大給松平家
大給松平家(おぎゅうまつだいらけ)は、松平親忠の次男・乗元を祖とする松平氏の庶流。十八松平の一つ。三河国加茂郡大給(現在の愛知県豊田市)を領したことから大給松平家と称する。松平宗家(徳川氏)に仕え、甲陽軍鑑に「荻生の少目」として登場する松平親乗が有名であると新井白石「藩翰譜」にはある。当主は武勇に優れ、「藩翰譜」にはあちこちの戦いで兜首を多数挙げたことが特筆されている。
大給松平家 | |
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![]() 丸に釘抜き 三つ葉葵(本家) | |
本姓 | 称・清和源氏 |
家祖 | 松平乗元 |
種別 |
武家 華族(子爵) |
出身地 | 三河国加茂郡大給 |
主な根拠地 | 三河国加茂郡大給 |
著名な人物 |
松平乗邑 松平乗完 精中宗室(裏千家11代家元、玄々斎) 大給恒 |
支流、分家 | 宮石松平家 |
凡例 / Category:日本の氏族 |
大給松平家系統の諸藩編集
系譜編集
凡例 1) 実線は実子、点線は養子 2) 数字は家督継承順。
大給松平家系図
親清系大給松平家(大給家)系図
真次系系大給松平家(大給家)系図
関連する寺社編集
備考編集
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1142632 新井『藩翰譜』巻一、発行者・吉川半七、国立国会図書館デシタルコレクション
参考文献編集
- 中山良昭『江戸300藩 殿様のその後』(朝日新書060)(朝日新聞社、2007年) ISBN 978-4-02-273160-9