斬魔大聖デモンベイン

斬魔大聖デモンベイン』(ざんまたいせいデモンベイン)(「斬」の文字は斬の下部に天と表記)は、2003年4月25日ニトロプラスより発売された18禁PCゲーム2004年7月1日には角川書店よりPlayStation 2(以下、PS2)版『機神咆吼デモンベイン』(きしんほうこうデモンベイン)も発売され、2006年にはWOWOW(ノンスクランブル)でテレビアニメ版も放送された。本項ではゲームを原作としたアニメ・小説等についても扱う。

斬魔大聖デモンベイン
(PS2版:機神咆吼デモンベイン)
対応機種 Windows98/2000/Me/XP
PlayStation 2
発売元 ニトロプラス(PC)
角川書店(PS2)
ジャンル 荒唐無稽スーパーロボット ADV
発売日 2003年4月25日 初回限定版(PC)
2003年5月30日 通常版(PC)
2004年7月1日(PS2)通常版 初回限定版
レイティング 18禁(PC)
全年齢対象(PS2)
キャラクター名設定 不可
エンディング数 7
セーブファイル数 60(PC版)
20(PS2版)
画面サイズ 800×600
キャラクターボイス パートボイス(PC)
フルボイス(PS2)
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ 全文/既読
オートモード あり
備考 PS2:機神咆吼デモンベイン
PS2版はOVAを収録したDVD同梱。
テンプレートを表示

「荒唐無稽スーパーロボットADV」と銘打たれ、巨大ロボットはもちろん、変身ヒーローやクトゥルー神話を題材にしたモンスターが戦うヒロイックサーガである。

2006年には後日譚を描いた3Dアクションゲーム『機神飛翔デモンベイン』も発売された(15歳以上推奨)。そちらの詳細は当該項目を参照。

原画、Niθ。シナリオ、鋼屋ジン

ストーリー編集

科学と魔導技術によって繁栄の極みにある都市アーカムシティに住む私立探偵・大十字九郎(だいじゅうじ くろう)は、ある日、アーカムシティを実質的に支配する覇道財閥より魔導書の探索を依頼される。その探索のさなか、アーカムシティの暗部に潜む秘密結社ブラックロッジと、意思をもつ魔導書との抗争に巻き込まれた九郎は、その魔導書の精霊アル・アジフと契約してしまう。さらには、覇道財閥の所有する巨大ロボット・デモンベインに乗り込み、ブラックロッジと死闘を演じることになる。

登場キャラクター編集

併記されている場合、キャストはPS2版『機神咆吼』、アニメ版、『スーパーロボット大戦UX』 / 18禁『斬魔大聖』版の順。単独の場合はPS2版『機神咆吼』、アニメ版での出演。

大十字探偵事務所編集

大十字 九郎(だいじゅうじ くろう)
- 伊藤健太郎 / ヘルシー太郎
アーカムシティに住む三流私立探偵。過去にミスカトニック大学で魔術を学んでいた経緯をもつが、ある出来事がきっかけで大学を中退、魔術を忌避するようになった。その経歴に目をつけられ覇道財閥より力ある魔導書の捜索を依頼される。その中で状況に流されるまま魔導書「アル・アジフ」と契約してしまい、デモンベインを駆ってブラックロッジと戦うことになる。
初めは乗り気ではなかったが、マスターテリオンの残虐性などを目の当たりしてブラックロッジと戦うことを決意。アルに戦い方を学びながらマスターテリオンやアンチクロス等といった凶悪な魔術師達との戦いを繰り広げ、彼自身も成長してゆく。アルの断片を集める際にデモンベインを使うことが多くなり、それに見かねた瑠璃から正式に覇道財閥の依頼として受けることになる。
三流私立探偵ゆえに滅多に依頼が来ず、ゲテモノを食って生き延びたり、飲まず食わず生活して最終的にシスターのライカに養ってもらっている。そのため、覇道財閥から依頼を受けた際には本気で涙を流していた。基本的にはお人よしではあるが、本当に許せない相手を目の前にしたときは心底から怒りを露にする熱い魂を持っている。また、女装が恐ろしいまでに似合う。
戦闘時はアルによって「マギウススタイル」と呼ばれる超人形態に変身し、アンチクロスとの戦闘やデモンベインの操縦に臨む。この際には長髪となり、体にフィットしたボディスーツをまとう。また、アルの断片を利用して魔術を利用したりなど様々な戦い方を行う。
あるエンディングではアルと共に最も新しき神「旧神」となる。
アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)ではデモベ組出席番号21番の在校生(高校生)として登場している。
名前の元となったのはブライアン・ラムレイ著『タイタス・クロウの事件簿』に登場する怪奇探偵、タイタス・クロウ(タイ→大、タス→足す→+→十字、クロウ→九郎)である。
アル・アジフ
声 - 神田理江 / 朝宮咲
幼い少女の姿をしているが、正体は魔導書「ネクロノミコン」の原典「キタブ・アル・アジフ」の精霊。ブラックロッジに追われていたところを九郎と出会い契約を結ぶ。九郎の魔術師としての素質を見抜き、九郎に魔術師としての施しを行う。
性格は傲慢不遜で瑠璃とはいわゆる犬猿の仲。基本的に世間知らずのため、人とは違う行動をとって九郎を焦らせる事が多い。だが、逆に九郎の生き様に対してツッコミを入れている場面もある。誰に対しても偉そうではあるが、彼女も基本的にはお人よしである。
九郎が「マギウススタイル」になった時は姿を小さくして寄り添い、九郎のサポートを行う。また、デモンベインを操縦するときは元の姿に戻り、魔術側で九郎のバックアップを行っている。その他、通常の状態でも一般人を吹き飛ばすほどの魔術も使うことができる。
当初はマスターテリオンとの戦いで自身を構成するページの一部を喪失していたため、本来の力を出せなかったが、九郎とともにアーカムシティに散らばったページの回収に奔走し、力を取り戻していく。
アルルートに於いてC計画によるクトゥルー召喚直後のアンチクロス等との闘いの中、命を落とすが自らの深層世界での葛藤の末、ナイアルラトホテップの策謀もあり対ベルゼビュート(ティベリウス)戦の中に復活する。
アルルートのトゥルーエンディングでは九郎と共に最も新しき神「旧神」となる。
アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)ではデモベ組の在校生(高校生)として登場している。
名前はH・P・ラヴクラフトの作り出した魔導書「ネクロノミコン」の原本「アル・アジフ」より。
ダンセイニ
声 - 不定(しゃべる毎に変わる)
アルがベッド代わりにと事務所に連れ込んできた不定形生物。目・口と思しき感覚器官を縦一列に一個ずつ発生させた、黄色いゼリー状の塊として描かれる。「てけり・り」としか喋れないものの、アルとは意思の疎通が成立しており、性格も紳士。「毎日のエサが産地直送のなので食費がかさむ」のが、九郎の悩みの種。

覇道財閥編集

覇道 瑠璃(はどう るり)
声 - 麻見順子 / 赤白杏奈
アーカムシティの権力者である覇道財閥の若き女性当主。両親をブラックロッジのテロによって失い(小説版においてティベリウスによって殺害されたことが判明している)、先代当主である祖父、覇道鋼造によって育てられる。覇道鋼造から財閥とデモンベインを受け継ぎ、デモンベインを起動するのに必要な魔導書の探索を九郎に依頼する。だが、九郎が見つけてきたアルも九郎と契約しデモンベインも自分の意志とは無関係に九郎に使用されてしまい、初めはそのことを快く思っていなかったが、最終的には九郎たちに強い信頼を置くようになる。
才色兼備のお嬢様であるが、ブラックロッジを倒すと言う強い正義感をもっている。そのため、軽い気持ちで動かしているように見えた九郎達に対して強い批判をしたこともある。最初に会ったときからアルのことは快く思っておらず、九郎たちに信頼を置くようになってからも犬猿の仲で喧嘩になるとアルのことを三流パルプ娘と呼んだりする。その喧嘩の様子は九郎いわく龍虎相打つ一大超決戦らしい。普段の姿からは考えられないが、酒癖が物凄く悪く、他人にすぐに絡むが次の日になったら綺麗に忘れて周りに迷惑を掛けることもある。
普段はドレス姿だが、戦闘になると指令服に着替え地下の司令室に赴きデモンベインをバックアップする。デモンベインの切り札である必殺技「レムリア・インパクト」の使用を認可し、術式を解凍する言霊、ナアカル・コードを送信するのも彼女が行っている。
瑠璃ルートでは己を庇い、負傷した九郎に代わって一時的にアル・アジフと契約した。「マギウススタイル」は彼女の司令服を黒塗りしたような姿になっており、アルにアドバイスを受けながらアンチクロスと戦うことになる。
アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)ではウィンフィールドと共に登場していない。
ウィンフィールド
声 - 子安武人 / 十文字隼人
覇道瑠璃の執事。冷静沈着で瑠璃の命令に絶対服従して瑠璃を補佐する。また、瑠璃の幸せのために一肌脱いだりなど面倒見もいい場面も見られる。
元々アーカムシティでも有名な荒くれ者でその頃ですらボクシングで100人を相手にしても余裕で倒せる程だったが、覇道鋼造に簡単に負けたことからそのまま師弟関係となり、覇道財閥の執事になった。ただの人間ながらアンチクロスの一人ティトゥスと互角の戦闘能力を持ち、瑠璃ルートでは彼と最後まで死闘を演じる事となる。
アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)では瑠璃と共に登場していない。
名前の由来は「戦場(フィールド)の勝者(ウィン)」でウィンフィールド。もしくはH・P・ラヴクラフトの父ウィンフィールド・スコットから。
チアキ
声 - 茂呂田かおる
覇道瑠璃に仕えるメイドの一人。関西弁で話す明るい人物。髪型はポニーテールで眼鏡を掛けている。デモンベイン出撃時は後述のソーニャ、マコトと共に覇道財閥の基地内でオペレーターを担当し、デモンベインのサポートを行なう。メイド三人の中でもチアキだけは、同時に機体の修理・整備員としての仕事も行なっている。整備を担当する関係で後に同じ技術者であるドクター・ウェストと掛け合うシーンが何度かあり、「凡人眼鏡」という不名誉なあだ名を付けられる。ドクター・ウェストの技術力については、チアキが負荷を度外視した無茶な設計をしていると指摘したことから、あまり評価も信用もしていない。
ソーニャ
声 - こおろぎさとみ
覇道瑠璃に仕えるメイドの一人。正確な年齢は公開されていないが瑠璃よりも年上と見られるメイド二人と違い、瑠璃より若いと見られる少女。平時はそうでもないが慌てやすく、大変な事態を迎えた時にはパニックに陥りがちである。明るく丁寧な話し方をし、一見すると他のメイドよりも常識人のように思えるが、覇道財閥を至上と捉え、一般人を「社会的弱者、凡夫、愚民」などと表現し、かなり見下した言動を笑顔で平然と行なう面がある。
マコト
声 - 浅川悠
覇道瑠璃に仕えるメイドの一人。物静かな雰囲気の女性で、抑揚を抑えて冷淡に話す。オペレーターを担当する時には異常事態が起こっても騒がずに淡々と報告しようとする。小さくて可愛い少女を好み、目にすると普段の雰囲気から一変し、息を荒らげ興奮するという傍目からして危険とも取れる性癖を持ち、気に入った少女には「たん」を付けて呼ぶ。逆に男性一般は生理的に受け付けない。
覇道 鋼造(はどう こうぞう)
声 - 上別府仁資矢尾一樹(青年期)[1]
瑠璃の祖父であり、覇道財閥の先代総帥。本編における現在時間では故人。一代で覇道財閥という巨万の富を築き上げ、片田舎であったアーカムシティを大都市へと変えた人物。帝王学をはじめ様々な学問に精通し、ウィンフィールドからは「超人」とも評される類稀な先見の明を持つ。表社会ではその能力と財力とで死を迎えるまで世界の覇王として君臨し続け、その裏ではブラックロッジの脅威から世界を守るため、命を懸けて大導師マスターテリオンと戦い続けていた。外道の集団であるブラックロッジに同じ外道をもって対抗する手段としてデモンベインを開発し、孫の瑠璃に託す。
瑠璃ルートではその正体が時間と空間を支配するヨグ=ソトースの門の向こうでのマスターテリオンとの最終決戦に破れ、結果、過去のアリゾナの砂漠にデモンベインごと墜落した九郎であることが判明する。アルルートのハッピーエンド以外では本物の覇道鋼造はアリゾナの砂漠で死にかけていた所をデモンベイン墜落時の衝撃に巻き込まれ、命を落としている。

秘密結社ブラックロッジ編集

世界制服を目論む悪の秘密結社だが、ドクター・ウェストによると慰安旅行があったりする。しかし幹部クラスであるアンチクロスは部下である構成員は使い捨ての駒程度にしか考えていない。 アニメ版のOVAでは元構成員のドクター・ウェストとエルザを除き幹部であるアンチクロス共々未登場。

マスターテリオン
声 - 緑川光 / 氷河流
ブラックロッジの大導師(グランドマスター)。一人称は「余」。魔導書「ナコト写本」を所有し、鬼械神「リベル・レギス」を使役する。背徳の獣、聖書の獣と謳われる、金髪と金色の瞳の美青年。生身でデモンベインと渡り合えるほどの驚異的な戦闘能力を持つ。リベル・レギスは、彼の著書『法の書(LIBER AL VEL LEGIS)』のこと。またブラックロッジはクロウリーが書いた小説『ムーンチャイルド』に、敵の魔術組織として出てくるが、オカルト用語では「黒魔術結社」という意味で一般的に使われる。彼が所有する「ナコト写本」の人型の名「エセルドレーダ」はクロウリーの(性悪な?)飼い犬の名前。その正体は、アンチクロスが1人、ネロと、旧支配者ヨグ=ソトースとの間に生まれた邪神の御子(恐らくはダニッチの怪に登場するウィルバー・ウェイトリィと同様の存在)である。
アニメ版ドラマCDのvol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)ではナレーションとして登場し、『機神飛翔』(現実の同作には対戦機能は無い)でアウグストゥスとウェスパシアヌスが戦い始めた際に「鬼械神(デウス・マキナ)ファイト、レディーゴー!」(『機動武闘伝Gガンダム』のキャラクターであるストーカーのパロディ)と叫んだ。
エセルドレーダ
声 - 神田理江
人類誕生以前に古の種族によって書かれたという最古の魔導書「ナコト写本」の精霊。アルのように少女の姿を象る。一人称は「私」。マスターテリオンに異常なまでの忠誠を誓っている。
ドクター・ウェスト
声 - 山崎たくみ / Prof.紫龍
ブラックロッジの破壊メカ製作担当。一人称は「我輩」で、「~なのである」という口調で話す。自らを一億年に一人の大天才を自称し、事実デモンベインのコピーロボットを数日で作り上げたり、完全な自我を持った人造人間を作り上げたりとそれに相応しい頭脳を有するが言動その他がおよそ常軌を逸するマッドサイエンティスト。ブラックロッジからの構成員にも慕われていたりしている。小説版によれば、過去にミスカトニック大学で医学を学んでいた経緯をもつが、在学中のある出来事がきっかけで大学を中退。
最初に出会った時から九郎を一方的にライバル視しており、アルの断片を捜索する際にも度々衝突している。九郎からは「電波野郎」とも言われている。だが、アンチクロスの反逆や部下のことを駒としてしか見ていない態度が自分なりの美学とは反していたため、最終的には九郎達の側に付きサポートするようになる。
ギターケース型の対人ロケットランチャーを使う。事あるごとにエレキギターで弾き語る。
アニメ版ドラマCDのvol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)ではデモベ組の学級委員長として登場している。
『スーパーロボット大戦UX』では、原作ゲームおよびアニメ版で実現できなかったマスターテリオンおよび殆どのアンチクロス[2] との対決が実現している。
名前の元になっているのは、H・P・ラヴクラフトの『死体蘇生者ハーバート・ウェスト』の主人公。
エルザ
声 - 佐藤美佳子 / 神村ひな
ドクター・ウェストが製作したロボ娘。一人称は「エルザ」で、語尾に「~ロボ」と付ける。
ウェストの大学時代の共同研究者の女性(小説版設定)、あるいは彼の妹(シナリオ担当談)をモデルとして製作したらしい。戦闘能力は高いが、製作者が製作者なのでロボット三原則などお構いなし(全く言う事を聞かない)。性格(演算回路?)にも相当問題あり。第六感回路も内蔵されているらしく、勘で攻撃をかわしたりもする。作中では敵対しながらも九郎に惚れ込み、彼を「ダーリン」と呼ぶようになる。
拳銃型トンファーや、どこからか飛んでくる棺桶に収められた術式魔砲「我、埋葬にあたわず(ディグ・ミー・ノー・グレイブ)」を使って戦う。
アニメ版ドラマCDのvol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)ではデモベ組の在校生(高校生)として登場している。
名前の元になっているのは、『フランケンシュタインの花嫁』で「The Mate」を演じたエルザ・ランチェスター

アンチクロス(逆十字)編集

ブラックロッジ7人の大幹部。全員がローマ皇帝の名を持つ魔術師であり、それぞれ専用の鬼械神を持つ。 アニメ版では6人が登場しているが、最後の1人であるネロは尺の都合で活躍できなかった。 『スーパーロボット大戦UX』では全員登場しているが、ウェスパシアヌスだけは戦闘シーンは披露していない(ただし、顔グラフィックやサイクラノーシュのユニットアイコンが登場している)。 ゲーム版ドラマCDとアニメ版のOVAでは未登場。 アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)ではアウグストゥス、ウェスパシアヌス、ティベリウスは登場しているが、カリグラ、クラウディウス、ティトゥス、ネロは登場していない。

アウグストゥス
声 - 若本規夫
アンチクロスのリーダーでマスターテリオンの側近。一人称は「私」。九郎たちの前には最後に姿を現すが、アンチクロスの中では比較的早い時期から登場している。白髪の黒人で、黒のスーツ姿で右手には葉巻を持ち、耳にはハート型のピアスをしている。魔導書「金枝篇」を所有し、強力なレーザー砲を主体とした鬼械神「レガシー・オブ・ゴールド」を使役する。自身もまた光の魔術を得意としている(小説版のみ)。
アル・アジフの断片回収の件への杜撰な対応などからマスターテリオンに不信感を抱き、C計画に於けるクトゥルー召喚後に彼を裏切り、他のアンチクロスと共にブラックロッジを牛耳ろうと企てている。だが、その裏切りすらマスターテリオンの計算の内であった。
PS2版『機神咆吼』では後に王冠とマントを羽織り、「地球皇帝(自称)」を名乗る(そのため、アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されている『JOAN OF ARC(?)反逆の白き天使』ではメタトロン(ライカ)から同様の呼び名と呼ばれている)。
アニメ版では第3話から登場し、第11話でウェスパシアヌスを倒し、その後カリグラ、クラウディウス、ティベリウスに続きデモンベインに敗れたが、ネロによって倒され退場した。
アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)ではデモベ組の転入生(高校生)になり、問題行動を起こし転校させようとするウェスパシアヌスにレガシー・オブ・ゴールドを出し、『機神飛翔』(現実の同作には対戦機能は無い)で戦った。
『スーパーロボット大戦UX』では、声優ネタを披露している。
名前の由来はローマ帝国ユリウス=クラウディウス朝初代皇帝の「アウグストゥス」から。
ティベリウス
声 - 矢尾一樹
アンチクロスの一員で死人使い(ネクロマンサー)。一人称は「アタシ」(『スーパーロボット大戦UX』で参戦した際には、場面に応じて「あたし」若しくは「私」も使用している)。道化師のような姿で顔には仮面を付けており、状況に応じて『喜』『怒』『哀』の仮面を付け替えている[3]。男性だが女言葉[4]で話すが、その本質は好色で弱者をいたぶるサディストである。また、仮面の額に二つ目の顔が存在し[5]、仮面を外すとカリグラと同じく骸骨のような素顔を見せる[6]。魔導書「妖蛆の秘密(妖蛆の秘密(ようそのひみつ[7])/デ・ウェルミス・ミステリィス))」を所有し、鬼械神「ベルゼビュート」を使役する。基本的には両手の鉤爪で敵を叩き潰す戦法[8]を好んでいるが、死者や怨霊を操る魔術も得意とし、殺せば殺すだけその怨霊を吸収することが出来る。その他にも不意打ちの手段として自らの内臓を触手のように相手に巻きつけたり、骨を射出して突き刺すことが可能。
実は既に死んでおり、その体も激しく腐敗している[9]。魔導書の力により不死の肉体を持ち、銃で撃たれても体を切り刻まれても瞬く間に再生してしまうが、魔導書の作用によるものなのか、生前の姿へ再生することは不可能である[10]。その不死身ぶり故に最も九郎達を苦しめたアンチクロスと言える。だが、常に隠し持っている魔導書が消滅すれば不死の能力が失われ死に至るという弱点があり、瑠璃ルートおよびライカルート、漫画版ではこの方法で倒されている。
ルート次第で末路が異なっており、どのルートでもアンチクロスの中でカリグラ、クラウディウスに続き3番目に退場することになり、アルルートおよびアニメ版ではシャイニング・トラペゾヘドロンの初の犠牲者となり、瑠璃ルートではレムリア・インパクトにより肉体を消滅させられ、唯一無事だった魔導書を利用して再生しようとしていたところをエセルドレーダの手により始末され、ライカルートではメタトロンに執着するサンダルフォンに攻撃を加えるが、それが仇となり、最期は命乞いも虚しく彼の手により魔導書を燃やされ朽ち果てた。
ちなみにライカルートでは漫画版のクラウディウスと同様にデモンベインを駆った事もある。
続編の『機神飛翔』ではデモンベインに敗れた憎悪によって復活し再び対峙したが、またしても敗北し、その後体が崩壊しベルゼビュート共々消滅した。
アニメ版では声に独特のエフェクトが掛かっている(ただし、アニメ版ドラマCDのVol.2ではエフェクトが外されている)[11]。ここでは瞬間移動の能力を使用している。基本はアルルート準拠だが、尺の都合でカットされた部分が多く、原作ゲームでは初登場時にはクトゥグアのページを持っていたが、ここでは未所持であり(ただし、『スーパーロボット大戦UX』で参戦した際は持っている)、他にも第一次覇道邸襲撃の際に警備員を殺害、第二次覇道邸襲撃の際に避難民がいるシェルターを襲撃し、多くの一般人を殺害し、魔導書の力でゾンビにして使役するシーンがあったが、ここでは原作での襲撃・殺害シーンが凄惨および残酷だったためか襲わず、別行動をしていた。
ちなみにアニメ版ドラマCDのVol.1に収録されているおまけドラマ『THE PNEUMA 博士の異常な言霊 ~または私は如何にして心配するのを止めて物真似をするようになったか~』(アニメイト限定)ではアンチクロスの中で飲み会を提案しており、Vol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)では他の諸々を差し置いてデモベ組のヒロイン(女子高生)と名乗っていた。
漫画版ではティトゥスが敗北した後、デモンベインを背後から襲い掛かろうとするが、それを善しとしない彼の一撃により魔導書ごと体を貫かれ、彼への怨嗟を叫びながら死亡した。
『スーパーロボット大戦UX』では、アウグストゥスと同様に声優ネタを披露している。
ちなみに『斬魔大聖』ではモノローグでの性表現や性発言があったが、PS2版『機神咆吼』では表現や発言が変更・カットされた。
名前の由来はローマ帝国ユリウス=クラウディウス朝2代目皇帝の「ティベリウス」から。
カリグラ
声 - 郷里大輔スーパーロボット大戦UX三宅健太[12]
アンチクロスの一員で屈指の巨漢。一人称は「オデ」または「オレ」(『スーパーロボット大戦UX』で参戦した際には、他にも「俺」も使用している)。骸骨の仮面にスーツを着用している。魔導書「水神クタアト」を所有し、鬼械神「クラーケン」を使役する。強力なアームに水流を操り敵を貫く魔術を使う。自身も拳を一振りするだけで爆発を引き起こせる。
クラウディウスとは喧嘩友達だが、あまりに激しい喧嘩をするため、巻き添えで死者が出ている。普段は大人しいが怒らせると手がつけられない。
アニメ版では第6話から登場し、第8話でアンチクロスの中では先にデモンベインに敗れ退場した。
名前の由来はローマ帝国ユリウス=クラウディウス朝3代目皇帝ガイウスの幼少の頃からの愛称である「カリグラ(カリギュラ)」から。
クラウディウス
声 - 今井由香(テレビアニメ:川上とも子[13]
アンチクロスの一員で小柄な少年の姿をしていた魔術師。目の周りにはペイントを施している。一人称は「ボク」。性格は生意気で快活、非常に口が悪い。魔導書「セラエノ断章」を所有し、空中戦を得意とした鬼械神「ロードビヤーキー」を使役する。玩具(剣玉やベーゴマ)を模した魔術具を使用し、風を操り竜巻を引き起こしたり、鎌鼬で敵を切り裂くといった魔術を行使する[14]。カリグラとは毎日のように喧嘩をしているが、同時にいつもつるんで行動しており、カリグラが九郎に倒されたときは激憤して暴れ回った。
ルート次第で末路が異なっており、アルルートの中盤では「C計画」ではアウグストゥス主導の謀反にて、大導師マスターテリオンの抹殺に参加。その後はクトゥルー内部にて、破壊されたにも関わらず復活したデモンベインにカリグラが戦いを挑むのを見ていたが、カリグラがデモンベインに討ち取られたことで復讐に燃え、デモンベインと覇道財閥を討つためにティベリウス、ティトゥスと共に攻撃に参加する。その後、デモンベインと戦闘したが、突如現れた謎の人物(ネロ)が駆る鬼械神(ネームレス・ワン)に倒され、瑠璃ルートではデモンベインに敗れ、ライカルートでは白兵戦で九郎に倒されたが、後から来たティベリウスによりゾンビとして蘇生させられてしまい、九郎との白兵戦の末にロードビヤーキーを召喚し、ハンティング・ホラーを操る彼とメタトロンに倒された。
続編の『機神飛翔』では同じく魔導書「セラエノ断章」を所有するラバン・シュリュズベリイと対峙する。
アニメ版では第6話から登場し、第9話でアンチクロスの中ではカリグラに続き原作ゲームの瑠璃ルートと同様にデモンベインに敗れ退場した。
漫画版では原作ゲームのライカルートでのティベリウスと同様にデモンベインを駆った事もある。
名前の由来はローマ帝国ユリウス=クラウディウス朝4代目皇帝の「クラウディウス」から。
ウェスパシアヌス
声 - 広瀬正志
アンチクロスの一員で杖を突いた老紳士。一人称は「私」。ムーンチャイルド計画の発案者であり、Cの巫女を作り出した張本人。魔導書「エイボンの書」を所有し、鬼械神「サイクラノーシュ」を使役する。常に3体の使い魔「ガルバ」「オトー」「ウィテリウス」を従えており、3体の使い魔から魔術を発動したり、鬼械神からは使い魔を使用した呪縛結界などを用いる。また、この三体を身代わりとする事で、三度までなら死ぬことが出来る。
アウグストゥスが反乱成功させた際に片腕のように動く裏側で、マスターテリオンを魔術師として超えるために「C計画」最後の仕上げを企てる。最終決戦ではデモンベインと戦い敗北したがガルバを身代わりにしながら生存し、その後アウグストゥスを倒したが、ネロが駆るネームレス・ワンに倒された。
アニメ版では第5話から登場し、第11話でアンチクロスの中ではカリグラ、クラウディウス、ティベリウスに続きアウグストゥスの裏切りによってデモンベインと戦わず退場した。
アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されている『JOAN OF ARC(?)反逆の白き天使』では出番を抹消されたメタトロン(ライカ)とサンダルフォン(リューガ)が、出演できなかった恨みを晴らすために、因縁の相手であり、諸事情で影が薄くなってしまった人格を改造され、一人称は「おいどん」で語尾に「~でごわす」と九州弁で喋るようになり、「脳が痒いんだよぉ~!」(声を担当した広瀬が出演していた『蒼き流星SPTレイズナー』のゴステロの口癖である「脳が痛えぇぇ~!」のパロディ)という口癖(というより迷言)が付けられた。そして仕上がってしまった状態でアウグストゥスと対面したが、当然の如くドン引きし、使い魔の身代わり能力も特に言及されないまま、レガシー・オブ・ゴールドのフレイザー砲を浴びてこの台詞と共に爆散してしまった。また、同じく収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)ではデモベ組の在校生(高校生)として登場し、問題行動を起こした転校生のアウグストゥスにサイクラノーシュを出し、『機神飛翔』(現実の同作には対戦機能は無い)で戦った。
名前の由来はローマ帝国四皇帝でフラウィウス朝初代皇帝の「ウェスパシアヌス」から。
ティトゥス
声 - 中田譲治
アンチクロスの一員で二刀流。一人称は「拙者」で、侍言葉で喋る(アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されている『JOAN OF ARC(?)反逆の白き天使』でのメタトロン(ライカ)の発言より)。常人には見切れない神速の刀の使い手。 魔導書「屍食教典儀」を所有し、刀を使用する鬼械神「皇餓(オーガ)」を使役する。力を求めるあまり人間を止め、第三・第四の腕を背に隠している。その強さのあまり、対等若しくはそれ以上に戦える相手が滅多に居らず、それにある種の渇きと倦怠感を憶えている。
ティベリウスと共に覇道家に乗り込んできた際、覇道家の執事ウィンフィールドと死闘を演じ好敵手として付け狙う。最終的に第三・第四の腕による不意打ちで勝負をつけたが、人間を超えずに限界の粋に達したウィンフィールドに自分の過ちに気づかされることになる。
ルート次第で末路が異なっており、アルルートではC計画後にウィンフィールドと再戦し、その後は最終決戦の最中でデモンベインに敗れ、瑠璃ルートでは最後までウィンフィールドと死闘を演じ敗れた。
漫画版ではデモンベインとの決着後、背後から襲いかかろうとしたティベリウスを一撃で仕留め、九郎達を護りながら死んでいくという潔い一面を見せた。
名前の由来はローマ帝国フラウィウス朝2代目皇帝の「ティトゥス」から。
ネロ
声 - 成瀬未亜(スーパーロボット大戦UX:柚原有里[15]
「暴君」の異名を持つ魔道師でアンチクロスの紅一点。一人称は「ネロ」。魔導書「無銘祭祀書」を所有し、鬼械神「ネームレス・ワン」を使役する。その力はマスターテリオンと同等と言われるほどである。オートマティックとリボルバーの二丁の魔銃を用いる。マスターテリオンから逃亡を図った現在は地下に幽閉されている。ムーンチャイルド計画の成功例でウェスパシアヌスにとっての最高傑作だが、実はそう仕組まれた存在で一連の真相を知っている。「Cの巫女」として「C計画」になくてはならない存在でもある。
名前の由来はローマ帝国ユリウス=クラウディウス朝5代目皇帝の「ネロ」から。

謎の戦士編集

どちらもアニメ版では尺の都合で未登場。ドラマCDでは出番が無かったことを嘆いていた。

メタトロン
声 - 不明
アーカムシティの守護者。一人称は「私」。名前は「天使王」とも表現される。顔を含めた全身を魔術が施された白いアーマーで包み隠しているため、正体は不明である。フルボイスの『機神咆吼』の場合、その声から男性ではないと推測はできる。白い翼で空を翔る姿はまさに天使の名に相応しく、右手を変形して放つレーザーと、両手甲のビームサーベルを主な武器にするほか、全身に火器が仕込まれている。デモンベインが活動する以前から活躍しており、破壊ロボが現れると颯爽と現れては撃破することから、シティの人々からは正義の味方として扱われている。本人としては正義の味方を気取るつもりは無く、自身の個人的な理由で独り戦っている。本編中の選択肢によって定まったルートによって、メタトロンの正体が判明するか否か決定される。
アニメ版では第1話でシルエットの状態で登場している。原作ゲームではティベリウスに人質にされた瑠璃を救出したが、アニメ版及び『スーパーロボット大戦UX』では原作ゲームではベルゼビュートの「怨霊呪弾」で動けなくなるエルザが救出している。
サンダルフォン
声 - 檜山修之
メタトロンと対極をなす黒い天使。一人称は「己(オレ)」また「俺」。名前には「堕天使」という意味合いがある。全身に黒いアーマーを纏う。ブラックロッジに与し、メタトロンの現れるところ必ず出現する。メタトロンに一度殺されたことから憎悪を抱き、殺してメタトロンを超えることに激しく執着している。剣とレーザーを駆使するメタトロンとは異なり、魔術的に力を高められた拳のみで戦う。本名はリューガ・クルセイド。サンダルフォンの正体と素顔が判明するか否かも、メタトロンと同じくルートによって決まる。
アニメ版のEDでは正体であるリューガの姿で登場している。ドラマCDのVol.2に収録されている『JOAN OF ARC(?)反逆の白き天使』ではアニメで出番が無かったことに苛立ちを募らせメタトロンに襲い掛かったが、彼女の説得によってアニメで登場を果たす為、一時的に協力することになった。

その他編集

ライカ・クルセイド
声 - 黒河奈美 / 本山美奈
アーカムシティの教会で孤児達の世話をしているシスター。九郎のミスカトニック大学時代からの知り合いで、生活能力のない九郎を実質的に養っている。後に発売された外伝小説では女の情念系、コブシの効いた演歌を熱唱するなどの一面が垣間見られた。
本編の進め方によっては、実はアンチクロスの実験体ムーンチャイルドの生き残りで、サンダルフォンこと実弟のリューガが暴走した際に殺してしまった事を悔い、修羅としてブラックロッジを倒すために行動している事が判明する。なお、他のルートでも伏線は張られている。
アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されているおまけドラマ『PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組』(アニメイト限定)ではデモベ組の教師として登場している。
ジョージ、アリスン、コリン
声 - 折笠愛(ジョージ)、氷青(アリスン(テレビアニメ:石毛佐和))、斎賀みつき(コリン(テレビアニメ:瀬戸奈保子))
ライカの教会で暮らす孤児たち。
ナイア
声 - 折笠愛 / 篠崎双葉
眼鏡をかけた古本屋の女主人。抜群にスタイルがいい。度々、九郎の前に現れては意味深な言葉を残して去っていく謎の人物でマスターテリオンとも浅からぬ関係がある。
その正体は無貌の神・這い寄る混沌 ナイアルラトホテップで、すべての黒幕である。
エンネア
声 - 成瀬未亜(スーパーロボット大戦UX:柚原有里)
ひょんな事から九郎の所にしばらくの間住む事となった少女。家事全般が凄く得意で、特に料理に関してはプロ並みの腕前。その正体はアンチクロス最強の暴君ネロで、一連の真相を知っている人物である。真相を知っている事から同時に絶望もしている。
ルルイエ異本
声 - こおろぎさとみ
クトゥルー崇拝に関わる禁断の魔導書ルルイエ異本の精霊。異界のものの召喚に関する知識が記されている。インスマウス沖の島の聖堂に祀られていたが、ウェスパシアヌスにより持ち出される。金と紫のオッドアイで、アル・アジフ、エセルドレーダ同様に少女の姿で、異界の装束を纏う。非常に無口で、喋るシーンは主に呪歌を紡ぐとき。
クトゥルーの召喚に必要不可欠であり、ブラックロッジにより「C計画」を実現する為に用いられる。
ネス警部、ストーン警部補
声 - 中田和宏(ネス)、川村拓央(ストーン)
このシリーズのでこぼこコンビというべき存在で治安警察に所属する。昼行灯の上司であるネスと熱血漢の部下であるストーンで構成されている。ドクター・ウェストの巻き起こす騒動に奔走させられていた。九郎を正義の味方と呼ぶ。

主題歌編集

PC版主題歌編集

「HOLY WORLD」
作曲・編曲:磯江俊道 / 作詞:Hassy / 歌:生沢佑一

PC版エンディングテーマ編集

「天意悠久」
作曲・編曲:磯江俊道 / 作詞:江幡育子 / 歌:いとうかなこ

PS2版主題歌編集

「機神咆吼ッ! デモンベイン!」
作曲・編曲:大山曜 / 歌:生沢佑一
「Evil Shine」
歌:生沢佑一
「Shadow in the dark」
歌:いとうかなこ

鬼械神 -デウス・マキナ-編集

デウス・マキナの語源はラテン語の「デウス・エクス・マキナ」 (DEUS EX MACHINA) から。「機械仕掛けの神」という意味で、演劇などにおいて収拾のつかなくなった事態を半ば強引に解決する存在を指す。作中では「鬼械神」という文字が当てられる。

デモンベイン (Demonbane)編集

主人公である大十字九郎とヒロインのアル・アジフが搭乗する所謂主役ロボ。全高は55.5m(29.0598cubit)、重量は4254t(850.8mct)。

覇道財閥が対ブラックロッジの切り札として用意した巨大ロボットである。覇道鋼造がデウス・マキナの構造と機能を模して造り上げたロボットで、魔術的存在であるデウス・マキナと、純粋に機械である破壊ロボの中間に位置する存在。オリジナルな魔導書を所有せず、正式なデウス・マキナを持たない鋼造が設計したためか魔術的構成はでたらめで、組み込まれる魔導書側からの改修が必要な状態であった。

装甲に特殊合金ヒヒイロカネを用い、何重にも魔術的防御が施されているため、通常兵器では傷一つ付ける事ができない。破壊ロボの必殺技「ジェノサイド・クロスファイア」を受けてもびくともしない高い防御力を持つが、作中では敵の攻撃力が非常に高いため硬いというイメージはあまり無いようである。また、強力な防御陣を展開したり、後半になると自己修復ができるようになる為か、装甲の重要性をあまり感じさせない。「獅子の心臓(コル・レオニス)」と呼ばれる魔道機関により搭乗する魔術師の魔力によって動き、全体に魔力を供給する為に伝導率の高い水銀を血液のように張り巡らせている。

操作時は操作系を担当する者の脳に直接情報が流れ込み、強い意志がないと過剰な情報に脳が追いついてこれず廃人になる恐れがある。制御系はオペレーターが行い、常に魔術方式を処理しなければならない。初陣の際はでたらめな魔術方式だったため、アル・アジフがほとんど改修した。

固定武装としては格闘による殴りつける攻撃、頭部のこめかみ部分に装備しているバルカン砲、右手には触れた対象に無限の熱量を流し込んで滅殺する第一近接昇華呪法「レムリア・インパクト」、両足に装備された断鎖術式ティマイオスクリティアスの時空間歪曲機構による近接粉砕呪法「アトランティス・ストライク」がある。また、この時空間歪曲機構の作用によって生み出される爆発的な反発力により推進する。携行武器として自動式拳銃クトゥグァ回転式拳銃イタクァを持つ。さらに中盤戦で、敵を完全消滅させる窮極呪法兵葬「シャイニング・トラペゾヘドロン」も使えるようになる。なお、レムリア・インパクトの発動には覇道財閥総帥である覇道瑠璃の承認が必要だが、ナアカル・コードの解除キーを使うことで瑠璃の承認無しでも発動が可能となる。終盤でアルの本来の鬼械神アイオーンのフライトユニット「シャンタク」を装着し飛行能力を獲得したほか、過剰なほどの機動力(それこそ地球の物理法則を無視した機動)を発揮できるようになる。

デザイン上の特徴としては、両足首から脚部前面を覆うように突き出た装甲が挙げられる。デザイナーによると、これはデモンベインが「正義側の最後の砦」であることから城壁をイメージしてデザインされたものらしい。

語源は「Demon:魔」を「Bane:滅ぼす」ということで「DemonBane:魔を滅ぼす者」。ゲーム本編では召喚の呪文中に「魔を断つ剣」という表現が用いられている[注 1]

なお、本機は初回起動時にオペレーターのアルに「I'm innocent hatred. I'm innocent rage. I'm innocent sword. I'm DEMONBANE」と自ら名乗っている。アルはこの訴えを「我は憎悪に燃える空より産まれ落ちた涙。我は流された血を舐める炎に宿りし正しき怒り。我は無垢なる刃(魔を断つ刃、デモンベイン)」と受け取り、本機を起動した。

また、作中で明言されているわけではないが、ネクロノミコン以外でも力のある魔導書ならばデモンベインの起動は可能であるため、他の魔導書を使用すればその魔導書による魔術や魔術兵装を使用できるものと思われる。原作ライカルートにおいてブラックロッジに強奪されたデモンベインをティベリウスが操縦していた際は、彼の魔導書である『妖蛆の秘密』に記された魔術「怨霊呪弾」を使ったほか、漫画版でクラウディウスが乗り込んだ際には、彼が生身で使う魔具である剣玉を装備していた。

また、魔導書さえあれば理論上誰でも操縦が可能[17][18]。ただし、魔導書の力を引き出す関係上、基本的には魔術師でなければならない。また、不測の事態により魔導書を失った場合でも、それ自体が「魔術」であるため稼働不能になるオリジナルと違い、あくまで鬼械神を真似たロボットであるデモンベインは(代替となるものを用意できれば)パワーは落ちるものの問題なく動かすことができる。事実、原作アルルートやアニメ版でアルが戦闘不能に陥っていた期間、エルザがその役割を魔術回路で代替することでフォローしていた[19]。機械であるため、損傷箇所の修復やメンテナンス、細かな調整などが容易に行えることも重要なポイントである。

リベル・レギス (Liber Legis)編集

魔導書「ナコト写本」を用いてマスターテリオンが召喚する深紅の鬼械神。デモンベインと対をなす存在で、召喚者であるマスターテリオンの能力も相俟って凄まじい戦闘能力を有する。全高は51.2m(26.808cubit)、重量は3339.9t(667.98mct)。

本体よりも巨大な翼や髑髏を模した頭部、カッターナイフのように鋭い指先等が特徴。 通常時はマントや肩アーマーのように機体上部を巨大な装甲が覆っているが、真価を発揮する際にはこれが展開し腰後部から生える翼となり、悪魔のような姿を曝け出す事となる。 変形の際は魔術な力でパーツの追加・排除がなされるため、構造は一致しない。 様々な魔術や武装や結界により遠近問わずに極めて高い性能を発揮する。これらの武装はデモンベインの武装・魔術と対をなすようなものが多い。

作中中盤でアンチクロスの造反によりマスターテリオン諸共消滅したが、終盤で復活。最終決戦では翼を展開した形態となり、デモンベインと死闘を繰り広げた。原作アルルートならびにアニメ版では、最終的にデモンベインに敗れ世界の外側に放逐される。なお、続編『機神飛翔』ではプロローグにてアルルートの最終戦を実際にアクションゲームとして操作でき、本機と戦うことができる。

ライカルートではアンチクロスの造反後にブラックロッジに回収され、ネームレス・ワンの代用品としてクトゥルーの制御に用いられた。その後ブラックロッジの構成員であるサンダルフォンがエセルドレーダを喰らい同化することで強奪し、搭乗した際にはサンダルフォンの戦闘スタイルに合わせ機体の運動性能を極限まで活かした格闘戦を展開し、真正面からデモンベインを圧倒した。

小説『機神胎動』では、リベル・レギスの動力触媒である無限の心臓が収められたマナウス神像がキーアイテムとなっている。覇道鋼造によると、獅子の心臓は機械化された無限の心臓である事から、リベル・レギスの魔導機関エンジンと銀鍵守護神機関は機能的にはほぼ同一のモノである事が示唆されている(次作『軍神強襲』の展開からもそれは伺える)。

固定武装としては掌から雷撃を放つ呪文「ABRAHADABRA(アブラハダブラ)」、負の無限熱量を宿した絶対零度の白く燃える手刀である「ハイパーボリア・ゼロドライブ」はデモンベインの「レムリア・インパクト」と対を成す兵装であり、十字架型の金色の剣を召喚し、敵を斬り裂く「黄金の剣」(『スーパーロボット大戦UX』では「金色の宝剣」名義)、デモンベインと同じく窮極呪法兵葬「シャイニング・トラペゾヘドロン」がある。

レガシー・オブ・ゴールド (Legacy Of Gold)編集

魔導書「金枝篇」を用いてアウグストゥスが召喚する黄金の鬼械神。全高は81.5m(42.673cubit)、重量は13470t(2694.185mct)。

レガシーとは、「遺産」を意味する言葉でつまり直訳すれば「黄金の遺産」となる。その名の通り、古代エジプトの意匠を連想させる巨体が特徴。

手足にあたる部分に突起物はあるものの可動はせず、格闘戦が一切出来ない。丸い胴体の腹部に無数のビーム砲が内蔵され、魔力を収束して放つ高出力のビームが武器となっている。それに加え、(クトゥルーからの魔力供給があったとはいえ)デモンベインの神獣弾を喰らっても耐えきるほどの防御力を誇る。浮遊砲台のような鬼械神と言える。

固定武装としては腹部に搭載されたフレイザー砲(『スーパーロボット大戦UX』では「ビーム砲」名義)がある。また、『スーパーロボット大戦UX』ではフレイザー砲を一斉放射する「ビーム砲一斉射撃」が登場している。

ベルゼビュート (Belzebuth)編集

魔導書「妖蛆の秘密」を用いてティベリウスが召喚する鬼械神。全高は58.4m(30.57cubit)、重量は4956t(991.272mct)。

ずんぐりとした体にローブのような布状の物体を纏っている。ティベリウスの性格を反映してか、呪術を用いて精神的・肉体的に相手の能力を殺ぐような武装を多く装備している呪術と再生能力に長けるトリッキーな機体である。また、この鬼械神の真価は桁違いの再生能力であり、デモンベインのレムリア・インパクトを真正面から喰らっても直ぐに再生してしまう。その性能とティベリウスの卑劣な性格からデモンベインを苦しめた強敵である。

固定武装としては手に纏った瘴気で敵機を汚染する「バッド・トリップ・ワイン」(アニメ版では未使用)、透明化した状態で敵に接近し、敵のエネルギーを吸収した後に爆発する迷彩兵器「スターヴァンパイア」(原作ゲームでは中盤から追加され、アニメ版でも使用され、『スーパーロボット大戦UX』で参戦した際は原作とは違い初戦から使用している)があり、必殺技は死人の怨念を砲弾として発射する「怨霊呪弾」(原作ゲームではスターヴァンパイアと同様に中盤から追加され、アニメ版では未使用だが、『スーパーロボット大戦UX』で参戦した際は原作とは違い初戦から使用している)。この技はティベリウスが今まで殺した相手の怨念で威力が強化されている。

クラーケン (Kraken)編集

魔導書「水神クタアト」を用いてカリグラが召喚する鬼械神。全高は63m(32.986cubit)、重量は6222t(1244.446mct)。

全体的に四角い形状の重厚な機体。 見た目通りの鈍重なパワータイプの機体で、伸縮する両腕を使った格闘戦を得意とする。水柱を起こしたり、氷山のような巨大氷塊を生成して敵を押し潰す等、水や冷気を操る魔術攻撃も有する。

原作アルルートおよびアニメ版では、アル・アジフを欠いて機能低下したデモンベインを苦しめるも、破壊ロボを囮として利用する九郎の奇策により隙が生まれ、レムリア・インパクトを叩きこまれて昇滅し、瑠璃ルートでは九郎を欠いて瑠璃(アルも含む)が操縦するデモンベインに倒され、ライカルートではデモンベイン不在の状況下でバイク型魔導兵器である『ハンティング・ホラー』を駆るメタトロンの猛攻を受けるなど、いずれの展開においても最初に脱落する敵鬼械神となる。

固定武装としては手を射出して攻撃する「アナコンダアーム」(『スーパーロボット大戦UX』では「ワイヤー・パンチ」名義)、掌中に圧縮した有り得ない質量の魔水を柱のように集め、散弾のように放射する「水柱召喚」、巨大な氷塊を召喚して攻撃する「氷塊召喚」がある。また、『スーパーロボット大戦UX』では両手を射出する「ダブルワイヤー・パンチ」が登場している。

ロードビヤーキー (Load Byakhee)編集

魔導書「セラエノ断章」を用いてクラウディウスが召喚する鬼械神。全高は42.1m(22.043cubit)、重量は1856t(371.365mct)。

一応人型ではあるものの、頭部は持たず三角形に張り出した胴体、翼から生えた手、板状の脚など、地上での行動に適さない飛行特化の機体。 見た目の通り高速飛行を得意とするスピードタイプである。上空からの射撃と風の魔術による戦法を得意とする。

固定武装としては高速で連射するものと高威力のビームを放てるタイプに切り替えられる手持ち武器であるビーム砲(続編の『機神飛翔』では「スペル・ライフル」名義)があり、必殺技はロードビヤーキー自身がクラウディウスの魔力をまとった状態で最速のスピードで突撃を仕掛ける技「スクリーミングバード」。

皇餓(オーガ) (Ogre)編集

魔導書「屍食教典儀」を用いてティトゥスが召喚する鬼械神。全高は47.2m(24.713cubit)、重量は2616t(523.53mct)。

鎧を纏った武者の如き姿が特徴。操縦者同様に複数の刀剣による接近戦・速度に長けるほか、隠し腕を持っている。反面、飛び道具は一切装備されていないが、斬撃を飛ばす技を持っている為ある程度はカバーしている。

固定武装は巨大な曲刀で、主に二刀流で使用する。斬撃波を生み出し攻撃することができ、背中の隠し腕を用いて両手と背中の隠し腕の計4本の刀で攻撃する。原作では不意討用の切り札だったが、『スーパーロボット大戦UX』で参戦した際は初戦から使ってくる。

サイクラノーシュ (Cykranosh)編集

魔導書「エイボンの書」を用いてウェスパシアヌスが召喚する鬼械神。全高は82.4m(43.144cubit)、重量は13922t(2784.450mct)。

儀式魔術や結界を得意とする蜘蛛のような四足歩行の機体。使用されたエイボンの書自体が写本である為、他のアンチクロスの鬼械神に比べて戦闘力がかなり落ちるようである。

ネームレス・ワン (Namless One)編集

魔導書「無銘祭祀書」を用いてネロが召喚する鬼械神。全高は312m(163.363cubit)、重量は755768t(151153mct)。

他の鬼械神の数倍の巨体であり、脚部を持たず、黒いオーラをスカートの様に纏っており、本体は浮遊している。巨大な胴体の首の部分に小型の上半身が生えており、小型の方が本体である。巨大な副腕は武器ユニットとなっている。

いくつかの術式を装備しており、ネロが必要に応じてそれらを選択・起動することで攻撃を行う。また、大きさに見合って非常に頑強である。

固定武装としては副腕から魔術の弾丸を撃ち出す「魔衝弾(ブリットスペル)」、副腕部先端から魔力の刀身を出力して斬りつける「魔剣(ソードスペル)」、上部の本体から魔力の奔流を放って攻撃する「魔弾砲(カノンスペル)」がある。

アイオーン (Aeon)編集

魔導書「アル・アジフ」の鬼械神。全高は55.5m(29.0598cubit)、重量は5575t(1075mct)。

「最強の魔導書」に相応しい最高位の力を持つが、原作ならびにアニメ版では冒頭でリベル・レギスに破壊される。尚、この機体の動力は術者の霊力を燃料にしており、足りない場合は生命力や魔力を強制的に吸い上げて動力にするため術者の損耗が桁外れに高い。また、誰がアル・アジフを使っても召喚されるのはこのアイオーンだが、召喚者によって一部のパーツの形状が変化する。外伝小説にて活躍する。

その他編集

破壊ロボ編集

ドクター・ウェストが独自に開発した巨大ロボット。全高は81.7m(42.778cubit)、重量は13570t(2714mct)。 アーカムシティではこのロボットによる破壊活動が頻繁に行われており、ブラックロッジの悪名を轟かせている。

ドラム缶に4本の腕と4本の脚を生やしたような不格好な外見[20]とは裏腹にパワーは高く、360度全周囲に火器が配置されており、治安警察でも歯が立たない。

しかし、本物の鬼械神との性能差は歴然であり、紛い物であるとはいえデモンベインの敵ではなくあっという間にやられてしまった。原作のウェストの研究所には何体も破壊ロボがあると見受けられる背景絵がある上、ボコボコに破壊されようと極めて短期間で修理可能なようで何度も何度も戦いを挑んでくる。その後もウェストの手で改良が進められ様々なバリエーション機が登場し、その度に「28號」以下の部分が変わる。

外伝小説によると、破壊ロボは元々ウェストがギターを披露する為の移動ステージであり各種武装は自衛用の兵装だったのだが、改良していく内に目的と手段が逆転しこのような姿になってしまったらしい。そのためか機体上部にコンサートステージらしきものが付いている。また、よく顔面の上にウェストが登場し、ギターをかき鳴らしている。なお、この顔面部はコクピットと脱出装置を兼ねており、アニメ版では爆発寸前に顔面だけ飛び立つ、小説版では魔術的な転移で研究室にコクピットを移送するといった機能を持つ。これがまたレムリア・インパクトを受けようとも脱出可能な程の高性能であり、アンチクロスの面々が同じ状況で機体もろとも昇華されているのを考えると凄まじい代物である。ウェストが覇道財閥に身を寄せてからは、原作ゲーム版ではブラックロッジから回収できなかったのか使用していないが、アニメ版では普通に使用している。

固定武装としては胴体中央や上部に搭載している機関砲と胴体上部に内蔵しているミサイル。必殺技は腕のドリルを高速回転させて竜巻を起こす攻撃「ドリル・トルネード・クラッシャー」(『スーパーロボット大戦UX』では「トルネードクラッシャー」名義で、有線で操作するドリルを2基発射させて敵の背面に回り込ませ、残りのドリル2基で前後から敵を挟撃する攻撃になっている)、コックピット・脱出装置兼用の頭部顔面、目から照射する「破壊ビーム」、胴体に内蔵している多種多様な火器を全方位へ乱射する「ジェノサイド・クロスファイア」(『スーパーロボット大戦UX』では「ジェノサイドクロスファイヤー」名義で胴体上部に内蔵された機関砲を連射した後にミサイルを発射する攻撃になっている)。

デモンペイン編集

デモンベインを模倣した破壊ロボ。通称『スーパーウェスト無敵ロボ28號DX』。全高は55.5m(29.0598cubit)、重量は6833t(1366.7mct)。

全体的な造形はデモンベインそっくりだが黄金色のボディ、両肩のデザインが異なる、顔が破壊ロボのままといった相違点もある。アル・アジフの断片を魔力の供給源とし、それをエルザが中継することによって魔術回路を動作させている。

「ベ(be)」ではなく「ペ(pe)」であるなど、ありとあらゆる点で清々しいほどの偽物ロボ。しかし、断片に依存しない基本性能はデモンベインと同等、またエルザが魔導書の代替となっているため魔術戦闘能力もほぼ同等であり、さらにはティマイオス・クリティアスまでも再現し、アトランティス・ストライクも使用可能。デモンベインの切り札であるレムリア・インパクトは使えない[21]が、本家デモンベインがその発動ポイントにしている右手の中に代わりに組み込まれている術式魔砲「我、埋葬にあたわず(Dig Me No Grave / ディグ・ミー・ノー・グレイブ)」により、対戦時点でのデモンベインよりも遠距離攻撃力が増しているため、ある意味では本家を上回っているというウェストの超天才っぷりを表す機体でもある。正式な魔導書の補助も無しにここまでするとは驚嘆の一語に尽きるが、乗り手のテンションがあまりにも凄まじく置いてきぼりを喰らうせいか、この点は考えなければ気づけない。

なお、外観や機体の基本運動性能、さらに脚部シールドであるティマイオス&クリティアスの断鎖術式機能までそっくりに再現しているが、デモンペインの総重量は本家デモンベインより2000トン以上重い。本家にはない「我、埋葬にあたわず」や、ウェストのシートたる「破壊ロボと共通規格のコクピット」、本来は魔導書の魔術・魔力ありきで稼動させる部分を補うための機械分の重みだろうか(ただその甲斐あってか、デモンペインは動力源に魔導書どころかそのうちのページ数枚程度だけで戦闘できる駆動率にこぎつけているが)。

ちなみに、デモンペインはアル・アジフの断片(原作ではバルザイの偃月刀。『スーパーロボット大戦UX』ではニトクリスの鏡)を動力とし、エルザが断片から魔力を中継しつつ操縦している。つまりウェストは乗っているだけ。

後にブラックロッジ内部の反逆でウェストが同組織を抜けた後、原作アルルートならびにアニメ版ではアル・アジフが消滅した事態に対して、本機と同様のシステムをデモンベインに流用しエルザを同乗させることで、魔導書の精霊不在の状態でもデモンベインを動かすことができるようになっている。

「ペイン(Pain)」は痛みを表す言葉であり、名前を訳すと「魔の痛み」となるため意味は通じる。というか、本家の名前がこっちと間違えられがちなので注意が必要。

固定武装としてはほとんどはデモンベインが装備しているものとほとんど同じで、格闘による殴りつける攻撃、頭部のこめかみ部分に装備しているバルカン砲、両足に装備された断鎖術ティマイオス・クリティアスの時空間歪曲機構による近接粉砕呪法近接粉砕呪法「アトランティス・ストライク」(原作ではアトランティス・ストライクを打ち合ってデモンベインを損壊させた。『スーパーロボット大戦UX』でこれを使って来た場合、九郎が驚くイベントがある。炸裂時のエフェクトは本家より控え目だが、実はこれ発売前のPVで本家の方のアトランティス・ストライクとして披露されたもの。つまりある意味こっちがオリジナルとなっている)。他にも右掌の中心、本家デモンベインならレムリア・インパクトの発動ポイントに当たる部位に搭載された術式魔砲「我、埋葬にあたわず(Dig Me No Grave / ディグ・ミー・ノー・グレイブ)」を装備し、この技はエルザが生身で使用するものに比べ、サイズ相応に破壊力が増加している。エルザ曰く「多目的性にこそ真価を発揮する」武器であり、拡散や追尾などの機能を持つが、スパロボでは拡散モードのみ。地味にバリア貫通効果を持つため、射程と合わせ意外と厄介。特にこの時のデモンベインだと袋叩きに遇いかねないので、そこだけは注意。前述の通り本来右掌部から放たれるのだが『スーパーロボット大戦UX』では何故か左掌部から放たれる。

評価編集

美少女ゲームでありながら[独自研究?]男性キャラも高い人気を誇り、特にドクターウェストとウィンフィールドは『TECH GIAN[いつ?]で行われた「2003年上半期に発売されたゲーム人気投票」で並み居る女性キャラを押しのけてそれぞれ4位と9位にランクインしている。なお同人気投票でヒロインであるアル・アジフは2位だった。

デモンベイン立体化計画編集

いわゆる巨大ロボットもののお約束ともいえる主人公ロボットの模型化については当然『斬魔大聖デモンベイン』においても例外ではなく、A-BRAND とのタイアップ企画として製品発売前から既に原型作成が行われており、デモンベイン立体化計画としてその製作途中の様子や原型を web やイベント等で公開していた。これにより本来畑違いであるはずの模型誌においても『斬魔大聖デモンベイン』が取り扱われることとなった。

また、PlayStation 2に移植が決定した際も立体化計画は立案され、今度は D2 Project として 2m 大のモデルが製作された。こちらは、2003年12月21日に秋葉原ラジオ会館で行われた「D2 Project 完成竣工式」を皮切りに各種イベントで展示されている。なおこの立体モデル作成には300万円ほどしたといいPS2版ガイドブックでは「これだけあれば雑誌の裏表紙取れるはずがモデルを優先した」との逸話も存在する。

完成したこの超巨大フィギュアはニトロプラス本社の入り口で社員や来客を出迎えている。

これらとは別に、2007年には壽屋からプラモデルが、2019年にはグッドスマイルカンパニーから可動フィギュアが発売されている。

メディアミックス編集

小説編集

斬魔大聖デモンベイン
ジャンル 伝奇、ロボット・ファンタジー
小説
著者 鋼屋ジン(原作)
涼風涼(本編)
古橋秀之(外伝)
イラスト Niθ洒乃渉
出版社 角川書店
レーベル 角川スニーカー文庫
刊行期間 2003年9月 - 2006年12月
巻数 全6巻(本編全3巻 + 外伝3巻)
テンプレート - ノート

ゲーム同様の『斬魔大聖デモンベイン』(ざんまたいせいデモンベイン )の題で、角川スニーカー文庫より全6巻が刊行された。

全巻とも原作:鋼屋ジン涼風涼によるゲーム本編のノベライズ全3巻と、古橋秀之による公式外伝が全3巻の構成。イラストは全編ともNiθが担当しているが、第1巻「無垢なる刃」の本編挿絵のみ洒乃渉となっている。

ストーリー(小説)編集

機神胎動
時は十九世紀。自らの復讐を果たすため、魔道書アル・アジフのマスターとして<鬼械神>アイオーンを駆り、魔術結社ダークネス・ドーンと戦う男、アズラッド。彼は戦いの最中、奇妙な魔術書を携えた男と出会う。
男の名は覇道鋼造。アメリカの鉄道王と呼ばれる覇道財閥の総帥。そしていずれ来る戦いの日に備え、人類最後の希望を造り上げんとする男であった。
軍神強襲
「覇道鋼造の息子」である覇道兼定と、「アル・アジフの歴代の主の中でもっとも破壊的な男」であるエドガー。火星人の侵略と時を同じくして、二人は出会った。
デモンベインが消滅したこの世界で、果たして人類の未来はあるのか――?
ド・マリニーの時計
以下の短編により構成。
第一話 ド・マリニーの時計
アル・アジフのロストページを巡り、大十字九郎とドクター・ウェストが激突する。「時間を操る」力を手に入れた破壊ロボに対し、デモンベインは如何に立ち向かうのか?
第二話 遺跡破壊者(トゥームバスター)
原作より10年ほど前の世界を舞台に、ドクター・ウェストとラバン・シュリュズベリイ博士の出会いが描かれる。真理を求めて世界中を旅する若かりし日のドクター・ウェストが邂逅したのは、彼が初めて目にする〝魔術〟という力を使う男だった。
第三話 破壊の序曲
ドクター・ウェストは、どのようにして奇想天外な発明をアーカムシティでするようになったのか?原作の数年前を舞台に、彼が「アーカムシティのドクター・ウェスト」になる過程を描いた物語。

登場キャラクター(小説)編集

アズラッドとラバンは、ゲームの続編『機神飛翔デモンベイン』にも登場している。斬魔大聖デモンベイン#登場キャラクターも参照。

アズラッド
『機神胎動』におけるアル・アジフのマスター。英国紳士風の服に身を包んだ、黒い肌と髪の男。最愛の女を奪った魔術結社ダークネス・ドーンへの復讐を誓い、自らの身を顧みず日夜戦い続けている。
エドガー
魔術師であり、アル・アジフの歴代の主の中で最も破壊的な男。元孤児という過去を持つ。幼少時に弟のアーサーと共に保護された教会で、彼の運命は大きく変わることになる。
鬼械神アイオーンを駆りリベル・レギスと相対するが、「千日手」のパターンに陥ってしまったが故にナイアルラトホテップに見限られ、命を救われる前に時間を巻き戻されて衰弱死した。
アル・アジフ
魔導書ネクロノミコンの化身。遙か昔から魔と戦い続けている。
『機神胎動』においてはアズラッドを主と定め、彼の目的の為に自らの力を貸し与える。だが、復讐心に全てを委ね、身を削り続けるアズラッドの生き方を不安に思っている。
『軍神強襲』においてはエドガーを主と定め、怪異と戦う。どこまでも突き進もうとする彼へ、今ならばまだ引き返せる、といった言葉を投げかける事も。
覇道 鋼造(はどう こうぞう)
『機神胎動』に登場。アメリカの鉄道王と呼ばれる、覇道財閥の総帥。歳は四十過ぎだが、実年齢よりだいぶ若々しい雰囲気を持つ東洋人の男。いつか来る戦いの日に備え、人類最後の希望、世界の守護者となる存在、人工の鬼械神『デモンベイン』の完成を急いでいる。
覇道 兼定(はどう かねさだ)
『軍神強襲』に登場。覇道鋼造の息子であり、覇道財閥の後継者。五歳になるまでは孤児院で育つ。幼い頃、母親は父親に捨てられたと考えていたため、誤解が解けた今でも父親に対して苦手意識がある。
複葉式飛行機の操縦に長けている。
オーガスタ・エイダ・ダーレス
『機神胎動』では雑誌「週刊新世紀」の記者として登場。また、自らの科学知識と技術を駆使し、様々な道具を生み出してはそれを装備して街へ出かけ、市民の安全を護らんと日夜努力している(ただし空回り気味)。
『軍神強襲』では「科学の騎士」を自称するミスカトニック大学ロンドン校付属学園(ダーレス学園とも呼ばれている)の学園長にして唯一の教師。
後に覇道兼定(はどうかねさだ)の妻となり、覇道瑠璃を出産。
リトル・エイダ
覇道鋼造を主とする、ネクロノミコン機械語写本。化身となったときの姿は少女。デモンベインの制御用魔導書として〝獅子の心臓〟の神気を数年にわたり受けたため、生まれてから十年と経たないうちに、化身をなすほどの力を得た。オーガスタ・エイダ・ダーレスもモデルとしているため、外見に類似点が見受けられる。
ニアーラ
『機神胎動』に登場。エイダの従者を務める、眼鏡をかけた黒い肌の女。母親と姉と使用人、その三つの役目を同時にこなし、やや突っ走り気味のエイダを手助けする。
ドクター・ウェスト
『ド・マリニーの時計』に登場。マッドサイエンティスト。若き日には真理を求めて世界中をまわり、後にアーカムシティで魔術結社ブラックロッジの一員として破壊ロボを発明し、大十字九郎の前に立ちはだかる。
大十字 九郎(だいじゅうじ くろう)
『ド・マリニーの時計』に登場。アーカムシティのしがない探偵。アル・アジフと契約し、デモンベインを駆り魔術結社ブラックロッジと戦う。
ラバン・シュリュズベリイ
『ド・マリニーの時計』に登場。魔術師であり、魔導書セラエノ断章の筆者。魔翼機バイアクヘー&鬼械神アンブロシウスを駆り、怪異に立ち向かう。
ハヅキ
『ド・マリニーの時計』に登場。魔導書セラエノ断章の精霊。少女の姿をしており、クールな性格である。
覇道 瑠璃(はどう るり)
『ド・マリニーの時計』に登場。覇道財閥の総帥。祖父の覇道鋼造から財閥とデモンベインを受け継ぎ、魔術結社ブラックロッジからアーカムシティを守ることを信条としている。

登場メカ(小説)編集

アイオーン
アル・アジフが召喚する鬼械神。バルザイの偃月刀、呪文螺旋(スペル・ヘリクス)等の呪術武装を用いて戦う。
『軍神急襲』では、捕縛呪法を用いてマグロをとるという技を披露した。
『機神胎動』、『軍神急襲』共に二丁拳銃を使用。
なお、エドガーとアズラッドでは魔術書の解釈が異なるためか、アイオーンの姿が変わっている。
高いスペックを持つが、その存在と活動は術者の霊力に依存するため、使用時には術者に命を削るほどの負担がかかり、活動時間も限られている。
デモンベイン
覇道鋼造が操る人工の鬼械神。通常物質によって作られ、動力源も銀鍵守護神機関によって機械的に汲みだされるため、術者の霊力に依存することなく存在し、活動する。故に通常の鬼械神に見られる術者への負担や時間制限が無く、逆に術者を補強しながら半永久的な活動が可能。ゆえに「人間のための鬼械神」と評される。
『機神胎動』の序盤では完成には程遠く、せいぜい胎児といったところでエイダに『死にかけの巨人』と評されていた。『軍神強襲』の時点では完成しており、物語冒頭にてマスターテリオンと死闘を繰り広げ、自分もろとも、異空間内にマスターテリオンを封印する。物語終盤にて、火星人のマスターテリオン召喚(復活)の魔法陣を利用し、復活する。
リベル・レギス
マスターテリオンが操る鬼械神。『軍神強襲』の冒頭にて覇道鋼造と対決し、相打ちの形で封印される。復活のための魔法陣をデモンベイン復活に利用されるも、逆にデモンベインを利用し返して復活し、エドガーの駆るデモンベインと死闘を繰り広げた。

既刊一覧(小説)編集

  1. 無垢なる刃(2003年9月初版 ISBN 9784044278052
  2. 魔を断つ剣(2003年12月初版 ISBN 9784044278069
  3. 明日への翼(2004年4月初版 ISBN 9784044278076
  4. 機神胎動(2004年7月初版 ISBN 9784044278083
  5. 軍神強襲(2006年7月初版 ISBN 9784044278137
  6. ド・マリニーの時計(2006年12月初版 ISBN 9784044278151

アニメ編集

OVA版編集

PS2ソフト『機神咆吼デモンベイン』DX版に同梱のオリジナルアニメ。新聞記者リリィの視点からデモンベインの世界を描いたエピソードとなっており、アニメオリジナル魔術兵装のロイガー・ツァールはPS2版でも追加登場している。後に発売された廉価版ソフト『KADOKAWA THE Best』にも同梱された。また、敵組織であるブラックロッジと幹部であるアンチクロスの人物は登場していない。

ストーリー(OVA)編集

アーカムシティに来たフリーの新聞記者リリィは、謎の巨人デモンベインのスクープを探すうちに大十字九郎と名乗る探偵に出会い、アーカムシティの闇の一端を垣間見る事になる。

キャスト(OVA)編集

その他のキャストはPS2版に準ずる。

スタッフ(OVA)編集
  • 原作 - Nitro+
  • 企画 - 安田猛(角川書店)、小坂崇気(デジターボ)
  • プロット原案・脚本監修 - 鋼屋ジン(ニトロプラス)
  • 監督・絵コンテ - 井之川慎太郎
  • 脚本 - 高山カツヒコ
  • 演出 - 洪憲杓
  • キャラクターデザイン・メカデザイン原案 - にし〜(ニトロプラス)
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 桜井正明
  • 絵コンテ・作画監督補佐・プロップデザイン - 高津幸央
  • 色彩指定・色指定 - 野地弘納
  • コンポジットコーディネーター - 竹内康晃
  • 設定監修 - ニトロプラス
  • 設定監修管理 - 小野大輔(ニトロプラス)
  • 3Dレイアウト - 高津幸央
  • オリジナル3DIモデリング - ニトロプラス、石渡誠、栗原直昌
  • アニメーションプロデューサー - 新崎力也、川人憲治郎
  • アニメーション製作 - Viewworks、グループ・ダック
  • 製作プロデューサー - 藤岡迅彦・加藤淳(角川書店)、土居由直(デジターボ)
  • 製作 - 角川書店、DEGITURBO
主題歌(OVA)編集
エンディングテーマ「Redeem your Dream」
作詞 - 江幡育子 / 作曲・編曲 - 神保伸太郎 / 歌 - 生沢佑一

テレビアニメ編集

機神咆吼デモンベイン
アニメ
原作 ニトロプラス
監督 増尾昭一
シリーズ構成 黒田洋介
キャラクターデザイン 橋本秀樹、桜井正明
メカニックデザイン 町田能彦
音楽 ZIZZ STUDIO
アニメーション制作 Viewworks
製作 デモンベイン製作委員会
放送局 WOWOW
発表期間 2006年5月18日 - 8月17日
話数 全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

2006年5月18日から8月17日までWOWOWノンスクランブル枠にて『機神咆吼デモンベイン』のタイトルで放送された。全12話。アニメーション制作は株式会社ヴューワークスの単独制作元請であるが、同社は翌2007年に任意整理となっているため、結果的に同社にとっては最初で最後のテレビアニメの単独元請制作になった。原作ゲーム版と比べると、登場出来なかったキャラクターが多い。

スタッフ(テレビアニメ)編集
  • 原作 - ニトロプラス
  • 企画 - 井上伸一郎、黒井和男、上玉利純宏、鈴木径男
  • 製作総指揮 - 安田猛、小坂崇気
  • 監督 - 増尾昭一
  • シリーズ構成 - 黒田洋介
  • シナリオ監修 - 鋼屋ジン
  • 設定監修 - 土居由直
  • キャラクター・メカニックデザイン原案 - Niθ
  • キャラクターデザイン - 橋本秀樹、桜井正明
  • メカデザイン - 町田能彦
  • スペシャルメカデザイン - 宮武一貴森木靖泰
  • セットデザイン - 佐藤肇
  • スペシャルセットデザイン - 青木智由紀
  • 色彩設計 - 佐野ひとみ
  • 美術監督 - 太田大
  • 撮影監督 - 秋元央
  • 編集 - 重村建吾
  • 特殊効果 - 干場豊
  • 音響監督 - 高寺たけし
  • 音響プロデューサー - 中野徹
  • 音楽 - ZIZZ STUDIO
  • 音楽プロデューサー - 吉川明
  • プロデューサー - 千葉誠、鈴木智子、団野喜人、松井智、川崎とも子
  • アニメーションプロデューサー - 新崎力也
  • 制作協力 - WOWOW
  • アニメーション制作 - Viewworks
  • 製作 - デモンベイン製作委員会
主題歌(テレビアニメ)編集
オープニングテーマ「人、神、機 -Man God Machine-」[23][24]
作詞 - 渡邊カズヒロ・江幡育子 / 作曲・編曲 - 磯江俊道 / 歌 - 生沢佑一
第1話は使用されなかった。
エンディングテーマ「モダンローズ」[23][24]
作詞・歌 - いとうかなこ / 作曲・編曲 - 村上正芳
第1話・第2話・第6話は使用されなかった。
イメージソング・挿入歌「In Cry of Vengeance」[23][24]
作詞 - 渡邊カズヒロ / 作曲 - 磯江俊道・佐々木しげそ / 歌 - 小野正利
各話リスト(テレビアニメ)編集
話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 I AM PROVIDENCE 黒田洋介 酒井和男
増尾昭一
吉田英俊 橋本英樹・桜井正明
神本兼利
2 EVIL SHINE 中村浩二郎 増尾昭一 山内東生雄 橋本英樹・桜井正明
3 REANINATOR 酒井和男 鎌仲史陽 鈴木雄大・神本兼利
茂木信二郎
4 THE INVADERS 大畑晃一 長尾粛 斎藤和也・美馬健二
青木美穂
5 THE SHADOW OVER INNSMOUTH 酒井和男 堀内修
6 QUO VADIS 高山カツヒコ 吉田英俊 山内東生雄 立田眞一
7 BIG“C" 鎌仲史陽 神本兼利・鈴木雄大
8 SHADOW IN THE DARK 山本天志 橋本英樹・新田靖成
9 THE HUNT 中村浩二郎
黒田洋介
大畑晃一 茅路散満 窪敏・清水智子
10 METALLIC WARCRY もりたけし 酒井和男 堀内修
11 THE RETURN OF THE SORCERER 大畑晃一 山内東生雄 丸藤広貴
12 STRANGE EONS 黒田洋介 増尾昭一 鎌仲史陽 橋本英樹
放送局(テレビアニメ)編集
放送地域 放送局 放送期間 放送日時
衛星放送 WOWOW 2006年5月18日 - 8月17日 木曜 24:00 - 24:30
CS放送 AT-X 2008年3月2日 - 5月18日 日曜 11:00 - 11:30
(リピートあり)
WOWOW 木曜24:00枠
前番組 番組名 次番組
機神咆吼デモンベイン
護くんに女神の祝福を!
(約1か月間の空きあり)

DVD編集

ニトロプラスから通常版とDX版の2種類が販売された。全6巻で、各巻2話収録。 2009年1月30日には角川アニメライブラリーBOXシリーズから全12話が収録されたDVD-BOXが販売された。 本放送版と比べて修正や変更された部分がある。

OUROBOROS RONDO編集

全2巻。テレビアニメDVD第1巻DX版およびDVD第5巻DX版に同梱された特典DVD。Nitro+自身が製作に関わっておりゲーム版を基にしたCGアニメとなっている。タイトルのOUROBOROS RONDO(ウロボロスロンド)とは、尾を飲み込む蛇の輪舞曲の意味。

ストーリー(特典DVD)編集

大十字九郎とアル、マスターテリオンとエセルドレーダは幾度も時を越えて戦い続ける、無限に巡るウロボロスのように……

スタッフ(特典DVD)編集
  • 脚本 - 鋼屋ジン
  • キャラクターデザイン・メカニックデザイン - Niθ
  • ロゴデザイン - 宇地原良之
  • 3DCGI - polygon bangcho
  • 3Dグラフィック統括 - どいよしなお
  • アートディレクション - 松田充博
  • 3Dデザイン - 石井覚、石渡誠、麻生院静伽
  • 音響製作 - HALF H・P STUDIO
  • 音楽 - ZIZZ STUDIO
  • コンテ・演出 - 上田繁
  • 監督 - polygon bangcho

漫画編集

  • 『機神咆吼デモンベイン コミックアラカルト』(著作:コンプティーク編集部、発行:角川書店)
  • 『機神咆吼デモンベイン』全4巻(原作:ニトロプラス、シナリオ:種子島貴、漫画:たなか友基、発行:角川書店)
    1. 2004年11月10日発売 ISBN 4-04-713667-0
    2. 2005年7月9日発売 ISBN 4-04-713735-9
    3. 2006年6月10日発売 ISBN 4-04-713767-7
    4. 2006年10月4日発売 ISBN 4-04-713867-3

ドラマCD編集

  • 「機神咆吼デモンベイン」ミニドラマCD volume-1~3(脚本:宮本夕生)
    アニメイト限定。volume-3のみ通常版と限定版が用意されており、限定版はアル・アジフのフィギュアが付属している。
    1. 2004年8月27日発売
    2. 2004年10月29日発売
    3. 2004年12月24日発売
  • テレビアニメーション「機神咆吼デモンベイン」ドラマCD Vol.1~2
    アニメ版の放送に併せて発売された作品で、出番がなかったメタトロン(ライカ)、Vol.2ではサンダルフォン(リューガ)も加わり、アニメスタッフに怒りをぶつけるなどの自虐ネタ等も扱っている。また、通常版とアニメイト限定版のジャケットが用意されており、通常版はTVアニメ版描き下ろしジャケットのジェネオン流通版、アニメイト限定版はNiθ描き下ろしジャケットになっており、通常版はアルとライカ(Vol.1ではシスターであり水着姿、Vol.2ではメタトロンとしての素顔)、アニメイト限定版はVol.1は九郎、Vol.2はリューガ(背景にサンダルフォンがいる)になっている。
    1. 2006年7月21日発売
    2. 2006年8月25日発売

サウンドトラック編集

  • DEUS MACHINA DEMONBANE Original Sound Track
  • 機神咆吼デモンベインオリジナルサウンドトラック
  • Fabula Adamas 機神飛翔デモンベイン オリジナルサウンドトラック
  • テレビアニメーション「機神咆吼デモンベイン」サウンドトラック
    • アニメ版のサウンドトラック。

カードゲーム編集

これらのほかに機神咆吼デモンベイン専用TCGがブロッコリーより販売された。

Dragon All Stars
富士見書房トレーディングカードゲーム、ドラゴン☆オールスターズに参戦している。
収録エキスパンションは、どらぱれ
ディープエンジェルカードコレクション
ブロッコリートレーディングカードゲーム、ディープエンジェルカードコレクションに参戦している。
収録エキスパンションは、ハイグレードエディション。
ChaosTCG
ブシロードトレーディングカードゲーム、ChaosTCGに参戦している。
収録エキスパンションは、プロモーション専用配布。
Lycee
シルバーブリッツのトレーディングカードゲーム、Lyceeに参戦している。
収録エキスパンションは、Nitoroplus1.0など。

客演作品編集

ai sp@ce
オンラインゲーム。コラボレーションコスプレ「アル・アジフ」が登場、キャンペーンも行われた。
ニトロ+ロワイヤル -ヒロインズデュエル-
2007年9月28日発売。アル・アジフがプレイアブルキャラクターとして登場する。
ニトロプラス ブラスターズ -ヒロインズ インフィニット デュエル-
2015年4月30日発売。アル・アジフがプレイアブルキャラクターとして登場する。
スーパーロボット大戦UX
2013年3月14日発売、ニンテンドー3DS専用ゲームのクロスオーバー作品。
テレビアニメ版名義での登場。クラウディウス役はアニメ版で代役を務めた川上とも子が死去しているため、PS2版での今井由香が復帰登板している。同じく収録時点ですでに担当声優が死去しているカリグラ役(郷里大輔)は三宅健太が、担当声優が当時活動休止していたネロ / エンネア役(成瀬未亜)は柚原有里が代役を務めた。第2弾CMナレーションは九郎役の伊藤健太郎が担当。
スーパーロボット大戦X-Ω
PS2版名義での登場。2019年10月に期間限定イベントが開催された。2020年7月には再び期間限定イベントが開催された。
凍京NECRO <トウキョウ・ネクロ> SUICIDE MISSION
主要キャラクターの4人がイベントに出演。当作に合わせてデザインが若干変更されている。

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ デモンベインの名前自体は元々、鋼屋ジンが学生時代にゲーム『第4次スーパーロボット大戦』の主人公機に付けていた名前が由来とのこと[16]

出典編集

  1. ^ エンドロールでは冒険家鋼造と表記。
  2. ^ 本編第42話から第43話のユニオンルート限定。加入前に戦死するカリグラはダウンロードコンテンツ限定で、ウェスパシアヌスが唯一の例外。
  3. ^ アニメ版では『哀』の仮面を付ける場面が無いため、見られるのは原作ゲームのみになっている。また、2種類のグラフィックが用意されている。
  4. ^ アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されている『JOAN OF ARC(?)反逆の白き天使』ではメタトロン(ライカ)からオカマ口調と呼ばれている。また、喋る際は原作ゲームでは口が動いていたが、アニメ版では動いていない。
  5. ^ 原作ゲームでは少しだけしか見えなかったが、アニメ版では見えており、状況に応じて色々な表情を見せている。
  6. ^ 原作ゲームでは仮面と素顔に蛆が湧いていたが、アニメ版ではグロテスクな表現だったためか蛆が無くなっている。
  7. ^ アニメ版および『スーパーロボット大戦UX』では「ようしゅのひみつ」名義。
  8. ^ アニメ版ではこの戦い方はグロテスクな表現になるためか使用されなかった。
  9. ^ そのため、作品内外で腐乱死体と呼ばれることもある(アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されている『JOAN OF ARC(?)反逆の白き天使』では口調も合わせ、オカマの腐乱死体とも呼ばれる)。『スーパーロボット大戦UX』でも第42話のユニオンルートにて、ベルゼビュートとマジンカイザーSKLを戦闘させると真上遼が戦闘前会話で「いつかの腐乱死体」と発言する。
  10. ^ 全身を再生する際に一瞬だけ生前の姿に戻りかけるが、完全に再生しようとした瞬間から急激に腐敗が始まる。
  11. ^ 第4話から登場し、第5話、第6話では未登場。その後第7話で再登場し、第9話ではラストシーンで登場し、最終的に第10話で退場した。
  12. ^ 郷里が死去したため代役。
  13. ^ 今井が産休のため代役(その後2011年に死去しており、『スーパーロボット大戦UX』では今井が復帰登板している)。また、他にもOVA版で登場したリリィ・M・ブリッジも担当している。
  14. ^ そのため、アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されている『JOAN OF ARC(?)反逆の白き天使』ではメタトロン(ライカ)から一部規制されたが、チンピラヤッターマンと呼ばれている
  15. ^ 成瀬の活動休止のため代役。
  16. ^ @J_haganeの2012年12月13日のツイート2021年1月22日閲覧。
  17. ^ 原作瑠璃ルートで九郎が負傷して搭乗できなくなった際、アルと瑠璃が操縦した。ただし、ほぼほぼ常人である瑠璃は操縦だけで多大な負担がかかり、途中まで実質アル一人の操縦であった。
  18. ^ この点はデメリットにもなり、先述の通りライカルートや漫画版ではアンチクロスに奪われ、前者ではティベリウス、後者ではクラウディウスに乗り回されてしまうが、後に九郎がアルと共に奪還している。
  19. ^ とはいえ、力ある魔導書の代替など本来は不可能であり、世界最高の天才であるウェストがいたからこその荒業であった。
  20. ^ 胴体の巨大さと比較して足が異常に小さく、物理的に考えると到底歩行不可能なフォルムなのだが平然と歩行している。
  21. ^ アニメ版ではレムリア・インパクトの解禁が前後したことで、初使用が本機との戦闘であるため、アニメの設定では模倣しようがない。
  22. ^ 後年のアニメ版では今井由香(原作ゲーム版)の兼任でクラウディウスも担当している。
  23. ^ a b c アニメ『機神咆吼デモンベイン』サウンドトラック”. ニトロプラスオンラインストア. 2021年2月3日閲覧。
  24. ^ a b c TVアニメーション「機神咆吼デモンベイン」ドラマCD Vol 1”. タワーレコード オンライン. 2021年2月3日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集