足漕ぎボート

スワンボートから転送)
上野不忍池でボートから景色を楽しむ行楽客
大濠公園のスワンボート。

足漕ぎボート(あしこぎぼーと)とは、外輪を用い、足でペダルをこぐことによって推進するボートの一種である。「サイクルボート」「ペダルボート」などとも呼ばれる。

概要編集

足漕ぎボートはペダルを漕ぐことで側面ないし後方に取り付けられた円筒状の推進器(外輪)を回転させることによって前進する。方向転換にはハンドルによって操舵されるが使用され、ペダルを逆回転させることで後進することができるものも存在する。人力外輪による推進器はあまり強力ではなく、このため流れの速い河川などでは利用することは難しいほか、浅く広い船底のために波やうねりのあるでの利用も困難である。しかし、足で漕ぎハンドルで操舵するという様式から、櫂(オール)を使ったボートよりも操作し易く、また底面が広く波の無い水面では安定性が良いことから、初心者でも扱い易い。

これらは観光レジャー用として公園観光地で利用されており、観光客や行楽客に有償で貸し出されている。20世紀後半よりFRP製のものが一般に見られ、屋根があるものと無いものがある。また、これらのうち白鳥を模した形状のものは「スワンボート」とも呼ばれる。

開発の背景編集

前述の公園や観光地の池・湖の遊覧用ボートには、手漕ぎボートとともに、かつては無免許で操縦できたエンジン付きの円形ボートも使われていたが、1974(昭和49)年の法改正により動力付きボートの操縦には小型船舶操縦士の免許が必要になり、群馬県のボートメーカ「スナガ」で、だれでも操縦できるボートとして足漕ぎボートが開発され、さらに、1978(昭和53)年に白鳥を模したスワンボート1号機が開発されたとされる。2017年時点で、同社がスワンボートの90%以上のシェアを持っているという。[1]

日本国内で足漕ぎボートに乗れる主な場所編集

関連項目編集

外部リンク編集

注釈編集

  1. ^ 和風総本家 箱根を支える職人たち”. TVでた蔵 (2017年2月9日). 2020年7月25日閲覧。