金子恭之
金子 恭之(かねこ やすし、1961年2月27日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(8期)、自由民主党組織運動本部長。
金子 恭之 かねこ やすし | |
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内閣広報室より公表された肖像 (2021年 撮影) | |
生年月日 | 1961年2月27日(63歳) |
出生地 | 日本 熊本県球磨郡深田村(現在の同郡あさぎり町) |
出身校 | 早稲田大学商学部 |
前職 | 園田博之衆議院議員秘書 |
所属政党 |
(無所属(21世紀クラブ)→) (無所属の会→) 自由民主党(無派閥→岸田派→無派閥) |
称号 | 商学士 |
公式サイト | 金子やすしオフィシャルウェブサイト |
第25-26代 総務大臣 | |
内閣 |
第1次岸田内閣 第2次岸田内閣 |
在任期間 | 2021年10月4日 - 2022年8月10日 |
選挙区 |
(熊本5区→) 熊本4区 |
当選回数 | 8回 |
在任期間 | 2000年6月25日 - 現職 |
総務大臣(第25・26代)、国土交通副大臣(福田康夫改造内閣・麻生内閣)、農林水産大臣政務官(第3次小泉改造内閣)、衆議院国土交通委員長、自民党たばこ議員連盟幹事長代理、衆議院災害対策特別委員長を歴任した。
来歴
編集熊本県球磨郡深田村(現あさぎり町)生まれ。熊本県立人吉高等学校、早稲田大学商学部卒業後、田代由紀男参議院議員秘書を経て、1992年から園田博之衆議院議員秘書を務める[要出典]。
2000年、第42回衆議院議員総選挙に熊本5区から無所属で出馬し、自由民主党公認の矢上雅義らを破り初当選した。当選後、同じく保守系無所属で当選した衆院議員9人による院内会派「21世紀クラブ」(代表:山本幸三)を結成[要出典]。同年11月の加藤の乱に際しては、森内閣不信任決議案の採決には欠席した。21世紀クラブ所属議員のうち、森内閣不信任案に反対した山本、上川陽子、北村誠吾、平井卓也、谷本龍哉の5人は自民党入党が認められたが、欠席した金子、近藤基彦は選挙区事情もあって入党が認められず、2000年12月に無所属の会に入党(不信任案に反対しながらも選挙区事情から自民党入党が認められなかった宇田川芳雄も無所属の会に入党)[要出典]。2001年11月、無所属の会を離党し、自民党に入党した。
2003年、自由民主党青年局長に就任。2005年、第3次小泉改造内閣で農林水産大臣政務官に任命された。2008年、福田康夫改造内閣で国土交通副大臣に任命され、麻生内閣まで務める。
2009年の第45回衆議院議員総選挙では熊本5区から自民党公認で出馬し、社会民主党公認で元八代市長の中島隆利を破り4選(中島も比例復活)。
2012年の第46回衆議院議員総選挙では中島の比例復活を許さず5選。選挙後、衆議院国土交通委員長に就任、2013年秋自民党ネットサポーターズクラブ(J-NSC)第3代代表就任[要出典]。2014年の第47回衆議院議員総選挙で6選。
2017年の第48回衆議院議員総選挙では、熊本県内の小選挙区割変更に伴い、熊本4区から出馬し、7選。2018年3月、岸田派に入会[1]。
2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙で8選。
政策・主張
編集- 憲法問題
- 憲法改正に賛成[2]。一方で、2014年5月に超党派の「立憲フォーラム」がノルウェーのノーベル平和賞委員会へ提出した「憲法9条にノーベル平和賞の授与を求める署名」に署名した。金子は「秘書のミス。反省している」としている[3]。
- 集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すことに賛成[2]。
- 日本の核武装について検討すべきでないとしている[2]。
- 選択的夫婦別姓
- 2014年のアンケートに、選択的夫婦別姓制度の導入に反対と回答[4]。
- 2021年1月30日、金子ら自民党国会議員有志50人は、47都道府県議会議長のうち同党所属の約40人に、選択的夫婦別姓の導入に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を提出した。地方議員や市民団体は、地方議会の独立性を脅かす行為だとして金子らを批判した[5][6][7][8]。
- その他
政治献金
編集不祥事
編集迂回献金問題
編集所属団体・議員連盟
編集脚注
編集- ^ “金子恭之氏が岸田派入り、47人に”. 産経新聞. (2018年3月1日) 2018年3月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “2012衆院選 熊本5区 金子恭之”. 毎日jp (毎日新聞社) 2014年4月8日閲覧。
- ^ “「憲法9条」にノーベル平和賞の署名に自民議員2人”. 産経新聞. (2014年6月10日) 2014年6月10日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
- ^ “【全文】夫婦別姓反対を求める丸川大臣ら自民議員の文書、議員50人の一覧”. 東京新聞 TOKYO Web (2021年2月25日). 2021年2月25日閲覧。
- ^ “全国40議長に別姓反対文書 自民・丸川氏、高市氏ら閣僚経験者も連名”. 東京新聞. (2021年2月25日) 2021年3月2日閲覧。
- ^ 飯田樹与 (2021年2月25日). “夫婦別姓反対を求める丸川担当相らの文書 「地方の意思決定を無視、失礼だ」埼玉県議長が不快感”. 東京新聞 2021年3月2日閲覧。
- ^ “丸川大臣「残念すぎる」選択的夫婦別姓、反対議員50人へ質問状 市民団体”. 東京新聞. (2021年2月27日) 2021年3月2日閲覧。
- ^ 2009年衆院選時朝日新聞アンケート回答
- ^ 外国人参政権反対大集会、10,257人が日本武道館に集う!
- ^ しんぶん赤旗 2013年1月6日
- ^ “第193回国会 1203 青少年健全育成基本法の制定に関する請願”. 衆議院. 2018年9月30日閲覧。
- ^ “タバコ業界からの政治献金の実態調査(第四報)(2010~2015年)”. 子どもに無煙環境を推進協議会/日本禁煙学会FCTC監視委員会プロジェクト (2017年1月30日). 2018年9月29日閲覧。
- ^ “金子衆院議員に迂回献金か 山崎拓自民幹事長経由で1000万円”. しんぶん赤旗 (日本共産党). (2002年9月29日) 2018年9月30日閲覧。
- ^ 「迂回献金?昨年も1100万 熊本業者が山崎氏経由し」、共同通信、2002年11月1日
- ^ 「山崎氏経由しう回献金か/川辺川周辺業者が1千万」、四国新聞、2002年9月24日
- ^ “「自民党たばこ議員連盟」役員(2017/3/7現在)及び役員へのタバコ販売&耕作者政治連盟からの6年間の献金額(万円)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “政務調査会(部会・調査会・特別委員会等) - 自由民主党 役員”. 自由民主党. 2020年4月11日閲覧。
- ^ a b c 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
- ^ “甘利氏の「さいこう」発会式 自民党議員19人が参加”. 産経新聞. (2011年6月23日) 2011年7月31日閲覧。
- ^ 「自民党新役員にも多数、カジノ議連メンバー」、しんぶん赤旗、2014年9月15日
- ^ “ボーイスカウト振興国会議員連盟会員名簿”. 2021年1月21日閲覧。
- ^ 所属議員のご紹介-会員
関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 金子恭之 (@nekotanchan) - X(旧Twitter)
- 金子恭之 (yasushi.kaneko.7) - Facebook
- 金子恭之 - YouTubeチャンネル(動画サイト「金子やすしチャンネル」)
公職 | ||
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先代 武田良太 |
総務大臣 第25・26代:2021年 - 2022年 |
次代 寺田稔 |
先代 平井卓也 松島みどり |
国土交通副大臣 加納時男と共同 2008年 - 2009年 |
次代 辻元清美 馬淵澄夫 |
先代 加治屋義人 大口善徳 |
農林水産大臣政務官 小斉平敏文と共同 2005年 - 2006年 |
次代 永岡桂子 福井照 |
議会 | ||
先代 山本幸三 |
衆議院災害対策特別委員長 2020年 - 2021年 |
次代 小里泰弘 |
先代 平野博文 |
衆議院国土交通委員長 2012年 - 2013年 |
次代 梶山弘志 |
党職 | ||
先代 棚橋泰文 |
自由民主党青年局長 2003年 - 2005年 |
次代 谷本龍哉 |