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サイコメトラーEIJI』(サイコメトラーエイジ)は、原作:安童夕馬(樹林伸)、作画:朝基まさしによる日本漫画。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、1996年から2000年まで連載され、1997年と1999年にテレビドラマ化もされた。単行本は全25巻。話数の単位は「CASE-」、番外編は「BREAK-」。本項では続編の『サイコメトラー』(2011年開始)についても取り扱う。

サイコメトラーEIJI
ジャンル ミステリーアクション
漫画:サイコメトラーEIJI
原作・原案など 安童夕馬
作画 朝基まさし
出版社 講談社
掲載誌 週刊少年マガジン
発表期間 1996年18号 - 2000年42号
巻数 全25巻、文庫版全12巻
漫画:サイコメトラー
原作・原案など 安童夕馬
作画 朝基まさし
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
発表期間 2011年21・22合併号 - 連載中
巻数 既刊15巻(2014年12月5日時点)
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目次

概要編集

物や人に触れるとそれに残った過去の記憶の断片を読み取るサイコメトリー能力を持った少年・明日真映児が、警視庁の女性刑事・志摩亮子と協力して怪事件を次々と解決していくというミステリー物。

同時期に『マガジン』で連載され、本作同様に安童夕馬が天樹征丸名義で漫画原作者を担当していた『金田一少年の事件簿』が天才少年を主人公にした伝統的な推理ミステリーに対し、こちらは主人公がサイコメトリーという超能力を持った不良であり、犯人も何らかの過程で心的外傷を負った猟奇殺人者テロリストなどが中心である。なお、物語序盤以降、主要登場人物の一人に不良グループのリーダーという設定がつき、不良グループの対立が軸になるエピソードがあるなどヤンキー漫画としての要素が強くなっていった。作者によれば、「サイコメトラー」という呼称はこの作品より広まった造語であり、元々はサイコメトリストなどと呼ばれていたが、今やサイコメトラーの方がごく一般的な名詞となっている。

マガジン連載コミック版の最終話には「第一部 完」という表記がある。しかし、文庫版のほうでは、最終巻に追加エピソードが一つ収録され、その終わりに「完」という表記がある。このことについて原作者の安童夕馬は「続編(完結編)のストーリーは既に完成しており、もう続きを書かないという意味ではない」とのコメントをあとがきに残している。

2010年10月、安童のTwitter[注 1]にて近々続編を執筆することが示唆され、翌年2011年4月25日発売の『週刊ヤングマガジン』21・22合併号より約10年振りの続編の連載が始まった。続編は『サイコメトラー』とタイトルを一新したほか、掲載誌も少年誌から青年誌に連載の場所を移しての再開となった。

2001年から2005年に『週刊少年マガジン』に連載された『クニミツの政』は本作のスピンオフであり、『サイコメトラーEIJI』に登場した武藤国光が主人公を務めている。また、2014年からウェブコミック『マンガボックス』での連載を経て、『ヤングマガジン』で2016年まで連載された『でぶせん』は、番外編「群青の服を着た男」に登場した福島満が主人公を務めている。

登場人物編集

主要人物編集

明日真 映児(あすま えいじ)
主人公。サイコメトリー能力を持つ高校2年生。メビウス事件で志摩と知り合い、以降その能力で彼女の捜査に協力するようになる。典型的な不良(ヤンキー)で、喧嘩は強く勉強が苦手。ヤンキーらしい正義観や倫理観を持ち、情が深い。犯人を憎む一方でその過去を知って同情することも多い。現在は比較的穏やかだが、後述するように、かつては非常に荒れていた。ケンカ時は「てめえの心の悲鳴を聞かせろ」が決め台詞。バイクが趣味であるほか、バンド活動もしている。イケメンであり、モテる話もあるものの、奥手であるため女性経験はない。
触れた物に残った残留思念を読み取る能力(サイコメトリー)を持つ。その情報ははっきりとした映像であることもあれば、断片や示唆的であることもあり、特に異常心理状態の犯人の思念は、それ単独では何を意味しているのかわからない場合が多い。直接相手に触れることによって、その人間の考えていることを直接読み取ることも可能であり、特にケンカにおいてはそれで相手の動きを先読みし、無類の強さを誇った。また、作中では能力が段々と強化されており、電話で逆探知のように相手側の思念を読み取ったり、「CASE12」では対象に触れずに思念を読み取ることができるようになっている。一方で、かつては能力を制御できず、自分の意思に関係なく相手の本音を読み取って人間不信になっていたことや、また能力を使いすぎて数日昏睡状態になる、あるいは強い思念の逆流によって精神を乗っ取られてしまうなどの欠点もある。加えて単純に映児に知識がないせいで読み取った情報を読み解けないという面もある(これを支援するのが志摩と裕介である)。
幼少より、人の心が読めるために人間不信となり反抗的な少年だった。小学校5年の時に数少ない理解者・裕介と出会うものの、能力を制御できず荒み続ける。特に中学生時代は、渋谷で他の不良やヤクザにも喧嘩を売るイカれた奴として知られていたが、そこで少年課の刑事・赤樹宗一郎と出会う。赤樹より能力の制御方法を教えてもらい、無難に日常生活を送れるようになった、という過去を持つ。
第2部『サイコメトラー』では卒業に失敗して留年した高校3年生になっている。
ドラマ版は基本そのまま設定が踏襲されているが、サイコメトリーできるのは左手で触れたものと限定されている。2期では、高校卒業後バンドマン志望のフリーターとなっており、ライブハウスの住み込みのアルバイトで生計を立てている。また、声のサイコメトリーが可能になっている。
志摩 亮子(しま りょうこ)
警視庁捜査一課の敏腕美人刑事。階級は警部補(第1部の最後に警部へと昇進)。名門大学出身のキャリア組。25歳。容姿端麗でモデルのような体型の美女である上に頭脳明晰で、身体能力も優れており、拳銃の腕前も高い。プロファイリングを得意とし犯人像に迫るが旧態依然の捜査一課では軽んじられている。足での捜査も重視する。元々サイコメトリー能力を実在するものと考え、大学の卒業研究ではそれを応用した事件捜査をテーマにしていた。そんな折、メビウス事件で偶然から映児がサイコメトリー能力者と知り、以降、捜査協力を求めるようになる。基本は事件現場に映児を連れてきたり、犯人の遺留品を持ち込んでサイコメトリーさせ、そこから得られた情報を分析する。
プライベートは非常にズボラで、料理はまったくやらず、冷蔵庫の中身は酒とツマミのみという荒んだ生活を送る。また未成年者からオバサンと呼ばれたり、峰や羽根山からパワハラ、セクハラを受けたりするとコミカルな反応を見せる。男運は悪いわけではなく、かつては立花と付き合っていたが現在は彼氏がいない。映児に気がある素振りを見せることはあるが、それ以上は進まず、互いにはぐらかし合う。なお、事件現場に映児を連れてくるため、周りからは「若いツバメ」と疑われている。
ドラマ1期ではプロファイリング能力に優れるが、「拳銃を紛失する」「他の刑事にパシリにされる」といった駄目刑事となっている。ドラマ2期では、1期とは事実上別人に設定されており、雰囲気は原作の志摩にかなり近い。階級も最初から警部である。

レギュラーキャラクター編集

葛西 裕介(かさい ゆうすけ)
映児の小学校からの親友。現在も同じ高校に通い、彼とは対照的な知的で博識な青年で、学校成績一位という優等生でもある。映児が志摩が出会う以前(物語開始以前)に彼のサイコメトリー能力を知っていた唯一の人物であり[注 2]、数少ない理解者だった。その能力で情報を得ても、それが何を意味するかわからない映児に対して答えを考えるという志摩に近い存在であり、事件絡みでない場合には映児からの相談や助けの依頼を受けることが多い。映児と志摩の関係が始まった後も、映児・志摩・裕介の3人で映児が読み取った情報について推理し合う場面が多い。
小学校5年の時、映児が転校してきたところから2人の関係が始まる(「BREAK10:Seven Years Ago」)。偶然、映児が動物好きなこと、そして相手の記憶が読めることを知る。映児が転校してきた日の夜に、学校で飼育していたニワトリがカッターで惨殺される事件が起き、荒れており偏見を持たれやすい映児が犯人とみなされる中で彼の無罪を信じ、現場に残った証拠をサイコメトリーして残留思念を読み取ることを提案し、その情報から真犯人を見つけ出す。これによって映児の親友かつ理解者として、現在にも関係が続いている。
プライベートでは映児と一緒にバンドを組んでおり、作曲とキーボードを担当する。加えて、やや童顔でモテる場面もあるものの、恵美に一途に想いを寄せている(恵美に対する恋は映児も応援しているものの、肝心の彼女が気づいていない)。
ドラマ版では設定はほぼ踏襲されている。2期では東大生となっており、その後、スペシャルでは外交官試験に合格している。
江川 透流(えがわ とおる) / トオル
映児の同級生で親友かつ悪友。長髪を束ねた端正な容姿の美青年。1年留年しているため、同級だが映児より1歳年上。普段は軟派な様子も見せるが、実は中学時代に渋谷の不良集団をまとめ挙げたチーマーのリーダーであり、1年前からは「リーグ」という自警団的なチームを結成して一大勢力を築く。空手の達人で喧嘩(ステゴロ)は映児に匹敵するほど強く、勉強はそこそこだが頭の回転も早い。一本筋の通った性格をしており、リーダーとして仲間想いのため人望も高く、渋谷の不良界隈では一目置かれる存在(ただし敵も多い)。学内では映児・章吉・テツヤの4人でつるんでいることが多く、第1話から端役として登場しているが、不良のまとめ役などの重要な設定が明らかとなるのは「BREAK2:a few years ago」から。智が専門の裕介に対して、荒事に関する映児の親友と呼べる存在であり、番外編で主人公、またメインでも準主人公として活躍するエピソードも多い。母の店を手伝う関係から料理やワインにも詳しい。
その出自は大物政治家・牧原宗光と愛人・江川瞳の間に生まれた非嫡出子。表沙汰にできない関係ながらも幼少より武術の達人だった父に鍛えられ、親子関係は良好。中学の時に渋谷の不良集団をまとめ始めるが、当初はただのヤンキーであり、最初は幾島に咎められている。その後、中学2年の時に幾島の手助けもあって不良達をまとめ上げ、馬鹿な真似をさせないために、さらに1年前に「リーグ」を結成する。
映児との出会いは幾島が去った後で、配下の不良が「通行料」を請求[注 3]して映児の返り討ちに遭ったことから始まる(「BREAK2」)。当時の映児は赤樹に会う前で特に荒れており、第一印象はラリってる(狂ってる)だった。詳しい経緯は不明だが、その後は親友関係となっており、「リーグ」のメンバーも映児に敬意を払っており、トオルと映児が組めば怖いものはないと見なされている。トオル自身は映児のサイコメトリー能力は知らないものの、しばしば不可思議なことをやってのける映児を気にかけていた。後に「CASE12」にて能力を明かされた後も、今までと変わらずに接する。また、その一本筋の通った性格は、相手の悪意も読み取って人間関係を上手く構築できないサイコメトラーにとって好ましい存在であり、映児や幾島がトオルに気をかける理由ともなっている。
第2部で高校卒業後は、進学せず、喫茶店「リーガーズカフェ」を開く。また、国光が父・牧原に弟子入りした関係で本作のスピンオフ『クニミツの政』にも登場する。
ドラマ版には登場せず、田宮章吉に設定が統合されたような形となっている。
田宮 章吉(たみや しょうきち)
映児の同級生で友人。不良だが喧嘩は弱く、度胸もなく、映児がドン引きするほどのバカ。バカゆえにいつも陽気で、ともすれば馴れ馴れしく図々しい面もある。基本はメインストーリーの本筋に絡まないコメディリリーフ的な役柄だが、「CASE1:殺人鬼メビウス」や「CASE14:サバイバル・ゲーム」では犯人たちに濡れ衣を着せられ、「CASE1」は逮捕、「CASE14」はトラックに撥ねられて意識不明の重体に陥る。また、「CASE2:時計じかけのリンゴ」では彼女を目の前で爆殺され、自身も大怪我を負う。
実家は両親も兄弟もエリートという一家で、その中で章吉のみ出来損ないとして半ば見捨てられており、グレた原因ともなっている。また、幼少時に同級生だった大清水に首輪をつけて犬扱いするという陰湿なイジメをしており、「CASE14」の出来事は自業自得だった側面もある。
ドラマ版ではトオルの役も兼ねる準主役級の重要なキャラクターとなっている。名前こそ田宮章吉で「CASE2:時計じかけのリンゴ」はほぼ原作通りの役どころだが、喧嘩が強く不良集団の人望あるリーダー、大物政治家の非嫡出子など、基本設定はほとんどトオルの設定に準じる。
明日真 恵美(あすま えみ)
映児の妹。映児の父の再婚相手の連れ子であるため血の繋がりはない。年相応の可愛らしい美少女で、兄・映児に恋をしているが、あくまで妹扱いされ悶々とした日々を送る。志摩が現れてからは彼女を恋敵として敵視することが多い。一方で裕介から想いを寄せられていることには気づいていない。「CASE1:殺人鬼メビウス」で犯人の遠藤に狙われたのを始めとして、メイン、サブ問わず、犯人や異常者の標的になるなどして犯罪に巻き込まれることが多く、それらから守るため映児が奮闘するという展開が比較的多い。
ドラマ1期では映児とは義理でなく実の妹になっており、劇中でサイコメトリー能力が覚醒・暴走してしまい、沢木の行った殺人を自分がやったと刷り込まれる形で洗脳されてしまう。
深海 龍彦(ふかみ たつひこ)
「CASE6:ユダの黙示録」から登場。恵美の同級生。独特の雰囲気を持つ美少年で、霊魂と意思を通わせられるという霊能力者を名乗る。前世では映児や恵美と関係があり、恵美とは恋人関係だったとして、何かと2人に気をかける。しばしば物語の重要なポイントで現れ、霊から聞いた内容を伝えるという形などで、映児や恵美を助けることが多い(特に霊魂の仕業である「CASE7」は彼の力も重要となる)。赤樹宗一郎の霊と交信しており、基本は赤樹から連絡を受けたという形で、映児を手助けする展開が多い。
福島 満(ふくしま みつる) / 福島ミツコ
「BREAK14:群青の服を着た男」から登場。番外編の準レギュラーキャラクターで、登場エピソードでは主人公的人物。大の警察マニアであるオタク的な肥満体の青年。ブサイク。19歳。警察マニアが高じて制服警官のコスプレをして街に出るようになり、後には婦人警官の女装をして「福島ミツコ」と名乗って登場するのがメインとなる。公私共に破綻した生活を送っており、本業の健康器具の訪問販売もまったく上手くいっていない。作中では福島自身が原因であるかを問わず事件に巻き込まれてピンチに陥るが、謎の悪運(強運)によって、福島自身にとっての最悪は回避した上で事件そのものも解決してしまう(そのままなら殺人犯とみなされてしまう、殺人鬼の標的になるなどの危機は回避した上で犯人逮捕に貢献するが、貢献したことは本人も気づかず、その後で公然猥褻罪で捕まるなど)。また、女装しても容姿はブスの類なのだが、ブス専の殺人鬼にしばしば標的として狙われるパターンがある。また、巨根で、妄想や志摩の活躍で勃起してしまい、それを彼女が警棒や拳銃を隠し持っていると勘違いするお約束敵展開も多い。
作中では志摩と出会うことが多く、特に女装「福島ミツコ」で行動する際は、最初の出会いで勘違いした彼女に強く敬愛され、「みっちゃん」と呼び慕われて、半ば強引に彼女の捜査に巻き込まれることが多い(上記の悪運で志摩の予想を超えた活躍で事件を解決してしまうため、ますます敬服される悪循環に陥る)。
第1部の福島がメインの最終エピソード「BREAK40:みっちゃんパブ」で、偶然からある汚職の裏金を手に入れる。それによって第1部の終わりに、仕事を辞め、田舎に引っ越すことを決めるシーンがあったが、第2部でも引き続き健康器具の訪問販売員として登場する。第2部では「Case11:黒い山羊」では容疑者の一人として登場し、借金取りに追われて行方不明となっている。これはスピンオフ『でぶせん』に繋がっており、同作で主人公を務める。
舞台設定を共有する『クニミツの政』や『シバトラ』などにもしばしば端役で登場する。
飯島 タカシ(いいじま タカシ)/ 赤樹 タカシ(あかぎ タカシ)(ドラマ版)
「BREAK2:a few years ago」(「CASE3」の前日談)から登場。中学生の不良少年。童顔。後述する一件で映児を慕い、勝手に舎弟のように振る舞う。実姉に人気アイドル「スクエア・ドール」のメンバー・清水晶子がいる(両親の離婚により名字が異なる。「CASE3」の被害者)。後に登場する恋人のめぐみと共に、しばしばメイン、サブ問わず登場する。また、途中よりシンジと親友となり、トオル率いるリーグに正式に加入する。
両親が離婚し、引き取った母親は仕事で遅いという家庭環境のためグレて不良にってまだ日が浅い。そこで悪い先輩に唆される形で映児の頭をボトルで殴り、一緒にいた恵美を拉致して強姦しようとする。その後、恵美の救出のため隠れ家に乗り込んできた映児に諭されて反省する。
ドラマ版では赤樹リエの弟という設定に変更され、名前も「赤樹タカシ」となっている。
めぐみ
「BREAK7:FAITE TO KILL」から登場。名門女子中学に通うタカシの彼女。タカシからは「メグ」という愛称で呼ばれている。容姿はどことなくタカシの姉・晶子に似ている。作中ではしばしば犯罪に巻き込まれて危機に陥るも、タカシや映児に助け出される。
第2部では登場せず、似たキャラクターとして明恵がいる。
ドラマ2期では、恵美の友人として登場している。裕介が家庭教師をしており、ドラマでは彼がタカシの役回りとなる。
サヤカ
「BREAK8:ストーカー夢譚」から登場。恵美の友人。いわゆるコギャルで髪を染めており、貞操観念は低い。「CASE6:ユダの黙示録」では犯人ユダの標的となり、シモンとして感電死させられかける。基本は端役で彼女自身は主要人物ではないものの、恵美の行動のきっかけだったり、裕介とトオルが仲良くなるきっかけに関わるなど、しばしば作中の出来事に影響を与えている。

準レギュラー編集

近藤 テツヤ(こんどう テツヤ)
映児の同級生。学内では映児・トオル・章吉の4人でつるんでいることが多い。第1話からの端役だが、トオルや章吉と違い、基本的には番外編も含めメインストーリーには絡んでこない(例外的には映児の友人として「BREAK37」でアモンに拉致されている)。
赤樹 リエ(あかぎ リエ)
「CASE3:サイレントストーカー」から登場。映児とトオルの古馴染みで歳が近く、赤樹宗一郎の妹。人気アイドル「スクエア・ドール」のメンバー。気の強い部分があるが根は清純で、アイドルだけあり美少女。後述する「CASE3」の主要人物で、前々から映児に惚れている様子を見せる一人。主役級で登場するのは「CASE3」以外では番外編の「BREAK51:真夜中のバースデイプレゼント」くらいだが、メイン、サブ問わず、しばしば端役で登場する。
兄・宗一郎と父を相次いで亡くし、1年前に生きていくために芸能界入りしたという(この間、映児やトオルとは没交渉で、2人ともリエがアイドルになったことを知らなかった)。デビュー当初は人気の出やすいフロントであったが、人気ミュージシャングループに強姦され、それを知ったメンバーの2人(岡村・山村)に強請られて後列になったという過去を持つ(「CASE3」で犯人の荒井が暴走した原因の出来事)。「CASE3」で自分以外のメンバーが殺されてしまったが、その後もソロで芸能界に残り活躍している。時折、プライベートでは映児やトオルとつるむ。
シンジ
「BREAK7:FAITE TO KILL」から登場。中学生の不良少年でトオルの2つ下の後輩(目をかけている弟分)。先輩に半ば強制され後述する一件を引き起こすものの、トオルに目をかけられているだけあり、通常の道義心は持つ。「BREAK7」後は、タカシとつるんで登場することが多く、親友となっている。特に「CASE5」では、めぐみを助けようとしてジャスティスに襲われる。
「BREAK7」において、シンジ自身は消極的だったものの、つるんでいた先輩に言われるがまま、タカシの頭をボトルで殴りつけ、同伴の彼女めぐみを強姦する手伝いをさせられる。その後、タカシの報復を受けて大怪我を負い、さらにシンジを信じると断言するトオルに真相を話せなかったために、これがタカシの兄貴分である映児とトオルとのケンカ(殺し合い)に発展する。壮絶なケンカ内容を受けて、最後は涙を流しながら嘘だったと認め、トオルとタカシに謝罪する(元凶の先輩はトオルが制裁した)。
ドラマでは演じる俳優と同じ「ユウタ」という名前に変更されている。
ジュンペー
トオルのグループの一員で、彼の片腕とも言える存在。物語上にはあまり絡まない。トオルとは中学生時代からの付き合いであり、映児が彼の危機を察知した時にはリーグ全体の規則をあえて破って、映児に彼への連絡手段を教えた。
布袋 結次(ほてい ゆうじ)
「CASE2」から登場。志摩と沢木の大学研究室の同期で新聞記者。体育会系の大柄な男。「CASE2」で爆弾魔の容疑者として登場する。その後は、志摩と旧知の新聞記者として端役で登場することがある。
夏目 比美子(なつめ ひみこ)
「CASE2」から登場。志摩と沢木の大学研究室の同期で女優。美女だが性癖はサド。「CASE2」で爆弾魔の容疑者として登場する。その後は、志摩と旧知の芸能関係者として端役で登場することがある。
恵美のストーカー
「BREAK8:ストーカー夢譚」から登場。本名不明。痩せ型のキモい男。恵美のゴミを漁ってコレクションしたり、自らの精液を溜めたビンを白ジャムとして食べさせようとしたり、あるいは明日真家に侵入して盗聴器を仕掛けたり、恵美の服を着るなど、明白な犯罪者。一度は標的を志摩に変え、志摩の家に潜入したこともある。「BREAK14」の冒頭での登場を最後とし、福島と交代するように以降は登場しない。
坂本 シゲ(さかもと シゲ)
「BREAK25:Avenge」から登場。映児やトオル、リエと旧知の仲。弱小事務所所属の駆け出しの音楽マネージャー。若手バンド「LEVEL7」をスカウトし、売り出そうと東奔西走している。現在は何をされても下手に出る弱気な青年に見えるものの、実は映児やトオル並に喧嘩慣れし、キレると手がつけられない。しかし、そんな自分を変えようとして、仕事上では相手のどんな理不尽な要求にも耐えて頑張っている。「BREAK28:Tear-drop」で再登場し、大手プロダクションのヤクザを使った卑劣な罠に対し、最後は映児やトオルと共に組事務所で暴れる。事務所をクビとなるも、シゲを慕う「LEVEL7」も事務所を辞め、共に一から出直す。

警察関係者編集

羽根山 末吉(はねやま すえきち)
捜査一課の警部。志摩の階級上の上司。典型的なプライドの高い無能な中年刑事で、自分の手法や安直な推理に固執し、それらに合理的に嫌疑を唱える志摩を忌々しく思っている(志摩が若い女性であることも拍車をかける)。またカツラで、しばしばハゲを揶揄される。
「BREAK15:ブラボー・ファミリー!!」にて、息子・米吉が福島を恐喝しようとして志摩に捕まる。以降、初期のように志摩を恫喝して牽制しようとすると息子の件で脅され、撤回せざるをえなくなる。
原作・ドラマ1期・2期に登場する羽根山警部はキャラクターが大きく異なり、ドラマ1期は叩き上げゆえに志摩に反感を持つが、心の奥では志摩の成長を願っており、悪を憎む警察官として立派な人物であった。しかしLast Fileで警視総の娘である妻を殺害した殺人犯(黒幕は沢木)として追跡された挙句、沢木によって殺害されてしまう。ドラマ2期は警部ではなく課長で、小心で立場が悪くなるとすぐ誤魔化す人物であるが、最終話では大人としての聡明な一面も除かせた。演じていた加藤茶の持ちネタをさりげなくやった事がある。
峰 京介(みね きょうすけ)
「CASE3」から登場。捜査一課課長。34歳。キャリア組。細身で清潔感があり、やり手に見えるものの、保身第一で昇進しか考えがない。そのため、功績よりもミスを重く見ており、独断専行しがちな志摩をよく思っておらず、彼女に茶を淹れさせるなど男女の固定観念も強い。
第2部では管理官になっている(現実では捜査一課課長の階級は警視正、管理官は警視であるため降格したことになるが、詳細は不明)
赤坂(あかさか)
捜査一課刑事。基本的には羽根山の部下であるが、志摩の活躍を見て考え改めたのか、2人に分け隔てなく接している。最終章では、敵側のスパイと思わせるような行動をしていたが、結局は違っていた。
阿部(あべ)
「CASE10」から登場。鑑識課の警部補。髭面でぶっきらぼうな中年男性。「テロリストの挽歌」などに端役として登場し志摩に鑑識結果などを教える。「罪と罰」では志摩に味方して警察内のクーデター勢力と戦い、終盤ではレイブンこと長尾と相討ちして重傷を負うが一命を取り留める。
赤樹 宗一郎(あかぎ そういちろう)
中学時代の映児が恩を受けた刑事。故人。赤城リエの実兄。元は将来を嘱望されたエリート刑事であったが、後述の理由から少年課に異動する。そこで当時は手のつけられない不良であった映児と出会い、サイコメトリー能力の制御の仕方を教え、彼を更生させる。映児から強く慕われていたが、とある事件の職務中に自身の撃った拳銃の跳弾が当たるという事故で亡くなってしまう。映児の回想や思い出話で登場するほか、しばしば深海が赤樹の霊から聞いたとしてしばしば物語に登場する。
実は赤樹自身もサイコメトラーであり、そのために映児を助けていた。その能力で神懸かり的な捜査を行い旧友の立花から不思議がられていた。その能力で警察内の陰謀を知ってしまったこと、さらにサイコメトリー能力を研究していた沢木がクーデター勢力に加担していたことから、計画の危険要因として少年課に異動させられていた。事故死の件も、バッファローによる事故に見せかけた暗殺であった。
立花 響介(たちばな きょうすけ)
最終章「CASE FAINAL:罪と罰」の主要人物(ただし、存在は初期の「BREAK9:in ordinaary day」で既に言及されている)。志摩の元彼氏であり、若くして将来の警視総監候補とまで言われた刑事。赤樹とは同期でライバルであり親友であった。交通事故で死んだことになっていたが、実は生きており最終章で登場する。
親友の赤樹からの情報で警察内クーデター勢力を知る。ところが赤樹が死に、それも敵勢力の仕業だと感知すると、自分や恋人の志摩にも敵の手が伸びると考え、事故死を装って姿をくらませていた。親友の敵を討つため復讐者として各地を放浪しながら陰謀を暴こうとする。編の最終盤で、志摩や安倍、映児と共に敵アジトを襲撃し、宿敵・近藤を殺した後、黒幕のエレファントが警視総監だと気づく。そこで警視総監室に単身で乗り込むと、そのまま彼を射殺し、刑罰に服する道を選ぶ。

トオルの関係者編集

リーグ関連は除く。

牧原 宗光(まきはら むねみつ)
トオルの実父で、与党所属の大物政治家。清濁併せ呑む政治家で、心身を鍛えている空手の達人。既に故人である本妻との息子・一馬と、非嫡出子のトオルにも同等に目をかけている。トオルの武術の師でもある。メインでの登場は少ないが、「CASE12:カンナビス」では、一馬誘拐事件を早々に狂言と見抜いた上で老練に対処するなど、泰然とした大物ぶりを見せる。ただし、弟子入りしてきた国光を預かった際には、彼の破天荒ぶりに、口をあんぐりと開けるなどの描写が見られる。
ドラマ版では2期に登場し、トオルの設定変更に伴い章吉の父となっている。また、当時は下の名前が明らかになっていなかったため、「剣之介」という名前になっている。息子の章吉とは少々折り合いが悪かったが、最終話で和解した。
牧原 一馬(まきはら かずま)
トオルの腹違いの兄で、牧原宗光の嫡出子。大学に通うインテリ的な青年。いずれ父の後を継いで政治家となることを公言する。弟・トオルに対して複雑な感情を抱いており、亡くなった母の手前、邪険に扱うような態度をとるものの、本心では兄として扱われたい気持ちがあった。
「CASE12:カンナビス」で登場し、自身の株取引の損失を補填するため狂言誘拐を企てる。計画は成功するものの、トオルに目をかける幾島の思惑もあって誘拐犯のカンナビスから逆に命を狙われる立場となってしまう。一連の騒動の中でトオルに命を助けられて和解し、以降は前よりもだいぶ性格が丸くなっている。
江川 瞳(えがわ ひとみ)
「CASE8:屍の街」から登場。トオルの母親で、牧原宗光の妾。元女優(第2部「Case9」)。個人イタリアレストランを開いているオーナー兼シェフ。息子・トオルの年齢から少なくとも30代後半以上だが、若々しい美人。おっとりしたように見えるところもあるが、トオルの母かつ大物政治家の愛人らしい芯の強さがある。素材や調理にはこだわっており、味は確かで殺人シェフこと青木は、味は有名料理店にも劣らず、値段も良心的な店と評価していた。
基本は端役ながら「CASE9:殺人シェフ」では、犯人・青木の勘違いからその標的となってしまう。青木に拘束されてしまうも、冷静に青木の料理の問題点に気づいて指摘し、最終的には料理人失格の烙印を押して青木を自滅させる。普通なら激昂した犯人に殺されてしまうかもしれない展開で犯人に啖呵を切るなど、さすが大物政治家の愛人として志摩や映児に関心される。
ドラマ版では章吉の母として登場した。
ヒカル
2部「Break7:ヒカルの恋」から登場。トオルの喫茶店「リーガーズカフェ」の高校生アルバイト。名前と容姿(長身で細身の体型)から中性的な顔立ちの青年に見えるが実は女性で、後述の理由からわざと男装している。
数年前の中学生の時に渋谷に遊びに来た際に不良に絡まれていたところをトオルに助けられ、以来彼に憧れるようになる。トオルが店のアルバイトを応募しようしていることを知り、男性限定だったため男装することを決める。その採用面接に参加した映児は、サイコメトリーで女性であることや動機を知るが、面白がってあえてトオルにそれを伝えず、採用を勧める(元々、女狙いやトオル狙いのホモを避けるために映児が手伝っていた)。性別や本心は明かせないものの、トオルの側にいられることに満足している。

犯罪者・敵役編集

レギュラーの犯罪者編集

沢木 晃(さわき あきら)
「CASE2:時計じかけのリンゴ」の主犯であり、以降、物語を暗躍する本作の最大の敵。リンゴをトレードマークとする。志摩の大学時代の同級生。登場時は、爽やかで好感的な青年であったが、これは演技で本性は冷酷かつ凶悪。IQ200以上の超天才で心理学ほか広範な知識を有し、催眠術や人心掌握に長ける。自己の利益や興味のために犯罪計画を立案し実行し、罪の意識はまったく無いという。一方で志摩を手助けすることもあり、犯罪心理のプロとして助言を与えたり、自らが知っている事件の不明点を明かしたりする。
「CASE2」においては、幼少時に両親が離婚したことや、大学の恩師(志摩の恩師でもある)で実は実父であった若林十蔵との確執などが明かされるが、沢木自身は生まれつき罪悪感が無かったと言い、特に過去の出来事で異常な人格が形成されたなどの逸話はない。同編では時計や童謡「大きな古時計」が沢木の重要な要素として描写されるが、「CASE2」以降では特に描写されない。実は物語開始以前から最終章「CASE FAINAL」で登場する警察内クーデター勢力に協力者として加担しており、赤樹宗一郎の死も、彼がサイコメトリー能力者であると判断して殺害を助言したことによるすべての黒幕であった。ゆえにサイコメトリー能力に対する防衛方法も熟知しており、「CASE2」において、心を読まれても当初は映児と志摩の捜査の目をくらませることができた。
「CASE2」では爆弾テロリスト集団「時計仕掛けのリンゴ」のリーダー「アップル」として事件を起こす。その真の狙いは金塊強奪であったが、最終的に映児と志摩に見破られ逮捕される。その後、「CASE3」では捜査に行き詰まった志摩に頼まれ、拘置所から犯人像について助言し、荒井の逮捕に繋がる。「CASE6」にて犯人の千堂牧師を利用して拘置所からの脱獄を果たし、「CASE9」や「CASE11」では、指名手配の身ながら志摩の前に姿を現し、「CASE3」と同じく捜査に行き詰まる彼女にヒントを出したり、彼女でも気づかなかった事件の真相を明かす。
「CASE14」は最終盤で実は事件の真の黒幕であったことが明かされる(「MELA」はリンゴの意)。志摩に対し「CASE11」で得た電磁波の地見の利用と、犯罪心理の実験(詳細は大清水宏の項を参照)だと説明するが、実は続く「CASE FAINAL」での警察内クーデター勢力のための実験であった。「CASE FAINAL」では有力な協力者として犯人グループを手助けする他、上記の赤城まつわる過去などが明かされていく。最終的に失敗を見越して、一足早くアジトを脱するが、映児に憑依した赤樹の亡霊に行く手を阻まれる。自分の知識を超える現象に動揺し、映児を轢き殺そうとしたが、拳銃で胸を撃たれ、そのまま車ごと夜の海へと転落する。死亡したかに見えたが、最終話のラストで生きていることが示唆される。
第2部でも登場し、「Case9」の最終盤で9Jの計画の出資者であったことが明かされる。
ドラマ版では1期に登場し、同シーズンでの黒幕となっている。羽根山を殺害し、恵美を巻き込むなどしたが、最終的には映児や志摩に敗れて転落死する。そのため、2期の原作エピソードで本来は沢木が関わる場面はすべて幾島に置き換えられている。
実相寺 碧(じっそうじ みどり)
「CASE6:ユダの黙示録」から登場。沢木が開催していたセミナーの受講生で彼の協力者。ユダ事件において沢木の脱獄を手伝うため、彼の計画に沿って映児よりも強力なサイコメトラーのフリをして志摩の捜査を撹乱する。最終的にはサイコメトラーという嘘はバレてしまうものの、沢木は無事に脱獄を果たし、以降、沢木が関わるいくつかの事件に、彼のパートナーとして登場する。最終エピソードとなる「罪と罰」にも登場するが、最終盤で同乗していた沢木が運転する車から落ち、以降は生死不明。
第2部では「Case9」の沢木の登場シーンにわずかに現れ、生きていたことが判明する。
ドラマ版では2期に登場し、幾島と行動を共にする。最期は用済みとしてあっさり殺されてしまう。
幾島 丈二(いくしま じょうじ)
「CASE8:屍の街」の黒幕で、以降、トオルを助けるために現れる食えない存在。アウトローな一匹狼の男で腕っぷしも強い。金と力を目的として犯罪を行う。相手に触れなくても思考を読むことができるなど、実は映児よりもはるかに強力なサイコメトリー能力を持ち、それを利用して人心の支配などを行う。戦闘でも相手の射線や撃つタイミングを読むことで拳銃を持ったプロを相手にナイフ1つで殺すなど、作中でも屈指の強さを誇る。
他者の思考が読めるがために、人の悪意を感じ続け、半ば達観した思想を持つ。それがゆえに、不良達のリーダーながら黒く染まっていないトオルの内面を高く評価し、気にかけている。その結果「CASE12:カンナビス」では彼の実兄・一馬が破滅するよう仕向け、「CASE FAINAL:罪と罰」では捕まったトオルを助けに現れる。また、映児を自分以外の能力者として特別視しており、その能力が計画の邪魔になると知っていて安岡に排除させたのに、土壇場では彼の命を助けている(映児もまた幾島を殺すきにはなれなかったという)。
かつて中学時代のトオルを嗜め、彼に大きな影響を与えると共に、今も強く敬愛される。トオルが渋谷の不良たちを束ねる経緯においても活躍し、トオルを刺した狂犬・安岡を渋谷から叩き出す。その後、出国してコロンビアなどの裏社会で活動し、カンナビスから一目置かれる存在となる。そして南米産のコカインを日本に密輸入して一儲けを企んでいた。
「CASE8」の冒頭において安岡に刺された映児を助け、作中に登場する。当初はトオルの味方として行動するが、実は事件の黒幕であり、そもそも前もって安岡に映児を排除するように命令していた張本人であった。幾島としては本心からトオルを味方に引き込みたいと考えていたが、同時にトオルが乗らないことも理解しており、アジトに乗り込んできたトオルと一騎打ちの末に、相打ちで共に夜の海へと転落する。そしてトオルを助けると計画を諦め、再び出国する。
「CASE12」では一馬の狂言誘拐を知っていた上で、実行犯がカンナビスとなるように動き、後にカンナビスが一馬を粛清するように仕向ける。「CASE FAINAL」では敵組織に捕まったトオルを助けるために敵アジトに現れる。
第2部では9Jの依頼を受け、彼の計画に必要な銃器や爆弾の手配を行う。さらに9Jにカンナビスを紹介し、槙原らの銃器訓練を行う。
ドラマ版では2期に登場し、同シーズンでの黒幕となっている。「カルロス」と名乗る。サイコメトリー能力は持つものの、設定は大きく変更されており、IQ200以上の天才で人を操るほどの心理学のエキスパート、さらに部下に実相寺碧がいるなど、沢木を兼ねた役になっている。弟の幾島タケルと山で遭難した際に、一人分が生き残るだけの食料を巡って「兄を殺す」という弟の心の声を聞いてしまい、逆に弟を殺して生き延びたという過去を持つ。それによって人間不信となっており、日本でテロを起こそうとする。2期最終話において映児とのサイコメトリー対決にて、弟の真意が自分を助ける為であった事を知り、映児を助けた後、爆弾を持って沖まで泳ぎ、爆発と共に姿を消した(死亡は明示されていない)。

メインストーリーにおける犯罪者編集

遠藤 菊男(えんどう きくお) / メビウス
「CASE1:殺人鬼メビウス」の犯人。映児が通う高校の数学教師。校内では至って普通の教師として過ごしているが、その正体は制服を着た少女を標的とする猟奇殺人鬼。特に被害者の衣服を逆さまに着せ直し、紙で作った「メビウスの輪」を現場に残すという異常性を示すことから、警察関係者から「メビウス」と呼ばれる。作中で判明している中では5名の女子学生を殺害している。
小学生の時、従姉のカヨに勉強を教えられ仄かな恋頃を抱くが(メビウスの輪もカヨから教えられたもの)、遠藤がトラックに轢かれそうになったところを庇ってカヨが轢死してしまう。その際の首が折れて顔が背中側を向くという無残な死体を見て、恐怖を通り越して性的興奮と錯覚してしまう。加えて、異常なほど過保護な母親の下で育ったため、恋愛経験に乏しく、マスターベーションなどの性的衝動も健全に解消できず、過去の錯覚が矯正されずに異常な人格が形成されたのではないかと志摩は推測している。
犯行を重ねる中で章吉に濡れ衣を着せようとするなど警察の捜査を撹乱するが、プロファイリングを用いる志摩には通用せず、さらに現場に残したメビウスの輪をサイコメトリーした映児によって、2人による捜査の手が伸びていく。新たな標的として恵美を狙い、気絶させた彼女をマネキンの廃工場に連れ込むものの、恵美の救出に向かった映児に踏み込まれ、激しい乱闘の果てに志摩に逮捕される。
沢木 晃(さわき あきら) / アップル
「CASE2:時計じかけのリンゴ」の主犯。
#レギュラーの犯罪者
荒井 弓子(あらい ゆみこ) / サイレント・ストーカー
「CASE3:サイレントストーカー」の犯人。西洋人形を模したアイドルグループ「スクエア・ドール」の女性マネージャー。32歳。おしゃべりだが、タレント想いの良きマネージャーで、アイドルの西洋人形を模した特徴も彼女によるもの。だが、その実は後述する幼少時のトラウマによって西洋人風の美少女に固執していた心理が露出した結果であった(映児曰くストーカーにとって天職)。ところがメンバーのフロント争いに端を発する赤樹リエへの暴行事件と、その暴露を知って完全にトラウマが蘇って狂ってしまい(トランス状態となり)、その加害者側の少女たちを舌を切り取って殺して行くという連続猟奇殺人を行い始める。切り取った舌は保存してあり、シリアルキラーの特徴である「スーベニア(記念品)」と見なされる。また、トランス状態の時は舌が異様に伸びる特徴がある。
幼少時はパリに住んでいたが、父の再婚によって一緒に暮すことになった西洋人の義姉たちに虐められる日々を過ごすこととなる。西洋人形のような美しい顔立ちの義姉たちに対して醜いアジア人の自分という対比と共に、かつて噂好きの女性を懲らしめるために作られた拷問用の仮面(かなり舌が長い特徴があり、「お喋り女の舌を抜け」という文句で誹謗される)をつけられるという虐めと、その果てに10歳の時に長姉を殺してしまったことが強いトラウマとなる。
事件が始まった当初は、熱狂的なファンによるストーカー事件と考えられたために、マネージャー、しかも女性という盲点によって志摩のプロファイリングにすら引っかからず、加害者メンバーへの犯行を重ねていく。ただし、この中には実際には加害者ではなかったタカシの姉・清水晶子も含まれ、編の最終盤では暴走して被害者だったリエも殺そうとする。しかし、沢木の助言で真相に気づいた志摩に現場に踏み込まれ、逮捕される。
ドラマ版では4人の義姉を皆殺しにしており、裏の人格は男の人格と明確に説明されている。
三浦 良和(みうら よしかず) / ポイズン
「CASE4:笑う死体」の犯人。映児の同級生。臆病な性格でパシリになりやすいタイプの青年。天文部所属。「CASE4」の前日談において映児に助けられる。後述の経緯からシャーマンのような能力を獲得し、「ポイズン」を名乗って「レッドパラソル」という幻覚作用のあるドラッグをバラ巻いていた。摂取した不良たちを束ねる一方で、自分を虐めていた女子生徒らをドラッグの錯乱状態下で裸にさせ、自殺させていた(死体は笑った状態で発見される)。また、カシオペア座を星座の王として、そのWのようなマークを自分のシンボルのように使っていた。
「CASE4」の少し前、自分を虐待していた母親を衝動的に殺害してしまい、その後、自殺するために隠れた体育館の床下で発見した幻覚作用のあるキノコを食べる(後のレッドパラソルの材料)。その際、精神疲労などで心が弱っている人間の心理を感じ取った上、逆に自分の思念を送り込むことで相手の精神や行動を支配するというシャーマンのような能力を獲得する。そこでクッキー上のドラッグ「レッドパラソル」を摂取し、幻覚作用で錯乱状態になった相手を操るようになり、上記の事件を引き起こす。ただし、深層心理では自分の犯した事件に怯えており、その意識から逃避するための暴走であった。
編の終盤、恵美にドラッグを摂取させて拉致し、映児をも自分の支配下に置こうとする。ところが、映児がサイコメトリーで読み取った自分の心理を、その能力で読み取ってしまう。上記、自分のトラウマを突きつけられる形となって錯乱し、ナイフで自傷して倒れる(そのまま逮捕される)。
ドラマ版では設定が大きく変わっている。裕介と同じ東大生で、犯行動機も海外留学の権利を獲得するためという利己的な理由になっている。また、使用したドラッグの名も「α(アルファ)」になっており、幾島が関わっていた。
玉置 弘志(たまき ひろし) / ジャスティス
「CASE5:殺人鬼ジャスティス」の犯人。警邏係の巡査(制服警官)。生真面目な性格で勤務態度は良好。父も警官で幼少より強い正義感を持つが、母親の不倫現場を目撃してしまいトラウマとなる(その際、後に凶器となる父から貰った十手で不倫相手を殴りつけている)。その後、成長し警官となるが、生真面目な性格が災いして強いストレスを受けるようになり、ドラッグに手を出し始める。そしてその副作用の幻覚症状や被害妄想と、過去のトラウマが結びつき、殺人鬼ジャスティスとして一連の事件を引き起こす。
援助交際や、AVへの出演など不純な性行為を行っている長髪(ドラマでは蝶のペンダント)の若い女性や少女を標的とし、ゴミ袋扱いのスーパーやコンビニなどのビニール袋を頭に被せて、(袋の中身がグチャグチャになるくらい)十手で頭部を殴打して殺害する。標的に対する正確な事実関係はまったく関係なく、あくまで玉置本人の思い込みであり、騙されてAVに出演させられた百瀬ジュンや、イタズラで援助交際募集の案内板に貼られた恵を標的とした。また、殺害した相手の髪を切り取って持ち去り、それを風呂に入れて入浴するという性癖がある。
被害者の百瀬ジュンが、想い人かつ、実は犯行現場(彼女のアパート)を訪れていたのに勘違いで犯行を防ぐことができず後悔したトオルに狙われる。めぐみを標的として襲ったところでトオルに正体がバレ、めぐみを人質に形勢逆転を狙うが、荒事に長けるトオルに勝てるはずもなく、拳銃まで奪われ追い詰められる。そして志摩の制止を振り切ったトオルに撃たれ倒れるが、実は1発目が空砲で恐怖から気絶しただけであり、そのまま志摩に逮捕される。
千堂(せんどう) / ユダ
「CASE6:ユダの黙示録」の犯人。プロテスタント系の牧師。生真面目かつ実直な性格で敬虔な人物。ミッション系高校で聖書の授業を担当している他、留置所への説法も行い、多くの凶悪犯を改心させた実績を持つ。しかし、心の内では強い残虐性を秘めており、それに気づいた沢木によって副人格ユダを覚醒させられるのと同時に、殺人の司令を与えられ罪を犯し始める。標的は自分が知る信仰心のある善良な者であり、それを「偽善者」とみなし、イエス・キリストの12使徒に擬えて殺害していく。後に沢木によれば、自分を脱獄させる約束でユダと契約したという。犯行時は「きよしこの夜」を逆さに歌うなどの異常行動を取る。
映児のサイコメトリー能力を逆用した沢木の策謀で志摩の捜査が狂わされ、犯行を続ける。編の終盤で映児に犯行を妨害されると共に正体がバレると、残りの「使徒」を殺害するため留置場を襲撃し、看守を斧で惨殺した後、奪った拳銃で次々と改悛した凶悪犯たちを殺害していく。最後に沢木に拳銃を向けるが、上記の通り沢木は最初からユダの協力者であり、沢木の脱獄に手を貸す形で自ら拳銃自殺を遂げる。
中谷(なかや)
「CASE7:蒼ざめた手」の犯人。海林寺高校の体育教師。水泳部顧問。当たりが良く教師の鑑のような中年男性。妻帯者。生徒たちにも慕われていたが、そのうち、女子生徒の一人と男女の仲となっていた。曰く付きの校庭の桜「屍桜」に首吊り自殺に見せかけて、同高校の女子生徒や女性教師を次々と絞殺する。「CASE7」の犯人であるが、後述するように白雲山の霊に憑依されて犯行に及んだような形となっており、中谷自身には犯行の記憶がなく、当然ながら動機や、きっかけとなる過去のトラウマのようなものも無い。
編の少し前、切り倒そうとすると祟られるという曰くがあり、工事関係者も躊躇する「屍桜」を自らチェンソーで斬り倒そうとする。その際に、その樹液を浴びて倒れ、この時に白雲山の霊の取り憑かれてしまう。以降、自分と交際していた女子生徒など、次々と自殺に見せかけて絞殺していく(正確には、頸動脈を上手く抑えることで手の跡が残らないように綺麗に絞め落とし、鑑識や検死官でなければ首吊りとしかわからないような殺し方である)。
編の終盤、元凶が「屍桜」と判断した映児が桜を焼き倒そうとすると、それを妨害するために現れ映児と戦うこととなる。白雲山として相撲取りさながらの力や技を駆使して映児を追い詰めるものの、かつての奉行所での白洲の記憶を読み取った映児が、奉行の断罪のセリフを繰り返したことで、怯えて屈する。その後、映児によって屍桜は焼かれ、呪いは消える。
ドラマ版では、関係を持った生徒から脅迫されたという中谷自身の動機も追加されている。
白雲山の霊 / 屍桜
「CASE7:蒼ざめた手」の実質的な犯人。江戸時代の力士で、その逞しい両腕で遊女などを好んで絞殺していた殺人鬼。最終的には奉行所に裁かれ、死刑に処されるが、その前に両腕を斬り落とされ、それが映児の高校にある「屍桜」の根本に埋められていた。その白雲山の霊魂ないし思念が、栄養として吸われた「屍桜」に宿っており、「CASE7」における一連の事件を引き起こす。
「CASE7」は基本的に白雲山が憑依した中谷の仕業であるが、一方でサイコメトリー能力で白雲山の記憶を読み取った映児にも影響を与える。また、中谷や映児を介さない超常現象と呼べるものも引き起こしている(映児の部屋の窓に、桜の樹液による白雲山の手形が残るなど)。また、中谷自身は中肉中背の中年男性ながら、白雲山の憑依中はまさに力士といった膂力を発揮し、技などを駆使する(そもそも両手で首を締めて、綺麗に締め落とすなどは素人には不可能)。
幾島 丈二(いくしま じょうじ)
「CASE8:屍の街」の主犯。
#レギュラーの犯罪者
安岡 辰巳(やすおか たつみ)
「CASE8:屍の街」の犯人の一人。3年前、トオルと幾島によって渋谷から追い出されたイカれた不良。痩けた頬に赤い長髪が特徴で、葉巻ハバナを好み、よく吸っている。目的のためであれば卑怯なことなどまったく気にせず、トオルからは「狂犬」と評される。「CASE8」におけるコカイン市場を巡る陰謀の首謀者と思われていたが、実は黒幕である幾島の共犯者であった(正確には安岡も幾島によってコカイン中毒にされており、彼の言いなりであった)。
3年前はトオルを、本編では映児を唐突にナイフで刺し、機先を制するなど、とにかく手口が汚い。自らが、コカイン市場の商売敵である渋谷でのドラッグのディーラーグループ「69」の仲間であるように見せかけて「リーグ」に潰させ、コカイン市場の独占を図る。編の終盤では、アジトに乗り込んできた映児を部下達と共に返り討ちにしようとするがまったく敵わず、ほとんど殺されかけた状態で警察に捕まる(赤樹の霊が映児を止めたために、トドメが刺されなかった)。
「BREAK52:復讐の下手投げ」で再登場し、少年院を脱獄して映児とトオルに復讐しようとする。実は中学時代は相撲部で、全国大会で準優勝したほどの力量であったが、それを読み取った映児らが、相撲で決着をつけようとしたため、呆然としてしまい、そのまま再逮捕された。
青木 義男(あおき よしお) / 殺人シェフ
「CASE9:殺人シェフ」の犯人。レストラン用品のクリーニング屋。その正体は「料理を冒涜した」と考える料理人を拘束し、自らの料理を食べさせ、満腹で食べれなくなると激昂して殺すという殺人フェフ。幼いころからフランス料理に憧れを持ち、また人並み外れた嗅覚を持っていた。化学系の大学を卒業後、その嗅覚を生かして食品メーカーに就職し、商品の開発チームに配属される。そこで冷凍食品の魚でも焼き魚の香りがする香料の開発などを行うが、同時にそれが料理への冒涜と深い自責の念を持つようになり、最終的に精神を病んで退職し、実家のクリーニング屋を継ぐ。自ら趣味で料理研究をする傍ら職業柄、様々なレストランを訪れるため、そこでゴミを漁って分析までしていた。しかし、そこで顧客の1つがかつて自らが開発していた香料を使っていることに気づき、それが過去のトラウマと結びついて殺人を繰り返すようになる。
上記の通り、標的は化学調味料の香料を使うなどして「料理を冒涜した」と考える料理人であり、それに自らが調理した「本当の料理」を味合わせることを目的とする。見た目は高級料理に慣れた志摩も感嘆するほどの出来栄えであり、標的に食べさせる際には隠し味などを細かに説明するなど、自分の料理に絶対の自信を持つ。ところが、実は個人研究で料理をやっていたがために、ビネガーはプロとしては賞味期限が切れたものを使ったり、水は水道水であるなど、しょせんアマチュアだった。
自身が料理人として高く評価していた顧客・透流の母親(江川瞳)が、例の香料を使い始めたことに気づき、標的とし他の被害者たちと同じく、自分の料理を振る舞う(これは正確には誤解で、彼女が雇った新しいスタッフの河原崎が勝手に香料を使っていた)。ところが、そこで上記の欠点を次々と彼女から指摘され、最終的に単なる見掛け倒しだと料理人失格の烙印を押される。そのショックで発狂し、自らの身体を切り刻み倒れ(映児曰く自分自身を料理してしまう)、逮捕される。
ドラマ版では「川辺(かわべ)」という名前で登場し、少なくとも料理の腕は高かった(見掛け倒しの料理は河原崎に設定が変わっている)。
轟 省吾(とどろき しょうご)
「CASE10:テロリストの挽歌」の犯人。定年間近の少年課の刑事。年相応に非常に温厚そうな初老の男だが、実はかつて「ミスター捜査一課」と呼ばれた捜査一課の伝説的な刑事。武道、射撃(拳銃、狙撃両方)、捜査能力共に優れており、過去にはオリンピックに出場して銀メダルを獲得し、海外で教官を経験したこともある。また、捜査一課時代は、新人だった志摩の上司で教育も担当しており、彼女が頭の上がらない一人だった。ある事件で志摩を助けるために犯人の少年を射殺し、轟に落ち度はまったく無かったが、自責の年から拳銃を捨て、少年課に異動したという過去を持つ。孫娘の加藤舞を強姦の末自殺に追いやった5人の少年達に復讐するため、「復讐に燃えるテロリスト」として一連の事件を引き起こす。
舞の自殺後に、初めて事件のことや彼女が自分に相談しようとしていたことを知り(少年課の刑事とはいえ、未成年保護の観点から事件を知らなかった)、激しい後悔に襲われる。そして昔のツテで手に入れたトカレフ拳銃で自殺しようと街を彷徨っていたところ、偶然にも犯人の少年の1人に出くわし、そこで彼らが反省していないどころか、自らを「鬼畜系」と称して新たな事件を起こそうとしていることを知り、そのまま激昂して射殺する。そこで孫の復讐を遂げることを決意し、ドラグノフ狙撃銃なども用いて、残りの4人を殺害するための行動を起こす。途中で志摩に犯人とバレ、妨害を受けるものの、彼女の想定を超える狙撃術などで標的達を葬っていく。最後のリーダー格の1人を追い込み、恐怖のために重傷を与えたところで、駆けつけた映児の妨害や志摩と激しい銃撃戦となる。その後、彼女に対して有利になったかのように見えたが、SATの一斉射撃で死亡する。実は銃弾は既に尽きていた。死の間際に自分の記憶を映児に読み取らせ、詳細な動機を伝える。
若竹 夏美(わかたけ なつみ) / イムタン
「CASE11:騒霊の館」の犯人。画廊経営者。青池蘭の熱烈なファンである壮年の女性。実は病魔に冒され余命間もないために心理が不安定な状態となっており、自殺願望のあるリストカッターであった。その中で青池の絵と出会い、自分の最後の命を敬愛する彼女のために使おうと考える。そこで青池から彼女が憎んでいる人間(飛行機事故の生存者)を聞き、一連の殺人を犯す。標的を殺した後、喜怒哀楽を示す濃い化粧(歌舞伎の隈取のようなもの)をさせるのが特徴(館内での殺人では化粧に加えてポルターガイストによる人形の殺人ように演出した)。標的全員を殺害した後、手首を切って自殺する。
殺人者「イムタン」は、夏美のアナグラム(ローマ字の逆読み)である(NATUMI→IMUTAN)。また、若竹自身がイムタンを名乗ったわけではなく、犯人を知る青池が犯人はイムタンと言ったことによる。
青池 蘭(あおいけ らん)
「CASE11:騒霊の館」の主要人物で、実質的な黒幕。17歳の若き美人洋画家。14歳で画壇デビューし、見る者に感銘を与えるような風景画を描くため、人気を博し、ファンが多い。かつて13歳の時に航空機墜落事故に巻き込まれて唯一の生存者となり、そのショックで感情を失い心を閉ざしている。また、常に車椅子で西洋人形マリアージュを膝に抱えており、その人形を使った腹話術によって意思表示する。同事故で両親を亡くしたため、その後、叔父夫妻に引き取られ、人里離れた森の中の洋館で暮らす。
飛行機事故の際に、ある種のサイコメトリーのような能力によって、201人の犠牲者たちが最期に思い浮かべた風景が自分の中に流れ込んでくる。彼女の描く絵の正体は、実はこの風景であり、死の間際の人間が思い出すほどの印象深い風景ゆえに見る者に感銘を与えていた。その中で実は喜怒哀楽の表情の隠し絵も書き込んでいた。
偶然搭乗を見合わせたために飛行機事故を免れた人たちがインタビューで喜ぶ姿を見て、強い憎しみを抱くようになる(この中には叔父夫妻も含まれる)。その感情を自身のファンだった若竹に吐露したため、彼女が一連の殺人を行うこととなる。だが、実は飛行事故被害者には青池の想い人であった家庭教師の大学生がおり、実は若竹がキャンセルしたため同乗し事故に巻き込まれていた。その先生の最期の風景は、絵を描く青池の姿であり、実は両想いであったことを知る。そのため、青池にとって最大の憎しみの相手は他ならぬ若竹であり、若竹に殺人者という最大の汚名を着せることが最大の復讐だったのではないか(初めから若竹が殺人を行うよう仕向けていた)、と沢木は指摘している。
犠牲者全員の絵を描き終わったこと、復讐が完了したことで、編の最終盤で喜怒哀楽を取り戻し、編の最後ではこれからは自分の描きたい風景を描くと宣言するシーンで終わる。
カンナビス
「CASE12:カンナビス」の敵役。世界的なプロの犯罪請負人。容姿麗しい美青年であり、普段は女装している。見かけは華奢な身体つきながら、ワイヤーで瞬く間にひしゃげるほどに人間の首を縊るなど異常な膂力を持ち、喧嘩慣れした映児に腹を殴られても逆に映児が痛がるほどに鍛え上げられた鉄のような腹筋など、異常な身体能力を持つ。後述する経歴から銃器の扱いのほか、明かりのない夜の山を難なく行動して標的を追い詰めるなど、作中屈指の戦闘能力を持つ。幾島とは交友があり、信頼している。
実は日本人で本名を「宏明(ひろあき)」と言う。商社マンの息子という裕福な少年であったが、家族(両親と妹)を乗せたセスナ機が運悪く南米ゲリラの支配地域に不時着し、目の前で両親は射殺され、自身は少年兵としてゲリラに教育される。過酷な運命と生活の中で凄腕の兵士となるが恨みは忘れておらず、18歳の誕生日に不意打ちとはいえ、単身でゲリラの本拠地アジトを襲撃し壊滅させる。その際、生き別れとなって自分と同じく少年兵として育てられた妹を火炎放射器で焼き殺しており、炎にトラウマがある。
大物政治家の息子・牧原一馬の誘拐を依頼され、来日する。トオルの妨害を物ともせず無事に依頼を果たすものの、これが一馬の狂言誘拐だと知って、プロの犯罪請負人としてのプライドを傷つけられたことから、報復を目論む(これらは実は旧知の幾島の思惑もあり、トオルのために一馬を殺そうと考えた)。厳重に警備された邸宅から一馬を誘き出させるなど搦め手も駆使し、追い込むものの、映児とトオルの妨害に遭う。予め得たサイコメトリーの情報から、炎がトラウマと知っていた映児によって現場に火が着けられるが、これによって逆に暴走してしまい、完全に手のつけられない状態となる。異常な戦闘能力で2人を凌駕するものの、精神が破綻する寸前で、そこに現れた幾島に拳銃で撃たれ、意識を失う。その場では幾島に射殺されたようにも見えたが、実は生きており(あくまで暴走を停止させるために幾島は撃った)、再び海外で活動しているシーンで編は終わる。
その後、第1部では登場しないものの、映児とトオルにとっての恐怖の存在としてたびたび名が挙がり、「カンナビス先生」とも呼ばれている。第2部で再登場する。
ヤコブ
カンナビスの部下の男。癖のある長髪に髭面、三白眼という怪しい風体の男。カンナビスの正体が明らかになるまで、あたかも彼がカンナビスであるかのように描写される。実際のところは、カンナビスの部下として道具や誘拐した一馬の身柄を運ぶ程度の仕事で、裏の人間とはいえ、カンナビスや幾島のような人間離れした異常性はない。
能条 蓮治(のうじょう れんじ) / サイレント・ボマー
「CASE13:サイレント・ボマー」の犯人。花火師の青年で、映児と国光の幼馴染かつ親友。映児や国光とは対象的な冷静で落ち着いた性格。サイレント・ボマー編の前段において、自らが済む下町が悪徳不動産会社の地上げの被害に遭い、この事件は映児と国光の活躍で片付く。しかし、それから間もなく、強く尊敬する花火師としての師匠でもある祖父が亡くなり、その原因を地上げ屋達の行為に求めて復讐を誓う(逆恨みではなく、実際に地上げ屋らの睡眠妨害などで祖父の体調が悪くなったなどの描写がある)。そして花火師としての知識を活かし、地上げに関わった人物らを次々と爆殺していくが、他に被害を出さないために事前に徹底的に相手を調査し、さらに子供達が凄惨な死体を見ないように煙幕を張るなどの配慮まで行う。その爆発物に関する知識・技術は当初、プロファイリングする志摩に軍事のプロと勘違いさせるほどだった。
復讐の途中で正体が発覚するも、映児や志摩、そして国光を出し抜き、復讐を完遂する。一時は捕まってしまうも、自らの片腕を焼き切って逃亡するなど執念で行動し、最後には一連の騒動の中で、真の悪はもっと上の政治家たちと考えるようになり、革命と称して国会議事堂に爆弾を仕掛け、自爆する共に国会議員らを皆殺しにしようと企てる。しかし、蓮治を助けたい映児と国光が下町の仲間(若者)を誘って衆議院議会場を占拠するという前代未聞の事件を引き起こし、そして彼らの説得によって出頭する(爆死を免れた政治家たちの口添えで映児らも免責される)。また、失った腕は保管されており、その後手術で元に戻る。
一連のエピソードが国光が政治家を志すきっかけとなり、後にスピンオフ『クニミツの政』につながる。また、特例で花火造りを許されており、同作中では刑務所内から彼が製作した花火玉が送られている。
ドラマでは未登場で中性的な容貌がB.Jに継承された他、幾島がサイレント・ボマーを名乗っている。
大清水 宏(おおしみず ひろし) / MELA
「CASE14:サバイバル・ゲーム」の犯人。映児の同級生で、同学年における優等生グループの一人。沢木に唆される形で、彼の助言を受けながら、名門大学の推薦枠を狙うライバル達を殺すという一連の殺人事件を起こす。ただし、基本的には自分がするのは後述のように下準備のみで、実際の殺しは同じくライバルの灰島を操作するという形で進め、大清水自身が直接手を下したのは返り討ちという形での灰島の殺害のみであった。その上で更に幼少時に理不尽に自分をイジメた恨みの対象である章吉に罪をなすりつける。MELAはリンゴのイタリア語で、章吉をハメるため「芽衣羅」という名前も使った。
「CASE14」の事件の仕掛けや構造は特殊である。まず、沢木が、特殊な命令を受信すると強力な電磁波を発する違法携帯電話を開発し、標的たちが持つように仕込む。電磁波に反応して発火する金糸の入ったアクリルのセーター(アクリル自体が燃えやすい面もある)を合格祈願品のような形で口コミ(優等生の親のコミュニティーなど)で標的に着させ、さらにただ服が燃えるだけでは効果が薄いため、予め事件現場の酸素濃度を高くしておく(これはすべて大清水が行う)。大清水はMELAとして灰島を唆し、灰島は標的の携帯電話に着火の命令送信を行う(灰島は命令送信するだけで、着火する仕組みは知らない)。以上は沢木にとって罪の意識を希薄化させる心理実験であり、また携帯電話による暗殺は、「CASE11:騒霊の館」によって得た電磁波の知見と共に次編「CASE FAINAL:罪と罰」における標的暗殺の実験でもあった。
沢木の思惑通りに計画を進め、基本は灰島に殺させること、その灰島殺害はあくまで正当防衛という形にすることで罪の意識が希薄だった。また、実際に犯行の証拠がまったくない完全犯罪であり、志摩も諦める。しかし、理不尽な決着に納得がいかない映児と裕介、トオルから、犯行方法はすべてバレていること、さらに目的であった推薦枠を自分より成績優秀な裕介が狙うと予告されたことで精神を強く動揺させられる。そして、携帯電話1つで容易く人を殺せるという事実から、駅のホームで電車を待っている際、周りの着信音で今度は自分が殺されるのではないかとパニック状態になり、そのままホームに転落して電車により轢死した。
灰島 和良(はいじま かずよし)
「CASE14:サバイバル・ゲーム」の実行犯。映児の学校の優等生グループの一人。名門大学への推薦枠を狙う中で、自分より成績上位のライバル達を「MELA」と名乗る人物のメールでの指示を受けながら次々と焼き殺していく。灰島自身がやったことは基本的に着火源となる改造携帯への特殊命令送信だけで、酸素濃度を上げるなどの前準備はすべて黒幕のMELAこと大清水が行っていた(加えて、灰島自身はあくまで命令を出せば標的が焼け死ぬという事実しか知らず、違法携帯電話が暗殺の道具とは知らなかった)。「CASE14」は、灰島が実行犯と読者に明らかにされた形で物語が進む。
実は大清水よりも成績は1つ上であったが、MELA(大清水)から教えられた成績順位は逆であった。そこで大清水も灰島にとって標的となり、最後の殺しとして特殊命令を送信をしようとする。そこをあくまで心理的には正当防衛という形で、逆に大清水から携帯に命令発信がなされ、焼き殺されてしまう。
長尾 / レイブン
「CASE FAINAL:罪と罰」の犯人グループの主要人物。神奈川県警の刑事。志摩の同期。頭脳明晰で志摩も認めるキャリア組の若手刑事だが、先輩の立花や赤樹には敵わないと感じて警視庁ではなく県警を選択したという。「CASE FAINAL」の冒頭のロシア人娼婦殺しを担当し、被害者が志摩が立花に送った自分の名前が彫られたたペンダントを持っていたため、志摩に事情を聞きに来る。実は警察内クーデター勢力の幹部であり、ボスであるエレファントの右腕。クーデター勢力を倒すために立花や志摩と行動するように見せかけ、自分たちの存在に気づいた立花を殺害するために志摩を囮に使うのが目的であった。また、沢木からサイコメトリーの防御方法を教えられており、映児の能力から正体を隠し通せていた。
ドストエフスキーの『罪と罰』を引用して、自分を選ばれた人間とし、理想的な国家を作るためとして、自分らの犯罪行為を肯定する(これを沢木からはアドルフ・ヒトラーと同じ考えと評される)。また、もともと沢木と交友関係を持ち、沢木をクーデター勢力に誘った張本人である。ただし、自分は革命家で、沢木は犯罪者だと一線を引く。
あくまで味方の側を装い志摩らと行動を共にする。しかし、立花には薄々正体がバレており、最終的には彼の策で尻尾を出すことになる。最後、アジトの戦いにおいて志摩や阿部を牽制するも、重傷を負った阿部と相討ちになり射殺される(阿部は一命を取り留める)。
近藤 / バッファロー
「CASE FAINAL:罪と罰」の犯人グループの殺し屋。警察内クーデター勢力の幹部。片耳を欠損している。一時期は立花の部下だったともある元刑事で、ノンキャリア。射撃、格闘術に関して超一流の技術を持ち、組織の戦闘部隊を指揮する。赤樹を殺した張本人であり、「CASE FAINAL」冒頭では立花の協力者であったロシア人娼婦を殺害する。
祖父は特攻隊員、父親は政治家のSPという家系で、人一倍愛国心が強い。幼少時に父親が護衛対象を暗殺から庇って殉職し、その後でその護衛対象が汚職で捕まったことに強いショックを受ける。そのためにクーデター勢力に加わっており、その正義心から協力者である沢木のことも毛嫌いしている。
同編において序盤から犯人グループの一員として登場し、作中を暗躍する。終盤、アジトで立花にサシの勝負を挑む。自信をもっていたが、立花の方が一枚上手であり、機転を効かせた立花に破れ、射殺される。
警視総監 / エレファント
「CASE FAINAL:罪と罰」の犯人グループのボス。年配の男。現在の日本の政治状況を悲観し、警察権力が背後から政治家の弱みを握って支配するという「静かなるクーデター」を企てる。長尾や近藤から敬服され、長尾からは偉大なカリスマとまで評される。立花は警察内の大物と見立て、作中でも同編初期から登場していたが、最終盤まで公的な役職は明かされておらず、編の最終話にて現役の警視総監であることが判明する。最期は警視総監室に乗り込んできた立花に射殺される。

サブストーリーにおける犯罪者・敵役編集

アモン
「BREAK19:Under The Noise」で登場。デスメタル系のロックバンド「モルグ」のリーダー。ベース担当。背が高く大柄な体格に、額にはドクロのエンブレムを埋め込んでいる。衝動的に暴力を振るうイカれた男で、同じメンバーからも恐れられる(恐怖で強引に仲間にしていた)。「BREAK19」においてライブハウスでのトラブルから裕介を襲撃し、映児と仲違いするように仕向ける。映児を信じる裕介を再度激しく暴力を奮って瀕死の状態にするが、最後はキレた映児に報復される(裕介は一度死にかけるが深海によって助かる)。
「BREAK57:デスメタルは復讐の調べ」で再登場し、前回の出来事で仲間が離れてしまったため、代わりに映児の友人らを仲間にすればいい、とイカれた発想で行動を起こす。章吉、テツヤを拉致し、さらにトオルすらも、風邪で高熱を出し体調不良であったことや、不意打ちということもあって拉致に成功する。しかし、その後、映児に助け出されたトオルのリベンジを受けることとなり、最後は両腕両脚を折られ倒される。
金子 竜一(かねこ りゅういち)
「CASE8:屍の街」のサブキャラクター。渋谷でコカインなどのドラッグを売り捌く不良チーム「69」のヘッド。コカイン市場の独占を企む安岡と幾島の陰謀により弟を殺された挙句、トオル率いる「リーグ」の襲撃を受ける。そこでトオルと決着をつけるため登場するが、そこに現れた安岡に車で轢かれ、警察に逮捕される。
「BREAK26:ときめき大捜査線」で再登場し、未だ弟をトオルに殺されたと勘違いしたまま彼に復讐するため脱獄を果たす。福島が事故で映児のバイクを傷つけ隠蔽工作を行う同話において、偽パトカーの塗料がついたバイクを白バイと勘違いし、さらに福島の私物である白バイ隊員の制服を着て、トオルに騙し討ちしようとする。しかし、まったく正体がバレており、トオルと映児に逆に追い込みをかけられる。そこで、あくまで金子が着ているコスプレグッズを庇った福島の言動を、自分に対するものと勘違いして改心する。最後、福島に永遠の愛を告白しながら、大人しく警官に連行される。

その他の主要人物編集

武藤 国光(むとう くにみつ)
「CASE13:サイレント・ボマー」の前日談から登場する同編の主要人物。映児の旧友。同編の出来事で政治家を志すようになり、スピンオフ『クニミツの政』で主人公を務める。
映児が隅田町の下町にいた頃の同い年の友人。典型的な不良少年で、紅く染めた髪に剃り込みを入れた切れ長の目の青年。頭より先に体が動くタイプで章吉並に頭が悪い。「CASE13」にて幼馴染の能条が犯人と知ると、これ以上罪を重ねることを防ぐため、映児と奔走する。最終的には国会議事堂を占拠し、能条を説得して彼を投降させる。
この一件で政治家を志すようになり、トオルの父が大物政治家の牧原と知ると、強引に牧原に弟子入りする(「BREAK52:国光の野望~昇竜編~」)。その後、掌編において主人公を務め、『クニミツの政』に繋がっている。
ドラマ版では登場せず、田宮章吉が役を兼ねている。

ドラマのオリジナル人物編集

大平 瑞樹
ドラマ版で登場。バス内で発見された大量殺人の唯一の生存者。当初は目撃者と思われていたが、実際は彼の肉体に昏睡状態の兄の意識が乗り移り、殺人を犯していた。
日比野 一馬
ドラマ版で登場。恵美が偶然出会った美青年。一見他人を命懸けで助けようとする好青年だが、実際は刹那主義・快楽主義者で人ごみに紛れ殺人を行う犯罪サークルの会員。
橋 慶太郎
ドラマ版で登場。志摩が尊敬する警察官だが、スリルを求め犯罪サークルの会員になった。
B.J
ドラマ2期で登場。西京警備隊のリーダー。原作における安岡の役回りだが蓮治を彷彿とさせる中性的な容姿を持ち、無目的に悪事を繰り返す一方「テロリストの挽歌」で自分に嘘をつき強姦を行っていたことを隠していたメンバーに激怒し、見殺しにするなど独自の倫理観を持つ。自らの空虚を埋めてくれた幾島に心酔し、最終話でターゲットの悪徳政治家と共に自爆した。
西京警備隊
章吉らの「城北レーベル」と対立するグループとして登場。一般人に暴力を振るったり、援助交際の斡旋などで資金を稼ぐなど犯罪行為を行っている。映児が幾島に撃たれた時に、メンバーの一人が犯人として挙げられ、「α」の密輸元である疑惑がかかり(「69」の設定が流用されている)、「城北レーベル」に潰された後、リーダーのB.Jが去り、事実上壊滅する。後に城北レーベルとともに爆薬密輸に関わり、城北レーベルが国会議事堂に乱入した事を知ると、彼らに続き機動隊と乱闘。幾島を止めようとした。メンバー全員が同じゴーグルを装着している事が特徴。

書籍情報編集

単行本
  1. 01巻 1996年07月17日 ISBN 4063122956
  2. 02巻 1996年09月17日 ISBN 4063123170
  3. 03巻 1996年11月15日 ISBN 4063123391
  4. 04巻 1997年01月17日 ISBN 4063123669
  5. 05巻 1997年03月17日 ISBN 4063123847
  6. 06巻 1997年06月17日 ISBN 4063124207
  7. 07巻 1997年08月12日 ISBN 4063124428
  8. 08巻 1997年11月17日 ISBN 4063124762
  9. 09巻 1998年01月16日 ISBN 4063124991
  10. 第10巻 1998年03月17日 ISBN 4063125211
  11. 第11巻 1998年05月15日 ISBN 4063125440
  12. 第12巻 1998年08月17日 ISBN 4063125793
  13. 第13巻 1998年10月16日 ISBN 4063126048
  14. 第14巻 1998年12月16日 ISBN 4063126307
  15. 第15巻 1999年02月17日 ISBN 4063126544
  16. 第16巻 1999年04月16日 ISBN 4063126757
  17. 第17巻 1999年06月17日 ISBN 4063126994
  18. 第18巻 1999年09月16日 ISBN 4063127257
  19. 第19巻 1999年10月15日 ISBN 4063127451
  20. 第20巻 1999年12月15日 ISBN 4063127834
  21. 第21巻 2000年02月17日 ISBN 4063128016
  22. 第22巻 2000年04月14日 ISBN 4063128237
  23. 第23巻 2000年06月16日 ISBN 4063128474
  24. 第24巻 2000年08月10日 ISBN 4063128695
  25. 第25巻 2000年10月17日 ISBN 406312889X
  1. 01巻 2011年10月06日 ISBN 978-4-06-382092-8
  2. 02巻 2011年11月04日 ISBN 978-4-06-382102-4
  3. 03巻 2012年02月06日 ISBN 978-4-06-382135-2
  4. 04巻 2012年04月06日 ISBN 978-4-06-382160-4
  5. 05巻 2012年07月06日 ISBN 978-4-06-382196-3
  6. 06巻 2012年09月06日 ISBN 978-4-06-382216-8
  7. 07巻 2013年03月06日 ISBN 978-4-06-382274-8
  8. 08巻 2013年04月05日 ISBN 978-4-06-382283-0
  9. 09巻 2013年05月02日 ISBN 978-4-06-382296-0
  10. 第10巻 2013年10月04日 ISBN 978-4-06-382360-8
  11. 第11巻 2013年11月06日 ISBN 978-4-06-382371-4
  12. 第12巻 2014年02月06日 ISBN 978-4-06-382426-1
  13. 第13巻 2014年05月02日 ISBN 978-4-06-382462-9
  14. 第14巻 2014年07月04日 ISBN 978-4-06-382486-5
  15. 第15巻 2014年12月05日 ISBN 978-4-06-382526-8
文庫版
  1. 01巻 2003年06月12日 ISBN 978-4-06-360559-4
  2. 02巻 2003年06月12日 ISBN 978-4-06-360560-0
  3. 03巻 2003年07月11日 ISBN 978-4-06-360576-1
  4. 04巻 2003年07月11日 ISBN 978-4-06-360577-8
  5. 05巻 2003年08月12日 ISBN 978-4-06-360603-4
  6. 06巻 2003年08月12日 ISBN 978-4-06-360604-1
  7. 07巻 2003年09月12日 ISBN 978-4-06-360614-0
  8. 09巻 2003年09月12日 ISBN 978-4-06-360615-7
  9. 09巻 2003年10月10日 ISBN 978-4-06-360628-7
  10. 第10巻 2003年10月10日 ISBN 978-4-06-360629-4
  11. 第11巻 2003年11月12日 ISBN 978-4-06-360649-2
  12. 第12巻 2003年11月12日 ISBN 978-4-06-360650-8
廉価版

テレビドラマ編集

サイコメトラーEIJI
ジャンル テレビドラマ
脚本 小原信治
演出 堤幸彦(1)
猪股隆一(2)
大根仁(2)
出演者 松岡昌宏TOKIO
大塚寧々(1)
工藤静香(2)
井ノ原快彦V6
小原裕貴
プロデューサー 櫨山裕子
制作 日本テレビ
放送
放送国・地域   日本
第1期
放送期間 1997年1月11日 - 3月15日
放送時間 土曜日21:00 - 21:54
放送枠 土曜ドラマ (日本テレビ)
放送分 54分
回数 10
第2期
放送期間 1999年10月16日 - 12月18日
放送時間 土曜日21:00 - 21:54
放送枠 土曜ドラマ (日本テレビ)
放送分 54分
回数 10
スペシャル
放送期間 2000年9月24日
放送時間 日曜日23:00 - 24:54
放送分 114分
回数 1

1997年1999年の二度、日本テレビ系列局の土曜ドラマ(土曜グランド劇場)枠にてテレビドラマ化され、いずれもTOKIO松岡昌宏が主演を務めた。第1期と第2期ではいわばパラレルワールド的な世界観であり[1]、サイコメトリーの方法や黒幕の設定、一部キャストなどが変更されている。

この番組を縁に田辺誠一大塚寧々が結婚している。1997年版では、刑事役で阿部サダヲを確認できる。

ドラマに限ってはストーリー時系列上、また同一地名の存在などで1990年代後半に同枠で放送されたジャニーズ主演ミステリーシリーズとされる『金田一少年の事件簿』、『銀狼怪奇ファイル』、『透明人間』、『D×D』と同一世界(或いはパラレルワールド的世界)の出来事という設定になっている。そのシリーズとしては『EIJI2』のスペシャル版が完結篇とされ、「金田一少年の事件簿」で剣持警部役であった古尾谷雅人が最後に特別出演を果たしている。なお、シリーズの時系列的には『金田一少年の事件簿』(第1期)→『銀狼怪奇ファイル』→『透明人間』→『金田一少年の事件簿』(第2期)→『サイコメトラーEIJI』(第1期)→『D×D』→『サイコメトラーEIJI2』(第2期)となっている。

シリーズ作品編集

『サイコメトラーEIJI』(第1期)
1997年1月11日から3月15日まで毎週土曜日21:00 - 21:54に、「土曜グランド劇場」枠で放送された。全10回、平均視聴率17.1%。当時のラテ欄には、『サイコメトラー映児』と表記されていた[注 4]。CASE 3「ボクを殺さないで」の回はドラマオリジナルストーリーであるが、現在は欠番扱いとされている(小学生による小学生集団殺戮という内容のため)。1997年4月25日に全6巻でVHS化されているが、DVD化はされていない。
『サイコメトラーEIJI2』(第2期)
1999年10月16日から12月18日まで毎週土曜日21:00 - 21:54に、「土曜ドラマ」枠で放送された。全10回、平均視聴率15.4%。当時のラテ欄には、『サイコメトラー2』と表記されていた。
2000年5月24日に全4巻でVHS化されているが、DVD化はされていない。
『サイコメトラーEIJI SP』(2時間スペシャル)
2000年9月24日に2時間スペシャル版放送。21:00からの放送予定であったが、前番組枠で生中継されていたプロ野球読売ジャイアンツ中日ドラゴンズ」戦で、ジャイアンツのセントラル・リーグ優勝が決まったために中継が延長された影響で、2時間繰り下げて23:00から放送された。平均視聴率16.3%。
VHS、DVD化はされていない。

キャスト編集

主要人物編集

第2期からのキャラクター編集

ゲスト編集

第1期編集
CASE 1:殺人鬼メビウス
CASE 2:時計仕掛けのリンゴ
CASE 3:ボクを殺さないで
CASE 4:狙われたアイドル
CASE 5:24HOURS 顔のない殺人者
CASE 6:THE LAST SEVEN DAYS
第2期編集
CASE 1:殺人鬼ジャスティス
CASE 2:ユダの黙示録
CASE 3:蒼ざめた手
CASE 4:テロリストの挽歌
CASE 5:笑う死体
CASE 6:Last Revolution
スペシャル編集
「戦慄の殺人シェフ」

スタッフ編集

※(1)、(2)は片シーズンのみの担当

放送日程編集

第1期(1997年)編集

放送回 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
1 (CASE 1) 1997年
1月11日
殺人鬼メビウス(前編) 小原信治 堤幸彦 17.8%
2 (CASE 1) 1月18日 殺人鬼メビウス(後編) 17.6%
3 (CASE 2) 1月25日 時計仕掛けのリンゴ(前編) 田子明弘 佐藤東弥 16.4%
4 (CASE 2) 2月01日 時計仕掛けのリンゴ(後編) 17.3%
5 (CASE 3) 2月08日 ボクを殺さないで 小原信治 堤幸彦 16.2%
6 (CASE 4) 2月15日 狙われたアイドル(前編) 田子明弘 大谷太郎 17.2%
7 (CASE 4) 2月22日 狙われたアイドル(後編) 17.2%
8 (CASE 5) 3月01日 24HOURS 顔のない殺人者 大石哲也 佐藤東弥 17.5%
9 (CASE 6) 3月08日 THE LAST SEVEN DAYS(前編) 小原信治 堤幸彦 13.6%
10 (CASE 6) 3月15日 THE LAST SEVEN DAYS(後編) 20.3%
平均視聴率 17.1%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

第2期(1999年)編集

放送回 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
1 (CASE 1) 1999年
10月16日
殺人鬼ジャスティス(前編) 小原信治 猪股隆一 17.0%
2 (CASE 1) 10月23日 殺人鬼ジャスティス(後編) 17.1%
3 (CASE 2) 10月30日 ユダの黙示録(前編) 田子明弘 14.9%
4 (CASE 2) 11月06日 ユダの黙示録(後編) 14.0%
5 (CASE 3) 11月13日 蒼ざめた手 坂東賢治 五木田亮一 16.0%
6 (CASE 4) 11月20日 テロリストの挽歌(前編) 小原信治 16.3%
7 (CASE 4) 11月27日 テロリストの挽歌(後編) 14.9%
8 (CASE 5) 12月04日 笑う死体 田子明弘 大根仁 14.5%
9 (CASE 6) 12月11日 Last Revolution(前編) 小原信治 猪股隆一 14.5%
10 (CASE 6) 12月18日 Last Revolution(後編) 15.0%
平均視聴率 15.4%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

スペシャル(2000年)編集

  • 23時00分から翌0時54分の1時間54分SP(※当初の放送時間は21時00分から22時54分を予定していたが、読売ジャイアンツのセ・リーグ優勝決定試合中継の延長および優勝祝賀会中継により2時間ずれ込んでいる)。
放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
2000年
9月24日
戦慄の殺人シェフ 大石哲也 都築淳一 16.3%
日本テレビ 土曜グランド劇場
前番組 番組名 次番組
聖龍伝説
(1996.10.19 - 1996.12.21)
サイコメトラーEIJI
(1997.1.11 - 1997.3.15)
FiVE
(1997.4.19 - 1997.6.28)
日本テレビ系 土曜ドラマ
新・俺たちの旅 Ver.1999
(1999.7.3 - 1999.9.11)
サイコメトラーEIJI2
(1999.10.16 - 1999.12.18)
バーチャルガール
(2000.1.15 - 2000.3.11)

ゲーム編集

1999年2月18日講談社より発売されたプレイステーション用アドベンチャーゲーム。

アニメーションスタッフ

  • アニメーションプロデューサー - 寺川英和
  • 監督・絵コンテ・演出 - 川崎逸朗
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 佐々木守
  • 美術監督 - 小倉宏昌
  • 色彩設計・色指定 - 水田信子
  • 制作進行 - 若林漢二
  • アニメーション制作 - Production I.G

キャスト

脚注編集

[ヘルプ]

注釈編集

  1. ^ Twitterでは、樹林伸名義となっている。
  2. ^ 正確には後に赤樹宗一郎も知っていたことが明かされる
  3. ^ トオル自身はこのようなヤンキー紛いの行為は禁止していた。
  4. ^ 原題では1行(10文字)にまとめられないため。

出典編集

  1. ^ 『宇宙船YEAR BOOK 2000』朝日ソノラマ宇宙船別冊〉、2000年4月20日、82頁。雑誌コード:01844-04。

外部リンク編集