カーグラフィックTV

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カーグラフィックTV』 (カーグラフィックティービー、Car Graphic TV)は、BS朝日ウインズモーメント[1]が制作する自動車のテレビ番組である。

カーグラフィックTV
ジャンル 自動車番組
演出 栗栖敏明 ほか
出演者 松任谷正隆
田辺憲一 ほか
ナレーター 古谷徹
オープニング 松任谷正隆「THE LAST RUN」
エンディング 同上
製作
プロデューサー 岩沢清 ほか
製作 テレビ朝日BS朝日
放送
放送チャンネルBS朝日 ほか
映像形式文字多重放送
(BS朝日のみ)
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1984年10月5日 - 2001年3月31日
(テレビ朝日版)
2001年10月 -
(BS朝日版)
放送時間放送時間を参照。
放送分30⇒29分
回数1800
公式サイト

特記事項:
放送回数は2021年8月28日時点。
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概要編集

自動車雑誌カーグラフィック』 (2010年7月号より発行が二玄社→株式会社カーグラフィックとなった)の世界を映像で表現している[2]」とされる。映像と共にBGMにもこだわりがみられ、インストゥルメンタルを中心に洋楽ポップスやロック、スムーズジャズフュージョンなどから選曲されている。

音楽プロデューサーであり、かつ自動車評論家でもある松任谷正隆と『カーグラフィック』誌元編集部員の田辺憲一がレギュラー出演している。2002年からは日本のテレビ番組としてはいち早く、インターネット配信を開始した[3]。現在はYouTubeに番組公式チャンネルが開設されており、一部の放送分が公開されている。

1984年10月5日にテレビ朝日の番組として放送が開始されたが、2001年3月31日をもって16年間に及ぶ放送を終了した[1]。同年10月、テレビ朝日による制作が再開され、一部のテレビ朝日系列局や首都圏などのUHF局での放送となった。2002年からはブロードバンドによる配信も開始された[3]

2005年、テレビ朝日に代わりBS朝日が制作を行うようになった。2006年には放送回数が通算1000回、2013年10月9日に放送通算1400回を迎えている[4]

2014年9月7日に、番組放送30周年を記念したイベント「CG FESTA 2014」が静岡県御殿場市のミュゼオ御殿場で行われた。

歴史編集

過去の番組スタイル編集

第1期 (-1985年9月)編集

自動車雑誌「カーグラフィック (CG誌)」 の監修番組として1984年10月5日にスタートし、当初から田辺憲一がブレーン役・番組コーナー担当の一人として関与している。関東地区の放送は金曜日の深夜0時台 (前時間帯の番組は「タモリ倶楽部」)。日本のテレビで初めてF1グランプリをダイジェスト版で全戦中継した。放映回につき一つのテーマを取り上げるのではなく、新車インプレッション、モータースポーツなどコーナーが細分化されていて雑誌を読ませるように構成されていた。番組のイメージキャラクター・「カーグラガール」として、若手女性タレントの矢吹藍子井丸ゆかりが選ばれ、田辺らカーグラフィックの編集スタッフたちのサポートを得ながら番組を進行する形式で放送された。なお、この時期のナレーターは神谷明が担当。

初期はバラエティ番組要素が強く、CG誌編集部員をタレント化したコーナーもあった。また、“CGガール”と称した若い女性にインプレッションをさせるコーナーが存在し、当時の深夜番組「11PM[5]や「オールナイトフジ」のようだと酷評されていた。以前からCG誌のファンだった松任谷正隆もこの時期の番組には批判的で、第2期以降の番組出演の話が来た当初は難色を示したという。これら初期の番組構成については、1000回放送の頃に田辺が「当時はCG誌のテレビ番組として何をすべきか試行錯誤の状態であった」と述懐している。

テーマ曲は、ボーイズ・タウン・ギャングの「天使のささやき」 (スリー・ディグリーズのカバー)。

第2期 (-2001年3月)編集

1985年10月よりメイン司会者として松任谷正隆、メインの解説者として田辺憲一を起用。松任谷の起用後も1年間は第1期の内容の多くを踏襲した番組構成で放送されたが、1986年10月より番組の制作プロダクションが変更されたことに伴い、ナレーターが古谷徹に交替、深夜バラエティ色の強いコーナーが排除され、現在に続く構成がここで確立された。なお、初期 (1992年まで)には松任谷・田辺と女性アシスタント (初代: 松川裕美、2代目: 松本葉 (姉妹紙「NAVI」編集部員、のち独立)、3代目: 川口雅代)を置いていた。また松本・田辺以外にも、川野和哉北村朋幸らCG・NAVIの編集部員も主に田辺の補佐の役回りで随時登場、重要な独占取材などでは小林彰太郎も出演した。

欧州車の完成度やスタイルを信奉する傾向が強く、登場するモデルはハイパフォーマンスカーやミドルクラス以上が多いものの、早くから小型車やエコロジーカーも評価している。外観、内装、乗り心地やスペックなどを含めて感覚的に細かく批評するも価格に触れることは少なく、紹介時には美しい車が美しい場所を走るというイメージシーンが頻繁に挿入される生活感のない演出となり、基本的な会話スタイルとして、松任谷とCG誌編集部員とは予定調和的演出となっている。

時に現在では考えられない突飛な企画が行われることがあり、第539回ではコマツとボルボの最新鋭の超大型ダンプカーやトラックを、第564回では陸上自衛隊の装甲車や高機動車、戦車を特集している。

オープニング曲とエンディング曲は、松任谷正隆が番組のために作曲した「THE THEME OF WINNER」。市販はされなかったが、CG誌2002年4月号の付録CDに収録された。エンディングのBGMはアメリカのフュージョンバンド、イエロージャケッツのアルバム『Shades』 (1986年)収録の「AND YOU KNOW THAT」。

放送時間は1986年4月から土曜深夜0時台に移動、以後11年にわたって同時間帯での放送が続いたが、1999年頃に放送開始当時から続いていたスポンサー企業の出光興産パイオニアが相次いで撤退、それに伴いネット局の縮小や関東地区の放送時間が深夜3時台 (「大相撲ダイジェスト」期間中は、深夜4時台) にまでずれ込んだため、2001年3月に一旦番組を終了する。CS放送およびケーブルテレビで観られる「テレ朝チャンネル」にてこの第2期にあたる過去の放映分を定期的にオンエアしている。

現在の番組スタイル (2001年10月-)編集

半年間の充電期間を経て復活するが、テレビ朝日では放送されず、首都圏では独立UHF局での放送となる。2002年3月10日からはBS朝日でも放送されるようになり、2005年4月から制作がBS朝日に移行すると同時にハイビジョン収録となるが一部地域では打ち切りとなった。番組スポンサーの意向により、ディーゼル乗用車ボッシュ)や東京オートサロンブリヂストンコクピット)、水素自動車出光興産)など、これまで取り上げることのなかったテーマも紹介するようになった。

第2期に多かった海外ロケは消滅し(モーターショーなどのイベントはVTRにて取り上げられる)、新型車のロケは、箱根ターンパイク西湘バイパス、大磯プリンスホテル、箱根ホテルなどで行われている。自動車の紹介時はテロップで価格が表示されるようになった他、番組中でも松任谷、田辺らが車の価格に対する満足度などをコメントする。輸入車の割合が多いことには変わりないが、日本車でも高級車だけではなく大衆車や軽自動車を取り上げるなど、より幅広い視聴者の自動車生活に寄り添ったものが見受けられるようになっている。また、過去の放送回を再編集し、ほぼ丸ごと取り上げる「メモワール」と称した回も放送されている。

オープニング曲は、松任谷正隆が番組のために作曲した「THE LAST RUN」。市販はされていないが、前述のCG誌2002年4月号の付録CDに第2期のオープニング曲とエンディング曲が収録された。また、オープニングの中で古谷のナレーションによるその回の放送内容紹介も行われている。

テレビ朝日系列内で放送する局が減る一方で、2006年4月よりTOKYO MXで新たに放送開始。2007年10月にはテレビ埼玉やKBS京都 (3局とも独立放送局)でも放送を再開した(KBS京都は不明時期にネット中断の後、2013年10月8日より放送再開)。

特別番組編集

「カーグラフィックTVスペシャル」として特別番組が何度か放送されている。

  • 2003年4月20日 (全国ネット、90分/サンデープレゼント枠) - An engine like no other The Rotary〜マツダRX-8特集。
  • 2004年9月11日 (テレビ朝日) - ディーゼル革命
  • 2006年1月3日 (BS朝日、60分) - 1000回記念特番
  • 2006年12月27日 (テレビ朝日。BS朝日では2007年1月3日) - 日産・スカイライン特集。

放送時間編集

テレビ朝日での放送時間編集

  • 1984年10月6日 - 1985年10月5日 土曜日0:45 - 1:15(金曜日深夜)
  • 1985年10月12日 - 1986年3月29日 土曜日0:30 - 1:00(金曜日深夜)
  • 1986年4月6日 - 1987年9月27日 日曜日0:10 - 0:40(土曜日深夜)
  • 1987年10月4日 - 1991年3月31日 日曜日0:15 - 0:45(土曜日深夜)
  • 1991年4月7日 - 1994年3月27日 日曜日0:40 - 1:10(土曜日深夜)
  • 1994年4月3日 - 1995年10月1日 日曜日0:30 - 1:00(土曜日深夜)
  • 1995年10月8日 - 1996年9月29日 日曜日0:40 - 1:10(土曜日深夜)
  • 1996年10月6日 - 1997年3月30日 日曜日0:58 - 1:28(土曜日深夜)
  • 1997年4月3日 - 1997年9月25日 木曜日1:10 - 1:40(水曜日深夜)
  • 1997年10月7日 - 1998年7月28日 火曜日2:10 - 2:40(月曜日深夜)
  • 1998年8月4日 - 1998年9月22日 火曜日2:20 - 2:50(月曜日深夜)
  • 1998年10月1日 - 1999年4月1日 木曜日1:00 - 1:30(水曜日深夜)
  • 1999年4月4日 - 2000年3月26日 日曜日1:40 - 2:10(土曜日深夜)
  • 2000年4月2日 - 2001年4月1日 日曜日3:35 - 4:05(土曜日深夜)

BS朝日での放送時間編集

  • 2002年03月10日 - 2002年03月31日 日曜日08:00 - 8:30
  • 2002年04月04日 - 2003年09月25日 木曜日23:30 - 翌0:00
  • 2003年10月02日 - 2003年12月25日 木曜日23:25 - 23:55
  • 2004年01月10日 - 2004年04月03日 土曜日00:25 - 00:55(金曜日深夜)
  • 2004年04月19日 - 2005年04月04日 月曜日00:00 - 00:30(日曜日深夜)
  • 2005年04月19日 - 2008年03月25日 火曜日23:00 - 23:30
  • 2008年04月04日 - 2010年10月29日 金曜日23:00 - 23:30
  • 2010年11月05日 - 2011年03月25日 金曜日22:54 - 23:24
  • 2011年04月06日 - 2013年09月25日 水曜日23:00 - 23:30
  • 2013年10月02日 - 2015年09月30日 水曜日23:00 - 23:29
  • 2015年10月04日 - 2019年10月06日 日曜日23:30 - 23:59
  • 2019年10月12日 - 現在      土曜日23:30 - 0:00

主なスタッフ編集

  • ナレーター:古谷徹
  • 構成:田辺憲一(赤坂自動車研究所)
  • 撮影:原正美、平松伸浩、草柳徹也、渡辺一志、長谷部雅治、高野稔弘、小野隆宏、杉下光二、丸山純、佐々木昭喜 ほか
  • VE:大谷英夫、佐藤隆彦、深石晴久、三上明人 ほか
  • 編集:小野坂 智、鈴木敬典、青木秀幸 ほか(IMAGICA
  • MA:鳥居拓也、安里佳乃(IMAGICA)
  • 音響効果:中田圭三(4-Legs
  • 技術協力:V-OUT、蓮 ほか
  • ディレクター:坂本勇太、伊澤広高
  • プロデューサー:藤原弘光(BS朝日)、野扖弘昭
  • 制作:BS朝日、WIN'S MOMENT
過去のスタッフ
  • ナレーター:神谷明(1985年9月まで)
  • 編集:岡田俊也、桜井一成、諏訪部和広(ARTPLAZA)/杉崎康成、八木幹治、嶋野淳子、永岡大輔、梅本大介、田中直人、反畑弘一、須田晋也(オムニバスジャパン
  • MA:赤松茂雄(ARTPLAZA)/水落洋一郎、西村善雄(オムニバスジャパン)
  • ディレクター:ジミー小林/清水俊太郎、田村裕之、金山陽一(グラムクリエイティブ)/栗栖敏明、安楽系太(ウインズモーメント)
  • プロデューサー:小菅聡之、片平修巳(BS朝日)、岩沢清(ウインズモーメント)、関眞也(グラムクリエイティブ)
  • 制作協力:グラムクリエイティブ
  • 制作著作:テレビ朝日

地上波での放送局編集

テレビ朝日系列
独立局
  • TOKYO MX (2006年4月より[6]
  • テレビ埼玉 (2005年3月にネット中断の後、2007年10月より放送再開)
  • サンテレビ (2010年10月より[7]
  • KBS京都 (時期不明たが、ネット中断の後、2013年10月8日より放送再開。約5カ月遅れ)

かつて放送されていた局編集

テレビ朝日系列
クロスネット・他系列

脚注編集

  1. ^ a b カーグラフィックTV 公式ウェブサイト、BS朝日、2010年6月2日閲覧
  2. ^ "「カーグラフィックTV」は、記事の内容・写真・デザインとも最高峰のクオリティを誇る本格的自動車雑誌「CG(カーグラフィック)」の世界を映像で表現した番組です。" 番組紹介 (カーグラフィックTV)、BS朝日公式ウェブサイト、2010年6月2日閲覧
  3. ^ a b カーグラフィックTV 公式ウェブサイト、テレ朝動画、2010年6月2日閲覧
  4. ^ BS朝日 - カーグラフィックTV
  5. ^ 当時、11PMには新型車を紹介する「CAR GUIDANCE」というコーナーを設けていた。
  6. ^ 2011年1月23日から3月までは地上デジタル放送ではマルチチャンネル放送の第2 (S2)チャンネル (ハイビジョン→標準画質放送)へ移動していたが、同年4月よりS1チャンネルに戻り、再びハイビジョン放送になった。
  7. ^ 2014年1月までは土曜26:00開始だったが、同年2月に土曜22:30開始に変更。なお同年4月より土曜22:00開始に再変更されている。
  8. ^ 2012年3月25日に深夜バラエティ枠『ニチバラ!』特設枠 (※3枠中の2枠目)にて特番『カーグラフィックTVスペシャル〜低重心の新境地〜』を放送。
  9. ^ 『北日本新聞』1989年1月24日付朝刊、テレビ欄。
  10. ^ 『北國新聞』1992年10月4日付朝刊、テレビ欄。

外部リンク編集

BS朝日 土曜日 23:30 - 翌0:00枠
前番組 番組名 次番組
  • 月曜21:00枠に移動
カーグラフィックTV(2019年10月12日 - )
  • 日曜23:30枠から移動
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