兵庫区

兵庫県神戸市の行政区
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兵庫区(ひょうごく)は、神戸市を構成する9行政区の一つで、同市中部に位置する。また瀬戸内海沿岸に所在する。

ひょうごく ウィキデータを編集
兵庫区

御崎公園球技場
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
神戸市
市町村コード 28105-1
面積 14.64km2
総人口 110,123[編集]
推計人口、2024年9月1日)
人口密度 7,522人/km2
隣接自治体
隣接行政区
神戸市長田区北区中央区
区の花 パンジー
兵庫区役所
所在地 652-8570
兵庫県神戸市兵庫区荒田町一丁目21番1号
北緯34度40分49.9秒 東経135度9分55.6秒 / 北緯34.680528度 東経135.165444度 / 34.680528; 135.165444座標: 北緯34度40分49.9秒 東経135度9分55.6秒 / 北緯34.680528度 東経135.165444度 / 34.680528; 135.165444
兵庫区役所
兵庫区役所
地図
外部リンク 神戸市兵庫区
兵庫区位置図
ウィキプロジェクト
中央区・神戸ポートタワーから見た兵庫区方面

概要

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かつて大坂の外港として栄えた「兵庫津(ひょうごのつ)」と呼ばれる港が位置しており、その歴史は平清盛が整備した大輪田泊[1]に遡る。江戸時代後期に欧米との条約により、もともとは「兵庫港」が開港する予定であったが、実際には3km東の神戸村(現在の神戸市中央区)が開港場となり、神戸外国人居留地や港湾施設が整備され、「神戸港」が設置された。「兵庫」と「神戸」は元来別々の町村であったが、市域の拡大によって一つの都市として一体化した。神戸港開港によって神戸は国際港湾都市工業都市として急速に発展していき、兵庫は神戸市の一地域に組み込まれていった。臨海部や運河沿いには川崎重工業神戸工場(東出町。中央区東川崎町にまたがる)、川崎車両神戸本社(和田山通)、三菱重工業神戸造船所(和田崎町)、三菱電機神戸製作所(和田崎町)が所在し、阪神工業地帯の一角を成している。

地理

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歴史

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兵庫区にあった「兵庫生洲」[3]摂津名所図会より

旧石器時代、会下山遺跡における石器の発見から集落が存在した[4][5]縄文時代、遺跡や土器の出土からこの時代から集落が形成されたことが確認される[6]弥生時代には荒田[7]、大開[8]、松本[9]などいくつかの集落が設けられ、多くの出土品が見つかっている[4]古墳時代には夢野丸山古墳、会下山二本松古墳が造られる[6][10]

奈良時代行基によって摂播五泊の一つ大輪田泊鎌倉時代以降の兵庫津、現在の神戸港西部)が築かれ[11][12]平安時代には平清盛が大輪田泊を利用して経が島を、また隣接する都として福原京を建造した[13][14]。このため、一ノ谷の戦いでは平氏の北の陣営が築かれ、戦場となる[15]南北朝時代の1336年には、楠木正成足利尊氏によって兵庫・湊川を中心に湊川の戦いが行われた[16]

区南東部に位置する兵庫津は、戦国時代には織田信長方の軍勢による攻撃で焼失し、その後兵庫城が築かれた[17]江戸時代には全国有数の規模を誇る港町として栄え、人口も2万人を超えていた[18]1868年の兵庫港開港の際には、開港による既存の港湾・市街の混乱を回避するため、宇治川以東に位置する神戸村の神戸港が事実上の開港場となった[19][20]。当初こそ「兵神」と神戸と対等に扱われた兵庫津だったが、外国船入港と外国人居住が可能な神戸が不可能な兵庫を圧倒するようになり、兵庫津は1879年には自治体として神戸区に、1892年には港湾として神戸港に併呑されるに至り、兵庫は神戸市の一地域となった。兵庫津では1874年から1899年にかけて兵庫運河が開削され、江戸時代の面影が随分と失われた[21][22]。神戸市街の拡張のため宇治川は早くから暗渠化され、神戸港への土砂の流入を防ぐため湊川1901年に現河道に付け替えられたことで、神戸から兵庫津までが地続きとなり、より神戸と一体的な市街が形成されていった[23]

先述の川崎重工業・川崎車両・三菱重工業・三菱電機の各事業所につながる川崎造船所神戸造船所が明治以降に沿岸部に置かれ、工業港の様相を呈するようになった[24][25]。戦前にはこれらに加えて鐘紡兵庫工場も存在しており、和田岬線鐘紡前駅という駅が設置されていた。

長田区との区境近くにある地名の「夢野」は、現存する「風土記」の「摂津国風土記」逸文にみられ[26]、この地の鹿であった「夢野の鹿」の伝承にある[27]。「夢野の鹿」は和歌季語にもなっており、山家集にも詠まれている[28]。またかつての夢野地区は地図混乱地域であり、阪神・淡路大震災を機に解消された[29]

沿革

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行政区域の変遷

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隣接している区

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人口

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2015年における兵庫区の人口は、他地域からの流出と死亡者数が流入や出生者数を上回っため、人口減少が生じている[51]

兵庫区および旧兵庫津における人口推移は次のとおりである。

人口 出典
1935年 145,064 [52]
1940年 149,363 [53]
1945年 70,644 [54]
1947年 130,633 [55]
1950年 160,127 [56]
1955年 211,414 [57]
1960年 238,592 [58]
1965年 254,076 [59]
1970年 269,639 [60]
1975年 165,868 [61]
1980年 142,418
1985年 130,429
1990年 123,919
1995年 98,856
2000年 106,897
2005年 106,985
2010年 108,304
2015年 106,956
2020年 109,144 [62]
人口 出典
1669年 13,517 [63]
1681-88年 15,661
1716年 19,766
1739年 20,546
1769年 21,912
1787年 19,588
1810年 20,431 [64]
1830年 20,920
1850年 21,861
1861年 20,061 [63]
1869年 19,556
1873年 27,476 [65]
1878年 32,149 [66]
1881年 34,971 [67]
1884年 38,348 [68]
1897年 58,545 [69]
1900年 74,882
1905年 102,550
1910年 128,765
1915年 154,998
1920年 144,330 [52]
1925年 132,470
1930年 135,696

2015年には兵庫区の高齢化率は30.5%と、神戸市全体の27.1%を上回って高齢化が進んでいる[70]

兵庫区の人口構成(2020年10月、単位:人)[71]
7
100+
71
97
95-99
353
393
90-94
1,087
1,117
85-89
2,332
1,831
80-84
2,924
2,543
75-79
3,493
3,361
70-74
3,756
2,979
65-69
2,934
2,691
60-64
2,791
3,108
55-59
3,026
3,519
50-54
3,342
3,831
45-49
3,904
3,165
40-44
3,067
3,017
35-39
2,980
3,062
30-34
2,966
3,138
25-29
3,294
2,587
20-24
2,939
1,826
15-19
1,785
1,736
10-14
1,625
1,625
5-9
1,583
1,637
0-4
1,609

地域

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町名

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兵庫区の航空写真
兵庫
荒田
 
兵庫津における町名
兵庫地区
  • 中道通
  • 西橘通
  • 中之島
  • 出在家町
  • 永沢町
  • 佐比江町
  • 門口町
  • 小河通
  • 兵庫町
  • 西出町
  • 水木通
  • 島上町
  • 西多聞通
  • 築地町
  • 船大工町
  • 南仲町
  • 下沢通
  • 湊町
  • 西仲町
  • 天王町
  • 上沢通
  • 芦原通
  • 大井通
  • 北逆瀬川町
  • 神明町
  • 西宮内町
  • 会下山町
  • 南逆瀬川町
  • 切戸町
  • 三川口町
  • 西柳原町
  • 福原町
  • 東柳原町
  • 東出町
  • 本町
  • 松本通
  • 羽坂通
  • 七宮町
  • 駅前通
  • 駅南通
  • 新開地
  • 西上橘通
  • 入江通
  • 松原通
  • 須佐野通
  • 大開通
  • 今出在家町
  • 浜崎通
  • 塚本通
  • 磯之町
  • 鍛冶屋町
荒田地区
湊地区
  • 平野町
  • 梅元町
  • 湊山町
  • 雪御所町
  • 上三条町
  • 下三条町
  • 上祇園町
  • 祇園町
  • 楠谷町
  • 馬場町
  • 烏原町
  • 湊川町
  • 熊野町
  • 五宮町
  • 菊水町
  • 石井町
  • 東山町
  • 鵯越筋
  • 鵯越町
  • 氷室町
  • 清水町
  • 北山町
  • 里山町
  • 滝山町
  • 小山町
  • 夢野町
  • 山王町
  • 都由乃町
  • 千鳥町
  • 大同町
  • 矢部町
  • 神田町
林田地区
  • 遠矢浜町
  • 吉田町
  • 浜山通
  • 笠松通
  • 和田宮通
  • 和田崎町
  • 御崎本町
  • 小松通
  • 上庄通
  • 三石通
  • 和田山通
  • 明和通
  • 御所通
  • 御崎町
  • 浜中町
  • 材木町
  • 金平町
  • 高松町
その他

消滅した大字・町丁

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消滅前の大字・町丁 誕生年月日 消滅年月日 現在の大字・町丁 出典
魚棚町 1602年以前 1977年 島上町、本町 [75][76]
江川町 1602年以前 1977年 兵庫町、本町、
七宮町
[76][77]
川中町 1930年 1972年 和田宮通、上庄通 [78]
北仲町 1602年以前 1977年 本町 [76][79]
北宮内町 江戸時代 1977年 七宮町、本町 [80][81]
小物屋町 1602年以前 1977年 本町 [76][79]
算所町 江戸時代 1975年 兵庫町 [81][82]
鹿屋町 江戸時代 1977年 本町 [79][81]
正慶町 1900年 1978年 駅南通 [83][84]
新在家町 1602年以前 1975年 中之島 [76][85]
新町 1602年以前 1975年 中之島 [85][86]
住吉通1-4丁目 1894年 1975年 明和通、御崎本町 [87]
関屋町 室町時代 1975年 中之島 [85][86]
匠町 1602年以前 1977年 鍛冶屋町 [76][88]
戸場町 1873年 1977年 本町 [79]
富屋町 江戸時代 1977年 兵庫町、本町 [89][90]
中庄通1-3丁目 1905年 1972年 上庄通 [78]
中町西通1-2丁目 1945年 1974年 新開地 [48][91]
西小湊通1-2丁目 1945年 1974年 新開地 [48][91]
浜新町 江戸時代 1975年 中之島 [85][92]
松屋町 1602年以前 1977年 本町、鍛冶屋町 [76][79]
宮内町 江戸時代 1977年 七宮町、本町 [80][81]
宮前町 1602年以前 1977年 七宮町、本町 [76][80]
明治通1-3丁目 1900年 1978年 芦原通、駅南通 [83][93]

大字・町丁の変遷

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  • 1873年 - 木戸町、木場町から戸場町が誕生する[79]
  • 1960年 - 兵庫運河(町名)が誕生する[72]
  • 1972年 - 中庄通、川中町が上庄通に吸収される[94]
  • 1974年6月 - 中町西通、西小湊通、福原町、下沢通、中道通、水木通から新開地が誕生する[91]
  • 1975年8月 - 浜崎通、入江通、小河通、須佐野通から駅前通が誕生する[95]
  • 1975年8月 - 浜新町、関屋町、新町、新在家町、船大工町、築地町、出在家町から中之島が誕生する[96]
  • 1975年8月 - 算所町、湊町、江川町、川崎町、西宮内町、永沢町、富屋町から兵庫町が誕生する[82]
  • 1975年8月 - 江川町、北宮内町、宮内町、宮前町、川崎町、鍛冶屋町から七宮町が誕生する[97]
  • 1977年8月 - 戸場町、小物屋町、北仲町、北宮内町、鍛冶屋町、松屋町、磯之町、宮内町、江川町、富屋町、鹿屋町、西仲町、神明町、西宮内町、宮前町から本町が誕生する[79]
  • 1978年8月 - 正慶町、明治通、浜崎通、入江通、小河通、須佐野通、松原通から駅南通が誕生する[83]

健康

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  • 医療法人仁風会 小原病院[98]
  • 井上病院
  • 医療法人社団元気会 由井病院
  • 医療法人一輝会 荻原みさき病院
  • 医療法人榮昌会 吉田病院
  • 彦坂病院
  • 川崎病院
  • 神戸百年記念病院
  • 神戸大山病院(旧佑康病院)
  • 湊川病院
  • 三菱神戸病院(開設者:三菱重工業

生活

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上水道

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  • 奥平野浄水場[99]

教育

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小学校

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中学校

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特別支援学校

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高等学校

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かつて存在した学校

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図書館

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郵便局

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  • 神戸キャナルタウン郵便局[127]
  • 神戸東出郵便局
  • 神戸本町郵便局
  • 神戸和田崎郵便局
  • 神戸五宮郵便局
  • 神戸御崎郵便局
  • 神戸石井郵便局
  • 神戸湊川郵便局
  • 長田郵便局中央市場内分室
  • 神戸東山郵便局
  • 神戸荒田郵便局
  • 神戸塚本郵便局
  • 神戸多聞郵便局
  • 神戸小松郵便局
  • 神戸上沢郵便局
  • 神戸中道郵便局
  • 神戸松原郵便局
  • 神戸大開通郵便局
  • 神戸鵯越郵便局
  • 兵庫郵便局 ゆうちょ銀行 兵庫店

住宅団地

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交通

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鉄道路線

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  西日本旅客鉄道
この他、山陽新幹線が区内を通るが駅はない。
  阪神電気鉄道(阪神)
  阪急電鉄(阪急)
  神戸電鉄
  神戸市営地下鉄

廃止路線

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山陽電気鉄道
路面電車

神戸市電[137]

  • 栄町本線:有馬道 - 福原口 - 新開地 - 永沢町 - 柳原 - 兵庫駅
  • 兵庫線:湊町1丁目 - 西出町 - 鍛冶屋町 - 島上町 - 築島 - 切戸町 - 大仏前 - 兵庫駅南口 - 柳原
  • 山手・上沢線:湊川公園東口 - 湊川公園西口 - 上沢2丁目 - 上沢4丁目 - 上沢7丁目
  • 平野線:荒田町3丁目 - 家庭裁判所前 - 平野
  • 湊川線:湊川公園西口 - 湊川公園 - 新開地
  • 尻池線:松原5丁目 - 松原3丁目 - 松原1丁目 - 中之島 - 築島
  • 和田線:中之島 - 今出在家 - 和田岬 - 笠松7丁目 - 吉田町1丁目 - 吉田町2丁目 - 金平町 - 高松
  • 高松線:高松
国鉄線
貨物線

日本国有鉄道(国鉄)

バス路線

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道路

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阪神高速道路
一般国道
主要地方道
その他の県道
その他広域幹線道路

経済

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事業所

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2016年(平成28年)経済センサスによれば、兵庫区内の事業所数・従業者数は次のとおりである[142]

産業大分類別事業所数及び従業者数(民営)
産業大分類 事業所数 従業者数
農業、林業 3 13
漁業 - -
鉱業、採石業、砂利採取業 - -
建設業 473 3,937
製造業 582 16,530
電気・ガス・熱供給・水道業 2 113
情報通信業 49 1,565
運輸業、郵便業 140 3,659
卸売業、小売業 1,958 17,209
金融業、保険業 73 723
不動産業、物品賃貸業 531 2,042
学術研究、専門・技術サービス業 232 4,236
宿泊業、飲食サービス業 1,149 5,262
生活関連サービス業、娯楽業 519 2,418
教育、学習支援業 111 733
医療、福祉 498 8,034
複合サービス事業 23 103
サービス業(他に分類されないもの) 490 5,734
合計 6,833 72,311
区内に本社を置く主な企業
区内に事業所を置く主な企業[145]

商業

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平成28年経済センサス調査によれば、兵庫区の卸売業の従業者は5458人、年間商品販売額は4726億円(市全体では3兆7796億円)。小売業の従業者は5166人、年間商品販売額は1030億円(市全体では1兆8686億円)である[147]

政治・行政・司法

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行政機関・裁判管轄

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兵庫警察署
兵庫県警察に属する[148]
兵庫消防署
神戸市消防局に属する。本署は兵庫区役所の北側に位置し、分署として運南出張所が設けられている[149]
裁判所
兵庫区は神戸地方裁判所神戸家庭裁判所、神戸簡易裁判所の管轄区域内である[150]
検察庁
兵庫区は神戸地方検察庁本庁、神戸区検察庁の管轄区域内である[151]

選挙区

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市議会議員選挙
現在、神戸市会の定数69人のうち兵庫区に5人が割り当てられている[152]。2022年(令和4年)10月現在の会派別議員数は、自由民主党2人、公明党1人、日本共産党1人、無所属1人[153]
兵庫県議会議員選挙
兵庫区は1選挙区を構成し、定数86人のうち2人が割り当てられている[154][155]
衆議院議員総選挙
小選挙区では、兵庫区は長田区、北区とともに兵庫県第2区を構成し、比例代表では近畿ブロックに属する[156]
参議院議員通常選挙
選挙区は兵庫県選挙区に属する[157]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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神戸市水の科学博物館
 
兵庫運河。右奥に見えるのがレガッタコース
 
兵庫城の石碑と案内看板
 
清盛塚

兵庫七福神めぐり

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七福神めぐりは江戸時代に7つの災いから逃れ、7つの福徳が授かれるとして庶民の間で大流行した風習である[161]

出身有名人

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50音順。

脚注

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注釈

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  1. ^ 兵庫運河上に存在する町名。兵庫運河が命名当初から拡張されたため、兵庫運河という町名は一部分となる[72]
  2. ^ 川崎町は1977年に大部分が兵庫町・七宮町に吸収され、現在はわずかながらに残る町名である[73][74]

出典

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  1. ^ 高橋昌明 2007, p. 33.
  2. ^ 神戸市役所総務局統計課 1947, p. 13, §1.
  3. ^ 兵庫津繁栄の時代 - 66 兵庫生洲跡の碑”. 神戸市. 2023年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月31日閲覧。
  4. ^ a b 神戸歴史遺産”. 神戸市文化スポーツ局文化財課. 2023年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月31日閲覧。
  5. ^ 新修神戸市史編集委員会 1989, p. 366.
  6. ^ a b 辻田忠弘 1989, p. 8.
  7. ^ 丸山潔 1980, pp. 1–2.
  8. ^ 前田佳久 1993, pp. 2–3.
  9. ^ 中谷正 2005, pp. 1–6.
  10. ^ 新修神戸市史編集委員会 1989, p. 576.
  11. ^ 藤井直正 1988, pp. 071–074.
  12. ^ 黒田勝彦 2007, p. 4.
  13. ^ 辻田忠弘 1989, p. 11.
  14. ^ 高橋昌明 2007, pp. 33–34.
  15. ^ 義経の実像 一の谷合戦における鵯越の逆落し”. 兵庫歴史研究会. 2022年8月22日閲覧。
  16. ^ こうべキッズ百科:歴史(できごと1)”. 神戸市 (2022年11月1日). 2023年1月30日閲覧。
  17. ^ 川上厚志 2014, p. 2.
  18. ^ 福原敏男 2004, p. 257.
  19. ^ 橋本行史 2019, p. 8.
  20. ^ 辻田忠弘 1989, p. 7.
  21. ^ 村田誠治 1974, pp. 516–525(上)
  22. ^ a b 新修神戸市史編集委員会 1994, pp. 295–296.
  23. ^ 吉原大志 2010, pp. 182–184.
  24. ^ 橋本行史 2019, p. 12.
  25. ^ 神戸港の歴史”. 神戸市. 2022年8月21日閲覧。
  26. ^ 佐佐木隆 2013, p. 186.
  27. ^ 神戸市兵庫区:まちかどの伝説と信仰”. 神戸市. 2022年8月19日閲覧。
  28. ^ 山家集”. 兵庫県立美術館. 2022年8月14日閲覧。
  29. ^ 兵庫県土地家屋調査士会 1998, pp. 181–216.
  30. ^ a b c d e 神戸開港150年記念事業実行委員会 (2019年10月3日). “神戸開港150年のあゆみ(神戸港関連歴史略年表)、神戸開港150年記念事業実行委員会” (PDF). 神戸市. 2023年10月11日閲覧。
  31. ^ a b c d e f g h i 「兵庫区大好き!」の愛着と誇りを” (PDF). 神戸市. p. 2. 2022年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月20日閲覧。
  32. ^ 兵庫区役所 1988, p. 93.
  33. ^ 新修神戸市史編集委員会 1994, pp. 297–298.
  34. ^ 会社案内/年譜 1926~1964”. 神戸電鉄 (2018年7月12日). 2023年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月20日閲覧。
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  36. ^ 神戸の近現代史”. 神戸市. 2022年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月21日閲覧。
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外部リンク

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