西郷村
西郷村(にしごうむら)は、福島県中通りに位置し、西白河郡に属する村。
にしごうむら 西郷村 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 福島県 | ||||
郡 | 西白河郡 | ||||
市町村コード | 07461-6 | ||||
法人番号 | 3000020074616 | ||||
面積 |
192.06km2 | ||||
総人口 |
21,210人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 110人/km2 | ||||
隣接自治体 |
白河市、岩瀬郡天栄村、南会津郡下郷町 栃木県:那須塩原市、那須郡那須町 | ||||
村の木 | カシワ | ||||
村の花 |
(草花)ミズバショウ (木花)ヤシオツツジ | ||||
村の鳥 | キジ | ||||
西郷村役場 | |||||
村長 | 髙橋廣志 | ||||
所在地 |
〒961-8091 福島県西白河郡西郷村大字熊倉字折口原40番地 北緯37度08分30秒 東経140度09分19秒 / 北緯37.14169度 東経140.15536度座標: 北緯37度08分30秒 東経140度09分19秒 / 北緯37.14169度 東経140.15536度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集東京より北へ約185km東北新幹線で約90分の距離である。日本の村で唯一新幹線が停車する駅があり、首都圏への新幹線通勤の利用者も多い[1]。 栃木県との県境でもある那須連峰の三本槍岳が村の西にあり、村全域が阿武隈川の上流域にあたる。三本槍岳東側山麓は甲子高原(かしこうげん)となっており那須高原に連なっている。また村の北側には白河布引山があり広大な陸上自衛隊演習場及び羽鳥湖高原に連なる。
新幹線の停車する新白河駅や東北自動車道の白河インターチェンジが村域内にあるなど、白河市のベッドタウンとして、同市の持つ都市機能の一部を担っている[1]。村の東部で白河市に接し、新白河駅周辺は白河市街と一体となった市街地を形成している。西郷村の村名は「白河の西に位置する郷」であることに由来し、歴史的にも深い繋がりを有していた[2]。白河市への通勤率は28.70%(平成27年国勢調査)。2020年現在、沖縄県中頭郡読谷村、茨城県那珂郡東海村、沖縄県中頭郡中城村に次ぎ、全国で4番目に人口の多い村である。
隣接している自治体
編集人口
編集現在村勢
編集- 総人口 - 20,752人(2021年7月)
- 世帯数 - 8,113世帯(2021年7月)
- 年少(15歳未満)人口率 - 14.4%(2015年)
- 高齢(65歳以上)人口率 - 22.5%(2015年)
- 昼間人口 - 18,497人(2000年)
- 労働力人口 - 19,668人(2000年)
- 第1次産業就業者数 - 708人(2000年)
- 第2次産業就業者数 - 3,855人(2000年)
- 第3次産業就業者数 - 4,512人(2000年)
- 農業産出額 - 2,840百万円(2004年)
- 製造品出荷額等 - 133,219百万円(2004年)
- 商業年間商品販売額 - 28,272百万円(2003年)
- 出典
人口
編集生活圏は標高400-600メートル地帯にあり、新白河駅のある東側の都市化したエリア、役場や新興住宅地のある中部、山間部からなる西側のエリアに大別される[1]。
西郷村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
歴史
編集年表
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、熊倉村・羽太村・真船村・小田倉村・米村・長坂村・柏野村・鶴生村が合併し西白河郡西郷村が発足。[3][4]
- 1959年(昭和34年)4月7日 - 東北本線磐城西郷駅開業。
- 1970年(昭和45年)4月1日 - 国道289号開通。
- 1973年(昭和48年)11月26日 - 白河インターチェンジが供用開始。
- 1982年(昭和57年)6月23日 - 東北新幹線の大宮駅 - 盛岡駅間が開業。同時に磐城西郷駅が新白河駅に改称。
変遷表
編集西郷村村域の変遷表 | ||||||
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1868年 以前 |
明治元年 - 明治22年 | 明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
熊倉村 | 明治10年 熊倉村 |
西郷村 | 西郷村 | 西郷村 | 西郷村 | |
西代村 | ||||||
上羽太村 | 明治10年 羽太村 | |||||
下羽太村 | ||||||
真名子新田村 | ||||||
真船村 | 明治9年 真船村 | |||||
折口新田村 | ||||||
小田倉村 | 明治12年 真船村と合併 | |||||
明治10年 小田倉村 | ||||||
小田倉新田村 | ||||||
小田新田村 | ||||||
米村 | ||||||
長坂村 | ||||||
柏野村 | ||||||
鶴生村 |
合併
編集隣の白河市は西郷村に対し合併を求めるが、村内には高速道路インターチェンジ、新幹線駅、JRA場外馬券売り場、大型商業施設、大型の工場など財源となる施設が多数あるため、独立路線を堅持している。
教育
編集中学校
編集小学校
編集特別支援学校
編集行政機関
編集国の機関
編集- 独立行政法人家畜改良センター
施設
編集経済
編集財政に関して「自立した村づくり」を目標としており、平成17年度から地方交付税の不交付団体となっている。しかし、平成22年度は再び交付団体となった。
交通
編集鉄道
編集全自治体で唯一、フル規格の新幹線の駅と在来線(私鉄等を含む)の駅を兼ねるただ1駅のみを有した自治体となっている[注 1]。なお、東北新幹線開業前の新白河駅は、村名に由来する「磐城西郷駅」という駅名であった。
一般路線バス
編集- 村内を福島交通白河営業所が新白河駅(西口ないし高原口と呼称)・白河駅との路線バスが発着
- (参考)新白河駅東口には福島交通のほか、JRバス関東白河支店の路線バスも発着
高速路線バス
編集- あぶくま号(福島 - 郡山 - 須賀川 - 西郷 - 新宿・東京)
- あだたら号(郡山 - 須賀川 - 西郷 - 新越谷)
- 福島交通、東武バスセントラル
- ギャラクシー号(福島 - 郡山 - 須賀川 - 西郷 - 京都・大阪)
- 福島交通、近鉄バス
- 夜行高速バス郡山・宇都宮~名古屋線(福島 - 郡山 - 須賀川 - 西郷 - 宇都宮 - 名古屋)
- 福島交通、名鉄バス
村民バス
編集- 福島交通に運行委託
- 新白河駅高原口 - 白河警察署 - 谷地中 - 西郷役場 - 森の湯 - 新白河駅高原口(北部循環)
- 新白河駅高原口 - オリンパス前 - 千本桜入口 - 原中 - 西郷役場入口 - 南真船 - 新白河駅高原口(南部循環)
道路
編集名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集- 温泉
- キョロロン村
- ちゃぽランド西郷
- 雪割橋・雪割渓谷
- 白河高原カントリークラブ
- 白河高原スキー場(閉鎖)
- 陸上自衛隊白河布引山演習場
- 剣桂(森の巨人たち百選)
- 国立那須甲子青少年自然の家
出身著名人
編集脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 西郷村 (vill.nishigo) - Facebook
- 西郷村 (@vill_nishigo) - X(旧Twitter)
- 西郷村 (@nishigo_village) - Instagram
- 西郷村マップ
- ^ a b c “TOKIOが土地購入「福島県西郷村」は人口増加エリアで低い高齢化率、新幹線も停まる凄い村”. 日刊ゲンダイ. (2022年5月21日) 2022年5月21日閲覧。
- ^ “西郷村/にしごうむら”. 語源由来辞典. 2022年5月21日閲覧。
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 7 福島県』、角川書店、1981年 ISBN 4040010701より
- ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より