春日大社

奈良県奈良市春日野町にある神社

春日大社(かすがたいしゃ)は、奈良県奈良市春日野町にある神社式内社名神大社)、二十二社(上七社)の一社。旧社格官幣大社で、現在は神社本庁別表神社。旧称は「春日社」、神紋は「下がり藤」。

春日大社
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中門・御廊(重要文化財)
所在地 奈良県奈良市春日野町160
位置 北緯34度40分53秒 東経135度50分54秒 / 北緯34.68139度 東経135.84833度 / 34.68139; 135.84833 (春日大社)座標: 北緯34度40分53秒 東経135度50分54秒 / 北緯34.68139度 東経135.84833度 / 34.68139; 135.84833 (春日大社)
主祭神 春日神
武甕槌命経津主命天児屋根命比売神の総称)
神体 御蓋山神体山
社格 式内社名神大
二十二社(上七社)
官幣大社
勅祭社
別表神社
創建 神護景雲2年(768年
本殿の様式 春日造
札所等 神仏霊場巡拝の道第15番(奈良第2番)
例祭 3月13日春日祭
地図
春日大社の位置(奈良市内)
春日大社
春日大社
春日大社の位置(奈良県内)
春日大社
春日大社
春日大社の位置(日本内)
春日大社
春日大社
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一の鳥居
本殿(背面) 手前から第四殿、第三殿、第二殿、第一殿

全国に約1,000社ある春日神社の総本社である。ユネスコ世界遺産に「古都奈良の文化財」の1つとして登録されている。

奈良時代神護景雲2年(768年)に平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建され、中臣氏藤原氏氏神を祀る。主祭神の武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿神使とする。

祭神編集

主祭神は以下の4柱。総称して春日神と呼ばれ、藤原氏の氏神である。

歴史編集

 
かつては藤原氏の人間しか通れなかった「藤鳥居」。後醍醐天皇中宮珣子内親王に贈った和歌にも詠まれた。

奈良平城京に遷都された和銅3年(710年)、藤原不比等藤原氏の氏神である鹿島神(武甕槌命)を春日の御蓋山(みかさやま)に遷して祀り、春日神と称したのに始まる[要出典]とする説もあるが、社伝では、神護景雲2年(768年)に藤原永手鹿島の武甕槌命、香取の経津主命と、枚岡神社に祀られていた天児屋根命・比売神を併せ、御蓋山の麓の四殿の社殿を造営したのをもって春日社の創祀としている。ただし、近年の境内の発掘調査により、神護景雲以前よりこの地で祭祀が行われていた可能性も出てきている。

藤原氏の隆盛とともに当社も隆盛した。平安時代初期には官祭が行われるようになった。当社の例祭である春日祭は、賀茂神社葵祭石清水八幡宮石清水祭とともに三勅祭の一つとされる。嘉祥3年(850年)には武甕槌命・経津主命が、天慶3年(940年)には、朝廷から天児屋根命が最高位である正一位神階を授かっている。『延喜式神名帳』には「大和国添上郡 春日祭神四座」と記載され、名神大社に列し、月次・新嘗の幣帛に預ると記されている。春日祭当日、勅使が藤原氏の人間の場合は、「藤鳥居」あるいは「藤の鳥居」という鳥居をくぐって本殿に進んだ。藤鳥居は、後醍醐天皇が、元弘3年(1333年)12月、中宮に冊立された正妃の珣子内親王のために詠んだ和歌にも歌われている(『新千載和歌集』神祇・982/『新葉和歌集』神祇・594、珣子内親王#後醍醐から珣子への歌)。

藤原氏の氏神・氏寺の関係から興福寺との関係が深く、弘仁4年(813年)、藤原冬嗣が興福寺南円堂を建立した際、その本尊の不空羂索観音が、当社の祭神・武甕槌命の本地仏とされた。神仏習合が進むにつれ、春日社と興福寺は一体のものとなっていった。11世紀末から興福寺衆徒らによる強訴がたびたび行われるようになったが、その手段として、春日社の神霊を移した榊の木(神木)を奉じて上洛する「神木動座」があった。

1871年明治4年)に「春日神社」に改称すると共に官幣大社に列し「官幣大社春日神社」となった。1946年(昭和21年)12月、近代社格制度の廃止に伴い、このままでは単に「春日神社」となってしまい、他の多くの春日神社と混同されてしまうので、これを避けるために現在の「春日大社」に改称した。

1948年(昭和23年)に神社本庁別表神社に加列されている。

1998年平成10年)にユネスコ世界遺産文化遺産)に「古都奈良の文化財」の1つとして登録された。

創建以来ほぼ20年に一度、本殿の位置を変えずに建て替えもしくは修復を行い御神宝の新調を行う「式年造替」を行ってきており、最近では2015年(平成27年)から2016年(平成28年)にかけて第60次式年造替が行われた[1]

現在も当社では年間二千二百余の祭祀が日々行われている。

境内編集

  • 本殿 - 本殿は春日造で4棟並んで建っている。拝殿はなく、一般の参拝者は幣殿の前にて、初穂料を納めて特別拝観を申し込んだ場合は本殿前の中門から参拝することになる。
  • 中門(重要文化財) - 楼門。慶長18年(1613年)建立。正面にある唐破風は明治時代に取り付けられたもの。
  • 手力雄・飛来天神社参拝所 - 中門の中にある手力雄神社と飛来天神社の参拝所。
  • 西御廊(重要文化財) - 慶長18年(1613年)建立。各御廊や各回廊には奉納された約1,000基にも及ぶ釣燈籠が並ぶ。万燈籠の際にはこれも奉納された約2,000基もの石燈籠をも合わせて全ての燈籠に明りが灯される。
  • 東御廊(重要文化財) - 慶長18年(1613年)建立。
  • 北御廊(重要文化財) - 慶長18年(1613年)建立。
  • 後殿
  • 藤波之屋 - 内部では万燈籠が再現されている。
  • 捻廊(ねじろう、重要文化財) - 宝永4年 - 6年(1707年 - 1709年)建立。かつては登廊(とうろう)と呼ばれていた。左甚五郎が建てたとされている。
  • 林檎の庭 - 庭の一角に林檎の木が立っているが、そもそもの林檎の木は高倉天皇のお手植えである。
  • 幣殿・舞殿(へいでん・ぶでん、重要文化財) - 慶安3年 - 5年(1650年 - 1652年)建立。東側2間は幣殿、西側3間は舞殿となっている。
  • 直会殿(なおらいでん、重要文化財) - 八講屋(はっこうのや)とも呼ばれる。慶安3年 - 5年(1650年 - 1652年)建立。平安時代以降、ここで法華八講が行われていた。
  • 社頭の大杉 - 大の樹齢は1000年。大杉の根元からは樹齢500年の柏槙(伊吹ともいう)が生えており、直会殿の屋根の一部を突き破って伸びている。
  • 内侍殿(重要文化財) - 移殿(うつしどの)と呼ばれる。至徳2年 - 嘉慶2年(1385年 - 1388年)建立。20年に一度の造替の際に本殿と若宮の神を移す所。
  • 宝庫(重要文化財) - 永徳2年 - 至徳2年(1382年 - 1385年)建立。
  • 東回廊(重要文化財) - 慶長年間(1596年 - 1615年)建立。
  • 影向門
  • 南門(重要文化財) - 永徳2年 - 至徳2年(1382年 - 1385年)建立。
  • 南回廊(重要文化財) - 慶長年間(1596年 - 1615年)建立。
  • 慶賀門(重要文化財) - 永徳2年 - 至徳2年(1382年 - 1385年)建立。天井は格天井となっている。
  • 西回廊(重要文化財) - 慶長年間(1596年 - 1615年)建立。
  • 清浄門(重要文化財) - 永徳2年 - 至徳2年(1382年 - 1385年)建立。かつては僧正門と呼ばれていた。
  • 内侍門(重要文化財) - 永徳2年 - 至徳2年(1382年 - 1385年)建立。
  • 額塚 - かつて南門には神額「鹿嶋大明神」が掲げられていたが、落雷で砕けてここに落ち、それを埋めた場所。
  • 御蓋山浮雲峰遙拝所
  • 本宮神社遙拝所
  • - 三本の楠が一つに合わさったもの。神功皇后のお手植えとされる。
  • 竹柏 (なぎ天然記念物
  • 伊勢遥拝石
  • 着至殿(重要文化財) - 応永20年(1413年)建立。
  • 竃殿(へついどの、重要文化財) - 嘉慶2年(1388年)建立。
  • 酒殿(さかどの、重要文化財) - 寛永9年(1632年)建立。
  • 社務所
  • 景雲殿
  • 貴賓館(奈良県指定有形文化財) - 旧社務所。1925年大正14年)築。
  • 祖先祭場
  • 桂昌殿(奈良市指定有形文化財) - 徳川綱吉の母・桂昌院による建立。
    • 四脚門(奈良市指定有形文化財) - 春日社に所在した興福寺参籠所のひとつ上ノ屋(かみのや)の門を、明治時代に移築したものとされる一方で、安居屋の勅額門であったともされる。
  • 板蔵(重要文化財) - 寛永9年(1632年)建立。
  • 祈祷所
  • 伏鹿手水所 - 伏せている鹿の像の下に手水がある。
  • 車舎(重要文化財) - 寛永9年(1632年)建立。
  • 国宝殿 - 1973年昭和48年)に建てられた宝物殿を2016年平成28年)に国宝殿としてリニューアルした。
  • 感謝・共生の館
  • 萬葉植物園
  • 馬止橋 - 六位橋(ろくいのはし)や、鹿道橋(ろくどうのはし)とも呼ばれる。鎌倉時代には春日野の下には地獄・春日地獄があるとの考えが生まれたが、この橋はその春日地獄の入口とされた。
  • 鹿苑
  • 飛火野
  • 雪消の沢(ゆきげのさわ)
  • 若宮御旅所
    • 長蔵 - 明治時代初期に興福寺の旧大乗院の建物を移築したもの。2007年(平成19年)に改築された。
  • 春日西塔跡 - 裳階付きの五重塔の跡で殿下の御塔(でんかのみとう)と呼ばれた。関白藤原忠実によって建立された。
  • 春日東塔跡 - 五重塔の跡で院の御塔(いんのみとう)と呼ばれた。鳥羽上皇によって建立された。
  • 馬出橋(まだしのはし) - 競馬流鏑馬の始点である。
  • 影向の - 能舞台の鏡板に描かれている松の絵はこの松がモデルである。
  • 一之鳥居(重要文化財) - 寛永11年(1638年)再建。高さ7.75m。気比神宮厳島神社の大鳥居に並ぶ「日本三大鳥居」の一つ。

摂社編集

  • 若宮神社
    • 本殿(重要文化財) - 祭神:天押雲根命。比売神の御子神である。文久3年(1863年)建立。春日若宮おん祭で有名である。
    • 拝舎(重要文化財) - 文久3年(1863年)建立。
    • 神楽殿(重要文化財) - 慶長10年(1605年)建立。北3間は細殿、中の1間は御廊、南6間は神楽殿となっている。
    • 手水屋(重要文化財) - 寛永9年 - 10年(1632年 - 1633年)建立。大きな建物で現在は社務所となっている。また、内部には夫婦大国社が祀られている。
  • 本宮神社 - 祭神:武甕槌命、経津主命、天児屋根命。式内社。御蓋山の山頂にある一番最初に武甕槌命が祀られていた場所に建っている。
  • 榎本神社 - 祭神:猿田彦大神。式内社。祭神は当地の地主神であり、元々この地で祀られていた神であるとされる。中世までは祭神は巨勢姫明神とされていた。
  • 水谷神社 - 祭神:素戔嗚命大己貴命奇稲田姫命。かつては牛頭天王として祀られていた。
  • 紀伊神社 - 祭神:五十猛命大屋津姫命、抓津姫命。かつては奥の院と呼ばれていた。

末社編集

  • 手力雄神社 - 祭神:天手力雄神
  • 飛来天神社 - 祭神:天御中主神
  • 八雷神社 - 祭神:大雷神外七雷神
  • 栗柄神社 - 祭神:火酢芹命
  • 海本神社 - 祭神:大物主神
  • 杉本神社 - 祭神:大山咋神
  • 佐軍神社 - 祭神:布津之霊
  • 青榊神社 - 祭神:青和幣
  • 幸榊神社 - 祭神:白和幣
  • 穴栗神社 - 祭神:穴次神
  • 井栗神社 - 祭神:高御産霊神
  • 岩本神社 - 祭神:表筒男命、中筒男命、底筒男命。かつては住吉社と呼ばれていた。明治時代初期になって、別に末社・住吉神社があるので混同を避ける為に名称を変更した。
  • 多賀神社 - 祭神:伊弉諾命重源上人が東大寺大仏殿を再建する際に長寿を祈願したという。
  • 椿本神社 - 祭神:角振神。祭神は別名「隼の明神」とも呼ばれる。
  • 風宮神社 - 祭神:級長津彦神、級長津姫神
  • 通合神社 - 祭神:中臣祐房朝臣。若宮神社の北にある。
  • 手力雄神社 - 祭神:天手力雄神。若宮神社の南にある。
  • 三輪神社 - 祭神:少彦名命
  • 兵主神社 - 祭神:大己貴命
  • 南宮神社 - 祭神:金山彦神
  • 広瀬神社 - 祭神:倉稲魂神
  • 葛城神社 - 祭神:一言主
  • 三十八所神社 - 祭神:伊弉諾命、伊弉冊命神日本磐余彦命
  • 佐良気神社 - 祭神:蛭子神
  • 夫婦大国社(大国神社) - 祭神:大国主命、須瀬理姫命。日本で唯一の大国主夫妻を祀っている社。若宮神社手水屋の中にある。
  • 金龍神社 - 祭神:金龍大神。後醍醐天皇ゆかりの神社であり、「禁裡殿」とも呼ばれる。
  • 宗像神社 - 祭神:市杵島姫命
  • 住吉神社 - 祭神:表筒男命、中筒男命、底筒男命
  • 市ノ井恵毘須神社 - 祭神:事代主
  • 船戸神社 - 祭神:衝立船戸神
  • 総宮神社 - 祭神:伊勢神、春日神八幡大神。平安時代初期に興福寺境内に創建されたものを1875年(明治8年)に現在地に移築。ここには興福寺の安居屋があった。
  • 一言主神社 - 祭神:一言主神。平安時代初期に興福寺境内に創建されたものを1875年(明治8年)に現在地に移築。
  • 龍王社 - 祭神:龍王大神。2018年(平成30年)、約140年ぶりに再興された。
  • 壷神神社 - 祭神:酒弥豆男神、酒弥豆売神
  • 祓戸神社 - 祭神:瀬織津姫神。二之鳥居の横にある。参拝者はここでまず身を清めてから参拝するのが習わしとなっている。『南安曇郡誌』の記述などから、本殿第四殿に祀られている比売神とは、もともとは瀬織津姫のことであったとする説もある。
  • 竃殿神社 - 祭神:興津彦神、興津姫神。竃殿に祀られている。
  • 酒殿神社 - 祭神:酒弥豆男神、酒弥豆売神。酒殿に祀られている。
  • 愛宕神社 - 祭神:火産霊神
  • 聖明神社 - 祭神:聖明神
  • 天神社 - 祭神:天常立尊
  • 浮雲神社 - 祭神:天児屋根命
  • 拍子神社 - 祭神:拍子神

境外末社編集

  • 鳴雷神社 - 祭神:天水分神。式内社。春日山にある。
  • 神野神社 - 祭神:甕速日神、火速日神、崇道盡敬皇帝。春日山にある。
  • 上水谷神社 - 祭神:春日四座、若宮、水谷神、猿田彦神、祓戸神。春日山にある。
  • 大神神社 - 祭神:大物主神。春日山にある。
  • 高山神社 - 祭神:春日四座、若宮、祓戸神、水谷神。春日山にある。
  • 赤乳神社 - 祭神:稚日咩神
  • 白乳神社 - 祭神:志那斗弁神
  • 手力雄神社 - 祭神:天手力雄神
  • 采女神社 - 祭神:采女命。猿沢池の横にある。
  • 野上神社 - 祭神:草野姫命
  • 石荒神社 - 祭神:火産霊神
  • 南市恵毘須神社 - 祭神:事代主命
  • 高天市恵毘須神社 - 祭神:事代主命
  • 初宮神社 - 祭神:宮中八神殿、伊勢神、春日神、住吉神
  • 大福稲荷神社 - 祭神:大福稲荷大神

主な祭事編集

文化財編集

春日大社は平安時代に奉納された貴重な刀剣甲冑・美術工芸品などの国宝重要文化財を含んだ多数の文化財を所蔵することから「平安の正倉院」と呼称されている[2]。これらの文化財の一部は2016年10月に新装開館した「春日大社国宝殿」(旧称春日大社宝物殿)で鑑賞することができる[3][4]

2016年(平成28年)度から、1939年(昭和14年)に宝庫の天井裏から発見された12振りの太刀を順次研ぎ直し始めた結果、複数の太刀が国宝・重文級の貴重な文化財であることが判明しており、研ぎ直された貴重な太刀は報道発表に続いて国宝殿で順次公開されている。2016年12月には、延寿国吉作の1振りと北条時村が奉納したとみられる平安末から鎌倉初期の無銘の「古備前物」2振りが報道陣に公開された[5][6]。2018年(平成30年)1月には、4番目に研ぎ直された黒漆山金作太刀(くろうるしやまがねづくりたち)が報道陣に公開された。この太刀は1942年に重要美術品に認定されていたもので[7]、研磨の結果、平安時代後期の「古伯耆」(こほうき、現在の鳥取県で製作された刀剣)とみられ、刀身に反りのある日本刀としては最古級の安綱作の可能性もあるという[8][9]

国宝編集

赤糸威鎧(竹虎雀金物)
黒韋威矢筈札胴丸
黒韋威胴丸
籠手
建造物
  • 本社 本殿 4棟(附:透塀、内鳥居、瑞垣)
美術工芸品
  • 金地螺鈿毛抜形太刀
  • 沃懸地(いかけじ)獅子文毛抜形太刀 中身無銘
  • 沃懸地酢漿平文(いかけじかたばみひょうもん)兵庫鎖太刀 中身無銘
  • 沃懸地酢漿紋兵庫鎖太刀 中身無銘
  • 金装花押散兵庫鎖太刀 中身無銘
  • 菱作打刀 中身無銘(附 杉箱)
  • 赤糸威鎧 兜、大袖付(梅鶯金物)
  • 赤糸威鎧 兜、大袖付(竹虎雀金物)
  • 黒韋威矢筈札胴丸(くろかわおどしやはずざねどうまる) 兜、大袖付[10]
  • 黒韋威胴丸 兜・大袖付[11]
  • 籠手
  • 本宮御料古神宝類(明細は後出)
  • 若宮御料古神宝類(明細は後出)
  • 鼉太鼓(だだいこ)一対[12][13][14]

重要文化財編集

建造物
  • 本社 23棟
    • 中門(附:稲垣)
    • 東御廊
    • 西及び北御廊
    • 捻廊
    • 幣殿
    • 直会殿
    • 移殿
    • 宝庫
    • 廻廊 5棟(南門東、南門慶賀門間、慶賀門清浄門間、清浄門内侍門間、内侍門北)
    • 南門
    • 慶賀門
    • 清浄門
    • 内侍門
    • 車舎
    • 着到殿
    • 竈殿
    • 酒殿
    • 板蔵
    • 一の鳥居
  • 摂社若宮神社 4棟
    • 摂社若宮神社本殿(附:鳥居、瑞垣)
    • 摂社若宮神社拝舎
    • 摂社若宮神社細殿及び神楽殿
    • 摂社若宮神社手水屋
  • 旧春日大社板倉(円窓)(奈良県所有、奈良公園内所在)
美術工芸品
  • 木造舞楽面 5面(皇仁、新鳥蘇、地久、納曾利、崑崙八仙(ころばせ))
  • 木造舞楽面 7面(納曾利、新鳥蘇3、散手、貴徳鯉口、採桑老)
  • 亀甲蒔絵手箱
  • 秋草蒔絵手箱
  • 禽獣葡萄鏡 春日金竜社伝来
  • 古神宝銅鏡(附 黒漆八稜形鏡箱)16面(素文鏡2面(寛弘八年銘)、藤花松喰鶴鏡3面(内1面一部欠損)、瑞花双鳳八稜鏡1面(一部欠損)、唐花鴛鴦八稜鏡1面、牡丹唐草尾長鳥八稜鏡8面(内3面一部欠損)、宝相華唐草八稜鏡残片1面)
  • 竹虎双雀方鏡
  • 藤花松喰鶴鏡
  • 菊造短刀
  • 梅花皮(かいらぎ)腰刀
  • 柏木兎(かしわみみずく)短刀
  • 太刀 銘備州長船住家助 永享八年二月日
  • 錦包太刀 中身銘助行
  • 金銅柏文兵庫鎖太刀 中身銘□次
  • 三鈷柄籐巻剣
  • 赤銅造太刀 友成
  • 鉄三十六間四方白(しほうじろ)星兜鉢及鎧金具(歌絵金物)[15][16]
  • 鉄十八間二方白星兜鉢及鎧金具[17]
  • 鉄二十八間四方白星兜鉢及鎧金具(牡丹金物)[18]
  • 石燈籠(御間型燈籠)元亨三年銘
  • 石燈籠(柚木燈籠)
  • 楽所補任 2巻
  • 楽書 5巻(高麗曲、輪台詠唱歌外楽記、舞楽古記、舞楽手記、楽記)
  • 春日神社文書 40巻
  • 大東家文書(324通)27巻、240通[19]
  • 皇年代記[19]
  • 春日大社神事日記(512通)6巻、506冊[13][20]
柏木兎短刀(全体)
 
柏木兎短刀(柄部)


典拠:2000年(平成12年)までに指定の国宝・重要文化財の名称は、『国宝・重要文化財大全 別巻』(所有者別総合目録・名称総索引・統計資料)(毎日新聞社、2000)による。

重要無形民俗文化財(国指定)編集

天然記念物(国指定)編集

特別天然記念物
天然記念物

史跡(国指定)編集

  • 春日大社境内

選択無形民俗文化財編集

  • 春日若宮おん祭の芸能(春日古楽保存会)

奈良県指定有形文化財編集

  • 春日大社貴賓館(旧社務所)
  • 紙本著色競馬図 六曲屏風 1双
  • 絹本著色鹿島立神影図 1幅
  • 瑠璃釣灯籠 1基

奈良市指定有形文化財編集

  • 桂昌殿
  • 四脚門 附:土塀2棟
  • 絹本著色鹿島立神影図
  • 春日権現験記台 6曲1隻
  • 絵馬板 附:収納箱 5面
  • 一刀彫白鹿 附:台座及び玉1個

奈良市指定有形民俗文化財編集

  • 春日大宮若宮御祭礼図板木 附:木製収納箱
  • 春日若宮御祭礼松下図板木

奈良市指定天然記念物編集

現地情報編集

所在地

交通アクセス編集

周辺編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 春日大社 第六十次 式年造替記念 奉祝行事実行委員会
  2. ^ 春日大社公式サイトには「国宝354点、重要文化財1,482点」を収蔵する旨の記載があるが、これは「古神宝類」等の一括指定物件を一点一点かぞえた場合の数字である。春日大社所有の国宝は、指定の「件数」としては建造物1件(4棟)、美術工芸品14件であり(2020年現在)、本記事の「文化財」節には春日大社所有の国宝・重要文化財全件が漏れなく記載されている。
  3. ^ 春日大社 国宝殿
  4. ^ 「平安の正倉院」が国宝殿を公開 奈良・春日大社 朝日新聞 2016年9月29日
  5. ^ 春日大社に鎌倉期の名刀 延寿国吉作、さび落とし判明 奈良 産経ニュース 2016年12月31日
  6. ^ 春日大社 名刀3本新たに確認 国宝殿で一般公開 奈良/奈良 毎日新聞 2016年12月30日
  7. ^ 昭和17年5月30日文部省告示第499号(参照:国立国会図書館デジタルコレクション
  8. ^ 最古級の日本刀、なぜ天井裏に?春日大社、80年前発見 朝日新聞 2018年1月22日
  9. ^ 春日大社 最古級の日本刀「古伯耆物」平安時代末期 毎日新聞 2018年1月23日
  10. ^ 2013年に修理が完了した。(参照:春日大社:楠木正成の甲冑、修理終わり公開:毎日新聞2013年3月29日)
  11. ^ 平成28年8月17日文部科学省告示第111号。
  12. ^ 「鼉」(だ)は、「口」を横に2つ並べ、その下に「田」「一」「黽」。
  13. ^ a b 文化審議会答申 ~国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定及び登録有形文化財(美術工芸品)の登録について~”. 文化庁. 2020年3月20日閲覧。
  14. ^ 令和2年9月30日文部科学省告示第116号
  15. ^ 寛政3年(1791年)の火災で焼けた甲冑の金属部分のみが残ったもの。以下2件も同様。
  16. ^ 兜の名称は、重要文化財指定名称では「鉄三十六間四方白星兜鉢」であるが、2017年に東京国立博物館で開催された「特別展 春日大社 千年の至宝」では、「鉄二十四間四方白星兜鉢」の名称で展示されていた。「○○間」とは、兜の表面の「筋」(すじ)の数をかぞえたものであり、「四方白」とは、兜の前後左右4方向に鍍金銀の板を伏せたものの意である。鍍金銀の板で覆われた部分の「筋」の数をかぞえるか否かによって、間数の差が生じる。以下2件の兜についても同様である。
  17. ^ 兜の名称は、重要文化財指定名称では「鉄十八間二方白星兜鉢」であるが、2017年に東京国立博物館で開催された「特別展 春日大社 千年の至宝」では、「鉄十六間二方白星兜鉢」の名称で展示されていた。これらの名称の差異については前項の脚注を参照。
  18. ^ 兜の名称は、重要文化財指定名称では「鉄二十八間四方白星兜鉢」であるが、2017年に東京国立博物館で開催された「特別展 春日大社 千年の至宝」では、「鉄二十四間四方白星兜鉢」の名称で展示されていた。これらの名称の差異については前々項の脚注を参照。
  19. ^ a b 平成28年8月17日文部科学省告示第116号。
  20. ^ 令和2年9月30日文部科学省告示第118号
  21. ^ 文化遺産データベース

関連図書編集

関連項目編集

外部リンク編集