全国共済農業協同組合連合会
農業協同組合法を根拠とする、生損兼営の保険機構
全国共済農業協同組合連合会(ぜんこくきょうさいのうぎょうきょうどうくみあいれんごうかい、略称:全共連、愛称:JA共済連)は、生損兼営の保険機構である。根拠法は農業協同組合法であり、JAグループにおいて共済事業(JA共済)を行っている。英語での表記は、National Mutual Insurance Federation of Agricultural Cooperatives。
団体種類 | 農業協同組合連合会 |
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設立 | 1951年 |
所在地 | 東京都千代田区平河町二丁目7番9号 JA共済ビル |
法人番号 | 4010005002086 |
主要人物 |
理事 代表理事理事長 柳井二三夫 代表理事専務 村山美彦 代表理事専務 歸山好尚 代表理事専務 鹿嶋伸行 経営管理委員 経営管理委員会会長 青江伯夫 経営管理委員会副会長 西沢耕一 経営管理委員会副会長 中川泰宏 監事 常勤監事 三間真一 常勤監事 曽根健次 常勤監事 佐藤佳二 |
活動地域 | 日本 |
製品 | AC |
活動内容 | 共済契約の引受・資産運用 |
基本財産 | 50兆6,909億円 |
従業員数 | 6,239人 |
会員数 | 855団体 |
子団体 | 52社 |
ウェブサイト | JA共済 |
経営理念
編集- JA共済は、農業協同組合が理念とする「相互扶助」を事業活動の原点とし、常に組合員・利用者の信頼と期待に応え、「安心」と「満足」を提供します。
- JA共済は、最良の保障・価格・サービスによる「ひと・いえ・くるまの総合保障」の提供を通じて、組合員・利用者の豊かな生活づくりに努めます。
- JA共済は、事業活動の積極的な取組みを通じて、豊かで安心して暮らすことのできる地域社会づくりに貢献します。
ロゴマーク
編集大きい三角形は自然・大地、小さい三角形は人間を表し、左端の円は実り、人の和を象徴。緑色は自然環境と成長を表している。「JA」とは、Japan Agricultural Co-operatives、日本の農業協同組合(農協)という意味であり、これを略して「JA」という。それ以前には1973年に亀倉雄策がデザインした綱の結び目をモチーフに共済の連帯感を表現したロゴマークを設定しており[1]、1992年の現行CIの制定後も旧CIロゴマークを使用したCMが放映されることがあった。
沿革
編集- 1948年(昭和23年)- 北海道で農協共済事業開始。
- 1951年(昭和26年)- 全国共済農業協同組合連合会(全共連)設立。
- 1958年(昭和33年)- 46都道府県に共済連合会の設立が完了。
- 1969年(昭和44年)- 全共連厚木センター開設。
- 1972年(昭和47年)- 沖縄県本土復帰により、沖縄県共済連設立。
- 1973年(昭和48年)- 中伊豆町、別府市リハビリテーションセンター開設。
- 1984年(昭和59年)- 全共連自動車研修センター開設。
- 1985年(昭和60年)- 全共連大阪センター開設。
- 1988年(昭和63年)- 株式会社全共連自動車研修センター及び全共連アメリカ投資顧問株式会社を設立。
- 1989年(平成元年)‐ 全共連イギリス投資顧問株式会社を設立。
- 1991年(平成3年)- (社)農協共済総合研究所及び全国農業みどり国民年金基金を設立。
- 1992年(平成4年)- 新CIを導入し、愛称をJA共済に変更。(社)日本共済協会設立。
- 1994年(平成6年)- JA全共連石岡センターを開設。
- 2000年(平成12年)- 47都道府県共済連と全共連が一斉統合。
- 2002年(平成14年)- 経営管理委員会制度を導入(JA共済連)。
- 2003年(平成15年)- 共栄火災を子会社化(JA共済連)。
- 2004年(平成16年)- 川崎センター開設。
- 2005年(平成17年)- 東日本引受センター・西日本引受センターを設立。
- 2006年(平成18年)- JA共済幕張研修センターを開設。
組織
編集- 全国本部(東京都千代田区)
JA共済連の役割
編集JA共済は、農業協同組合(JA)とJA共済連が共同で終身共済、医療共済、年金共済、建物更生共済、自動車共済などの「ひと・いえ・くるま」の総合保障を行っている。その中でJA共済連は、JAと連携・協調しながら共済業務を総合的にバックアップするとともに、さまざまな企画や開発、資金運用などを行っている。なお、JAは組合員の相互扶助を目的として設立された非営利団体であるが、農協法に抵触しない一定の範囲で組合員以外の利用(員外利用)も認められている。
規模(2016年3月31日現在)
編集- 出資金 7,567億3,800万円
- 総資産 55兆8,375億円
- 職員数 6,084名
- 運用資産 53兆6,233億円
- 長期共済保有契約高 273兆6,824億円
- 年間受入共済掛金額 5兆9,367億円
- ソルベンシー・マージン比率 797.7%
- 支払共済金額 3兆4,233億円
- 共済加入件数
- 生命総合共済 2,170万件
- 建物更生共済 1,054万件
- 自動車共済 836万件
CMキャラクター
編集過去
編集番組提供
編集テレビ関連
編集- 現在
- 日本テレビ系列(NNN・NNS)
- ザ!鉄腕!DASH!!
- それいけ!アンパンマン(テレビ新潟他)
- 水曜ドラマ
- 満点☆青空レストラン
- 2023年4月から提供。
- TBS系列(JNN)
- あぐり王国北海道NEXT
- 北海道放送「JAグループ北海道」名義の1団体として。
- あぐり王国北海道NEXT
- テレビ朝日系列(ANN)
- サンテレビ
- 過去
- 水10ドラマ(第1期)(フジテレビ)
- クイズ$ミリオネア(フジテレビ)
- ぴったんこカン・カン(TBSテレビ)
- 金曜ロードショー(日本テレビ)
- 関口宏の東京フレンドパークII(TBSテレビ)
- 金曜おもしろバラエティ(フジテレビ)
- VS嵐(同上)
- 金曜プレステージ(同上)
- シルシルミシルさんデー(テレビ朝日)
- SMAP×SMAP(関西テレビと共同製作)
- SUN-TV日曜夕刊(サンテレビ)
- CDTV ライブ!ライブ!(TBS)※21時台放送時
- どさんこワイド179(札幌テレビ、火曜日18時台ローカル枠・2022年10月から2023年3月まで)
ラジオ(AM・FM)関連
編集- 現在
- オールナイトニッポン MUSIC10(ニッポン放送)
- JA共済 presents なるほど!交通安全(ONE MORNING内)(JFN・金曜)
- NRNナイター(ニッポン放送・朝日放送ラジオなど)
- オールナイトニッポン(ニッポン放送・エンディングの協力スポンサー)
- Adoのオールナイトニッポン(2023年度)
- 山田裕貴のオールナイトニッポン(2024年度)
- 辛坊治郎ズーム そこまで言うか!(ニッポン放送、火曜)
- ラジオ・チャリティー・ミュージックソン(ニッポン放送・NRN系列11局ネット)
- BAYFMリスナー安全運転宣言(シン・ラジオ-ヒューマニスタは、かく語りき-内)(BAYFM・火曜16時32分頃)
- JA共済 にほんのたから ちいきのきずな(Tokyo FM / JFNC制作)(毎週土曜 12:55〜13:00、住吉美紀)
- 過去
- 山下達郎のサンデー・ソングブック(TOKYO FM)
- 福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ(ニッポン放送)
- 菅田将暉のオールナイトニッポン(ニッポン放送・エンディングの協力スポンサー)
- Creepy Nutsのオールナイトニッポン(同上)
- 防災の日スペシャル(文化放送・JRN)※単独提供
- ラジオ時報CM(JFN)
- 2024年3月1日 - 29日 / 平日 14時
- 2024年3月2日 - 30日 / 週末A枠 17時〜翌4時
関連会社
編集- 共栄火災海上保険
- JA共済ビジネスサポート
- 中央コンピュータシステム
- JA共済損害調査
- 全共連アメリカ投資顧問
- 全共連イギリス投資顧問
- JA共済総合研究所
- 農林中金全共連アセットマネジメント
ほか
脚注
編集出典
編集- ^ 亀倉雄策のデザイン(六耀社 2005年)224頁
- ^ 『農業協同組合』1985年4月号、144頁。NDLJP:1789788/78