コラムス』(COLUMNS)は、セガ・エンタープライゼス(現・株式会社セガ)のアクションパズルゲーム(落ち物パズル)。シリーズ作品が不定期にリリースされているほか、家庭用(コンシューマー)ゲーム機へも同様に移植されている。

コラムス
ジャンル 落ち物パズル
対応機種 アーケード (AC)
開発元 セガ第一研究開発部
発売元 セガ
デザイナー ジェイ・ギールセン
音楽 上保徳彦
シリーズ コラムスシリーズ
人数 1 - 2人
メディア 業務用基板
(256キロバイト
稼働時期 INT 1990031990年3月
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
ヨーロッパ PEGI3
デバイス 8方向レバー
1ボタン
システム基板 セガ・システムC
CPU MC68000 (@ 8.949 MHz)
サウンド YM3438 (@ 7.670 MHz)
SN76496 (@ 3.580 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
320×224ピクセル
60.00Hz
パレット2048色
売上本数 日本の旗2995ポイント
(1990年度ベストインカム4位)[1]
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コラムスシリーズは1990年よりアーケードゲームとして稼働を開始した『コラムス』から始まった。宝石を用いた高級感のある美しいゲームグラフィックにより女性に人気を博しヒット。後述する元祖「落ち物パズル」ゲーム・『テトリス』と共に、このジャンルをゲーム界隈に定着させた[2]

本項では、ほぼ同様のルールの『ジュエル・ボックス』 (Jewelbox) についても併せて述べる。

概要編集

もともとセガは、当時人気を博していた自社のアーケード版『テトリス』のメガドライブへの移植を計画していた。しかし、テトリスの商品展開権利は、複雑な経緯によってすでに海外で同業他社が獲得されており(詳細は「テトリス」の項目先を参照)、テトリスのメガドライブ版が販売されることはなかった。

その後、テトリスに取って代わるように、本作のメガドライブ版はアーケードでの稼働とほぼ同時にリリースされた。その後、テトリスと本作のヒットによって、「落ち物パズルゲーム」は多種多様な派生作品を生むこととなり、シリーズ各作品は後継世代のゲーム機に移植されている。

ロケテストの段階までは、『ドロップス』 (Drops) というタイトルだった。

システム編集

基本システム編集

フィールドに上から縦一列3個1組で落ちてくる宝石を方向レバーで左右に操作して積み上げ、同じ色の宝石を縦・横・斜めに3個以上そろえると消える[2]。宝石は固定されるまではボタン操作で(上下に回転させるように)順序を入れ替わり。フィールド最上段の宝石出現位置にまで宝石が積み上がるとゲームオーバー[3]

消えた宝石の上に積まれていた宝石は下に落ち、それによって3個以上そろった場合は連続して消えて、連続するほど高得点が得られる。これは「連鎖(消し)」[4]と呼ばれる。本作と、のちに登場したぷよぷよのヒットによって、以降の落ち物パズルのほとんどでこの連鎖のルールが取り入れられるようになった。

MEDIUM以上の難度で開始した場合、一定数の宝石を消すことで「魔宝石」と呼ばれる光る宝石が落ちてくる。これを宝石の上に落とすと、フィールド内に存在するその色の宝石が全て消える。フィールドの床に落とすと、宝石が消えない代わりに1万点のボーナス得点が得られる(コラムス'97ではスコアの概念はないが評価の上昇に繋がる)。EASYの難度で開始した場合は、「魔宝石」は「初めて危険な状態になった場合(BGMが変化した時)」に、1回だけ落ちてくる。

n個目の魔宝石は 25n(n+3) 個目の宝石を消した時に出現する。ただし、宝石は9999個でカンストとなり、それ以降は出現しなくなる。

魔宝石をフィールド最上段から画面外にはみ出るように積むと、通常通りに1色の宝石を消したあと、画面外に残った魔宝石が落ちてきて、次の宝石を積んだ時にそれが再度効果を発揮する。つまり、1組の魔宝石を2回使用できる。またその際、残った魔法石が床まで落ちた場合も、1万点ボーナスが入る。ただし、画面外や宝石出現位置に魔宝石が残ったまま消滅判定が終了するとゲームオーバーになる。

魔宝石を使った1万点ボーナスは序盤こそ高得点だが、宝石を消した際の得点はレベルが係数となって上昇するため、ある程度プレイが続いた状態ではほとんど意味がなくなる(コラムス'97ではスコアではなく独自基準で評価するため常に意味がある)。

派生システム編集

初代アーケード版でのプレイモードは上記のエンドレスモードのみだったが、続編や派生作品によっては、以下のルールが搭載されている。

フラッシュコラムス
家庭用版・コラムスIIなどに搭載。最初からある程度の高さまで宝石が積まれた状態からゲームがスタートし、特定の点滅する宝石を消したらステージクリアとなるルール。クリアまでのタイムを競う場合が多い。コラムスIIでは時間が経過すると「WARNING!」と表示されて、フィールドにある宝石の1つがドクロに変化する。このドクロは消してはならず、誤って消してしまうとペナルティとして地面がせりあがり、段数が少なくなる。
対戦
フラッシュコラムスのルールでどちらが早く目標の宝石を消せるか競うルールや、連鎖することで相手の地面がせりあがる・時宝石(一定のターンで通常の宝石に変化する石)で攻撃するルールの対戦が存在した。

移植版編集

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考 出典
1 コラムス   199006291990年6月29日
  199006301990年6月30日
  199007091990年7月9日
メガドライブ セガ セガ 1メガビットロムカセット[5][6]   1701
  G-4035
  1701-50
2 Columns   1990091990年9月
  1990121990年12月
セガ・マスターシステム セガ セガ ロムカセット   5120
  5120
3 コラムス   199010061990年10月6日
  199104261991年4月26日
  199104261991年4月26日
ゲームギア セガ セガ 1メガビットロムカセット[7]   G-3101
  2201
  2201
4 コラムス   199012011990年12月1日
FM TOWNS 日本テレネット 日本テレネット (ゲーム会社) 3.5"2HDフロッピーディスク -
5 コラムス   199012141990年12月14日
MSX2 コンパイル 日本テレネット 3.5"2DDフロッピーディスク -
6 コラムス   199103291991年3月29日
PCエンジン 新日本レーザーソフト 日本テレネット 1メガビットHuCARD[8] TJ03002
7 コラムス   1991071991年7月
PC-9801UV
PC-9801VM
システムソフト システムソフト 3.5"2HDフロッピーディスク
5"2HDフロッピーディスク
-
8 コラムス   199110161991年10月16日
X68000 システムソフト システムソフト 5"2HDフロッピーディスク -
9 コラムス   1991101991年10月
J-3100 システムソフト システムソフト 3.5"2HDフロッピーディスク -
10 コラムス   1992011992年1月
PC-8801mkIISR システムソフト システムソフト 5"2Dフロッピーディスク -
11 セガクラシック アーケードコレクション   199304231993年4月23日
  199210151992年10月15日
  199304191993年4月19日
メガCD セガ セガ CD-ROM   G-6012
  4127
12 コラムス   1997061997年6月
データディスクマン DD-202 ソニー ソニー 内蔵ゲーム -
13 SEGA AGES コラムス アーケードコレクション   199710301997年10月30日
セガサターン セガCS1
エインシャント
セガ CD-ROM GS-9161
14 コラムス   199908011999年8月1日
スーパーファミコン マリグル・マネージメント メディアファクトリー 4メガビットフラッシュロムカセット[9] SHVC-BCLJ-JPN ニンテンドウパワー書き換え専用ソフト
15 コラムス for Zaurus   200104172001年4月17日
ザウルス ISJ シャープ ダウンロード
(シャープスペースタウン)
- [10][11][12]
16 セガエイジス2500シリーズ
Vol.7 コラムス
  200312182003年12月18日
PlayStation 2 シムス スリーディー・エイジス CD-ROM SLPM-62425
17 セガエイジス2500シリーズ
Vol.7 コラムス
  200511232005年11月23日
PlayStation 2 シムス セガ CD-ROM SLPM-62672 発売元をセガに変更して再発売
18 ぷよぷよ~ん&コラムス   200610072006年10月7日
SoftBank 705P セガ セガ 内蔵ゲーム - [13]
19 ぷよぷよ~ん&コラムス   200611012006年11月1日
P903i セガ セガ 内蔵ゲーム - [14]
20 コラムス   200612022006年12月2日
  200612042006年12月4日
Wii セガ セガ ダウンロード
バーチャルコンソール
- メガドライブ版の移植
Wii本体と同時発売
[15]
21 ぷよぷよ~ん&コラムス   200709122007年9月12日
Yahoo!ケータイ
S!アプリ
セガ セガ ダウンロード
(セガエイジス)
- [16]
22 ぷよぷよ~ん&コラムス   200712062007年12月6日
iアプリ セガ セガ ダウンロード
(★ぷよぷよ! セガ)
- [17]
23 ぷよぷよ~ん&コラムス   200906042009年6月4日
SH002 セガ セガ 内蔵ゲーム -
24 ぷよぷよ~ん&コラムス   201011082010年11月8日
ウィルコム セガ セガ ダウンロード
(★ぷよぷよ! セガ)
- [18][19]
25 コラムス INT 201009132010年9月13日
Windows セガ セガ ダウンロード
(Steam)
-
26 コラムス INT 201104072011年4月7日
iPhone/iPod Touch
(iOS)
セガ セガ ダウンロード - [20]
27 コラムス   201208082012年8月8日
  201306132013年6月13日
  201306132013年6月13日
ニンテンドー3DS セガ セガ ダウンロード
(バーチャルコンソール)
- ゲームギア版の移植 [21][22]
28 セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE   201612222016年12月22日
ニンテンドー3DS M2 セガゲームス ニンテンドー3DS専用カード
ダウンロード
CTR-P-BF3J メガドライブ版の移植 [23][24]
29 コラムス INT 201805292018年5月29日
Linux
Macintosh
d3t
セガ
セガゲームス ダウンロード
(Steam)
- メガドライブ版の移植
メガドライブ版
アーケード版を忠実に移植したアーケードモードに加え、「フラッシュコラムス」などオリジナル要素が追加されたオリジナルモードを収録。
メガCD用ソフト『セガクラシック アーケードコレクション』(1993年)に収録された他、2006年にはWiiバーチャルコンソール対応ソフトとして配信、また2019年9月19日に発売された復刻系テレビゲーム機であるメガドライブ ミニにも収録された。
ゲームギア版
ゲームギアのローンチタイトルソフトとして発売。2012年8月8日より、ニンテンドー3DSバーチャルコンソール (VC) 対応ソフトとして配信開始。ゲームギアソフトのVC版として初めてローカルプレイに対応し、専用の通信ケーブルなしで通信プレイまで再現できる[21][22]。また、2020年10月6日に発売された復刻系テレビゲーム機であるゲームギアミクロの一つ「ゲームギアミクロ レッド」に収録されている(通信対戦不可版)。
PCエンジン版
レーザーソフト(後に日本テレネットに吸収)より発売。対戦モードはPCエンジンGT対応。
スーパーファミコン版
メディアファクトリーより発売。ニンテンドウパワー専売ソフト。2002年8月31日に書き換え終了のため、現在入手は困難となっている。内容は初代コラムスの移植だが、BGMは一新されている。この他、オリジナルキャラクターによる対戦モードを収録。
PlayStation 2番
『セガエイジス2500シリーズ Vol.7 コラムス』としてスリーディー・エイジスより発売。初代コラムスをベースにしたエンドレスモードと、オリジナルキャラクターによる対戦モードを収録。エンドレスモードは初代コラムスのグラフィック・BGMを忠実に再現したオリジナル版と、『コラムス'97』のグラフィック・BGMを一部流用したリメイク版の2種類からデザインを選べる。後者はゲームオーバー時に、『'97』に存在した段位認定もある。
ニンテンドー3DS版
オムニバスソフト『セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』の1タイトルとしてメガドライブ版を収録。映像を裸眼立体視化した(3DS本体のスイッチで任意にOFF可)ほか、海外版(メッセージが英文化されているだけ)でプレイ可能・プレイ中いつでもセーブ・セーブポイントからの再開が可能などのオプションを実装している。
携帯電話用アプリ
  • ぷよぷよ〜ん&コラムス
    同社の『ぷよぷよ〜ん』(1999年)とのカップリング作品。S!アプリ版はSoftBank 705PSoftBank 820PSoftBank 821PSoftBank 822P、iアプリ版はP903iP903iTVP903iXP904iP905iP905iTVP704iP-01B、EZアプリ版はSH002にプリインストールされているほか、セガの携帯電話サイト「★ぷよぷよ!セガ」でもS!アプリ版が2007年9月12日に、iアプリ版が2007年12月6日に配信されている。対応機種によっては「近距離通信対戦」や「Bluetooth対戦」などのサブタイトルが付いており、Bluetoothを利用して通信対戦可能。
    モードは対戦型で10ステージを勝ち抜く「VS CPU」(『ぷよぷよ〜ん』とは違い相手キャラクターの表示は無い)、通信対戦を行う「VS HUMAN」(対応機種のみ搭載)、1人でプレイする「エンドレス」(EASY(レベル1から開始)、NORMAL(スコア+20000、レベル5から開始)、HARD(スコア+50000、レベル10から開始))が選択可能。BGMは2種類のどちらかから選択する。
    日本国外でも『SEGA Columns Deluxe』のタイトルで配信され、こちらは2008年8月14日にiOS版も配信されていたが、2015年5月に配信を終了した。
  • コラムス / 対戦コラムス(EZアプリ)

評価編集

評価
集計結果
媒体結果
GameRankings56.30% (MD)[25]
Metacritic70% (GBA)[26]
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム      (MD)[27]
Computer and Video Games87% (AC)[28]
84% (SMS)[29]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー25/40点 (MD)[27]
ファミ通27/40点 (MD)[30]
27/40点 (GG)[31]
27/40点 (PCE)[32]
23/40点 (SFC)[33]
GamePro18/25点 (SMS)[34]
GameSpot5.9/10点 (MD)[35]
6.9/10点 (GBA)[36]
GameSpy75% (GBA)[37]
IGN7.2/10点 (GBA)[38]
7/10点 (PC)[39]
NintendoLife6/10点 (MD)[40]
7/10点 (3DS)[41]
Nintendo World Report7.5/10点 (GBA)[42]
Sinclair User79% (AC)[28]
メガドライブFAN20.66/30点 (MD)[5]
MegaTech88% (MD)[43]
Aktueller Software Markt10/12点 (MD)[27]
9/12点 (SMS)[29]
9.6/12点 (GG)[44]
8.5/12点 (PCE)[45]
Sega Power      (SMS)[29]
      (GG)[44]
Mean Machines89% (SMS)[29]
ACE680/1000点 (GG)[44]
月刊PCエンジン75/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン34/40点 (PCE)
受賞
媒体受賞
第4回ゲーメスト大賞大賞6位[1]
ベストアクション賞5位[1]
プレイヤー人気3位[1]
年間ヒットゲーム3位[1]
編集部特別賞[1]
ゲーメストザ・ベストゲーム 第53位[46]
(1991年)
アーケード版
  • ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)において、読者投票により大賞6位、ベストアクション賞5位、プレイヤー人気3位、年間ヒットゲーム3位、編集部特別賞を獲得した[1]。また、ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』(1991年)において、『ゲーメスト』読者による全アーケードゲームを対象とした人気投票で第53位を獲得した[46]
メガドライブ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点(満40点)[30]、『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、20.66点(満30点)となっている[5]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.66 3.19 3.71 3.99 3.66 3.45 20.66
ゲームギア版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点(満40点)となっている[32]
『スーパーコラムス』はGameProでは肯定的に評価され、中毒性のあるゲームモード、簡単な操作、クリーンなグラフィックを賞賛した[47]
PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点(満40点)[31]、『月刊PCエンジン』では75・80・75・70・75の平均75点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では8・9・9・8の合計34点(満40点)となっている。
スーパーファミコン版
ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では、6・5・6・6の合計23点となっている[33][48]。レビュアーは対戦モードは見覚えのあるシステムだがとっつきやすい、キャラクターのアクが強くていいとした一方で各自の強さがよくわからない、宝石の挙動がぎこちない、宝石による攻撃もあまり強くなくハラハラしない、アブーの邪魔性能のバランスが悪い、処理落ちが多い、結局のところ時間をかけて粘り勝ちすることになるため爽快感がないとした[48]
ゲームボーイアドバンス版
  • 『コラムスクラウン』はIGNは7.2/10のスコアで音楽やグラフィックを賞賛、パズルデザインは単純でテトリス系のゲームでは最も制限のあってぷよぷよほどの中毒性はないとした[38]。Nintendo World Reportは7.5/10のスコアでサウンドは印象に残って中にはキャッチーなものもあるがプレイの邪魔にはならない、マルチプレイは経験者となら楽しいとしたが初心者には難しい、ストーリーラインがやや不合理とした[42]。一方、GameSpyはシンプルながら中毒性があり、サウンドはいいが記憶に残るほどではないとした他、1人しかソフトを持っていなくともマルチプレイが可能なシステムが搭載されていることも評価、唯一の欠点としては同じ魔法石を選択することになるとした[37]

関連作品編集

シリーズ作品の中には、基本的なシステムは受け継いでいても、新しいフィーチャーが付加されたり得点システムや魔宝石システムが変更となっているものが多い。

アーケードゲーム編集

アーケード版は一時期をのぞき[注釈 1]、セガからリリースされている。

コラムスII THE VOYAGE THROUGH TIME(1990年)
システムC基板使用。あらかじめ積まれている宝石(ステージによっては化石など)のうち特定の宝石を消せば次のステージに進むステージ制を採用。同社『フラッシュポイント』と同様のルールであり、「フラッシュコラムス」と名付けられた。また、対戦モードも導入された。
スタックコラムス(1994年
システムC2基板使用。対戦を主眼としており、1人プレイは次々に現れるCPUキャラクターとの対戦形式となっている。過去作の対戦と異なり、タイトルの通り宝石を消す事により攻撃を貯める(スタック)する事が可能で、任意のタイミングで攻撃を仕掛けられるが特徴。スタックを無効にして従来通り自動的に攻撃する設定も出来るが、CPUのスタックを無効にすることは出来ない。
コラムス'97(1996年
ST-V基板使用。原点回帰を重視した作品で、エンドレスモードのみ。BGMとグラフィックが大幅にリニューアルされた。ゲームオーバー時に、スコアに応じた段位認定がある。
花組対戦コラムス1997年
ST-V基板使用。後述する同名のセガサターン版からの移植。アーケード進出に従い、乱入機能が追加された。
ジュエルペット 〜キラキラ魔法の宝石箱〜2009年
アーケードでは「花組対戦コラムス」以来12年ぶりに稼動した新作。
基本ルールはコラムスと同じだが異なる部分は、ゲーム開始時にジュエルペットカードが出る、宝石は全部で赤、青、緑、黒の4種類、宝石を消すとゲージが溜まり満タンになると次のステージに進めるところである。その他の相違点は以下の通り
魔宝石のシステムが異なる(魔宝石に個数制限がある。魔宝石が頻繁に出現する。魔宝石は縦に3つ並んで落ちていたが本作は1つだけ落ちてくる。魔宝石は左右のボタンを押していても下に落ちる。魔宝石が画面中央に来たら効果が発動し、4種類の宝石の中で一番多くに積んだ宝石が消える。)。
前述の通り、ステージ制であり、一定の宝石を消すと次のステージへ進む。なお、ステージは2ステージ+1ステージ=全3ステージとなっている
一定時間経過すると地面が1段せり上がる。
幼児向けに配慮しており、難易度がかなり下がっている。
全消しが簡単に出来るようになっている。
宝石は同じ色を縦横斜めに積むと消えるが同じ色が隣接している場合も消える(例えば赤の宝石が縦に3個積んで隣に赤の宝石が縦に2個積んでいたらその宝石も消える)。
ジュエルペットカードの更新が2011年に終了し、ジュエルペットというコンテンツ自体も2010年代中頃に概ね終息したこともあり、商業施設で稼働させている事例は現在ほとんど無い。

その他、日本国外で展開されたメガドライブベースの業務用基板『MegaPlay英語版』専用カートリッジとして『コラムスIII 〜対決!コラムスワールド〜』が移植されている。

コンシューマーゲーム編集

特記がないものはセガ発売から発売されている[注釈 2]。一部の記述で初代を『I』と略称している場合あり。

花組対戦コラムス1997年
セガサターン用ソフト。同社の『サクラ大戦』(1996年)のキャラクターを採用したコラムス。
SEGA AGES コラムス アーケードコレクション(1997年)
セガサターン用ソフト。アーケード版コラムス4作品(コラムス、コラムスII、スタックコラムス、コラムス'97)を収録したオムニバスソフト。
花組対戦コラムス2(2000年
ドリームキャスト用ソフト。『サクラ大戦2 〜君、死にたもうことなかれ〜』(1998年)のキャラクターを採用。
SEGA AGES コラムスII(2019年
Nintendo Switch用ソフト。2018年より展開中のSwitch版SEGA AGESシリーズの1作としてリリース。セガサターン版『アーケードコレクション』以来、約20年ぶりに『II』が家庭用ゲーム機に移植された(『II』単独では初移植)。先述した3DS版『I』の「セガ3D復刻アーカイブス3収録バージョン」と移植担当企業が同じであることから、3D映像化がカットされた他はそれに近い仕様となる。このほか独自の付加要素として、シリーズ初となるオンライン対戦モード(「対戦コラムス」のみ対応)と、下記のような多彩なモードが実装されたほか、おまけとして先述したPS Vita版をベースにした初代『コラムス』(以下『I』)もプレイ可能で、事実上『I』と『II』のカップリング移植となっている。
  • アーケードモード
    • 「ステージデザイン」機能を実装。プレイエリアと宝石を『I』のデザインに変更できる(『II』と『I』を各面でランダム表示にもできる)。
    • 髑髏の宝石が出なくなる「ドクロカット」機能および「フラッシュコラムス」でステージセレクト機能が追加。なお開発中アーケード版を解析していた際、プログラムデータには存在していたが理由不明で隠されていた「第70面」が存在することが判明。これを含め全70ステージが自由に選択できる。
      • 2P側のプレイエリアのみが180度反転、ディスプレイを介して1P・2Pが対面しプレイできる「対面モード」を家庭用ゲーム機では初実装。主にSwitch本体ディスプレイでのプレイを想定しているが、外部ディスプレイに映像を出力してアーケード版のようにプレイする事も工夫すればできる。
  • 「無限コラムス」モードを新設。
    • フラッシュコラムスをベースにしているが各面クリアを止め、『I』のように延々とプレイできる。しかし『I』そのものではないので、プレイ中一定時間が経つと、床がせり上がるように最下段に宝石が追加されていく。この中には「点滅発光する宝石」がランダムで含まれており、これと消すと、概ね魔宝石と同じ効果が発動する。
  • 「宝石箱」モードを実装。
    • 「フラッシュコラムス」でクリアした各面を確認できる。達成度に応じて、デモ画面にラウンドガール、ラウンドボーイとして登場するセガ往年のゲームキャライラストが増えていき、一言解説と共に見られる。
当初はメガドライブ版の『I』を移植する予定だったが『セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』に移植済みであること、今まで『II』の移植の機会が少なかったこと、「フラッシュコラムス」や「対戦コラムス」を楽しんでもらう為に選ばれた[49]
「無限コラムス」の名付け親はエムツーの松岡毅[49]
移植作業にて行われたC2ボードの基板の解析は今まで手を付けて無かったため、開発に約1年かかったと言われている[49]。なおアーケード版自体のゲーム難易度が高いので、プログラム解析もさることながら検証プレイのほうも手間取ったとのこと(この高い難易度を家庭用ゲーム版としてアレンジする際マイルドに遊びやすくするため、先述したドクロカットなどの新要素が生まれた)。
コラムス / コラムスII / スタックコラムス(2020年
セガトイズより発売する復刻系ゲーム機である「アストロシティミニ」に、1980年代から1990年代中期のアーケードゲーム36作品(+おまけ1作品)の3作として、本体にプリインストール収録。アーケードゲーム版オリジナルを(ほぼ)完全な形で移植している。

携帯型ゲーム機編集

スーパーコラムス(1995年
ゲームギア用ソフト。
コラムスGB 手塚治虫キャラクターズ(1999年
ゲームボーイ用ソフト。メディアファクトリーより発売。手塚治虫のキャラクターが登場。
コラムスクラウン(2001年
ゲームボーイアドバンス用ソフト。
龍が如く0 基本無料アプリ for PlayStation Vita2015年
PlayStation Vita用ソフト。PlayStation 3用ソフト『龍が如く0 誓いの場所』の体験版的な要素を持つソフト。基本無料だが、有料ダウンロードパックもいくつか作られており、この中の1つとしてメガドライブ版をベースとした『コラムス』が移植された。なお、このアプリ内で稼いだバーチャルマネーは『龍が如く0』本編に反映することができる。

携帯電話用アプリ編集

コラムスジュエル(2005年
iアプリS!アプリAndroid用ソフト。当初はFOMAD902iにプリインストールされて発売された[50][51]2008年9月2日Yahoo!ケータイにて配信開始[52]2011年6月1日にAndroid用ソフトとして配信開始された[53]
怪盗レーニャinコラムス(2010年
iアプリ、S!アプリ、EZアプリ用ソフト。2010年4月1日に携帯電話各キャリアにて配信開始[54]

その他編集

ジュエル・ボックス(1992年
ロドニー・ジャックス (Rodney Jacks) と当時のマイクロ・イマジニアリング (Micro Imagineering)、後のホット・ロッド・ゲームス (Hot Rod Games) により開発されたゲームで、『コラムス』とほぼ同様のルールのゲームである。Macintosh版やWindows版が作られているほか、タカラトミーから発売された携帯ゲーム機、ポケットドリームコンソールにも収録されている。
ビジュエルド(Bejeweled)シリーズ(2001年
PopCap Gamesにより開発されたゲーム・シリーズで、『コラムス』とほぼ同様のルールのゲームである(但し、画面に表示され操作する物体は、「宝石」ではなく「ジェム宝石だけではなく、人工的に彫刻加工された貴石も含む)」という事になっている)。

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ セガグループの業務再編成などによる理由で、2015年4月1日から2020年3月31日までセガ・インタラクティブがリリースしていた。2020年4月1日以降はセガのアミューズメント事業部門が担当。
  2. ^ セガグループの業務再編成などによる理由で、2015年4月1日から2020年3月31日までリリースされたものについてはセガゲームスが発売。

出典編集

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  2. ^ a b 株式会社QBQ編 『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p20
  3. ^ 厳密には、宝石が固定され、消滅判定終了後にフィールド最上段よりも更に上の段(枠外)に宝石がある場合、および、宝石出現位置の最上段に宝石がある場合
  4. ^ ゲーム中では「連鎖反応」と呼ばれている。
  5. ^ a b c メガドライブFAN 1993, p. 95.
  6. ^ 前田尋之 2018, p. 68- 「Chapter 2 メガドライブトソフトオールカタログ 1990年」より
  7. ^ 前田尋之 2019, p. 134- 「Chapter 3 第3期セガハード大研究」より
  8. ^ PC Engine FAN 1993, p. 132.
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参考文献編集

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  • 前田尋之 『G-MOOK162 アーリーセガパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2019年2月28日、134頁。ISBN 9784862978462 
  • 前田尋之 『G-MOOK176 スーパーファミコンパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2019年9月28日、229頁。ISBN 9784862979131 

外部リンク編集

セガ・インタラクティブ 「セガ・アーケードゲームヒストリー」作品情報ページ

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