフェンスミラーゼロ[19]
- ウルトラマンゼロとの合体バリアー技。単独のバリアよりも強靭。
- ミラーパンチ
- 連続で繰り出すパンチ攻撃。レギオノイドを吹き飛ばしたほか、カイザーベリアルの悪の力に染まっていた際、ゼロに対して放った。
- ミラーキック
- 素早い動きから繰り出す、強力な蹴り技。カイザーベリアルの悪の力に支配された際、ゼロに対して連続で放った。
- ミラーハレーション[20]
- 水面や金属、宝石など、鏡のように光を反射する物体の間を、瞬時に移動する能力。なお、移動の際には全身が光に包まれ、半透明化する。
- 浄化技(正式名称不明)
- 『ウルトラゼロファイト』で披露。
グレンファイヤー編集
グレンファイヤー | |
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身長 | 48m[24][25][21] |
体重 | 4万8000t[24][25][21] |
出身地 | 炎の星[25] |
燃えるマグマの魂を持つ炎の戦士。何よりも自由を愛し、炎の海賊の用心棒をしながら仲間たちと共に銀河を飛び回っている。粗暴で口が悪く、自分が認めた相手としか話をしない主義だが、認めた相手に対しては信頼や尽力を厭わずに行う、義理堅い性格。またウルティメイトフォースゼロの中でもムードメーカー的存在であり、仲間たちに対して砕けたあだ名で呼んだり[注釈 10]戦闘中でも軽口をたたけるなど特にコミカルな言動が多く、真面目なミラーナイトやジャンボットとは後の作品で口喧嘩をすることも多い。炎の星の出身で、胸の奥にあるファイヤーコアは、感情が最高潮に達した時、自らの力が本当に必要とされる時に発動する[24]。また、髪を掻き揚げるような仕草をすると炎が起きる。
バラージの盾の情報を求めて炎の海賊と接触したランたちの前に立ちはだかり、ランが変身したウルトラマンゼロと交戦。互角の勝負を繰り広げるが、そこにダークゴーネ率いるベリアル軍艦隊が乱入したため勝負は中断。ゼロと共同でベリアル軍と戦い、ゼロの勇敢な戦い振りを見て彼を仲間と認め、バラージの盾が鏡の星にあることを伝えるとグレンスパークでスペースニトロメタンの小惑星群に突っ込み、大爆発を引き起こしてベリアル軍を追い払った。その後はしばらく行方不明となるが、アークベリアルに苦しめられるゼロの元にレジスタンス艦隊を引き連れて参戦。ミラーナイト、ジャンボットと共にアークベリアルと戦い、ウルティメイトゼロがファイナルウルティメイトゼロを撃つまで陽動を行った。戦いが終わった後、彼もまたウルティメイトフォースゼロに加入した。
- 円谷の特撮ヒーロー・ファイヤーマンを意識した設定・デザインとなっているが[25]、オリジナルと比べて大幅なデザイン変更がなされている。またアバンギャルド号に乗って初登場したシーンやアークベリアルに捕まったゼロを救出したシーンなどで、原典のオープニング主題歌をアレンジしたBGMが流されている[2]。
- 企画当初は炎の彗星の中に住む地底人という設定であった[3]。
- 当初はCGを用いて頭部が常に燃えている状態にする案が考えられた[16]。スーツはミラーナイトとの対比も意図し、ウルトラマンとは異なる筋肉の表現を造形している[4]。
- 「ULTRA-ACT」のフィギュアでは頭部はクリアパーツとなっている。
- スーツアクターの寺井大介およびアクション監督のカラサワイサオは、ファイヤーマンのオマージュではあるが背景設定の語られておらず、またウルトラマンゼロともキャラクターが被る恐れがあったため、グレンファイヤーの演技付けに苦労した旨を述べており、最終的には寺井が自由に演じることでキャラクター性を作り上げていったとしている[22]。
以降の作品での活躍(グレンファイヤー)編集
- 『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』
- ゼロたちと共に久々にエメラナに会いに行こうとしていたが、エメラナとジャンボットがビートスター天球に捕らえられたため、それを救出するために天球内でゼロたちと共にビートスターのロボット怪獣軍団と戦う。自身はエースキラー(BS)と戦い、グレンドライバーで撃破した。
- 本作品でもウルティメイトフォースゼロの中では特にコミカルな言動が多く描かれている。
- 『ウルトラマン列伝』、『新ウルトラマン列伝』
- 第62-64話ではミラーナイト、第104話ではゼロと共に出演。
- 『新ウルトラマン列伝』ではゼロとともに出演し、第9話でウルトラマンギンガやジャン兄弟を初めとしてファイヤーマン、ミラーマン、ジャンボーグA、ジャンボーグ9など別次元の戦士たちを紹介した。ギンガの名前をいまいち覚えきれていないため、紹介の際には「ギンザ」「キンタ」などと間違えて呼ぶ始末であり、またジャン兄弟のことも未だに「焼き鳥」や「焼き鳥ブラザーズ」、『ギンガ』でのジャンナインの操縦者である一条寺友也を「おすましボーイ」などと呼んでおり、その都度ゼロからツッコまれている。また、自分たちのモデルでもある別次元の戦士たちに対して親近感を抱いており、とりわけ自身のモデルであるファイヤーマンに対しては「(自分に似て)男前」と評価している。第11話ではウルトラセブンとイカルス星人の戦いを解説しているゼロの周囲を飛んで自分をアピールしていたが相手にされてもらえなかったため、解説を終えたゼロに対して意見した。
- 第100話では、ゼロが物語の解説中に乱入し、相変わらずのお調子振りにゼロから「暑苦しい」と呆れられていた。
- 第101話では、ゴウキとアリサの『怪獣極秘ファイル』(ミニコーナー)にゲスト出演しており、ゴウキに「自分と同じ熱い男」だと評価されていた。アリサは彼がどうやってUPG基地に招待されたのか驚いていたが、第102話では彼女から「むさ苦しい」と言われている。
- 第104話では、一同揃って出演しており、ゼロを冷やかしたり『ウルトラマンギンガS』の次回作であるウルトラマンXに関する紹介に興味を示した。
- 『ウルトラゼロファイト』
- 第一部では、バット星人グラシエとの戦いを終えて怪獣墓場から帰ろうとしていたゼロを他のメンバーと一緒に迎えに来た。
- 第二部では、ゼロの抹殺を企むダークネスファイブの一人であるヒッポリト星人・地獄のジャタールによって、ミラーナイト共々、奇妙な格好をとったままブロンズ像にされてしまうが、ゼロがジャタールを倒したことで元に戻り、残りのダークネスファイブに苦戦するゼロの救援に他のメンバーと共に駆けつけグローザ星系人・氷結のグロッケンと対決する。しかし、突如現れたゼロダークネスによって次々と仲間が倒されていく様を目の当たりにし悲しみつつもゼロの復活を信じ果敢にゼロダークネスに立ち向かうが、ゼロスラッガーを背に受けて倒されてしまう。それでも他のメンバーの魂と共にゼロを激励し、ゼロの復活を促した。そして覚醒したシャイニングウルトラマンゼロのシャイニングスタードライヴにより自身も復活し、一度死んでも復活したことを喜んでいた。
- 『ウルトラマン列伝』第104話ではこの時の後日談が描かれており、「バランダ」という名のロボット怪獣を倒してマイティベースに帰還した際に、ゼロがいつになく意気消沈していることに気付き、ともに前述の戦いを振り返った。回想していく中でゼロが見せたコミカルな発言に対してツッコむ言動を見せ、またミラーナイトとともにブロンズ像にされた際にとっていた奇妙な格好の真相が、二人で登場ポーズの練習をしていた時に不意を付かれたのが原因であることが明かされた。ゼロダークネスとなって仲間たちを一度は手にかけてしまったことへの罪悪感と、仲間たちだけでなくベリアルまでも復活させてしまったほどの力への恐れから自分たちのもとを去ろうとまで思い詰めていたゼロに対して一喝し、「俺たちはみんなお前を信じてる」と励ましてゼロの迷いを振り切らせ、その後は立ち直ったゼロと組手を行った。
その他の登場作品(グレンファイヤー)編集
- 小説『Another Genesis』
- 光の国崩壊後、旅先で命を落としたタロウが遥か未来で転生した姿として登場。第7話にて親友であるベリアルが故郷と家族を奪った事実に耐え切れず、闇に堕ちたウルトラの父から襲撃されたブラストをウルトラダイナマイトで救い、キング星に向かうように指し示した。
- ウルトラマンレジェンドステージ2014
- バルキー星人(SD)たちに礼堂ヒカルは極悪な侵略者と騙され、用心棒として雇われていた。地球に来た際に地質学者の岬大助(声を演じる関智一がそのまま演じている)と一体化しており、最初はヒカルを誤解して戦いを挑んだが、その中で彼が悪ではないことを感じとり、その後はヒカルが再び変身したギンガや、地球に駆けつけたゼロたちと共に復活したダークルギエルが率いる怪獣軍団と戦った。
必殺技・武器(グレンファイヤー)編集
- ファイヤースティック[24][25][21]
- 伸縮自在の炎の棒。名称の元は、ファイヤーマンの変身アイテム[2][25][26]。
- グレンファイヤーパンチ[24]
- 接近戦においてのパンチ技。炎をまとうこともある。
- グレンファイヤーキック
- 接近戦においてのキック技。
- グレンドライバー[24][25]
- 敵を抱えて、敵の脳天を地面に叩きつける。脳天が地面に激突した際には爆風が生じる。のちにゼロが「ゼロドライバー」を生み出すきっかけを作ってもいる。
- グレンスパーク[24][25]
- 「ファイヤー」の掛け声とともに全身を超高熱エネルギーで包み込み、突進する荒技。『キラー ザ ビートスター』では火球を放つ技として使用。
- ファイヤーフラッシュ[24]
- 炎のエネルギーを集めたファイヤースティックで、すれ違いざまに殴りつける。
- ファイヤーダッシュ[25]
- 『ウルトラゼロファイト』で使用。グレンスパークと同じく全身に超高熱エネルギーを纏い、敵を連続で殴りつける。
ジャンボット編集
ジャンボット | |
---|---|
身長 | 50m[27][28][21] |
体重 | 3万t[27][28][21] |
出身地 | 惑星エスメラルダ[28] |
ジャンバード | |
全長 | 35m[29] |
重量 | 5万t[29] |
惑星エスメラルダに代々伝わる、伝説の宇宙船=スターコルベット・ジャンバードが変形する巨大ロボットで、自称・鋼鉄の武人。超高性能な人工頭脳・「ジャン」を持ち、人間と会話が可能。内部のブリッジには大型モニターや操縦者のトレースシステム、対侵入者用のバリア発生装置や、浴びた者の記憶を消す赤いエネルギー波を放つ記憶消去システム[29]などの設備が備わり、他にも寝室やジェネレーターがある。生真面目な性格だが、その使命に忠実すぎるがゆえにエメラナ姫を守るためとして、接触してきたランとナオの記憶を消そうとしたりするなど、やや融通が利かないきらいがある。戦闘時には、ナオの「ジャンファイト!」[注釈 11]という叫びによって変形し、彼の動作をトレースしてアクションを連動する。グレンファイヤーからは、ジャンバード形態で初めて会ったのを機にしばしば「焼き鳥」呼ばわりされている[注釈 12]。憤慨した時にはよく「無礼者!」と口にする。
ミラーナイトによって逃されたエメラナ姫を乗せて惑星アヌーに潜伏していた所を偶然ランとナオの兄弟と出くわし、そのまま彼らも同乗させることとなる。その後は二人の話のもとにバラージの盾を探して宇宙海賊の隠れ宙域や鏡の星を渡って行った。物語終盤ではベリアル軍のダークロプス部隊の転送を阻止すべくマレブランデスに特攻をかけ、ベリアルからウルトラゼロアイを取り返す。ダークゴーネとの戦いではエネルギーを奪われて戦闘不能に陥りかけるが、エメラナ姫がジェネレーターに飛び込んだことで再起動し、そしてナオをトレーサーに選んでジャンボットに変形、ダークゴーネを激しい戦いの末に撃破した。アークベリアルに対してはグレンファイヤーと共に陽動作戦を展開してゼロを支援した。戦いが終わった後にはミラーナイトやグレンファイヤーと共にウルティメイトフォースゼロに引きこまれた。
- ジャンバードともども、円谷の特撮ヒーロー・ジャンボーグAを意識した設定・デザインとなっているが[28]、オリジナルと比べてロボットらしさが強調されたデザインになっている[6]。人間が作ったロボットという設定のため、人間に似せるために目を付けている[18]。またジャンバードから変形してダークゴーネと戦うシーンで、原典のオープニング主題歌をアレンジしたBGMが流されている[2]。
- アップ用スーツはFRP製だが、アクション用のものは部分的に軟質の素材を用いている[4]。頭部は粘土原型を3Dスキャンによりデータ化した上でディテールを追加し、それを立体出力するという手法で制作された[4]。関節部はロボットらしく見えるよう蛇腹ではなく関節として機能するように見えるパーツ構成となっている[4]。
- ジャンボットのスーツは着用に30分ほどかかるとされる[4]。スーツアクターの福島龍成は、動きが制限され重量もあるため思うように演技ができなかったと述べており、アクション監督のカラサワもジャンボットが最もアクションの変更があったと述べている[22]。ダークゴーネに体当たりするシーンはスーツが壊れてもいいように最後に回され、実際にスーツが破損したという[22]。
以降の作品での活躍(ジャンボット)編集
- 『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』
- 久々にエメラナに会いに行こうとゼロたちより先に出発し、エメラナと合流していたが、ビートスター天球に捕らわれて洗脳を受け、ゼロたちに襲い掛かる。エメラナの呼び声で正気に戻るが、洗脳されていたとはいえエメラナを襲ってしまったことを悔やむ。その後は、自身のデータを元にビートスターが生み出した兄弟ともいうべきジャンキラーをゼロたちと共に説得する。
- 事件が解決した後はエメラナから仲間になったジャンキラー改めジャンナインの教育係に任命される。
- 『ウルトラマン列伝』、『新ウルトラマン列伝』
- 第104話に出演。
- 『新ウルトラマン列伝』第104話よりジャンナインと共に一同揃って出演。
- 『ウルトラゼロファイト』
- 第一部では、バット星人グラシエとの戦いを終えて怪獣墓場から帰ろうとしていたゼロを他のメンバーと一緒に迎えに来た。
- 第二部では、ダークネスファイブに苦戦するゼロの救援に他のメンバーと共に駆けつける。ジャンナインとともに「鋼鉄のジャン兄弟」を名乗り、テンペラー星人・極悪のヴィラニアスとタイラントの極暴タッグと対決するが、その途中、突如現われたゼロダークネスのデスシウムショットからジャンナインを庇って諸に受けた挙句、大破し機能停止に陥ってしまう。それでも他のメンバーの魂と共にゼロを激励し、ゼロの復活を促した。そして覚醒したシャイニングウルトラマンゼロのシャイニングスタードライヴにより自身も復活し、自身が破壊された経験は初めてだったと語っていた。マイティベースへと帰還する際に、迎え入れたピグモンをエメラナに見せれば喜ぶかもしれないとミラーナイトと話し、『ウルトラマン列伝』104話で、グレンファイヤーが任務に行っている間にミラーナイトやジャンナインとともにピグモンをエメラナのもとへと連れて行った。
その他の登場作品(ジャンボット)編集
- 小説『Another Genesis』
- ブラストと共に地球の異星侵略軍に所属していたジャンが光の国の欠片で変貌した姿として登場。エメラルドに輝くボディに取り込んだ地球軍の兵器が武器、特にミサイルは凄まじい弾数と威力を有している。第4話に宇宙を放浪するブラストを同じようにロボット怪獣と化した同僚のジョー、上官のロックスと共に襲いかかる。最期にジャンとしての意識が戻ってブラストに手を差し伸べるが届かず、力尽きた。
必殺技・武器(ジャンボット)編集
- ジャンミサイル
- 背部から発射する無数のホーミングミサイル。ジャンバード形態でも両翼から発射できる[29]。
- ジャンブレード[27][28][注釈 13]
- 右腕に搭載された、エメラル鉱石のパワーでできた剣。ジャンボーグAのジャンサーベルがモチーフとなっている。
- ジャンナックル[27][28]
- 左腕で攻撃するロケットパンチ。
- ダブルジャンナックル
- 『ウルトラゼロファイト』第2部で初使用したジャンナインとの合体技。自身とジャンナインのジャンナックルを同時に放つ。
- バトルアックス[27][28][21]
- 左肩に装備されたシールドを変形させた、巨大斧。
必殺風車 ()[27][28][21]- バトルアックスを回転力を加え、叩きつける技。ダークゴーネを一撃で破るほどの威力を持つ。
- 名前の元はジャンボーグAが高速回転して敵に体当たりする同名の技[28]。
- ビームエメラルド[28]
- 頭部から発射する緑色のビーム攻撃。劇中ではジャンバード形態で機首下部から光線として発射し[29]、『キラー ザ ビートスター』や『ウルトラゼロファイト』ではジャンボット形態で頭部から放つ光弾として使用し、レギオノイド(BS)の軍団の一部を破壊したが、極悪のヴィラニアスにはウルトラ兄弟必殺光線で相殺された。
- 名前の元はジャンボーグAが決め技としても使っていた同名の光線技。
ジャンナイン編集
ゼロ以外の登場ウルトラマン編集
台詞を発したウルトラ戦士を先に記載。
ベリアル銀河帝国編集
カイザーベリアルがアナザースペースに築き上げた強大な帝国。ベリアルのウルトラサインを紋章としている。マレブランデスを根城にしており、ブリガンテやデルストなどの兵器を戦力として備えている。
ベリアル帝国軍、ベリアル軍などとも呼ばれ、アナザースペースの覇権を狙いウルティメイトフォースゼロ一行と激しい戦いを繰り広げる。以下のメンバーで構成されている。
構成員編集
- 銀河皇帝 カイザーベリアル / 超銀河大帝 アークベリアル
- 詳細は「ウルトラマンベリアル#銀河皇帝 カイザーベリアル」および「ウルトラマンベリアル#超銀河大帝 アークベリアル」を参照
アイアロン | |
---|---|
別名 | 鋼鉄将軍 |
身長 | 51m[30][31][21] |
体重 | 5万t[30][31][21] |
出身地 | 不明[31] |
- 鋼鉄将軍 アイアロン
- ベリアル銀河帝国の凶暴な武闘派幹部。粗暴かつ攻撃的な性格で、美しい物を憎んでいる。ベリアルに対してはゼロの攻撃から身を挺して庇うなど、高い忠誠心を持っている。
- あらゆる攻撃を撥ね返す頑強な甲羅とかなりの怪力の持ち主。顔の上の発光体からは衝撃波アイアロンソニック[30][31][21]を放つ。
- エメラル鉱石を奪うべく、帝国戦列艦ブリガンテやレギオノイドやダークロプスの大群を率いて惑星エスメラルダや鏡の星を襲撃する。終盤の決戦ではミラーナイトと激突。持ち前の頑強なボディと怪力で一時は善戦したが、一ヶ所を集中攻撃されるのには弱く、そのためミラーナイフを数発当てた部分に傷が入った。そしてそれに気付いたミラーナイトが鏡で取り囲み、シルバークロスを鏡で反射させて傷の入った部分を集中攻撃されたために、体が耐えられなくなりシルバークロスが背中から顔の右半分まで貫通し、倒れて爆砕した。
- 『ミラーマン』に登場した鋼鉄竜 アイアンがモデルになっている[16][31]。
- 舞台で描かれた前日譚では元は異次元人ヤプールのエージェントの一人であったが、ベリアルの力に惹かれてその傘下に入った。
- 「ぱちんこウルトラバトル烈伝 戦えゼロ!若き最強戦士」でもベリアル幹部の一人として登場。原作通りミラーナイトと戦う他、ゼロとも対決する場面もある。
- 『ミラーファイト2012』に登場したアイアロン
- 第1話「ウルトラマンランドの決斗」では、ウルトラマンランドのボールプールで遊んでいたところをミラーマンに止められ、レギュラン星人とタッグを組みミラーマンを倒そうとする。ミラーマンのパンチでもびくともしない硬い身体で苦しめるが、不意を付き逃げ出したミラーマンを追いかけているうちにミラーマンがステージ外に出て見えなくなるという手を使い、戸惑った隙を付かれステージ外に投げ出され倒される。
- 第3話「ミラーナイト登場」では、ミラーナイトが体育座りで見ている前で、ドリゴラスと取っ組み合いの戦いをしていたが、突如立ち上がり近づいてきたミラーナイトの手刀によって2匹とも倒されてしまう。
ダークゴーネ | |
---|---|
別名 | 暗黒参謀 |
身長 | 52m[30][32][21] |
体重 | 4万5000t[30][32][21] |
出身地 | 不明[32] |
- 暗黒参謀 ダークゴーネ
- ベリアル銀河帝国の冷酷な策謀派幹部。慇懃無礼な敬語口調が特徴。ベリアルの忠実な片腕[33]でもあり、彼に状況報告などを行う。
- 闇から闇へ瞬間移動出来る能力の他、右手を特殊剣・ゴーネブレード[30][32]や特殊鞭・ゴーネビュート[30][32]に変化させることが可能。また、そのゴーネビュートでエネルギーを吸収してしまう能力も兼ね備えている。それ以外に胸部の赤い発行体から様々な角度から発射も可能な赤色破壊光弾ゴーネビーム[30][32]を放つ。
- 帝国戦列艦ブリガンテやレギオノイドやダークロプスの大群を指揮して、炎の海賊などのベリアル軍に逆らう者たちの排除を行う。終盤の決戦ではジャンボットと対決し、その能力や武器を駆使して苦しめるが、最後はバトルアックスによる必殺・風車で一刀両断されて倒された。
- 『ぱちんこウルトラバトル烈伝 戦えゼロ!若き最強戦士』でもベリアル幹部の一人として登場。ジャンボットと対決するリーチが必ずある。ルートによってはゼロとも対決する。
- 『ジャンボーグA』に登場したグロース星人の幹部である戦闘隊長と同じく「◯◯ゴーネ」という名称であるが[34]、本作品のオリジナルデザインであり[18]、悪魔のような外見をしていたオリジナルとは違い、人工的なイメージの外見になっている。『ジャンボーグA』でキャラクターデザインを担当した米谷佳晃は、未登場に終わった正式名称のない五番目の幹部を独自に「ダークゴーネ」と呼称しており、本作品での偶然の一致に驚いたという[35]。
- 舞台で描かれた前日譚ではアイアロンと同じく元はヤプールのエージェントの一人だったが、後にヤプールを見限りベリアル側についた。
- インターネット上では、ベリアルの携帯電話向けホームページの更新を担当している(という設定)[36]。また、ベリアルのホームページ内にULTRA-ACT(アクションフィギュア)を使った寸劇コーナーを持っている。
- 恐竜戦士 ザウラー
- 当初、グレンファイヤーの対戦相手としてベリアル軍の第三の幹部として登場する予定だったキャラクター[37]。本編では上映時間との兼ね合いで未登場に終わったが、『ぱちんこウルトラバトル烈伝 戦えゼロ!若き最強戦士』にて登場する。
- 全身に赤い鉱石を生やした二足歩行の恐竜のような姿をしている。口から熱線を発射するほか、巨大な岩を持ち上げて投げる、殴る蹴るといった豪快な技を持つ。また、ほとんどの台詞がカタカナ表記になる。
- アイアロンからは「せっかちなヤロウ」と言われており、ゼロに対しても、「雑魚ニ用ハナイ」と余裕をもった態度を出す。また、戦いの際の「ツマラヌ!」「効カヌ」などの発言から、寡黙かつ好戦的な性格であることがわかる。どの演出でもグレンファイヤーに対して攻撃する他、他の幹部と協力して様々な連携技も披露する。
戦力編集
- 帝都要塞 マレブランデス
- カイザーベリアルの居城にして、帝国の本拠地である超巨大宇宙要塞。惑星規模の大きさを持ち、ベリアルの手を模した形状をしている[16]。
- 多数のブリガンテを随伴しており、中枢部には多数のモニターを備えた玉座の間と、奪ったエメラル鉱石の貯蔵庫がある。元々天体だったものを改造したものといわれ、外壁には惑星のクレーターのようなものが存在する。
- 惑星を丸ごと掴み取るようにして捕捉・侵略する。掌や指に当たる部分から放たれる無数のアンカーを打ち込み、そのアンカーから惑星エスメラルダにある大量のエメラル鉱石を吸収する。
- 帝国戦列艦 ブリガンテ
- ベリアル軍の主力戦艦。艦首には帝国の紋章が赤く輝いている。内部にはレギオノイドを大量に搭載しており、出撃時には外部が開いて一斉に放たれる。
- 艦首の紋章を模したビーム砲から発射する強力な破壊光線が武器。
- 初期デザインは異なるものであったが、レギオノイドを搭載するという設定が加えられ、デザインも大幅に変更された[16]。
- 時空揚陸舟艇 デルスト
- ベリアル軍の大型戦闘メカ。侵略部隊(主にダークロプス部隊)を時空を超えて送り込むことができる。
- 戦力は単眼から放つ破壊光弾。別の宇宙への突入の衝撃にも耐える強靭な機体を持つ。
- 格納部分となっている赤いラインはダークロプスの目を模している[16]。
レギオノイド(α・β) | |
---|---|
別名 | 帝国機兵 |
身長 | 53m(α・β共に共通)[38][39][21] |
体重 | 3万5000t(α・β共に共通)[38][39][21] |
出身地 | 不明[39] |
- 帝国機兵 レギオノイド(α・β)
- ベリアル銀河帝国の量産型戦闘ロボット。惑星エスメラルダから奪った技術と資源により開発された[38]。額にはベリアル銀河帝国のエンブレムが刻まれている。普段は帝国戦列艦ブリガンテに収納されており、主にダークゴーネとアイアロンの命令で放たれる。以下の2種類が存在し、共通の武器として目からの破壊光線レギオビーム[39][21]を持つ。
- ゼロたちに破壊されても絶え間なく送り込まれるが、最後はアークベリアルの大爆発に巻き込まれて全滅した。
- 手足のパーツを付け替えることで遠距離戦に対応した光線銃と近距離戦に対応したドリルが武器というバリエーションを持たせている[18]。
- レギオノイド(α)
- 陸戦型。両腕が赤いドリル状になっており、両脚に装備したクローラーによって超高速で走る。独自の戦力は接近戦で両腕のドリルを用いて繰り出すダブルアームドリル[38][39]。
- レギオノイド(β)
- 遠距離攻撃用[40]の宇宙戦闘型。両腕が巨大なガンポッドになっており、両脚に装備した空間用スラスターによって宇宙空間や空中を自在に飛行できる。独自の戦力は両腕の大口径ビーム砲から放つ光線レギオノイドガンビーム[38][39]。
- アイアロンやダークゴーネと異なり、過去の作品をモデルとしていないオリジナルキャラクター[39]。Vの身体や両腕の大砲の類似から『ファイヤーマン』に登場したロボット怪獣 バランダーVがモデルという説も流布していたが、誤りであることが公式ブログで明言された[41][39][注釈 14]。
- 企画時の名称はグランドリル[16]。デザインは当初は後にαとなる腕がドリルとなったもののみで、その後にバリエーションとしてβのデザインが追加された[16]。
- OV『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』に登場したレギオノイド(BS)
- レギオノイドのデータが、ビートスターによってコピーされた機体。別名「天球機兵」で、名称はレギオノイド(BS)。オリジナルと同様、レギオノイド(β)のように両腕がガンポッドのタイプと、レギオノイド(α)のように両腕がドリルのタイプの2種類が存在する。
- 最初はβと同タイプの1体が、ビートスター天球の内部でエメラナを襲おうとしたところを、レイの召喚するゴモラに阻まれて戦い、ゴモラの超振動波(ゼロシュート)を受けて爆散した。ビートスタータワー付近でビートスタータワーにαタイプが17体量産もされており、最後はビートスターの爆発によって天球や他のロボット怪獣軍団もろとも全滅した。
- 着ぐるみはレギオノイド(α・β)をそれぞれ流用。
- 映画『ウルトラマンサーガ』に登場したレギオノイド
- ベリアル軍の残党としてα・β共に多数の機体がアナザースペースに未だ残っており、ゼロとの交戦でゼロスラッガーやゼロツインシュートを受け、全滅した。
レギオノイド ダダ・カスタマイズ | |
---|---|
身長 | 53m[42][43] |
体重 | 3万6000t[42][43] |
- レギオノイド ダダ・カスタマイズ
- 『ウルトラマンジード』第18話「夢を継ぐ者」に登場。
- ダダ116号が第2話で伏井出ケイに殺害された同胞(820号)の復讐を遂げるべく、かつてベリアル軍で運用されていたレギオノイドの1体を接収して搭乗型に改造した機体。搭乗して操縦するダダ同様の白黒模様に塗装されており、額のエンブレムはカタカナの「ダダ」をもじった紋様となっている。また、両腕がα・βの各種武器に変形可能なハイパーレギオアーム[43]となっており、ビームガンからはレギオビームバレット[43]を、ドリルからはレギオドリルビーム[43]をそれぞれ放つ。全身には多数のミサイルも内蔵しており、必殺技は目から放つハイチューン・レギオビーム[43]。
- 記憶喪失中のケイをつけ狙う最中でゼロと交戦し、ゼロビヨンドを互角以上の戦いの末にエネルギー切れで敗退させる強さを見せるも、記憶を取り戻したケイが召喚したザイゴーグにはまったく歯が立たず、最後はザイゴーグの破壊光線を受けてダダもろとも爆散する。
- 第18話監督の伊藤良一は、ダダがそのまま巨大化しても目新しさがないと考え、倉庫の中にあったものからレギオノイドを選んだ[44]。デザインは、ダダの模様をモチーフとしており、造形部による2案を組み合わせたものである[45]。ミサイルの描写は板野サーカスを意識している[44]。
レギオノイド ダダ・カスタマイズ | |
---|---|
身長 | 53m[46] |
体重 | 3万6000t[46] |
- 『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』に登場するレギオノイド ダダ・カスタマイズ
- ダダがホログラムモニターで呼び出した巨大ロボット。右腕から破壊光線を放つほか、右手をドリルにすることも可能[46]。ウルトラマンタイガ・ウルトラマンタイタス・ウルトラマンフーマと戦うが、彼らの連携攻撃に敗れる。
- スーツアクター:永地悠斗
- その他の作品に登場したレギオノイド
- 『新ウルトラマン列伝』の第8クールオープニング映像(第91話 - 第105話)では、α・βが大量に登場してウルティメイトフォースゼロと交戦しており、第104話の解説パートでは音声付きでこの場面が流用されている。第150話の冒頭シーンでは、レギオノイド(α)が大量に登場してゼロとレオに襲いかかるも次々と倒され、最後はゼロのワイドゼロショットとレオのシューティングビーム(レオビーム)で全滅した。
ダークロプス | |
---|---|
別名 | 帝国猟兵 |
身長 | 45m[21] |
体重 | 3万5000t[21] |
- 帝国猟兵 ダークロプス
- ベリアル銀河帝国の量産型戦闘アンドロイド。本作品以前にゼロが戦ったダークロプスゼロの量産型タイプ。偵察任務や強襲作戦に用いられる帝国の精鋭兵。アナザースペースではベリアル軍の尖兵として広く認識されており、後に現れたゼロも、ナオやグレンファイヤーと初対面した際には間違えられている。
- ゼロと同じダークロプススラッガーやダークロプススラッシュ、ダークロプスショット[47]などの能力を使うことができ、声色も同じである。ダークロプスゼロと違い爪が鋭く尖っているほか、次元の境界を破壊する「ディメンジョンコア」が未搭載である代わりに胸部にはエメラル鉱石で構成された「システムコア」と呼ばれる部品が搭載されており、マイナスエネルギーをベリアル帝国の存在する別宇宙に送り込んで光の国の存在する次元宇宙の座標をベリアルに知らせた[注釈 15]。ダークロプスゼロの失敗から機能に制限が掛けられているうえに集団戦を前提としているため、単体の戦闘力も実験機より抑えられている[47]。時空移動の際には、デルストに複数機が収納される。
- 本作品では光の国を探索すべく他の宇宙に送り出されており、冒頭で3体が光の国に到達し、ゼロやウルトラセブンと交戦する。2体がゼロとセブンの合体技コンビネーション・ゼロで破壊された後、形勢不利と判断して逃走に転じた1体がゼロのゼロツインシュートで破壊される。その後、今度はベリアルの手によって編成された100万超の大軍団が光の国に侵攻し、ウルトラ戦士たちと激闘を繰り広げるが、最終的にはウルトラマンキングも加わった彼らによって壊滅させられた[注釈 16]。
キャスト編集
ナオ役の濱田龍臣は後年、2017年放送の『ウルトラマンジード』(テレビ東京)でウルトラマンジード / 朝倉リク役として主演することとなる。また、エメラド王役の南原健朗は『ミラーマン』でミラーマン / 鏡京太郎の母・優子役を演じた上月左知子の実子であり、監督のアベや企画の岡崎聖は偶然の一致に驚いたという[3]。
- ラン - 小柳友
- ナオ - 濱田龍臣
- エメラナ・ルルド・エスメラルダ - 土屋太鳳
- ガル - 平泉成
- ギル - きたろう
- グル - ベンガル
- ヒロ - 石橋保
- ミナ - さとうやすえ
- ラン(幼少期) - 新田海統
- ナオ(幼少期) - 小林櫂人
- ばぁちゃん - 井出みな子
- エメラド王 - 南原健朗
- エメルル王妃 - 英由佳
- エメラル王女 - 高田真綾
声の出演編集
- ウルトラマンゼロ、ダークロプス - 宮野真守
- ミラーナイト - 緑川光
- ジャンバード / ジャンボット - 神谷浩史
- グレンファイヤー - 関智一
- ウルトラの父 - 西岡徳馬
- ゾフィー - 田中秀幸
- ウルトラマン - 黒部進
- ウルトラセブン - 森次晃嗣
- ウルトラマンジャック - 団時朗
- ウルトラマンエース - 高峰圭二
- ウルトラマンタロウ - 石丸博也
- ウルトラマン80 - 長谷川初範
- ユリアン - 萩原佐代子
- カイザーベリアル / アークベリアル - 宮迫博之(雨上がり決死隊)
- アイアロン - 若本規夫
- ダークゴーネ - 川下大洋
- 二次元の民 - 石田信之
- ナレーション - 石坂浩二
- 特報ナレーション - 鈴木英一郎
スーツアクター編集
スタッフ編集
脚本は当初は別の人物が務める想定だったが、前作『ウルトラ銀河伝説』のように全編グリーンバックではなく、ロケーション撮影を前提とした話のため、監督のアベユーイチが担当することとなった[8]。
- 監督・脚本 - アベユーイチ
- 音楽 - 川井憲次
- エグゼクティブ・プロデューサー - 山本英俊
- プロデューサー - 隠田雅浩
- 監修 - 大岡新一
- チーフプロデューサー - 隠田雅浩
- 企画 - 岡崎聖、渋谷浩康、関根真吾
- 美術監督 - 大澤哲三[注釈 17]
- 装飾 - 山下順弘
- ラインプロデューサー - 松村龍一
- 撮影 - 三栗屋博
- 照明 - 松隅信一
- 録音 - 星一郎
- 音響効果 - 古谷友二
- サウンドエフェクト - 柴崎憲治
- 編集監修 - 宮島竜治
- 編集 - 鈴木真一
- スクリプター - 山内薫
- プロダクションスーパーバイザー - 上原英和
- VFXプロデューサー - クワハラマサシ
- キャラクターデザイン - 後藤正行
- 造型 - 潤淵隆文、品田冬樹
- アクションスーパーバイザー - 岡野弘之
- アクション監督 - カラサワイサオ
- 宣伝プロデューサー - 飯田桂介
- 音楽プロデューサー - 田靡秀樹
- 編曲 - 原文雄、藤澤慶昌
- ロケ協力 - 山口県フィルム・コミッション、北九州フィルム・コミッション、くまもとフィルム・コミッション、美祢市、北九州市、阿蘇市、秋吉台、秋芳洞 ほか
- 制作プロダクション - 円谷プロダクション
- 配給 - 松竹
- 製作 - 「ウルトラマンゼロ THE MOVIE」製作委員会(円谷プロダクション、フィールズ、バンダイ、バンダイビジュアル、バンダイナムコゲームス、バンプレスト、電通、電通テック、小学館、ドワンゴ・ミュージックエンタテインメント、松竹)
主題歌編集
- エンディングテーマ
-
- 「運命のしずく 〜Destiny's Star〜」
- 作詞 - 千紗・Kenn Kato / 作曲 - 鈴木大輔 / 編曲 - GIRL NEXT DOOR・水上裕規 / 歌 - GIRL NEXT DOOR
- PVではウルティメイトフォースゼロやウルトラ6兄弟、カイザーベリアルも出演。
映像ソフト化編集
2011年4月22日発売。発売・販売元はバンダイビジュアル。
- ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国 DVD版(1枚組)
- 映像特典
- 特報・劇場予告編・TVスポット集
- PV
- デジタルギャラリー
- 封入特典
- 作品解説書(プレスシートリサイズver.)
- 映像特典
- ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国 ブルーレイ通常版(1枚組)
- 映像特典(DVD版と同様)
- 封入特典(DVD版と同様)
- 音声特典
- オーディオコメンタリー(小柳友×土屋太鳳×脚本・監督:アベユーイチ×助監督:近藤孔明)
- ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国 ブルーレイメモリアルボックス(2枚組・初回限定生産)
テレビ放送編集
2011年11月23日から同年12月21日まで、『ウルトラマン列伝』内にて全5話構成の連続ドラマ版[注釈 18]に再編集されてテレビ放送された[50]。冒頭にはゼロによる「前回までのあらすじ」のナレーションが追加されている。また、クライマックスでのウルティメイトゼロ登場からアークベリアル撃破までのシーンでは、本作品の主題歌「運命のしずく 〜Destiny's Star〜」が使用された。
2015年5月26日より、『新ウルトラマン列伝』内にて「激闘ウルトラマンゼロ」と題された全9話構成の連続ドラマ版[注釈 19]として、再びテレビ放送された。『新列伝』放送バージョンとして2巡目が放送された『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』同様、BGMが差し替えられている。また、今回は前回と異なり、『ダークロプスゼロ』から直接続く流れとなっているため、第1話は前日談の終了直後に冒頭のみ放送するという変則的放送になっているほか、原典でゼロが旅立つ際に流れた曲が「すすめ!ウルトラマンゼロ」から「DREAM FIGHTER」に変更され、「すすめ!ウルトラマンゼロ」はゼロVSグレンファイヤーのシーンで使われている[注釈 20]など、本作品公開後に作られたゼロ関連楽曲が劇中歌として採用されている。それらに加え、前回でクライマックスに使われた「運命のしずく 〜Destiny's Star〜」が今回ではジャンボットVSダークゴーネ、およびそれに続くミラーナイトVSアイアロン戦で使用されているほか、クライマックスシーンに「ULTRA FLY」が使用されている。
2017年1月14日より、『ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE』内にて『ウルトラマン列伝』版に若干の変更を加え、5週連続放送されている。
関連編集
Webサイト編集
カイザーベリアル陛下の銀河最強ルーム編集
2010年8月12日より前作に引き続き、カイザーベリアル本人が『カイザーベリアル陛下の銀河最強ルーム』を開設。映画のタイトルが「ウルトラマンベリアル THE MOVIE 〜超最強!ベリアル銀河帝国〜」になっていたり、ベリアル以外のウルトラ戦士はモザイクになっていたり、コピーライト表記もそれに準じるというネタが仕込まれ、前回のホームページ同様の顔文字[注釈 21]も健在である。今回は携帯電話での閲覧にも対応しており、ホームページに加え、カイザーベリアル本人によるTwitterも開始された[51]。
その他、大怪獣バトルRRのホームページとブログも「暇だったから適当に」という理由で11月26日からベリアル銀河帝国に「侵略」されたが、12月15日に前回のホームページ同様「飽きた!」の一言で侵略が終了している[52]。ちなみに大怪獣バトルRRにはベリアルがデザインした(という設定の)カードが存在し、映画のタイトルロゴが「ウルトラマンベリアル THE MOVIE」になっていたり、解説テキストがTwitterやホームページにおけるベリアルの言動そのものになっていたり、裏面に書かれているのは、ベリアルについての解説ではなく、ベリアル本人からのコメントという要素がある。
公開日以降サイト更新が暫くなかったが、2011年11月14日に約11ヶ月ぶりに更新されている。
宣伝部長ウルトラマンナイスの部屋編集
2010年12月15日には、公開直前記念としてニコニコ動画で2010年エイプリルフールでも活躍した『宣伝部長ウルトラマンナイスの部屋』チャンネル生放送が配信された。出演は宣伝部長のウルトラマンナイスとマグマ星人、ゲストにウルトラマンゼロやvoyagerが出演した。
カイザーベリアル最強パワーアップコンテスト編集
小学館『てれびくん』および『幼稚園』との連動で、コンテストの募集を行っていた。
ウルトラマンベリアル THE STAGE 超最強!ベリアル銀河帝国編集
アリオ八尾四周年と本作品の公開を記念したイベント「ウルトラヒーロースーパーウィーク」において、2010年12月5日に円谷ジャングル主催で開催されたスペシャルショー。ベリアルが前作でゼロたちに敗れた後、アイアロンやダークゴーネと出会い、ベリアル銀河帝国を築き上げるまでの経緯を描くという本作品の前日談的な外伝ストーリーとなっている。ウルトラ戦士は一切登場せず、完全にベリアルが主役となっている。
あらすじ編集
前作でウルトラマンゼロたちに敗れ、傷を負いながらも生き延びていたウルトラマンベリアルは別次元の宇宙に流れ着く。そこではまたしても復活を遂げた異次元人ヤプールが侵略活動を行おうとしていた。
ベリアルを自らの支配下に置こうと企むヤプールは配下の超獣たちに加え、エージェントとして傘下に従えていたダークゴーネとアイアロンを送り込む。
彼らの攻撃に苦戦するベリアルだが、ウルトラ戦士たちへの怨念をパワーに変えて立ち上がり、その執念にダークゴーネとアイアロンも惹かれていき…。
登場キャラクター編集
- ウルトラマンベリアル(カイザーベリアル)
- アイアロン
- ダークゴーネ
- ダークロプス
キャンペーン編集
2010年12月15日の1日限定でウルトラマンゼロが『明治乳業株式会社『明治プリン超BIG』特別営業部長」に就任。一日商社マンとして明治乳業の取引先との商談にも参加していた[53]。
マスコットキャラクター編集
- ガルネコセブン
- 主題歌を歌うGIRL NEXT DOORのマスコットキャラ『ガルネコ』とウルトラセブンとのコラボレーションとして誕生した円谷プロも公認のコラボレーションキャラクター[54]。2010年12月23日開催の『お正月だよ! ウルトラマン全員集合!!』イベントに初登場している。
番組出演編集
- 『MUSIC JAPAN』(NHK総合テレビ、2010年12月12日放送分)
- 主題歌を歌うGIRL NEXT DOORと共にウルトラマンゼロとウルトラ6兄弟、カイザーベリアルがゲスト出演。同じくゲスト出演していたAKB48のメンバーとじゃんけん対決を行った。
- 『3分間で奇跡を起こせ!ウルトラマンDASH』(日本テレビ、2011年1月1日放送分)
- 難題に挑む超人を『ウルトラマン』に例えて、3分間という限られた時間で挑戦するというものを放送。最後にウルトラマンもゲストに出演。
- 『題名のない音楽会』(テレビ朝日、2011年1月9日放送分)
- 「光の国からぼくらの国へ ウルトラマンがやってきた!」で、東京フィルハーモニー交響楽団とコラボレーションした。セブンやゼロも出演。
ゲーム編集
- 『TANK!TANK!TANK!』
- バンダイナムコゲームス発売のアミューズメントゲーム。2010年12月7日から2011年5月31日までの期間限定モードとして『怪獣バスターズ POWEREDモード』がプレイ可能で、タイラントやカイザーベリアルと戦うことができた。
- 『怪獣バスターズ POWERED』
- 2011年1月20日発売のニンテンドーDS用ゲーム。劇場入場者特典の大怪獣バトルRRカードに記載されたパスワードを入力すると、ウルティメイトフォースゼロのコスチュームが開発できるようになる。
脚注編集
注釈編集
- ^ ただし、昭和シリーズや『ウルトラマンメビウス』以外からの登場は『ウルトラマンマックス』のみで、前作登場した海外制作の『ウルトラマンG』、『ウルトラマンパワード』、『ウルトラマンUSA』や『ウルトラマンネオス』、『ウルトラマンボーイのウルころ』からのウルトラマンボーイは本作品には未登場。
- ^ 劇場パンフレットでは『ウルトラマンティガ』でのゲスト出演についても言及している。
- ^ 監督のアベユーイチは『ネクサス』にも参加しており、同作品の「絆」というテーマが本作品にも通じるものであるとの考えから両名を起用したことを述べている[3]。
- ^ 劇場パンフレットでは『ウルトラマンガイア』や『ウルトラマンメビウス』での出演についても言及している。
- ^ ゼロ役の宮野も含め、全員がガンダムシリーズの主人公を演じた経験があり、公式ウェブサイトのブログや劇場パンフレットでも言及されている。
- ^ 本作品のウルトラの母、レオ、アストラ、メビウス、ヒカリ、キングには声優・俳優やその他のタレントが起用されていないため、一切の台詞は無し。レオの声を演じた真夏竜は、『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』に出演している。
- ^ 企画の岡崎聖は、『ウルトラマン80』30周年のイベントに両者が関わっていた流れから本作品への出演も依頼したことを述べている[3]。
- ^ 劇場パンフレットでは『ジャンボーグA』でのゲスト出演についても言及している。企画の岡崎聖は、石田が『ミラーマン』40周年の挨拶で円谷プロダクションを訪れていたことから起用を提案しており、偶然の産物であったことを述べている[3]。
- ^ 別宇宙への移動に、そういった膨大なエネルギーやそれを備えたアイテム(ウルトラマンゼロのウルティメイトイージスなど)が必要という設定は、その後も『ウルトラマンX』までは明確に用いられていた(ウルトラマンエックスのウルトラマンゼロアーマーなど)が、『ウルトラマンオーブ』からは明確に用いられることはなくなり、M78ワールドのウルトラ戦士だけでなくアイテムを備えていない別宇宙のウルトラ戦士やそれに準ずるキャラクター(ウルトラマンオーブやジャグラス・ジャグラーなど)も、さまざまな宇宙を単身で訪れては活動する姿が描かれている。
- ^ ゼロは「ゼロちゃん」、ミラーナイトは「ミラーちゃん」、ジャンボットは「焼き鳥」、ジャンナインは「ナインの坊主」(兄弟合わせては「焼き鳥ブラザーズ」)、ピグモンは「チビ助」、エメラナは「姫さん」など。
- ^ ジャンボット自身が戦闘時の掛け声として用いることもある。ウルトラゼロファイトではジャンナインも使っている。
- ^ しかし、『ウルトラゼロファイト』の第二部の第10話ではジャンボットが破壊された際にグレンファイヤーが機能停止したジャンボットに対し途中から「ジャンボット!」と叫んでいる。
- ^ デザイン画ではジャンブレイドという名称だった[16]。
- ^ 『ウルトラマン列伝』104話でグレンファイヤーが「バランダ」というバランダーVが由来になったと思われる怪獣と戦ったと明言したほか、『新ウルトラマン列伝』第9話でファイヤーマンが取り上げられた際にバランダーVの登場回である第10話の映像が使用されている。
- ^ これを逆手に取り、ゼロはアナザースペースへの道しるべとして利用した。
- ^ 壊滅の描写は無く、ナレーションで説明されている。BDメモリアルボックスの特典映像には、カットされたシーンとしてウルトラ戦士たちによる壊滅シーンの映像が存在する。
- ^ 公開直前の2010年10月10日に死去したため、これが彼の遺作となった[2][3]。
- ^ 「絆の章」・「炎の章」・「鏡の章」・「鋼の章」・「光の章」というサブタイトルで分割されている。詳細はウルトラマン列伝#各話リストを参照。
- ^ 「サロメの挑戦」、「ディメンジョンストーム」、「師弟共闘!」、「真の序章」、「運命の出会い」、「託された希望」、「仲間たちの絆」、「帝国の猛威」、「ウルティメイトフォースゼロ」というサブタイトルで分割されている。ただし、後述通り「サロメの挑戦」〜「真の序章」の前半は前日談の『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』の内容となっている。
- ^ ただし、使われたのは本作品のバージョンではなく『キラー ザ ビートスター』で使われたバージョン。
- ^ カイザーベリアル仕様になっており、「(メ▼艸▼)」のようにちゃんと顔に傷がついている。
出典編集
- ^ 「キネマ旬報」2012年2月下旬決算特別号 206頁
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 劇場パンフレットより。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 超全集 2011, pp. 57-59, 「アベユーイチ・隠田雅浩・岡崎聖・渋谷浩康スペシャル座談会」
- ^ a b c d e f g 超全集 2011, p. 61, 「造形チーム座談会」
- ^ 常識 2012, pp. 156-157, 「ウルティメイトフォースゼロ」.
- ^ a b c d 超全集 2011, pp. 66-67、76-77, 「後藤正行 竹内純インタビュー」
- ^ “宮迫 パワーアップして2年連続で悪のウルトラマン”. スポーツ報知. (2010年11月19日) 2010年11月19日閲覧。
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- ^ 今夜のドォーモ - どぉーも こゆきデス。
- ^ a b c 阿部雄一郎 (2021年1月29日). “ウルトラマンシリーズの新しい光・ゼロ! 小柳友&濱田龍臣 対談”. アニメージュプラス (徳間書店): p. 1 2021年1月30日閲覧。
- ^ a b c “『ウルトラマンゼロ THE MOVIE』ついに本日公開!ウルトラマンサンタクロースも登場!!” (プレスリリース), 円谷プロダクション, (2010年12月23日) 2021年2月7日閲覧。
- ^ “これからも、心からの愛を!”. 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」. Ameba (2017年1月20日). 2021年2月7日閲覧。
- ^ a b 阿部雄一郎 (2021年1月29日). “ウルトラマンシリーズの新しい光・ゼロ! 小柳友&濱田龍臣 対談”. アニメージュプラス (徳間書店): p. 2 2021年1月30日閲覧。
- ^ 超全集 2011, p. 43, 「二次元人の艦隊」.
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- ^ 常識 2012, pp. 153、176.
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- ^ 常識 2012, p. 177, 「Inside Story 初期設定にあった幻の恐竜型幹部」.
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- ^ a b c d e f g h 常識 2012, pp. 180-181, 「レギオノイド(α)」「レギオノイド(β)」
- ^ 超百科 2019, p. 60.
- ^ ピックアップキャラクター「帝国機兵レギオノイド」! ウルトラマンゼロ THE MOVIE 公報ブログ
- ^ a b 宇宙船160 2018, pp. 別冊24-25, 「宇宙船vol.160特別付録 宇宙船YEARBOOK 2018 ウルトラマンジード」
- ^ a b c d e f ジード超全集 2018, p. 55, 「ベリアル融合獣・怪獣・宇宙人図鑑」
- ^ a b ジード超全集 2018, p. 81, 「ウルトラマンジード監督インタビュー 伊藤良一」
- ^ ジード超全集 2018, p. 93, 「THE ART OF ウルトラマンジード」
- ^ a b c タイガ超全集 2020, p. 63, 「ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックスの敵」
- ^ a b 超全集 2011, p. 56, 「ダークロプス」.
- ^ 「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」のトピックインフォーションでの記述より[要文献特定詳細情報]。
- ^ a b c d e パンフレットの監督のコメントより
- ^ 「ウルトラマンゼロ THE MOVIE」スペシャル放送企画!ウルトラマン列伝オフィシャルブログ 2011年10月29日
- ^ カイザーベリアル. “俺様何してたんだっけか・・・(メ▼皿▼;)…”. Twitter. 2014年2月24日閲覧。
- ^ 俺様大怪獣RR侵略の足跡 : 大怪獣バトルRR
- ^ <ウルトラマンゼロ>一日営業部長に就任 「明治プリン超BIG」をセールスニコニコニュース 2010年12月16日
- ^ ガルネク&ウルトラマンが合体!ゆるキャラ誕生meVIEWsa radio 2010年12月26日
参考文献編集
- てれびくんデラックス愛蔵版(小学館)
- 『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国超全集』構成 間宮尚彦・乗浜彩乃、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2011年1月31日。ISBN 9784091051325。
- 『ウルトラマンジード超全集』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2018年3月15日。ISBN 978-4-09-105161-5。
- 『ウルトラマンタイガ超全集』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2020年3月30日。ISBN 978-4-09-105167-7。
- 『ウルトラの常識 ウルトラセブン・ウルトラマンゼロ篇』監修 円谷プロダクション、双葉社〈双葉社廉価版シリーズ〉、2012年3月18日。ISBN 978-4-575-30402-2。
- 大石真司、江口水基・島崎淳・間宮尚彦『円谷プロ全怪獣図鑑』円谷プロダクション監修、小学館、2013年3月11日。ISBN 9784096820742。
- 「宇宙船vol.160特別付録 宇宙船YEARBOOK 2018」『宇宙船』vol.160(SPRING 2018.春)、ホビージャパン、2018年4月1日、 ISBN 978-4-7986-1670-4。
- 『決定版 全ウルトラ怪獣完全超百科 ウルトラマンメビウス〜ウルトラマンタイガ編』講談社〈テレビマガジンデラックス〉、2019年7月5日。ISBN 978-4-06-516081-7。
- 『ウルトラマン公式アーカイブ ゼロVSベリアル10周年公式読本』実業之日本社、2020年10月30日。ISBN 978-4-408-41567-3。
関連項目編集
- ウルトラシリーズ
- 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE - 本作品の前の作品。
- ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ - 本作品に繋がる物語。
- ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター - 本作品と次回作『ウルトラマンサーガ』の間に位置するエピソード。