ISUチャレンジャーシリーズ

ISUチャレンジャーシリーズ(ISU Challenger Series in Figure Skating)は、国際スケート連盟(ISU)が承認するフィギュアスケートのシリーズ戦。10の国際大会から成り立っており、ISUグランプリシリーズの決勝大会であるISUグランプリファイナルに相当する大会は存在しない。

ISUチャレンジャーシリーズ
大会概要
英語 ISU Challenger Series
大会種 ISUチャレンジャーシリーズ
優勝ポイント 250
創設年 2014/2015
主催 開催国スケート連盟
開催国 カナダの旗イタリアの旗アメリカ合衆国の旗スロバキアの旗ドイツの旗フィンランドの旗ベラルーシの旗中華人民共和国の旗ポーランドの旗クロアチアの旗
賞金総額 42,000 スイス・フラン
公式サイト 公式サイト
前回優勝者
男子前回優勝 フランスの旗 ケヴィン・エイモズ
女子前回優勝 大韓民国の旗 キム・イェリム
ペア前回女子 イタリアの旗 レベッカ・ギラルディ
ペア前回男子 イタリアの旗 フィリッポ・アンブロジーニ
ダンス前回女 イギリスの旗 ライラ・フィアー
ダンス前回男 イギリスの旗 ルイス・ギブソン
関連大会
最新大会 2023/2024 ISUチャレンジャーシリーズ
■テンプレート ■競技会 ■ポータル ■プロジェクト

大会 編集

過去開催された大会 編集

概要 編集

2014-2015シーズンに、より多くの選手とジャッジに、国際レベルの試合の経験と世界ランキングのポイントを得られる機会を与えるために設立された。獲得スコアはISUパーソナルベスト、シーズンベストスコアとして認められる。これまでに開催されていたカレンダーコンペティションの大会を含む10大会[2]で成り立ち、8月1日から12月15日の間に開催され、ISUグランプリシリーズと日程が重ならないよう調整される。各大会の優勝者はISUグランプリシリーズ出場の補欠資格を得る。

開催要件 編集

それぞれの大会は男女シングルペアアイスダンスのうち3種目以上が開催されなければならない。また最低10の国・地域の参加が無ければならない。さらに各種目は以下の要件を満たす必要がある。

参加人数 参加国数
男子シングル 8 4
女子シングル 8 4
ペア 5 3
アイスダンス 6 4

出場資格 編集

選手(組)につき最大3大会の出場が許される。ISUジュニアグランプリシリーズまたはISUグランプリシリーズに出場する選手は出場の優先権を得られない。

成績上位者 編集

男子シングル 編集

シーズン 1位 2位 3位
2014/2015   ミハル・ブジェジナ   アレクサンドル・ペトロフ   コンスタンチン・メンショフ
2015/2016   ジェイソン・ブラウン   マックス・アーロン   ミハイル・コリヤダ
2016/2017   ジェイソン・ブラウン   アレクサンドル・ペトロフ   マックス・アーロン
2017/2018   ミハイル・コリヤダ   セルゲイ・ボロノフ   モリス・クヴィテラシヴィリ
2018/2019   ミハイル・コリヤダ   チャ・ジュンファン   ジェイソン・ブラウン
2019/2020   ドミトリー・アリエフ   ダニエル・グラスル   山本草太
2020/2021
2021/2022   ピョートル・グメンニク   キーガン・メッシング   マルク・コンドラチュク
2022/2023   ケヴィン・エイモズ   ルーカス・ブリッチギー   マッテオ・リッツォ
2023/2024   ルーカス・ブリッチギー   金博洋   ニカ・エガーゼ

女子シングル 編集

シーズン 1位 2位 3位
2014/2015   エリザベータ・トゥクタミシェワ   アリョーナ・レオノワ   ハンナ・ミラー
2015/2016   エリザベータ・トゥクタミシェワ   アンナ・ポゴリラヤ   アデリナ・ソトニコワ
2016/2017   エリザベータ・トゥクタミシェワ   長洲未来   マライア・ベル
2017/2018   カロリーナ・コストナー   スタニスラワ・コンスタンチノワ   エリザベータ・トゥクタミシェワ
2018/2019   エリザベータ・トゥクタミシェワ   ブレイディ・テネル   エリザベート・トゥルシンバエワ
2019/2020   エリザベータ・トゥクタミシェワ   ユ・ヨン   イム・ウンス
2020/2021
2021/2022   アリサ・リウ   アナスタシヤ・グバノワ   エカテリーナ・クラコワ
2022/2023   キム・イェリム   エカテリーナ・クラコワ   リンゼイ・ソーングレン
2023/2024   キム・チェヨン   アナスタシヤ・グバノワ   エカテリーナ・クラコワ

ペア 編集

シーズン 1位 2位 3位
2014/2015   アレクサ・シメカ
and クリス・クニエリム
  ヘイヴン・デニー
and ブランドン・フレイジャー
  ジェシカ・カララン
and ザック・シドゥー
2015/2016   アリオナ・サフチェンコ
and ブリュノ・マッソ
  エフゲーニヤ・タラソワ
and ウラジミール・モロゾフ
  ナタリア・ザビアコ
and アレクサンドル・エンベルト
2016/2017   ヴァレンティーナ・マルケイ
and オンドレイ・ホタレック
  ニコーレ・デラ・モニカ
and マッテオ・グアリーゼ
  クリスティーナ・アスタホワ
and アレクセイ・ロゴノフ
2017/2018   ナタリア・ザビアコ
and アレクサンドル・エンベルト
  ニコーレ・デラ・モニカ
and マッテオ・グアリーゼ
  クリスティーナ・アスタホワ
and アレクセイ・ロゴノフ
2018/2019   アレクサンドラ・ボイコワ
and ドミトリー・コズロフスキー
  カーステン・ムーア=タワーズ
and マイケル・マリナロ
  アリサ・エフィモワ
and アレクサンドル・コロヴィン
2019/2020   アシュリー・ケイン・グリブル
and ティモシー・ルデュク
  タラ・ケイン
and ダニエル・オシェイ
  ミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ
and ノーラン・ジーゲルト
2020/2021
2021/2022   エフゲーニヤ・タラソワ
and ウラジミール・モロゾフ
  ジェシカ・カララン
and ブライアン・ジョンソン
  ヴァネッサ・ジェームス
and エリック・ラドフォード
2022/2023   レベッカ・ギラルディ
and フィリッポ・アンブロジーニ
  アニカ・ホッケ
and ロベルト・クンケル
  アリサ・エフィモワ
and ルーベン・ブロマールト
2023/2024   ミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ
and ニキータ・ボロディン
  アニカ・ホッケ
and ロベルト・クンケル
  ルクレツィア・ベッカーリ
and マッテオ・グアリーゼ

アイスダンス 編集

シーズン 1位 2位 3位
2014/2015   マイア・シブタニ
and アレックス・シブタニ
  シャルレーヌ・ギニャール
and マルコ・ファッブリ
  ネッリ・ジガンシナ
and アレクサンダー・ガージ
2015/2016   シャルレーヌ・ギニャール
and マルコ・ファッブリ
  イザベラ・トバイアス
and イリヤ・トカチェンコ
  ナタリア・カリシェク
and マクシム・スポディレフ
2016/2017   エカテリーナ・ボブロワ
and ドミトリー・ソロビエフ
  マディソン・チョック
and エヴァン・ベイツ
  シャルレーヌ・ギニャール
and マルコ・ファッブリ
2017/2018   エカテリーナ・ボブロワ
and ドミトリー・ソロビエフ
  シャルレーヌ・ギニャール
and マルコ・ファッブリ
  ティファニー・ザホースキ
and ジョナサン・ゲレイロ
2018/2019   パイパー・ギレス
and ポール・ポワリエ
  シャルレーヌ・ギニャール
and マルコ・ファッブリ
  クリスティーナ・カレイラ
and アンソニー・ポノマレンコ
2019/2020   シャルレーヌ・ギニャール
and マルコ・ファッブリ
  マディソン・チョック
and エヴァン・ベイツ
  ロランス・フルニエ・ボードリー
and ニゴライ・サアアンスン
2020/2021
2021/2022   シャルレーヌ・ギニャール
and マルコ・ファッブリ
  ダイアナ・デイビス
and グレブ・スモーキン
  オリヴィア・スマート
and アドリア・ディアス
2022/2023   ライラ・フィアー
and ルイス・ギブソン
  マージョリー・ラジョワ
and ザカリー・ラガ
  アリソン・リード
and サウリウス・アンブルレヴィチウス
2023/2024   ライラ・フィアー
and ルイス・ギブソン
  アリソン・リード
and サウリウス・アンブルレヴィチウス
  ダイアナ・デイビス
and グレブ・スモルキン


賞金 編集

3大会のうち得点の高い2大会の合計で上位3名(組)に賞金が与えられる。

順位 男女シングル ペア・アイスダンス
1位 4,000スイスフラン 5,000スイスフラン
2位 3,000スイスフラン 4,000スイスフラン
3位 2,000スイスフラン 3,000スイスフラン

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ フィギュア北京五輪テスト大会に鍵山優真、紀平梨花ら派遣 10・13開幕”. 日刊スポーツ (2021年9月13日). 2021年11月24日閲覧。
  2. ^ 2019/20シーズンより、ペアカテゴリはうち5大会のみでの開催となった。Challenger Series in Figure Skating 2019/20 announcement”. p. 3. 2018年8月16日閲覧。

外部リンク 編集