アストンマーティンF1

アストンマーティンF1Aston Martin Formula One)は、イギリスの自動車メーカー「アストンマーティン」の名を冠したF1のコンストラクター。

  • アストンマーティン・メルセデス
  • イギリスの旗 Aston Martin
エントリー名
  • アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム
  • Aston Martin Cognizant Formula One Team
チーム国籍 イギリスの旗 イギリス
チーム本拠地 イギリスの旗 イギリスイングランドの旗 イングランドノーサンプトンシャー州シルバーストン
チーム代表者
テクニカルディレクター アンドリュー・グリーン
2021年のF1世界選手権
ドライバー
テストドライバー 27. ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ
シャーシ AMR21
エンジン メルセデス M12 E Performance
タイヤ ピレリ
F1世界選手権におけるチーム履歴
参戦年度
  • 1959 - 1960
  • 2021 -
出走回数 15(13スタート)
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズ
タイトル
0
優勝回数 0
通算獲得ポイント 37
表彰台(3位以内)回数 1
ポールポジション 0
ファステストラップ 0
F1デビュー戦 1959年オランダGP
初勝利 {{{初勝利}}}
1960年順位 NC(0ポイント)
(記録は2021年第5戦モナコGP終了時)
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1959年から1960年にかけてF1世界選手権に参戦。2021年に前身レーシング・ポイントから改称し、61年ぶりにブランド名が復活した[1]。運営は、AMR GP Ltd.。チーム名は、アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム(Aston Martin Cognizant Formula One Team)。

概要編集

イギリスの自動車メーカー「アストンマーティン・ラゴンダ」社は、元々はカーレースに参戦するための工房から発展した背景を持ち、戦前の早い段階からモータースポーツに携わってきた歴史がある[2]

第二次世界大戦後、同社がイギリスの実業家一族デイヴィッド・ブラウン・コーポレーション(アストンマーティンとラゴンダを統合した創業者)の傘下だった時代にスポーツカーレースで成功を収め、1959年にはル・マン24時間レースを初制覇し、同年のスポーツカー世界選手権のマニュファクチャラータイトルを獲得した。それと並行してフォーミュラカーF1世界選手権に参戦したが、2年間でわずか6戦の参加にとどまった[3]

2000年代以降、アストンマーティンはプロドライブと提携し、スポーツプロトタイプGTレースで活躍してきた。

F1に関してはアンディ・パーマーCEO時代の2018年よりレッドブル・レーシングのタイトルスポンサーとなり、ハイパーカーアストンマーティン・ヴァルキリーを共同開発するなど関係を深めてきた。ヴァルキリーのレース仕様車でFIA 世界耐久選手権LMH(ル・マン・ハイパーカー)クラスに参戦し、ル・マン総合優勝を狙う計画も発表された[4]


2018年10月、アストンマーティンはロンドン証券取引所に株式上場するも、株価低迷が続き経営状態が悪化[5]。2020年1月、トミー・ヒルフィガーマイケル・コースなどのファッションブランドを保有するカナダの大富豪ローレンス・ストロールが率いる投資家グループが アストンマーティンの大株主となり[6]、ストロールはアストンマーティン・ラゴンダ社の会長に就任した。ストロール会長は息子のランス・ストロールが所属するF1チーム「レーシング・ポイント」のオーナーでもあり、2021年シーズンより所有するレーシング・ポイントをアストンマーティンのワークスチームに改変し、リニューアル参戦することを表明[7]。F1コンストラクターとしてのアストンマーティンが、61年ぶりに復活することになった。

これに伴い、2020年限りでレッドブルとのタイトルスポンサー契約を終了し、共同開発していた車種アストンマーティン・ヴァルキリーのLMH計画も延期[8]。レーシング・ポイントの運営会社レーシングポイントUKリミテッドも、「AMR GPリミテッド」に社名を変更した[9]

シーズン編集

1959年・1960年(デイヴィッド・ブラウン・コーポレーション時代)編集

 
DBR4

1959年オランダグランプリにてロイ・サルヴァドーリキャロル・シェルビーの布陣でデビュー。デビューマシンであるDBR4は、オランダグランプリでは2台ともエンジンブローでリタイアしてしまったものの、その後のレースではサルヴァドーリが2回の6位、シェルビーが8位、10位をシーズン中に獲得した。

翌年1960年オランダグランプリのみにDBR4を投入し、イギリスGPから新マシンであるDBR5を投入。しかし、当時のF1はクーパーに象徴されるミッドシップマシンへの転換期にあり、伝統的なフロントエンジンマシンは時代遅れになろうとしていた。結果はサルヴァドーリがリタイア、シェルビーに変わって参戦したモーリス・トランティニアンが11位で完走するも、このレースの勝者であるクーパーのマシンを駆るジャック・ブラバムから5周遅れという惨憺たる結果となってしまった。

このレースをもってアストンマーティンはスポーツカーレースに集中するべくF1を撤退した。

2021年編集

タイトルスポンサーとしてコグニザント(Cognizant)と契約[10][11]。「アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム」として参戦。ドライバーは残留するランス・ストロールと、スクーデリア・フェラーリから移籍するセバスチャン・ベッテル[11]

戦績編集

シャシー エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ポイント ランキング
1959 DBR4 アストンマーティン RB6

2.5L L6

A MON 500 NED FRA GBR GER POR ITA USA 0 NC
  ロイ・サルヴァドーリ Ret 6 6 Ret
  キャロル・シェルビー Ret Ret 8 10
1960 DBR4
DBR5
アストンマーティン RB6

2.5L L6

D ARG MON 500 NED BEL FRA GBR POR ITA USA 0 NC
  ロイ・サルヴァドーリ DNS Ret
  モーリス・トランティニアン 11
シャシー エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 ポイント ランキング
2021年 AMR21 メルセデス M12 E Performance 1.6L V6ターボ P BHR
 
EMI
 
POR
 
ESP
 
MON
 
AZE
 
FRA STY AUT GBR HUN BEL NED ITA RUS SIN JPN USA MEX SÃO AUS SAU ABU 37* 6位*
18   ストロール 10 8 15 11 8 Ret
5   ベッテル 15 15 13 13 5 2

関連項目編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ AT&A, AKAI Taro /. “アストンマーチンF1チームとは? | F1用語集 | Formula1-Data” (日本語). F1ニュース速報/解説【Formula1-Data】. 2021年1月21日閲覧。
  2. ^ アストンマーチンに惚れたが”. カー&レジャーニュース (2020年3月22日). 2021年2月2日閲覧。
  3. ^ 様々なドラマがあった!アストンマーティンのレーシング・ヒストリー”. Octane Japan (2020年12月16日). 2021年2月2日閲覧。
  4. ^ “【WEC2020】アストンマーティン 「ヴァルキリー」ハイパーカーで2021年ル・マン24時間レース優勝狙う”. AUTO PROVE. (2019年7月21日). https://autoprove.net/astonmartin/184208/ 2021年2月6日閲覧。 
  5. ^ 【まだ出口は見えず?】アストン マーティンの苦境は続く 注視が必要”. AUTOCAR (2020年3月30日). 2021年2月6日閲覧。
  6. ^ ストロール父がアストンマーチン大株主に。レーシングポイントの名称も変更へ”. motorsport.com (2020年1月31日). 2021年2月2日閲覧。
  7. ^ 株式会社インプレス (2021年1月1日). “アストンマーティン、F1 2021年シーズンからマニュファクチャラーとして参戦” (日本語). Car Watch. 2021年1月21日閲覧。
  8. ^ WEC:アストンマーティンが2020/21年の参戦延期を正式発表。ハイパーカーを再評価へ”. autosport web. 2020年2月19日閲覧。
  9. ^ 2020年 - 2021年F1エントリーリスト”. FIA.com (2021年1月8日). 2021年2月9日閲覧。
  10. ^ AT&A, AKAI Taro /. “アストンマーチンF1、コグニザントとの冠スポンサー契約を発表…新VIもお披露目” (日本語). F1ニュース速報/解説【Formula1-Data】. 2021年1月21日閲覧。
  11. ^ a b 2020 & 2021 FIA Formula One World Championship Entry List” (英語). Federation Internationale de l'Automobile (2015年3月14日). 2021年1月14日閲覧。

外部リンク編集