田口トモロヲ

日本の俳優

田口 トモロヲ(たぐち トモロヲ、1957年11月30日 - )は、日本俳優ナレーター、ミュージシャン、映画監督、元成人漫画家。本名は田口 智朗(たぐち ともお)。パンクファンクバンドばちかぶりのボーカリストとしても活動。

たぐち トモロヲ
田口 トモロヲ
本名 田口 智朗(たぐち ともお)
別名義 田口 智朗(旧芸名)
映☆画次郎(ペンネーム)
生年月日 (1957-11-30) 1957年11月30日(62歳)
出生地 日本の旗日本東京都武蔵野市
身長 165cm
血液型 O型
職業 俳優ナレーター
ジャンル 舞台テレビドラマ映画音楽
活動期間 1978年 -
配偶者 あり(2009年 ‐ )
事務所 マッシュ
公式サイト 田口トモロヲ ★ MASH
主な作品
テレビドラマ
植物男子ベランダー』シリーズ
バイプレイヤーズ』シリーズ
映画
鉄男
探偵はBARにいる』シリーズ
うなぎ
富江
GANTZ』シリーズ
ナレーション
プロジェクトX〜挑戦者たち〜
ドクターX〜外科医・大門未知子〜
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所属事務所マッシュ。2000年代前半に放送されたNHKのドキュメンタリー番組『プロジェクトX』のナレーションも担当していた。

人物編集

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東京都武蔵野市出身、獨協大学経済学部中退(4年間一度も進級しなかった[注釈 1])。在学中からアングラ演劇自主映画自販機本などに係わる。1970年代末『劇画アリス』(アリス出版)で漫画家デビュー。1978年、劇団「発見の会」入団。1982年には『俗物図鑑』で映画デビュー。1985年に演劇集団「劇団健康」を結成し、第3回公演「カイカイデー」まで参加していた。

その傍ら、エロ劇画家ライターイラストレーターなどで生計を立てていた(名義は本名の「田口智朗」の他「たぐちともろを」など)。漫画家としては自販機本やエロ劇画誌で活動し、1979年11月にはアリス出版から『増刊劇画アリス 田口智朗の世界』が刊行され[1]1981年には唯一の単行本『ノーパン・パニック』(サン出版)を刊行した。三流劇画ブームが去った後も、青林堂の『月刊漫画ガロ』1986年8月号に「熱海の夜」が入選し、1993年7月号掲載の「爆裂肉ちまき」まで断続的に活動を続けていた。現在でも「初期エロ劇画家時代の彼にも眼を見張るものがあった」という意見は多く、担当編集者の米沢嘉博は「ジョニー・ロットンコリン・ウィルスン三上寛などが引用され、当時のパンクロック的ムードがあふれている。石井隆の影響下にある絵柄はおくにしても、絵の描き込みより、ドラマツルギーバイオレンスやSEXの疾走をエネルギッシュに物語ろうとする描き手だった。背景への写真コピーの使用や、一ページ一コマの大画面など、無頓着とも見える画面が、しかしそれなりの効果をあげ、ドラマを読んでいる」と評している[1]。また前出の単行本も古書に高値が付いているが、本人は「技術がないのが自分でもわかってしまって、飽きてやめた」と語っている。

1983年代々木公園で見たじゃがたらのライブに影響され、パンクバンド「ガガーリン」を結成後、伝説的自販機本HEAVEN』主催のアンダーグラウンド・ロック集会「天国注射の昼」にも出演していたそうだが、植木等の映画の曲を演奏したため、版権の関係でライブビデオには収録されていない。その後、1984年ばちかぶりを結成(ナゴムレコード所属)。

俳優としては、以前より数々のピンク映画アダルトビデオに出演していたが、1989年12月31日に放映された実話ドラマ『シャボン玉の消えた日』(日本テレビ)で、自らも尊敬する植木等役を演じたのを皮切りに、同時期に主演した塚本晋也監督[注釈 2]の劇場映画『鉄男』が話題を集めて世間から注目され出し、カルト映画出演俳優として知られるようになる。三池崇史監督映画にも頻繁に出演。2003年映画監督業へ挑戦、『アイデン&ティティ』を撮影する。

1994年ハリウッド俳優のチャールズ・ブロンソンの男気に憧れるあまり、漫画家のみうらじゅんとユニット「ブロンソンズ」を結成。またブロンソンの影響でか「仕事は選ばず手を抜かず」を信条としており、その役作りにおいては圧倒的なこだわりを見せる。自らプロレスラーを演じた映画『MASK DE 41』では監督から「20kgデカくなってほしい」との要望を受け、クランクイン前の約1年間をかけてアニマル浜口のジムとFMWの道場で過酷なトレーニングを積み肉体改造に成功。さらにハヤブサとのスパーリング特訓で、試合シーンも吹き替え無しで演じきった。

2000年3月28日から2005年12月28日に放送のNHK総合テレビ『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』では独特の穏やかな口調のナレーションで人気を集め[注釈 3]、放送終了後も『プロジェクトX』をモチーフとするバラエティ番組のコーナーでナレーションをすることがある。

仮面ライダー THE NEXT』ではショッカーの怪人シザーズジャガーを演じ、アドリブを入れすぎて監督の田﨑竜太に制止されたという。また、同作では「眼鏡をかけたまま仮面を被る」という前代未聞の変身を、ことさら強調せず自然に演じた。本人は「仮面は眼鏡のことを考えて作られていないので被りにくかったが、シザーズジャガーの使命としてやり遂げた」「今後も機会があれば、帽子を被ったままの変身など、いろいろやってみたい」と語っている。[要出典]

ばちかぶり」時代のライブパフォーマンスでライブスタート時に炊飯器でご飯を炊き、ライブ中に炊き上がったご飯の入った炊飯器の中に脱糞したパフォーマンスは今や伝説となっている [注釈 4]なお、根が真面目な性格なため、前日から下剤を飲むなどして腸の調子を調整していた。[要出典]

2009年3月、イラストレーター安斎肇が率いる5人組パンクバンド、「LASTORDERZ」にボーカルとして正式加入した。

監督作品編集

主な出演作品編集

映画編集

1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代

Vシネマ編集

  • ザ・ギニーピッグ2 ノートルダムのアンドロイド(1988年、ジャパンホームビデオ
  • 岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説シリーズ(2001年 - 2007年、セディックインターナショナル) - 倉本 役
    • 岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE-2 ロシアより愛をこめて(2001年)
    • 岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE-FINAL スタンド・バイ・ミー(2002年)
    • 岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 番長足球(2003年)
    • 岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 妖怪地獄(2003年)
    • 岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 マレーの虎(2005年)
    • 岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 女番哀歌 スケバンエレジィ(2007年)
    • 岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 中華街のロミオとジュリエット(2007年)
  • 死神の刃(2010年) - 国松組若頭 ワタセ
  • 任侠沈没(2011年) - 主演・赤竜組若頭 大紋寺龍伍 役
  • ライン the line(2013年)
  • 半端(2018年、オールインエンタテインメント)全2作 - 主演・山城組若頭補佐 佐伯組組長 佐伯博司 役
    • 半端(2018年2月)
    • 半端 完結編(2018年4月)

テレビドラマ編集

Webドラマ編集

テレビ編集

ラジオ編集

劇場アニメ編集

ドラマCD編集

ナレーター編集

CM編集

ミュージック・ビデオ編集

舞台編集

音楽編集

ばちかぶりも参照。

書籍編集

漫画

  • 増刊劇画アリス 田口智朗の世界(アリス出版
    • 自販機本のため発行年月日記載なし。沖縄で起こった事件を元にした描き下ろし50ページ長編「行け!帰ることなく」のほか、朝鮮人問題を扱った「殺しが静かにやってくる」、埼玉の連続暴行グループを描く「暴行魔、走る!!」、ライフル銀行強盗事件を元にした「勝手にしゃ〜がれ」、男女の道行を描いた「新男女読本」など実話を元にしたバイオレンス作品が多数収録されている[1]
  • ノーパン・パニック(サン出版
    • ※「田口智朗」名義。1981年に刊行された唯一の漫画単行本。そのため、単行本未収録作品も多い。

著書

  • ブロンソンならこう言うね(ちくま文庫)※「ブロンソンズ」(田口トモロヲ+みうらじゅん)名義
    • ※『ブロンソンならこう言うね〜マニア・カルト一生相談〜』(ごま書房)の文庫版。

脚注編集

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注釈
  1. ^ 在学当時の学部規則による。ちなみに現在の同学部では、2年次から3年次への進級に取得単位による進級判定と卒業見込時の卒業判定が生じるのみで、入学から2年間の在籍中は表向き進級しないということはない(ちなみに休学期間を除くのべ8年在籍で自動除籍となる)。
  2. ^ 塚本監督にとってもメジャーデビュー作品である。
  3. ^ 『プロジェクトX』全盛期、映画の撮影中たまたま横を通った同番組のファンから、「あんたねー、こんな下らない仕事なんかしないでナレーションに集中しなさいよ」とお説教を延々と受けた、とインタビューで語っている。[要出典]
  4. ^ ライブを予定している会場側から「君は本番中ステージでゲロを吐くと聞いたけど、ゲロを吐くのは絶対に止めてくれ」と言われたことを表現弾圧と感じ、「ああ、いいともゲロ以外でやってやる」との思いで行為に至ったという。田口の会場側のクレームに対するささやかな反抗だったらしい[2]
出典
  1. ^ a b c 米沢嘉博『戦後エロマンガ史』青林工藝舎 2010年4月 233頁「第30章/三流劇画ブーム・ムーブメント!?(その2)」
  2. ^ ばちかぶり”. 2016年10月10日閲覧。
  3. ^ 中村獅童、笑撃のビジュアル公開!宮藤官九郎の地獄ファンタジーで怪演”. シネマトゥデイ (2015年12月2日). 2015年12月2日閲覧。
  4. ^ 亀梨和也主演『PとJK』キャスト発表 高杉真宙、玉城ティナらが共演”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME (2016年7月9日). 2016年7月9日閲覧。
  5. ^ “「ねこあつめの家」特報解禁、追加キャストに田口トモロヲ、木村多江、大久保佳代子”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年1月12日). http://natalie.mu/eiga/news/216537 2017年1月12日閲覧。 
  6. ^ “麻生久美子×みうらじゅん×田口トモロヲ×宮藤官九郎 峯田和伸「いちごの唄」にカメオ出演”. 映画.com. (2019年6月21日). https://eiga.com/news/20190621/3/ 2019年6月21日閲覧。 
  7. ^ “豊川悦司が“許されぬ恋”に落ちる! 相手は鈴木京香”. ウォーカープラス. (2015年10月24日). http://news.walkerplus.com/article/66871/ 2015年10月25日閲覧。 
  8. ^ “又吉直樹&浅香航大が大島美幸×安藤なつ主演作に出演”. Smartザテレビジョン. (2016年10月1日). http://thetv.jp/news_detail/88400/ 2016年10月4日閲覧。 
  9. ^ “名脇役6人がシェアハウスで暮らしたら~テレ東の深夜ドラマで夢の共演”. ORICON STYLE. (2016年11月30日). http://www.oricon.co.jp/news/2082254/full/ 2016年11月30日閲覧。 
  10. ^ ピース又吉原作ドラマ「火花」に染谷将太、小林薫、田口トモロヲ、山本彩が出演”. 映画ナタリー (2015年12月22日). 2015年12月22日閲覧。
  11. ^ キャスト&スタッフ”. 映画『バイオレンス・ボイジャー』公式サイト. 2019年3月27日閲覧。

外部リンク編集