本州

日本の島
本州島から転送)

本州ほんしゅうは、島国である日本の最大のである[注釈 1][注釈 2][注釈 3]極東そして東アジアの沿岸沖に位置し、最高標高3,776m、面積227,942.85km2[1]世界の島の中では、面積はインドネシアスマトラ島に次ぐ第7位[注釈 4]、人口はジャワ島に次ぐ第2位である[注釈 5]。また日本のGDPの8割以上を生産し、2位のグレートブリテン島イギリス)を抑えて経済規模が世界最大の島でもある。

本州
Satellite image of Honshu in May 2003.png
本州の衛星写真
所在地 日本の旗 日本
所在海域 太平洋日本海フィリピン海
所属諸島 日本列島
座標 北緯35度0分0秒 東経135度0分0秒 / 北緯35.00000度 東経135.00000度 / 35.00000; 135.00000座標: 北緯35度0分0秒 東経135度0分0秒 / 北緯35.00000度 東経135.00000度 / 35.00000; 135.00000
面積 227,942.85[1] km²
海岸線長 10,084[2] km
最高標高 3,776 m
最高峰 富士山
人口 1億397万4,388人(2010年国勢調査)
最大都市 東京
Project.svgプロジェクト 地形
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地質学考古学などでは本州島という名称も使用される[5][6]

本州には34の地方公共団体がある(1231)。日本国内では、本州とその付随する島を合わせて「本州地方」と言うが、単に「本州」と呼称する場合もある[注釈 6]

本州」という名は、日本の主要な島であることに由来し、古代の呼称は秋津島」・「秋津洲(あきつしま、あきづしま)などが知られる(本州#歴史書における呼称)。

地理

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日本列島(中央の最大の島が本州)
 
本州の地図

ユーラシアの東端(欧米から極東と呼ばれる地域)そして東アジアの中でも特に東方の沿岸沖に位置し、北海道島四国島九州島、付随する島とともに日本列島を構成している。日本列島は日本海を囲むように弓状に伸びており(写真参照)、こうした形状はプレートの境界域に形成された列島によく見られる弧状列島の特徴である。

本州は主に付加体(プレートテクトニクスにより、海洋のプレートが海溝に沈み込む際に、海洋プレートの上に堆積したさまざまな岩石が陸側のプレートに押しつけられて付加したもの)と火山活動による岩盤からなる。

地質学的には、ユーラシアプレート東端、北アメリカプレート南西端、フィリピン海プレートの北端がこの本州付近で衝突しており、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの境界線がフォッサマグナとなっている。また、このフォッサマグナを中心に、本州の東西軸と南北軸が入れ替わり、弓状となっている。

本州は日本国土面積の約60%を占め、人口の約80%を擁する。同島内に都府県庁所在地を置く都府県2005年平成17年)国勢調査人口の合計(本州と付随する島を含む)は1億333万9272人[7]2014年(平成26年)10月1日の面積合計(本州と付随する島を含む)は227,943.05km2[8]

首都たる東京都は、太平洋側で、島のほぼ東西軸と南北軸が入れ替わる中央に位置する。34の都府県に分かれる。

日本列島の他の主要な3つの島(北海道九州四国)とは青函トンネル本州四国連絡橋関門橋関門トンネル新関門トンネル、関門トンネル人道で連結されている。

行政

東北地方
青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県
関東地方
茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県
中部地方
北陸地方
新潟県[注釈 7]富山県石川県福井県
甲信地方
山梨県長野県
東海地方
岐阜県静岡県[注釈 8]愛知県
近畿地方
三重県[注釈 9]滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県
中国地方
鳥取県島根県岡山県広島県山口県

歴史書における呼称

日本は6,852の島で構成される島国であるが[注釈 2]日本最古の歴史書古事記』 (712年献上) では、「日本」を「大八島国」(おおやしまのくに)と呼び、「八つの島」の総称としている。(登場順に現代の呼称表記で、淡路(あわじ)四国隠岐(おき)九州壱岐(いき)対馬(つしま)佐渡、本州 )

この中で8番目に登場する「本州」の原文での呼称表記は2つ示されており、「大倭豊秋津島(おおやまととよあきつしま)」と「天御虚空豊秋津根別(あまつみそらとよあきつねわけ)」である。後者は本州の神名であり、『古事記』の男神女神の交互の順から女神の扱いになるはずだが、あえて明記されていない(この前後の島は明確に男神女神と記されている)。

日本書紀』(720年完成)では、「日本」を「大八洲国」(おおやしまのくに)、「本州」を、「大日本豊秋津洲(おおやまととよあきつしま)」と表記している。

その他

「本州」とは端的には本州島(および場合によっては本州島に付属するとされる島嶼)を指すが、初代沖縄県令である鍋島直彬が『言語風俗ヲシテ本州卜同一ナラシムルハ当県施政上最モ急務ニシテ其法固ヨリ教育二外ナラス』と大蔵省に上申したように[9]、「本土」あるいは「内地」的な意味で使用される場合がある[注釈 10]。特に北海道では札幌やその周辺部で東北以南を「本州」とする用法がある[10][11]

気象庁の定義では、本州に四国・九州を加え、その周辺海域を含める形で「本州付近」と呼んでいる[12]

動物・植物

動物・植物
名前 タイプ ノート
ニホンツキノワグマ 動物相
ニホンザル 動物相
日本のイヌワシ 動物相 亜種
ニホンオオカミ 動物相 絶滅
ニホンジカ 動物相
ニホンモモンガ 動物相
ホンドタヌキ 動物相
オオサンショウウオ 動物相
ニホンカナヘビ 動物相
ニホンカモシカ 動物相
ムササビ 動物相
ニホンイノシシ 動物相 亜種、Japanese boar
ウグイス 動物相
オオムラサキ 動物相
ヤマドリ 動物相
キジ 動物相
アオサギ 動物相
日本のオオコノハズク 動物相 Japanese scops owl
ドリハムプス ジャポニクス(?) 動物相 Doryrhamphus japonicus
イボタガ 動物相
タカアシガニ 動物相
サケ 動物相
ビワコオオナマズ 動物相 琵琶湖だけ
クニマス 動物相
秋田犬 動物相
甲斐犬 動物相
紀州犬 動物相
柴犬 動物相
ハマナス 全植物
コアジサイ 全植物
ツガ 全植物

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 日本の島の面積上位10島は、本州、北海道九州四国択捉島国後島沖縄本島佐渡島奄美大島対馬[3]
  2. ^ a b 島国領土がすべてから成る国)である日本を構成する6,852に対する『国土交通省』による区分け 6,852島本土 5島離島 6,847島[4]。ただし、について地理学上はこのような分類・区分けはない。( :オーストラリア大陸の面積未満で、四方を水域に囲まれる陸地)
  3. ^ 【参考】 島国一覧領土がすべて島で構成される国)
  4. ^ 世界のの面積順位より抜粋(出典 List of islands by area
    第1位 グリーンランド

    第5位 バフィン島カナダ* 人口10,745人(2006年) - 本州の2.23倍、日本の1.34倍の面積
    第6位 スマトラ島インドネシア共和国
    第7位 本州
    第8位 ビクトリア島(カナダ) * 人口1,707人(2001年) - 本州の95%、日本の57%の面積
    第9位 グレートブリテン島イギリスイングランドスコットランドウェールズ〉)

    第20位 アイルランド島アイルランド共和国およびイギリス〈北アイルランド〉)
    第21位 北海道
    第27位 デヴォン島(カナダ) * 世界最大の無人島

    第36位 スピッツベルゲン島ノルウェー
    第37位 九州

    第49位 バナナル島ブラジル* 世界最大の川の中の島
    第50位 四国
  5. ^ 世界の島の人口順位(島の一覧 (人口順)
  6. ^ 海外では、「本州」の表記として、「Honshu」、「Honshu Island」、「the main island of Japan」などが、一般的にまた報道分野においても使用されている。
  7. ^ 北陸3県としては含まれない。
  8. ^ 東海3県としては含まれない。
  9. ^ 東海地方及び東海3県として中部地方に入れられることもある。
  10. ^ なお鍋島は九州の佐賀出身(もと佐賀藩主)である。また当時は北海道が編入(1869年)され、琉球王国が併合され沖縄県となって(1879年)から、間もない時期であった。

出典

  1. ^ a b 平成28年全国都道府県市区町村別面積調 島面積 (PDF)”. 国土地理院 (2016年10月1日). 2017年2月27日閲覧。
  2. ^ 『日本統計年鑑 平成26年』(2013年)p.17 - 1986年昭和61年)、海上保安庁による計測。
  3. ^ 『理科年表 平成19年版』(2006年)p.565
  4. ^ アーカイブされたコピー”. 2007年11月13日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年8月22日閲覧。国土交通省』サイト 離島振興課 離島とは(島の基礎知識)2009年11月27日閲覧。
  5. ^ 地球ダイナミクス講座”. 竹内 章 富山大学理学部教授. 2009年4月閲覧。
  6. ^ 本州島東北部の弥生社会誌. 六一書房. (2004年6月). ISBN 978-4947743220 
  7. ^ 平成17年 都道府県・市区町村別統計表(一覧表)独立行政法人統計センター「平成17年国勢調査」)
  8. ^ 島面積 平成26年10月1日時点 (PDF) 国土地理院
  9. ^ 『沖縄県史』第12巻.
  10. ^ 明治34年『殖民広報』1号掲載の「内地と云ふ用語」に記述。桑原真人「北海道の経営」『岩波講座日本通史第16巻 近代I』岩波書店、356頁。
  11. ^ デジタル大辞泉(小学館)「内地」の項
  12. ^ 地域名

関連項目

外部リンク