コスモス英語: Cosmos [ˈkɒzmɒs]学名Cosmos bipinnatus Cav.'[1] )は、キク科コスモス属の総称。また、種としてのオオハルシャギク Cosmos bipinnatus を指す場合もある。アキザクラ(秋桜)とも言う。

コスモス属
Cosmos Kinchakuda 3.JPG
オオハルシャギク Cosmos bipinnatus
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク類 Asterids
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: コスモス属 Cosmos
学名
Cosmos bipinnatus Cav.[1]
和名
コスモス属
  • 本文参照

目次

特徴編集

一年生草本[2]。茎は高さ2-3mになり、よく枝を出す。葉は対生で二回羽状複葉[3]。細かく裂け、小葉はほぼ糸状になる。頭花は径6-10cm、周囲の舌状花は白から淡紅色、あるいは濃紅色。中央の筒状花は黄色。葯は黄褐色。通常は舌状花は8個。開花期は秋で、短日植物の代表としても知られる。

桃色などの花を咲かせる。花は本来一重咲きだが、舌状花が丸まったものや、八重咲きなどの品種が作り出されている。本来は短日植物だが、6月から咲く早生品種もある。

分布など編集

熱帯アメリカ原産[1]。 メキシコからスペインに渡りマドリード王立植物園に送られ、コスモスと名づけられた。日本には1879年(明治12年)に渡来した。これは美術学校の教師ラグザーがイタリアから持ち込んだものである[4]。秋の季語としても用いられる。

利用編集

観賞用に栽培される。 日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく生育する。景観植物としての利用例が多く、河原や休耕田、スキー場などに植えられたコスモスの花畑が観光資源として活用されている。ただし、河川敷の様な野外へ外来種を植栽するのは在来の自然植生の攪乱(かくらん)であり、一種の自然破壊であるとの批判がある。

日本での「秋桜」という表記は、さだまさしが作詞作曲した楽曲「秋桜_(山口百恵の曲)」で初めて用いられ、以後文学的表現として使われることも多くなった。

種類編集

オオハルシャギク Cosmos bipinnatus Cav.
一般的なコスモスといえばこれを指す。高さ1 - 2m、茎は太く、葉は細かく切れ込む。
キバナコスモス Cosmos sulphureus Cav.
大正時代に渡来。オオハルシャギクに比べて暑さに強い。花は黄色・オレンジが中心。
チョコレートコスモス Cosmos atrosanguineus (Hook.) Voss
大正時代に渡来。黒紫色の花を付け、チョコレートの香りがする。多年草で、耐寒性がある。

花言葉編集

  • 少女の純真
  • 真心

コスモスの語源編集

語源「コスモ」(cosmo)はギリシャ語の「宇宙」の「秩序」を意味する[5]、「コスモス」とはラテン語で星座の世界=秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙の事である。 対義語は、混沌のカオス(ケイオス)。

ギャラリー編集

コスモスをシンボルとする団体編集

脚注・出典編集

  1. ^ a b c コスモス 岡山理科大植物生態研究室(波田研)
  2. ^ 以下、主として園芸植物大事典(1994),p.861
  3. ^ 堀田他編(1989),p.321
  4. ^ 堀田他編(1989),p.321
  5. ^ コスモス 公益財団法人 額田医学生物学研究所付属病院

参考文献編集

  • 『園芸植物大事典 2』、(1994)、小学館
  • 堀田満他編、『世界有用植物事典』、(1989)、平凡社

関連項目編集

外部リンク編集

  • コスモス - 岡山理科大学 生物地球学部 植物生態研究室